JPS6050177B2 - 液晶化合物 - Google Patents
液晶化合物Info
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- JPS6050177B2 JPS6050177B2 JP9104277A JP9104277A JPS6050177B2 JP S6050177 B2 JPS6050177 B2 JP S6050177B2 JP 9104277 A JP9104277 A JP 9104277A JP 9104277 A JP9104277 A JP 9104277A JP S6050177 B2 JPS6050177 B2 JP S6050177B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規なエステル系液晶化合物及びその混合物に
関するものである。
関するものである。
周知のように液晶表示素子を一般的用途に使用するため
には、それに使用する液晶材料はなるべく広い温度範囲
にわたつて液状状態を保持し、かつ安定なものであるこ
とが要求される。
には、それに使用する液晶材料はなるべく広い温度範囲
にわたつて液状状態を保持し、かつ安定なものであるこ
とが要求される。
これ等の要求を満たすのは単一化合物では難しく数種の
液晶化合物を混合物を利用するのが現在のところ一般的
である。本発明はこの様は目的に使用することの出来る
新規な液晶化合物で、室温付近に於てネマチツク状態を
呈し、各種液晶素子方式に使用するネマチツク液晶体の
成分として非常に有用なものである。ドイツチヤー等は
東独特許WP105701に於て何種類かのトランスー
4−n−ペンチルシクロヘキサンカルボン酸のp−アル
キルフェニルエステルについて記している。即ち、上記
の化合物に於てp−アルキル基がエチル基のもの(p−
エチルフェニルエステル)のネマチツク液晶温度範囲は
29〜42’C、p−アルキル基がn−プロピル基のも
ののネマチツク液晶温度範囲は43〜440C、p−ア
ルキル基がn−ペンチル基のものでは36〜480Cの
ネマチツク液晶温度範囲であることが記載されている。
これらの化合物は化学的に安定ですぐれているが実用的
に使用するには、より低融点であり、かつより高い透明
点(N−I点)を持つものが望まれる。この様な観点か
ら、本発明者らはp−アルキル基が更に長いトランスー
4−n−ベンチルシクロヘキサンカルボン酸のp−nへ
ブチルフェニルエステルを合成したが、このものの結晶
は37℃で融解してスメチツク液晶となり47℃でスメ
チツクからネマチツク状態に変り、51℃で透明液体と
なり、ネマチツク液晶としては、かえつて好ましくない
傾向であることがわかつた。このことはこの系統の液晶
ではフェニル基のp−アルキル基を長くすることによつ
てスメチツク状態をとる傾向が強くなることを示唆して
いる。そこで本発明者らはフェニル基につくアルキル基
の鎖の長さが短かく、かつより広いネマチツク温度範囲
をもォ*つ同系の化合物を探索した結果、シクロヘキサ
ン環につくアルキル基の長さを短かくした場合により好
ましい化合物が得られることを見出し本発明に到達した
。即ち、本発明は次の一般式(1)で表わされるトラン
スー4−ブチルシクロヘキサンカルボン酸のp−n−ア
ルキルフェニルエステル及びそれを含む混合物である。
液晶化合物を混合物を利用するのが現在のところ一般的
である。本発明はこの様は目的に使用することの出来る
新規な液晶化合物で、室温付近に於てネマチツク状態を
呈し、各種液晶素子方式に使用するネマチツク液晶体の
成分として非常に有用なものである。ドイツチヤー等は
東独特許WP105701に於て何種類かのトランスー
4−n−ペンチルシクロヘキサンカルボン酸のp−アル
キルフェニルエステルについて記している。即ち、上記
