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JPS61134655A - 酸素センサ素子 - Google Patents

酸素センサ素子

Info

Publication number
JPS61134655A
JPS61134655A JP59258079A JP25807984A JPS61134655A JP S61134655 A JPS61134655 A JP S61134655A JP 59258079 A JP59258079 A JP 59258079A JP 25807984 A JP25807984 A JP 25807984A JP S61134655 A JPS61134655 A JP S61134655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
conductor
sensor element
oxygen
oxygen sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59258079A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Ishiguro
石黒 不二男
Hideo Maeda
英男 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP59258079A priority Critical patent/JPS61134655A/ja
Publication of JPS61134655A publication Critical patent/JPS61134655A/ja
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/406Cells and probes with solid electrolytes
    • G01N27/407Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases
    • G01N27/4071Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases using sensor elements of laminated structure

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、主として酸素イオン伝導性固体電解質材料
を用いてなる酸素センサ素子に関し、特にスルーホール
を設けた際に生ずるノイズや素子損傷を防止するための
改良に関する。
(従来の技術) 従来から、所謂酸素センサとして、内燃機関の排気ガス
中に含まれる酸素濃度を検知し、その検出信号に基づい
て内燃機関の燃焼状態を最適にコントロールすることに
より、排気ガスの浄化、燃費の節減等を行う酸素検知器
が知られている。例えば、そのような酸素検知器は一つ
は、酸素イオン伝導性の固体電解質、例えば酸化カルシ
ウムや酸化イツトリウムをドープした酸化ジルコニウム
等を隔壁とし、その隔壁の両面に各々所定の電極層を設
けたものを検知素子とし、それら電極の一方を基準雰囲
気、また他方の電極を排気ガスに晒し、酸素濃淡電池の
原理によって生ずる起電力を検出信号としている。
そして、このような酸素検知素子として、近年、製造の
容易性やコンパクト化の容易性等の観点から、有底円筒
形状のものに代わって、かかる検知素子を長手の板状体
と為し、その一方の端部に上記排気ガス等の被測定ガス
に晒される酸素検知部を設け、被測定ガス中の酸素が過
剰か否かを測定するもの、または、この酸素検知部を加
熱して低温の被測定ガスについても精度良く測定できる
ようにしたもの、さらに所定の温度範囲に酸素検知部を
保つように例えば加熱入力を制御し酸素濃淡電池の原理
により生ずる起電力(温度の関数である)により、また
はさらに酸素ポンプと組み合わせることにより過剰酸素
の濃度を正確に測定できるようにしたもの(リーンセン
サと呼ぶ)等が知られ、い、。           
             1ところで、上記のような
長手の板状体に形成された検知素子(以下、酸素センサ
素子と称す)は、上記酸素検知部に設けられている電極
(測定電極、基準電極、酸素ポンプ電極等)や加熱用ヒ
ーターの発熱部に導通する導体リードが設けられており
、これらの導体リードは、酸素センサ素子内部あるいは
外部をその長手方向へ走るように配設されて、その先端
部が酸素センサ素子の上記酸素検知部とは反対側の端部
に現れている。そして、これら導体リードの先端部は、
外部回路接続用端子として用いられ、この部分に、外部
回路からのリード線が、直線接続されたり、あるいはコ
ネクタにより接続される。
ここで、上記コネクタを接続する場合には、導体リード
の先端部は、酸素センサ素子の片面あるいは両面に全て
現れるようにすることが好ましい。
これは、コネクタが酸素センサ素子を両面から挟持する
形で取付けられるためであり、さらに、コネクタ内部の
接触子は、バネ性を有しており、このバネ性により、酸
素センサ素子を押圧する力は、酸素センサ素子の両面に
均等に加えられる方が良いためである。
従って、上記のように導体リードの先端部を酸素センサ
素子の両面に配設するには、酸素センサ素子の内部に設
