[go: up one dir, main page]

JPS6072948A - ポリプロピレン樹脂ブレンド用オレフィン共重合体組成物 - Google Patents

ポリプロピレン樹脂ブレンド用オレフィン共重合体組成物

Info

Publication number
JPS6072948A
JPS6072948A JP18282283A JP18282283A JPS6072948A JP S6072948 A JPS6072948 A JP S6072948A JP 18282283 A JP18282283 A JP 18282283A JP 18282283 A JP18282283 A JP 18282283A JP S6072948 A JPS6072948 A JP S6072948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copolymer
ethylene
propylene
pellets
olefin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18282283A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH041021B2 (ja
Inventor
Kenya Makino
健哉 牧野
Toru Shibata
徹 柴田
Yoshitaka Matsuo
義隆 松尾
Masahiro Hikita
引田 正浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd, Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP18282283A priority Critical patent/JPS6072948A/ja
Publication of JPS6072948A publication Critical patent/JPS6072948A/ja
Publication of JPH041021B2 publication Critical patent/JPH041021B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、クラムまたはペレット形状に成形可能なプロ
ピレン含量の高いオレフィン共重合体組成物に関する。
さらに詳しくは、ポリプロピレン樹脂ブレンドに使用す
るオレフィン共重合体組成物に関する。
結晶性ポリプロピレンは、高い剛性、高い熱変形温度、
良好な表面硬度等の多くの優れた性質を有し、今日では
汎用樹脂として多方面の用途に広く利用されているが、
耐衝撃性が低く、脆いという欠点がある。かかる欠点を
克服するための一般的な手段として、エチレン−プロピ
レン共重合体ゴム、ポリイソブチレンゴム等の合成ゴム
を機械的に混合する方法がとられている。
上記エチレン−プロピレン共重合体ゴムとしては、バナ
ジウム系触媒を用いた高エチレン含量のベレット形状を
有する°共重合体が使用されている。
本発明者らは、ポリプロピレン樹脂に添加すべきオレフ
ィン共重合体について研究を進めてきた。その結果、プ
ロピレン含量の高いエチレン−プロピレン共重合体を添
加することにより、耐衝撃強度等の物性が大きく向上す
ることを見出した。しかし、バナジウム系触媒を用いて
エチレンとプロピレンの共重合を試みるとき、高プロピ
レン含量の共重合体の製造を従来公知の方法で行うと、
触媒の重合活性が低く、大量の触媒を使用すると、共重
合体の分子量を大きくすることができず、目的とする共
重合体が得られなかった。
また、特公昭43−28834、特公昭44−9390
1特公昭45−3360.特開昭51−6291、特開
昭56−30415号公報等に知られている特殊な活性
向上剤を用いることにより、高収量で、エチレン−プロ
ピレン共重合体を得ることができることは公知である。
ただし、活性向上剤を併用することにより、共重合体の
分子量分布が非常にブロードになることも公知である。
本発明者らは、チタン系触媒を用い、プロピレンの逆転
結合が少なく、共重合体中のプロピレン含量が低分子は
ど多く、高分子はと少な(、共重合体のMw/Mn =
= 4〜18である、分子量分布がブロードな共重合体
をポリプロピレンに混合させて得られる組成物は、機械
的性能と耐衝撃性の良好な、さらに押出し加工性(流れ
性)の改良された組成物であることを発見し、特許出願
(特願昭58−80563)をした。しかし、かかる組
成物は、分子量分布がブロードである場合、極低分子量
の共重合体が、ポリプロピレン組成物の表面にブリード
