JPS6126845B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6126845B2 JPS6126845B2 JP54138044A JP13804479A JPS6126845B2 JP S6126845 B2 JPS6126845 B2 JP S6126845B2 JP 54138044 A JP54138044 A JP 54138044A JP 13804479 A JP13804479 A JP 13804479A JP S6126845 B2 JPS6126845 B2 JP S6126845B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- transistor
- circuit
- amplifier
- power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F1/00—Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
- H03F1/30—Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters
- H03F1/305—Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters in case of switching on or off of a power supply
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Amplifiers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電源投入時に負荷となるスピーカか
ら不快なシヨツク音が発生するのを防止する為の
トランジスタ増幅器におけるシヨツク音防止回路
に係り、特にIC(集積回路)化されたトランジ
スタ増幅器に利用して効果のあるシヨツク音防止
回路を提供せんとするものである。
ら不快なシヨツク音が発生するのを防止する為の
トランジスタ増幅器におけるシヨツク音防止回路
に係り、特にIC(集積回路)化されたトランジ
スタ増幅器に利用して効果のあるシヨツク音防止
回路を提供せんとするものである。
出力端がコンデンサを介して負荷に接続された
SEPP(シングルエツドプツシユプル)増幅回路
においては、電源投入時に前記出力端の電圧が零
から安定値(+1/2Vcc)に急激に立上る為にシ
ヨツク音を発生する。その為、従来から前記シヨ
ツク音の発生を防止する為の様々な回路が提案さ
れている。例えば、第1図は電源ラインにリツプ
ルフイルタ用のトランジスタ1を挿入し、該リツ
プルフイルタを介して遅延された電源電圧が正側
ドライバトランジスタ2のベースに印加される様
にして、シヨツク音の発生を防止せんとするもの
である。第1図の回路において、電源スイツチ3
が投入されると、リツプルフイルタ用のトランジ
スタ1のベース電圧は、抵抗4とコンデンサ5と
で決まる時定数で上昇し、第2図Aの如くなる。
又、前記トランジスタ1のエミツタ電圧も第2図
Bに示す如く、ベース電圧よりもVBE(トランジ
スタのベース・エミツタ間電圧)だけ低い値で
徐々に上昇する。従つて、増幅器の出力端Cの電
圧は、第2図Cの如く、前記トランジスタ1のエ
ミツタ電圧に応じて徐々に上昇し、前段の差動増
幅回路6がバランスする時刻t1で安定状態となり
シヨツク音の発生が防止されるものである。しか
して、第1図の回路は、安定化する迄の時間が、
リツプルフイルタの抵抗4とコンデンサ5によつ
て定まる時定数に従うので、誤動作せず立上り方
のバラツキが少ないという利点を有する。又、増
幅器の出力端Cの電圧が、電源投入直後から上昇
し始めるので、NF(ネガテイブフイードバツ
ク)経路を通してNFコンデンサ7のチヤージも
電源投入直後から開始され、その結果スターテイ
ングタイムが速いという利点が得られる。しかし
ながら、第1図の回路は、格別にリツプルフイル
タを設けなければならず、回路の複雑化及びIC
化したときの外付部品の増加を招く、最大ドライ
ブ時の損失電圧が、抵抗4による電圧降下とトラ
ンジスタ1のVBEとにより増加し、電源利用率が
