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JPS61224991A - 専門化リボソームおよびその使用方法 - Google Patents

専門化リボソームおよびその使用方法

Info

Publication number
JPS61224991A
JPS61224991A JP61070607A JP7060786A JPS61224991A JP S61224991 A JPS61224991 A JP S61224991A JP 61070607 A JP61070607 A JP 61070607A JP 7060786 A JP7060786 A JP 7060786A JP S61224991 A JPS61224991 A JP S61224991A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sequence
dna
item
rrna
protein
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61070607A
Other languages
English (en)
Inventor
ヘルマン・アルバート・ドウ・ボアー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Genentech Inc
Original Assignee
Genentech Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Genentech Inc filed Critical Genentech Inc
Publication of JPS61224991A publication Critical patent/JPS61224991A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/575Hormones
    • C07K14/61Growth hormone [GH], i.e. somatotropin
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/67General methods for enhancing the expression
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/70Vectors or expression systems specially adapted for E. coli

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  • Genetics & Genomics (AREA)
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Biophysics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Endocrinology (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はタンパク合成に関するものである。更に詳しく
は、本発明は、予め選択されたタンパク質を専門的に生
産するための細胞内タンパク合成要素の利用に関するも
のである。
大腸菌(E 、coli)のメツセンジャーRNA(n
+RNA)の開始コドン上流に、16SリボソームRN
A(16S rRNA)の3′末端に極く近い領域内に
見出されるヌクレオチド配列と相補的な配列が存在して
いる、ということをシャイン(Shine)とダルガル
ノ(D algarno)とが気付いてから10年以上
経過したが、インビボ(生体内)でのタンパク合成の開
始については、今日、その各々についてようやく理解さ
れ始めてきた種々の事象からなる複雑なカスケードで表
わされる、ということ力1分かってきたにすぎない。上
記の発見以来、シャイン−ダルガルノ(SD)配列とし
て知られているこの配列は、GGAGG(5’から3′
へ向けて、左から右へ読む)で示される。ところで、こ
の配列は、最も頻繁に見られるヌクレオチドのコンセン
サス(共通塩基)配列であるということを理解しなけれ
ばならない。従って、SD配列という語句は、このコン
センサスSD配列のみならず他のリボソームmRNA結
合部位のSD配列をも指すものとする。大腸菌のリボソ
ームによって認識され得る他(7)SD配列ニハ、AG
GAGGU、GAGGA、GGGGU、UGGGU、 
GAGGU、 UGAGGA 、 UAAGGA 、 
GGA 、 AGGU、 GAGG U 、 AGGA
Gc 、 LI AAccAcGu 、 GGLIGA
U 、 AGGAGU 、 AGGA 、 cAccu
cAu 、 AGGAG、 AAGGAG、 GGAG
 、 GGU、 GAG、 AGG 、 AGGA 、
 GGUGGU、 UGGAGおよびUAAGAAが含
まれる[ゴールドバーガー(F 、goldberge
r)ら、1979rバイオロジカルレギユレーシヨン・
アンド・デベロップメント(B iological 
Regulation and Developmen
t) Jvol、 I N p。
349〜399コ。実質的には、SD配列には様々なも
のがあるが、部分的にみれば、シトシンを含まず、また
、16SrRNAの3′末端領域部分でRNAと塩基対
コンプレックスを形成し得るという特徴を有している。
rRNAのこの領域を抗(アンチ)−SD(ASD)配
列と称する。16SrRNAのASD配列付近の3′末
端ヌクレオヂド配列は、細菌、酵母および真核生物を通
じて保存性が高く[ファン・チャールドープ(Van 
Charldorp)ら、1982rヌクレイツク・ア
シッズ・リザーチ(Nucleic Ac1ds Re
5earch) JIO(4):  1149−115
8]、細菌では全体的に良く保存されている。例えば、
大腸菌およびP6ブルガリス(P 、 V ulgar
is)の16SrRNAの3′末端はいずれもtlcA
ccUccUUA  であり、B、ステアロO1+ サーモフィリス(B 、stearothermoph
ilis)のそれはtlcAccUccUUUctlA
oH,そしてシネココッカス(S ynechococ
cus)のそれはUCACCUCCIJUIJ  であ
る。
H ASDのCCUCG配列はSDコンセンサス配列である
GGAGGと相補的である。にもかかわらず、良く保存
