JPS61143529A - 電線屑銅の再生方法 - Google Patents
電線屑銅の再生方法Info
- Publication number
- JPS61143529A JPS61143529A JP59264138A JP26413884A JPS61143529A JP S61143529 A JPS61143529 A JP S61143529A JP 59264138 A JP59264138 A JP 59264138A JP 26413884 A JP26413884 A JP 26413884A JP S61143529 A JPS61143529 A JP S61143529A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copper
- wire
- electric wire
- scrap
- calcium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、銅又は銅合金よりなる電線屑を良品質の銅又
は銅合金に再生する技術に関するものである。
は銅合金に再生する技術に関するものである。
銅及び銅合金は非鉄金属材料の中でも最も重要なものの
一つであり、他の金属材料に比べて電気的及び熱的伝導
度が高い、耐食性が優れている、塑性加工性が良い、等
の特徴を有しているところから、線材、棒材、板材、管
材或は各種の異径鋳造材として幅広く実用化されている
。中でも電線素材としての使用量は最も多く、銅及び銅
合金の大半は電線としての用途に使用されている。
一つであり、他の金属材料に比べて電気的及び熱的伝導
度が高い、耐食性が優れている、塑性加工性が良い、等
の特徴を有しているところから、線材、棒材、板材、管
材或は各種の異径鋳造材として幅広く実用化されている
。中でも電線素材としての使用量は最も多く、銅及び銅
合金の大半は電線としての用途に使用されている。
ところで銅は主として電解銅地金から溶製されるが、銅
含有鉱物の埋蔵量にも限界がある為廃線材を主とするス
クラップは銅及び銅合金の原料として重要な位置を占め
ている。
含有鉱物の埋蔵量にも限界がある為廃線材を主とするス
クラップは銅及び銅合金の原料として重要な位置を占め
ている。
周知の通り電解銅の純度は極めて高いので不純物の影響
は殆んど現われず、電解銅を用いた各種銅合金の場合も
同様である。しかし電線スクラップには被覆剤等に由来
する種々の不純物が含まれているので、溶製原料として
電線スクラップを配合した銅製品及び銅合金製品には、
不純物に起因する様々の欠陥が現われてくる。本発明は
こうした欠陥のうち、特に銅又は銅合金鋳造品及びその
後の再生製品性現われる表面欠陥を解消することのでき
る技術を提供しようとするものである。
は殆んど現われず、電解銅を用いた各種銅合金の場合も
同様である。しかし電線スクラップには被覆剤等に由来
する種々の不純物が含まれているので、溶製原料として
電線スクラップを配合した銅製品及び銅合金製品には、
不純物に起因する様々の欠陥が現われてくる。本発明は
こうした欠陥のうち、特に銅又は銅合金鋳造品及びその
後の再生製品性現われる表面欠陥を解消することのでき
る技術を提供しようとするものである。
本発明に係る電線屑銅の再生方法は、銅又は銅合金から
なる電線屑を加熱して表面の被覆剤を燃焼させ、この燃
焼残渣を機械的に除去した後溶製原料として使用すると
ころに要旨が存在する。
なる電線屑を加熱して表面の被覆剤を燃焼させ、この燃
焼残渣を機械的に除去した後溶製原料として使用すると
ころに要旨が存在する。
上記の様な電線屑を溶製原料として得た銅又は銅合金鋳
造品及び再生品には多かれ少なかれ表面欠陥が発生する
。そこでこうした表面欠陥の防止対策を確立すべく、ま
ず欠陥部の成分々析を行なった。その結果、欠陥部には
例外なくカルシウム又はカルシウムを含む化合物が存在
しており、これが欠陥発生の大きな原因になっているこ
とが判明した。しかも該カルシウムの主たる混入源とし
ては、電線の防食用被覆剤中に劣化防止剤等として配合
されるカルシウム含有化合物が挙げられ、これらは加熱
により被覆剤を燃焼させた後も燃焼残として電線表面に
残り、これがそのまま再生原料内へ混入するためである
ことが明らかとなった。
造品及び再生品には多かれ少なかれ表面欠陥が発生する
。そこでこうした表面欠陥の防止対策を確立すべく、ま
ず欠陥部の成分々析を行なった。その結果、欠陥部には
例外なくカルシウム又はカルシウムを含む化合物が存在
しており、これが欠陥発生の大きな原因になっているこ
とが判明した。しかも該カルシウムの主たる混入源とし
ては、電線の防食用被覆剤中に劣化防止剤等として配合
されるカルシウム含有化合物が挙げられ、これらは加熱
により被覆剤を燃焼させた後も燃焼残として電線表面に
残り、これがそのまま再生原料内へ混入するためである
ことが明らかとなった。
