JPS6057499B2 - 硬質焼結合金 - Google Patents
硬質焼結合金Info
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- JPS6057499B2 JPS6057499B2 JP16573881A JP16573881A JPS6057499B2 JP S6057499 B2 JPS6057499 B2 JP S6057499B2 JP 16573881 A JP16573881 A JP 16573881A JP 16573881 A JP16573881 A JP 16573881A JP S6057499 B2 JPS6057499 B2 JP S6057499B2
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- sintered alloy
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C29/00—Alloys based on carbides, oxides, nitrides, borides, or silicides, e.g. cermets, or other metal compounds, e.g. oxynitrides, sulfides
- C22C29/14—Alloys based on carbides, oxides, nitrides, borides, or silicides, e.g. cermets, or other metal compounds, e.g. oxynitrides, sulfides based on borides
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- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はFeを含む複硼化物を主体とする硬質相と該硬
質相を結合する結合相よりなる硬質焼結合金に関し、さ
らに詳しくは機械的強度ならびに靭性の優れた硬質焼結
合金に関するものである。
質相を結合する結合相よりなる硬質焼結合金に関し、さ
らに詳しくは機械的強度ならびに靭性の優れた硬質焼結
合金に関するものである。
従来、硬質材料としてはWC基超硬合金,ステライト,
高速度鋼等が存在する。最近これらに代わる材料として
鉄硼化物および鉄複硼化物を硬質相として有する硬質焼
結合金が、特公昭第?一27818号、特公昭第56−
8904号および特公昭第56−15773号に提案さ
れている。これらの提案に開示された硬質焼結合金は鉄
硼化物あるいは鉄硼化物とCr,MO,W,Ti,V,
Nb,Ta,Hf,Zr,CO等の硼化物形成元素のう
ち.いずれか1種以上の硼化物および/または複硼化物
よりなる硬質相と、Fe,Cr,Ni,MO,W,Ti
,V,Nb,Ta,Hf,Zr,Cu等の金属および/
またはこれらを含む合金の1種以上からなる結合相とか
らなる。
高速度鋼等が存在する。最近これらに代わる材料として
鉄硼化物および鉄複硼化物を硬質相として有する硬質焼
結合金が、特公昭第?一27818号、特公昭第56−
8904号および特公昭第56−15773号に提案さ
れている。これらの提案に開示された硬質焼結合金は鉄
硼化物あるいは鉄硼化物とCr,MO,W,Ti,V,
Nb,Ta,Hf,Zr,CO等の硼化物形成元素のう
ち.いずれか1種以上の硼化物および/または複硼化物
よりなる硬質相と、Fe,Cr,Ni,MO,W,Ti
,V,Nb,Ta,Hf,Zr,Cu等の金属および/
またはこれらを含む合金の1種以上からなる結合相とか
らなる。
さらに硬質相を形成する硼化;物はMBあるいはM2B
(以下、Mは金属を表わす)、複硼化物はMxNyB(
以下、M,Nは複硼化物の金属を表わす。xおよびYは
M,Nが化合物を形成するのに必要な化学量論的な数値
を表わす)等の構造を持つ金属間化合物からなる。
ク特公昭56−15773号においてはさらにA],
Si及び0含有量を限定することにより硬度および靭性
の改善をはかつた硬質焼結合金が提案されていス本発明
の目的はこれらの提案に開示された硬質焼結合金の持つ
優れた耐食性、耐酸化性、耐摩耗性を維持しつつ、機械
的強度ならびに靭性、およびそれらの安定性のさらに優
れた硬質焼結合金を提供することにある。
(以下、Mは金属を表わす)、複硼化物はMxNyB(
以下、M,Nは複硼化物の金属を表わす。xおよびYは
M,Nが化合物を形成するのに必要な化学量論的な数値
を表わす)等の構造を持つ金属間化合物からなる。
ク特公昭56−15773号においてはさらにA],
Si及び0含有量を限定することにより硬度および靭性
の改善をはかつた硬質焼結合金が提案されていス本発明
の目的はこれらの提案に開示された硬質焼結合金の持つ
優れた耐食性、耐酸化性、耐摩耗性を維持しつつ、機械
的強度ならびに靭性、およびそれらの安定性のさらに優
れた硬質焼結合金を提供することにある。
以下本発明について詳細に説明する。
本発明は少なくとも10%(以下%は重量%を表わす)
のFeを含む複硼化物よりなる硬質相を40〜95%と
、該硬質相を結合する結合相よりなる硬)質焼結合金で
あつて、該硬質焼結合金中の、B含有量3〜8%、Cr
含有量35%以下、Ni含有量35%以下、AI含有量
2.85%以下、Si含有量0.03〜4.75%、C
含有量0.95%以下、O含有量2.3%以下であり、