されたASD配列は、前記の様々なSD配列を有するm
RNAからの翻訳の開始に寄与することができる。
SD配列の機能は以下の如くであると考えられている;
翻訳の開始に先立ち、30Sリボソーム・サブユニット
がその構造RNA(16S rRNA)を介して、この
メツセンジャーRNAのSD配列と結合する。この結合
によって、308粒子(パーティクル)のいわゆるP一
部位にあるATGにfMet−tRNAが結合する様に
、この30S粒子が正しく位置付けられることになる。
これらの現象が起きた後、50Sリボソーム・サブユニ
ットが結合して?OSリボソーム粒子が形成されるこの
時点でタンパク質合成の開始は完了し、延長相(工aン
ゲンシジーン・フェーズ)が始まる。
細菌内でのmRNAの翻訳効率の大きさには数段階の開
きかある。翻訳効率に影響を及ぼすパラメーター類に関
する知識はあまり無いが、SD配列の性質もその内の1
つであることが分かっている。この知見は、SD配列に
対する偶発的な突然変異、あるいは予め定められた、特
定部位での突然変異に関する研究から導かれた。例えば
、ある突然変異はmRNAと16SrlNAとの塩基対
の形成を促進し、翻訳効率を増すことが分かった。
他方、別の突然変異はmRNAとrRNAとの間の5D
−ASD相補性を8〜4塩基分減少させるが、この突然
変異は翻訳効率に何ら影響を及ぼさなかった。このこと
は、おそらく、残る4残基が、16S rRNAとの相
互反応にとって最も好ましい位置を占めていたことによ
ると思われる。その様な突然変異の総説は、コザック(
Kozak)によって報告されている[「マイクロバイ
オロジカル・レビュ、  −ズ(Mfcrobiolo
gical Reviews)J47 (1): 1−
45(1983)]。
更に、ポータプルなSD領領域用いてmRNAとrRN
A間での5D−ASD相浦性を4塩基から13塩基にわ
たって増加させると、翻訳効率は約2倍減少することが
知られている[ドウ・ボーアら(de Boer et
、al、)a1983、「バイオケミカル・ソサエティ
・シンポジウム(B iochem、 S ocSym
p、)J48:233−244]。また、今日では。
シャインータルガルノ配列の直後の塩基が翻訳効率に影
響を及ぼすことも分かっている(コザックら、面掲)。
AまたはT残基は、翻訳に関して肯定的に作用するが、
C残基(および、より少ない程度であるがC残基)は、
翻訳の可能性を大きく減少させる(ドウ・ボアーら、前
掲)。更には、開始コドン上流の配列も翻訳効率を左右
することが分かっている[ヒュイら(Hut et、a
l、)a1984「ザーEMBOジャーナル(The 
EMBOJournal)J3(3):623−629
]。この様に、翻訳効率がmRNA−rRNA相補性の
みの関数でないことは明らかであり、従って、開始領域
内での突然変異の影響についても不明である。そこで突
然変異の効果を評価するためにスクリーニングを行うこ
とにした。
16SrRNAの中央領域をコードしているDNAの特
定部位における挿入突然変異が知られている[スターク
ら(S Lark et、al、) 1984 「ジャ
ーナル・オブ・モレキュラー・バイオロジイ(J。
Mo1.Biol、)jl 78 :303−322]
。これらの突然変異体からの転写物は、プロセラソング
やアッセンブリィ(集合)機能を大きく損なわれており
、ときには、これらの両工程が突然変異の結果、完全に
破壊され、また、ときには、rRNAの成熟並びにリボ
ソームのアッセンブリィが遅延される。
本発明は、既存の細胞機構を利用して、細胞内でタンパ
ク質を組換え合成する方法に関するものである。一般に
、プラスミドなどのベクターを用いて宿主細胞をトラン
スフェクトする。これらベクターに含まれるり、NAは
、細胞性ポリメラーゼによって複製され、mRNAに転
写され、次いで、このmRNAは内因性リボソーム集団
(群)によって翻訳される(このリボソーム群は、通常
の細胞タンパク質の合成をも並行して行う)。組換えタ
ンパク合成の目的は、特定の所望のタンパク質を高収率
で得ることであるので、宿主細胞に、該宿主細胞の他の
タンパク質よりも所望のタンパク質を集中的に生産させ
るため、様々な技術が開発されてきた。例えば、誘導可
能なプロモーターをヘテロローガスな(異種の)タンパ
ク質をコードしているDNAに結合させることにより、
細胞を誘導用試薬にさらすことで該DNAの転写が活性
化される様にした。かくして、この宿主細胞を、外来D
NAの転写活性化の前に充分に確立された状態にするこ
とができる。それにも拘わらず、新規な転写物は限られ
た数のリボソーム群(大腸菌の場合は細胞光たり約25
0,000)を、宿主細胞のmRNAと競合しなければ
ならず、そのために、誘導された転写物の翻訳が減少し
、その結果、所望のタンパク質の収率が低くなってしま
う。
従って、宿主細胞の翻訳機構を、他の通常の細胞タンパ
ク質以外の、ある特定の所望のタンパク  。
質の合成に向けて集中させる方法が必要である。
加えて、宿主細胞内での所望のタンパク質の合成におい
て最大の翻訳効率を上げるために、リボソームとメツセ
ンジャーRNAとの相互作用を最適にするためのより優
れた方法が必要である。
さらに、16s rRNA ASD配列、およびそのフ
ランキング(非翻訳)領域を、予め定めた様に修飾する
方法が必要である。
これらの、またはその他の本発明の目的は、本明細書全
体を考慮することにより、明らかとなるであろう。
川 本発明は、上記の目的を達成するための方法であって、 1) (a)突然変異ASD配列を有する16SrRN
AをコードしているDNA配列と、(b)あるタンパク
質をコードしていると共に、16S、rRNAの突然変
異ASD配列と相補的な突然変異SD配列を含む非翻訳
5′領域を有しているDNA配列とを含む少なくとも1
個のベクターを得、2)このベクターで宿主細胞をトラ
ンスフェクトし、次いで、 3)この宿主細胞を培養して該タンパク質を発現させる
ことからなる方法に関するものである。
上記において、突然変異16s rRNA ASD配列
と突然変異mRNA5D配列とが相補性を有することが
重要である。この突然変異16S rRNA ASD配
列は、それが実質上、最大限に内因性の細胞mRNAと
結合せず、または内因性細胞mRNAからのタンパク合
成を開始することができない様に、そしてその逆である
様に選択される。従って、突然変異16S rRNA 
ASD配列を有効に含有しているリボソームは、その修
飾されたリボソームに合ったメツセンジャーからのタン
パク質を専門的に合成することになる。
突然変異16S rR’NA ASD配列をコードして
