JPS6058893B2 - 第3級アルコ−ルの製造方法 - Google Patents
第3級アルコ−ルの製造方法Info
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- JPS6058893B2 JPS6058893B2 JP54051463A JP5146379A JPS6058893B2 JP S6058893 B2 JPS6058893 B2 JP S6058893B2 JP 54051463 A JP54051463 A JP 54051463A JP 5146379 A JP5146379 A JP 5146379A JP S6058893 B2 JPS6058893 B2 JP S6058893B2
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- Japan
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- isobutylene
- tba
- reaction
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- reactor
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C29/00—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
- C07C29/03—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by addition of hydroxy groups to unsaturated carbon-to-carbon bonds, e.g. with the aid of H2O2
- C07C29/04—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by addition of hydroxy groups to unsaturated carbon-to-carbon bonds, e.g. with the aid of H2O2 by hydration of carbon-to-carbon double bonds
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、イソオレフィン、特に好ましくは、イソブチ
レンと水とを反応させ高収率で第3級ブチルアルコール
(以下TBAという)を製造する方法に関する。
レンと水とを反応させ高収率で第3級ブチルアルコール
(以下TBAという)を製造する方法に関する。
さらに詳しくは、固体触媒、特に好ましくは酸型陽イオ
ン交換樹脂を触媒として、ネオ型多価アルコールの存在
下でイソブチレンと水とを反応させて高収率でTBAを
製造する方法に関するものである。
ン交換樹脂を触媒として、ネオ型多価アルコールの存在
下でイソブチレンと水とを反応させて高収率でTBAを
製造する方法に関するものである。
イソブチレンを水和してTBAを製造する方法としては
、イソブチレンを硫酸に吸収させて生成する硫酸エステ
ルを加水分解してTBAを得る間接水和法ならびに固体
酸あるいは酸性水溶液を触媒とする直接水和法が知られ
ている。
、イソブチレンを硫酸に吸収させて生成する硫酸エステ
ルを加水分解してTBAを得る間接水和法ならびに固体
酸あるいは酸性水溶液を触媒とする直接水和法が知られ
ている。
これらの方法のうち、硫酸水溶液を用いる方法は、イソ
ブチレンの二量化Ξ重化などによる副反応物の生成が多
く、また装置の腐食や廃硫酸の処理という問題がある。
ブチレンの二量化Ξ重化などによる副反応物の生成が多
く、また装置の腐食や廃硫酸の処理という問題がある。
一方、固体酸あるいは酸水溶液を触媒とする直接水和法
の大部分は約200℃以上の高温においてのみ、ある程
度の活性を発現するにすぎない。水和反応の平衡は温度
上昇にしたがつてアルコールの生成に不利となるので高
温において満足な収量を得るためには非常な高圧下で反
応を実施する必要がある。この点スルホン酸型イオン交
換樹脂は比較的低温低圧て反応を進行させうる優れた触
媒であり多くの方法が提案されている。たとえば、1n
dustria1andEngineeringChe
