JPS61250199A - 耐高温殺菌性にすぐれたテインフリ−スチ−ルの製造法 - Google Patents
耐高温殺菌性にすぐれたテインフリ−スチ−ルの製造法Info
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- JPS61250199A JPS61250199A JP9146685A JP9146685A JPS61250199A JP S61250199 A JPS61250199 A JP S61250199A JP 9146685 A JP9146685 A JP 9146685A JP 9146685 A JP9146685 A JP 9146685A JP S61250199 A JPS61250199 A JP S61250199A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、接着缶に加工さ几ホットパックやレトルト処
理を施さfした場合C:接着力の低下を起こさないティ
ンフリースチールを製造する方法に関するものである。
理を施さfした場合C:接着力の低下を起こさないティ
ンフリースチールを製造する方法に関するものである。
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕金
属クロムおよびクロム水和讃化物により皮膜構成さnる
ティンフリースチール(以下’I’F8と略称)は、高
価な錫を使用しなh缶用素材としてその使用量が増大し
ているが、ハンダ付けが出来ないこと、iたシーム溶接
性(;劣ることから、一般食品缶や飲料缶(二側用さn
る場合、 TF8は塗装後にナイロン樹脂を接着剤とし
て加熱圧着して缶体成形さnるのi一般的である。
属クロムおよびクロム水和讃化物により皮膜構成さnる
ティンフリースチール(以下’I’F8と略称)は、高
価な錫を使用しなh缶用素材としてその使用量が増大し
ているが、ハンダ付けが出来ないこと、iたシーム溶接
性(;劣ることから、一般食品缶や飲料缶(二側用さn
る場合、 TF8は塗装後にナイロン樹脂を接着剤とし
て加熱圧着して缶体成形さnるのi一般的である。
一方、缶詰の内容物は一部の飲料を除いて高温充填や、
充填後の高温加圧処理(以後、ホットノセツク、レトル
ト処理と称する)によって殺菌さnるが、ハンダ付けや
シーム溶接によって製造さnた缶体はこnらの処理によ
る接せ部の強度低下が全くないのに対し、接着缶の一合
はT18表面と塗膜の弁面が内容物又はレトルト釜の水
分の浸透によって接着力を失い、缶胴接會部が剥離する
場合がある。この様な剥離を防止するため(二、クロム
水和酸化物皮膜の厚みの規制や、その不均質析出の防止
、皮膜中(=含有さ九る硫酸根やフッ素等の不純物の減
少などを目的とした種々の方法が提案さnて来几。
充填後の高温加圧処理(以後、ホットノセツク、レトル
ト処理と称する)によって殺菌さnるが、ハンダ付けや
シーム溶接によって製造さnた缶体はこnらの処理によ
る接せ部の強度低下が全くないのに対し、接着缶の一合
はT18表面と塗膜の弁面が内容物又はレトルト釜の水
分の浸透によって接着力を失い、缶胴接會部が剥離する
場合がある。この様な剥離を防止するため(二、クロム
水和酸化物皮膜の厚みの規制や、その不均質析出の防止
、皮膜中(=含有さ九る硫酸根やフッ素等の不純物の減
少などを目的とした種々の方法が提案さnて来几。
すなわち、特開昭54−89946号公報、特開昭56
−16698号公報等で提案さnた高温水まtは水溶液
でクロム水利激化物層中のアニオンを除去する方法、特
開昭54−95941号公報で提案さまた超音波を併用
する方法、特開昭55−115644号公報、特開昭5
5−62198号公報、特開昭56−16697号公報
等で提案さnた陰極電解処理による方法、特開昭59−
100291号公報で提案さnたクロムメッキ工程中に