いるDNAの活性な転写の後に集合したリボソームは、
宿主細胞の増殖を阻害すると思われる。
しかし、このことは、突然変異rRNAを、発現系内で
、誘導可能なプロモーターのコントロール下におくこと
により、改良される。
本発明の方法は、16SリボソームRNAの3′末端の
最後の約20ヌクレオチド内に予め定められた突然変異
を有するRNAをコードしている新規なりNAを用いる
ことにより、容易となった。
rRNAのこの領域にはASD配列が含まれている。さ
らに詳しくは、このDNAは、16sリボソームRNA
であって、式: %式% (式中、Nはヌクレオチド、aはθ〜約5の整数、bは
0〜約10の整数、そして、Yは約3〜15ヌクレオチ
ドを含んでいる、CCUCC以外のオリゴリボヌクレオ
チドを表わす) で示される3′末端を有するRNAをコードしている。
また、本発明方法には、突然変異rRNAと相補的なm
RNAをコードしているDNAも含まれる。このmRN
Aはシトシンヌクレオチドの含有量が約25モル%以上
であり、シトシンに富むという点において特異的である
図面に関する簡単な記述 第1A、IBおよびIC図は突然変異mRNAのSD配
列をコードしているDNAを発現するためのベクターの
組み立て模式図である。
第2 A、2 B、2 C,2Dおよび2E図は突然変
異16s rRNA ASD配列と、それに相補的な突
然変異mRNAとをコードしているDNAを含むベクタ
ーの組み立て模式図である。
第3図は第2図で示したベクターを有する突然変異体に
よるヒト成長ホルモン(HGH)の合成状態を示すグラ
フである。このグラフは、形質転換体内で専門化された
リボソームが合成されており、しかも、それらが目的の
タンパク質の生産に関して活性であることを示している
詳しい記述 16s rRNA ASDをコードしているDNA1お
よびmRNA SD配列をコードしているDNAの両者
を、それらが互いに相補的になる様に突然変異させる。
相補性とは、例えばRNA配列が水素結合によってヘテ
ロデュプレックス(二重鎖)コンプレックスを形成する
ならば、それらは相補的であるとされている。本明細書
においては、相補的な塩基対合を形成するヌクレオチド
を、GとC,AとU、およびGとUとし、相補的なヌク
レオチドが約3〜7個連続して含まれている配列を相補
的な配列とする。しかしながら、相補配列中に含まれて
いるヌクレオチド全てが塩基対を形成している必要はな
い。通常、塩基対を形成していない内部ヌクレオチドが
幾つか含まれていることによってヘテロ二重鎖コンプレ
ックスの形成が妨げられることはなく、特に、問題のヌ
クレオチド(例えばUとG)に関して相補性が許容し得
るものであれば、二重鎖コンプレックスの形成は妨げら
れない。本明細書に於いて、シャイン−ダルガルノ(S
D)配列および抗−シャイン−ダルガルノ(ASD)配
列という語句は、通常の構成的な意味ではなく、それら
の機能に基づいて用いられていると理解すべきである。
実際、本発明の突然変異SD配列および突然変異ASD
配列は、野生型SDおよび野性型ASDとは大いに反対
の相補物である。しかしながら、これらは−緒になって
適切にタンパク合成を開始する様に作用するので、上記
の事があるにも拘わらず、SDおよびASD配列と称さ
れる。
相補的な突然変異体rRNAおよびmRNAのSD並び
にASD配列は、内因性の宿主メツセンジャーRNAと
の結合、並びにそれに関するタンパク合成の開始、を最
少限に止める上で充分な長さと性質を有する。これは、
後述の如くにして誘導可能なプロモーターのコントロー
ル下にある一連の相補的な突然変異体を調製し、宿主細
胞をトランスフェクトし、同一増殖段階の突然変異体1
6SrRNA類を誘導し、次いで形質転換体間における
誘導後の増殖速度を測定する、という方法で決定された
。増殖抑制作用が最少限度に止まっており、しかも内因
性メツセンジャーの翻訳には実質上関与し得ない様な突
然変異体rRNAが本発明に用いる上で適している。し
かしながら、通常、16SrRNAの突然変異ASD配
列のグアニジンのモル含有率(%)は高い(グアニジン
がヌクレオチドの約25〜100モル%を占める)。こ
の。
点でグアニジンを含有していない正常のASDとこれら
突然変異体とを識別できる。勿論、相補的なmRNA 
SD配列は過剰量のシトシンを含有しており、これもま
た、通常のメツセンジャーの開始部位と異なり、シトシ
ン含量が約25モル%以上であろう。実際的なl態様と
して、天然のmRNA並びにrRNAのASD配列とS
D配列とは置換され得る。  16SrRNAの3′末
端に突然変異ASD配列が含有される。この突然変異A
SD配列は、天然の配列と同じ位置に存在していること
が望ましい。しかし、この突然変異配列は、天然の配列
(これは通常、5ヌクレオチドの長さである)よりも長
くても、または短くても良い。
突然変異配列の長さは約3〜15ヌクレオチドである(
その中に、非相補的ヌクレオチドが、5ヌクレオチドに
ついて1個以下の割合で含まれていても良い)。突然変
異配列の長さは、約4〜6ヌクレオチドであることが好
ましい。
突然変異rRNA配列と突然変異mRNA配列とは、天
然のASD配列とSD配列上の正確に同一箇所で置換さ
れている必要(よない。例えば、ゲノム陰性菌の16S
rRNAの3′末末端コンセンサス列は、式: UGG
AtlCACCUCCUUAo、、 [式中、mRNA
のSDコンセンサス配列(GGAGG)と相補的な配列
には下線が施されているコで示される。突然変異ASD
配列は、ASDの5個のヌクレオチドCCUCGに、G
に富んだ置換突然変異が起きているものが好ましく、最
も好ましいのは、GGAGGで置換されたものである。
しかしながら、CCUCCを、より長い、または短い配
列(例えばTGGAGGまたはGGAG)で置換しても
良い。あるいは、またはその上に、突然変異配列を上流
または下流にシフトさせ、例えば、UGGAUCGGA
GGAUUA  またはUGGAUCAUGGAGGU
^ としてもよい。
OHOH 前記の突然変異体のいずれにおいても、相補的な挿入体
と境界を接する(フランキング)領域内で、lまたは1
以上のヌクレオチドを欠失させ、例えばUGGAUCA
GGAGGUA  の如くにできる。しかじながOH ら、突然変異部位が、3’ rRNAの相補領域下流の
長さを増減させる様な置換に係る場合には、相補的mR
NA SE配列とmRNA開始コドンとの間に存在する
ヌクレオチドの数をも、好ましくは、同じ方向に、また
、同じヌクレオチド数になる様、調整すべきである。一
般に、16SrRNA ASD突然変異は、このrRN