低下する。前記電源利用率の低下を防止する為、
前記抵抗4の値を小とすると、リツプルフイルタ
効果が減少し、ハム音が発生しやすくなる、等の
欠点を有し、完全なものではない。
SEPP(シングルエツドプツシユプル)増幅回路
においては、電源投入時に前記出力端の電圧が零
から安定値(+1/2Vcc)に急激に立上る為にシ
ヨツク音を発生する。その為、従来から前記シヨ
ツク音の発生を防止する為の様々な回路が提案さ
れている。例えば、第1図は電源ラインにリツプ
ルフイルタ用のトランジスタ1を挿入し、該リツ
プルフイルタを介して遅延された電源電圧が正側
ドライバトランジスタ2のベースに印加される様
にして、シヨツク音の発生を防止せんとするもの
である。第1図の回路において、電源スイツチ3
が投入されると、リツプルフイルタ用のトランジ
スタ1のベース電圧は、抵抗4とコンデンサ5と
で決まる時定数で上昇し、第2図Aの如くなる。
又、前記トランジスタ1のエミツタ電圧も第2図
Bに示す如く、ベース電圧よりもVBE(トランジ
スタのベース・エミツタ間電圧)だけ低い値で
徐々に上昇する。従つて、増幅器の出力端Cの電
圧は、第2図Cの如く、前記トランジスタ1のエ
ミツタ電圧に応じて徐々に上昇し、前段の差動増
幅回路6がバランスする時刻t1で安定状態となり
シヨツク音の発生が防止されるものである。しか
して、第1図の回路は、安定化する迄の時間が、
リツプルフイルタの抵抗4とコンデンサ5によつ
て定まる時定数に従うので、誤動作せず立上り方
のバラツキが少ないという利点を有する。又、増
幅器の出力端Cの電圧が、電源投入直後から上昇
し始めるので、NF(ネガテイブフイードバツ
ク)経路を通してNFコンデンサ7のチヤージも
電源投入直後から開始され、その結果スターテイ
ングタイムが速いという利点が得られる。しかし
ながら、第1図の回路は、格別にリツプルフイル
タを設けなければならず、回路の複雑化及びIC
化したときの外付部品の増加を招く、最大ドライ
ブ時の損失電圧が、抵抗4による電圧降下とトラ
ンジスタ1のVBEとにより増加し、電源利用率が
低下する。前記電源利用率の低下を防止する為、
前記抵抗4の値を小とすると、リツプルフイルタ
効果が減少し、ハム音が発生しやすくなる、等の
欠点を有し、完全なものではない。
第3図は、従来のシヨツク音防止回路の別の例
を示すものである。第3図の回路は、格別に設け
られた制御トランジスタ8のエミツタを基準電位
点Dに、ベースを差動増幅回路9のベースバイア
ス回路のコンデンサ10の一端に接続し、そのコ
レクタ電流によつて帰還コンデンサ11の急速充
電及びプリドライバトランジスタ12の強制制御
を行つてシヨツク音の発生を防止するものであ
る。しかして、第3図の回路は、電源投入直後か
ら、増幅器が安定状態に達する直前迄の間、プリ
ドライバトランジスタ12を強制的にオンさせ、
正側ドライバトランジスタ13及び正側パワート
ランジスタ14を強制的にオフさせておくことが
出来るので、過渡状態におけるハムの進入を完全
に防止出来るという利点を有する。しかしなが
ら、前記第3図の回路は、シヨツク音を小さく押
さえる為には、回路が安定化する直前迄制御トラ
ンジスタを導通状態にしておかなければならず、
その為、スターテイングタイムが長くなるという
欠点を有するとともに、定常時に制御トランジス
タ8のベース電圧とエミツタ電圧が接近するの
で、電源電圧の急激な変動により誤動作し易いと
いう欠点を有する。第3図における点D、E及び
Fの電圧変化を第4図に示す。
を示すものである。第3図の回路は、格別に設け
られた制御トランジスタ8のエミツタを基準電位
点Dに、ベースを差動増幅回路9のベースバイア
ス回路のコンデンサ10の一端に接続し、そのコ
レクタ電流によつて帰還コンデンサ11の急速充
電及びプリドライバトランジスタ12の強制制御
を行つてシヨツク音の発生を防止するものであ
る。しかして、第3図の回路は、電源投入直後か
ら、増幅器が安定状態に達する直前迄の間、プリ
ドライバトランジスタ12を強制的にオンさせ、
正側ドライバトランジスタ13及び正側パワート
ランジスタ14を強制的にオフさせておくことが
出来るので、過渡状態におけるハムの進入を完全
に防止出来るという利点を有する。しかしなが
