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JP2009249810A - 折板屋根の屋根上構造物取付け金具 - Google Patents

折板屋根の屋根上構造物取付け金具 Download PDF

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JP2009249810A JP2008094850A JP2008094850A JP2009249810A JP 2009249810 A JP2009249810 A JP 2009249810A JP 2008094850 A JP2008094850 A JP 2008094850A JP 2008094850 A JP2008094850 A JP 2008094850A JP 2009249810 A JP2009249810 A JP 2009249810A
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茂郎 笹本
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Abstract

【課題】折板屋根の突条部を幅方向から締め付けることなく固定化でき、突条部に対する固定強度を十分に確保できる屋根上構造物取付け金具を提供する。
【解決手段】帯板14の一方端部に設けた屈曲片15を吊子5の下部に位置させ、前記帯板14が溝板2の上面とキャップ6の下縁間の隙間から突条部7の外部に突出するように折板屋根の突条部7の両側に配置される一対の下金物12と、突条部7のキャップ6に対して上から被せた状態でその両端部を両側下金物12の帯板14上に臨ませる上金物13と、前記両側下金物12の帯板14と上金物13の両端部を結合するボルト16、ナット19からなり、このボルト16、ナット19の締付けにより、前記上金物13でキャップ6を吊子5に押圧して固定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、折板屋根の屋根上に各種構造物を取付けるために用いる取付け金具に関する。
一般的な折板屋根は、屋根下地上に金属板を折り曲げた溝板を並べ、隣接する溝板の側縁を吊子で結合し、この結合部分をキャップで覆って突条部を形成した構造になっており、この突条部は、防水を目的として各種断面形状が採用されているが、その何れも、隣接する溝板の側縁を吊子で結合し、この結合部分をキャップで覆った構造になっている。
このような折板屋根の上にソーラーや落雪防止材等の各種構造物を取付ける場合、突条部を利用した取付け金具の採用が必要になる。
従来の取付け金具は、金具本体に突条部のキャップに上から被せることのできる形状の切欠部を下面で開放するように設け、この切欠部の一方側縁にキャップの一方側面に形成された溝に対する係合突片を設け、前記金具本体における切欠部の他方側縁側の位置に枢止した揺動部材に、キャップの他方側面に形成された溝に対する係合突片を設け、前記金具本体に揺動部材を押圧するためのねじ部材を螺装した構造になっている(例えば、特許文献1参照)。
この取付け金具を突条部に固定するには、金具本体をその切欠部が突条部のキャップに外嵌するように上から被せ、ねじ部材をねじ込んで揺動部材を押圧することで、突条部を幅方向から締め付け、切欠部の係合突片と揺動部材の係合突片をキャップの両側面に形成された溝に係合させることにより、突条部に対して金具本体を抜止状に固定し、この金具本体の上に屋根上構造物を取付けるものである。
特開2004−124583号公報
ところで、上記のような取付け金具は、突条部を幅方向から締め付ける構造になっているので、ねじ部材のねじ込み力が強いと、薄手の金属板で形成されているキャップの側面や溝板の側縁に設けた立ち上がりハゼ折部に、内側への変形を生じさせる場合が有り、このため、突条部に対する取付け金具の固定強度が十分に確保できないという問題がある。