けられている電極からの導体り一ドの場合、その先端部
に至る途中で、酸素センサ素子内部から表面に導き出さ
れるためのスルーホールを設ける必要がある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記のように、スルーホールを設けて、
この中に導電性リードを通す場合、種々の不都合が生じ
ることを本発明者らは見出した。
すなわち、上記酸素イオン伝導性固体電解質は、その両
電極間に適正な電圧が印加された場合に、電極と酸素イ
オン伝導性固体電解質界面では酸素と酸素イオンとが相
互に変換され、その電圧に応じた酸素イオン伝導作用を
示す。そして、高温であればこの電極反応は十分に大き
くなり酸素イオン伝導作用は印加電圧に比例して大きく
なる。しかし低温であると、この電極反応は低下するた
め比較的高い電圧が印加されると、上記のような酸素と
酸素イオンとの相互変換反応が十分になされず、酸素イ
オン伝導性固体電解質内の酸素が抜き取られて空孔が生
じる。この空孔が増加すると、例えば安定化ジルコニア
固体電解質などでは色が黒変しはじめ、また酸素イオン
伝導性固体電解質は、電子伝導性を示すようになり、大
きなリーク電流が流れ、このリーク電流により、酸素イ
オン伝導性固体電解質はさらに黒変がすすみ、著しくは
損傷したり破壊したりする。
例えば、酸素ポンプを備える酸素センサ素子の場合、使
用時には、酸素ポンプ電極の部分は高温となっているた
め、上記のような問題は生じないが、酸素ポンプ電極に
導通ずる導体リード部分は、上記電極部分よりも低温と
なっており、かつ、電極に印加される電圧と同じ電圧が
印加されるため、この導体リード部分の酸素イオン伝導
性固体電解質について上記の問題が生じてくる。
特に、スルーホールの部分では、このような問題に加え
て、例えば、上記酸素ポンプを設けた酸素イオン導電性
固体電解質にスルーホールを設けて、測定電極に導通ず
る導体リードを通す場合には、このスルーホール部分に
おいて、酸素ポンプ用の印加電圧を拾ってしまい、これ
がノイズとなって測定出力に現れて(る。これは、その
他、ヒーター用の導体リードを通すスルーホールと上記
測定電極用の導体リードを通すスルーホールとが同じ酸
素イオン伝導性固体電解質に形成されているときにも、
ヒーター用電流が該スルーホールの間に流れて測定出力
にノイズとなって現れることがある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、本発明は、上述のような
スルーホールの内壁面に少なくとも一層の電気絶縁層を
設け、スルーホールの両孔端間を電気的に導通させる導
体を前記電気絶縁層を介してスルーホール内に設けるこ
とを特徴とする。
(作  用) スルーホール内の導体は電気絶縁層により酸素イオン伝
導性固体電解質との間が絶縁されるため、     1
この導体の部分において、酸素イオン伝導性固体電解質
内に空孔が増加して素子が劣化したり、他の電極に電流
が流れ込んだり電圧が印加されてノイズを生じることを
防止できる。
(実施例) 本発明の第1実施例を第1図、第2図に示す。
本実施例は、一対の電極を具備した酸素センサ素子に本
発明を適用した例であり、3枚の長板状の酸素イオン伝
導性固体電解質板(以下「固体電解質板」と略称する)
1〜3を積層して酸素センサ素子の基体を構成している
。中段に挟まれる固体電解質板2は、中央に長手方向に
切込まれた基準ガス導入路4を存しており、この基準ガ
ス導入路4の内奥(図中左方)において、基準電極6が
、この基準ガス導入路内に露呈すように上段の固体電解
質板1下面に付着されている。
そして、上記基準電極6に背向して、上段の固体電解質
板1上面には、測定電極5が付着されており、この測定
電極5上面を含む固体電解質板1の左端部上面は、スピ
ネル等よりなる多孔質セラミックス製の保護層7で覆わ
れている。
上記上段の固体電解質板1の上面には、左端部を除き(
少なくとも、測定電極5の付着部分を除いて)、残りの
部分を覆う絶縁セラミックス類の絶縁層8が積層されて
いる。そして、この絶縁層8の上面を通って測定電極5
に導通する導体り一層9が設けられ、また、基準電極6
に導通ずる導体リードの一部(°導体リード10)も絶
縁層8上に設けられている。
この導体リード10の左端は、絶縁層8の左端部に形成
された孔13と、この孔13の直下において固体電解質
板1に貫通形成されたスルーホール12を通って、固体
電解質板1の下面において基準電極6に連通して設けら
れた導体リード11の右端に導通している。
上記スルーホール内には、第2図に示すように、スルー
ホール12の内周壁全面を覆うように、絶縁セラミック
ス類の絶縁層14が設けられており、この絶縁層14表
面にスルーホール12の両孔端間を電気的に導通させる
、すなわち、導体リード10と11とを導通させる導体
15が設けられている。従って、この導体15は、基準
電極6用の導体リードの一部をなしていることになる。
このようなスルーホール12の内部構造を形成する方法
の一例を以下に簡単に説明する。
積層前で、かつ未焼成の固体電解質板1 (これは、固
体電解質のテープを切出すことにより形成される)の所
定位置にスルーホール12を孔開けし、このスルーホー
ル12の内面に、絶縁セラミックスを塗布し、乾燥する
このとき用いる絶縁セラミックスは、例えば、アルミナ
