JPS6118536Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6118536Y2 JPS6118536Y2 JP12087281U JP12087281U JPS6118536Y2 JP S6118536 Y2 JPS6118536 Y2 JP S6118536Y2 JP 12087281 U JP12087281 U JP 12087281U JP 12087281 U JP12087281 U JP 12087281U JP S6118536 Y2 JPS6118536 Y2 JP S6118536Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clip
- panel
- plate
- hole
- foot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Audible And Visible Signals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はプレート取付装置に関し、特に自動
車のパネルに取付けられるネームプレートやエン
ブレム(シンボルマーク等が描かれたプレート)
等の取付装置に関するものである。
車のパネルに取付けられるネームプレートやエン
ブレム(シンボルマーク等が描かれたプレート)
等の取付装置に関するものである。
従来、この種のプレートは第1,2図に示すよ
うに、プレート21の裏面に突設した足部22に
金属ばねからなるダルマクリツプ23を被嵌して
足部22を締付けたのち、クリツプ23をパネル
24に穿設した穴25に圧入して取付ける方法が
ある。
うに、プレート21の裏面に突設した足部22に
金属ばねからなるダルマクリツプ23を被嵌して
足部22を締付けたのち、クリツプ23をパネル
24に穿設した穴25に圧入して取付ける方法が
ある。
また第3,4図に示すように、ポリプロピレン
等の樹脂を成形した内外筒部26,27からなる
クリツプ23の内筒部26の内径を足部22の径
よりも小さくして、足部22を内筒部26に圧入
したのち、外筒部27を穴25に圧入し、この外
筒部27の外周に突設したリブ29を圧入時に収
縮させ、また圧入後に復元させるようにして取付
ける方法がある。
等の樹脂を成形した内外筒部26,27からなる
クリツプ23の内筒部26の内径を足部22の径
よりも小さくして、足部22を内筒部26に圧入
したのち、外筒部27を穴25に圧入し、この外
筒部27の外周に突設したリブ29を圧入時に収
縮させ、また圧入後に復元させるようにして取付
ける方法がある。
しかし、第1,2図に示すものにあつては、ク
リツプ23の穴25への圧入前に、この穴25の
周壁を研削するので錆が発生したり、また洗車時
等において水密性を確保するためにプレート21
およびパネル24間にO−リング30を必要とす
る欠点がある。
リツプ23の穴25への圧入前に、この穴25の
周壁を研削するので錆が発生したり、また洗車時
等において水密性を確保するためにプレート21
およびパネル24間にO−リング30を必要とす
る欠点がある。
第3,4図に示すものにあつては、クリツプ2
8のリブ29がパネル24の穴25を通過して、
リブ29が穴25に係合することが必要であり、
両者間に遊びがあるとガタを生じたり、穴25に
バリが残つているとクリツプ28の取付が不可能
となる欠点がある。また、水密性を確実とするた
めには、クリツプ28に設けたツバ31とパネル
24との接触だけではパネル24の厚さが一様で
ない場合には不充分であり、第1図に示したもの
と同様にO−リング30を装着する必要がある。
さらに、プレート21をパネル24に取付けるた
めには少くとも2個以上の足部22を設ける必要
があるが、各足部22間に寸法のばらつきが生じ
た場合にはこのばらつきは内外筒部26,27間
の間隙32によつて吸収されるようになつている
ものの、クリツプ28が変形するので足部22に
負荷がかかり、また水密性や取付強度が低下する
という欠点がある。
8のリブ29がパネル24の穴25を通過して、
リブ29が穴25に係合することが必要であり、
両者間に遊びがあるとガタを生じたり、穴25に
バリが残つているとクリツプ28の取付が不可能
となる欠点がある。また、水密性を確実とするた
めには、クリツプ28に設けたツバ31とパネル
24との接触だけではパネル24の厚さが一様で
ない場合には不充分であり、第1図に示したもの
と同様にO−リング30を装着する必要がある。
さらに、プレート21をパネル24に取付けるた
めには少くとも2個以上の足部22を設ける必要
があるが、各足部22間に寸法のばらつきが生じ
た場合にはこのばらつきは内外筒部26,27間
の間隙32によつて吸収されるようになつている
ものの、クリツプ28が変形するので足部22に
負荷がかかり、また水密性や取付強度が低下する
という欠点がある。
この考案は上記のような従来のもののもつ種々
の欠点を排除し、水密性が確実に保持されるだけ
でなく、各寸法のばらつきが吸収され、しかも容
易にかつ強固に取付けることができるプレートの
取付装置を提供することを目的とする。
の欠点を排除し、水密性が確実に保持されるだけ
でなく、各寸法のばらつきが吸収され、しかも容
易にかつ強固に取付けることができるプレートの