するという欠点がある。
バナジウム系触媒とチタン系触媒を比較したとき、バナ
ジウム系触媒を用いた方が、得られる共重合体の分子量
分布が狭< 、Mw/Mn 値が小さくなることは公知
である。
バナジウム系触媒を用いてエチレン−プロピレン共重合
体を製造する際、バナジウム化合物と有機アルミニウム
化合物を低温で接触させると共重合体の分子量分布が非
常に狭くなることを見い出し、特開昭56−22309
として出願した。
その後の研究により、上記バナジウム化合物と有機アル
ミニウム化合物を低温で接触させてことにより、プロピ
レン含量の高いエチレン−プロピレン共重合体が、高活
性、高収率で、しかも分子量分布の狭い共重合体として
得られる方法を見出し、この方法により共重合体Aを製
造した。
一般に、ポリプロピレン樹脂は、ベレット状または粉末
状の形状を有するものが多く、ボーリ。
プロピレン樹脂にエチレン−プロピレン弁型身体を混合
し、樹脂組成物とじ【利用する場合には、該エチレン−
プロピレン共重合体の形状がベレットまたはクラム状態
の形状を有することが、取扱い上好ましい。しかしなが
ら、本発明で用いる共重合体Aはゴム状であり、単独で
は、ベレットまたはクラム状にした場合、ベレットある
いはクラム同士の付着により、いわゆるブロッキング現
象を示し、実用に不適当な状態となる。そこで、共重合
体Aに、エチレン含量が65〜90重量%の高エチレン
共重合体Bを、10〜60重量−ブレンドすることによ
シペレットまたはクラム状の形状を保持できることを見
い出し本発明に到達した。
すなわち本発明は、■エチレンープロピレン系共重合体
であって、その組成が、エチレン:プロピレン:非共役
ジエン=5〜45 : 55〜90:0〜10(重量%
)で、ムーニー粘度ML100Cが15〜70およびM
w/Mn = 1.5〜6 で1+4 ある共重合体Aと、■エチレンとα−オレフィンの組成
が、エチレン:α−オレフィン=65〜90:10〜3
5(重量%)であシ、ムーニー粘度が10〜70、およ
びMw、4n = 1.5〜4である共重合体Bとから
なり、該A、B成分を組成比、A:B=40〜90:1
0〜60(重量%)の割合で混合し、共重合体混合物の
組成がエチレン:プロピレン+α−オレフィン:非共役
ジエン=30〜60:40〜70:O〜9(重量%)で
あることを特徴とするオレフィン共重合体組成物を提供
するものである。
本発明において、共重合体Aは、例えば炭化水素溶媒可
溶性バナジウム化合物と有機アルミニウム化合物とを低
温で接触させて得た触媒に活性向上剤を添加し、エチレ
ンとプロピレンを共重合することにより好適に得られる
炭化水素溶媒可溶性バナジウム化合物としては、VOC
Qs、VCl4又はVOCQsおよび/またはVCl4
 とアルコールの反応生成物が好ましく用いられる。ア
ルコ陽ルとしては、メタノール、エタノール、n−プロ
パツール、イソ−プロパツール、n−ブタノール、就−
ブタノール、を−ブタノール、n−ヘキサノール、n−
オクタツール、2−エチルーヘキサールs” 7カノー
ル、n−ドデカノールが用いられるが、炭素数3〜8の
アルコールが好ましく用いられる。
有機アルミニウム化合物としては、トリエチルアルミニ
ウム、トリイノブチルアルミニウム、トリーn−ヘキシ
ルアルミニウム、ジエチルアルミニウムモノクロリド、
ジイソブチルアルミニウムモノクロリド、エチルアルミ
ニウムセスキクロリド、ブチルアルミニウムセスキクロ
リド、エチルアルミニウムジクロリド、ブチルアルミニ
ウムジクロリドなどである。これらの有機アルミニウム
化合物を混合して用いることができる。特に好ましい化
合物は、エチルアルミニウムセスキクロリド、ブチルア
ルミニウムセスキクロリドおよびトリイソブチルアルミ
ニウムとエチルアルミニウムセスキクロリド、ブチルア
ルミニウムセスキクロリド、エチルアルミニウムジクロ
リドとの混合物である。
バナジウム化合物と有機アルミニウム化合物の接触温度
はOC〜−50C1好ましくはOC〜−30Cで行なう
と良い。両成分を上記温度で接触させてから、重合反応
器に入るまでの時間は5秒〜1時間、好ましくは10秒
〜40分である。使用するアルミニウム化合物とバナジ
ウム化合物の比率はAg/V = 2〜50(モル比)
、好ましくは3〜20である。このとき、溶媒として炭
化水素化合物が用いられる。たとえば、n−ペンタン、
n−ヘキサン、n−へブタン、n−オクタン、イソオク
タン、シクロヘキサンなどが好ましく用いられる。
いられる。たとえば、トリクロル酢酸、2,3゜4.4
.4−テトラクロルブテン酸(パークロルク0)ンIり
、2.3.4.4−テトラクロルブテン酸と炭素数1〜