かつMOおよび/またはW含有量が(MO・および/ま
たはW)/Bの原子比で0.75〜1.25を満足する
範囲内にあり、残部がFeおよび不可避的不純物である
ことを骨子とする硬質焼結合金に係る。
のFeを含む複硼化物よりなる硬質相を40〜95%と
、該硬質相を結合する結合相よりなる硬)質焼結合金で
あつて、該硬質焼結合金中の、B含有量3〜8%、Cr
含有量35%以下、Ni含有量35%以下、AI含有量
2.85%以下、Si含有量0.03〜4.75%、C
含有量0.95%以下、O含有量2.3%以下であり、
かつMOおよび/またはW含有量が(MO・および/ま
たはW)/Bの原子比で0.75〜1.25を満足する
範囲内にあり、残部がFeおよび不可避的不純物である
ことを骨子とする硬質焼結合金に係る。
該硬質焼結合金(以下本焼結合金と呼ぶ)は、・主要構
成元素を前記のようにし、特に(MOおよび/またはW
)/Bの原子比を0.75〜1.25の範囲にしたとき
に、硬度がRA8O〜93の範囲で、175〜300k
91wdという高い抗析力を安定して示す。
成元素を前記のようにし、特に(MOおよび/またはW
)/Bの原子比を0.75〜1.25の範囲にしたとき
に、硬度がRA8O〜93の範囲で、175〜300k
91wdという高い抗析力を安定して示す。
(MOおよび/またはW)/Bの原子比を1前後にとる
と何故、抗析力が高くかつバラツキが少なくなるのか、
理由ははつきりしないが、更に詳細に調べてみると硬質
相を形成するFeを含む複硼化物が、主としてMO2F
eB2あるいはWFeB型またはこれらの混合した複硼
化物と、その他若干の■LMl.B,MxNyB型の硼
化物で構成されていることが判明した。さらに、特にW
含有量が多い場合にはW2FeB?の複硼化物も認めら
れた。MO2Fe八,WFeBあるいはW2F′EB2
型の複硼化物において、MOl:.Wは相互に、Feは
Cr,Ni,COの元素と、部分的に置換していること
が観察される。
と何故、抗析力が高くかつバラツキが少なくなるのか、
理由ははつきりしないが、更に詳細に調べてみると硬質
相を形成するFeを含む複硼化物が、主としてMO2F
eB2あるいはWFeB型またはこれらの混合した複硼
化物と、その他若干の■LMl.B,MxNyB型の硼
化物で構成されていることが判明した。さらに、特にW
含有量が多い場合にはW2FeB?の複硼化物も認めら
れた。MO2Fe八,WFeBあるいはW2F′EB2
型の複硼化物において、MOl:.Wは相互に、Feは
Cr,Ni,COの元素と、部分的に置換していること
が観察される。
よつて以下これら3種の複硼化物のMOあるいはwが部
分的に置換した形態、FeがCr,Ni,COと部分的
に置換した形態も含めて、MO2FeB2,WFeB,
W2Fe八型複硼化物と総称することにする。
分的に置換した形態、FeがCr,Ni,COと部分的
に置換した形態も含めて、MO2FeB2,WFeB,
W2Fe八型複硼化物と総称することにする。
これらのMO2FeB2,WFeB,W2FeB2型の
複硼化物を主体とした硬質相を形成させるためには、少
なくとも10%のFeを硬質相に含む?要があなお、本
焼結合金においてFeおよびFeを含む複数化物を用い
たのは、Feを含有する複硼化物の焼結体が充分に高い
硬度と靭性を示すこと、CrやNiなどの適量添加によ
つてステンレス鋼と同様の優れた耐食性と耐熱性、耐酸
化性を示すこと、Feを主とした硼化物粉末は工業的に
容易に作ることができること、Feは資源的に豊富であ
り、かつ安価であることによる。
複硼化物を主体とした硬質相を形成させるためには、少
なくとも10%のFeを硬質相に含む?要があなお、本
焼結合金においてFeおよびFeを含む複数化物を用い
たのは、Feを含有する複硼化物の焼結体が充分に高い
硬度と靭性を示すこと、CrやNiなどの適量添加によ
つてステンレス鋼と同様の優れた耐食性と耐熱性、耐酸
化性を示すこと、Feを主とした硼化物粉末は工業的に
容易に作ることができること、Feは資源的に豊富であ
り、かつ安価であることによる。
本焼結合金の硬度は硬質相となる複硼化物の量と結合相
の量および結合相の硬度に依存する。
の量および結合相の硬度に依存する。
本焼結合金の硬度はRAで80〜93の範囲である。硬
度をRA8O以上にするには、硬質相の量を最低40%
必要とする。一方、硬質相の量が95%をこえると、硬
度がRA93となるものの、抗析力が175kg′ml
以下となる。よつて硬質相の量は40〜95%の範囲と
する。硬質相形成元素であるBは、硬質相を下限で40
%形成させるために3%を必要とし、硬質相を95%形
成させるために8%を必要とする。
度をRA8O以上にするには、硬質相の量を最低40%
必要とする。一方、硬質相の量が95%をこえると、硬
度がRA93となるものの、抗析力が175kg′ml
以下となる。よつて硬質相の量は40〜95%の範囲と
する。硬質相形成元素であるBは、硬質相を下限で40
%形成させるために3%を必要とし、硬質相を95%形
成させるために8%を必要とする。
よつてBの限定範囲は3〜8%とする。MOおよびWは
B同様硬質相となる複硼化物を形成する元素であり、(
MOおよび/またはW)/Bの原子比で0.75〜1.
25を満足する範囲内で含有された時、本焼結合金は硬
度RA8O〜93の範囲内で、175〜300k91i
という高い抗析力を安定して示す。
B同様硬質相となる複硼化物を形成する元素であり、(
MOおよび/またはW)/Bの原子比で0.75〜1.