ら、前記第3図の回路は、シヨツク音を小さく押
さえる為には、回路が安定化する直前迄制御トラ
ンジスタを導通状態にしておかなければならず、
その為、スターテイングタイムが長くなるという
欠点を有するとともに、定常時に制御トランジス
タ8のベース電圧とエミツタ電圧が接近するの
で、電源電圧の急激な変動により誤動作し易いと
いう欠点を有する。第3図における点D、E及び
Fの電圧変化を第4図に示す。
本発明は、上述の種々の点に鑑み成されたもの
で、以下本発明の実施例に基き、図面を参照しな
がら説明する。
で、以下本発明の実施例に基き、図面を参照しな
がら説明する。
第5図において、15は一対の同導電型トラン
ジスタ16及び17から成る差動増幅回路、18
は段間トランジスタ、19はプリドライバトラン
ジスタ20、ドライバトランジスタ21及び2
2、パワートランジスタ23及び24から成る
SEPP増幅回路、25は該SEPP増幅回路19の
出力端Jにコンデンサ26を介して接続された負
荷となるスピーカ、27はシヨツク音防止回路
で、該シヨツク音防止回路27は、ベースが前記
差動増幅回路15の一方のトランジスタ16のベ
ースバイアス回路中のコンデンサ28(以下バイ
アスコンデンサと称す)に接続された第1トラン
ジスタ29と、ベースが前記第1トランジスタ2
9のコレクタに、エミツタが電源ラインに接続さ
れた第2トランジスタ30と、前記第1トランジ
スタ29のエミツタと前記第2トランジスタ30
のコレクタとの間に接続された第1抵抗31と、
前記第1トランジスタ29のエミツタとアース間
に接続された第2抵抗32と、ベースが前記第2
トランジスタ30のコレクタに、エミツタが前記
ドライバトランジスタ21のベースに、コレクタ
がプリドライバトランジスタ20のベースにそれ
ぞれ接続された第3トランジスタ33とから構成
されている。
ジスタ16及び17から成る差動増幅回路、18
は段間トランジスタ、19はプリドライバトラン
ジスタ20、ドライバトランジスタ21及び2
2、パワートランジスタ23及び24から成る
SEPP増幅回路、25は該SEPP増幅回路19の
出力端Jにコンデンサ26を介して接続された負
荷となるスピーカ、27はシヨツク音防止回路
で、該シヨツク音防止回路27は、ベースが前記
差動増幅回路15の一方のトランジスタ16のベ
ースバイアス回路中のコンデンサ28(以下バイ
アスコンデンサと称す)に接続された第1トラン
ジスタ29と、ベースが前記第1トランジスタ2
9のコレクタに、エミツタが電源ラインに接続さ
れた第2トランジスタ30と、前記第1トランジ
スタ29のエミツタと前記第2トランジスタ30
のコレクタとの間に接続された第1抵抗31と、
前記第1トランジスタ29のエミツタとアース間
に接続された第2抵抗32と、ベースが前記第2
トランジスタ30のコレクタに、エミツタが前記
ドライバトランジスタ21のベースに、コレクタ
がプリドライバトランジスタ20のベースにそれ
ぞれ接続された第3トランジスタ33とから構成
されている。
次に動作を説明する。電源スイツチ34が投入
されていない状態においては、バイアスコンデン
サ28、負帰還コンデンサ35、及び出力コンデ
ンサ26は、放電状態にある。いま、時刻t0で電
源スイツチ34を投入すると、バイアスコンデン
サ28は第1バイアス抵抗36とバイアスコンデ
ンサ28とで決められる時定数に従つて充電さ
れ、点Gの電圧は第1バイアス抵抗36と第2バ
イアス抵抗37とによつて決められる値に向つて
上昇する。前記点Gの電圧の上昇につれ、第1ト
ランジスタ29のコレクタ電流が増し、第2トラ
ンジスタ30のコレクタ電流も増加する。しかし
て、第1トランジスタ29のベース電圧をVGと
すれば、エミツタ電圧VHは VH=VG−VBE …(1) (ただしVBEは第1トランジスタ29のベー
ス・エミツタ間電圧) となり、第2トランジスタ30のコレクタ電圧V
Iは、 VI=R1+R2/R2VH =R1+R2/R2(VG−VBE) …(2) 〔ただしR1は第1抵抗31の抵抗値、R2は第
2抵抗32の抵抗値〕 となる。従つて、第1トランジスタ29のベース
電圧の上昇により、そのエミツタ電圧すなわち、
点Hの電圧は第6図Hの如く上昇していき、第2
トランジスタ30のコレクタ電圧すなわち、点I