の化合物に於てp−アルキル基がエチル基のもの(p−
エチルフェニルエステル)のネマチツク液晶温度範囲は
29〜42’C、p−アルキル基がn−プロピル基のも
ののネマチツク液晶温度範囲は43〜440C、p−ア
ルキル基がn−ペンチル基のものでは36〜480Cの
ネマチツク液晶温度範囲であることが記載されている。
これらの化合物は化学的に安定ですぐれているが実用的
に使用するには、より低融点であり、かつより高い透明
点(N−I点)を持つものが望まれる。この様な観点か
ら、本発明者らはp−アルキル基が更に長いトランスー
4−n−ベンチルシクロヘキサンカルボン酸のp−nへ
ブチルフェニルエステルを合成したが、このものの結晶
は37℃で融解してスメチツク液晶となり47℃でスメ
チツクからネマチツク状態に変り、51℃で透明液体と
なり、ネマチツク液晶としては、かえつて好ましくない
傾向であることがわかつた。このことはこの系統の液晶
ではフェニル基のp−アルキル基を長くすることによつ
てスメチツク状態をとる傾向が強くなることを示唆して
いる。そこで本発明者らはフェニル基につくアルキル基
の鎖の長さが短かく、かつより広いネマチツク温度範囲
をもォ*つ同系の化合物を探索した結果、シクロヘキサ
ン環につくアルキル基の長さを短かくした場合により好
ましい化合物が得られることを見出し本発明に到達した
。即ち、本発明は次の一般式(1)で表わされるトラン
スー4−ブチルシクロヘキサンカルボン酸のp−n−ア
ルキルフェニルエステル及びそれを含む混合物である。
(但し上式に於てmは4〜7の整数を示す)この化合物
は後に実施例に示す様な方法で製造されるがその様にし
て得られた(1)式でm=4,5,6,7,8の化合物
のネマチツク範囲を第1表に示す。
は後に実施例に示す様な方法で製造されるがその様にし
て得られた(1)式でm=4,5,6,7,8の化合物
のネマチツク範囲を第1表に示す。
上記中m=8の化合物はネマチツク状態をとることなく
スメチツク状態のみをとリネマチツク液晶として使用す
ることできない。
スメチツク状態のみをとリネマチツク液晶として使用す
ることできない。
それ以外のm=4,5,6,7の化合物はいずれもトラ
ンスー4一n−ペンチルシクロヘキサカルボン酸のp−
アルキルシアノフェニルエステル(但しアルキル基はエ
チル、プロピル、ペンチル)に比較して融点が低いとい
う好ましい特徴がある。次に本化合物の2〜4成分を混
合した液晶材料の例を第2表に示す。
ンスー4一n−ペンチルシクロヘキサカルボン酸のp−
アルキルシアノフェニルエステル(但しアルキル基はエ
チル、プロピル、ペンチル)に比較して融点が低いとい
う好ましい特徴がある。次に本化合物の2〜4成分を混
合した液晶材料の例を第2表に示す。
これは1つの化合物を単独で取扱うよりもこの様に2〜
4成分の混合液晶材料としておいた方が、更に他のネマ
チツク液晶と混合し使用する場合に便利だからである。
C−N点は過冷却状態をとる傾向が強いため正確な測定
が困難であつたが、いずれの混合物も単一の化合物のC
−N点よりも低くなつていることは確かである。
4成分の混合液晶材料としておいた方が、更に他のネマ
チツク液晶と混合し使用する場合に便利だからである。
C−N点は過冷却状態をとる傾向が強いため正確な測定
が困難であつたが、いずれの混合物も単一の化合物のC
−N点よりも低くなつていることは確かである。
又ネマチツク温度の上限であるN一I点はこれではまだ
低いので他のN−1点の高いネマチツク液晶との混合に
よつて改良することが出来る。例えば先のトランスー4
−n−ペンチルシクロヘキサンカルボン酸p−n−ペン
チルフェニルエステル(C−N点36−C,N−1点4
8他、トランスー4−n−ペンチルシクロヘキサンカル
ボン酸p−エトキシフェニルエステル(C一N点35.