取付装置を提供することを目的とする。
この考案を第5〜7図示の実施例を参照して以
下に説明する。
下に説明する。
表面に装飾部が設けられたプレート1の裏面に
は、足部2が突出して設けられ、この足部2の先
端には膨大部3が形成されている。図面におい
て、足部2が1つだけ示されているが、プレート
1には所定間隔を置いて複数の足部2が設けられ
ている。
は、足部2が突出して設けられ、この足部2の先
端には膨大部3が形成されている。図面におい
て、足部2が1つだけ示されているが、プレート
1には所定間隔を置いて複数の足部2が設けられ
ている。
クリツプ4はポリプロピレン等の弾性を有する
合成樹脂からなり、下端が閉鎖しかつ上端が開放
した袋状に形成されている。
合成樹脂からなり、下端が閉鎖しかつ上端が開放
した袋状に形成されている。
このクリツプ4の内周壁には、1対の突起5,
5が対向して設けられており、両突起間の間隔は
足部2の膨大部3の径よりも小さく、かつ足部2
の膨大部3付近の径よりも大きくなつている。
5が対向して設けられており、両突起間の間隔は
足部2の膨大部3の径よりも小さく、かつ足部2
の膨大部3付近の径よりも大きくなつている。
クリツプ4は、その外周壁に該クリツプが嵌入
されるパネル24に穿設した穴25の径よりも大
きな最大外径部6を有し、この最大外径部6から
開放端へ向けて径が漸減してテーパ面7が形成さ
れている。
されるパネル24に穿設した穴25の径よりも大
きな最大外径部6を有し、この最大外径部6から
開放端へ向けて径が漸減してテーパ面7が形成さ
れている。
さらに、クリツプ4の開放端には鍔部8が形成
され、この鍔部8の周縁には閉鎖端側へ突出する
環状の突起9が設けられている。
され、この鍔部8の周縁には閉鎖端側へ突出する
環状の突起9が設けられている。
つぎに前記のもの取付順序を説明する。
プレート1の足部2はクリツプ4にその開放端
側から遊びをもつて嵌入され、この嵌入時には足
部2の膨大部3が突起5,5を押し拡げて両者間
を通過して、足部2と突起5,5との間に間隙1
0が形成されるとともに、膨大部3と突起5,5
とが係合し、これによりクリツプ4がプレート1
に取付けられる。
側から遊びをもつて嵌入され、この嵌入時には足
部2の膨大部3が突起5,5を押し拡げて両者間
を通過して、足部2と突起5,5との間に間隙1
0が形成されるとともに、膨大部3と突起5,5
とが係合し、これによりクリツプ4がプレート1
に取付けられる。
この後、クリツプ4はパネル24に穿設された
穴25に嵌入され、この嵌入時にはクリツプ4の
最大外径部6が圧縮して穴25を通過し、この最
大外径部6から開放端に向けて形成されたテーパ
面7が穴25の周縁に係合するとともに、鍔部8
に設けた環状の突起9がパネル24に当接し、こ
れによりプレート1がパネル24に取付けられる
こととなる。
穴25に嵌入され、この嵌入時にはクリツプ4の
最大外径部6が圧縮して穴25を通過し、この最
大外径部6から開放端に向けて形成されたテーパ
面7が穴25の周縁に係合するとともに、鍔部8
に設けた環状の突起9がパネル24に当接し、こ
れによりプレート1がパネル24に取付けられる
こととなる。
上記のようにプレート1とクリツプ4との取付
関係は、従来におけるプレートのクリツプへの取
付荷重が取外荷重よりも大きくなるような、足部
をクリツプに摩擦力を抗して圧入するものでな
く、したがつて取付荷重が取外荷重よりも小さく
なつて、容易に足部2をクリツプ4に取付けるこ
とが可能になる。なお、プレート1とクリツプ4
との取付荷重を、クリツプ4とパネル24との取
外荷重よりも大きくすれば、クリツプ4がプレー
ト1に取付いた状態で、クリツプ4をパネル24
から取外すことが可能となる。
関係は、従来におけるプレートのクリツプへの取
付荷重が取外荷重よりも大きくなるような、足部
をクリツプに摩擦力を抗して圧入するものでな
く、したがつて取付荷重が取外荷重よりも小さく
なつて、容易に足部2をクリツプ4に取付けるこ
とが可能になる。なお、プレート1とクリツプ4
との取付荷重を、クリツプ4とパネル24との取
外荷重よりも大きくすれば、クリツプ4がプレー
ト1に取付いた状態で、クリツプ4をパネル24
から取外すことが可能となる。
第5〜7図示のような取付状態において、クリ
ツプ4のテーパ面7はその全周でパネル24の穴
25の周縁に圧接しこれにより水密性が確実に保
持される。足部2と突起5,5との間に形成され
る間隙10は、各足部2間の寸法のばらつきを吸
収し、しかも吸収時に足部2およびクリツプ4に
負荷がかかることはない。クリツプ4の鍔部8に
設けた環状の突起9は、変形することによりプレ
ート1またはパネル24の厚さ寸法のばらつきを
吸収するとともに、パネル24圧接されるので水
密性を更に向上させる。
ツプ4のテーパ面7はその全周でパネル24の穴
25の周縁に圧接しこれにより水密性が確実に保
持される。足部2と突起5,5との間に形成され
る間隙10は、各足部2間の寸法のばらつきを吸
収し、しかも吸収時に足部2およびクリツプ4に
負荷がかかることはない。クリツプ4の鍔部8に
設けた環状の突起9は、変形することによりプレ
ート1またはパネル24の厚さ寸法のばらつきを
吸収するとともに、パネル24圧接されるので水
密性を更に向上させる。
この考案は上記のように構成したので、プレー
トをパネルに容易にかつ強固に取付けることがで