また、キャップの側面や溝板の側縁に設けた立ち上がりハゼ折部に変形が生じると、キャップと溝板の重なり部分の防水性を低下させることになる。
そこでこの発明の課題は、折板屋根の突条部を幅方向から締め付けることなく固定化でき、突条部に対する固定強度を十分に確保できると共に、キャップと吊子や溝板の立ち上がりハゼ折部等を上下から重なり状に締め付けることで、突条部の防水性を向上させることができる折板屋根の屋根上構造物取付け金具を提供することにある。
上記のような課題を解決するために、請求項1の発明は、隣接する溝板の側縁に設けたハゼ折部間に吊子を配置し、隣接する溝板のハゼ折部間を上から被せて吊子に係止したキャップで覆い、隣接する溝板間に突条部を形成した折板屋根の前記突条部に固定する屋根上構造物取付け金具であって、帯板の一方端部に設けた屈曲片を吊子の下部でハゼ折部に当接するよう位置させ、前記帯板が溝板の上面とキャップの下縁間の隙間からキャップの外部に突出するように前記突条部の両側に配置される一対の下金物と、前記キャップに対して上から被せた状態でその両端部を両側下金物の帯板上に臨ませる上金物と、前記両側下金物の帯板と上金物の両端部を結合する締結具とからなり、この締結具の締付けにより、前記上金物でキャップを吊子に押圧するようになっている構成を採用したのである。
請求項2の発明は、上記溝板のハゼ折部は、上端が下向きの溝形部となる立上がり状に形成され、上記下金物は屈曲片をハゼ折部の溝形部内に嵌め合わせた状態で突条部の両側に配置するようになっている構造としたものである。
ここで、上記溝板は、薄い金属板を折り曲げ加工して形成され、その両側縁にハゼ折部が立上がり状に設けられ、隣接する溝板は、屋根下地や母屋の上に固定したタイトフレーム上に側部を載置し、タイトフレーム上に立上がる両側のハゼ折部上に吊子を被せ、タイトフレームと吊子をボルト、ナットで結合し、両側溝板の側部をタイトフレームに固定すると共に、吊子の上からキャップを被せてこの吊子に係止することで突条部が形成される。
上記取付け金具における下金物は、屈曲片をハゼ折部内に収めることで、帯板を溝板の上面とキャップの下縁間の隙間からキャップの外部に突出させ、キャップに上から被せた上金物の両端部を下金物とボルト、ナットで結合することにより、屈曲片の上端と上金物で吊子とキャップ及びハゼ折部の上端溝形部を押圧して締め付け、これによって、上金物でキャップを吊子に押圧し、突条部に取付け金具を固定化すると共に、上金物の上面に突設したねじ軸を用いて、上金物の上に各種構造物を取付ける。
また、請求項3の発明は、隣接する溝板の側縁に設けたハゼ折部を吊子で結合し、隣接する溝板のハゼ折部間をキャップで覆い、隣接する溝板間に突条部を形成した折板屋根の前記ハゼ折部に固定する屋根上構造物取付け金具であって、帯板の一方端部に設けた屈曲片をハゼ折部の外面から吊子にビスで固定し、前記帯板が溝板の上面とキャップの下縁間の隙間からキャップの外部に突出するように前記突条部の両側に配置される一対の下金物と、前記キャップに対して上から被せた状態でその両端部を両側下金物の帯板上に臨ませる上金物と、前記両側下金物の帯板と上金物の両端部を結合する締結具とからなり、この締結具の締付けにより、前記上金物でキャップを吊子に押圧するようになっている構成を採用したのである。
上記吊子は、屋根下地や母屋上に固定配置され、角筒状となる本体の両側上縁に係合片を外側へ折り返し状に設けて形成され、溝板の側縁に立ち上がり状となるよう設けたハゼ折部の上縁を、前記係合片に係止することによって、溝板は吊子を挟む両側に配置され、両溝板のハゼ折部間に上部から被せたキャップの両側をハゼ折部に係合させることによって取付け、これによって突条部が形成される。