8のアルコールのエステル(ここでアルコールとして、
メタノール、エタノール、n−7’ロバノール、インプ
ロパツール、n−ブタノール、就−ブタノール、t−ブ
タノール、i−ヘキシルアルコール、n−オクチルアル
コール、2−エチル−ヘキシルアルコールなどが用いら
れる)。ヘキサクロロアセトン、ヘキサクロロ−ブタジ
ェン、ヘキサクロロシクロペンタジェン、α、α、α−
トリクロルトルエン、などである。これらのうち、好ま
しい化合物としては、トリクロル酢酸−n−ブチル、パ
ークロルクロトン酸−n−ブチル、2,3,4.4−テ
トラクロルブテン酸−ロープチルが挙げられる。
これらの活性向上剤はバナジウム化合物に対し0.2〜
10倍量、好ましくは0.5〜5倍量添加される。
二手レンジプロピレンの北重をH−酪f賜守されるもの
ではな(、通常の重合方法を取りつる。たとえば、前記
炭化水素溶媒中での溶液重合、ハロゲン化炭化水素溶媒
中での溶液重合、ハロゲン化炭化水素溶媒(たとえば、
1,2−ジクロルエタン、1,2−ジクロルプロパン、
モノクロルトルエンなど)中での懸濁重合、プロピレン
溶媒中でのサスペンション重合などである。
好ましくは炭化水素溶媒中での溶液重合である。
本発明で共重合体Aの分子量分布を狭くして活性を高く
する条件は、バナジウム化合物と有機アルミニウム化合
物をOC〜−50Cの温度で接触させて得た触媒を用い
、エチレンとプロピレンを共重合する際、活性向上剤の
化合物を共重合反応器に重合初期に一括して、又は重合
反応中に連続して添加する。このとき共重合体中のエチ
レンとプロピレンおよび非共役ジエンの割合は、5〜4
5155〜9010〜ioである。また、共重合反応の
温度は0〜120tl:’、好ましくは20〜60Cで
ある。
本発明の共重合体Aのムーニー粘度は、15〜70が好
ましく、これより低いと機械的性質、耐衝撃性が低下す
る。また、これより高いと、押し出し加工性(流れ特性
)が低下する。
さらに、本発明の共重合体Aの分子量分布は、MW/M
n = 1.5〜6の範囲であり、好ましくは1.7〜
4が良い。この範囲よシ狭い分子量分布をもつエチレン
−プロピレン共1合体は、通常のZiegler −N
atta系触媒を用いた場合、得ることは困P−である
。また、この範囲より広いと流れ性が悪くなる低分子量
体がブリードする等の欠点を有するようになる。
共重合体を製造するにあたって、従来公知の活性向上剤
を用いて、バナジウム化合物と有機アルミニウム化合物
を予め低温で接触しない場合、分子量分布が広くなり、
同等のムーニー粘度を有する共重合体Aを製造すると低
分子量共重合体の生成が増し、クラムまたはベレットに
したのち、低分子量体がブリードしてクラムまたはペレ
ットの付着を招いたり、取扱上思わしくない現象を示す
共重合体Aは、少量の非共役ジエンモノマーを共重合し
、三成分共重合体として使用することもできる。このと
き使用する非共役ジエンとしては、エチリデンノルボル
ネン、プロピリデンノルボルネン、プロペニルノルボル
ネン、ジシクロペンタジェン、1,4−へキサジエン、
5−メチル−1,4−へキサジエン、1,7−オクタジ
エン、1,9−デカジエンなどが挙げられる。
三元共重合体中のエチレン、プロピレン、非共役ジエン
の割合は5〜4 s / 55〜9010〜10(重量
%)、好ましくは10〜45 / 55〜8510”−
8(重量qb>である。この場合、プロピレン含量がこ
の範囲より小さ〜・共重合体Aと次にのべる共重合体B
の組合せでは、ボ1ノプロピレン樹脂と混合した場合に
、充分な面j衝撃性を示す樹脂組成物が得られない。ま
た、)゛ロピレン含量がこの範囲よシ高い領域の共重合
体Aを用いても、充分な耐衝撃性を得ることカニできな
い。
Jl−j 八m + 1+)kl −c−+rr 台−
J−1= & f−制%r 寸六rシができる。
まずバナジウム化合物、有機アルミニウム化合物の使用
は共重合体Aに記した化合物と同じである。但し、バナ
ジウム化合物と有機アルミニウム化合物は低温で接触す
る必要はなく、重合反応器に添加すれば良い。なぜなら
ば、共重合体Bは、ブリードするような低分子共重合体
の生成がほとんどないことから、触媒の低温接触でさら
に分子量分布のシャープ化をしな(でもよい。しかしな
がら、さらに押し出し時の流れ性をさらに改良するなど
の目的で触媒を低温接触させることは、何ら制限される
ものではな()。
共重合体Bは、高エチレン含量の共重合体であるため、
重合活性が高い。そのため、活性向上剤は添加しな(て
も良いが、さらに生産性の向上をめざすときには、活性
向上剤を添加することができる。そのときには、共重合
体Aの製造と同様の方法で共重合体Bを製造することが