mistryV0153N0.3209〜211頁には
、イオン交換樹脂を触媒として連続的にイソブチレンを
水和する方法が記載されているが、実際は水とイソブチ
レンとは不均一系をなしその反応速度と収率は必ずしも
十分とはいえない。
の大部分は約200℃以上の高温においてのみ、ある程
度の活性を発現するにすぎない。水和反応の平衡は温度
上昇にしたがつてアルコールの生成に不利となるので高
温において満足な収量を得るためには非常な高圧下で反
応を実施する必要がある。この点スルホン酸型イオン交
換樹脂は比較的低温低圧て反応を進行させうる優れた触
媒であり多くの方法が提案されている。たとえば、1n
dustria1andEngineeringChe
mistryV0153N0.3209〜211頁には
、イオン交換樹脂を触媒として連続的にイソブチレンを
水和する方法が記載されているが、実際は水とイソブチ
レンとは不均一系をなしその反応速度と収率は必ずしも
十分とはいえない。
この問題を改善するために、イソブチレン又はイソブチ
レン含有炭化水素を酸性イオン交換剤を触媒として有機
酸水溶液で反応させる方法(特開昭50−32116号
、特公昭53−14044号公報)、同様の触媒を用い
て反応系中に1価アルコールを添加して反応させる方法
(特開昭50−137906号公報)、あるいは反応系
中に□グリコール、グリコールエーテル、グリコールジ
エーテルなどを添加して反応させる方法(特開昭51−
5980訝公報、米国特許第4096194号明細書)
などが提案されている。しカルながら、これらのイソブ
チレンを直接水門和してTBAを製造する方法は、反応
速度的には改善が認められるが、反応系に添加して存在
させる有機酸あるいは有機溶剤とイソブチレンとの付加
物などの副生物が生成する。
レン含有炭化水素を酸性イオン交換剤を触媒として有機
酸水溶液で反応させる方法(特開昭50−32116号
、特公昭53−14044号公報)、同様の触媒を用い
て反応系中に1価アルコールを添加して反応させる方法
(特開昭50−137906号公報)、あるいは反応系
中に□グリコール、グリコールエーテル、グリコールジ
エーテルなどを添加して反応させる方法(特開昭51−
5980訝公報、米国特許第4096194号明細書)
などが提案されている。しカルながら、これらのイソブ
チレンを直接水門和してTBAを製造する方法は、反応
速度的には改善が認められるが、反応系に添加して存在
させる有機酸あるいは有機溶剤とイソブチレンとの付加
物などの副生物が生成する。
また、それら副生物と反応系に添加される有機溶剤など
は、沸点的にTBA回収時の蒸留による分離精製を困難
にする。特に酢酸などの有機酸を用いた場合には装置の
腐食問題が生じる。本発明者らは、上記のような問題点
を改善するために研究を重ねた結果、酸型陽イオン交換
樹脂を触媒とする水和反応において水にネオ型多価アル
コールを添加することにより副反応を抑制し、かつ反応
速度と転化率を著しく促進することを見出し本発明を完
成したのである。
は、沸点的にTBA回収時の蒸留による分離精製を困難
にする。特に酢酸などの有機酸を用いた場合には装置の
腐食問題が生じる。本発明者らは、上記のような問題点
を改善するために研究を重ねた結果、酸型陽イオン交換
樹脂を触媒とする水和反応において水にネオ型多価アル
コールを添加することにより副反応を抑制し、かつ反応
速度と転化率を著しく促進することを見出し本発明を完
成したのである。
すなわち、本発明は、C4−またはC5−イソオレフィ
ンまたは該イソオレフィンを含有する炭化水素、特に好
ましくはくはイソブチレンまたは、イソブチレン含有炭
化水素混合物を固体触媒、特に好ましくは酸型陽イオン
交換樹脂の存在下で水と反応させてTBAを製造する方
法において、ネオ型多価アルコールを存在させることを
特徴とするTBAの製造方法である。
ンまたは該イソオレフィンを含有する炭化水素、特に好
ましくはくはイソブチレンまたは、イソブチレン含有炭
化水素混合物を固体触媒、特に好ましくは酸型陽イオン
交換樹脂の存在下で水と反応させてTBAを製造する方
法において、ネオ型多価アルコールを存在させることを
特徴とするTBAの製造方法である。
本発明に用いるイソブチレンまたはイソブチレン含有炭
化水素混合物のイソブチレン含有量は特に限定されるも
のではない。
化水素混合物のイソブチレン含有量は特に限定されるも