ちなみに下記第1表は、溶製原料の種類と夫々のカルシ
ウム含量を示したものであり、電線屑(電線屑を加熱し
被覆剤を燃焼させたもの)のカルシウム含量は相当多く
、シかもこのカルシウムは電線屑表面に付着した燃焼残
渣に由来するものであることが明白である。
ウム含量を示したものであり、電線屑(電線屑を加熱し
被覆剤を燃焼させたもの)のカルシウム含量は相当多く
、シかもこのカルシウムは電線屑表面に付着した燃焼残
渣に由来するものであることが明白である。
第1表
また第2表は、主として防錆用に使用される種々の電線
用被覆剤中に含まれるカルシウム量を示したものであり
、粕当量のカルシウムが含まれていることが分かる。
用被覆剤中に含まれるカルシウム量を示したものであり
、粕当量のカルシウムが含まれていることが分かる。
第2表
本発明ではこうした被覆剤由来のカルシウムを溶製の前
処理工程で可及的番こ除去することによって、カルシウ
ム含量の少ない銅又は銅合金再生品を得ようとするもの
である。具体的には電線屑を加熱することによって被覆
剤中の可燃性有機物を燃焼させ、次いで電線表面に残さ
れた燃焼残渣を機械的に剥離除去してやれば、再生原料
中に混入してくるカルシウム量を激減することができ、
ひいては再生鋳塊及び再生製品のカルシウムに起因する
表面欠陥を解消することができる。
処理工程で可及的番こ除去することによって、カルシウ
ム含量の少ない銅又は銅合金再生品を得ようとするもの
である。具体的には電線屑を加熱することによって被覆
剤中の可燃性有機物を燃焼させ、次いで電線表面に残さ
れた燃焼残渣を機械的に剥離除去してやれば、再生原料
中に混入してくるカルシウム量を激減することができ、
ひいては再生鋳塊及び再生製品のカルシウムに起因する
表面欠陥を解消することができる。
尚本発明で実施される電線屑の加熱は前述の如く被覆剤
中の可燃性有機物(特に被覆剤のビヒクル成分)を燃焼
させて不燃性物質が脱落し易くする為に行なわれるもの
であり、通常は電線屑ブリケットを酸素(又は空気)の
存在下で例えば800〜700℃程度に加熱することに
より行なわれる。
中の可燃性有機物(特に被覆剤のビヒクル成分)を燃焼
させて不燃性物質が脱落し易くする為に行なわれるもの
であり、通常は電線屑ブリケットを酸素(又は空気)の
存在下で例えば800〜700℃程度に加熱することに
より行なわれる。
この加熱処理で被覆剤中の被膜形成4分は焼失し、カル
シウム等を含む不燃物だけが燃焼残渣として残るが、こ
れらの燃焼残渣は有機質ビヒクル成分の焼失により電線
表面への付着力が著しく低下しているので、加熱処理後
の電線屑ブリケットに適度の振動を与え或は衝撃を加え
ることによって燃焼残渣は簡単に脱落する。この場合ブ
リケットの締りを緩めてやれば脱落物を一層容易に除去
することができる。また振動や衝撃に代わる機械的処理
として水ジェツトやエアジェツトを吹付けたり、更には
サンドブラスト処理を併用することも有効である。また
振動や衝撃は加熱焼失処理の後で行なってもよく、或は
加熱処理工程で同時に振動又は衝撃を与え、可燃物の焼
失と燃焼残渣の脱落を一気に行なうことも可能である。
シウム等を含む不燃物だけが燃焼残渣として残るが、こ
れらの燃焼残渣は有機質ビヒクル成分の焼失により電線
表面への付着力が著しく低下しているので、加熱処理後
の電線屑ブリケットに適度の振動を与え或は衝撃を加え
ることによって燃焼残渣は簡単に脱落する。この場合ブ
リケットの締りを緩めてやれば脱落物を一層容易に除去
することができる。また振動や衝撃に代わる機械的処理
として水ジェツトやエアジェツトを吹付けたり、更には
サンドブラスト処理を併用することも有効である。また
振動や衝撃は加熱焼失処理の後で行なってもよく、或は
加熱処理工程で同時に振動又は衝撃を与え、可燃物の焼
失と燃焼残渣の脱落を一気に行なうことも可能である。
銅及び銅合金よりなる電線屑を1辺が1mの正方形ブリ
ケット状に成形しく嵩比重0.2)、これを空気の存在
下で800〜1000℃に加熱して被覆剤を燃焼させた
。次いで加熱処理を終えたブリケットを上下振動方式(
振動幅15cmX100サイクル/分)で80分間処理
することにより表面の燃焼残渣を除去した後、再溶融し
た。この溶湯を用いて定法に従って鋳造し、押出加工に
より線材に再生した。この再生線材中のカルシウム含量
は0.01重j!95であり、再生線材に表面欠陥は全
く認められなか8つた。
ケット状に成形しく嵩比重0.2)、これを空気の存在
下で800〜1000℃に加熱して被覆剤を燃焼させた
。次いで加熱処理を終えたブリケットを上下振動方式(
振動幅15cmX100サイクル/分)で80分間処理
することにより表面の燃焼残渣を除去した後、再溶融し
た。この溶湯を用いて定法に従って鋳造し、押出加工に
より線材に再生した。この再生線材中のカルシウム含量
は0.01重j!95であり、再生線材に表面欠陥は全