25を満足する範囲内で含有された時、本焼結合金は硬
度RA8O〜93の範囲内で、175〜300k91i
という高い抗析力を安定して示す。
さらに(MOおよび/またはW)/Bの原子比を0.9
0〜1.20とすると、さらに高い抗析力が得られる。
よつてMOおよび/またはWの含有量は、(MOおよび
/またはW)/Bの原子比で0.75〜1.25s好ま
しくは0.90〜1.20を満たす範囲とする。Crは
本焼結合金の耐食性、耐熱性および耐酸化性を向上させ
るばかりでなく、Niと組合せて使用した場合には、結
合相をオーステナイト化することにより本硬質合金を非
磁性にする働きを持つ。
0〜1.20とすると、さらに高い抗析力が得られる。
よつてMOおよび/またはWの含有量は、(MOおよび
/またはW)/Bの原子比で0.75〜1.25s好ま
しくは0.90〜1.20を満たす範囲とする。Crは
本焼結合金の耐食性、耐熱性および耐酸化性を向上させ
るばかりでなく、Niと組合せて使用した場合には、結
合相をオーステナイト化することにより本硬質合金を非
磁性にする働きを持つ。
本焼結合金を機械的強度と耐摩耗性を必要とし耐食性を
必要としない用途に適用する場合は、本焼結合金中に特
にCrを含有する必要はないが、通常はこれらの特性と
合わせて耐食性も必要とされる場合が多いので、耐食性
が必要な場合Crは下限で0.5%含まれることが好ま
しい。一方、Cr含有量が35%をこえると耐食性、耐
熱性および耐酸化性の面からは優れるものの、機械的強
度が低下し、抗析力が175k91i以下となる。よつ
てCr含有量は35%以下、好ましくは0.5〜35%
とする。NiはCrと同様に耐食性、耐酸化性に役立つ
元素であり、また結合相の組織をオーステナイト系の非
磁性材とする場合に必要とする元素である。
必要としない用途に適用する場合は、本焼結合金中に特
にCrを含有する必要はないが、通常はこれらの特性と
合わせて耐食性も必要とされる場合が多いので、耐食性
が必要な場合Crは下限で0.5%含まれることが好ま
しい。一方、Cr含有量が35%をこえると耐食性、耐
熱性および耐酸化性の面からは優れるものの、機械的強
度が低下し、抗析力が175k91i以下となる。よつ
てCr含有量は35%以下、好ましくは0.5〜35%
とする。NiはCrと同様に耐食性、耐酸化性に役立つ
元素であり、また結合相の組織をオーステナイト系の非
磁性材とする場合に必要とする元素である。
これらの目的を達成させるためには、最大35%までで
目的を達する。COは硬質相であるMO2FeB2,W
FeB,W2FeB2型硼化物中の主にFeと置換可能
な元素であり、また結合相がフェライト相である場合、
結合相の赤熱硬度を高める効果を有し、0.5%の添加
でその効果が認められる。
目的を達する。COは硬質相であるMO2FeB2,W
FeB,W2FeB2型硼化物中の主にFeと置換可能
な元素であり、また結合相がフェライト相である場合、
結合相の赤熱硬度を高める効果を有し、0.5%の添加
でその効果が認められる。
しかし35%をこえると抗折力が175k91i以下と
なる。よつて上限を35%とする。Cuは本焼結合金の
熱伝導性と耐食性を改善する目的の場合に添加する元素
であつて、0.1%の添加で効果がみられ、35%を越
えると、硬度および抗折力の低下を生ずる。
なる。よつて上限を35%とする。Cuは本焼結合金の
熱伝導性と耐食性を改善する目的の場合に添加する元素
であつて、0.1%の添加で効果がみられ、35%を越
えると、硬度および抗折力の低下を生ずる。
よつてCu含有量は35%以下とする。周期律表の■b
族のTi,Zr,Hfおよび■b族の■,Nb,Ta,
の各金属はMO2FeB2,WFeB,W2FeB2型
複硼化物のMOもしくはWと置換され、かつ一部が結合
相中での合金化のために消費される。
族のTi,Zr,Hfおよび■b族の■,Nb,Ta,
の各金属はMO2FeB2,WFeB,W2FeB2型
複硼化物のMOもしくはWと置換され、かつ一部が結合
相中での合金化のために消費される。
これら■a族、Va族の金属は本焼結合金の硬度を向上
させるばかりでなく、液相焼結時の結晶粒の粗大化を防
止する効果を持つ。これらの金属は全般に高価な元素で
あるが、少量の添加で大きな効果を示す。従つてこれら
■b族、Vb族の金属は各金属の合計が5%でその効果
がみられる”が、コスト面もかんがみ各金属の合計が1
5%の範囲であれば、硬度,抗折力、共に満足するもの
が得られる。よつてこれらの金属の合計は15%以下と
する。Cは酸化物の還元ならびに結合相の硬度を高め・
るのに効果のある元素で、その効果により本焼結合金全
体の硬度を高めるが、0.95%をこえても硬度は向上
せず、かえつて抗折力が低下し始める。
させるばかりでなく、液相焼結時の結晶粒の粗大化を防
止する効果を持つ。これらの金属は全般に高価な元素で
あるが、少量の添加で大きな効果を示す。従つてこれら
■b族、Vb族の金属は各金属の合計が5%でその効果
がみられる”が、コスト面もかんがみ各金属の合計が1
5%の範囲であれば、硬度,抗折力、共に満足するもの
が得られる。よつてこれらの金属の合計は15%以下と
する。Cは酸化物の還元ならびに結合相の硬度を高め・
るのに効果のある元素で、その効果により本焼結合金全
体の硬度を高めるが、0.95%をこえても硬度は向上
せず、かえつて抗折力が低下し始める。
よつてC含有量は0.95%以下とする。Alは原料粉
から混入するものであつて、Bお)よびOと反応し、A