のではない。
イソブチレン含有炭化水素混合物は炭素数が4の炭化水
素類で、たとえば、イソブチレン、n−ブチレン、ブタ
ンなどを主体とするもので若干の炭素数3又は5の炭化
一水素を含有していてもよい。工業的には石油類の水蒸
気分解、接触分解などから得られるイソブチレン含有C
4炭化水素混合物が用いられる。本発明に用いるネオ型
多価アルコールとは下記のものという。ネオ型多価アル
コールは、下記一般式で 示されるものでX1、X2、X3は、水素、ヒドロキシ
ル、アルキル、アリール、アルコキシ、置換ア・ルコキ
シ、エステルなどのような有機基からなる群から選ばれ
たもので、かつ少くともその1個はヒドロキシル基また
はヒドロキシル基を含有するものである。
素類で、たとえば、イソブチレン、n−ブチレン、ブタ
ンなどを主体とするもので若干の炭素数3又は5の炭化
一水素を含有していてもよい。工業的には石油類の水蒸
気分解、接触分解などから得られるイソブチレン含有C
4炭化水素混合物が用いられる。本発明に用いるネオ型
多価アルコールとは下記のものという。ネオ型多価アル
コールは、下記一般式で 示されるものでX1、X2、X3は、水素、ヒドロキシ
ル、アルキル、アリール、アルコキシ、置換ア・ルコキ
シ、エステルなどのような有機基からなる群から選ばれ
たもので、かつ少くともその1個はヒドロキシル基また
はヒドロキシル基を含有するものである。
これらのうち特に好ましくは、X1、X2、X3の少く
とも1個以上がヒドロキシル基のものまたはそれらの同
種または異種のエーテルである。このような構造をもつ
ものとしては、たとえばなどがあげられる。
とも1個以上がヒドロキシル基のものまたはそれらの同
種または異種のエーテルである。このような構造をもつ
ものとしては、たとえばなどがあげられる。
なお、ネオ型多価アルコールは、混合物として用いるこ
ともてきる。添加するネオ型多価アルコールは、通常、
水に溶解して使用するが、必ずしも全部が溶解していな
くてもよい。
ともてきる。添加するネオ型多価アルコールは、通常、
水に溶解して使用するが、必ずしも全部が溶解していな
くてもよい。
一般にネオ型多価アルコールの添加量が多くなると目的
物であるTBAの生成速度は速くなるが、液の粘度が高
くなる。このような点からネオ型多価アルコールの添加
量は、水100重量部に対して5〜80鍾量部で、好ま
しくは10〜40呼量部である。本発明において用いる
固体触媒は、強酸性の陽イオン交換樹脂が好ましく、た
とえば、スチレンとジビニルベンゼンとの共重合体を母
核として、これにスルホン酸基の入つたポリスチロール
スルホン酸型樹脂、フェノールとホルムアルデヒドを縮
合したものにスルホン酸基の入つたフェノールスルホン
酸型樹脂あるいはスルホン化したフッ化ビニルエーテル
とフッ化炭素との共重合体のパーフルオロスルホン酸樹
脂などであり、ゲル型、マクロポーラス型、巨大網状型
などのものが望ましい。
物であるTBAの生成速度は速くなるが、液の粘度が高
くなる。このような点からネオ型多価アルコールの添加
量は、水100重量部に対して5〜80鍾量部で、好ま
しくは10〜40呼量部である。本発明において用いる
固体触媒は、強酸性の陽イオン交換樹脂が好ましく、た
とえば、スチレンとジビニルベンゼンとの共重合体を母
核として、これにスルホン酸基の入つたポリスチロール
スルホン酸型樹脂、フェノールとホルムアルデヒドを縮
合したものにスルホン酸基の入つたフェノールスルホン
酸型樹脂あるいはスルホン化したフッ化ビニルエーテル
とフッ化炭素との共重合体のパーフルオロスルホン酸樹
脂などであり、ゲル型、マクロポーラス型、巨大網状型
などのものが望ましい。
その他アルミナ、シリカアルミナ、シリカゲル、ゼオラ
イト、モルデナイト、カオリン、金属酸化物、たとえば
タングステン、トリウム、ジルコニウム、モリブデン、
亜鉛、チタン、クロムなどの酸化物またはこれらを担持
したものなど酸化物系の触媒、リン酸などを担持した鉱
物系の触媒、ケイタングステン酸などを担持したヘテロ
ポリ酸系の触媒、ニッケル、ニッケル−タングステンの
硫化物またはこれらを担持した硫化物の触媒あるいは硫
酸アルミニウムなどの金属硫酸塩の触媒などの水和用固
体触媒も使用てきる。触媒の使用量は、触媒を懸濁状で
使用する場合と、固定床で使用する場合で異なるが、前
者の場合はネオ型多価アルコールの水溶液に対して0.