の電圧は第6図Iの如く上昇していく。
されていない状態においては、バイアスコンデン
サ28、負帰還コンデンサ35、及び出力コンデ
ンサ26は、放電状態にある。いま、時刻t0で電
源スイツチ34を投入すると、バイアスコンデン
サ28は第1バイアス抵抗36とバイアスコンデ
ンサ28とで決められる時定数に従つて充電さ
れ、点Gの電圧は第1バイアス抵抗36と第2バ
イアス抵抗37とによつて決められる値に向つて
上昇する。前記点Gの電圧の上昇につれ、第1ト
ランジスタ29のコレクタ電流が増し、第2トラ
ンジスタ30のコレクタ電流も増加する。しかし
て、第1トランジスタ29のベース電圧をVGと
すれば、エミツタ電圧VHは VH=VG−VBE …(1) (ただしVBEは第1トランジスタ29のベー
ス・エミツタ間電圧) となり、第2トランジスタ30のコレクタ電圧V
Iは、 VI=R1+R2/R2VH =R1+R2/R2(VG−VBE) …(2) 〔ただしR1は第1抵抗31の抵抗値、R2は第
2抵抗32の抵抗値〕 となる。従つて、第1トランジスタ29のベース
電圧の上昇により、そのエミツタ電圧すなわち、
点Hの電圧は第6図Hの如く上昇していき、第2
トランジスタ30のコレクタ電圧すなわち、点I
の電圧は第6図Iの如く上昇していく。
電源投入直後においては、点Iの電圧がほとん
ど零であるから、第3トランジスタ33は十分に
順バイアスされ、抵抗38を介して流入する電流
は前記第3トランジスタ33のエミツタ・コレク
タ路を介して側路される。その為、負帰還コンデ
ンサ35及び出力コンデンサ26は充電されず、
増幅器の出力点Jの電圧は略零となつている。時
間の経過につれて、第1トランジスタ29のベー
ス電圧、すなわち点Gの電圧が上昇すると、それ
に応じて点H及び点Iの電圧も上昇し、第3トラ
ンジスタ33のベース電圧がエミツタ電圧に近ず
いていく。その為、前記第3トランジスタ33の
エミツタ電流が徐々に減少し、抵抗38を介して
流入する電流の残り分は、正側ドライバトランジ
スタ21及びパワートランジスタ23を介して負
帰還コンデンサ35及び出力コンデンサ26を充
電する為に用いられる。そして、前記第3トラン
ジスタ33のエミツタ電流の減少に従つて前記残
り分は増加するから、結局出力点Jの電圧は、第
6図Jの如く、点Iの電圧に従つて徐々に上昇し
ていく。
ど零であるから、第3トランジスタ33は十分に
順バイアスされ、抵抗38を介して流入する電流
は前記第3トランジスタ33のエミツタ・コレク
タ路を介して側路される。その為、負帰還コンデ
ンサ35及び出力コンデンサ26は充電されず、
増幅器の出力点Jの電圧は略零となつている。時
間の経過につれて、第1トランジスタ29のベー
ス電圧、すなわち点Gの電圧が上昇すると、それ
に応じて点H及び点Iの電圧も上昇し、第3トラ
ンジスタ33のベース電圧がエミツタ電圧に近ず
いていく。その為、前記第3トランジスタ33の
エミツタ電流が徐々に減少し、抵抗38を介して
流入する電流の残り分は、正側ドライバトランジ
スタ21及びパワートランジスタ23を介して負
帰還コンデンサ35及び出力コンデンサ26を充
電する為に用いられる。そして、前記第3トラン
ジスタ33のエミツタ電流の減少に従つて前記残
り分は増加するから、結局出力点Jの電圧は、第
6図Jの如く、点Iの電圧に従つて徐々に上昇し
ていく。
十分なる時間が経過し、バイアスコンデンサ2
8の充電が完了すると、第1トランジスタ29の
ベース電圧(点Gの電圧)は、第1及び第2バイ
アス抵抗36及び37の値で決まる所定値に達
し、それに応じて点H及び点Iの電圧も所定値に
達する。例えば、第1及び第2バイアス抵抗36
及び37の値を等しくし、第1及び第2抵抗31
及び32の値を等しく設定すれば、点Gの電圧は
1/2VCC(ただしVCCは電源電圧)となり、点H
の電圧は、第(1)式から〔1/2VCC−VBE〕とな
り、点Iの電圧は、第(2)式から〔VCC−2VBE〕
となる。そして、点Iの電圧が所定値に達した時
は、最早第3トランジスタ33は逆バイアス状態
となり、点Jの電圧は、1/2VCCとなつて定常状
態となつている。
8の充電が完了すると、第1トランジスタ29の
ベース電圧(点Gの電圧)は、第1及び第2バイ
アス抵抗36及び37の値で決まる所定値に達
