JPS6091336A - カメラのフイルム給送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電動モータによるフィルム給送装置、特に巻
上げ、巻戻しをそれぞれ専用モータで行うカメラに関す
るものである。

従来、フィルム電動巻上げ、巻戻しのカメラでは駆動用
にモータを１個使用し、巻上げおよび巻戻しを行ってい
る。そこで、巻戻し用フォークを駆動するのに巻上げ系
から歯車やベル（・をカメラ内に配設しており、そのス
ペースはかなり大きなものとなり、また、巻上げ、巻戻
しの切換えで歯車やレバーが動くため、そのスペースも
必要であシ、しかも切換えおよび伝達機構に相当のコス
トを要する。

そして、このようなモータ駆動の場合に、フィルム−駒
の巻上げ完了時の停止を行うには、次のような手段を用
いていた。

ａ　割シ出し板の回転を検出してモータの両端子を短絡
して停止する手段。

この場合、モータの停止能力と伝達系の摩擦に依存して
おり、大部分はモータの停止能力による。

そのため、しばしば電圧変化で画面間隔のばらつきを生
じ、画面ダブり等が発生する。

ｂ　モータの両端子を短絡または通電を断つとともにメ
カ的に割り出し板の溝に係止爪を係合させてブレーキと
する手段。

この場合、メカ的にがっちりとブレーキをかけるため、
常に同位置に停止するが、係止爪と割り出し板の溝の面
とがかなシの圧力をもって係合するので、爪を溝から外
すのに大きな力が必要となる。通常はシャッタ等の作動
レバーの戻υ力を利用しているが、戻シカを増すため、
ばねを強くする必要があり、その結果、ばね圧が上ると
、チャージ負荷が増大し、電池の消耗も早くなる。

そこで、前述のような歯車列、ベルト等の伝達系および
切換え機構を無くするために、巻上げおよび巻戻しをそ
れぞれ専用のモータで駆動するカメラが本出願人から提
案されているが、このようなカメラにおいて、フィルム
給送の停止時に前述の従来技術のように両モータを短絡
することにより停止能力を倍増できる一方、スプールに
巻き取られたフィルム量による負荷の変化や各メーカー
のパトローネによるフィルム引き出し時の負荷の違いに
よって巻上げ側モータが巻戻し側モータよシ早く停止す
ると、フィルムがスプールとパトローネ出口との間でた
るんでしまい、極端にフィルムの平面性が悪くなるとい
う問題点がある。

本発明は、前述の問題点に鑑み、フィルム給送機構を簡
単化とするとともにフィルムの平面性を確実に維持でき
るフィルム給送装置を提供すると以下、本発明の実施例
を図面にもとづいて説明する。

第１図は本発明に係るカメラのフィルム給送装置の一実
施例で、その巻上げ、巻戻し機構の要部斜視図を示す。

図ニオイテ、１は巻取シスプール、２はパトローネと係
合するフォークで、それぞれ巻上げ用モータＭ１および
巻戻し用モータＭ、が連結されておシ、これらのモータ
は高トルク低回転数のモータが適当であシ、特に該巻取
シスプール１は図示しないフリクション機構を介して該
モータＭ１に連結している。

４はフィルム３のバーフォレーショント噛ミ合うスプロ
ケットで、図示されないカメラの構造部材に回転可能に
軸支され、その回転軸は一方向りラッテ５を介してチャ
ージカム６と結合されている。該スプロケット４が巻上
げ方向、すなわち図示矢印の反時計方向に回転した時の
み該チャージカム６に回転力を伝達し、ている。１は割
シ出し板で、該チャージカム６と一体的に構成され、か
つその周面に溝部１ａを有している。８は非導電性物質
で構成されたブレーキレバーで、前記構造部材にその一
端を軸８ａで回動可能に支持され、かっばね９によシ常
時反時計方向に付勢されておシ、その−側辺８ｃに前記
割り出し板７の溝部７ａと係合しうる突出部８ｂを有し
、下面にはそれぞれ独立して巻上げ用スイッチ接片１０
および巻戻し用スイッチ接片１１が固着されている。１
２はプリント回路板で、該スイッチ接片１０，１１が接
触している。１３はチャージレバーで、前記構造部材に
一端を軸１３ａで回動可能に支持され、かっばね１４に
より時計方向に付勢されており、その下面にローラ１５
が回転可能に軸支され、該ローラ１５は前記チャージカ
ム６の周面カム部に当接するよう構成されている。１６
は図示されないシャッタ装置およびオートフォーカス装
置等のチャージ板で、その長穴１６ａが図示しないカメ
ラの構造部材に固着された支軸１７に左右方向にスライ
ド可能に嵌合し、かっばね１８により矢印の左方向に付
勢されており、その上縁に前記チャージレバー１３と当
接する突出部１６ｂを、また、前記ブレーキレバー８の
側辺８ｃと当接する左端部１６ｃを、それぞれ有してい
る。１９は巻戻しレバーで、図示されないつまみによシ
矢印の左方向にスライドすゝるように構成されており、
その右端部に設けた立曲げ部１９ａが前記ブレーキレバ
ー８の側辺８ｃの先端部に当接しうるようになっている
。