できる。共重合体中のα−オレフィンは、ブロピレン、
ブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1などが挙げら
れる。好ましくは、プロピレン、ブテン−1である。共
重合体B中のエチレンとα−オレフィンの割合は、65
〜90/10〜35(重量%)である。重量平均分子量
MYと数平均分子量MnO比Mw/Mnは1.5 = 
4、好ましくは2〜3.5である。
次に共重合体AおよびBを混合してベレット状またはク
ラム状の形状を有する組成物を製造する方法につい【記
す。
1)A、B共重合体を混線機で混合したのち、熱ロール
を用いてシート状にし、シートペレタイザー等でペレッ
ト化する。または混線機で混合したのち、破砕機で小片
に破砕する。
さらに必要なら押出機を用いて、ホットカット、アンダ
ーウォーターカット、ストランドカット等を行ない、ペ
レット化する。
2)A1B共重合体溶液(溶液重合でA、B共重合体を
製造したとき)を混合し、スチームストリッピングで固
形にし、乾燥機を兼ねた押出し機を用いてクラム状又は
ペレット化する。または共重合体混合溶液を直接脱溶装
置を用いて脱溶、乾燥、ペレット化を行なうなどの方法
が挙げられるが、これらの方法にのみ限定されるもので
はない。
必要なことはA、B共重合体の混合割合であり、A:B
=40〜90:10〜50(重量%)であり、好ましく
は45〜80 : 20〜55(重量%)の範囲にある
ことである。共重合体Bがこの範囲よや小さいと、ベレ
ットにしても付着等のトラブルを生ずる。また、多いと
耐衝撃性が低下する。
本発明で得られるベレット又はクラム状の組成物は、ポ
リプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル
樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ABS樹脂、ポ
リブタジェン樹脂などの非常に多くの樹脂とブレンドし
、耐衝撃性の向上、弾性率の向上、ジエン系樹脂に対し
ては耐候性の向上等、幅広く改質剤として使用される。
特に好ましくは、ポリプロピレン樹脂にブレンドし、射
出成形用組成物として使用できる。
すなわち共重合体AとBからなるベレットまたはクラム
状の共重合体をポリ7゜ロピレン樹月iに混合した組成
物は、優れた機械的特性と耐衝撃性、成形物の硬度が高
いと(・5%徴を有し、さらに押出し加工性(流れ性)
の改良された射出成形に適した組成物である。
本発明の組成物は、ベレットまたはクラム状の形状を有
するため、ベレット、クラム状、または粉末状の前記樹
脂と非常に混合しやすく、タンブラ−やミキサー等を用
いて簡単に混合できるため、混合費用が安いという特徴
を有する。
次に実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
なお、実施例において、プロピレン含量は赤外分析によ
ってめた。Mw/M11は東洋ソーダ製80211 W
 GPCテ、mW下、溶媒′rHII゛(テトラヒドロ
フラン)を用いて測定したGPCJlllfj力1実施
例1 〔共重合体−Aの作製〕 11) 触媒調整 温度計、攪拌装置1、外部冷却装置(ジャケット機)を
備えた50−ステンレス製耐圧反応器を、5悲ステンレ
ス製重合反応器に耐圧反応器中の内容量が80%に保た
れるように、反応器下側より重合釜の方へ注入できるよ
うに配管した。次に、n−へキサン100 mA!/h
r 、オキシ塩化ノ(ナジウムVOCAgの0.02 
mOQ/Q −n −ヘキサン溶液を1 m moQ/
hr sエチルアルミニウムセスキクロライドEt 1
.5−AQCQ t、sの0.1 moQ/トn−ヘキ
サン溶液15 m mogv/hrの流速で注入し、反
応器内の温度を一20Cにコントロールした。反応器内
での平均滞留時間は8分であった。
(2)重合 5Cステンレス製連続式重合反応器に、攪拌装置、冷却
器、気体導入管、温度計を取付け、Nzガス雰囲気下に
、4A のモレキュラーシープで乾燥およびN2ガスを
吹込んで、脱酸素したn−へキサンを4Q/hrの流量
で重合反応器に導入する。次に14Aモレキユラーシー
ブを詰めた管に通じて乾燥したエチレン、プロピレン、
水素ガスを標準状態換算値で1.75jl/m、5.4
Qi闘、0.05971mの流量で気体導入管よシ吹き
込んだ。このとき、重合温度は35Cに保ち、圧力を5
.0 k#/cm” K調節した。
次いで、上記11)で調整した触媒混合物を別に備えた
注入口よシ連続に導入した。触媒混合物を添加すると同
時に、パークロルクロトン酸ブチル(BPCC)の0.