於いて陽極電解処理する方法、特開昭58−17748
9号公報や特開昭57−194295号公報で提案さn
た電気クロムメッキを終えたのちに陽極電解処理する方
法、!!たは特開昭56−169796号公報等で提案
さnた硫酸根を含まない水溶液中で浸漬または陽極電解
また線陰極電解処理する方法力どである。
−16698号公報等で提案さnた高温水まtは水溶液
でクロム水利激化物層中のアニオンを除去する方法、特
開昭54−95941号公報で提案さまた超音波を併用
する方法、特開昭55−115644号公報、特開昭5
5−62198号公報、特開昭56−16697号公報
等で提案さnた陰極電解処理による方法、特開昭59−
100291号公報で提案さnたクロムメッキ工程中に
於いて陽極電解処理する方法、特開昭58−17748
9号公報や特開昭57−194295号公報で提案さn
た電気クロムメッキを終えたのちに陽極電解処理する方
法、!!たは特開昭56−169796号公報等で提案
さnた硫酸根を含まない水溶液中で浸漬または陽極電解
また線陰極電解処理する方法力どである。
従来提案さnて来たこnらの方法はいずnも高純度のク
ロム水利酸化物皮膜を均一(:且つ経済的な効率で析出
させるという要件を同時に満足させ得ないという問題が
あった。すなわち、主として金属クロムの析出効率を高
めるために電解処理液中に添加する硫酸やその化廿物、
フッ素やその化會物あるいはその他の不純物からクロム
水利酸化物中に侵入または析出したアニオン分を除去す
るために電解処理液またはその他の水溶液又は高温の水
などで浸漬またに陰極処理を施してもアニオン分の除去
が不完全であり、一方電解処理液または6価クロムイオ
ンを含む別の処理液中で陽極処理する方法に於いてはア
ニオン分の除去は効果的(二行なわ几るが、引き続きア
ニオン分を添加しない無水クロム酸水溶液中で陰極処理
を施して高純度のクロム水利酸化物皮膜を析出させよう
とするとクロム水利酸化物の析出効率が低いために多量
のエネルイーを必要とする上(−高速生産性に難点があ
り、この欠点を補うためにアニオン分を添加した無水ク
ロム酸水溶液中で陰極処理を施せば析出効率は向上させ
得るもののクロム水利酸化物皮膜中(:再びアニオン分
が析出するために製缶、内容物充填後の殺菌工程での接
着性劣化が避けら几ない。
ロム水利酸化物皮膜を均一(:且つ経済的な効率で析出
させるという要件を同時に満足させ得ないという問題が
あった。すなわち、主として金属クロムの析出効率を高
めるために電解処理液中に添加する硫酸やその化廿物、
フッ素やその化會物あるいはその他の不純物からクロム
水利酸化物中に侵入または析出したアニオン分を除去す
るために電解処理液またはその他の水溶液又は高温の水
などで浸漬またに陰極処理を施してもアニオン分の除去
が不完全であり、一方電解処理液または6価クロムイオ
ンを含む別の処理液中で陽極処理する方法に於いてはア
ニオン分の除去は効果的(二行なわ几るが、引き続きア
ニオン分を添加しない無水クロム酸水溶液中で陰極処理
を施して高純度のクロム水利酸化物皮膜を析出させよう
とするとクロム水利酸化物の析出効率が低いために多量
のエネルイーを必要とする上(−高速生産性に難点があ
り、この欠点を補うためにアニオン分を添加した無水ク
ロム酸水溶液中で陰極処理を施せば析出効率は向上させ
得るもののクロム水利酸化物皮膜中(:再びアニオン分
が析出するために製缶、内容物充填後の殺菌工程での接
着性劣化が避けら几ない。
一方、特開昭52−60242号公報、特開昭53−1
42335で提案さfした方法すなわち電気クロムメッ
キ処理(二引続いて、6価クロム化合物を主成分とする
水溶液中で陰極電解処理に引続いて陽極電解処理する方
法については陽極電解処理を最終工程とするためにクロ
ム水利酸化物層の表面が微視的1:不均一になっている
と思わn1高温殺菌時の接着性低下が起こる。