1硼化物,Al酸化物を形成しやすく、特ににの酸化物
は本焼結合金の焼結性を阻害する。
から混入するものであつて、Bお)よびOと反応し、A
1硼化物,Al酸化物を形成しやすく、特ににの酸化物
は本焼結合金の焼結性を阻害する。
従つて本焼結合金中に含まれるAlの量はできるだけ少
ないことが好ましいが、1%以下であればその影響は比
較的少ない。しかし本焼結合金中へのOの混入を極力防
止した場合、Nが2.85%以下であればにによる害は
かなり小さなものにすることができる。よつてに含有量
は2.85%以下とする。0はB,Cr,Al,Si等
と反応して酸化物を形成し、焼結性を阻害すると共に抗
折力の低下とバラツキの拡大を生ずるため、その量は極
力少なくした方が良い。
ないことが好ましいが、1%以下であればその影響は比
較的少ない。しかし本焼結合金中へのOの混入を極力防
止した場合、Nが2.85%以下であればにによる害は
かなり小さなものにすることができる。よつてに含有量
は2.85%以下とする。0はB,Cr,Al,Si等
と反応して酸化物を形成し、焼結性を阻害すると共に抗
折力の低下とバラツキの拡大を生ずるため、その量は極
力少なくした方が良い。
しかしその量が2.3%以下であれはその影響は比較的
少なく、よつてO含有量は2.3%以下とする。S1は
主に原料粉から混入してくる元素である。
少なく、よつてO含有量は2.3%以下とする。S1は
主に原料粉から混入してくる元素である。
このSiは本焼結合金の焼結性を向上させ、密度の上昇
をもたらし、結果的に本焼結合金の機械的特性を向上さ
せる効果を有している。しかし0.03%以下ではその
効果は少なく、4.75%をこえると本焼結合金をかえ
つて脆化させる。よつてSi含有量は0.03〜4.7
5%とする。なお、本焼結合金は前記特公昭に開示され
ているように、ボロン源として、水またはガスアトマイ
ズによつて作成したFe−BまたはFe−B系合金粉末
を使用するか、場合によつてはフェロボロン粉末,Ni
,Cr,W,Ti,MO等の各ボライド粉末もしくはB
単体粉を用い、これらとMO,W,Ti,V,Fe,C
r,Ni,CO,Cu等の単体金属粉、もしくはこれら
を2種以上を含む合金粉とを所定の組成になるように配
合し、必要に応じて、炭素粉もしくは炭化物を混合し、
これらの混合粉を振動ボールミルを用い、有機溶媒中で
湿式粉砕後、乾燥造粒、成形を行い、該成形体を非酸化
性雰囲気中で、液相焼結を行うことにより製造される。
をもたらし、結果的に本焼結合金の機械的特性を向上さ
せる効果を有している。しかし0.03%以下ではその
効果は少なく、4.75%をこえると本焼結合金をかえ
つて脆化させる。よつてSi含有量は0.03〜4.7
5%とする。なお、本焼結合金は前記特公昭に開示され
ているように、ボロン源として、水またはガスアトマイ
ズによつて作成したFe−BまたはFe−B系合金粉末
を使用するか、場合によつてはフェロボロン粉末,Ni
,Cr,W,Ti,MO等の各ボライド粉末もしくはB
単体粉を用い、これらとMO,W,Ti,V,Fe,C
r,Ni,CO,Cu等の単体金属粉、もしくはこれら
を2種以上を含む合金粉とを所定の組成になるように配
合し、必要に応じて、炭素粉もしくは炭化物を混合し、
これらの混合粉を振動ボールミルを用い、有機溶媒中で
湿式粉砕後、乾燥造粒、成形を行い、該成形体を非酸化
性雰囲気中で、液相焼結を行うことにより製造される。
液相焼結法を用いることにより、本焼結合金はほぼ10
0%の密度となる。焼結の際の酸化防止のため、真空、
還元性ガス、あるいは不活性ガスなどの非酸化性雰囲気
中で、焼結を行うことが重要である。液相焼結は通常1
100〜1400℃で5〜9紛行;う。焼結温度が11
0(代)未満では、液相が充分な量出現しないため焼結
が充分進行せず、空孔の多い焼結体となる。一方、14
00℃をこえると液相焼結は充分進行するものの、結晶
粒の阻大化がおこり、抗折力の低下を生する。また焼結
時間が5分1未満であると充分な高密度化がなされず、
一方90分をこえても、時間の経過に見合う強度の向上
がみられない。場合によつては強度が低下することもあ
る。よつて9紛以上の焼結時間をとる必要はない。なお
、本焼結合金の空孔を極力減少させる目的で液相焼結法
について述べたが、該目的を達成するためには液相焼結
法のみでなく、熱間静水圧ブレス法,ホットブレス法,
通電焼結法においても充分にその目的を達することがで
きる。
0%の密度となる。焼結の際の酸化防止のため、真空、
還元性ガス、あるいは不活性ガスなどの非酸化性雰囲気
中で、焼結を行うことが重要である。液相焼結は通常1
100〜1400℃で5〜9紛行;う。焼結温度が11
0(代)未満では、液相が充分な量出現しないため焼結
が充分進行せず、空孔の多い焼結体となる。一方、14
00℃をこえると液相焼結は充分進行するものの、結晶
粒の阻大化がおこり、抗折力の低下を生する。また焼結
時間が5分1未満であると充分な高密度化がなされず、
一方90分をこえても、時間の経過に見合う強度の向上
がみられない。場合によつては強度が低下することもあ
る。よつて9紛以上の焼結時間をとる必要はない。なお
、本焼結合金の空孔を極力減少させる目的で液相焼結法
について述べたが、該目的を達成するためには液相焼結
法のみでなく、熱間静水圧ブレス法,ホットブレス法,
通電焼結法においても充分にその目的を達することがで
きる。
以下実施例で説明する。
実施例および比較例に供した材料の組成は第1表,第2