上記下金物は、屈曲片を溝板のハゼ折部の外面に重ね、屈曲片からハゼ折部を貫通させたタッピングビスを吊子にねじ込むことによって固定し、前記キャップに対して上から被せた上金物の両端部を両側下金物の帯板上にボルト、ナットで結合することにより、屈曲片と上金物で吊子とキャップを押圧して締め付け、これによって、上金物でキャップを吊子に押圧し、突条部に取付け金具を固定化すると共に、上金物の上面に突設したねじ軸を用いて、上金物の上に各種構造物を取付ける。
この発明によると、取付け金具が、折板屋根の突条部における両側で、溝板とキャップの間から突条部の外部に突出させる一対の下金物と、キャップに対して上から被せる上金物とからなり、締結具で下金物と上金物を結合して締付け、上金物でキャップを吊子に押圧するようにしたので、吊子とキャップを押圧する部分によって折板屋根の突条部に対して取付け金具を強固に固定化することができ、しかも、折板屋根の突条部を幅方向から締め付けることなく固定化でき、突条部を幅方向から変形させることによる防水性の低下発生を防ぐことができる。
また、キャップと吊子を上下から重なり状に締め付けることで、突条部に対する下金物と上金物の固定強度を十分に確保でき、屋根上に重量物や大きな各種構造物の取付けが可能になると共に、突条部の防水性を向上させることができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1と図2は、折板屋根の第1の例を示し、屋根の下地や母屋a上で傾斜方向の上下に所定の間隔で固定配置するタイトフレーム1と、このタイトフレーム1の上に両側から側部を載置して屋根の傾斜方向に沿わせる長尺の溝板2と、隣接する溝板2間にはめ込むことでタイトフレーム1上に載置する長尺で溝形断面の金属タルキ3と、タイトフレーム1の直上部分で、前記金属タルキ3上から両側溝板2の側部上に被せて配置し、タイトフレーム1にボルト4a、ナット4bで結合する短尺の吊子5と、この吊子5上から両側溝板2の側部上に被せて配置する長尺のキャップ6とを用い、隣接する溝板2間に、溝板2の接続と接続部分の防水のための突条部7を形成した構造になっている。
上記タイトフレーム1は、金属板を上面が平坦な山形に折り曲げ、上面の中央にボルト4aを立設すると共に、両側下端部を屋根下地や母屋a上に締結具で固定する構造になっている。
上記溝板2は、薄くて幅のある帯状の金属板を用い、その両側に、外側斜め上方への屈曲部2aと、この屈曲部2aの上端から連なって外方に屈曲する水平部2bと、この水平部2bの端部から垂直に立ち上がり、上端が下向きの溝形部になるよう折れ曲がるハゼ折部2cを備えた溝形の断面形状に折り曲げ加工され、隣接する溝板2は、タイトフレーム1の上に水平部2bを載置し、タイトフレーム1の上に配置した金属タルキ3の側面にハゼ折部2cの外面を当接させた配置とする。
上記金属タルキ3は、両側上端に水平の張り出し部3aが設けられ、ハゼ折部2cはタイトフレーム1の上面と張り出し部3aの間に丁度納まる高さに設定され、上記吊子5は、金属タルキ3内に納まるコ字状部の両側上端に、外方に張り出して先端が下向きに屈曲する係合片5aを設けた断面形状を有し、ボルト4aに対するナット4bの締付けにより、ハゼ折部2cをタイトフレーム1上に固定するようになっている。
上記キャップ6は、吊子5の上から被せることができる略下向きコ字状で、下部両側の内面に吊子5の係合片5aに対する係合折り曲げ部6aを設けた断面形状を有し、隣接する溝板2の側部間を覆って突条部7の防水性を確保している。