42335で提案さfした方法すなわち電気クロムメッ
キ処理(二引続いて、6価クロム化合物を主成分とする
水溶液中で陰極電解処理に引続いて陽極電解処理する方
法については陽極電解処理を最終工程とするためにクロ
ム水利酸化物層の表面が微視的1:不均一になっている
と思わn1高温殺菌時の接着性低下が起こる。
本発明は、以上述べたような問題点を解消し、高純度の
クロム水利激化物皮膜全効率的に且つ均一に表面に析出
および残存させる製造法を提供することを目的とする。
クロム水利激化物皮膜全効率的に且つ均一に表面に析出
および残存させる製造法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の要旨に、無水クロム
酸を主成分とする水溶液中で金属クロムを析出せしめた
のち、メッキ液と同濃度以下の無水クロム酸を含む水溶
液中で鋼板をはじめに陰極として、つぎに陽、極として
電解処理し、次いで無水クロム酸と無水クロム酸に対し
てo、 i o重量X以下の硫酸根を含む水溶液中で鋼
板を陰極として電解処理することを特徴とする耐高温殺
菌性(=すぐnたティンフリースチールの製造法である
。
酸を主成分とする水溶液中で金属クロムを析出せしめた
のち、メッキ液と同濃度以下の無水クロム酸を含む水溶
液中で鋼板をはじめに陰極として、つぎに陽、極として
電解処理し、次いで無水クロム酸と無水クロム酸に対し
てo、 i o重量X以下の硫酸根を含む水溶液中で鋼
板を陰極として電解処理することを特徴とする耐高温殺
菌性(=すぐnたティンフリースチールの製造法である
。
以下1本発明による製造法の特徴およびその作用につい
て説明する。
て説明する。
TF8の素材とする鋼板は一般の缶用素材と同様の工程
で製造さn1引続きメツキラインで通常の脱脂、酸洗工
程で前処理を施こさ九る。次いで硫酸及び/またはフッ
素化合物を含む無水クロム酸水溶液中で30〜300V
−の金属クロムメッキを行なう。金属クロムの量は30
岬汐未満では耐食性が不充分であり、30〜300φで
あnば耐食性は充分であるが300岬汐超C:なると生
産性を著しく低下させるので一般的でない。
で製造さn1引続きメツキラインで通常の脱脂、酸洗工
程で前処理を施こさ九る。次いで硫酸及び/またはフッ
素化合物を含む無水クロム酸水溶液中で30〜300V
−の金属クロムメッキを行なう。金属クロムの量は30
岬汐未満では耐食性が不充分であり、30〜300φで
あnば耐食性は充分であるが300岬汐超C:なると生
産性を著しく低下させるので一般的でない。
クロムメッキ工程では、金属クロムと同時にクロム水利
酸化物場が不可避的に析出し、その量はクロム量として
数!/−〜数10wq/w?であるがメッキ槽から出た
時点の残存量線メッキ液の組成9m度、メッキ後に液中
全通過する時間等によって変化する。また、このクロム
水利酸化物層はメッキ液中のアニオン分を多く含有する
ため極力少なくすることがその後の処理をより容易にす
るためにに有効である。クロムメッキを施さnたのち(
:鋼板を一定時間以上メツキ液に浸漬することによって
クロム水和酸化物層のうちメッキ液C二容易に溶解しが
たい部分のみが残存し食状態でメッキ液から取り出すこ
とができる。メッキ後に浸漬処理するメッキ液の温度、
浸漬時間を規定することにより残存クロム水利酸化物量
’t 101Nf/w?以下とする事が望ましい。
酸化物場が不可避的に析出し、その量はクロム量として
数!/−〜数10wq/w?であるがメッキ槽から出た
時点の残存量線メッキ液の組成9m度、メッキ後に液中
全通過する時間等によって変化する。また、このクロム
水利酸化物層はメッキ液中のアニオン分を多く含有する
ため極力少なくすることがその後の処理をより容易にす
るためにに有効である。クロムメッキを施さnたのち(
:鋼板を一定時間以上メツキ液に浸漬することによって
クロム水和酸化物層のうちメッキ液C二容易に溶解しが