表,第3表に示したものを用いた。
表,第3表に示したものを用いた。
r実施例1フェロボロン粉A:20.2%,フェロタン
グステン粉:69.2%,Cr粉:2.1%,Ni粉:
1.1%,力ーボニルFe粉:7.1%,C粉:0.3
%を配合し、鉄製の(以下の実施例も同様)振動ボール
ミル中で28・時間湿式粉砕し、乾燥造粒後成形し、真
空中1300℃で焼結した。
グステン粉:69.2%,Cr粉:2.1%,Ni粉:
1.1%,力ーボニルFe粉:7.1%,C粉:0.3
%を配合し、鉄製の(以下の実施例も同様)振動ボール
ミル中で28・時間湿式粉砕し、乾燥造粒後成形し、真
空中1300℃で焼結した。
実施例2
フェロボロン粉B:9.3%,フェロタングステン粉:
22.2%,W粉:27.4%,Cr粉:1.1%,N
i゛粉:2.0%,WB粉:25.0%,カーボニルF
e粉:12.7%,C粉:0.3%を配合し、振動ボー
ルミル中で2時間湿式粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空
中1275℃で焼結した。
22.2%,W粉:27.4%,Cr粉:1.1%,N
i゛粉:2.0%,WB粉:25.0%,カーボニルF
e粉:12.7%,C粉:0.3%を配合し、振動ボー
ルミル中で2時間湿式粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空
中1275℃で焼結した。
実施例3
B含有合金粉A:31.1%,MO粉:35.5%,N
i粉:2.1%,カーボニルFe粉:31.0%,C粉
:0.3%を配合し、振動ボールミル中で2F@間湿式
粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空中1225℃で焼結し
た。
i粉:2.1%,カーボニルFe粉:31.0%,C粉
:0.3%を配合し、振動ボールミル中で2F@間湿式
粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空中1225℃で焼結し
た。
実施例4
B含有合金粉C:44.6%,MO粉:51.2%,N
i粉:1.1%,カーボニルFe粉:2.8%,C粉:
0.3%を配合し、振動ボールミル中で2FgI!間湿
式粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空中1225℃で焼結
した。
i粉:1.1%,カーボニルFe粉:2.8%,C粉:
0.3%を配合し、振動ボールミル中で2FgI!間湿
式粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空中1225℃で焼結
した。
実施例5
フェロボロン粉A:27.0%,MO粉:39.1%,
Cr8:3.1%,Ni粉:1.l%,MOB粉:29
.1%,カーボニルFe粉:0.3%,C粉:0.3%
を配合し、振動ボールミル中で2叫間湿式粉砕し、乾燥
造粒後成形し、真空中1275℃で焼結した。
Cr8:3.1%,Ni粉:1.l%,MOB粉:29
.1%,カーボニルFe粉:0.3%,C粉:0.3%
を配合し、振動ボールミル中で2叫間湿式粉砕し、乾燥
造粒後成形し、真空中1275℃で焼結した。
実施例6
B含有合金粉C:2&1%,フェロタングステン粉:3
8.0%,MO粉:16.7%,Cr粉:0.5%,N
i粉:0.5%,MOB粉:16.0%,C粉:0.2
%を配合し、振動ボールミル中で2S!間湿式粉砕し、
乾燥造粒後成形し、真空中1275℃で焼結した。
8.0%,MO粉:16.7%,Cr粉:0.5%,N
i粉:0.5%,MOB粉:16.0%,C粉:0.2
%を配合し、振動ボールミル中で2S!間湿式粉砕し、
乾燥造粒後成形し、真空中1275℃で焼結した。
実施例7B含有合金粉C:32.3%,MO粉:28.
0%,Cr粉:0.6%,Ni粉:2.1%,カーボニ
ルFe粉:36.7%,C粉:0.3%を配合し、振動
ボールミル中で2S1間湿式粉砕し、乾燥造粒後成形し
、真空中12500Cで焼結した。
0%,Cr粉:0.6%,Ni粉:2.1%,カーボニ
ルFe粉:36.7%,C粉:0.3%を配合し、振動
ボールミル中で2S1間湿式粉砕し、乾燥造粒後成形し
、真空中12500Cで焼結した。
実施例8
B含有合金粉C:44.6%,MO粉:47.1%,N
i粉:2.1%,カーボニルFe粉:5.9%,C粉:
0.3%を配合し、振動ボールミル中で2Fn間湿式粉
砕し、乾燥造粒後成形し、真空中1275℃で焼結した
。
i粉:2.1%,カーボニルFe粉:5.9%,C粉:
0.3%を配合し、振動ボールミル中で2Fn間湿式粉
砕し、乾燥造粒後成形し、真空中1275℃で焼結した
。
実施例9
B含有合金粉C:32.3%,MO粉:44.8%,C
r粉:0.6%,Ni粉:2.1%,カーボニルFe粉
:19.9%,C粉:0.3%を配合し、振動ボールミ
ル中で2満間湿式粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空中1
275℃て焼結した。
r粉:0.6%,Ni粉:2.1%,カーボニルFe粉
:19.9%,C粉:0.3%を配合し、振動ボールミ
ル中で2満間湿式粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空中1
275℃て焼結した。
実施例10
フェロボロン粉A:27.6%,MO粉:50.6%,
Cr粉:2.3%,Ni粉2.0%,MOB粉:15.