1−C,N−1点75.1テC),トランスー4一n−
ペンチルシクロヘキサンカルボン酸p−エトキシフェニ
ルエステル(C−N点56℃,N−1点85.5℃)等
がこの様な目的で混合するのに好ましい化合物である。
この様にして得られた液晶混合物は誘電異方性が負であ
りMBBM(メトキシベンジリデンブチルアニリン)で
代表されるシッフ系の化合物と異なつて化学的に極めて
安定で、かつ無色であり、又粘度が低いので表示の応答
速度がより早くなり利点がある。
低いので他のN−1点の高いネマチツク液晶との混合に
よつて改良することが出来る。例えば先のトランスー4
−n−ペンチルシクロヘキサンカルボン酸p−n−ペン
チルフェニルエステル(C−N点36−C,N−1点4
8他、トランスー4−n−ペンチルシクロヘキサンカル
ボン酸p−エトキシフェニルエステル(C一N点35.
1−C,N−1点75.1テC),トランスー4一n−
ペンチルシクロヘキサンカルボン酸p−エトキシフェニ
ルエステル(C−N点56℃,N−1点85.5℃)等
がこの様な目的で混合するのに好ましい化合物である。
この様にして得られた液晶混合物は誘電異方性が負であ
りMBBM(メトキシベンジリデンブチルアニリン)で
代表されるシッフ系の化合物と異なつて化学的に極めて
安定で、かつ無色であり、又粘度が低いので表示の応答
速度がより早くなり利点がある。
次にこれ等の液晶混合物の用途についてその代表的なも
のを示すと、1いわゆるDAP(DefOrmatjO
nOfAllgnedPhase)方式による電気光学
素子に用いる液晶材料のベースとしての利用上記の液晶
混合物に誘電率異方性の値が大きな負の値である液晶例
えば4−(2−メチルブチル)ビフェニルー4″一カル
ボン酸の4−n−ヘプチルー2−シアノフェニルエステ
ルを添加,することによりDMP表示が出来る。
のを示すと、1いわゆるDAP(DefOrmatjO
nOfAllgnedPhase)方式による電気光学
素子に用いる液晶材料のベースとしての利用上記の液晶
混合物に誘電率異方性の値が大きな負の値である液晶例
えば4−(2−メチルブチル)ビフェニルー4″一カル
ボン酸の4−n−ヘプチルー2−シアノフェニルエステ
ルを添加,することによりDMP表示が出来る。
(実施例5)。2記憶型表示用液晶ベースとしての利用
前記の液晶混合物にコレステロール誘導体例えばコレス
テリールオレイルカーボネートを添加することによつて
フォーカルコニック(FOcal−COnic)な白独
状態とプレナー(Planar)な透明状態を利用する
記憶型表示のための液晶材料が得られる。
テリールオレイルカーボネートを添加することによつて
フォーカルコニック(FOcal−COnic)な白独
状態とプレナー(Planar)な透明状態を利用する
記憶型表示のための液晶材料が得られる。
3捩れネマチツク型表示用液晶としての利用前記の液晶
混合物と正の誘電異方性を有する液晶と混合することに
よつて捩れネマチツク型表示(TND)用の液晶の作動
特性を改良することが出来る。
混合物と正の誘電異方性を有する液晶と混合することに
よつて捩れネマチツク型表示(TND)用の液晶の作動
特性を改良することが出来る。
後記実施例7はTND用液晶の駆動電圧を調節するため
に使用した例である。以下に本発明の化合物の型造方法
及びその利用方法について実施例により更に詳細に説明