Aの3′末端の最後の約7〜20ヌクレオチドの間に位
置している。
16SrRNAは、大腸菌の7個の遺伝子によってコー
ドされており、これら遺伝子のいずれも同じ3′末端を
コードしている。これらの遺伝子、並びに他の微生物由
来の16SrRNA遺伝子が同定されており、大腸菌ま
たは他の細胞性ゲノムから、一般に入手可能である。例
えば、rrnB rRNAオペロン(プロモーターと、
rrnB rRNAをコードしているDNAからなる)
はクローンされ、配列決定されており[ブロシウス(J
、BrosiuS)ら、1981rプラスミド(P l
asmid)J6 : l I2−1181、これを適
当な出発物質として用いている。16SrRNAをコー
ドしているDNA(好ましくは、意図する宿主細胞から
のもの)を複製可能なベクター内で常法通りクローンす
る(ブロシウスら、前掲参照)。また、別の態様では、
16SrRNAとしてエリスロマイシン耐性I6S r
RNAが選択されている[シグムンド(Sigmund
)ら、1984rヌクレイツク・アシッズ・リサーチJ
12:4653−4663コ。次いで、一般にこれらの
ベクターを2つの方法で修飾する。まず第1に、16S
rRNA−暗号化DNAを誘導可能なプロモーターのコ
ントロール下に置く。第2に、ASD配列をコードして
いるDNA(所望により、さらにそのフランキング領域
をも含めて)を所望通り突然変異させ、mRNAに用い
られる突然変異SD配列と相補的な配列を調製する。
誘導可能なプロモーター類は周知であり、一般に入手可
能である。その例には、ラムダファージPLプロモータ
ー、メタロチオナインプロモーター、および1ac−U
V5プロモーター等があり、これらはそれぞれ、培養温
度の上昇、培地への銅イオンの添加、またはイソプロピ
ル−B−D、チオガラクトジッドの添加により誘導され
る。意図する宿主細胞が認識し得るその他の適当なプロ
モーターは当業者にとって自明であり、それには、例え
ばtacプロモーター[ドウ・ボワー(de Boer
)ら、[ジーン(Gene):構造と機能(S tru
cture and  Function)Jpp、2
 0 5 − 2 4 8(1983)コがある。一般
に、誘導可能なプロモーターは、そのプロモーターが誘
導された場合のRNAと、誘導されていない場合のRN
 Aとの比率が約10・1以上でなければならない。1
6SrRNAとメツセンジャーRNAの両者をコードし
ているDNAを誘導可能なプロモーター類のコントロー
ル下におくことが望ましい。これら両者に同じプロモー
ターを用いることもできるが、普通、誘導する必要があ
るのはrRNAのみである。
所望のタンパク質産物をコードしている出発物質DNA
は真核性または原核性起源から得られる。
このタンパク質は、宿主細胞にとってヘテロジーニアス
であることを要しない。通常、この出発物質DNAは固
有の5′非翻訳領域を含むcDNAである。このcDN
Aが真核性mRNAの逆転写物であれば、SD配列は存
在していない。このDNAを原核生物内で発現させるた
めには、真核性DNAの5′非翻訳領域を除去し、SD
配列を含む原核性の5′配列で置き換えることが好まし
い。
この配列は、インビトロでの合成によるか、あるいは、
プロモーターの供給源である遺伝子から容易に得ること
かできる。多くの原核性5′領域が知られており、それ
らを上記の目的で用いることができる。別法として、突
然変異された相捕領域を、出発コドンから適当な間隔を
あけて(出発コドンから約5〜9ヌクレオチド上流)a
真核細胞の5′領域のヌクレオチドと単に置き換えても
良い。
突然変異rRNAと突然変異mRNAとをコードしてい
る各DNA配列は、同一のベクター内にあることが好ま
しい。こうすることにより、両DNA配列により形質転
換を、単一の選択用試薬(例えばampr遺伝子−担持
ベクターの場合ならばアンピシリン)によって選択する
ことができる。2個のベクターを用いる場合には、同時
形質転換の結果を確かめるために、2種類の選択用試薬
を用いなければならない。
本発明に用いるのに好ましい宿主細胞は原核性細胞であ
り、これは、原核性のタンパク合成開始システムの方が
、真核性(特に、哺乳類細胞の如き高等な真核細胞)の
開始システムよりも良く理解されているからである。適
当な原核生物には、例えば、大腸菌やシュードモーナス
(P seudomonaS)等のダラム陰性菌、並び
にバチルス(BacNlus)等のダラム陽性菌が含ま
れる。しかしながら、本発明の原理は、真核生物内での
専門的な発現システムにも等しく適用することができる
。例えば、哺乳類細胞の16s細胞質rRNAは3′末
末端列UCAUUA−OHを含有している。この配列を
原核性の抗−シャイン−ダルガルノ配列CCUCCに一
致する様に突然変異させ末端配列UCACCUCCUU
A−OHを有する突然変異体16SrRNAを得る。次
いで、このDNAを、所望のタンパク質の開始コドンの
5′側であり1.かつ、選択遺伝子(例えばDHPR)
の開始コドンの5′側に相補配列を有するmRNAをコ
ードしているDNAと一緒に宿主細胞に導入し、同時形
質転換する。従って、トランスフェクトされたDNAを
取り込んだ宿主細胞であって、専門化されたリボソーム
系内でタンパク質を発現することができる宿主細胞だけ
が選択工程で生き残ることができる。
突然変異ASDを含有しているrRNAは誘導可能なプ
ロモーターのコントロール下にあるが、宿主細胞はこの
誘導可能なプロモーターを抑制し得る必要がある(例え
ば、宿主細胞は、充分量のリプレッサータンパク質を産
生ずる必要がある)。
例えば、Iacまたはtacプロモーターは、本来、1
aCリプレツサーを過剰生産することが当業界において
知られている宿主株(例えば大腸菌DI2101aci
g)に用いるのが適当である。
誘導可能なrRNAで形質転換された細胞培養物を、増
殖サイクルのどの様な特定の時点で誘導するか、という
ことは重要でないが、指数増殖期に入った時点で培養物
を誘導するのが好ましい。
こうすることにより、培養物中に、例えば、専門化リボ
ソーム類を支える上で必要なリボソームタンパク質やポ
リメラーゼ類を合成するのに充分な量の内因性リボソー
ムを蓄積することができる。
エリスロマイシン耐性16SrRNAを用いる場合には
、専門化リボソームが実質的な数、合成された後におい
てのみ、エリスロマイシンを加えるべきである。
実施例の記載を簡単にするため、頻繁に用いられる方法
を短い熟語に略して示す。
プラスミドは小文字のpを先頭にし、そして/または大
文字および/または数字を続けることによって表わされ