0%,カーボニルFe粉:2.2%,C粉:0.3%を
配合し、振動ボールミル中て2S!間湿式粉砕し、乾燥
造粒後成形し、真空中1275℃で焼結した。
Cr粉:2.3%,Ni粉2.0%,MOB粉:15.
0%,カーボニルFe粉:2.2%,C粉:0.3%を
配合し、振動ボールミル中て2S!間湿式粉砕し、乾燥
造粒後成形し、真空中1275℃で焼結した。
実施例11
B含有合金粉A:32.0%,MO粉:39.0%,C
r粉:6.5%,Ni粉:2.0%,カーボニルFe粉
:20.2%,C粉:0.3%を配合し、振動ボールミ
ル中で2潟間湿式粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空中1
275℃で焼結した。
r粉:6.5%,Ni粉:2.0%,カーボニルFe粉
:20.2%,C粉:0.3%を配合し、振動ボールミ
ル中で2潟間湿式粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空中1
275℃で焼結した。
実施例12
B含有合金粉B:43.4%,MO粉:34.3%,C
r粉:21.0%,Ni粉:1.0%,C粉:0.3%
を配合し、振動ボールミル中で2S1間湿式粉砕し、乾
燥造粒後成形し、真空中1275℃で焼結した。
r粉:21.0%,Ni粉:1.0%,C粉:0.3%
を配合し、振動ボールミル中で2S1間湿式粉砕し、乾
燥造粒後成形し、真空中1275℃で焼結した。
実施例13フェロボロン粉A:30.3%,MO粉:4
1.9%,Cr粉:2.1%,Ni粉:25.4%,C
粉:0.3%を配合し、振動ボールミル中で2叫間湿式
粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空中1200℃で焼結し
た。
1.9%,Cr粉:2.1%,Ni粉:25.4%,C
粉:0.3%を配合し、振動ボールミル中で2叫間湿式
粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空中1200℃で焼結し
た。
実施例14B含有合金粉C:40.7%,フェロチタン
粉:9.5%,MO粉:46.6%,Ni粉:1.1%
,カーボニルFe粉:1.8%,C粉:0.3%を配合
し、振動ボールミル中で28時間湿式粉砕し、乾燥造粒
後成形し、真空中1300℃で焼結した。
粉:9.5%,MO粉:46.6%,Ni粉:1.1%
,カーボニルFe粉:1.8%,C粉:0.3%を配合
し、振動ボールミル中で28時間湿式粉砕し、乾燥造粒
後成形し、真空中1300℃で焼結した。
実施例15
B含有合金粉C:42.0%,フェロバナジウム粉:7
.3%,MO粉:50.4%,C粉:0.3%を配合し
、振動ボールミル中で2濁間湿式粉砕し、乾燥造粒後成
形し、真空中1275℃で焼結した。
.3%,MO粉:50.4%,C粉:0.3%を配合し
、振動ボールミル中で2濁間湿式粉砕し、乾燥造粒後成
形し、真空中1275℃で焼結した。
実施例16B含有合金粉C:25.0%,MO粉:28
.5%,Ni粉:1.1%,C9粉:19.0%,MO
B粉:25.3%,カーボニルFe粉:0.8%,C粉
:0.3%を配合し、振動ボールミル中で2濁間湿式粉
砕し、乾燥造粒後成形し、真空中1225℃で焼結した
。
.5%,Ni粉:1.1%,C9粉:19.0%,MO
B粉:25.3%,カーボニルFe粉:0.8%,C粉
:0.3%を配合し、振動ボールミル中で2濁間湿式粉
砕し、乾燥造粒後成形し、真空中1225℃で焼結した
。
実施例17
B含有合金粉C:25.0%,MO粉:28.5%,C
r粉:0.9%,Ni粉:1.0%,Cu粉:19.0
%,MOB粉:25.3%,C粉:0.3%,を配合し
、振動ボールミル中で2S!間湿式粉砕し、乾燥造粒後
成形し、真空中1200℃で焼結した。
r粉:0.9%,Ni粉:1.0%,Cu粉:19.0
%,MOB粉:25.3%,C粉:0.3%,を配合し
、振動ボールミル中で2S!間湿式粉砕し、乾燥造粒後
成形し、真空中1200℃で焼結した。
比較例1
フエロボン粉A:35.0%,MO粉:30.0%,C
r粉:3.0%,Ni粉:3.0%,カーボニルFe粉
:28.7%,C粉:0.3%を配合し、振動ボールミ
ル中で280V間湿式粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空
中1200℃で焼結した。
r粉:3.0%,Ni粉:3.0%,カーボニルFe粉
:28.7%,C粉:0.3%を配合し、振動ボールミ
ル中で280V間湿式粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空
中1200℃で焼結した。
比較例2
B含有合金粉B:42.0%,MO粉:54.7%,N
i粉:3.0%,C粉:0.3%を配合し、振動ボール
ミル中て2濁間湿式粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空中
1275℃で焼結した。
i粉:3.0%,C粉:0.3%を配合し、振動ボール
ミル中て2濁間湿式粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空中
1275℃で焼結した。
比較例3
B含有合金粉D:43.0%,B含有合金粉E:16.