く認められなか8つた。
尚比較の為振動処理を省略した他は上記と全く同様にし
て線材を再生したところ、再生線材中のカルシウム含量
は2重量%と極めて高く、シかも再生線材にはカルシウ
ムに起因する無数の表面傷が認められた。
て線材を再生したところ、再生線材中のカルシウム含量
は2重量%と極めて高く、シかも再生線材にはカルシウ
ムに起因する無数の表面傷が認められた。
本発明は以上の様に構成されるが、要は銅又は銅合金よ
りなる電線屑を加熱処理し且つ機械的処理することによ
って電線表面のカルシウム分を可及的に除去することが
でき、性能上全く問題のない銅又は銅合金製品に再生し
得ること番どなった。
りなる電線屑を加熱処理し且つ機械的処理することによ
って電線表面のカルシウム分を可及的に除去することが
でき、性能上全く問題のない銅又は銅合金製品に再生し
得ること番どなった。
Claims (1)
- 銅又は銅合金からなる電線屑を加熱して表面の被覆剤を
燃焼させ、この燃焼残渣を機械的に除去した後溶製原料
として用いることを特徴とする電線屑銅の再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59264138A JPS61143529A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | 電線屑銅の再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59264138A JPS61143529A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | 電線屑銅の再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61143529A true JPS61143529A (ja) | 1986-07-01 |
Family
ID=17398982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59264138A Pending JPS61143529A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | 電線屑銅の再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61143529A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0288725A (ja) * | 1988-09-27 | 1990-03-28 | Nippon Mining Co Ltd | 廃プリント基板から銅を分離回収する方法 |
JP2011174175A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-09-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 被覆層除去方法及び被覆層除去装置 |
WO2020080509A1 (ja) | 2018-10-19 | 2020-04-23 | 三菱マテリアル株式会社 | 被覆電線の処理方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5147648A (en) * | 1974-10-22 | 1976-04-23 | Toyo Seisakusho Kk | Netsukokanki oyobi sonoseizohoho |
JPS5223874A (en) * | 1975-08-18 | 1977-02-23 | Hitachi Zosen Corp | Waste matter incineration method and apparatus |
JPS5248786B2 (ja) * | 1972-04-03 | 1977-12-12 | ||
JPS5316302A (en) * | 1976-05-27 | 1978-02-15 | Int Recycling Ets Ltd | Process and apparatus for recovery of unoxidized metal from scrap of metal insulated with organic substance |
-
1984
- 1984-12-13 JP JP59264138A patent/JPS61143529A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5248786B2 (ja) * | 1972-04-03 | 1977-12-12 | ||
JPS5147648A (en) * | 1974-10-22 | 1976-04-23 | Toyo Seisakusho Kk | Netsukokanki oyobi sonoseizohoho |