上記のような突条部7を有する折板屋根の上に、ソーラーや落雪防止材等の各種屋根上構造物を取付けるための取付け金具11は、図3のように、突条部7におけるキャップ6の下部両側に配置する一対の下金物12と、キャップ6上に被せるように配置する上金物13との組合わせからなり、前記下金物12は、帯板14の一方端部に上向きの屈曲片15を設け、帯板14の端部上面に締結具の一方であるボルト16を立設して形成され、前記屈曲片15を溝板2のハゼ折部2c内に収め、前記帯板14が溝板2の水平部2bの上面とキャップ6の下縁間の隙間から突条部7の外部に突出するように配置される。
また、上金物13は、下金物12と同様の帯状金属板を用い、キャップ6に対して上から被せることができる形状で両端が水平状となる形状に折り曲げ形成され、上面中央に屋根上構造物を取付けるためのボルト17を立設すると共に、その両端部に下金物12のボルト16に対する挿通孔18を設けて形成されている。
なお、上金物13は、キャップ6に被せた状態で、キャップ6の上面から両側面に外接する形状に形成され、キャップ6の幅方向外側への広がり発生を防止する形状になっている。
上記した取付け金具11を、折板屋根の突条部7におけるタイトフレーム1の直上位置に後付けで取付けるには、組み立てられた突条部7においてキャップ6を外し、溝板2の水平部2bと吊子5の下縁に生じている隙間から下金物12の屈曲片15を差込み、下金物12の姿勢を帯板14が水平になるようにして押し込むことで、屈曲片15をハゼ折部2c内に収めて押し込み、このようにして、タイトフレーム1の直上位置で両側に下金物12を配置する。なお、突条部7に対する取付け金具11の取付け位置は、荷重支持の観点からタイトフレーム1の上部が好ましいが、図1に示すように、突条部7に対して取付け金具11を、タイトフレーム1から離れた位置に固定するようにしてもよい。
図1に示すように、取付け金具11をタイトフレーム1から離れて吊子5が存在しない位置に固定する場合、下金物12の屈曲片15の上端で支持されてハゼ折部2cの上面とキャップ6が直接重なり、キャップ6は、上金物13でハゼ折部2cに向けて押し下げられることで、タイトフレーム1の部分においては結果的に吊子5上に押し下げられることになる。
上記下金物12は、屈曲片15がハゼ折部2c内に係合し、帯板14が溝板2上に突出する配置となり、この状態で吊子5上にキャップ6を被せて押し込み、吊子5の係合片5aにキャップ6の係合折り曲げ部6aを係合させることでキャップ6を固定し、次に、上金物13を下金物12の直上位置でキャップ6の上に臨ませ、このキャップ6に対して上から被せた状態でその両端部の挿通孔18を両側下金物12のボルト16に挿入し、ボルト16に締結具の他方であるナット19をねじ込んで締付けると、図2のように、前記屈曲片15の上端と上金物13で、ハゼ折部2cの上面と金属タルキ3の張り出し部3a、吊子5の上部、キャップ6の各重なり部分を上下から挟むように押圧して固定化することになる。
上記のようにして、突条部7に取付け金具11を固定した状態で、上金物13の上にソーラーのベース部材bとなるチャンネル材やアングル材、落雪防止材等を屋根の傾斜と直交する配置で載置し、これを上金物13に立設したボルト17とこれに螺合したナット20で固定すれば、折板屋根上に屋根上構造物を取付けることができる。
上記取付け金具11は、折板屋根の突条部7に固定した状態で、屈曲片15の上端と上金物13が、ハゼ折部2cの上面と金属タルキ3の張り出し部3a、吊子5の上部、キャップ6の重なり部分を上下から押圧して固定化し、上金物13でキャップ6を吊子5に押圧しているので、突条部7を幅方向から締め付けることなく取付け金具11を固定化でき、突条部7に対する取付け金具11の固定強度に優れ、屋根上に重量物や大きな各種構造物の取付けが可能になると共に、突条部7の防水性を向上させることができる。
図4は、折板屋根の第2の例を示し、屋根の下地や母屋a上で傾斜方向の上下に所定の間隔で固定配置する吊子21と、この吊子21の両側に側部を係止して屋根の傾斜方向に沿わせる長尺の溝板22と、隣接する溝板22間にはめ込むことで被せて配置する長尺のキャップ23とを用い、隣接する溝板22間に、溝板22の接続と接続部分の防水のための突条部24を形成した構造になっている。
