JPS6040880Y2 - 内燃機関のク−リングフアン - Google Patents
内燃機関のク−リングフアンInfo
- Publication number
- JPS6040880Y2 JPS6040880Y2 JP16931279U JP16931279U JPS6040880Y2 JP S6040880 Y2 JPS6040880 Y2 JP S6040880Y2 JP 16931279 U JP16931279 U JP 16931279U JP 16931279 U JP16931279 U JP 16931279U JP S6040880 Y2 JPS6040880 Y2 JP S6040880Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- cooling fan
- fan blade
- internal combustion
- serrations
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、駆動回転される軸の周囲に複数枚から成るフ
ァンブレードの少なくともリーデングエッジ側にセレー
ションが猛威されたクーリングファンに関する。
ァンブレードの少なくともリーデングエッジ側にセレー
ションが猛威されたクーリングファンに関する。
内燃機関の発生する騒音のうち、クーリングファンの発
生する騒音は例えばエンクロージャ等によって低減させ
にくい。
生する騒音は例えばエンクロージャ等によって低減させ
にくい。
なんとなれば冷却空気は必ず外部に放出しなければなら
ないので、騒音が外部に出てしまうからである。
ないので、騒音が外部に出てしまうからである。
クーリングファンによって生ずる騒音の原因が何である
かは明らかではないけれども、一枚のファンブレードの
運動によって乱流や渦が生ずると、後続のファンブレー
ドがその乱流や渦と衝突するために発生するものと推定
される。
かは明らかではないけれども、一枚のファンブレードの
運動によって乱流や渦が生ずると、後続のファンブレー
ドがその乱流や渦と衝突するために発生するものと推定
される。
そのために、従来技術によれば、第1図に示すようにボ
ス2に取付けられたファンブレード1の回転方向α側の
リーデングエツジ3にのこぎり刃状のセレーション4を
猛威し、以て乱流や渦によるファン騒音を低減させるも
のが知られている。
ス2に取付けられたファンブレード1の回転方向α側の
リーデングエツジ3にのこぎり刃状のセレーション4を
猛威し、以て乱流や渦によるファン騒音を低減させるも
のが知られている。
このように第1図に示されている従来技術によれば、あ
る程度の効果を奏することができるけれども、ファンブ
レード1の両側面に空気の乱流や渦が発生するので必ず
しも充分に騒音を低減することはできなかった。
る程度の効果を奏することができるけれども、ファンブ
レード1の両側面に空気の乱流や渦が発生するので必ず
しも充分に騒音を低減することはできなかった。
例えば実開昭52−115905号公報には吸込側と吐
出側のいずれか一方又は両方の面に補助ブレードを設け
、その補助ブレードの前縁部が後縁部よりファンの回転
中心近くに配置されたもが提案されている。
出側のいずれか一方又は両方の面に補助ブレードを設け
、その補助ブレードの前縁部が後縁部よりファンの回転
中心近くに配置されたもが提案されている。
しかしながら、かかる技術は有効な送風作用と送風量の
増大をはかったもので、半径方向外方への流れにより後
方の障害物を避けた流れを強制的に作るものであり、騒
音に関しては、渦や乱流が発生し、その渦や乱流を阻止
できないので低減効果は発揮できない。
増大をはかったもので、半径方向外方への流れにより後
方の障害物を避けた流れを強制的に作るものであり、騒
音に関しては、渦や乱流が発生し、その渦や乱流を阻止
できないので低減効果は発揮できない。
したがって本考案の目的は、ファンブレードによる渦や
乱流の発生を阻止し、もって騒音を低減することのでき
る内燃機関のクーリングファンを提供するにある。
乱流の発生を阻止し、もって騒音を低減することのでき
る内燃機関のクーリングファンを提供するにある。
本考案によれば、駆動回転される軸の周囲に複数枚から
成るファンブレードの少なくともリーデングエッジ側に
セレーションが猛威されたクーリングファンにおいて、
上記ファンブレードの両側面に複数の凹凸条を回転方向
に沿ってそれぞれ同心円状に猛威しである。
成るファンブレードの少なくともリーデングエッジ側に
セレーションが猛威されたクーリングファンにおいて、
上記ファンブレードの両側面に複数の凹凸条を回転方向
に沿ってそれぞれ同心円状に猛威しである。
したがって同心円状にファンブレードの両側面に猛威し
た複数の凹凸条によって、ファンの回転で生じた空気の
流れは整流され、前方のファンブレードによって生じた
乱流や渦はファンブレードのリーデングエッジ側のセレ
ーションに衝突L、乱流や渦のエネルギを減少させ、次
のファンブレードの凹凸条で整流するので、騒音が大幅
に低減できる。
た複数の凹凸条によって、ファンの回転で生じた空気の
流れは整流され、前方のファンブレードによって生じた
乱流や渦はファンブレードのリーデングエッジ側のセレ
ーションに衝突L、乱流や渦のエネルギを減少させ、次
のファンブレードの凹凸条で整流するので、騒音が大幅
に低減できる。
以下本考案の実施例を第2図ないし第7図を参照して説
明する。
明する。
第2図は、クーリングファンを構成する一枚のファンブ
レード1を示しており、リーチングエツジ3側とトレー
ニングエツジ6側にのこぎり刃状のセレーション4a、
4bが形成されている。
レード1を示しており、リーチングエツジ3側とトレー
ニングエツジ6側にのこぎり刃状のセレーション4a、
4bが形成されている。
そして、さらに本考案によれば、第3図に示すように、
リーチングエツジ3側のセレーション4aからトレーニ
ングエツジ6側のセレーション4bにわたってファンブ
レード1の両側面に、回転方向に沿って、半径方向に交
互に形成された凸部5aと凹部5bとよりなる複数の同
心円状の凹凸条5が形成されている。
リーチングエツジ3側のセレーション4aからトレーニ
ングエツジ6側のセレーション4bにわたってファンブ
レード1の両側面に、回転方向に沿って、半径方向に交