0%,MO粉:25.0%,Cr粉:14.6%,Ni
粉1.0%,C粉:0.4%を配合し、振動ボールミル
中で2満間湿式粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空中12
25℃で焼結した。
0%,MO粉:25.0%,Cr粉:14.6%,Ni
粉1.0%,C粉:0.4%を配合し、振動ボールミル
中で2満間湿式粉砕し、乾燥造粒後成形し、真空中12
25℃で焼結した。
) 以上の実施例1〜17、および比較例1〜3に基づ
いて作成した本焼結合金の化学分析値、(MOおよび/
またはW)/Bの原子比、硬質相の量、硬度および抗折
力を第4表に示す。
いて作成した本焼結合金の化学分析値、(MOおよび/
またはW)/Bの原子比、硬質相の量、硬度および抗折
力を第4表に示す。
実施例1〜5は特許請求の範囲1に対応するもので、B
含有量と硬質相の量,硬度,抗折力について示した。
含有量と硬質相の量,硬度,抗折力について示した。
実施例6〜10は特許請求の範囲1に対応するもので、
(MOおよび/またはW)/Bの原子比と硬質相の量,
硬度,抗折力について示した。
(MOおよび/またはW)/Bの原子比と硬質相の量,
硬度,抗折力について示した。
実施例11〜13は、特許請求の範囲1に対応するもの
で、特にCr,Niを比較的多く含有した場合の硬質相
の量,硬度,抗折力について示した。
で、特にCr,Niを比較的多く含有した場合の硬質相
の量,硬度,抗折力について示した。
実施例14〜17は特許請求の範囲3に対応するもので
、■a族のTi,■a族のVならびにCO,お*ゝよび
Cuを各々含有した場合の硬質相の量,硬度,抗折力に
ついて示した。なお、実施例13は非磁性を目的とした
焼結合金の例として示した。
、■a族のTi,■a族のVならびにCO,お*ゝよび
Cuを各々含有した場合の硬質相の量,硬度,抗折力に
ついて示した。なお、実施例13は非磁性を目的とした
焼結合金の例として示した。
比較例1および3は(MOおよび/またはW)/Bの原
子比の小さい場合について示した。
子比の小さい場合について示した。
比較例2は(MOおよび/またはW)/Bの原子比の大
きい場合について示した。本発明はこれら比較例と比べ
ると、明らかに優れた抗折力を示していることがわかる
。
きい場合について示した。本発明はこれら比較例と比べ
ると、明らかに優れた抗折力を示していることがわかる
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Feを含む複硼化物よりなる硬質相を40〜95重
量%(以下%は重量%)と、該硬質相を結合する結合相
よりなる硬質焼結合金であり、該複硼化物はMxNyB
型(以下、M、Nは金属、X、YはM、Nが化合物を形
成するのに必要な化学量論的な数値を表わす)よりなり
、MはMoおよび/またはWであり、NはFe、および
Cr、Niから選ばれた1種以上の元素よりなり、かつ
硬質相に占めるFeの割合は全硬質相の10〜22%で
あり、結合相はFe、およびCr、Ni、Si、Cから
選ばれた1種以上の元素とよりなり、これらの選ばれた
1種以上の元素の含有量は該硬質焼結合金に対して、C
r0.5〜35%Ni0.5〜35% Si0.03〜4.75% C0.05〜0.95% の範囲であり、その他該硬質焼結合金は不純物元素とし
てのAlが2.85%以下、Oが2.3%以下であり、
かつB3〜8%と残部Feおよび不可避的不純物よりな
る硬質焼結合金であつて、Mo/および/またはW含有
量が(Moおよび/またはW)/Bの原子比で0.75
〜1.25を満足する範囲にあることを特徴とする硬質
焼結合金。 2 Moおよび/またはW含有量が(Moおよび/また
はW)/Bの原子比で0.90〜1.20を満足する範
囲内にある特許請求の範囲第1項記載の硬質焼結合金。 3 Feを含す複硼化物よりなる硬質相を40〜95%
と該硬質相を結合する結合相よりなる硬質焼結合金であ
り、該複硼化物はMxNyB型よりなり、MはMoおよ
び/またはWとTi、V、Nb、Ta、Hf、Zrから
選ばれた1種以上の元素とよりなり、NはFe、および
Cr、Ni、Coから選ばれた1種以上の元素とよりな
り、かつ硬質相に占めるFeの割合は全硬質相の10〜
22%であり、結合相はFe、およびCr、Ni、Si
、C、Co、Cu、Ti、V、Nb、Ta、Hf、Zr
から選ばれた1種以上の元素とよりなり、これらの選ば
れた1種以上の元素の含有量は該硬質焼結合金に対して
Cr0.5〜35%Ni0.5〜35% Si0.03〜4.75% C0.05〜0.95% Co0.5〜35% Cu0.1〜35% Ti、V、Nb、Ta、Hf、Zrの合計が0.5〜1
5%の範囲であり、その他該硬質焼結合金は不純物元素
としてのAlが2.85%以下、Oが2.3%以下であ
り、かつB3〜8%と残部Feおよび不可避的不純物よ
りなる硬質焼結合金であつてMoおよび/またはW含有
量が(Moおよび/またはW)/Bの原子比で0.75
〜1.25を満足する範囲にあることを特徴とする硬質
焼結合金。 4 Moおよび/またはW含有量が(Moおよび/また
はW)/Bの原子比で0.90〜1.20を満足する範
囲内にある特許請求の範囲第3項記載の硬質焼結合金。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16573881A JPS6057499B2 (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | 硬質焼結合金 |
FR8217394A FR2514788B1 (fr) | 1981-10-19 | 1982-10-18 | Alliage dur fritte |
DE19823238555 DE3238555A1 (de) | 1981-10-19 | 1982-10-18 | Sinterhartlegierung |
SE8205907A SE459504B (sv) | 1981-10-19 | 1982-10-18 | Sintrad boridbaserad haardlegering |
GB08229892A GB2109409B (en) | 1981-10-19 | 1982-10-19 | Sintered hard alloy |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16573881A JPS6057499B2 (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | 硬質焼結合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5867842A JPS5867842A (ja) | 1983-04-22 |
JPS6057499B2 true JPS6057499B2 (ja) | 1985-12-16 |
Family
ID=15818133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16573881A Expired JPS6057499B2 (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | 硬質焼結合金 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
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DE (1) | DE3238555A1 (ja) |
FR (1) | FR2514788B1 (ja) |
GB (1) | GB2109409B (ja) |
SE (1) | SE459504B (ja) |
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GB2143847B (en) * | 1983-07-26 | 1986-09-24 | Us Energy | Hard material |
US4673550A (en) * | 1984-10-23 | 1987-06-16 | Serge Dallaire | TiB2 -based materials and process of producing the same |