1〜1印F量%が好ましい。
イト、モルデナイト、カオリン、金属酸化物、たとえば
タングステン、トリウム、ジルコニウム、モリブデン、
亜鉛、チタン、クロムなどの酸化物またはこれらを担持
したものなど酸化物系の触媒、リン酸などを担持した鉱
物系の触媒、ケイタングステン酸などを担持したヘテロ
ポリ酸系の触媒、ニッケル、ニッケル−タングステンの
硫化物またはこれらを担持した硫化物の触媒あるいは硫
酸アルミニウムなどの金属硫酸塩の触媒などの水和用固
体触媒も使用てきる。触媒の使用量は、触媒を懸濁状で
使用する場合と、固定床で使用する場合で異なるが、前
者の場合はネオ型多価アルコールの水溶液に対して0.
1〜1印F量%が好ましい。
なお、イソブチレンに対する水のモル比は、1以下にな
ると反応率が低下し、一方モル比が大き過ぎると反応器
の効率が低下するのて1〜10の範囲が好ましい。
ると反応率が低下し、一方モル比が大き過ぎると反応器
の効率が低下するのて1〜10の範囲が好ましい。
反応温度は、30〜150゜Cが適当て、好ましくは5
0〜1200Cてある。
0〜1200Cてある。
反応圧力は、常圧でもよいが反応温度における原料炭化
水素混合物の蒸気圧ないしはそれよりも若干加圧下て操
作するのが好ましい。
水素混合物の蒸気圧ないしはそれよりも若干加圧下て操
作するのが好ましい。
反応器の型式は、回分式でもよいが、通常は酸型陽イオ
ン交換樹脂を固定床とした連続式で行われる。
ン交換樹脂を固定床とした連続式で行われる。
反応時間は、回分式の場合は通常の2紛〜1時間の範囲
であり、連続式の場合は通常炭化水素の液時空間速度(
LHSV)0.3〜10hr−1の範囲が適当である。
であり、連続式の場合は通常炭化水素の液時空間速度(
LHSV)0.3〜10hr−1の範囲が適当である。
次に本発明の方法の実施態様の1例を添附図にしたがつ
て説明する。本例はイソブチレン含有炭化水素混合物よ
りイソブチレンを連続的にTBAに転換して分離する方
法である。101,103は触媒を充填した第1、第2
反応器、102,104は未反応炭化水素分離用蒸留塔
、105はTBA分離用蒸留塔、106はネオ型多価ア
ルコール水溶液貯槽である。
て説明する。本例はイソブチレン含有炭化水素混合物よ
りイソブチレンを連続的にTBAに転換して分離する方
法である。101,103は触媒を充填した第1、第2
反応器、102,104は未反応炭化水素分離用蒸留塔
、105はTBA分離用蒸留塔、106はネオ型多価ア
ルコール水溶液貯槽である。
原料炭化水素混合物を配管1より、一方、ネオ型多価ア
ルコール水溶液を配管2より各々第1反応器に供給する
。TBAを含有する反応液は第1反応器101の底部よ
り配管3を通じて未反応炭化水素分離用蒸留塔102に
供給され配管4より未反応のイソブチレンを含む炭化水
素混合物を取り出し、配管6よりのネオ型多価アルコー
ルの水溶液とともに第2反応器103に供給する。第2
反応器103の底部より排出されたTBA含有反応液は
配管7を通じて未反応炭化水素分離用蒸留塔104に供