たい部分のみが残存し食状態でメッキ液から取り出すこ
とができる。メッキ後に浸漬処理するメッキ液の温度、
浸漬時間を規定することにより残存クロム水利酸化物量
’t 101Nf/w?以下とする事が望ましい。
メッキ増を出た鋼板(:引き続き水洗工程を経てクロメ
ート処理を施さするが、通常の銅帯連続メツキラインで
はメッキ槽に続いて水洗とメッキ液回収を兼ねたドラグ
アウド液回収槽(以下ドラグアウド槽と略称する)が設
置さnている。ドラグアウド槽の液はメッキ液が希釈さ
nたものである究め、メッキ液と同様にクロム水利酸化
物を溶解する作用を有するが無水クロム酸の濃度が低い
ためにその作用力は弱い、鋼板は、既(:易溶性の皮膜
を溶解除去さfiた状態でドラグアウド槽に導入さn1
槽内で先づ陰極電解処理を施さ几、必要なりロム水利酸
化物皮膜を析出させる。ドラグアウド槽内でクロム水和
酸化物を析出させる目的は、第一に、メッキ槽で析出す
る該皮膜は溶解によって量が変化しやすいので、低濃度
液中で即ち溶解さnにくい状態で析出させることによっ
て皮膜量の制御をより容易(二行うことであり、第二(
:、のち(−行なわnるアニオン分の少ない無水クロム
酸水溶液中で新ftl二析出する高純度のクロム水利酸
化物層は通電量(二対する析出皮膜量すなわち析出効率
が極めて低いという欠点を有することから、あらかじめ
効率の良い条件で大部分のクロム水利酸化物量を確保し
ておくことである。この目的に合致する限り、この電解
処理を施す溶液はドラグアウド液に限定する必要Ia、
なく、メッキ液濃度以下の無水クロム酸溶液であnばよ
い。
ート処理を施さするが、通常の銅帯連続メツキラインで
はメッキ槽に続いて水洗とメッキ液回収を兼ねたドラグ
アウド液回収槽(以下ドラグアウド槽と略称する)が設
置さnている。ドラグアウド槽の液はメッキ液が希釈さ
nたものである究め、メッキ液と同様にクロム水利酸化
物を溶解する作用を有するが無水クロム酸の濃度が低い
ためにその作用力は弱い、鋼板は、既(:易溶性の皮膜
を溶解除去さfiた状態でドラグアウド槽に導入さn1
槽内で先づ陰極電解処理を施さ几、必要なりロム水利酸
化物皮膜を析出させる。ドラグアウド槽内でクロム水和
酸化物を析出させる目的は、第一に、メッキ槽で析出す
る該皮膜は溶解によって量が変化しやすいので、低濃度
液中で即ち溶解さnにくい状態で析出させることによっ
て皮膜量の制御をより容易(二行うことであり、第二(
:、のち(−行なわnるアニオン分の少ない無水クロム
酸水溶液中で新ftl二析出する高純度のクロム水利酸
化物層は通電量(二対する析出皮膜量すなわち析出効率
が極めて低いという欠点を有することから、あらかじめ
効率の良い条件で大部分のクロム水利酸化物量を確保し
ておくことである。この目的に合致する限り、この電解
処理を施す溶液はドラグアウド液に限定する必要Ia、
なく、メッキ液濃度以下の無水クロム酸溶液であnばよ
い。
ドラグアウド槽中での陰極電解処理を終った時点のり筒
ム水和酸化物の量は目的とする最終の製品でのクロム水
利酸化物量の狙い値と、陰極電解処理に引続いて行なわ
几る陽極電解処理の条件によって予め設計さnるべきで
あるが、一般的には10〜2511/PI″が適当であ
る。10Hg/j未満の場合は最終のクロメート処理の
低い効率で皮膜量を確保すべき開会が増えるので経済的
でなく、25w1/n?超になると陽極処理):よって
も不純物が充分に除去できない場合があるため、ホット
パック。
ム水和酸化物の量は目的とする最終の製品でのクロム水
利酸化物量の狙い値と、陰極電解処理に引続いて行なわ
几る陽極電解処理の条件によって予め設計さnるべきで
あるが、一般的には10〜2511/PI″が適当であ
る。10Hg/j未満の場合は最終のクロメート処理の
低い効率で皮膜量を確保すべき開会が増えるので経済的
でなく、25w1/n?超になると陽極処理):よって