02 mo Q/It・n−ヘキサン溶液を1mmoQ
/hyの流速で連続的に注入した。反応中、エチレン、
プロピレン、水素ガスは当初のままの流量組成で吹き込
み続けた。重合反応器中の内容量がZ5ffiに保たれ
るように、重合反応器の底にとり付けた抜取口より連続
的に反応物を抜きとった。抜きとった反応物は、少量の
イソプロピルア〃コールで反応を停止させ、少量の老化
防止剤を含む多量のアルコール中に注いだ。凝固した共
重合体は100Cの熱ロールで乾燥した。回収された共
重合体は2109/hrの割合で得られた。
00C 共重合体のムーニー粘度ML1+4は32.5、プロピ
レン含量は673%であった。MY/Mn=3.3であ
る。これを共重合体Aとする。
〔共重合体−Bの作製〕
5eステンレス製連続重合反応器に攪拌装置、冷却器、
気体導入管、温度計をとシ付け、)hガス雰囲気下に、
4^モレキユラーシーブで乾燥および乾燥N2ガスを吹
き込んで脱酸素したn−ヘキサンを、4Q/hrの流量
で重合反応器に導入し、4^モレキユラーシーブを詰め
た管を通じて、乾燥したエチレン、プロピレン、水素ガ
スを標準状態換算値で4,2Q/ym、3fA/ym、
 1.2t7=の流量で気体導管より吹き込んだ。続い
て、オキシ塩化バナジウム・VOCgsの0.02mm
oi/ffi −n −ヘキサン溶液を0.7mmoQ
/br、エチルアルミニウムセスキクロライド・ELs
as AiCg@、sの0.05mmoQ/Q −n−
ヘキサン溶液を14 mmog/hrの流速で連続的に
注入した。重合反応の温度は35C1圧力を5 kg/
an2に調節した。反応中エチレン、プロピレン、水素
ガスは当初のままの流量、組成で反応中吹き込み続けた
。重合反応器中の内容量が2−51に保つよ5に、重合
反応器の底に取シ付けた抜出し口より連続的に反応物を
抜きとった。抜きとった反応物は少量のイソプロパツー
ルで反応を停止したのち、少量の老化防止剤を含む多量
のメタノニル中に注いだ。回収された共重合体は310
9/hrの割合で得られた。共重合体のムーニー粘度M
L100Cは20.5、プロピレン含量は21.7% 
であ1÷4 つた。Mw/Mn = 2.3であった。このものを共
重合体Bとする。
〔共重合体Aと共重合体Bのブレンド°およびペレットの作製〕
上記で得た共重合体A6209と共重合体B580gを
1ooc、 10インチロールでブレンドした。このブ
レンド物のムーニー粘度は275でプロピレン含量け5
0.1−であった。
このブレンド物を551IIIり押し出し機にカッター
をとりつけた装置でペレットを作製した。
このペレットを2009ずつに4分割し、各々次の付着
防止剤を1gずつ添加した。
付着防止剤 ■ ステアリン酸ソーダ ■ ステアリン酸カルシウム θ 微粉末(10〜30μ)の高密度ポリエチレン O微粉末白色クレー 次に直径20訓の円筒型容器に各々のペレットを入れ、
 42 k11/ctn”の荷重をかけて24時間圧縮
テストを行なった。その結果、(・ずれもペレット形状
を保持し、ベレット同士の付着(ブロッキング現象)は
認められなかった。
実施例2 実施例1と同様の方法で共重合体Aと共重合体Bを重合
し、共重合体溶液を共重合体固形分として62対38重
量比になるように溶液ブレンドして、多量のメタノール
中で凝固析出させ、実施例1と同様の方法で乾燥し、共
重合体混合物を得た。得られた共重合体のプロピレン含
量は49,9チ、ムーニー粘度は28.0であった。こ
の共重合体を用いて実施例1と同様の方法でベレット同
士た。このペレットを用いて実施例1と同様に50Cで
ブロッキングのテストを行なった。その結果、4種の付
着防止剤を用いたどのペレットもペレットの形状を保持
しており、ブロッキングもなかった。
比較例1 実施例1の共重合体Aと同様の方法でエチレン、プロピ
レン、水素ガスの流量を各々2.751!/ml、3.