互に形成された凸部5aと凹部5bとよりなる複数の同
心円状の凹凸条5が形成されている。
したがってファンブレード1の両側面は平面状ではなく
凹凸条5によって波状になっている。
凹凸条5によって波状になっている。
ファンブレード1の周囲方向に沿う断面は第4図に示す
ように船形に形成されており、この断面形状については
従来技術と同様である。
ように船形に形成されており、この断面形状については
従来技術と同様である。
なお凹凸条5を形成するに当って、第6図に示すように
、なだらかな凹凸条に形成することもできる。
、なだらかな凹凸条に形成することもできる。
次に本考案の作用について第5図を参照して説明する。
ファンブレード1を回転させた場合、前方のファンブレ
ード1によって起こされた乱流や渦Vは複数の隣接する
ファンブレード1′リーデングエツジ3のセレーション
4aと衝突し整流されやすい状態となり、次いで凹凸条
5によって整流される。
ード1によって起こされた乱流や渦Vは複数の隣接する
ファンブレード1′リーデングエツジ3のセレーション
4aと衝突し整流されやすい状態となり、次いで凹凸条
5によって整流される。
以上の如く本考案によれば、乱流や渦の整流作用により
、ファンブレード1自身の振動が小さくなり、かつ空気
の流れの整流作用により効果的に渦Vを破壊する事がで
き、大幅な騒音の低減を計ることができる。
、ファンブレード1自身の振動が小さくなり、かつ空気
の流れの整流作用により効果的に渦Vを破壊する事がで
き、大幅な騒音の低減を計ることができる。
さらに騒音発生のためのエネルギのロスを低減させるこ
とができる。
とができる。
又ファンの回転がスムーズになり伝導ベルトの耐久性も
高まる等の副次的効果もある。
高まる等の副次的効果もある。
第7図は、本考案の効果を示すグラフである。
図においてクーリングファンのファンブレードの形状を
変えて横軸に流量Qをまたは縦軸に騒音レベルの実測値
を示したものである。
変えて横軸に流量Qをまたは縦軸に騒音レベルの実測値
を示したものである。
図中、aセレーションを設けないブレードとした場合、
bセレーションをファンブレードに形成した場合、そし
てCセレーションに加えて本考案による凹凸条をファン
ブレードに形成した場合を、くらべてみた。
bセレーションをファンブレードに形成した場合、そし
てCセレーションに加えて本考案による凹凸条をファン
ブレードに形成した場合を、くらべてみた。
その結果本考案のCの場合に同じ流量で騒音発生が数デ
シベル低いことがわかる。
シベル低いことがわかる。
第1図は従来技術に係るクーリングファンの一部正面図
、第2図は本考案に係るクーリングファンの一実施例を
示す部分正面図、第3図はその側面図、第4図は第2図
のA−A線の断面図、第5図は本考案によるクーリング
ファンの作用を示す説明図、第6図は本考案の他の実施
例を示す部分断面図、第7図は本考案に係るクーリング
ファンの効果を示すグラフである。 1・・・・・・ファンブレード、2・・・・・・ボス、
3・・・・・・リーデングエッジ、4・・・・・・セレ
ーション、5・・・・・・凹凸条、6・・・・・・トレ
ーニングエツジ。
、第2図は本考案に係るクーリングファンの一実施例を
示す部分正面図、第3図はその側面図、第4図は第2図
のA−A線の断面図、第5図は本考案によるクーリング
ファンの作用を示す説明図、第6図は本考案の他の実施
例を示す部分断面図、第7図は本考案に係るクーリング
ファンの効果を示すグラフである。 1・・・・・・ファンブレード、2・・・・・・ボス、
3・・・・・・リーデングエッジ、4・・・・・・セレ
ーション、5・・・・・・凹凸条、6・・・・・・トレ
ーニングエツジ。
Claims (1)
- 駆動回転される軸の周囲に複数枚から成るファンブレー
ドの少なくともリーデングエッジ側にセレーションが猛
威されたクーリングファンにおいて、上記ファンブレー
ドの両側面に複数の凹凸条を回転方向に沿ってそれぞれ
同心円状に猛威したことを特徴とする内燃機関のクーリ
ングファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16931279U JPS6040880Y2 (ja) | 1979-12-08 | 1979-12-08 | 内燃機関のク−リングフアン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16931279U JPS6040880Y2 (ja) | 1979-12-08 | 1979-12-08 | 内燃機関のク−リングフアン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5686398U JPS5686398U (ja) | 1981-07-10 |
JPS6040880Y2 true JPS6040880Y2 (ja) | 1985-12-10 |
Family
ID=29680150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16931279U Expired JPS6040880Y2 (ja) | 1979-12-08 | 1979-12-08 | 内燃機関のク−リングフアン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6040880Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2613272B2 (ja) * | 1988-08-29 | 1997-05-21 | 株式会社日立製作所 | 軸流ファン |
JP4035237B2 (ja) * | 1998-09-30 | 2008-01-16 | 東芝キヤリア株式会社 | 軸流送風機 |
JP4400686B2 (ja) * | 2008-01-07 | 2010-01-20 | ダイキン工業株式会社 | プロペラファン |
-
1979
- 1979-12-08 JP JP16931279U patent/JPS6040880Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5686398U (ja) | 1981-07-10 |
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