し、それに応じて点H及び点Iの電圧も所定値に
達する。例えば、第1及び第2バイアス抵抗36
及び37の値を等しくし、第1及び第2抵抗31
及び32の値を等しく設定すれば、点Gの電圧は
1/2VCC(ただしVCCは電源電圧)となり、点H
の電圧は、第(1)式から〔1/2VCC−VBE〕とな
り、点Iの電圧は、第(2)式から〔VCC−2VBE〕
となる。そして、点Iの電圧が所定値に達した時
は、最早第3トランジスタ33は逆バイアス状態
となり、点Jの電圧は、1/2VCCとなつて定常状
態となつている。
定常状態における増幅器の増幅動作は、通常の
増幅器と何ら変わらないので省略する。又、シヨ
ツク音防止回路は、第3トランジスタ33のベー
ス電圧(点Iの電圧)が〔VCC−2VBE〕に固定
されているから、前記第3トランジスタ33のエ
ミツタ電圧が〔VCC−VBE〕以上にならない限り
増幅器に対して何ら影響しない。ちなみに、無信
号状態においては、増幅器の出力中点Jの電圧が
1/2VCCであるから、前記第3トランジスタ33
のエミツタ電圧は〔1/2VCC+2VBE〕となり、従
つて相当大なる入力信号が印加されても、第3ト
ランジスタ33が順バイアスされることはない。
増幅器と何ら変わらないので省略する。又、シヨ
ツク音防止回路は、第3トランジスタ33のベー
ス電圧(点Iの電圧)が〔VCC−2VBE〕に固定
されているから、前記第3トランジスタ33のエ
ミツタ電圧が〔VCC−VBE〕以上にならない限り
増幅器に対して何ら影響しない。ちなみに、無信
号状態においては、増幅器の出力中点Jの電圧が
1/2VCCであるから、前記第3トランジスタ33
のエミツタ電圧は〔1/2VCC+2VBE〕となり、従
つて相当大なる入力信号が印加されても、第3ト
ランジスタ33が順バイアスされることはない。
第5の図実施例においては、第1トランジスタ
29のコレクタに得られる電圧は、第2トランジ
スタ30のベースに作用して前記第1トランジス
タ29のコレクタからエミツタへの帰還回路を構
成している。その為、点Iは、点Hと等しいハム
除去機能を有する。従つて、電源投入から定常状
態に達する迄のハムは確実に除去される。
29のコレクタに得られる電圧は、第2トランジ
スタ30のベースに作用して前記第1トランジス
タ29のコレクタからエミツタへの帰還回路を構
成している。その為、点Iは、点Hと等しいハム
除去機能を有する。従つて、電源投入から定常状
態に達する迄のハムは確実に除去される。
以上述べた如く、本発明に係るシヨツク音防止
回路は、増幅器のバイアス回路の徐々に増加する
電圧を利用し、該電圧を数倍に昇圧することによ
り制御トランジスタを駆動しているから、格別に
徐々に増加する電圧を得る為の回路を必要としな
いという利点を有する。そして、特に別途にコン
デンサを設ける必要が無く、しかも制御トランジ
スタを駆動する為の電圧が抵抗比によつてのみ設
定出来るので、IC化した時に大きな利点が得ら
れる。又、電源投入後直ちに帰還コンデンサ及び
出力コンデンサの充電が開始されるので、スター
テイングタイムが短くて済むという利点が得られ
る。更に、定常状態においては、制御トランジス
タが十分逆バイアスされるので、大信号による誤
動作を略確実に防止出来、リツプルフイルタを用
いる事無くハムリジエクシヨンの良好な回路が得
られる等、多くの利点を有する優れたものであ
る。
回路は、増幅器のバイアス回路の徐々に増加する
電圧を利用し、該電圧を数倍に昇圧することによ
り制御トランジスタを駆動しているから、格別に
徐々に増加する電圧を得る為の回路を必要としな
いという利点を有する。そして、特に別途にコン
デンサを設ける必要が無く、しかも制御トランジ
スタを駆動する為の電圧が抵抗比によつてのみ設
定出来るので、IC化した時に大きな利点が得ら
れる。又、電源投入後直ちに帰還コンデンサ及び
出力コンデンサの充電が開始されるので、スター
テイングタイムが短くて済むという利点が得られ
る。更に、定常状態においては、制御トランジス
タが十分逆バイアスされるので、大信号による誤
動作を略確実に防止出来、リツプルフイルタを用
いる事無くハムリジエクシヨンの良好な回路が得
られる等、多くの利点を有する優れたものであ
る。
第1図及び第3図は従来のシヨツク音防止回路