も不純物が充分に除去できない場合があるため、ホット
パック。
レトルト処理時の接着力の低下が起こる危険があり望ま
しくない。
しくない。
鋼板はドラグアウド槽中で陰極電解処理に引続いて陽極
電解処理を施さ几る。この陽極電解処理は一部のクロム
水利酸化物層と同時にクロム水利酸化物中の硫酸根をは
じめとする不純アニオン分を除去することが目的であり
、公昶の条件で0.S″〜゛5〜゛5クーロン/d処理
を行なえば良り、この陽極電解処理を終了したのちは溶
解によるクロム水和激化物皮膜貴の変化は殆どないので
、最終のクロメート処理で析出させる高純度皮膜の量を
予測して設計す几ば良いが8〜20q/mlが望ましい
範囲である。
電解処理を施さ几る。この陽極電解処理は一部のクロム
水利酸化物層と同時にクロム水利酸化物中の硫酸根をは
じめとする不純アニオン分を除去することが目的であり
、公昶の条件で0.S″〜゛5〜゛5クーロン/d処理
を行なえば良り、この陽極電解処理を終了したのちは溶
解によるクロム水和激化物皮膜貴の変化は殆どないので
、最終のクロメート処理で析出させる高純度皮膜の量を
予測して設計す几ば良いが8〜20q/mlが望ましい
範囲である。
ドラグアウド槽でこ几らの処理を施さnた鋼板は、引続
き一部または複数槽の水洗槽を経てクロメート処理槽(
:導か1、陰極電解処理を施さnる。
き一部または複数槽の水洗槽を経てクロメート処理槽(
:導か1、陰極電解処理を施さnる。
クロメート処理液は無水クロム酸水溶液より成り、不可
避的(:含まする不純物以外は添加物を添加しない。
避的(:含まする不純物以外は添加物を添加しない。
クロメート処理液の無水クロム醗濃度は30〜150
t/Lにすることが望ましい、すなわち30 f/を未
満ではクロム水利酸化物の析出効率が低く、且つ溶液の
電気伝導度が低いために陰極電解処理(:消費さnる電
力が多くなって経済的に不利となり、一方、150f/
を以上になると析出したクロム水利酸化物皮膜を溶解す
る作用が強まるために皮膜量が不安定となる上C二、液
の持ち出しによるロスが大きくなり経済的でない。望ま
しい無水クロム酸の濃度範囲は50〜100 f/Lで
ある。
t/Lにすることが望ましい、すなわち30 f/を未
満ではクロム水利酸化物の析出効率が低く、且つ溶液の
電気伝導度が低いために陰極電解処理(:消費さnる電
力が多くなって経済的に不利となり、一方、150f/
を以上になると析出したクロム水利酸化物皮膜を溶解す
る作用が強まるために皮膜量が不安定となる上C二、液
の持ち出しによるロスが大きくなり経済的でない。望ま
しい無水クロム酸の濃度範囲は50〜100 f/Lで
ある。
更(:溶液中に含ま几る不純物としての硫酸根の量は無
水クロム酸に対して0.10重量X以下(:限定する必
要がある。第1図に示すよう::この比率が0.101
tXを超えるとクロム水利酸化物皮膜中の硫酸根の含有
率が急激(:上昇し、こf′L(コ伴って高温殺菌時の
°接着性の低下が顕著になる。
水クロム酸に対して0.10重量X以下(:限定する必
要がある。第1図に示すよう::この比率が0.101
tXを超えるとクロム水利酸化物皮膜中の硫酸根の含有
率が急激(:上昇し、こf′L(コ伴って高温殺菌時の
°接着性の低下が顕著になる。
以上の限定を行なった処理液中で陰極電解処理すること
(:よって、最表看に析出するクロム水利酸化物中の不
純物を最小限に抑えることが可能である。クロメート処
理工程を終えた状態でのクロム水利酸化物皮膜の総量は
およそ8〜25wq/−の範囲にあることが望ましいこ
とは既に広く知らnているところである。鋼板はこのり
四メート処理のあと常法C:よって水洗、乾燥、m油の
工程を行なつtのち、コイルまたは切板の状態で供給さ
几る。
(:よって、最表看に析出するクロム水利酸化物中の不
純物を最小限に抑えることが可能である。クロメート処