第２図は前記巻上げ、巻戻し機構を作動するだめの電気
回路の実施例であり、第３図は同じくプリント回路板１
２の拡大パターン図を示すものである。

第２図において、２０は電源、２１はンヤッタレリーズ
動作に連動して起動し所定時間、後記するトランジスＪ
Ｔｒｌにベース電流を供給する公知の駆動制御回路（例
えば特開昭５７−１８５０２７号公報に示されているよ
うなもの）で、該電源２０に直列に接続されている。Ｓ
１＋　Ｓ＋ａ−＋　Ｓ＋ｂ　＋　Ｓ＋ｃは巻上げ用モー
タＭ、のための接点部、Ｓ２．　Ｓ２．　。

Ｓ２ｂ　ｌ　Ｓ２ｃは巻戻し用モータＭ２のための接点
部で、それぞれの接点部は第３図に示すパターンをプリ
ント回路板１２上に形成しており、かつスイッチ接片１
０，１１がそれぞれ摺接している。そして接点部Ｓ□お
よびＳ、ａはそれぞれ巻上げ用モータＭ。

の正側および負側に接続され、接点部ＳｌｂおよびＳｌ
ｃは電源２０の正側および負側に接続され、接点部Ｓ２
および５２ＩＩはそれぞれ巻戻し用モータＭ２の正側お
よび負側と電源２０の負側に接続され、接点部Ｓ２ｂは
遊び接点で、接点部Ｓ７．、は電源２０の正側に接続さ
れている。ＤｌおよびＤ２は逆流防止用ダイオードで、
それぞれ巻上げ用モータＭ、および巻戻し用モータＭ２
に並列に接続されている。ＴｒｌはＮＰＮトランジスタ
で、巻上げ用モータＭ、と電源２０の負側に接続され、
そのベースは前記駆動制御回路２１とに接続されている
。Ｔｒ２はＰＮＰ）ランジスタで、電源２０の正側と前
記トランジスタＴｒ１とに接続され、そのベースは制限
抵抗Ｒ１を介してＮＰＮ　）ランジスタＴｒｓのコレク
タに接続されている。該トランジスタＴｒ３のエミッタ
は電源２０の負側に接続され、そのベースは制限抵抗Ｒ
２を介して巻戻し用モータＭ２の正側に接続されている
。

さらに、第３図に示すプリント回路板１２のパターンに
おいて、Ａは巻上げ完了時のハｐ　−ｙ　部を、Ｂは巻
上げ時のパターン部を、Ｃは巻戻し時のパターン部を、
それぞれ示し、該巻上げ完了時のパターン部Ａは巻上げ
用モータＭ、側よシ巻戻し用モータＭ２側の方をΔノだ
け巻上げ時のパターン部Ｂよシに長く形成している。し
たがって、接片１０および１１がパターン部Ｂからパタ
ーン部Ａに切換わる際に常に短絡タイミングが巻戻し用
モータＭ２側のパターン部が先行してオンとなるように
構成されている。

次に、以上の構成の本実施例の動作について説明する。

まず、巻上げおよび撮影時の動作について説明する。

第１図および第２図はシャッタ等のチャージ途中の状態
を示している。

すなわち、巻上げ用モータＭ、に通電されて巻取シスプ
ール１が反時計方向に回転し、フィルム３を巻取る。そ
の際、巻戻し用モータＭ２は空転している。そして、ス
ズロケット４はフィルム３により矢印の反時計方向に回
転し、一方向クラッチ５を介してチャージカム６および
割シ出し゛板７も反時計方向に回転する。

また、ブレーキレバー８はその突出部８ｂが割り出し板
Ｉの局面に当接しているため、スイッチ接片１０および
１１は第３図のパターン部Ｂの位置に維持されて接点部
Ｓｌと接点部Ｓｏｂとがオンしており、したがって巻上
げ用モータＭ１は回転しつづける。

一方、チャージレバー１３はチャージカム６の回転によ
シローラ１５が外方に押し出され、該チャージレバー１
３はばね１４の付勢力に抗して反時計方向に回動し、そ
の結果、チャージ板１６はその突出部１６ｂｔｌ−介し
てばね１８の付勢力に抗して右方向に移動させてシャッ
タ装置およびオートフォーカス装置等をチャージし、図
示しない係止レバーによりチャージ位置に係止される。