給され配管8を通じて未反応炭化水素混合物を取り出す
。配管5および9より取り出されたEAを含有する液は
、TBA分離蒸留塔105に供給し配管10より粗TB
Aを取り出す。配管11より取り出されたネオ型多価ア
ルコール水溶液は、配管12より水を添加して貯槽10
6を経て反応に再使用される。粗TBAより水の除去は
公知の方法による。以上、本発明の方法によると、イソ
ブチレンの水和反応の速度、転化率が著しく促進される
とともに副反応を抑制して高収率でTBAを製造するこ
とができる。
ルコール水溶液を配管2より各々第1反応器に供給する
。TBAを含有する反応液は第1反応器101の底部よ
り配管3を通じて未反応炭化水素分離用蒸留塔102に
供給され配管4より未反応のイソブチレンを含む炭化水
素混合物を取り出し、配管6よりのネオ型多価アルコー
ルの水溶液とともに第2反応器103に供給する。第2
反応器103の底部より排出されたTBA含有反応液は
配管7を通じて未反応炭化水素分離用蒸留塔104に供
給され配管8を通じて未反応炭化水素混合物を取り出す
。配管5および9より取り出されたEAを含有する液は
、TBA分離蒸留塔105に供給し配管10より粗TB
Aを取り出す。配管11より取り出されたネオ型多価ア
ルコール水溶液は、配管12より水を添加して貯槽10
6を経て反応に再使用される。粗TBAより水の除去は
公知の方法による。以上、本発明の方法によると、イソ
ブチレンの水和反応の速度、転化率が著しく促進される
とともに副反応を抑制して高収率でTBAを製造するこ
とができる。
さらに、ネオ型多価アルコールは沸点が相当に高く蒸留
によるTBAとの分離精製が容易であり、再使用が簡単
である。ノ 又、本発明の方法を利用するとイソブチレ
ン含有炭化水素混合物からイソブチレンを単離すること
ができる。
によるTBAとの分離精製が容易であり、再使用が簡単
である。ノ 又、本発明の方法を利用するとイソブチレ
ン含有炭化水素混合物からイソブチレンを単離すること
ができる。
すなわち、イソブチレン含有炭化水素混合物中のイソブ
チレンを本発明の方法により選択的にTBAに転換し、
引き続き未反応炭化水5素混合物を分離した後、TBA
を公知の方法により脱水してイソブチレンを得る方法で
、きわめて高純度のイソブチレンを得ることができる。
以下に本発明をさらに具体的に説明するために実施例及
び比較例を示す。θ なお、実施例及び比較例における
部は重量、指定しない%はモル%を示す。
チレンを本発明の方法により選択的にTBAに転換し、
引き続き未反応炭化水5素混合物を分離した後、TBA
を公知の方法により脱水してイソブチレンを得る方法で
、きわめて高純度のイソブチレンを得ることができる。
以下に本発明をさらに具体的に説明するために実施例及
び比較例を示す。θ なお、実施例及び比較例における
部は重量、指定しない%はモル%を示す。
実施例1〜9
攪拌機つきのオートクレーブを使用して、スルホン化さ
れたスチレン●ジビニルベンゼン共重合体の陽イオン交