上記吊子21は、角筒状となる本体25の両側上縁に係合片26を外側へ折り返し状に設けて形成され、屋根下地や母屋a上に固定配置されると共に、上記溝板22は、屋根下地や母屋a上に吊子21を挟むよう両側に配置され、その側縁に立ち上がり状となるよう設けたハゼ折部27の上端縁を、前記係合片26に係止するようになっている。
上記キャップ23は、両溝板22のハゼ折部27間にわたって上部から被せることのできる断面形状に形成され、両側の途中に設けた係止片28を係合片26に係合させることによって固定され、これによって折板屋根の突条部24が形成される。
上記のような突条部24を有する折板屋根の上に、ソーラーや落雪防止材等の各種屋根上構造物を取付けるための取付け金具は、上述した第1の例の折板屋根に用いたものと同様の構造を有している。従って、第1の例の折板屋根における取付け金具11と同一部分に統一符号を付して説明する。
即ち、取付け金具11は、一対の下金物12とキャップ23に対して上から被せた状態でその両端部を両側下金物12の帯板14上に臨ませ、前記両側下金物12の帯板14と結合する上金物13とからなり、図3に一点鎖線で示したように、両側下金物12の屈曲片15にビス孔29が穿設されている。
上記の取付け金具11を折板屋根の突条部24に後付けで取付けるには、組み立てられた突条部24においてキャップ23を外し、吊子21を挟む両側ハゼ折部27の外面位置に下金物12を臨ませ、屈曲片15を吊子21の下寄り位置に対応させてハゼ折部27に当接させ、この状態でビス孔29からハゼ折部27と吊子21に向けてタッピングビス30をねじ込み、ハゼ折部27を挟んで吊子21に下金物12を固定する。
次に、両側ハゼ折部27間の上にキャップ23を上から被せて押し込み、両側の途中に設けた係止片28を係合片26に係合させることによって取付けると、下金物12は、帯板14がキャップ23の下縁と溝板22間の隙間から突条部24の外部に突出した状態となる。
この後、上金物13を下金物12の直上位置でキャップ23の上に臨ませ、このキャップ23に対して上から被せた状態でその両端部の挿通孔18を両側下金物12のボルト16に挿入し、ボルト16に締結具の他方であるナット19をねじ込んで締付けると、図4で示したように、前記下金物12と上金物13で、吊子21の上部にキャップ23を重なり状に押圧して固定化することになる。
上記のようにして、突条部24に取付け金具11を固定した状態で、上金物13の上にソーラーのベース部材bとなるチャンネル材やアングル材、落雪防止材等を屋根の傾斜と直交する配置で載置し、上金物13に立設したボルト17とこれに螺合したナット20を用いてベース部材bや落雪防止材等を固定すれば、折板屋根上に屋根上構造物を取付けることができる。
上記取付け金具11は、突条部24に固定した状態で、下金物12を吊子21にタッピングビス30で固定し、上金物13がキャップ23を押圧して吊子21に固定化しているので、突条部24を幅方向から締め付けることなく固定化でき、突条部24に対する取付け金具11の固定強度に優れ、屋根上に重量物や大きな各種構造物の取付けが可能になると共に、突条部24の防水性を向上させることができる。
上記した第1及び第2の例の折板屋根において、突条部7に固定した取付け金具11を用い、折板屋根上にソーラーのような屋根上構造物を取付けた場合、溝板2の上面溝形部の形状と屋根上構造物の下面との間に溝形空間が形成され、この溝形空間に風が吹き込んだ場合に屋根上構造物が煽られることになり、これを防ぐため、溝板2の上面溝形部を煽り防止機構31で閉鎖するようにすることができる。