理工程を終えた状態でのクロム水利酸化物皮膜の総量は
およそ8〜25wq/−の範囲にあることが望ましいこ
とは既に広く知らnているところである。鋼板はこのり
四メート処理のあと常法C:よって水洗、乾燥、m油の
工程を行なつtのち、コイルまたは切板の状態で供給さ
几る。
以下に実施例(:基づいて本発明を説明する。
第1表(=示すよう(:、以下に記載の手順で実施例1
〜7を行なった。
〜7を行なった。
常法で製造さ几た板厚0.20 wmのブリキ用厚板を
NaOH40f/L * 80℃の水溶液中で20A/
dtt/X2秒間陰極電解脱脂後流水で水洗し、引続き
H,50420f/zt25℃の水溶液中で2 OA/
dWIX 1秒間の陰極電解酸洗処理後流水で水洗した
ものを電気クロムメッキに供した。電気クロムメッキは
Or 01200f/l t HzSOa if/l、
Na18iP66f/l t 浴温52℃で80A/
ds/Xα8秒の条件で行なった。
NaOH40f/L * 80℃の水溶液中で20A/
dtt/X2秒間陰極電解脱脂後流水で水洗し、引続き
H,50420f/zt25℃の水溶液中で2 OA/
dWIX 1秒間の陰極電解酸洗処理後流水で水洗した
ものを電気クロムメッキに供した。電気クロムメッキは
Or 01200f/l t HzSOa if/l、
Na18iP66f/l t 浴温52℃で80A/
ds/Xα8秒の条件で行なった。
電気メッキ後鋼板をメッキ液から取り出すまでの時間を
変化させて、クロム水利酸化物皮膜量を測定したところ
第2図に示す如く、約1秒以上メッキ液中に浸漬してお
けばおよそ101Q/d〜5■汐の範囲(−安定するこ
とが明らかとなったため、浸漬時間は1秒以上・を確保
して以後の処理を行なった。
変化させて、クロム水利酸化物皮膜量を測定したところ
第2図に示す如く、約1秒以上メッキ液中に浸漬してお
けばおよそ101Q/d〜5■汐の範囲(−安定するこ
とが明らかとなったため、浸漬時間は1秒以上・を確保
して以後の処理を行なった。
電気メツキ槽(:続くドラグアウド槽はメッキ液を回収
することを目的としているため、その濃度は厳密に限定
する必要がないが、実施例では0r03として50〜1
00 f/lf)範囲のメッキ液希釈液または50〜1
00 f/1f)Orb@水溶液を用いた。
することを目的としているため、その濃度は厳密に限定
する必要がないが、実施例では0r03として50〜1
00 f/lf)範囲のメッキ液希釈液または50〜1
00 f/1f)Orb@水溶液を用いた。
ドラグアウド槽中での陰極電解処理および陽極電解処理
の条件は第1表に示したとおりである。
の条件は第1表に示したとおりである。
ドラグアウド槽を出た鋼板を流水で水洗し、引続いてク
ロメート処理を施し、水洗、乾燥後、DOf9 (ジオ
クチルセパケート)3〜6岬汐を塗布して製品とした。
ロメート処理を施し、水洗、乾燥後、DOf9 (ジオ
クチルセパケート)3〜6岬汐を塗布して製品とした。
クロメート処理のための溶液は(A) 0rbs 50
f/L を不純物としての8040.04 t/L
を浴温43℃ (B) Orb@ 80 f/Z +不
純物としてのBoa O,03f/L、浴温40℃の2
種類を使用した。
f/L を不純物としての8040.04 t/L
を浴温43℃ (B) Orb@ 80 f/Z +不
純物としてのBoa O,03f/L、浴温40℃の2
種類を使用した。
陰極電解処理条件は第1表に示したとおりである。
次に、このようにして得cj几た製品はいず几もエポキ
シ・フェノール樹脂を塗布、焼付後ナイロンー12フィ
ルムt−接着剤として210℃で2枚づつ加熱圧着した
のち(二5m幅の試験片とし、蒸留水中で125℃、1
時間加圧加温したのち、更(二〇、4に、70℃のクエ
ン散水溶液中に10日時浸漬して水洗乾燥した状態で、
テンシロン引張試験機でビール強度を測定した。
シ・フェノール樹脂を塗布、焼付後ナイロンー12フィ
