JPS61129258A - 水平連続鋳造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、金属製、特に鋼製の鋳造体用の単数または複
数の水平連続鋳造鋳型が切り離し可能にあるいは閉鎖可
能に接続されたタンディシュを備え、このタンディシュ
と前記水平連続鋳造鋳型と引抜き機とがそれぞれの鋳造
体心で合わされている水平連続鋳造装置に関する。

従来の技術 従来のこの種の水平連続鋳造装置は、妨げのない連続的
鋳造作業を可能にする目的に役立っている。この場合、
装置の出来るだけ多（の利用ないし耐用時間が求められ
る。

融解金属を収容するタンディシュと水平連続鋳造鋳型と
の間に切り離し可能な接続部を作り、これが熱損失を避
け、かつ必要に応じて槽からの金属流出を中断し得る構
成のものは公知である（ＤＥ−Ｏ３２８５５０１５）。

鋳造過程の中断は、通常鋳造体心での鋳造中止を伴うた
め、水平連続鋳造鋳型の中に残留鋳造物が生じ、これを
凝固後取り除かなければならない。

タンディシュの側では、鋳造過程の中断により、多くは
このタンディシュ内の残留物の鋳出しも必要となる。た
だし、従来タンディシュは、水平連続鋳造鋳型の分離後
傾倒し、洗浄し、点検することができるものが提案され
ている。（ドイツ実用新案　８２０１２４６．６）。

発明が解決しようとする問題点 しかし、上記従来技術においては、タンディジ解決を与
えてないという問題があった。すなわち、従来は、タン
ディシュ、水平連続鋳造鋳型、および引抜き機がある程
度の回数のチャージの後はもはや整列状態にないことが
多い点が、考慮されていなかった。つまり、タンディシ
ュから外された水平連続鋳造鋳型は、その注揚口がタン
ディシュの出湯口から著しく外れるという欠点があった
。

この偏差は水平連続鋳造鋳型が単条であるか複条である
かによって著しく変化し、たとえばその値が１０ｗｌ１
にも達することがあった。

そこで本発明はこのような問題点を解決し、タンディシ
ュと水平連続鋳造鋳型との間の偏差すなわち整列誤差を
、適当な処置により吸収することを目的とする。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本発明は、タンディシュにオ
リフィスを嵌装した中空部を設け、水平連続鋳造鋳型と
タンディシュとの接続部に、前記オリフィスの端面に気
密に接続可能であるとともに、このオリフィスに対し鋳
造軸を調整可能な結合部を設けたものである。

作用 このようなものであると、タンディシュと水平連続鋳造
鋳型との間の偏差を、鋳造軸を調整可能な結合部により
受は止め、これによりタンディシュと水平連続鋳造鋳型
との軸の間の１肥の偏差を吸収できる。鋳造軸を調整可
能な結合部は、同時に密閉作用も行うため、タンディシ
ュと水平連続鋳造鋳型との軸の偏差が調整可能な結合部
の内部で吸収されるときに融解金属流の僅かな流路移動
が行われるが、しかしこれはなんら不利な結果を伴わな
い。

本発明の構成においては、鋳造軸を調整できる結合部を
、タンディシュの鋳造物引抜き機に向いた側に密接させ
ることができる。ここで、水平連続鋳造鋳型および／ま
たはタンディシュの容易で迅速な交換が、側方向きまた
は上向きに行われる。

しかし本発明の別の構成によれば、鋳造軸を調整できる
結合部をタンディシュの下側の角状鋳造金属ガイドの内
部に設けることができ、このガイドを水平連続鋳造鋳型
と直接結合することができる。従ってこの解決策では、
水平連続鋳造鋳型の取付けおよび再取付けは、たとえば
タンディシュを移動することな（その位置に留まらせて
行うことができる。水平連続鋳造鋳型の取付は作業後に
、鋳造過程の間はタンディシュの上に位置する取鍋によ
り、問題なく鋳造を行うことができる。

本発明の別の構成では、鋳造軸を調整できる結合部が、
オリフィスの端面とならんで同心に配置された密閉面を
備えるよ、うにすることができる。

この同心の密閉面は、オリフィスの端面での密閉効果を
高め、従ってタンディシュおよび水平連続鋳造鋳型が大
きく軸偏差している際に、より高い密閉作用を得るため
に特に適している。

タンディシュと水平連続鋳造鋳型の軸の偏差に関連して
求められる密閉作用は、また、オリフィスの端面か、も
しくはこれと同心（ζ配置されて密閉面を補足する調整
体が、それぞれの座面において、空間的にたとえば球面
のような回転楕円体面に形成され、調整体がオリフィス
に対して固定できることにより改善される。

その他の構造部分から分離する必要のない水平連続鋳造
鋳型を取付けるために求められるより大きな運動性は、
角状鋳造金属ガイドの垂直脚にカルダン支承した鋳込み
ノズルが設けられており、これがタンディシュに空気遮
断して嵌装されることにより達成される。種々な構成群
へのこのような分割は、水平連続鋳造鋳型をその他の構
成部分と共に、水平連続鋳造装置の位置でたとえば下方
または後方へ繰り出せるように構成することを可能にす
る。