を示す回路図、第2図及び第4図はその各部の電
圧変化を示す特性図、第5図は本発明の一実施例
を示す回路図、第6図はその各部の電圧変化を示
す特性図である。 主な図番の説明、19……SEPP増幅回路、2
7……シヨツク音防止回路、29,30,33…
…トランジスタ、31,32,36,37……抵
抗。
を示す回路図、第2図及び第4図はその各部の電
圧変化を示す特性図、第5図は本発明の一実施例
を示す回路図、第6図はその各部の電圧変化を示
す特性図である。 主な図番の説明、19……SEPP増幅回路、2
7……シヨツク音防止回路、29,30,33…
…トランジスタ、31,32,36,37……抵
抗。
Claims (1)
- 1 電源投入時に増幅器の不平衡状態に起因して
発生するシヨツク音を防止する為の回路であつ
て、電源を投入したとき電圧が安定状態に向かつ
て徐々に上昇する増幅器中の一点の電圧を検出す
る検出回路と、該検出回路の出力電圧を所定倍に
昇圧する為の回路と、エミツタが増幅器を構成す
る増幅トランジスタのベースに接続され、ベース
に印加される前記昇圧する為の回路の出力電圧に
応じて導通度が変化する制御トランジスタとから
成り、電源投入後時間の経過に従つて前記制御ト
ランジスタのエミツタ電圧を上昇させ、前記増幅
トランジスタの導通度を増すことにより増幅器の
出力点の電圧を上昇させるとともに、電源投入か
ら所定の時間が経過したとき前記昇圧する為の回
路の出力電圧を所定値とし、前記制御トランジス
タを逆バイアス状態にすることを特徴とするシヨ
ツク音防止回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13804479A JPS5661808A (en) | 1979-10-24 | 1979-10-24 | Shock noise preventing circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13804479A JPS5661808A (en) | 1979-10-24 | 1979-10-24 | Shock noise preventing circuit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5661808A JPS5661808A (en) | 1981-05-27 |
JPS6126845B2 true JPS6126845B2 (ja) | 1986-06-23 |
Family
ID=15212691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13804479A Granted JPS5661808A (en) | 1979-10-24 | 1979-10-24 | Shock noise preventing circuit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5661808A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03108735U (ja) * | 1990-02-23 | 1991-11-08 | ||
JPH041947U (ja) * | 1990-04-19 | 1992-01-09 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1979
- 1979-10-24 JP JP13804479A patent/JPS5661808A/ja active Granted
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JPH03108735U (ja) * | 1990-02-23 | 1991-11-08 | ||
JPH041947U (ja) * | 1990-04-19 | 1992-01-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5661808A (en) | 1981-05-27 |
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