JPS61176512A - 口唇保護剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、口唇の乾燥を防いで荒れを防止するようにし
た口唇保護剤に関するものである。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来、肌を美しく保つ為、顔面に塗布して皮膜を形成し
これを一定時間放置して乾燥させた後、この乾燥した皮
膜を剥離して顔面表皮の老廃物。

よごれ等を除去するバック剤が広く使用されている。し
かしながら、このバック剤は、専ら顔面にのみ使用され
るものである。

ところで、口唇は乾燥に対し敏感であって口唇粘膜が乾
燥すると該粘膜は角化現象を起こしてひび割れが生じ、
ささくれた状態となる。そして、これを剥すと出血し、
粘膜は炎症を起こして化膿したりする。

そこで、従来では前記口唇の異常乾燥を防止するものと
して、例えば商品名リップスティックが知られている。

これは、油脂ロウ等を棒状に固形化したものであって口
唇に油性の膜を作ることによって口唇の乾燥を防ぎ口唇
粘膜を保護しようとするものである。

しかしながら、このように口唇に油性の膜を作る従来の
口唇保護剤では、常に口唇が油脂でべとべとした状態と
なってしまい、決して快いものではなかった。

〔発明の目的〕

本発明は、これらの事情に鑑みてなされたもので、一時
的に口唇に保護皮膜を作って口唇粘膜に適度の油分と潤
いとを与えて該口唇粘膜の異常乾燥を防いで荒れを防止
し、常時は口唇には人工の皮膜がなく快的であるように
した口唇保護剤を提供することを目的としている。

又、本発明の他の目的は、前記口唇粘膜に適度の油分を
補うと共に、必要に応じてこの油分と潤いとともに皮脂
の分泌を調整し荒れを防ぐ、又は毛細血管を刺激して血
行をよくするビタミン類を与え健康な口唇を作るように
した口唇保護剤を提供するにある。

〔発明の概要〕

前記目的を達成するため本発明による口唇保護剤は、皮
膜形成剤としての高分子化合物を主成分とし、これに湿
潤剤と油脂ロウを加え、又必要に応じてこれらにビタミ
ン類を配合して生成され、−一時的に口唇粘膜に皮膜を
作って該口唇粘膜に油分と潤いとを与えて粘膜の老化現
象と異常乾燥を防ぎ、又必要に応じて皮脂の分泌を調整
して荒れを防ぎ、毛細血管を刺激して血行をよくして赤
味のある健康な口唇をつくり維持できるようにしている
。

〔発明の実施例〕

本発明の口唇保護剤は、ポリビニルアルコ−７１ｚ。

ポリビニルピロリドン、酢散ビニル、カルボキシメチル
セルロース、ヒドロキシメチルセルロース等の高分子化
合物を皮膜形成剤として主成分とし、これにグリセリン
、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ソ
ルビット等の湿潤剤と、オリーブ油、ホホバ油、ラノリ
ン、スクワラン等の油脂ロウを加え、更にこれらに（必
要に応じて）皮膚の荒れを防ぎ、血行を促進するビタミ
ン類（例えば、ビタミンＡ、Ｂ、、Ｃ，Ｄ、Ｅ等）を配
合して生成される。

そして、前記の口唇保護剤を適量清潔な指先等にとり、
口唇粘膜表面に薄く皮膜を形成するよう塗布して乾燥さ
せた後、この乾燥形成された皮膜を剥離する。又は、就
寝前に口唇粘膜表面に塗布し、翌朝前記皮膜を剥離する
ものである。

前記口唇保護剤の塗布により、口唇粘膜に適度の潤いと
油分を与えて該粘膜の異常乾燥による角化現象、ひび割
れ、ささくれ等の荒れを防止できる。又ビタミン類の補
給によって傷んだ粘膜の回復を助けることができる。

前記成分のうち、高分子化合物は皮膜形成剤であり、又
湿潤剤は水分の保持性に勝れ、乾燥した皮膚や荒れた皮
膚に潤いを与え、皮膚の老化を防ぐ作用を有する。更に
、油脂ロウは、皮膚に適度の油分を補い、皮膚の荒れを
防ぐ作用がある。一方、ビタミン類（Ａ、Ｂａ、Ｃ，Ｄ
、Ｅ）は皮脂の分泌を調整し、肌荒を防ぐと共に、ビタ
ミンＥは毛細血管を刺激して血行をよくする作用がある
。

