JPS6037201Y2 - スロ−アウエイ式切削工具のチツプ座用敷金 - Google Patents
スロ−アウエイ式切削工具のチツプ座用敷金Info
- Publication number
- JPS6037201Y2 JPS6037201Y2 JP9735981U JP9735981U JPS6037201Y2 JP S6037201 Y2 JPS6037201 Y2 JP S6037201Y2 JP 9735981 U JP9735981 U JP 9735981U JP 9735981 U JP9735981 U JP 9735981U JP S6037201 Y2 JPS6037201 Y2 JP S6037201Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chip
- seat
- deposit
- chip seat
- contact surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、スローアウェイ式切削工具、それも多角形
のネガティブチップが装着されるスローアウェイ式切削
工具のチップ座用敷金に関する。
のネガティブチップが装着されるスローアウェイ式切削
工具のチップ座用敷金に関する。
一般に、スローアウェイ式切削工具にあっては、チップ
の保護およびチップ座の保護のために敷金が用いられる
ことが多い。
の保護およびチップ座の保護のために敷金が用いられる
ことが多い。
この場合、敷金はチップ座とチップとの間に介在するも
のであるから、チップのクランプ状態を悪化させるよう
なものであってはならない。
のであるから、チップのクランプ状態を悪化させるよう
なものであってはならない。
この点、第1図に示す敷金1は、その側面2がチップ載
置面3およびチップ座接触面4とほぼ直交しており、チ
ップ座接触面4を大きく採れるから、チップ座との接触
面積を大きくでき、チップのクランプ状態は良好である
。
置面3およびチップ座接触面4とほぼ直交しており、チ
ップ座接触面4を大きく採れるから、チップ座との接触
面積を大きくでき、チップのクランプ状態は良好である
。
ところが、この敷金1で例えば穴ぐり加工を行なう場合
、敷金1のチップ座接触面4側のコーナ部がワークに干
渉しないようにするためには、チップがネガティブであ
るが故にチップのラジアルレーキRdをかなり大きな負
のすくい角に設定しなければならない。
、敷金1のチップ座接触面4側のコーナ部がワークに干
渉しないようにするためには、チップがネガティブであ
るが故にチップのラジアルレーキRdをかなり大きな負
のすくい角に設定しなければならない。
(第4図参照)このため、切削不良が発生し、切削加工
中にビビリあるいは切削荷重の増大により加工面が悪化
するという欠点がある。
中にビビリあるいは切削荷重の増大により加工面が悪化
するという欠点がある。
他方、このような欠点を解消するため、第2図に示す敷
金11はその側面12に、チップ載置面13側からチッ
プ座接触面14側へ向けて、逃げ角βが設定されている
。
金11はその側面12に、チップ載置面13側からチッ
プ座接触面14側へ向けて、逃げ角βが設定されている
。
しかし、このものによるとチップ座接触面14が小さく
なり、チップのクランプ状態が不安定になるという欠点
が否めない。
なり、チップのクランプ状態が不安定になるという欠点
が否めない。
また、チップの切刃稜がチップ座接触面14から遠ざか
るため、オーバーハング量が大きくなり、チップ破損等
の異常が発生する原因となっている。
るため、オーバーハング量が大きくなり、チップ破損等
の異常が発生する原因となっている。
(第5図参照)この考案は、上記事情を考慮してなされ
たもので、前述した2種の従来品の長所を生かしつつ、
しかもそれらが併せ持つ欠点を解消し得るスローアウェ
イ式切削工具のチップ座用敷金を提供することを目的と
する。
たもので、前述した2種の従来品の長所を生かしつつ、
しかもそれらが併せ持つ欠点を解消し得るスローアウェ
イ式切削工具のチップ座用敷金を提供することを目的と
する。
この考案は、多角形状のチップにおける切削部分が通常
そのコーナ部だけであるという点に着目し、そのコーナ
部分にのみ傾斜面つまり逃げ面を形成した点に特徴があ
る。
そのコーナ部だけであるという点に着目し、そのコーナ
部分にのみ傾斜面つまり逃げ面を形成した点に特徴があ
る。
以下、そのような特徴を有するこの考案の一実施例につ
いて第3図から第5図を参照して説明する。
いて第3図から第5図を参照して説明する。
この考案の敷金21においても前述した前の従来例と同
様に、側面22はチップ載置面23およびチップ座接触
面24とほぼ直交している。
様に、側面22はチップ載置面23およびチップ座接触
面24とほぼ直交している。
従って、チップ座接触面24がチップ載置面23とほぼ
同寸法になる。
同寸法になる。
これによって、チップ座接触面24の面積を大きくする
ようにしている。
ようにしている。
なお、チップ載置面23にそこに載置されるチップ25
とほぼ同形、同寸法になされていることは勿論である。
とほぼ同形、同寸法になされていることは勿論である。
一方、各側面22が交叉するコーナ部には、傾斜面δを
有する傾斜面26が形成されている。
有する傾斜面26が形成されている。
すなわち、チップ載置面23上のノーズRをRc、チッ
プ座接触面24上のノーズRをRtとすると、Rc(R