粉末粒径0.1〜1μm、pvB 5wt%、ブチルカ
ルピトールを混合したアルミナペーストや、アルミナの
代わりにムライトやスピネル、あるいはマグネシアを用
いたペースト、または、これらを2種以上混合したペー
ストを用いる。
このペースト(以下、「絶縁ペーストJと称す)は、作
業員が細い棒等を用いて手作業によりスルーホール12
内に塗布する方法の他、上記絶縁ペーストをやや硬めの
ペーストの玉状として、スルーホール12上に置き、上
から圧力を加えてスルーホール12内に押込んで塗布す
る方法、あるいは、上記絶縁ペーストを軟らめの流体と
して、スルーホール12の上方から下方へ真空ポンプで
吸引して塗布する方法等が用いられる。
そして、絶縁ペースト乾燥後に、同様の方法を用いて、
乾燥した絶縁ペーストの表面に導体ペーストを塗布した
後、乾燥させる。
この導体ペーストは、例えば白金粉末、PVB5wt%
、ブチルカルピトールの混合体や、白金粉末の代わりに
、白金粉末60VOL%とアルミナ粉末40VOL%の
もの、白金粉末80■oL%とアルミナ粉末20vo1
%のもの、ロジウム粉末100VOL%のもの、白金−
パラジウム合金粉末8゜VOL%とスピネル20VOL
%のもの、ロジウム−金合金粉末95VOL%とマグネ
シア5VOL%のちの等及び導電製セラミックス等のペ
ーストが用いられる。
この導体ペーストの塗布・乾燥が終了した後、他の部材
(固体電解質板2.3や基準電極6、測     1定
電極5等)と固体電解質板1とを重ね合わせ、焼成する
ことに−より、第2図の構造のスルーホール12を有す
る酸素センサ素子が形成される。
本実施例は、上記構成によって、測定電極5用の導体リ
ード9と基準電極6用の導体リード10とが、固体電解
質板lの上面に並行して形成されていることから、この
間において固体電解質板1内に電流が流れたり(高温時
)、空孔が増加したり(低温時)して、測定信号にノイ
ズが生じること等を防止できる。すなわち、導体リード
9と10との間は絶縁層8によって絶縁されており、さ
らにスルーホール12の内部においても導体15が絶縁
層14によって固体電解質板■から絶縁されているため
である。また、上記導体リード9゜10やスルーホール
12内の導体15が白金等の触媒性を有する材質を用い
ると、上記ノイズの発生が著しいため、本実施例のよう
に、スルーホール12内のみならず、固体電解質板1の
上面においても絶縁層8で絶縁を行う構成は効果が大で
ある。
次に、本発明の第2実施例を第3図、第4図に示す。
本実施例は、酸素ポンプを備えた、いわゆるリーンセン
サに本発明を適用した例であり、上段の固体電解質板2
1の左端部両面に各々ポンプ電極31.32が付着され
ている。上側のポンプ電極31は第1図の保護層7と同
材質の保護層26で覆われている。下側のポンプ電極3
2は、上段の固体電極質板21の下面に積層される絶縁
板(絶縁、セラミックス製)22の左端部に形成された
キャビティ56に露呈している。
また、絶縁板22の下面に積層される基準ガス導入路2
6を有する固体電解質板23の左端部には、上記キャビ
ティ56に露呈するような測定電極33が設けられてい
る。
上記固体電解質板23の下面に積層される固体電解質板
24の上面には、上記基準ガス導入路26内に露呈する
ように基準電極34が設けられている。
さらに、上記固体電解質板24の下面には、2つの気密
層42.43内に挟み込まれたヒーター発熱部44およ
び2本のヒーターリード45.46が絶縁層41を介し
て積層されている。
そして、上側のポンプ電極31用の導体リード27は、
絶縁層25上面の幅方向中央に設けられ、下側のポンプ
電極32に連接する導体リード28は、固体電解質板2
1の下面からスルーホール51を過つて絶縁層25上面
の導体リード29に導通している。
また、固体電解質板23上に設けられて測定電極33に
連通ずる導体リード35は、絶縁板22に設けられたス
ルーホール53および固体電解質板21に設けられたス
ルーホール52を通って絶縁層25上の導体リード30
に導通している。
さらに、固体電解質板24上に設けられて基準電極34
に連通ずる導体リード36は、スルーホール54を通っ
て、絶縁層41の下面に設けられた導体リード37に導
通している。
上記スルーホール51〜54のうち、スルーホール51
の内部構造は第2図に示した構造と同一であり、スルー
ホール52.53の内部構造は第4図に示すようになっ
ている。
固体電解質板21に設けられたスルーホール25と絶縁
板22に設けられたスルーホール53とは同一位置に形
成されており、両スルーホール52゜53の内周壁全面
を覆うように絶縁層62が設けられている。
そして、この絶縁層62表面に、両スルーホール52.
53の両孔端間を電気的に導通さゼるように導体61が
設けられている。
本実施例のように、酸素ポンプを備えた酸素センサ素子
の場合、前述したように、両ポンプ電極31、32間に
は1〜数ボルトの電圧が印加され、この電圧は、両電極
用の導体リード27と28.29の間にも印加されるた
め、ノイズや素子劣化が生じる底れがある。これを防止
するために、本実施例は、スルーホール51内において
第2図に示した構造を採るとともに、絶縁層25によっ
ても両翼体リード27.29の絶縁を行っている。
また、測定電極33用の導体リード35がスルーホール
52を通過する際には、固体電極質板21を介してポン