図5(a)乃至(c)に示すように、煽り防止機構31は、隣接する両側突条部7に固定した取付け金具11間に架設する横桟32と、この横桟32に固定する閉鎖板(鼻隠し板)33とからなり、帯板を用いた横桟32は、両端に設けたボルト孔32aを取付け金具11のボルト16に挿通し、ボルト16に螺合したナット19で固定することにより取付け金具11間に架設し、この横桟32に垂直の取付け板34が固定されている。
上記閉鎖板33は、溝板2の上面溝形部の断面形状に適合する形状に形成され、横桟32に垂直の取付け板34に重ねてビス止め等の手段で固定することにより、溝板2の上面溝形部の断面形状を閉鎖し、溝板2の上面溝形部に流れ込む風を遮断することにより、折板屋根上に固定した屋根上構造物が風で煽られるのを防ぐことができる。
第1の例の折板屋根における突条部とこれに固定する取付け金具の構造を、突条部に対して取付け金具をタイトフレームから離れた位置に固定した状態を示す斜視図 第1の例の折板屋根における突条部とこれに固定した取付け金具の構造を示す縦断正面図 取付け金具の分解斜視図 第2の例の折板屋根における突条部とこれに固定した取付け金具の構造を示す縦断正面図 (a)は第1及び第2の例の折板屋根において、取付け金具を利用して折板屋根に屋根上構造物の煽り防止機構を取付けた状態を示す縦断正面図、(b)は煽り防止機構の分解斜視図、(c)は煽り防止機構の拡大した縦断側面図
符号の説明
1 タイトフレーム
2 溝板
3 金属タルキ
4a ボルト
4b ナット
5 吊子
6 キャップ
7 突条部
11 取付け金具
12 下金物
13 上金物
14 帯板
15 屈曲片
16 ボルト
17 ボルト
18 挿通孔
19 ナット
20 ナット
21 吊子
22 溝板
23 キャップ
24 突条部
25 本体
26 係合片
27 ハゼ折部
28 係止片
29 ビス孔
30 タッピングビス
31 煽り防止機構
32 横桟
33 閉鎖板
34 取付け板

Claims (3)

  1. 隣接する溝板の側縁に設けたハゼ折部間に吊子を配置し、隣接する溝板のハゼ折部間を上から被せて吊子に係止したキャップで覆い、隣接する溝板間に突条部を形成した折板屋根の前記突条部に固定する屋根上構造物取付け金具であって、帯板の一方端部に設けた屈曲片を吊子の下部でハゼ折部に当接するよう位置させ、前記帯板が溝板の上面とキャップの下縁間の隙間からキャップの外部に突出するように前記突条部の両側に配置される一対の下金物と、前記キャップに対して上から被せた状態でその両端部を両側下金物の帯板上に臨ませる上金物と、前記両側下金物の帯板と上金物の両端部を結合する締結具とからなり、この締結具の締付けにより、前記上金物でキャップを吊子に押圧するようになっている折板屋根の屋根上構造物取付け金具。
  2. 上記溝板のハゼ折部は、上端が下向きの溝形部となる立上がり状に形成され、上記下金物は屈曲片をハゼ折部の溝形部内に嵌め合わせた状態で突条部の両側に配置するようになっている請求項1に記載の折板屋根の屋根上構造物取付け金具。
  3. 隣接する溝板の側縁に設けたハゼ折部を吊子で結合し、隣接する溝板のハゼ折部間をキャップで覆い、隣接する溝板間に突条部を形成した折板屋根の前記ハゼ折部に固定する屋根上構造物取付け金具であって、帯板の一方端部に設けた屈曲片をハゼ折部の外面から吊子にビスで固定し、前記帯板が溝板の上面とキャップの下縁間の隙間からキャップの外部に突出するように前記突条部の両側に配置される一対の下金物と、前記キャップに対して上から被せた状態でその両端部を両側下金物の帯板上に臨ませる上金物と、前記両側下金物の帯板と上金物の両端部を結合する締結具とからなり、この締結具の締付けにより、前記上金物でキャップを吊子に押圧するようになっている折板屋根の屋根上構造物取付け金具。
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