517m、0,3 Q /wig (D m t K 
L ”C1時間あたり250gの共重合体を得た。この
共重合体のプロピレン含量は50.3%であり、ムーニ
ー粘度は30.0であったo Mw/Mn ” 3−7
であった。この共重合体を用いて実施例1と同様の方法
でペレットを作製した。しかし、カッターを用いてペレ
ットに切断する際、切断したペレット同士の付着が激し
く、ペレットになりにくい状態であった。さらに実施例
1とほぼ同等のプロピレン含量にもかかわらず、このペ
レットを実施例1と同様の方法で、50Cでの圧縮テス
)t−行なったところ、4種の付着剤を用いた各々のペ
レットは、ともにペレット形状が変形し、ベレット同士
が付着する、いわゆるブロッキングを起してお夕、ペレ
ットにできないことがわかった。
実施例3 実施例1で得た共重合体A・467gと共重合体B−5
33gを、100c、 10イ>fo −ルで混合した
。この共重合体混合物のプロピレン含量は43%であシ
、ムーニー粘度は26.0であった。この共重合体混合
物を実施例1と同様の方法でペレットに作製し、50C
下に24時間の圧縮テストを行なった。その結果、ペレ
ットの形状は保持され、付着によるブロッキング現象は
認められなかった。
比較例2 比較例1と同様の方法でエチレン、プロピレン、水素ガ
スの流量を、各々3.5Q/顛、 3.25Q/m、o
、 s g/−の量にした。得られた共重合体のプロピ
レン含量は43.2チ、ムーニー粘度は27.0、My
/Mn = 3.5であL1時間当シ280gの共重合
体を得た。実施例1と同様の方法でペレットにして、5
0C,24時間の圧縮テストを行なった。しかし、ペレ
ットに切断する際、切断されたペレットの付着、および
圧縮テスト後の形状は、ペレットの形がくずれ、ブロッ
キング現象を示していた。
実施例4 実施例1の共重合体Aで、エチレン、プロピレン、水素
ガス量を、1.5Q/m、:t 81/wx 。
017mに、触媒混合物’t VOCIs 1.5mm
oJI/hr 。
Ett、@Alcj11.s 22.5mmoffi/
hr 、 BPCCt L2mmojL/hr 、にし
た他は同様の方法で、共重合体Aヲ毎時175g得た。
共重合体のプロピレン含量は73.5%、ムーニー粘度
100Cは33.0 %Mw1+4 /Mu = 3.5であった。
上記方法で得られた共重合体Aと実施例1で得られた共
重合体Bを、7009と3009の割合で熱ロールを用
いてブレンドした。この共重合体混合物のムーニー粘度
ML100Cは29.o、1+4 プロピレン含量ti58.3%であった。この共重合体
混合物を実施例1と同様の方法でペレットにし、ステア
リン酸カルシウムをペレット100重量部あたり、0.