JPS5223874A (en) * | 1975-08-18 | 1977-02-23 | Hitachi Zosen Corp | Waste matter incineration method and apparatus |
JPS5316302A (en) * | 1976-05-27 | 1978-02-15 | Int Recycling Ets Ltd | Process and apparatus for recovery of unoxidized metal from scrap of metal insulated with organic substance |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0288725A (ja) * | 1988-09-27 | 1990-03-28 | Nippon Mining Co Ltd | 廃プリント基板から銅を分離回収する方法 |
JP2011174175A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-09-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 被覆層除去方法及び被覆層除去装置 |
WO2020080509A1 (ja) | 2018-10-19 | 2020-04-23 | 三菱マテリアル株式会社 | 被覆電線の処理方法 |
KR20210075063A (ko) | 2018-10-19 | 2021-06-22 | 미쓰비시 마테리알 가부시키가이샤 | 피복 전선의 처리 방법 |
US12183478B2 (en) | 2018-10-19 | 2024-12-31 | Mitsubishi Materials Corporation | Treatment method of coated wire |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103981388B (zh) | 锡青铜熔炼造渣剂及其使用方法 | |
CN107058777A (zh) | 一种去除废旧铋黄铜中Bi、Pb的精炼剂及其制备方法 | |
US1913133A (en) | Coalescence of metals | |
JPS61143529A (ja) | 電線屑銅の再生方法 | |
US3649247A (en) | Melting finely divided aluminum scrap | |
US2535536A (en) | Flux for purifying metals | |
US2180139A (en) | Purification of metals | |
CN103056322B (zh) | 废杂铜水平连铸生产铜棒的配料及冶炼方法 | |
CN101660051B (zh) | 一种安全回收镁屑的方法 | |
US1950967A (en) | Preparation of aluminum alloys | |
JPH06158234A (ja) | 加工性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼 | |
US4284428A (en) | Separation of contaminant material from copper wire and cable | |
CN115465842A (zh) | 一种4n碲浇铸方法 | |
US1704086A (en) | Method of cleaning and/or annealing metal | |
US1921868A (en) | Method of melting nonferrous metals | |
JPH10140254A (ja) | 黄銅中の鉛の除去方法 | |
US2757083A (en) | Method of making a metal alloy | |
US2516536A (en) | Purification of brasses and bronzes | |
JP2652073B2 (ja) | 使用済シームレス管製造用ガイドシューの再生方法 | |
JPH0472888B2 (ja) | ||
JPS6049701B2 (ja) | 溶触金属中の砒素および又は銅を除去する方法 | |
JPS55161037A (en) | Arsenic removing method for tin-containing lead | |
JPH01312042A (ja) | 電線屑銅の再生方法 | |
CN116814998A (zh) | 一种全流程回收钛合金铸锭扒皮屑的方法 | |
US1915212A (en) | Alloy |