る。本発明の出発物質であるプラスミドは市販されてい
るか、または非制限的な施設から一般に入手可能であり
、あるいはこの様にして入手し得るプラスミドから、公
知の方法に従って組み立てることができる。更に、その
他の同等なプラスミドも当業者には知られており、通常
の技術者にとって自明であろう。
DNAの“消化”とは、DNAを、該DNAのある位置
に対してのみ作用する酵素で触媒的に開裂することを指
す。その様な酵素を制限酵素と称し、該酵素にとって特
異的な部位を制限部位(サイト)と称する。“部分”消
化とは、制限酵素による不完全な消化であり、与えられ
たエンドヌクレアーゼに対するDNA基質中の部位の全
てでなく、そのうちのいくつかを開裂する様な条件を選
んで行う。
本発明において用いる様々な制限酵素は市販されており
、その反応条件、コファクター、およびその他必要なも
のは、酵素の供給業者の指示に従って使用した。制限酵
素類は、各制限酵素が最初に得られた微生物を表示する
大文字、次いで他の文字、更に、通常、数字からなる略
号で表わされる。
一般に、特別の場合を除き、約1μ9のプラスミドまた
はDNAフラグメントを、約20μQの緩衝液中の約1
単位の酵素と共に使用する。特定の酵素について適当な
緩衝液および基質の量は、製造業者によって明示されて
いる。通常2、インキュベーション時間は37℃で1時
間とするが、供給者の指示に従って変えてもよい。イン
キュベーションした後、フェノールおよびクロロホルム
でタンパク質を抽出して除き、消化された核酸を水性フ
ラクションからエタノール沈澱によって回収する。
DNAフラグメントの2つの制限的開裂末端か閉環(サ
ーキュライディング)したり、閉じたループを形成する
ことにより、該制限部位に他のDNAフラグメントが挿
入されにくくなるのを防止するために、制限酵素による
消化の後、5′末端のホスフェートを細菌性アルカリホ
スファターゼで加水分解することが、時々ある。明示し
ない限り、プラスミドの消化には、5′末端の脱りん酸
反応は伴わないものとする。脱りん酸の方法および試薬
は常法に従う[T、マニアナイス(T 、Maniat
is)ら、1982、モレキュラー・クローニング(M
1ecular Ctoning)pp、 133−1
34 ]。
制限酵素による消化によって得られたDNAフラグメン
トの“回収”または“単離”とは、この消化物をポリア
クリルアミドゲル電気泳動にかけて分離し、フラグメン
トの移動度を分子量既知のマーカーDNAフラグメント
のそれと比較して所望のフラグメントを同定し、該フラ
グメントを含むゲルの部分を取り除き、該ゲルからDN
Aを分離することを意味する。この方法は一般的に知ら
れている。例、R,O−ン(R、L awn)ら、19
81、“ヌクレイツク・アシッズ・リサーチ”9:61
03−6114およびり、ゲラデル(D 、 G oe
ddel)ら、1980“ヌクレイツク・アシッズ・リ
サーチ”8:4057参照。
“サザーン分析”とは、消化物中のDNA配列またはD
NA含有組成物中のDNA配列の存在を、既知の、標識
したオリゴヌクレオチドまたはDNAフラグメントとの
ハイブリダイゼーションによって確認する方法である。
本明細書中では、特に断らない限り、サザーン分析とい
う時は、E、サザーン(E 、 S outhern)
a■975″ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオ
ロジイ(J 、Mo1.B iol。
)”98:503−517、の方法に従って、消化物を
1%アガロース上で分離し、変性し、そしてニトロセル
ロース上に移し、T、マニアナイスらの方法[1978
、“セル”15:687−701]に従ってハイブリダ
イゼーションを行うことを意味する。
“形質転換”とは、DNAを生物内に導入することを意
味し、その結果DNAが染色体外成分として、あるいは
染色体内に組み込まれて複製されることを意味する。特
に明示しない限り、本発明における大腸菌の形質転換法
はマンデル(Mandel)らのCaCQ、法(197
0、“ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオロジイ
”53:154)を採用する。
“ライゲーション(結合)”とは、2個の二本鎖核酸フ
ラグメントの間にホスホジエステル結合を形成する工程
を言う(T、マニアナイスら、前掲p146)。特に明
示しない限り、ライゲーションは既知の緩衝液と条件を
使用し、略等羊ル量のライゲートすべきDNAフラグメ
ント0.5μg当たりT4DNAリガーゼ(“リガーゼ
)10単位を用いて行う。
形質転換体からのDNAの調製は、クローンしたプラス
ミドDNAを微生物培養物中から単離することにより、
行なわれる。明示しない限り、マニアナイスらのアルカ
リ性/SDS法(同上p、90)を採用する。
“オリゴヌクレオチド”とは、短い一本鎖または二本鎖
ポリデオキシヌクレオチドであって、既知の方法によっ
て化学的に合成され、次いでポリアクリルアミドゲル上
で精製されたものである。
文献は、参考までに引用したものである。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、これらは本
発明を制限するものではない。
実施例1 突然変異体mRNA開始配列をコードしてい
るDNAを担ったベクターの組み立てこの組み立ては第
1図に示されている。pBR322誘導体であって、単
lのEcoRI部位を有し、trpプロモーターのコン
トロール下にヒト成長ホルモン(HGH)をコードして
いるDNAを担っているpHGH207−1*[グレイ
(Gray)ら、1984[バイオチクノロシイJ2:
161−165およびトウーボアー(de Boer)
ら、1982、遺伝子からタンパク質へ、生物工学への
翻訳(Fron Gene to Protein: 
Translation 1nto Bi。
technology)aマイアミ・ウィンター・シン
ボジア(Miami Winter Symposia
) l 9 :309−327]を、HpaIとEco
RIとで順次消化した。
Hpalはこれをブリブノウ・ボックス(Pribno
wB ox)内のSD領領域近位において開裂させ、ま
たEcoRlは、HGH開始コVンの直ぐ前方で切断す
るので、2個のベクターフラグメント(小片)が得られ
た。大きい方のベクターフラグメントを回収した。この
フラグメントは、trpSD配列を除去されている。
オリゴヌクレオチドPSDR−IXをインビトロで合成
し、文献記載[ドウ・ボアーら、1983rDNAJ2