き、取付けた際にはクリツプのテーパ面がその全
周でパネルの穴の周縁に圧接するとともに、鍔部
に設けた環状の突起がパネル面に圧接することと
なり、水密性が確実に保持される。しかも環状突
起はその変形によりプレートまたはパネルの厚さ
寸法を吸収する。さらにプレートの足部がクリツ
プに嵌入された際、膨大部が1対の突起間を通過
して該突起に係合する形式なので、足部全体がク
リツプに密着して圧入される形式とは異なり、ク
リツプの足部への取付けを容易に行うことがで
き、またそのとき足部と突起との間には間隙が形
成されるので、クリツプに負荷がかかることな
く、この間隙によつて各足部間の寸法のばらつ
き、あるいはパネルの各穴間の寸法のばらつきが
吸収され、各部材の製作を容易に行うことができ
る。
トをパネルに容易にかつ強固に取付けることがで
き、取付けた際にはクリツプのテーパ面がその全
周でパネルの穴の周縁に圧接するとともに、鍔部
に設けた環状の突起がパネル面に圧接することと
なり、水密性が確実に保持される。しかも環状突
起はその変形によりプレートまたはパネルの厚さ
寸法を吸収する。さらにプレートの足部がクリツ
プに嵌入された際、膨大部が1対の突起間を通過
して該突起に係合する形式なので、足部全体がク
リツプに密着して圧入される形式とは異なり、ク
リツプの足部への取付けを容易に行うことがで
き、またそのとき足部と突起との間には間隙が形
成されるので、クリツプに負荷がかかることな
く、この間隙によつて各足部間の寸法のばらつ
き、あるいはパネルの各穴間の寸法のばらつきが
吸収され、各部材の製作を容易に行うことができ
る。
第1,2図は従来のプレートの取付状態の1例
を示す断面図、および一部切欠した斜視図、第
3,4図は従来の他の例を示す第1,2図と同様
な図面、第5図はこの考案の取付装置によるプレ
ートの取付状態を示す断面図、第6図は同上のも
のの一部切欠した斜視図、第7図は第5図の線
−に沿つて得た断面図。 1……プレート、2……足部、3……膨大部、
4……取付具(クリツプ)、5……突起、6……
最大外径部、7……テーパ面、8……鍔部、9…
…環状の突起、10……間隙、24……パネル、
25……穴。
を示す断面図、および一部切欠した斜視図、第
3,4図は従来の他の例を示す第1,2図と同様
な図面、第5図はこの考案の取付装置によるプレ
ートの取付状態を示す断面図、第6図は同上のも
のの一部切欠した斜視図、第7図は第5図の線
−に沿つて得た断面図。 1……プレート、2……足部、3……膨大部、
4……取付具(クリツプ)、5……突起、6……
最大外径部、7……テーパ面、8……鍔部、9…
…環状の突起、10……間隙、24……パネル、
25……穴。
Claims (1)
- 一端が開放しかつ他端が閉鎖していて、パネル
24に穿設した穴25に閉鎖端側から嵌入される
弾性を有する袋状のクリツプ4と、表面に装飾部
が設けられ、かつ裏面にクリツプ4にその開放端
から遊びをもつて嵌入される足部2が突設された
プレート1とからなり、この足部2にはその先端
に膨大部3を設け、クリツプ4にはその外周壁に
弾性変形により穴25を通過する最大外径部6
と、この最大外径部6から開放端に向けて径が漸
滅し、穴25の周縁に係合するテーパ面7と、開
放端に鍔部8と、この鍔部8の周縁に閉鎖端側に
突出してパネル24面に圧接する環状の突起9
と、さらに内周壁に互いに間隔を置いて対向する
1対の突起5であつて、膨大部3が該突起5間を
その弾性変形により通過して係合するとともに、
足部2との間に間隙10を形成する突起5とをそ
れぞれ設けたことを特徴とするプレートの取付装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12087281U JPS5826078U (ja) | 1981-08-14 | 1981-08-14 | プレ−トの取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12087281U JPS5826078U (ja) | 1981-08-14 | 1981-08-14 | プレ−トの取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5826078U JPS5826078U (ja) | 1983-02-19 |
JPS6118536Y2 true JPS6118536Y2 (ja) | 1986-06-05 |
Family
ID=29914837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12087281U Granted JPS5826078U (ja) | 1981-08-14 | 1981-08-14 | プレ−トの取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5826078U (ja) |
-
1981
- 1981-08-14 JP JP12087281U patent/JPS5826078U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5826078U (ja) | 1983-02-19 |
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