JP2874159B2 (ja) * | 1986-04-14 | 1999-03-24 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関用ロツカアーム |
JPS63162801A (ja) * | 1986-12-26 | 1988-07-06 | Toyo Kohan Co Ltd | 樹脂加工機械用スクリユ−の製造法 |
DE3844941C2 (de) * | 1987-09-30 | 1996-07-18 | Kobe Steel Ltd | Pulvergesinterte Hartlegierung |
DE3833121C2 (de) * | 1987-09-30 | 1996-07-25 | Kobe Steel Ltd | Korrosions- und verschleißbeständige Sinterlegierung und deren Verwendung |
JPH0211738A (ja) * | 1988-06-28 | 1990-01-16 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミック−金属摺動構造 |
JP2668955B2 (ja) * | 1988-07-08 | 1997-10-27 | 旭硝子株式会社 | 複硼化物基焼結体及びその製造方法 |
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JP2660455B2 (ja) * | 1991-02-08 | 1997-10-08 | 東洋鋼鈑株式会社 | 耐熱硬質焼結合金 |
FR2678286B1 (fr) * | 1991-06-28 | 1994-06-17 | Sandvik Hard Materials Sa | Cermets a base de borures des metaux de transition, leur fabrication et leurs applications. |
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US7175687B2 (en) | 2003-05-20 | 2007-02-13 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Advanced erosion-corrosion resistant boride cermets |
US7731776B2 (en) | 2005-12-02 | 2010-06-08 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Bimodal and multimodal dense boride cermets with superior erosion performance |
CA2705769A1 (en) | 2007-11-20 | 2009-05-28 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Bimodal and multimodal dense boride cermets with low melting point binder |
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CN104004953B (zh) * | 2014-06-08 | 2016-03-16 | 湖南人文科技学院 | 一种双硬质相复合强化的硼化物基金属陶瓷及其制备方法 |
CN106222512A (zh) * | 2016-08-26 | 2016-12-14 | 郴州市泰益表面涂层技术有限公司 | 一种多元硼化物基超硬双金属螺杆及其制备方法 |
HUE049251T2 (hu) | 2017-05-11 | 2020-09-28 | Hyperion Materials & Tech Sweden Ab | Vas-volfrám bór-karbid test nukleáris védelmi alkalmazásokhoz |
CN113755711B (zh) * | 2021-08-18 | 2022-05-20 | 西安理工大学 | 一种W-Fe-B硬质合金的制备方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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FR2302347A1 (fr) * | 1975-02-27 | 1976-09-24 | Toyo Kohan Co Ltd | Alliage dur fritte contenant du borure de fer et son procede de preparation |
US3999952A (en) * | 1975-02-28 | 1976-12-28 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Sintered hard alloy of multiple boride containing iron |
DE2508851A1 (de) * | 1975-02-28 | 1976-09-09 | Toyo Kohan Co Ltd | Sinterhartmetallegierung aus eisenhaltigem borid und verfahren zu ihrer herstellung |
DE2829702C3 (de) * | 1978-07-06 | 1982-02-18 | Metallgesellschaft Ag, 6000 Frankfurt | Nickel-Basis-Legierung |
US4235630A (en) * | 1978-09-05 | 1980-11-25 | Caterpillar Tractor Co. | Wear-resistant molybdenum-iron boride alloy and method of making same |
DE2846889C2 (de) * | 1978-10-27 | 1985-07-18 | Toyo Kohan Co., Ltd., Tokio/Tokyo | Legierungspulver, Verfahren zu seiner Herstellung und seine Verwendung zur Herstellung von gesinterten Formteilen |
US4365994A (en) * | 1979-03-23 | 1982-12-28 | Allied Corporation | Complex boride particle containing alloys |
-
1981
- 1981-10-19 JP JP16573881A patent/JPS6057499B2/ja not_active Expired
-
1982
- 1982-10-18 DE DE19823238555 patent/DE3238555A1/de active Granted
- 1982-10-18 FR FR8217394A patent/FR2514788B1/fr not_active Expired
- 1982-10-18 SE SE8205907A patent/SE459504B/sv not_active IP Right Cessation
- 1982-10-19 GB GB08229892A patent/GB2109409B/en not_active Expired
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---|---|
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DE3238555A1 (de) | 1983-05-11 |
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FR2514788B1 (fr) | 1987-06-26 |
GB2109409B (en) | 1985-02-13 |
SE8205907L (sv) | 1983-04-20 |
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