JPS61214256A - 光磁気デイスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、光磁気ディスク装置に係り、特にオーバーラ
イドに好適な光磁気ディスク装置に関する。

〔発明の背景〕

従来の装置は第１図に示す様に光ヘッド３，５を２個と
それぞれに対応して磁気ヘッド４，６を２個用意するこ
とにより、片方を消去用とし、他方を記録用とすること
により、消去を行ないながら、即記録を行なう、いわゆ
るオーバーライドを実現させていた。例えば、特開昭５
９−１１７７０３号参照のこと。ところが、磁気ヘッド
が２個必要であり、さらにこれらを２個の光学ヘッドと
ディスク上のトラックとを位置合わせなくてはならず調
整が面到である。

〔発明の目的〕

本発明の目的は前記欠点を除去し、安価でしかも調整が
容易であり、オーバーライド可能な光磁気ディスク装置
を提供することにある。

〔発明の概要〕

かかる目的を達成する為に、本発明では記録および消去
する領域の周囲部分の磁化膜から発生す５′１！ｌ る磁場を利用し、かつ、消去ビームが、記録・再生ビー
ムより、常に前方に位置することによって、オーバーラ
イドを実現し、記録、消去用の別の磁場発生装置を不要
としたことを特徴とする。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第２図により説明する。基板
１の表面には磁性膜２がスパッタリングなどの方法によ
り付着されている。この磁性膜には、案内トラック２１
が設けられており、情報は該案内トラック間の平坦部（
記録領域）２２に記録される。尚、案内トラック２１は
、平坦部（記録領域）２２とは異なる向きの磁極を有す
る。このような膜面上に回転方向に対し、記録レーザビ
ーム８より前方に位置している消去ビーム７を記録領域
２２に照射すると、磁性膜２は熱せられ、その部分がキ
ュリ一温度以上になり磁化を失なう。

回転によりその部分のレーザ照射がなくなると、その部
分は次第に冷却されてくるに従がい、その外側（案内ト
ラック２１）の磁場の作用により、反磁場の向きに磁化
を持つ様になる。

このことは磁界特有の性質であり、第４図において、（
イ）では、レーザ照射された部分２０は磁性を一時失っ
ているが、周囲の磁界の作用により（ロ）に示す向きに
磁極を持つ様になる。すなわちレーザ照射された部分は
、周囲と異なる向きの磁極を持つ様になる。これを連続
して行なうと、以前記録されていた部分を消去すること
ができる。

次に記録の場合は、消去ビーム７のすぐ後に配置され、
しかも消去ビームよりも径の小さい記録レーザビーム８
により磁性膜２を熱し、先と同様キュリ一温度以上にし
て磁化を二組なくした後、冷却されてくるに従かい先に
消去されて再磁化された部分の磁場の作用により、その
反磁場の向きに記録領域が磁化される。その結果、記録
された部分と、記録されない部分とで磁場の向きの異な
るものができる。

ここで記録用のビームとこれより大きい消去用のビーム
を作る方法の１例について第３図によす説明する。レー
ザ光源１１からのビームは音響光学素子（以下Ａ／○素
子と略す。）１２−１により２つのビームに分けられ、
一つは記録あるいは再生ビームとして偏光プリズム１６
を通過して。

絞り込みレンズ１３により磁性膜上に焦点１４を結ぶ。

また他方の光は消去ビームとして用いるもにより磁性膜
上に焦点１５を結ばせる。

なお、１つのレーザ光源から２つ以上のビームに光を分
ける方法としては、Ａ１０素子の他にも回折格子を用い
ても実現できる。

また、消去光のビームを広げる手段として、Ａ１０素子
１２−２を用いないで、消去光のエネルギーを大きくし
て、実効的にビーム径を大きくすることによっても可能
であり、この場合だとＡ１０素子は１つ使用しているだ
けであり、光学系の調整は容易である。また、消去光を
ディフォーカスさせて、磁性膜上にビーム径を大きくす
ることもできる。

次に記録された信号の再生について第３図で説明する。

再生時は、記録レーザビームの出力を小さくし、これを
再生ビームとして磁性膜を照射する。なおこの時消去ビ
ームはＡ１０変調器１２−１により光をカットするか、
もしくは、出力を小さくしておき、磁性膜を消去しない
様にしである。磁性膜からの反射光はその部分の磁化の
向きによって、カー効果により、偏光面が変化したもの
となり、偏光プリズム１６により反射され偏光板１７を
通過する際、光の強弱となって、光検出器１８に当たり
、電気信号に変換される。なおここでは、オートフォー
カス、トラッキングなどのサーボ系の光学系は省略しで
ある。

以上の実施例の説明は１つのレーザ光源から消去光およ
び記録光を作り出していたが、光源を複数個用いて、消
去光と記録光とを作り、絞り込みレンズで磁性膜上を照
射することによっても１本発明の目的を果すことができ
る。　　　　　　　　　　　　　　　２、〔発明の効果
〕 本発明によれば１つの光学ヘッドで２ビームを作り消去
、記録、再生ができるので、磁気ヘッドの部分が不要と
なり安価で、ヘッド部分の構成が簡単でオーバーライド
可能な光磁気ディスク装置を作る上で効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の光磁気ディスク装置の光学ヘッド、ディ
スクを示す断面図、第２図は本発明のディスク装置の光
学ヘッド、ディスク部分を示す斯４図、第３図は１つの
レーザ光源から２つのビームを作る本発明のディスク装
置の一実施例を示す図、第４図は本発明における記録、
消去の動作原理を説明するための図である。 ｌ・・・基板、２・・・磁性膜、３，７・・・消去レー
ザビーム、５，８・・・記録レーザビーム、１２−１．
１２−２・・・Ａ／○変調器、２１・・・案内トラック
、２２・・・平坦部（記録領域）。 代理人　弁理士　小　川　勝　男 第７図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、基板及びその上に設けられた磁性膜を有し、該磁性
   膜には案内トラックが設けられ、該案内トラックは該案
   内トラック間の記録領域と異なる向きの磁極を有する光
   磁気記録媒体と、記録再生消去光ヘッドとからなり、該
   光ヘッドから記録あるいは再生光と、消去光とを照射す
   ることを特徴とする光磁気ディスク装置。 ２、特許請求の範囲第１項記載の光磁気ディスク装置に
   おいて、上記消去光のスポットを上記記録あるいは再生
   光よりも大きくしたことを特徴とする光磁気ディスク装
   置。 ３、特許請求の範囲第１項又は第２項記載の光磁気ディ
   スク装置において、上記消去光のスポットが、上記記録
   または再生光のスポットより、前方に位置することを特
   徴とする光磁気ディスク装置。