ルムt−接着剤として210℃で2枚づつ加熱圧着した
のち(二5m幅の試験片とし、蒸留水中で125℃、1
時間加圧加温したのち、更(二〇、4に、70℃のクエ
ン散水溶液中に10日時浸漬して水洗乾燥した状態で、
テンシロン引張試験機でビール強度を測定した。
このほか、製品表面のクロム水利酸化物皮膜中のクロム
及びイオウの量を螢光X線分析法によって測定したー こnらの結果は第2表に示したとおりであり、いずnも
イオウ即ち硫酸根の含有量の低いクロム水利酸化物が8
〜25q/mlの望ましい範囲で得ら几ており、ビール
強度も比較例に対して高いことがわかる。
及びイオウの量を螢光X線分析法によって測定したー こnらの結果は第2表に示したとおりであり、いずnも
イオウ即ち硫酸根の含有量の低いクロム水利酸化物が8
〜25q/mlの望ましい範囲で得ら几ており、ビール
強度も比較例に対して高いことがわかる。
また実施例7は実施例1:二おいて電気クロムメッキを
0rbs 100f/L 、 H鵞SOa 1 f/
L 、浴温45℃で50人/dd×1.3秒間の条件と
したものであるが、この例(:おいても良好な性能が得
らnており。
0rbs 100f/L 、 H鵞SOa 1 f/
L 、浴温45℃で50人/dd×1.3秒間の条件と
したものであるが、この例(:おいても良好な性能が得
らnており。
本発明はクロムメッキ条件を%C二規定するものではな
いことがわかる。
いことがわかる。
第1表に示すように下記処理条件以外は上記実施例1〜
6と同様にして比較例1〜7を行なった。
6と同様にして比較例1〜7を行なった。
比較例1は実施例1においてドラグアウド槽での電解処
理を行なわなかったもの; 比較例2は実施例2においてドラグアウド槽では電解処
理全行なわず、引続き90℃の水道水(−−1秒間浸漬
したもの; 比較例3は実施例3においてドラグアウド槽では電解処
理を行なわず、引続きNa雪00s 20 f/l*
50℃の水溶液中でI OA/di 0.3秒の陰極
電解処理を行なったもの; 比較例4は実施例4において、クロムメッキ工程を中断
し%0.15A/dt/ 0.2秒間の陽極電解処理
を施こし、ドラグアウド槽での電解処理を行なわなかっ
たもの; 比較例5は実施例5に於いてクロムメッキ終了後1.5
秒間の浸漬時間中1:4A/d−α3秒間の陽極電解処
理を行ない、ドラグアウド槽での電解処理を行なわなか
つtもの; 比較例6は実施例5においてりはメート処理の処理液を
0rO180f/L、 Boa t−αIQf/lとし
たもの; 比較例7は実施例6においてドラグアウド槽での陰極電
解処理を行なわず、陽極電解処理だけを行なったもので
ある。
理を行なわなかったもの; 比較例2は実施例2においてドラグアウド槽では電解処
理全行なわず、引続き90℃の水道水(−−1秒間浸漬
したもの; 比較例3は実施例3においてドラグアウド槽では電解処
理を行なわず、引続きNa雪00s 20 f/l*
50℃の水溶液中でI OA/di 0.3秒の陰極
電解処理を行なったもの; 比較例4は実施例4において、クロムメッキ工程を中断
し%0.15A/dt/ 0.2秒間の陽極電解処理
を施こし、ドラグアウド槽での電解処理を行なわなかっ
たもの; 比較例5は実施例5に於いてクロムメッキ終了後1.5
秒間の浸漬時間中1:4A/d−α3秒間の陽極電解処
理を行ない、ドラグアウド槽での電解処理を行なわなか
つtもの; 比較例6は実施例5においてりはメート処理の処理液を
0rO180f/L、 Boa t−αIQf/lとし
たもの; 比較例7は実施例6においてドラグアウド槽での陰極電
解処理を行なわず、陽極電解処理だけを行なったもので
ある。
また、上記比較例1〜7の結果については第2表に示し
九が、クロム水利酸化物皮膜量、イオウ即ち硫酸根の含
有量、ビール強度で評価すると本発明による実施例1〜