する。実施例1〔(1)式に於てm=4の化合物の製造
〕p−n−ブチル安息香酸900y,酢酸700mL,
酸化白金触媒129を10eのステンレス製オートクレ
ーブに入れ水素圧20〜5幌圧の下で60℃に加熱攪拌
し、ほぼ理論量の水素が吸収され終るまで反応させる。
に使用した例である。以下に本発明の化合物の型造方法
及びその利用方法について実施例により更に詳細に説明
する。実施例1〔(1)式に於てm=4の化合物の製造
〕p−n−ブチル安息香酸900y,酢酸700mL,
酸化白金触媒129を10eのステンレス製オートクレ
ーブに入れ水素圧20〜5幌圧の下で60℃に加熱攪拌
し、ほぼ理論量の水素が吸収され終るまで反応させる。
脱気後、オートクレーブを開き触媒を除去し、酢酸を溜
去すると残留物約920yが得られる。このものは主と
してシスー4−n−ブチルシクロヘキサンカルボン酸よ
りなる。このものを7eのN−メチルー2−ピロリドン
、ナトリウムメトキシド450qとともに200℃で1
叫間加熱攪拌後冷却し、水15eを加え塩酸で酸性とし
た後3′のヘキサンで抽出する。ヘキサン溶液を水洗し
たのちヘキサンを溜去し、目的物を減圧蒸留する。沸点
136〜138しC(1.5wrftHg)で収量90
0gであつた。このものは少量のシス体を含むトランス
ーn−4−シクロヘキサンカルボン酸である。次いでこ
の100yに塩化チオニル90f!を加え1時間ウォー
タバス上で加熱したのち過剰の塩化チオニル溜去する。
残溜物はトランスー4−n−ブチルシクロヘキサンカル
ボン酸酸塩化物である。この酸塩化物をp−n−ブチル
フェノール81yをピリジン150mtにとかした溶液
に加え50℃で1時間反応させた後氷冷下に塩酸を加え
て酸性としてからトルエンで抽出し、その抽出液を水洗
、稀苛性ソーダ溶液による洗浄、再水洗を経てからトル
エンを溜去し、エタノールより再結晶して76Vの無色
結晶、即ちトランスー4−n−ブチルシクロヘキサンカ
ルボン酸のp−n−ブチルフェニルエステルを得る。
去すると残留物約920yが得られる。このものは主と
してシスー4−n−ブチルシクロヘキサンカルボン酸よ
りなる。このものを7eのN−メチルー2−ピロリドン
、ナトリウムメトキシド450qとともに200℃で1
叫間加熱攪拌後冷却し、水15eを加え塩酸で酸性とし
た後3′のヘキサンで抽出する。ヘキサン溶液を水洗し
たのちヘキサンを溜去し、目的物を減圧蒸留する。沸点
136〜138しC(1.5wrftHg)で収量90
0gであつた。このものは少量のシス体を含むトランス
ーn−4−シクロヘキサンカルボン酸である。次いでこ
の100yに塩化チオニル90f!を加え1時間ウォー
タバス上で加熱したのち過剰の塩化チオニル溜去する。
残溜物はトランスー4−n−ブチルシクロヘキサンカル
ボン酸酸塩化物である。この酸塩化物をp−n−ブチル
フェノール81yをピリジン150mtにとかした溶液
に加え50℃で1時間反応させた後氷冷下に塩酸を加え
て酸性としてからトルエンで抽出し、その抽出液を水洗
、稀苛性ソーダ溶液による洗浄、再水洗を経てからトル
エンを溜去し、エタノールより再結晶して76Vの無色
結晶、即ちトランスー4−n−ブチルシクロヘキサンカ
ルボン酸のp−n−ブチルフェニルエステルを得る。
この結晶は24.5゜Cで一旦融解したのち融点25.