tの関係にあり、Rcが漸増してRtとなるようになさ
れている。
プ座接触面24上のノーズRをRtとすると、Rc(R
tの関係にあり、Rcが漸増してRtとなるようになさ
れている。
そして、傾斜角δについては、RCあるいはRtを変え
ることによって、必要に応じ例えば第4図に示す穴ぐり
加工であれば、穴の径に応じ適宜変更するのが良い。
ることによって、必要に応じ例えば第4図に示す穴ぐり
加工であれば、穴の径に応じ適宜変更するのが良い。
なお、図中27は、締付はボルト(図示せず)あるいは
田ツクビン(図示せず)のつば等によって、この敷金2
1を工具本体28のチップ座29に固定するための取付
座である。
田ツクビン(図示せず)のつば等によって、この敷金2
1を工具本体28のチップ座29に固定するための取付
座である。
そして、このような敷金21を用いてチップ25を工具
本体28のチップ座29に装着すると、チップ座接触面
24は各コーナ部を除いてチップ載置面23と同寸法で
あるから、チップ座との接触面積を大きくでき、チップ
25のクランプ状態を安定させることができる。
本体28のチップ座29に装着すると、チップ座接触面
24は各コーナ部を除いてチップ載置面23と同寸法で
あるから、チップ座との接触面積を大きくでき、チップ
25のクランプ状態を安定させることができる。
また、各コーナ部には傾斜面26が形成されているため
、第4図に示すような穴ぐり加工を行なう場合でもワー
クの干渉することがない。
、第4図に示すような穴ぐり加工を行なう場合でもワー
クの干渉することがない。
従って、ラジアルレーキRdを負側へ大きくする必要が
ないから、切削不良を防止することができる。
ないから、切削不良を防止することができる。
さらに、側面22がチップ載置面23およびチップ座接
触面24とほぼ直交しているから、負のアキシャルレー
キ顛によるチップ25のオーバーハング量を軽減させる
ことができる。
触面24とほぼ直交しているから、負のアキシャルレー
キ顛によるチップ25のオーバーハング量を軽減させる
ことができる。
(第5図参照)なお、この実施例では製作面を考慮して
各コーナのノーズRを円弧としたが、他の曲線例えば楕
円等であってもよい。
各コーナのノーズRを円弧としたが、他の曲線例えば楕
円等であってもよい。
また、製作上の手前がかかることから権利範囲外とした
が、傾斜面26をノーズRに内接する多角形面とするこ
とも考えられる。
が、傾斜面26をノーズRに内接する多角形面とするこ
とも考えられる。
また、チップ形状については3角チツプに限られること
なく、4角チツプ、菱形チップでも良いことは勿論であ
る。
なく、4角チツプ、菱形チップでも良いことは勿論であ
る。
さらに、各コーナ部のノーズRについては、各コーナ部
ごとに異なるものでも良く、そうすることによって1個
の敷金で多種のチップに適用することができる。
ごとに異なるものでも良く、そうすることによって1個
の敷金で多種のチップに適用することができる。
なおまた、敷金の材質については特にこだわらないが、
切削中の熱、あるいは荷重に耐えられるように、耐熱性
、耐久性に富むものが良い。
切削中の熱、あるいは荷重に耐えられるように、耐熱性
、耐久性に富むものが良い。
以上説明したように、この考案のスローアウェイ式切削
工具のチップ座用敷金によれば、側面22をチップ載置
面23およびチップ座接触面24とほぼ直交させ、各コ
ーナ部にのみ傾斜面26を設けた構成であるから、チッ
プ座接触面24をチップ載置面23とほぼ同じ大きさに
することができ、従ってチップ座29との接触面積を大
きくすることができ、これによってチップ25のクラン
プ状態を安定させることができる。
工具のチップ座用敷金によれば、側面22をチップ載置
面23およびチップ座接触面24とほぼ直交させ、各コ
ーナ部にのみ傾斜面26を設けた構成であるから、チッ
プ座接触面24をチップ載置面23とほぼ同じ大きさに
することができ、従ってチップ座29との接触面積を大
きくすることができ、これによってチップ25のクラン
プ状態を安定させることができる。
また、チップ25の切刃稜がチップ座接触面24の稜線
から突生ずるオーバーハング量を軽減することができ、
チップの破損等の異常を防止することができる。
から突生ずるオーバーハング量を軽減することができ、
チップの破損等の異常を防止することができる。
さらに、傾斜面26が逃げ面となるから、ラジアルレー
キRdが小さな損の角度であっても敷金21がワークに
干渉することがなく、従って大きな負の角度とすること
によって発生する切削不良を防止することができる等の
効果を奏する。
キRdが小さな損の角度であっても敷金21がワークに
干渉することがなく、従って大きな負の角度とすること
によって発生する切削不良を防止することができる等の
効果を奏する。
第1図は従来の敷金の例を示すもので、aはその正面図
、bはその側面図、第2図は従来の敷金の他の例を示す
もので、aはその正面図、bはその側面図、第3図はこ
の考案の一実施例を示すもので、aはその正面図、bは
その側面図、第4図はこの考案の敷金を用いた工具によ
り穴ぐり加工としている状態を示す図、第5図は第4図
の矢印A方向から見た図である。 21・・・・・・敷金、22・・・・・・側面、23・
・・・・・チップ載置面、24・・・・・・チップ座接
触面、25・・・・・・チップ、26・・・・・・傾斜
面、28・・・・・・工具本体、29・・・・・・チッ
プ座。