7の方がすぐnでいることがわかる。
九が、クロム水利酸化物皮膜量、イオウ即ち硫酸根の含
有量、ビール強度で評価すると本発明による実施例1〜
7の方がすぐnでいることがわかる。
第 2 表
(発明の効果)
以上述べ穴如く、本発明の耐高温殺菌性にすぐれたティ
ンフリースチールの製造法によれハ、高温殺菌に際し十
分缶胴接着部が耐え缶の品質を向上させることができる
。又、本発明においては、電解処理により耐高温殺菌性
を向上させるものであり、工業的に安定して確実に外し
得ることができる等の優れた効果が得られる。
ンフリースチールの製造法によれハ、高温殺菌に際し十
分缶胴接着部が耐え缶の品質を向上させることができる
。又、本発明においては、電解処理により耐高温殺菌性
を向上させるものであり、工業的に安定して確実に外し
得ることができる等の優れた効果が得られる。
第1図は、処理液中の硫酸根含有量とクロム水和酸化物
皮膜中の510rとの関係を示す説明図表、第2図は、
メッキ液浸漬時間とクロム水和酸化物皮膜量との関係を
示す説明図表である。 代理人 弁理士 秋 沢 政 光 他2名
皮膜中の510rとの関係を示す説明図表、第2図は、
メッキ液浸漬時間とクロム水和酸化物皮膜量との関係を
示す説明図表である。 代理人 弁理士 秋 沢 政 光 他2名
Claims (1)
- (1)無水クロム酸を主成分とする水溶液中で金属クロ
ムを析出せしめたのち、メッキ液と同濃度以下の無水ク
ロム酸を含む水溶液中で鋼板をはじめに陰極として、つ
ぎに陽極として電解処理し、次いで無水クロム酸と無水
クロム酸に対して0.10重量%以下の硫酸根を含む水
溶液中で鋼板を陰極として電解処理することを特徴とす
る耐高温殺菌性にすぐれたティンフリースチールの製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9146685A JPS61250199A (ja) | 1985-04-27 | 1985-04-27 | 耐高温殺菌性にすぐれたテインフリ−スチ−ルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9146685A JPS61250199A (ja) | 1985-04-27 | 1985-04-27 | 耐高温殺菌性にすぐれたテインフリ−スチ−ルの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61250199A true JPS61250199A (ja) | 1986-11-07 |
Family
ID=14027154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9146685A Pending JPS61250199A (ja) | 1985-04-27 | 1985-04-27 | 耐高温殺菌性にすぐれたテインフリ−スチ−ルの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61250199A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011079784A1 (zh) * | 2009-12-28 | 2011-07-07 | 常州佳得顺抗菌材料科技有限公司 | 电化学氧化膜抗菌不锈钢 |
-
1985
- 1985-04-27 JP JP9146685A patent/JPS61250199A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011079784A1 (zh) * | 2009-12-28 | 2011-07-07 | 常州佳得顺抗菌材料科技有限公司 | 电化学氧化膜抗菌不锈钢 |
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