2℃の新しい結晶を生じる。
2℃の新しい結晶を生じる。
又このものはモノトロピツク液晶でN−1点は20′C
である。元素分析値は次の通り理論値とよく一致し、目
的物であることが確められた。 分析値 理論値
(C2lH32O2として)C79.5%
79.69%HlO.2O%
10.19%実施例2〜4,参考例1実施例1で
得られたトランスー4−n−ブチルシクロヘキサンカル
ボン酸と夫々相当するアルキル基を有するp−アルキル
フェノールを使用して(1)式m=5,6,7,8の化
合物を実施例1と同様の方法で製造した。
である。元素分析値は次の通り理論値とよく一致し、目
的物であることが確められた。 分析値 理論値
(C2lH32O2として)C79.5%
79.69%HlO.2O%
10.19%実施例2〜4,参考例1実施例1で
得られたトランスー4−n−ブチルシクロヘキサンカル
ボン酸と夫々相当するアルキル基を有するp−アルキル
フェノールを使用して(1)式m=5,6,7,8の化
合物を実施例1と同様の方法で製造した。
すべて無色結晶でありその各々の元素分析、赤外線吸収
スペクトル、ノNMRスペクトルは構造式として矛循し
ていない。又これ等の化合物の液晶温度範囲は先の第1
表に示す通りである。実施例5 トランスー4−n−ブチルシクロヘキサンカル7ホン酸
p−n−ブチルフェニルエステル((1)式でm=4の
もの) (至)部トランスー4−n−ブチ
ルシクロヘキサンカルボン酸p−n−ペンチルフェニル
エステル((1)式でm=5のもの) (
イ)部クトランスー4−n−ブチルシクロヘキサンカル
ボン酸p−エトキシフェニルエステル (イ)部
トランスー4−n−ペンチルシクロヘキサンカルボン酸
p−エトキシフェニルエステル 2(2)4−(2−
メチルブチル)ビフェニルー4″一カルホン酸4−n−
ヘプチルー2−シアノフェニルエステル(製法は参考例
2に示す) 11部よりなる混合液晶を調製し、
この混合液晶を垂直配向表面処理した2枚のネサガラス
を組も合ぜて作つたセルに封入すると、液晶は均一に垂
直配向し、平行ニコル配置した2枚の直線偏光子の間に
挟んで観祭すると光を透過する。
スペクトル、ノNMRスペクトルは構造式として矛循し
ていない。又これ等の化合物の液晶温度範囲は先の第1
表に示す通りである。実施例5 トランスー4−n−ブチルシクロヘキサンカル7ホン酸
p−n−ブチルフェニルエステル((1)式でm=4の
もの) (至)部トランスー4−n−ブチ
ルシクロヘキサンカルボン酸p−n−ペンチルフェニル
エステル((1)式でm=5のもの) (
イ)部クトランスー4−n−ブチルシクロヘキサンカル
ボン酸p−エトキシフェニルエステル (イ)部
トランスー4−n−ペンチルシクロヘキサンカルボン酸
p−エトキシフェニルエステル 2(2)4−(2−
メチルブチル)ビフェニルー4″一カルホン酸4−n−
ヘプチルー2−シアノフェニルエステル(製法は参考例
2に示す) 11部よりなる混合液晶を調製し、
この混合液晶を垂直配向表面処理した2枚のネサガラス
を組も合ぜて作つたセルに封入すると、液晶は均一に垂
直配向し、平行ニコル配置した2枚の直線偏光子の間に
挟んで観祭すると光を透過する。
ネサ膜に電圧を印加して観察するといわゆるDAP効果
により光が遮蔽される。この際応答の閾電圧は2.7V
,飽和電圧は3■であつた。参考例2〔4−(2−メチ
ルブチルビフェニルー4″一カルボン酸4−n−ヘプチ
ルー2−シアノフェニルエステルの合成〕4−(2−メ
チルブチル)ビフェニルー4′一カルボン酸は本出願人
の出願にかかわる特願昭50−44496号(特開昭5
1−122045号)に記載した合成法に準じた方法に
より合成した。
により光が遮蔽される。この際応答の閾電圧は2.7V
,飽和電圧は3■であつた。参考例2〔4−(2−メチ
ルブチルビフェニルー4″一カルボン酸4−n−ヘプチ
ルー2−シアノフェニルエステルの合成〕4−(2−メ
チルブチル)ビフェニルー4′一カルボン酸は本出願人
の出願にかかわる特願昭50−44496号(特開昭5
1−122045号)に記載した合成法に準じた方法に
より合成した。
このものは融点22rC,透明点245℃である。一方