プ電極31.32間に印加される電圧がノイズとなって
測定信号に含まれてくる虞れ      1があるが、
本実施例では、これを第4図に示す構造により防止し、
かつ固体電解質板21上においでも絶縁層25によりこ
れを防止している。
なお、基準電極34用の導体リード36が通過するスル
ーホール54は、他の電極の影響を受けないので、絶縁
層を設ける必要は無いが、第2図の構造としても良い、
また、スルーホール51〜53内の絶縁層や導体の材質
および製造法は、第1実施例の場合と同じである。
さらに、本実施例のように、スルーホール51〜54を
設けて、酸素センサ素子の内部に位置する電極(ポンプ
電極32、測定電極33、基準電極34)用の導体リー
ド28.35.36を素子表面に引出すことにより、外
部回路接続用のコネクタを接続する際に有利(全ての接
続が素子表面、かつ素子の一端部で行えるため)である
し、導体リードを素子の両表面に分配(できれば、両表
面に同数ずつの導体リード端部を配設することが望まし
い)したことにより、コネクタを接続した際に、コネク
タ内のバネ製を有する接触子によって素子が押圧される
力が釣り合って、素子内に応力が生じることが防止でき
る。
次に、第5図は本発明の第3実施例を示す図である。本
実施例は、第1図に示した第1実施例のものに、ヒータ
ーを設けた形の酸素センサ素子に本発明を適用した例で
ある。
すなわち、電極(測定電極76と基準電極77)部分の
加熱効率を良好とするために、測定電極76の一周囲を
囲むようにヒーター発熱部81を設けである。但しこの
ヒーター発熱部81とヒーターリード82.83は気密
層84と85の間に挟み込まれた状態とされ、さらに絶
縁層80を介して固体電解質板71上面に積層される。
なお、この絶縁層80には、測定電極76が固体電解質
板71に接するための窓98が設けられている。
固体電解質板71の下面には、基準電極77が付着され
、基準ガス導入路75を有する固体電解質板72および
、もう一枚の固体電解質板73が順次積層されている。
そして、上記第2実施例で述べたように、コネクタを接
続する際の便宜および接触子が素子に与える力の配分の
ため、本実施例では、素子の上面に測定電極76用の導
体リード78と一方のヒーターリード82の端部を配置
し、素子の下面には、他方のヒーターリード83に導通
する導体リード97と、基準電極77用の導体リード7
9に導通ずる導体リード98が配設されている。
ここで、上記導体リード83と97は、第2図に示す構
造(但し、固体電解質板の枚数は異なる)のスルーホー
ル91.93.95を介して導通しており、同様にして
、導体リード79と96はスルーホール92.93を介
して導通している。なお、スルーホール92.93の内
部構造は、スルーホール92.93の両孔端を導通させ
る導体のみが設けられた構造でも良いし、第2図のよう
に絶縁層を備える構造でも良い。
本実施例のように、ヒーターリード83が測定電極76
や基準電極77が接している固体電解質板71〜73に
設けられたスルーホール91.93゜95を通る場合に
は、ヒーター発熱部81に印加される電圧が12〜17
ボルトと高いため、基準電極用導体リード79.96に
ノイズを与え易いが、本実施例では、これを、第2図に
示すような構造を有したスルーホール91.93.95
を形成することで防止している。また、固体電解質板7
3下面においては、絶縁層74により、導体リード96
との間の絶縁を行っている。
なお、本発明は、上記3つの実施例に示した構造の酸素
センサ素子のみならず、他の構造の酸素センサ素子にも
同様に適用可能であることは言うまでもない。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明は、固体電解質を貫
通して設けられたスルーホール内に電極用導体リードや
ヒーターリードを通す場合に、絶縁層を介して導体を設
けたことにより、酸素ポンプ用電圧がスルーホール内を
通る他の導体リードに印加されてノイズとなることを防
止でき、また、同様にヒーター用電圧が他の導体リード
に印加されてノイズとなることも防止できる。さらに、
電     1極間に印加される電圧が低温状態のスル
ーホール部分において作用して、空孔が増加し、素子の
劣化を招くことも防止できる。
また、これにより、各電極やヒーター用のり−ドの配設
が自由に行えるため、コネクタ接続の際の圧力配分や接
触子の配列が適切に行え、また、素子構造がリードの配
設位置による制約を受けることがなく設計の自由度が増
すことにもなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る酸素センサ素子の分解
斜視図、 第2図は同実施例におけるスルーホール部分の断面図、 第3図は本発明の第2実施例に係る酸素センサ素子の分
解斜視図、 第4図は同実施例におけるスルーホールのうちの1つの
構造を示す断面図、 第5図は本発明の第3実施例に係る酸素センサ素子の分
解斜視図である。 1〜3.21.23.24.71〜73・・・酸素イオ
ン伝導性固体電解質 12、51〜54.91〜95・・・スルーホール14
、62・・・絶縁層    15.61・・・導体22
・・・絶縁板      5.33.76・・・測定電
極6、34.77・・・基準電極 31.32・・・ポ
ンプ電極9〜11. 27〜30. 35〜37. 7
8. 79. 96. 97・・・導体リード