5部添加し、50C下に24時間圧縮テストを行なった
。その結果、ペレット形状を保持していた。
比較例3 比較例1と同様の方法で、エチレン・2.75Q/rn
itr、プロピレン・3,7 Q/mvr、水素0.2
 Q/mit+の流量にした他は同様に行なった。得ら
れた共重合体は1時間あだ9235g得られた。この共
重合体のプロピレン含量は57.8%、ムーニー粘度は
31.0 、 Mw/Mn = 3.8であった。
この共重合体を実施例1と同様の方法でペレットにし、
ステアリン酸カルシウムをベレット100重量部あたり
0.5重量部添加し、50C下24時間、圧縮テストを
行なった。その結果、ペレットに切断しに<<、ペレッ
トの形状は変形し、ブロッキング現象を示し、ペレット
として不適当であった。
比較例4 実施例1の共重合体Aと同様の方法で水素ガス量を0.
01t/mにして触媒成分を別反応器で接触させること
なく、各々の成分を直接型の共重合体Aを得た。共重合
体のプロピレン含量は67.0チであり、ムーニー粘度
ML100C1+4 は330であった。 ここで得られた共重合体Aと実施
例1の共重合体Bを用いて、実施例1と同様に混合し共
重合体混合物を得た。この共重合体混合物のムーニー粘
度は28.oであり、プロピレン含量は50.1、MW
/M n = 4.9であった。
実施例5〜8 実施例1〜4で得、たペレッ)1309と市販ポリプロ
ピレン樹脂(三菱油化製ノープレンBC−4)520g
を、内容量IQのニーダ−(予熱温度150U、混線時
間5分間)を用いて混練したのち、50cのロールを用
いてシートにした。
これらのシートを、カッターを用いて角ペレットにして
、射出成形機により物性評価用テストピースを作製した
。射出成形機は(株)日本製鋼所要6.5オンスインラ
インスクリユータイプで、射出成形条件は、 射出圧 −送圧 500 (klicm2)二次圧 4
00 (ky/cm2) 射出時間 −送圧十二次圧で15秒 成形温度 240C 冷却温度 (金型温度) 40C 冷却時間 20秒 で行なった。
テストピースの耐衝撃特性、曲げ強度、硬度をASTM
の方法に従って測定し、その結果を表−1に示した。ま
た、用いたペレットの押し出し特性tASTM−D12
38に従って流れ特性を測定し、表−1に示した。
比較例5〜7 比較例1〜3で得たペレットを用いて実施例5〜8と同
様の方法でポリプロピレンと混練りし、射出成形機を用
いて物性評価用サンプルを得て、同様のテストを行なっ
た。その結果を表−1に示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)■ エチレン−プロピレン系共重合体であって、
    その組成がエチレン:プロピレン:非共役ジエン=5〜
    45 : 55〜90:0〜10(重量%)で、ムーニ
    ー粘度ML 100C1+4 が15〜70、およびMw/Mn = 1.5〜6 (
    ただしMwは重量平均分子量、Muは数平均分子量を示
    す。)である共重合体Aと、■ エチレンとα−オレフ
    ィンの組成がエチレン;α−オレフィン=65〜90:
    10〜35(重量%)であり、ムーニー粘度ML180
    Cが10〜70、およびMW/Mn =1+4 1.5〜4である共重合体Bとから成シ、該A、B成分
    を組成比A:B=40〜90:1八−e A / ! 
    JL ltX/7N dfllム弔姐ム1 畳重合体混
    合物の組成がエチレン:(プロピレン+α−オレフィン
    ):非共役ジエン=30〜60740〜70:θ〜9(
    重I!にチ)であることを特徴とするオレフィン共重合
    体組成物。
  2. (2)共重合体Bのα−オレフィンが、プロピレン、ブ
    グンー1である特許請求の範囲第1項に記載のオレフィ
    ン共重合体組成物。
  3. (3)共重合体Aが、バナジウム化合物と有機アルミニ
    ウム化合物をOC以下で接触させて得た触媒と活性向上
    剤を用いて製造される特許請求の範囲第1項に記載のオ
    レフィン共重合体組成物。
JP18282283A 1983-09-30 1983-09-30 ポリプロピレン樹脂ブレンド用オレフィン共重合体組成物 Granted JPS6072948A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18282283A JPS6072948A (ja) 1983-09-30 1983-09-30 ポリプロピレン樹脂ブレンド用オレフィン共重合体組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18282283A JPS6072948A (ja) 1983-09-30 1983-09-30 ポリプロピレン樹脂ブレンド用オレフィン共重合体組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6072948A true JPS6072948A (ja) 1985-04-25
JPH041021B2 JPH041021B2 (ja) 1992-01-09

Family

ID=16125061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18282283A Granted JPS6072948A (ja) 1983-09-30 1983-09-30 ポリプロピレン樹脂ブレンド用オレフィン共重合体組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6072948A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5011891A (en) * 1985-12-27 1991-04-30 Exxon Research & Engineering Company Elastomer polymer blends
US5162441A (en) * 1990-01-16 1992-11-10 Toyoda Gosei Co., Ltd. Sealing part for hydraulic cylinder