実施例１ ポリビニルアルコール　　　　　　１５係ラノリン　　
　　　　　　　　　　　１％スクワラン　　　　　　　
　　　　　２％グリセリン　　　　　　　　　　　３１
％ビタミンＥ　　　　　　　　　　　　　　Ｏ，００５
％香　料　　　　　　　　　　　　　　微量エタノール
　　　　　　　　　　　　５％精製水　　　　　　　　
　　　　　７３．９５％製造方法 精製水にポリビニルアルコールを加えて徐々に約６０Ｃ
位に加温して完全溶解し、粘稠な溶液を得る。次に、こ
れに他の成分を順次Ｗえて完全に分散させた後、３０Ｃ
位まで徐冷する。

実施例２ ポリビニルアルコール　　　　　　１２係ヒドロキシプ
ロピルセルロース　　　３％ラノリン　　　　　　　　
　　　　　　１係ホホバ油　　　　　　　　　　　　　
３％ビタミンＡ　　　　　　　　　　　　　　Ｏ，０５
％香　料　　　　　　　　　　　　　　微量色　素　　
　　　　　　　　　　　　微量エタノール　　　　　　
　　　　　　　８％精製水　　　　　　　　　　　　　
７２．９５係製造方法 精製水にポリビニルアルコール及びヒドロキシプロピル
セルロースを加えて徐々に約６０ｔｌｌ’位に加温して
完全溶解し、粘稠な溶液を得る。次に、これに他の成分
を加えて完全に分散させた後、３０Ｃ位まで徐冷する。

実施例３ ポリビニルアルコール　　　　　　１０係カルボキシメ
チルセルロース　　　　３４プロピレングリコール　　
　　　　　３係ビタミンＢ、　　　　　　　　　　　　
　　　０．０５ｑｂビタミンＣＯ，１０係 オリーブ油　　　　　　　　　　　　　１％香　料　　
　　　　　　　　　　　　微量エタノール　　　　　　
　　　　　　　８ｑｂ精製水　　　　　　　　　　　　
　７４．８５％製造方法 精製水にポリビニルアルコール及びカルボキシメチルセ
ルロースを加えて徐々に約６０Ｃ位に加温して完全に溶
解し粘稠な溶液を得る。次に、これに他の成分を順次加
えて完全に分散させた後、３０Ｃ位まで徐冷する。

実施例４ ポリビニルアルコール　　　　　　１４％ポリビニルピ
ロリドン　　　　　　　　１係グリセリン　　　　　　
　　　　　３係ソルビツト（７０％’）　　　　　　　
　１’％ラノリンアルコール　　　　　　　　２％香　
料　　　　　　　　　　　　　　微量エタノール　　　
　　　　　　　　　　ｌ係合　　素　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　微量精製水　　　　　　　　
　　　　　７１壬製造方法 精製水にポリビニルアルコール及びポリビニルピロリド
ンを加えて徐々に約６０Ｃ位に加温し完全に溶解して粘
稠な溶液を得る。次に、これに他の成分を順次加えて完
全に分散させた後、３０ｔｌｌ’位まで徐冷する。

実施例５ ポリビニルアルコール　　　　　　１０％酢酸ビニル　
　　　　　　　　　　３係ステアリン９　　　　　　　
　　　　０．５０％ポリエチレングリコール　　　　　
　５壬オレイルアルコール　　　　　　　　　２％香　
料　　　　　　　　　　　　　微量色　素　　　　　　
　　　　　　　微量エタノール　　　　　　　　　　　
１０係精製水　　　　　　　　　　　　　６９．５０係
製造方法 精製水にポリビニルアルコールを加えて約６０Ｃ位に徐
々に加温して溶解した後、これに酢駿ビニルを溶解した
エタノールを加え、更に残りの成分を順次加えて完全に
分散し均一な粘稠液とする。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、口唇粘膜に適度の
油分と潤いを補うことができ、該口唇粘膜の乾燥及びそ
れによる粘膜の角化現象、ひび割れ、ささくれ等の荒れ
を防ぐことができ、健康的で潤った口唇を維持でき、し
かも口唇粘膜への皮膜形成は一時的で済み不快感がない
といった効果がある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 皮膜形成剤としての高分子化合物を主成分とし、これに
   湿潤剤と油脂ロウとを加えてなることを特徴とする口唇
   保護剤。