本発明の別の構成によると、鋳造作業中の冶金学的必要
条件を考慮して、角状鋳造金属ガイドの中の鋳込みノズ
ルを外気に対して密閉配置することができる。

本発明の別の構成によると、角状鋳造金属ガイドの垂直
脚部分の高さを、必要とされる溶湯圧に応じた寸法とす
ることができる。

緊急の場合、すなわち多心の水平連続鋳造装置における
個々の水平連続鋳造鋳型で鋳造中断する場合のために、
タンディシュおよび／または角状鋳造金属ガイドに閉鎖
機構により閉鎖可能な底湯口を設けるのが有利である。

実施例 本発明の実施例を図面に示し、以下さらに詳細に説明す
る。

第１図に示す水平連続鋳造装置は、たとえば四条の鋳造
心（１）と（２）のため１こ設計されており、その内二
条が、図示されたように対称軸（３）よりも図面・　の
下方に、他の二条が（図示されていない）対称軸（３）
よりも図面の上方にある。溶融金属、特に溶融鋼は取鍋
（４）からタンディシュ（５）の中に達し、この時取鍋
（４）は、場合によって、たとえば単条装置の場合は、
タンディシュ（５）自体の役目をすることができる。タ
ンディシュ（５）には四つの水平連続鋳造鋳型（６）が
接続している。タンディシュ（５）は、レール軌道（７
）に沿って作業位置に入り、また作業位置から出ること
ができる。これらの機能は、クレーン（こよっても受は
持つことができる。鋳造棒走行方向には、水平連続鋳造
鋳型（６）の後方にそれぞ、れ引抜き機（８）がある。

融解金属は、取鍋（４）から取鍋湯路（９）へど流−れ
る。取鍋湯路（９）とずらした配置で、底湯口（１０が
設けられている。

水平連続鋳造鋳型（６）は、装置建造の際に、たとの際
に同じく、中空部（至）の軸（２）または中空軸（２）
に嵌装されたオリフィスα→と共に、鋳造軸（ロ）に揃
えられる。幾度かのチャージの後、または最初の加熱の
後厄に、タンディシュ（５）は伸びたりゆがんだりする
ため、軸（至）からの鋳造軸（ロ）の上記の偏差が生じ
るっ詳細は後述する調整可能な結合部（至）はこの偏差
を補正し、その際オリフィスＱ４の端面（１４ａ）に対
して密閉する。オリフィスａ◆の位置には閉鎖機構（Ｉ
Ｑが設けられており、必要があれば融解金属の水平連続
鋳造鋳型（６）への流入を停止する。調整可能な結合部
（イ）は、第３図の通りタンディシュ（５）における鋳
造体引抜き機（８）に向いた側部（８ａ）に配置されて
いる。これと反対に、第４図または第６図では、この調
整可能な結合部（ロ）はタンディシュ（５）の下側に配
置されている。

融解金属は、作業中に取鍋（４）にて開かれた滑りシャ
ッタ（Ｌηを通り、たとえば案内管（ト）を通ってタン
ディシュ（５）に達し、この時滑りシャッタαηは制御
機構の役割を果たす。それぞれの鋳造作業終了後、また
は緊急の場合は、融解金属はタンディシュ（５）から底
湯口Ｏｎおよび底シャッタ（１０ａ）を通って非常取鍋
（］９の中へ流し出すことができる。

酋造軸（１１）を調整できる結合部Ｑ９は、オリフィス
（１４）の端面（１４ａ）での密閉のために、同心状の
密閉面（１）またはしυを備えている。端面（１４ａ）
は耐火材からなる特別なシールリング（イ）により構成
されている。

また調整体（ハ）が挿入されている。シーリングすなわ
ち密閉面（財）、シールリング（２）および調整体に）
は、ターンバックル（至）によってまとめられている。

水平連続鋳造鋳型（６）は締め付はリング（イ）により
タンディシュ（５）またはオリフィスα→または密閉面
Ｑυまたは座面（至）に対して締め付けられかつ密閉さ
れている（第８図参照）。

第４図および第５図は他の実施例を示し、上から下へ次
のように構成された垂直脚（２７ａ）を備えた角状鋳造
金属ガイド（ロ）を有している。

すなわち、タンディシュ（５）には、対応する金属材料
からなる置皿（至）と、高さ調節可能な挿入体（７）を
有した球状形の対向板−とが設けられ、挿入体（１）は
、作業位置で、酸化防止のためテレスコープ管ｅ］）と
共働して密閉する。テレスコープ管６１）はカバー（２
）により案内され、同時に支承される。カバー（２）は
中間槽（至）を閉塞している。テレスコープ管００の中
には鋳込みノズル（至）がカルダン継手にて懸架されて
いる。湯面上空間（至）には、必要に応じてシールドガ
スを供給することができる。始動過程その他の用途のた
め、湯面上空間（至）の排気装置（（図示せず）が設け
られている。調整可能な結合部（至）は、第３図につい
て記したのと同様に、第４図と第６図においても示され
ている。