、bはその側面図、第2図は従来の敷金の他の例を示す
もので、aはその正面図、bはその側面図、第3図はこ
の考案の一実施例を示すもので、aはその正面図、bは
その側面図、第4図はこの考案の敷金を用いた工具によ
り穴ぐり加工としている状態を示す図、第5図は第4図
の矢印A方向から見た図である。 21・・・・・・敷金、22・・・・・・側面、23・
・・・・・チップ載置面、24・・・・・・チップ座接
触面、25・・・・・・チップ、26・・・・・・傾斜
面、28・・・・・・工具本体、29・・・・・・チッ
プ座。
Claims (1)
- 工具本体に設けられたチップ座に敷かれ、そのチップ座
にクランプ部材によって着脱自在に装着されるスローア
ウェイチップを支持する敷金であって、それ自体がチッ
プ形状に適合した多角形状のチップ座用敷金において、
側面22をチップ座接触面24およびチップ載置面23
とほぼ直交させ、かつこれら側面22が交叉するコーナ
一部にのみ傾斜面26を設けてあり、各コーナ一部にお
ける傾斜面は、チップ載置面23側からチップ座接触面
24側へ向けて半径が漸増していることを特徴とするス
ローアウェイ式切削工具のチップ座用敷金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9735981U JPS6037201Y2 (ja) | 1981-06-30 | 1981-06-30 | スロ−アウエイ式切削工具のチツプ座用敷金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9735981U JPS6037201Y2 (ja) | 1981-06-30 | 1981-06-30 | スロ−アウエイ式切削工具のチツプ座用敷金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS584303U JPS584303U (ja) | 1983-01-12 |
JPS6037201Y2 true JPS6037201Y2 (ja) | 1985-11-06 |
Family
ID=29892169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9735981U Expired JPS6037201Y2 (ja) | 1981-06-30 | 1981-06-30 | スロ−アウエイ式切削工具のチツプ座用敷金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6037201Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-06-30 JP JP9735981U patent/JPS6037201Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS584303U (ja) | 1983-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0833713B1 (en) | Cutting tool and method | |
CA2450090C (en) | Sintered cutting insert having center hole for clamp screw | |
KR101524540B1 (ko) | 인서트 및 이를 체결하는 공구 홀더 | |
CA2160639C (en) | Exchangeable cutting insert | |
US6196770B1 (en) | Indexible cutting insert for end mills | |
US10144069B2 (en) | Indexable milling insert having side supporting valley, and a milling tool | |
EP0232692B1 (en) | Indexable cutting insert | |
JPH0227085B2 (ja) | ||
JPH06190607A (ja) | 三角形の割出し可能溝削り植刃 | |
US20070189863A1 (en) | Tool | |
JPH11347826A (ja) | スローアウェイチップ | |
US5921723A (en) | Cutting insert and cutting tool assembly | |
JP2004517745A (ja) | 切削工具及び切削インサート | |
JPS6037201Y2 (ja) | スロ−アウエイ式切削工具のチツプ座用敷金 | |
JPS6334003A (ja) | スロ−アウエイチツプ | |
JPH0217287B2 (ja) | ||
JP3303184B2 (ja) | スローアウェイ式転削工具 | |
JPH0634893Y2 (ja) | エンドミル | |
JPS61111801A (ja) | スロ−アウエイ工具 | |
JP2523616Y2 (ja) | 穴あけ工具 | |
JPH0453849Y2 (ja) | ||
US12240044B2 (en) | Turning insert for metal cutting | |
JPS6327924Y2 (ja) | ||
JP2556384Y2 (ja) | スローアウェイチップ | |
JPH0437683Y2 (ja) |