US5391617A (en) * 1993-08-02 1995-02-21 Dsm Copolymer, Inc. Solid sheared polymer blends and process for their preparation
US5451630A (en) * 1994-08-02 1995-09-19 Dsm Copolymer, Inc. Solid sheared polymer blends and process for their preparation
US5521251A (en) * 1993-10-20 1996-05-28 Sumitomo Chemical Co., Ltd. Propylene random copolymer composition

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536251A (en) * 1978-09-08 1980-03-13 Mitsui Petrochem Ind Ltd Ethylene copolymer rubber composition
JPS5811536A (ja) * 1981-07-14 1983-01-22 Showa Denko Kk 樹脂組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536251A (en) * 1978-09-08 1980-03-13 Mitsui Petrochem Ind Ltd Ethylene copolymer rubber composition
JPS5811536A (ja) * 1981-07-14 1983-01-22 Showa Denko Kk 樹脂組成物

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5011891A (en) * 1985-12-27 1991-04-30 Exxon Research & Engineering Company Elastomer polymer blends
US5162441A (en) * 1990-01-16 1992-11-10 Toyoda Gosei Co., Ltd. Sealing part for hydraulic cylinder
US5391617A (en) * 1993-08-02 1995-02-21 Dsm Copolymer, Inc. Solid sheared polymer blends and process for their preparation
US5451636A (en) * 1993-08-02 1995-09-19 Dsm Copolymer, Inc. Solid sheared polymer blends and process for their preparation
US5521251A (en) * 1993-10-20 1996-05-28 Sumitomo Chemical Co., Ltd. Propylene random copolymer composition
US5451630A (en) * 1994-08-02 1995-09-19 Dsm Copolymer, Inc. Solid sheared polymer blends and process for their preparation

Also Published As

Publication number Publication date
JPH041021B2 (ja) 1992-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3882197A (en) Alpha-olefin copolymer blends
KR101834104B1 (ko) 프로필렌계 내충격성 공중합체
AU3688099A (en) Modification of thermoplastic vulcanizates using random propylene copolymers
EP0400238B1 (en) Methods for producing thermoplastic olefin alloys
JP5054947B2 (ja) 中空成形用ポリエチレン系樹脂成形材料及びそれからなる中空成形体
JP5016258B2 (ja) ポリエチレン樹脂・その製造方法並びにその樹脂を用いたパイプおよび継手
CN119529146A (zh) 多峰聚乙烯管
JP5054946B2 (ja) 中空成形用ポリエチレン系樹脂成形材料の製造方法
US3906056A (en) Composition comprising an ethylene-propylene rubber and an amorphores ethylene-propylene block copolymer
JPS6317297B2 (ja)
US4489195A (en) Process for producing thermoplastic olefinic elastomer
JPS6072948A (ja) ポリプロピレン樹脂ブレンド用オレフィン共重合体組成物
JP3309058B2 (ja) 変性ポリプロピレン耐衝撃共重合体組成物
JPH07103280B2 (ja) 自動車内外装部品用ポリプロピレン樹脂組成物
JP3372074B2 (ja) ポリエチレン組成物
EP0412534A2 (en) Propylene polymer composition
CN101291965A (zh) 丙烯-乙烯嵌段共聚物及其成形体
JP2023149991A (ja) ポリオレフィン系樹脂成形材料及び非炭酸飲料用petボトルキャップ
JP3312801B2 (ja) プロピレンエチレン共重合体及びその製造方法
JPH0342299B2 (ja)
JPH0848825A (ja) オレフィン系共重合体組成物
JP3430667B2 (ja) ポリプロピレン樹脂改質用オレフィン系共重合体組成物
JPS63202640A (ja) ポリプロピレン樹脂組成物
KR0174256B1 (ko) 열가소성 올레핀 혼합물 및 이의 제조방법
JPH0424380B2 (ja)