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、主として酸素イオン伝導性固体電解質材料を用いて
    なり、少なくとも一対以上の電極を備える酸素センサ素
    子において、 該酸素センサ素子の表面に対して略垂直方 向に穴あけ形成され、その内壁面の一部または全部が前
    記酸素イオン伝導性固体電解質材料により構成されてい
    るスルーホールと、 該スルーホールの内壁面に設けられた少な くとも一層の電気絶縁層と、 前記スルーホール内に前記電気絶縁層を介 して設けられて、スルーホールの両孔端間を電気的に導
    通させる導体とを具備することを特徴とする酸素センサ
    素子。 2、前記導体が前記電極に導通する導体リードの一部を
    なしている特許請求の範囲第1項記載の酸素センサ素子
    。 3、前記酸素センサ素子が1以上の酸素ポンプを備え、
    前記電極が該酸素ポンプ用の電極である特許請求の範囲
    第2項記載の酸素センサ素子。 4、前記酸素センサ素子が加熱用ヒーターを備え、前記
    導体が該ヒーターに導通する導体リードの一部をなして
    いる特許請求の範囲第1項記載の酸素センサ素子。 5、前記酸素センサ素子が少なくとも酸素イオン伝導性
    固体電解質板および絶縁体層とを複数枚積層してなる板
    状体である特許請求の範囲第1項乃至第4項の何れかに
    記載の酸素センサ素子。 6、前記導体が少なくとも白金族金属を導電性物質とし
    て含有する特許請求の範囲第1項乃至第5項の何れかに
    記載の酸素センサ素子。 7、前記スルーホール内に設けられた電気絶縁層は、主
    としてアルミナ、ムライト、スピネル、マグネシアのう
    ち1種または数種からなる特許請求の範囲第1項乃至第
    6項の何れかに記載の酸素センサ素子。
JP59258079A 1984-12-06 1984-12-06 酸素センサ素子 Expired - Lifetime JPS61134655A (ja)

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JP59258079A JPS61134655A (ja) 1984-12-06 1984-12-06 酸素センサ素子

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JP59258079A JPS61134655A (ja) 1984-12-06 1984-12-06 酸素センサ素子

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ID=17315228

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