、4−n−ヘプチルー2−シアノフェノールは4−n−
ヘプチルー2−ブロムフェノールとシアン化第1銅をN
−メチルー2−ピロリドン中で200℃で4時間反応さ
せることにより合成し。これは融点87℃の淡黄色の結
晶である。4−(2−メチルブチル)−ビフェニルカル
ボン酸に塩化チオニルの過剰を加え、1時間還流加熱し
て酸クロライドに変え、過剰の塩化チオニルを溜去して
からピリジン過剰の存在下で当モルの4−ヘプチルー2
−シアノフェノールと反応させた。
、4−n−ヘプチルー2−シアノフェノールは4−n−
ヘプチルー2−ブロムフェノールとシアン化第1銅をN
−メチルー2−ピロリドン中で200℃で4時間反応さ
せることにより合成し。これは融点87℃の淡黄色の結
晶である。4−(2−メチルブチル)−ビフェニルカル
ボン酸に塩化チオニルの過剰を加え、1時間還流加熱し
て酸クロライドに変え、過剰の塩化チオニルを溜去して
からピリジン過剰の存在下で当モルの4−ヘプチルー2
−シアノフェノールと反応させた。
生成物をエタノールより再結晶することにより4−(2
−メチルブチル)−ビフェニルー4′−.カルボン酸4
−ヘプチルシアノフェニルエステルが無色の結晶として
得られた。融点(C−N点)44℃,透明点68゜Cで
あつた。又元素分析値は次の通りで理論値とよく一致し
ている。 分析値 理論値(C32H37O2とし
て)C82.O% 82.18%H
8.O% 7.98%これを実
施例5の液晶組成物の一成分として使用した。
−メチルブチル)−ビフェニルー4′−.カルボン酸4
−ヘプチルシアノフェニルエステルが無色の結晶として
得られた。融点(C−N点)44℃,透明点68゜Cで
あつた。又元素分析値は次の通りで理論値とよく一致し
ている。 分析値 理論値(C32H37O2とし
て)C82.O% 82.18%H
8.O% 7.98%これを実
施例5の液晶組成物の一成分として使用した。
実施例7
p−n−ペンチルーp″−シアノビフェニル45%p−
n−ヘプチルーp′−シアノビフェニル
3.0%p−n−オクチルオキシ
ーp″−シアノビフェニル
15%p−n−ペンチルーp″−シア
ノターフエニル
10%なる組成の液晶混合物は−10℃〜60℃のネ
マチツク温度範囲を有し、TND(捩れネマチツク表示
)方式による電気光学効果の閾電圧は1.4V,飽和電
圧は2.1Vであ(25℃)。
n−ヘプチルーp′−シアノビフェニル
3.0%p−n−オクチルオキシ
ーp″−シアノビフェニル
15%p−n−ペンチルーp″−シア
ノターフエニル
10%なる組成の液晶混合物は−10℃〜60℃のネ
マチツク温度範囲を有し、TND(捩れネマチツク表示
)方式による電気光学効果の閾電圧は1.4V,飽和電
圧は2.1Vであ(25℃)。
この液晶組成物70部にトランスー4−シクロヘキサン
カルボン酸p−エトキシフェニルエステル加部、トラン
スーnフーブチルシクロヘキサンカルボン酸p−n−ヘ
プチルフェニルエステルw部を加えて混合して得られる
液晶組成物は−20℃〜62′Cのネマチツク温度範囲
を有し、TND方式の効果の閾電圧は1.8■,飽和電
圧は2.5Vであり、又もとの組成物に比ら・ぺてダイ
ナミック駆動の特性がすぐれたものになる。実施例8 トランスー4−n−ブチルシクロヘキサンカルボン酸p
−n−ブチルフェニルエステル ((1)式でm=4
の化合物) 2娼トランスー4−n−ブチルシクロ
ヘキサンカルボン酸p−n−ペンチルフェニルエステル
((1)式でm=5の化合物) 2娼トランス
ー4−n−ブチルシクロヘキサンカルボン酸p−n−ヘ
キシルフェニルエステル ((1)式でm=6の化合
物) 2娼トランスー4−n−ブチルシクロヘキサ
ンカルボン酸p−エトキシフェニルエステル 2娼4
−(2−メチブチル)ビフェニルー4″一カルボン酸4
−n−ペンチルフェニルエステルw部4−(β−n−プ
ロピルオキシ)エトキシ安息香酸4′−シアノフェニル
エステル1CyIffI)を混合して得られる液晶組成
物は正の誘電率異方性を有する液晶であり、そのネマチ
ツク液晶温度範囲は2〜56でCである。
カルボン酸p−エトキシフェニルエステル加部、トラン
スーnフーブチルシクロヘキサンカルボン酸p−n−ヘ