その後、割り出し板７がほぼ１回転してその溝部７ａに
ブレーキレバー８がばね９の付勢力にょシ反時計方向に
回動して突出部８ｂが係合する。

それとともにスイッチ接片１ｏおよび１１は第３図のパ
ターン部Ａの位置に移動する。この位置では接点部Ｓ、
と接点部Ｓ、ならびに接点部ｓ２と接点部Ｓｅｍがそれ
ぞれオンするが、巻戻し側の接点部Ｓ２．　Ｓ２．の方
が早く短絡して巻戻し用モータＭ、が巻上げ用モータＭ
１よシ早く停止する。このためフィルム３がスプール１
とパトローネ出口との間でたるむ様なことはなくなくな
る。また、この時はチャージレバー１３のローラ１５と
チャージカム６との位置関係はローラ１５がチャージカ
ム６のカム面の最も低い位置まで回転して停止している
。

このようにして、カメラはフィルム巻上げ、シャッタ装
置、オートフォーカス装置等のチャージ完了した状態と
なる。

そこで、図示しないレリーズボタンを押すことによりオ
ートフォーカス装置作動−シャッタ作動の順で図示しな
い緊定を解除されてチャージ板１６がばね１８の付勢力
にょシ矢印の左方向に走行する。そして、チャージ板１
６の走行終了行程で該チャージ板１６の左端部１６Ｃが
ブレーキレ／（−８の側辺８Ｃを押し、該ブレーキレバ
ー８を時計方向に回動させ、その突出部８ｂが割シ出し
板１の溝部７ａから抜けるとともにそのスイッチ接片１
０および１１が第３図のパターン部Ｂの位置に達するこ
とにより接点部Ｓ１と接点部Ｓｏｂとをオンにし、また
、ンヤツタレリーズ動作により駆動制御回路２１からベ
ース電流がトランジスタＴｒ１に供給されているので、
再び巻上げ用モータＭ１が回転を開始し、第１図に示す
状態になる。

次いで、巻戻し動作について説明する。

フィルムの全駒の撮影が終了してフィルムを巻戻す場合
は、図示しない外部操作つまみにより巻戻しレバー１９
を矢印の左方向に移動させると、その立曲げ部１９ａが
ブレーキレバー８の側辺８Ｃの先端部に係合して該ブレ
ーキレバー８を時計方向に回動させる。そうすると、そ
のスイッチ接片１０および１１は第３図のパターン部Ｂ
またはＡの位置からＣの位置まで移動し、接点部Ｓ２と
接点部Ｓ２ｃ　ｒ接点部ｓ１と接点部Ｓ、ｅがそれぞれ
オンとなり、巻戻し用モータＭ２が回転すると同時にト
ランジスタＴｒ３がオンになり、トランジスタＴｒ２も
オンとなることにより巻上げ用モータＭ、は逆転方向に
通電して逆転する。したがって、フィルムは巻戻される
。

この際、巻上げ用モータＭ、の逆転は巻取シスプール１
を逆転さぜ、スプール１とフィルム３の密着を解消し、
フィルム３によってモータＭ８、スプール１の回転が巻
戻し用モータＭ２の負荷にならないようにしている。ま
た、スプロケット４もフィルム３によｐ逆転するが、一
方向クラッチ５があるので、チャージカム６には回転が
伝達されない。

フィルムの巻戻しが完了して、巻戻しレバー１９を右方
向に移動させ、再び第１図に示す位置に戻せば巻戻しは
停止する。

本発明は、以上説明したように巻上げ、巻戻しにそれぞ
れ専用のモータを有するカメラにおける巻き止め手段と
して両モータを短絡することにょシその停止能力を倍増
させかっこの短絡のタイミングを巻戻し側モータの短絡
を先にオンすることによりフィルムはたるむことなく常
にピンと張り、フィルムの平面性を良く保持できる効果
がある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明に係るカメラのフィルム給送装置の実施例を
示すもので、第１図はその巻上げ、巻戻し機構の要部斜
視図、第２図は巻上げ、巻戻し機構作動用の電気回路図
、第３図はプリント回路板の拡大パターン図である。 Ｍ、・・巻上げ用モータ、Ｍ２・・・巻戻し用モータ、
１・・・巻取りスプール、２・・・フォーク、４・・・
スプロケット、５・・一方向クラツナ、６・・・チャー
ジカム、γ・・・割り出し板、８・・・ブレーキレバー
、ｉ　ｏ、１ｉ・・・スイッチ接片、１２・・・プリン
ト回路板、１３・・・チャージレバー、１６・・・チャ
ージ板、１９・・・巻戻しレバー 第１図 ｒ３ 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ■　フィルム巻上げ、巻戻しをそれぞれ専用モータで駆
   動し、かつ−駒巻上げ完了時に該両モータを短絡して停
   止させるカメラにおいて、該両モータの短絡タイミング
   を巻戻し用モータの短絡が巻上げ用モータの短絡より早
   くオンするように構成したことを特徴とするカメラのフ
   ィルム給送装置。