(3):231−235、およびドウ・ボアーら、19
83rバイオケム・ツク・シンプ(Biochem S
oc、Symp、)J48 :233−244]の方法
と同様にして、T4DNAリガーゼを用いて挿入した。
PSDR−IXの配列は第1図に示されている。これは
、ベクターの、Hpal切断による平滑末端とのライゲ
ーションのための5′平滑末端と、3’EC0RI粘着
末端とを有する。PSDR−IXは突然変異mRNA 
SD配列(OCT CC)を含有しており、この配列は
転写されてCCUCCとなり、大腸菌rRNA ASD
配列のコンセンサス配列と同一(従って、これと相補的
ではない)の配列となる。このライゲーション混合物を
用いて大腸菌294(ATCC31446)を形質転換
した。ampmココーからプラスミドを回収し、Bam
HIで消化して該プラスミドを線状化した。第1図に示
した様に、この消化プラスミドにBamHI−CeaI
コンバーター(converter)をライゲートし、
得られたライゲーション混合物を用いて大腸菌294を
形質転換した。この工程は、BamH■部位をCl2a
1部位に変換することを目的とするものである。amp
rコロニーからpHGH−PSDR−[Xを回収し、第
1図に示した様に、その配列を確認した。この配列には
、修飾されたtrpプロモーターPribnow Bo
x(二重線のオーバライン)a欠失Hpa1部位(ΔH
pal)a転写開始部位(′″I)a並びに出発物質プ
ラスミドに由来する配列(小文字のヌクレオチド部分)
が含まれている。
上記の工程を、PSDR−Xを用いて行った。
この場合、突然変異mRNA SD配列GTGTGは、
PSDR−IX中のCCTCC配列ヨリも、コンセンサ
スGGAGG  SD配列からの基の逸脱度は少なかっ
た。
同様にすることにより、SD配列、および、SDフラン
キング領域内の開始コドンおよび/またはヌクレオチド
、に関する空間的な位置が変化している突然変異体の膨
大なバンク(貯蔵物)を、単に、異なった合成フラグメ
ントを調製するだけで生成させ得ることは明らかである
実施例2 相補的な突然変異16SrRNAをコードし
ているDNAを含むベクターの組み立て既知の方法でプ
ラスミドpKK3535を調製した[ブラシウス(B 
rasius)ら、1981Fジヤーナル・オブ・モレ
キュラー・バイオロジイJI48:107−127、お
よびブロシウスら、1981[プラスミドJ6:112
−118]。このプラスミドは、後者の引用例中の第2
図、および本明細書の第2図に示されている。これは、
pB R322ベクター内に、−列に並んでいる(タン
デムな)PIおよびP2rRNAプロモーターのコント
ロール下にあるrrnB rRNAオペロン(16rR
NAと23SrRNAとをコードしている)を含有して
いる。このrrnBリボソームRNAオペロンは大腸菌
ゲノムから得られた。第2図において、rAsDJと命
名されている黒色の領域はrRNA転写物の3′末端に
見出される標的抗SD配列である。この16SrRNA
の5′側黒色領域にコードされているRNAは、転写後
、16S rRNAからプロセッシングされた。TIお
よびT2は転写終止領域である。本発明においては、出
発物質プラスミドはプロセッシングされる前の16Sr
RNAをコードしており、また、大腸菌によって認識さ
れ得る転写ターミネータ−を含有していなければならな
い。以下の如くにして、挿入的なKpn[部位を付加し
た。
プラスミドpKK3535を、モリナガ(Marina
ga)らのヘテロ二重鎖コンプレックス突然変異誘発法
([バイオチクノロシイJ1984年7月号、pp、6
36−639)で処理し、−列に並んだP1プロモータ
ーとP2プロモーターを含む約1OObpフラグメント
を除去した。これは、構成的なPlおよびP2プロモー
ターを誘導可能なプロモーターで置き換えるための第一
歩である。第1に、pKK3535約1119をCQa
IとPvulで消化した。第2に、約1μ9をPstl
消化およびHindI[I部分消化に付した。各消化混
合物中から切断されたプラスミドを単離し、プラスミド
の小片を混合し、DNA二本鎖を100℃で3分間加熱
することによって変性した後、以下の式: で示される合成オリゴヌクレオチドプライマーを加えた
。数値は、ブロシウス(Brosius、前掲)らによ
って示された、pKK3535のrrnB中の位置と対
応する値である。反応混合物を4℃まで徐々に冷却し、
T4DNAリガiゼ(100単位)a大腸菌DNAポリ
メラーゼの大きいフラグメント(5単位)aおよび4種
類のデオキシヌクレオチド全て(終濃度0.05mM)
を加えた。この試料を12.5℃で一夜インキユベート
した。インキュベートした試料で大腸菌294をトラン
スフェクトし、amprコロニーから所望の構造を有す
るプラスミドDNAを単離した。このプラスミドは第2
図に示されている様に、PlおよびP2と側面を接して
KpnI部位を有している。このプラスミドをKpnl
消化に付し、大きい方のフラグメントを単離し、次いで
ライゲートさせて該プラスミドを閉環させた。こうして
、Pプロモーター類が欠失されたプラスミドであるpK
K3535ΔPIP2を回収した。
次の工程は、実施例1のPSDR−I XまたはPSD
R−X配列と相補的な突然変異ASD領域を導入するこ
とを目的としている。第1に、プラスミドpKK353
5ΔP、IP2約1μ9をBstE■とXbalで消化
し、第2に、同じく、PvulとCl2aIで消化し、
各消化混合物中から切断されたプラスミドを単離し、得
られたフラグメントを一緒にして100℃において3分
間加熱することにより二重鎖を変性させ、次いで、式; %式% (式中、点を付した部分は、野性型16SrRNAをコ
ードしているDNAの3′領域と相補的な塩基であるこ
とを表わしている) で示される合成オリゴヌクレオチドプライマーの存在下
で再アニールした。pKK3535ΔPIP2ASDI
X中の修飾された16SrRNA遺伝子の3′末端をコ
ードしている、該DNAの転写により、以下の式: %式% で示される配列を含有するrRNAが得られる。
従って、ASDIX配列は、実施例Iにおいて突然変異
pHGH−PSDR−IXプラスミドに含有せしめた正
常なASD配列CCUCCと相補的である。
以下の式: %式% で示される突然変異誘発プライマー(A S D Xと
命名)を用い、上記の方法と同様にして行った。
得られたpKK3535ΔPIP2ASDXから転写さ
れたrRNAは、式: %式% (式中、CACAC領域は、実施例1におけるpHG 
H−P S D RXから転写された突然変異mRNA