高さく至）は、一般に、鋳造に有利な溶湯圧を得ること
が可能な寸法となっている。第５図では、取鍋（４）が
タンディシュ（５）としても機能している。その底（２
）には案内管（ト）が密接している。場面＠（第４図と
第５図）は、詳しくは図示されていない制制系により自
動制御される。

以下に大発明の好適な実施例を列記する。

（４）金属製、特に鋼製の鋳造体用の単数または複数の
水平連続鋳造鋳型（６）が切り離し可能にあるいは閉鎖
可能に接続されたタンディシュ（５）を′備え、このタ
ンディシュ（５）と前記水平連続鋳造鋳型（６）と引抜
き機（８）とがそれぞれの鋳造体心で合わされている水
平連続鋳造装置であって、前記タンディジ！　（５）に
オリフィスα→を嵌装した中空部（至）を設け、前記水
平連続鋳造鋳型（６）とタンディシュ（５）との接続部
に、前記オリフィスα→の端面に気密に接続可能である
とともに、このオリフィスαゆに対し鋳造軸（ロ）を調
整可能な゛結合部（至）を設けたことを特徴とする水平
連続鋳造装置。

の）鋳造軸（ロ）を調整可能な結合部（至）は、タンデ
ィシュ（５）における引抜き機（８）方の側部（８ａ）
に密接されていることを特徴とする前（４）項に記載の
水平連続鋳造装置。

■鋳造軸（ロ）を調整可能な結合部（至）がタンディシ
ュ（５）の下側−の角−状鋳造金属ガイド鋤の内部に設
けられており、このガイド（２）が水平連続鋳造鋳型（
６）と直接結合されていることを特徴とする前囚項に記
載の水平連続鋳造装置。

（６）鋳造軸（ロ）を調整可能な結合１部（ト）は、オ
リフィスα◆の端面（１４ａ）と並んで同心状に配置さ
れた密接面（イ）（２）を有することを特徴とする前Ｑ
項または（６）項に記載の水平連続鋳造装置。

（ト）オリフィス（１４の端面（１４ａ）　、または同
心に配置された密閉面■の機能を補足する調整体（至）
のいずれかは、それぞれの座面において、空間的に球面
のような回転楕円体面に形成されていることを特徴とす
る前囚項、　Ｑ３）項、または■項のいずれかに記載の
水平連続鋳造装置。

（Ｆ）角状鋳造金属ガイド（支）の垂直脚（２７ａ）に
カルダン支承の鋳込みノズル（財）が設けられており、
これがタンディシュ（５）に空気遮断状態で取付けられ
ていることを特徴とする前■項または（Ｃ）項に記載の
水平連続鋳造装置。

（Ｇ）角状鋳造金属ガイド（ロ）の鋳込みノズル（ロ）
が、外気に対して気密状態で配置されていることを特徴
とする前囚項、（Ｃ）項またはヂ）項のいずれかに記載
の水平連続鋳造装置。

（６）角状鋳造金属ガイド（ロ）の垂直脚（２７ａ）の
高さは、必要とされる溶湯圧に合わせた寸法とされてい
ることを特徴とする前囚項、（０項、　ＣＦ）項または
（Ｇ）項のいずれかに記載の水平連続鋳造装置。

（Ｉ）タンディシュ（５）および／または角状鋳造金属
ガイド（２）は、底シャッタ（１０ａ）により閉鎖でき
る底湯口α１を有することを特徴とする前（４）項から
（６）項までのいずれかに記載の水平連続鋳造装置。

発明の効果 以上述べたように本発明によると、タンディシュと水平
連続鋳造鋳型との偏差を、結合部により密閉状態のもと
で容易に吸収することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の全体平面図、第２図はその
正面視の断面図、第８図は第２図における要部拡大図、
第４図は本発明の他の実施例の要部断面図、第５図は本
発明のさらに池の実施例の要部断面図である。 （５）・・・タンディシュ、（６）・・・水平連続鋳造
鋳型、（８）・・・引抜き機、（ロ）・・・鋳造軸、（
至）・・・中空部、ａ４・・・オリフィス、（１４ａ）
・・・端面、ｑト・・結合部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、金属製、特に鋼製の鋳造体用の単数または複数の水
   平連続鋳造鋳型が切り離し可能にあるいは閉鎖可能に接
   続されたタンディシュを備え、このタンディシュと前記
   水平連続鋳造鋳型と引抜き機とがそれぞれの鋳造体心で
   合わされている水平連続鋳造装置であって、 前記タンディシュにオリフィスを嵌装した 中空部を設け、前記水平連続鋳造鋳型とタンディシュと
   の接続部に、前記オリフィスの端面に気密に接続可能で
   あるとともに、このオリフィスに対し鋳造軸を調整可能
   な結合部を設けたことを特徴とする水平連続鋳造装置。