換樹脂の巨大網状型(アンパーリスト15、商品名)の
ものを触媒とし、水にネオ型多価アルコールを添加した
水溶液でイソブチレン(99.5%)及びイソブチレン
含有C4炭化水素(イソブチレン41.0%、n−ブチ
レン類43.0%、ブタン類16.0%)の水和反応を
第1表に示す条件で行つた。
れたスチレン●ジビニルベンゼン共重合体の陽イオン交
換樹脂の巨大網状型(アンパーリスト15、商品名)の
ものを触媒とし、水にネオ型多価アルコールを添加した
水溶液でイソブチレン(99.5%)及びイソブチレン
含有C4炭化水素(イソブチレン41.0%、n−ブチ
レン類43.0%、ブタン類16.0%)の水和反応を
第1表に示す条件で行つた。
反応終了後、急冷して反応生成物をガスクロマトグラフ
で分析し、゛MAの収率及び副生成物を求めてその結果
を第1表に併記した。比較例1〜7 実施例と同様の反応器、触媒、原料炭化水素を用いるイ
ソブチレンの水和反応において、反応系中に有機溶剤を
添加しない場合と、ネオ型多価アルコールに代る有機溶
剤を添加した場合の比較実験を行つた。
で分析し、゛MAの収率及び副生成物を求めてその結果
を第1表に併記した。比較例1〜7 実施例と同様の反応器、触媒、原料炭化水素を用いるイ
ソブチレンの水和反応において、反応系中に有機溶剤を
添加しない場合と、ネオ型多価アルコールに代る有機溶
剤を添加した場合の比較実験を行つた。
実験条件並ひに実験結果を第2表に併記した。なお、T
BAの収率及び副生成物は実施例と同様にして求めた。
BAの収率及び副生成物は実施例と同様にして求めた。
実施例102
図面に示すような流れ図の装置により、イソブチレン含
有C4炭化水素混合物からイソブチレンを連続的に水和
し、TBAとして分離する方法を示す。
有C4炭化水素混合物からイソブチレンを連続的に水和
し、TBAとして分離する方法を示す。
接触分解装置から得られた原料のC4炭化水素;混合物
(イソブチレン19.8%、n−ブテン類32.0%、
ブタン類48.2%)を配管1より8415部/Hrの
速度で、一方ネオペンチルグリコールの55重量%水溶
液を配管2より72(1)部/Hrの速度で第1反応器
101へ各々供給する。
(イソブチレン19.8%、n−ブテン類32.0%、
ブタン類48.2%)を配管1より8415部/Hrの
速度で、一方ネオペンチルグリコールの55重量%水溶
液を配管2より72(1)部/Hrの速度で第1反応器
101へ各々供給する。
第1反応器101には実施例1〜9と同様の触媒が充填
されており、温度901C1圧力16k91cd..L
HS■2.0hr−1の条件で水和反応を行う。第1反
応器101より排出されるTBAll.6%を含む液は
配管3より炭化水素分離用第1蒸留塔102に1561
5部/Hrの速度で供給し、配管4より未反応炭化水素
混合物と、配管5よりTBA2l.l%を含むネオペン
チルグリコール水溶液を8566部/Hrの速度で各々
取り出す。配管4より未反応イソブチレンを含む炭化水
素混合物(イソブチレン4.3%、n−ブテン類38.