と相補的である) で示される配列を含有している。
同様にして、ASD5’ CAUAC(ASDXと、塩
基1個が相違している)を有する16SrRNAをコー
ドしている別の突然変異DNAを、同様の方法で調製し
た。この突然変異体をpKK3535ΔPIP2ASD
XIと命名した。これらのプラスミドは、どれも16S
rRNAを発現せず、従って、それらは致死的でなく大
腸菌内で安定に維持される。
pKK3535ΔPIP2ASDX、XIまたはIXの
内、いずれかを以下の如くに処理する。
便宜上、後者のプラスミドについて説明し、それを第2
図に示す。即ち、プラスミドpKK3535ΔPIP2
ASDrXをPvuIとCQarとで同時に消化し、大
きい方のベクターフラグメントを回収した。
pHGH−PSDRIXをPvulとCQaIとで同時
に消化し、trpプロモーターとHG H遺伝子とを含
有している約1800bpのベクターフラグメントを単
離した。このフラグメントを、前節で得た大きいベクタ
ーフラグメントとライゲートし、このライゲーション混
合物を用いて大腸菌294を形質転換し、amp’コロ
ニーからpASDIX−PSDRIXを回収した。
pKC30Δnut[pN 02678とも称する、ゴ
ース(Gourse)ら、1985rプロシーデインゲ
ス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミイ・オブ・サイエ
ンスイズ(Prot、Natl、Acad、Sci、)
USA J82:1069−1073]は、pBR32
2の誘導体であって、λファージnut L配列を含ん
でいないλPLオペロンを担持している。プラスミドp
Kc30ΔnutをHindllfとKpuIとを同時
に用いて消化し、λファージPLプロモーター・オペレ
ーターを含有している約1300bpのフラグメントを
回収した。このフラグメントを含有しているλファージ
のDNA配列は、ヘンドリックス(Hendrix)ら
[ラムダ■(Lambda II)app、6f9−6
23、コールドスプリングハーバ−・ラボラトリイ、1
983]によって示され、それは、塩基約35580か
ら約36880に及んでいる。この1300bpλPI
、フラグメントと、式:で示される合成オリゴヌクレオ
チドとライゲートすることにより、Hi n、d I1
1部位をKpn1部位に変換した。
このオリゴヌクレオチドは、該コンバーターが自己相補
性であるため、りん酸化(キナーゼ処理)しない。即ち
、りん酸塩(ホスフェート)はベクターの粘着末端から
与えられるのであり、上方の鎖だけがライゲートする。
下方の鎖とベクターとの間に残存しているギャップは、
インビボで、下記の如くに埋められる。
変換後の1300bpフラグメントをKpnI消化pA
SD I X−PSDRI Xにライゲートし、次いで
、大腸菌に5637(c夏857)にトランスフェクト
して30℃で増殖させた。 amprコロニーからプラ
スミドを単離し、Bgf211およびT−IindII
[を用いて制限酵素分析法による分析を行い、λPLプ
ロモーターを正しい(前向き)方向性で含有しているプ
ラスミドpASDIX−PSDRIX’−PLを同定し
た。大腸菌に5637(c1857)は大腸菌w31 
IQ(ATCC27325)の誘導体であって、常法通
り調製され、λC1857ΔBamCro” Oam1
9表現型を有している。それに関連した要素は、λリプ
レッサー遺伝子の温度感受性Cl857アレルを含有し
ている欠損性(derect 1ve)λプロファージ
(ゲノム挿入体)である。このλC1857リプレツサ
ーは、λPLプロモーターのコントロールの下、30℃
でほぼ完全に転写を抑制するタンパク質である。しかし
ながら、λCl857は42℃で不活性化されるので、
この程度の温度でインキュベートすると、培養中のλP
Lは脱抑制される。c1857アレルを伴っているλリ
ソーゲン(lysogen)を含むその他の宿主細胞[
例えば、ゴースら(前掲)の記載に係るC600λ]も
用いることができる。
プラスミドpASD [X−PSDRIX−PLおよび
pASDX−PSDRX−PLの外、プラスミドpAS
DX I−PSDRX−PLも上記と同様にして調製さ
れた。ここにおいて、16S rRN人ASD突然変異
体とmRNA SD突然変異体とは相補的であるが、こ
の相補性は、完壁な塩基対に基づくものではない。
実施例3 専門化リボソームを用いたHGHの合成 pASDIX−PSDRIX−PL、pASDX−PS
DRX−PL、I)ASDX I−PSDRX−PLお
よび対照、の各プラスミドを用い、下記の方法に従って
大腸菌に5637を形質転換し、HGHを合成させた。
プラスミドDNA約10ngを大腸菌に5637(Cf
857)またはこれと同等な菌株のコンピテントな細胞
に加え、常法通り形質転換した。ampr形質転換体を
得、これを30℃において、Mg培地で一夜増殖させた
。16時間後、OD、、1c11が0.05を示してい
るこの同培地に、30℃で新しい培地を接種した。1時
間後、温度は42℃に上った。細胞標本1+gを採取し
、細胞を遠心して沈降させ、溶菌した後、免疫学的手段
に基づく標準的手法によってhGH含有量を測定した。
実施例2で得た、λPLプロモーターを誤った方向性で
有しているプラスミドpA S D X −P 5DR
Xを負対照に用いた。このプラスミドを含有する形質転
換体は突然変異16SrRNAを生成し、また、突然変
異mRNA PSDRXは、実質上、野性型宿主細胞の
リボソームによって認識されない。同様に、PHGH−
PSDRX(実施例1)の転写物もこの宿主細胞に認識
されないので、これも負対照となる。
3種の正対照を用いた。それは、実際上、市販の対照物
として役立つpHGH207−1、pHGH20?−I
  ASDwi−PLおよびpHGH207〜I  A
SDvtである。プラスミドpHG)1207−I  
ASDwT−PLは、ASD I Xの代わりに野性型
ASD配列(CCUCC)をコードしている16SrR
NAを用いる外は、実質上、pASDIX−PSDRI
X−PLと同様にして調製された。プラスミドpHGH
207−t  ASDwtは、λPLプロモーターが挿
入されていない点を除いて、プラスミドpHGH2(L
7−I  ASD+vt−PLと同一である。これら3
種の正対照は、トランスフェクトされたプラスミドがt
rpプロモーターで促進される野性型HG H遺伝子を
含有しており、転写物が正常な宿主細胞のリボソームに
よって認識されるが、専門化リボソームの発生をもたら
さないので、HGHを合成するものと思われる。