プチルフェニルエステルw部を加えて混合して得られる
液晶組成物は−20℃〜62′Cのネマチツク温度範囲
を有し、TND方式の効果の閾電圧は1.8■,飽和電
圧は2.5Vであり、又もとの組成物に比ら・ぺてダイ
ナミック駆動の特性がすぐれたものになる。実施例8 トランスー4−n−ブチルシクロヘキサンカルボン酸p
−n−ブチルフェニルエステル ((1)式でm=4
の化合物) 2娼トランスー4−n−ブチルシクロ
ヘキサンカルボン酸p−n−ペンチルフェニルエステル
((1)式でm=5の化合物) 2娼トランス
ー4−n−ブチルシクロヘキサンカルボン酸p−n−ヘ
キシルフェニルエステル ((1)式でm=6の化合
物) 2娼トランスー4−n−ブチルシクロヘキサ
ンカルボン酸p−エトキシフェニルエステル 2娼4
−(2−メチブチル)ビフェニルー4″一カルボン酸4
−n−ペンチルフェニルエステルw部4−(β−n−プ
ロピルオキシ)エトキシ安息香酸4′−シアノフェニル
エステル1CyIffI)を混合して得られる液晶組成
物は正の誘電率異方性を有する液晶であり、そのネマチ
ツク液晶温度範囲は2〜56でCである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )(上式に於
てmは4〜7の整数を示す)で表わされるトランス−4
−n−ブチルシクロヘキサンカルボン酸のp−アルキル
フェニルエステル。 2 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II)(上式に於て
mは4〜7の整数を示す)で表わされる化合物の少くと
も1種を含むことを特徴とするネマチツク液晶材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9104277A JPS6050177B2 (ja) | 1977-07-29 | 1977-07-29 | 液晶化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9104277A JPS6050177B2 (ja) | 1977-07-29 | 1977-07-29 | 液晶化合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5427546A JPS5427546A (en) | 1979-03-01 |
JPS6050177B2 true JPS6050177B2 (ja) | 1985-11-07 |
Family
ID=14015438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9104277A Expired JPS6050177B2 (ja) | 1977-07-29 | 1977-07-29 | 液晶化合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6050177B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6069188A (ja) * | 1984-08-03 | 1985-04-19 | Hitachi Ltd | 時分割駆動液晶表示装置 |
JPH04351336A (ja) * | 1991-07-26 | 1992-12-07 | Atsugi Unisia Corp | 自動車用ショックアブソーバ |
US5831118A (en) * | 1996-06-18 | 1998-11-03 | Katayama Seiyakusyo Co., Ltd. | Epimerization of 2- or 4- substituted cyclohexanecarboxylic acids |
-
1977
- 1977-07-29 JP JP9104277A patent/JPS6050177B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5427546A (en) | 1979-03-01 |
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