2%、ブタン類57.5%)は704?/Hrの速度で
、一方、配管6よりネオペンチルグリコール55重量%
水溶液を36(1)部/Hr(7)遮度で第2反応器1
03に各々供給する。第2反応器103には第1反応器
101と同様の触媒が充填されており、温度70′C1
圧力11k91cIt.LHS■1.0hr−1の条件
で水和反応を行う。第2反応器103より排出されたT
BA3.l%を含む液は、配管7より1060部/Hr
の速度で炭化水素分離用の第2蒸留塔104に供給し、
配管8より未反応炭化水素混合物(イソブチレン0.6
%、n−ブテン類39.6%、ブタン類59.8%)を
6797部/Hrの速度と、配管9よりTBA8.6%
を含むネオペンチルグリコール水溶液を385?/Hr
の速度で各々を取り出す。未反応の炭化水素分離用の第
1蒸留塔102の配管5及ひ第2蒸留塔104の配管9
より取り出されたTBAを含む液は、合わせでMA分離
用の第3蒸留塔105に供給し、配管10より粗TBA
(TBA88.2%、水11.8%)を2456部/H
rの速度と、配管11よりネオペンチルグリコール水溶
液を9994部/Hrの速度で各々取り出す。配管11
より取り出されたネオペンチルグリコール水溶液には、
配管12より水を806部/Hrの速度で供給混合して
、ネオペンチルグリコール55重量%水溶液貯槽106
へ移送し、各反ノ応器へリサイクルする。TBAの収率
は、第1反応器101で82.0%、第2反応器103
では84.0%であつた。
されており、温度901C1圧力16k91cd..L
HS■2.0hr−1の条件で水和反応を行う。第1反
応器101より排出されるTBAll.6%を含む液は
配管3より炭化水素分離用第1蒸留塔102に1561
5部/Hrの速度で供給し、配管4より未反応炭化水素
混合物と、配管5よりTBA2l.l%を含むネオペン
チルグリコール水溶液を8566部/Hrの速度で各々
取り出す。配管4より未反応イソブチレンを含む炭化水
素混合物(イソブチレン4.3%、n−ブテン類38.
2%、ブタン類57.5%)は704?/Hrの速度で
、一方、配管6よりネオペンチルグリコール55重量%
水溶液を36(1)部/Hr(7)遮度で第2反応器1
03に各々供給する。第2反応器103には第1反応器
101と同様の触媒が充填されており、温度70′C1
圧力11k91cIt.LHS■1.0hr−1の条件
で水和反応を行う。第2反応器103より排出されたT
BA3.l%を含む液は、配管7より1060部/Hr
の速度で炭化水素分離用の第2蒸留塔104に供給し、
配管8より未反応炭化水素混合物(イソブチレン0.6
%、n−ブテン類39.6%、ブタン類59.8%)を
6797部/Hrの速度と、配管9よりTBA8.6%
を含むネオペンチルグリコール水溶液を385?/Hr
の速度で各々を取り出す。未反応の炭化水素分離用の第
1蒸留塔102の配管5及ひ第2蒸留塔104の配管9
より取り出されたTBAを含む液は、合わせでMA分離
用の第3蒸留塔105に供給し、配管10より粗TBA
(TBA88.2%、水11.8%)を2456部/H
rの速度と、配管11よりネオペンチルグリコール水溶
液を9994部/Hrの速度で各々取り出す。配管11
より取り出されたネオペンチルグリコール水溶液には、
配管12より水を806部/Hrの速度で供給混合して
、ネオペンチルグリコール55重量%水溶液貯槽106
へ移送し、各反ノ応器へリサイクルする。TBAの収率
は、第1反応器101で82.0%、第2反応器103
では84.0%であつた。
本発明の方法を連続的に実施する場合の一例を説明する
ための流れ図である。
ための流れ図である。
Claims (1)
- 1 イソオレフィンまたは該イソオレフィンを含有する
炭化水素混合物を固体触媒の存在下で水と反応させて第
3級アルコールを製造する方法において、ネオ型多価ア
ルコールを存在させることを特徴とする第3級アルコー
ルの製造方法。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP54051463A JPS6058893B2 (ja) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | 第3級アルコ−ルの製造方法 |
US06/126,822 US4327231A (en) | 1979-04-27 | 1980-03-03 | Process for the production of tertiary alcohols |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54051463A JPS6058893B2 (ja) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | 第3級アルコ−ルの製造方法 |
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JPS6058893B2 true JPS6058893B2 (ja) | 1985-12-23 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP54051463A Expired JPS6058893B2 (ja) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | 第3級アルコ−ルの製造方法 |
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JP (1) | JPS6058893B2 (ja) |
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-
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- 1979-04-27 JP JP54051463A patent/JPS6058893B2/ja not_active Expired
-
1980
- 1980-03-03 US US06/126,822 patent/US4327231A/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6413290U (ja) * | 1987-07-14 | 1989-01-24 |
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