結果を第3図に示した。予測通り、pA S D X−
PSD11XとpHGH−PSDRXは、突然変異SD
が宿主細胞リボソームによって認識されず、また突然変
異16SrRNAが促進されないか、あるいは、それが
コードしているDNAが完全に失われている、という理
由で、実質上、HGHを生成しなかった。
PLプロモーターのコントロール下で、16SrRNA
野性型ASDを含有している吐IGH207−I  A
SDwt−PLのHG H生成がpHGH207−I 
 ASDwtや叶IGH207−1よりも少ないのは、
操作可能(オペレイティブ)な、強いPLプロモーター
が存在しており、しかもそのベクターサイズが大きいこ
とによるものと思われる。
一般に、強力なベクタープロモーターが存在し、ベクタ
ーサイズが大きいと、細胞当たりのベクターコピー数が
相対的に少なくなり、そのために、生産物の合成か低下
することになる。しかしながら、これら3種のプラスミ
ドと全て、HGHをコードしているDNAとコンセンサ
スSD配列とをtrpプロモーターのコントロール下に
含有しているので、λPLの誘導に先立ってHGH産物
が合成されることが予測される。
相補的な、または実質上相補的な、突然変異5D−AS
D暗号配列を担っているプラスミドに関する結果を検討
したところ、専門化リボソームが生産され、この専門化
システムかタンパク合成に有効であることが分かった。
300分後においてさえ、HG Hの量は増え続けてい
るが、内因性リボソームを用いた、従来のプラスミドか
ら合成されるHGHの量は定常状態に達している。更に
、突然変異5D−ASD系の位置および配列を適正化し
たり、培養期間を増加する、等によって本発明方法をよ
り洗練されたものにすることで、タンパク合成における
一層の改善が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1A、IBおよびlC図は突然変異mRNA5D配列
をコードしているDNAを発現するためのベクターの組
み立て模式図、第2A、2B、2C。 2Dおよび2B図は突然変異16S rRNA ASD
配列と相補的な突然変異mRNAとをコードしているD
NAを含むベクターの組み立て模式図、第3図は第2A
〜2E図に示したベクター等による形質転換体によるヒ
ト成長ホルモンの合成状態を示すグラフである。 特許出廓人 ジェネンテク、インコーポレイテッド代 
理 人 弁理士 青白 葆 ほか1名CPSDR反)の
挿入 PSDRIX: DDC PSDRX: DI ECOド1 Bam)−II−C1aIコンlぐ−9−(5’−GA
TCATCGAT)の挿入(AMP(11)     
             ECORIpKC3oΔn
utがうの )−1indIIL−KpnIフラブヌント300bp T4DNA リカ゛−ビ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、リボソーム16S RNAの3′末端側の最後の約
    20ヌクレオチド内に予め定められた突然変異を有する
    該リボソーム16S RNAをコードしているDNA。 2、式:GGA(N)_aY(N)_b−OH(式中、
    Nはヌクレオチド、aは0〜約5の整数、bは0〜約1
    0の整数、そして、Yは約3〜15ヌクレオチドからな
    る、CCUCC以外のオリゴリボヌクレオチドを表わす
    ) で示される3末端を有するリボソーム16S RNAを
    コードしているDNA。 3、(N)_aがUCAである第2項記載のDNA。 4、(N)_bがUUA、UUUCUAまたはUUUで
    ある第2項記載のDNA。 5、Yが約25モル%以上のグアニンヌクレオチドを含
    有している第2項記載のDNA。 6、YがGGAGG、CACACまたはCAUACであ
    る第2項記載のDNA。 7、第1項記載のDNAによってコードされているRN
    Aを含有しているリボソーム。 8、第2項記載のDNAによってコードされているDN
    Aを含有しているリボソーム。 9、第7項記載のリボソームを含有している細胞。 10、第8項記載のリボソームを含有している細胞。 11、第7項記載のリボソームが、細胞にとって内因性
    のmRNAを、実質上、翻訳し得ないものである第9項
    記載の細胞。 12、第8項記載のリボソームが、細胞にとって内因性
    のmRNAを、実質上、翻訳し得ないものである第10
    項記載の細胞。 13、オリゴヌクレオチドYと相補的なシャイン−ダル
    ガルノ配列を含有しているmRNAをコードしているD
    NAにより、トランスフェクトされた第11項記載の細
    胞。 14、オリゴヌクレオチドYと相補的なシャイン−ダル
    ガルノ配列を含有しているmRNAをコードしているD
    NAによりトランスフェクトされた第12項記載の細胞
    。 15、25モル%以上のシトシンヌクレオチドを含むシ
    ャイン−ダルガルノ配列を含有しているmRNAをコー
    ドしているDNA。 16、配列がCCUCCで示される第15項記載のDN
    A。 17、細胞培養内でタンパク質を生産する方法であって
    、 1)(a)突然変異ASD配列を有する16S rRN
    AをコードしているDNA配列と、 (b)あるタンパク質をコードしていると共に、16S
     rRNAの突然変異ASD配列と相補的な突然変異S
    D配列を含む非翻訳5′領域を有しているDNA配列、
    とを含む少なくとも1個のベクターを得、 2)このベクターで宿主細胞をトランスフェクトし、次
    いで、 3)この宿主細胞を培養して該タンパク質を発現させる
    ことからなる方法。 18、16S rRNAをコードしているDNA配列と
    、タンパク質をコードしているDNA配列とが同一のベ
    クターに含まれている第17項記載の方法。 19、16S rRNAをコードしているDNAが誘導
    可能なプロモーターのコントロール下にある第17項に
    記載の方法。 20、宿主細胞が細菌である第19項記載の方法。 21、タンパク質が真核性タンパク質である第19項記
    載の方法。 22、タンパク質が哺乳類のタンパク質である第21項
    記載の方法。
JP61070607A 1985-03-27 1986-03-27 専門化リボソームおよびその使用方法 Pending JPS61224991A (ja)

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