JPS6036754Y2 - 内燃機関における潤滑油の冷却装置 - Google Patents
内燃機関における潤滑油の冷却装置Info
- Publication number
- JPS6036754Y2 JPS6036754Y2 JP10703678U JP10703678U JPS6036754Y2 JP S6036754 Y2 JPS6036754 Y2 JP S6036754Y2 JP 10703678 U JP10703678 U JP 10703678U JP 10703678 U JP10703678 U JP 10703678U JP S6036754 Y2 JPS6036754 Y2 JP S6036754Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling water
- water jacket
- oil cooler
- lubricating oil
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、内燃機関における潤滑油を、機関に対する冷
却水によって冷却する装置に関するものである。
却水によって冷却する装置に関するものである。
機関に対する潤滑油の油温が過度り上昇するのを防止す
るため潤滑油系統中には通常オイルクーラが設けられて
いるが、機関全体としての冷却系の簡素化を図るため、
機関の冷却水を利用して潤滑油を冷却することが考えら
れており、例えば実開昭50−118558号公報には
、オイルクーラをラジェータの下部タンク内に挿入する
ようにした例が開示されている。
るため潤滑油系統中には通常オイルクーラが設けられて
いるが、機関全体としての冷却系の簡素化を図るため、
機関の冷却水を利用して潤滑油を冷却することが考えら
れており、例えば実開昭50−118558号公報には
、オイルクーラをラジェータの下部タンク内に挿入する
ようにした例が開示されている。
しかし、前記公報のようにラジェータのタンク内にオイ
ルクーラをもうけることは、ラジェータのタンクの構造
が複雑になると共にオイルクーラの保守・点検が困難に
なると言う新たな問題を生じ得策でない。
ルクーラをもうけることは、ラジェータのタンクの構造
が複雑になると共にオイルクーラの保守・点検が困難に
なると言う新たな問題を生じ得策でない。
この問題を解決するための一つの手段として、シリンダ
ブロックに形成したウォータジャケットと冷却水ポンプ
との間にオイルクーラを介在せしめ、ウォータジャケッ
トから取り出した冷却水をオイルクーラに導くことによ
って潤滑油を冷却することが考えられる。
ブロックに形成したウォータジャケットと冷却水ポンプ
との間にオイルクーラを介在せしめ、ウォータジャケッ
トから取り出した冷却水をオイルクーラに導くことによ
って潤滑油を冷却することが考えられる。
その場合、ウォータジャケット内に溜った冷却水の温度
は、燃焼室に近い上部はど高く下部にいくほど低くなっ
ているから、オイルクーラの冷却性能を向上するために
はウォータジャケットの底部から取り出した冷却水によ
って冷却するようにすることが望ましい。
は、燃焼室に近い上部はど高く下部にいくほど低くなっ
ているから、オイルクーラの冷却性能を向上するために
はウォータジャケットの底部から取り出した冷却水によ
って冷却するようにすることが望ましい。
ところが、ウォータジャケットの底部には、シリンダブ
ロック鋳造時に鋳砂やシリンダブ遁ツク加工時の切粉等
が堆積しているため、単にウォータジャケット底部に冷
却水取り出し口を設けた場合には、その鋳砂や切粉等が
オイルクーラに流入して当該オイルクーラの目詰りを生
じ、冷却性能の低下や冷却水ポンプの効率低下という新
たな問題を生じることになる。
ロック鋳造時に鋳砂やシリンダブ遁ツク加工時の切粉等
が堆積しているため、単にウォータジャケット底部に冷
却水取り出し口を設けた場合には、その鋳砂や切粉等が
オイルクーラに流入して当該オイルクーラの目詰りを生
じ、冷却性能の低下や冷却水ポンプの効率低下という新
たな問題を生じることになる。
本考案は、このようにウォータジャケットから取り出し
た冷却水をオイルクーラに導いて潤滑油を冷却する際に
生じる問題を解決することを目的とするものである。
た冷却水をオイルクーラに導いて潤滑油を冷却する際に
生じる問題を解決することを目的とするものである。
すなわち、ウォータジャケットからの冷却水取出し口を
ウォータジャケットの底部に開口すると共に、ウォータ
ジャケットの底面には前記冷却水取り出し口を囲うよう
にした堰板を設けることによって、低い温度の冷却水を
取り出してオイルクーラの冷却性能を向上できるもので
ありながら、鋳砂や切粉等の異物がオイルクーラに流入
するのを防止できるようにしたものである。
ウォータジャケットの底部に開口すると共に、ウォータ
ジャケットの底面には前記冷却水取り出し口を囲うよう
にした堰板を設けることによって、低い温度の冷却水を
取り出してオイルクーラの冷却性能を向上できるもので
ありながら、鋳砂や切粉等の異物がオイルクーラに流入
するのを防止できるようにしたものである。
次に本考案の一例を図面について説明するに、図におい
て1はシリンダブロック2及びシリンダヘッド3を有す
る水冷式の機関本体、4はシリンダブロック2の側面に
取付く冷却水ポンプ、5は同じくシリンダブロック2の
側面に取付く多板又は多管式のオイルクーラを各々示し
、シリンダブロック2の下面に取付くオイルパン6内の
潤滑油は図示しない潤滑油ポンプによってオイルクーラ
5を経て機関の各種回転及び摺動部に供給される。
て1はシリンダブロック2及びシリンダヘッド3を有す
る水冷式の機関本体、4はシリンダブロック2の側面に
取付く冷却水ポンプ、5は同じくシリンダブロック2の
側面に取付く多板又は多管式のオイルクーラを各々示し
、シリンダブロック2の下面に取付くオイルパン6内の
潤滑油は図示しない潤滑油ポンプによってオイルクーラ
5を経て機関の各種回転及び摺動部に供給される。
一方、シリンダブロック2内においてシリンダボア7の
外側に形成したウォータジャケット8には冷却水取出ソ
ケット9を設け、該ソケット9を管10,11にて前記
オイルクーラ5を経て冷却水ポンプ4の吸込側に接続し
、ウォータジャケット8内の冷却水の一部をオイルクー
ラ5を経て冷却水ポンプ4に導いて、オイルクーラ5で
潤滑油を冷却するように構成されている。
外側に形成したウォータジャケット8には冷却水取出ソ
ケット9を設け、該ソケット9を管10,11にて前記
オイルクーラ5を経て冷却水ポンプ4の吸込側に接続し
、ウォータジャケット8内の冷却水の一部をオイルクー
ラ5を経て冷却水ポンプ4に導いて、オイルクーラ5で
潤滑油を冷却するように構成されている。
そして、前記冷却水取出ソケット9が取付く冷却水取出
口12を、ウォータジャケット8の底部の外側面に穿設
する一方、ウォータジャケット8の底部の外側面には冷
却水取出口12を囲って適宜高さの堰板13,14を設
けて成るものである。
口12を、ウォータジャケット8の底部の外側面に穿設
する一方、ウォータジャケット8の底部の外側面には冷
却水取出口12を囲って適宜高さの堰板13,14を設
けて成るものである。
このように、オイルクーラ5への冷却水取出口12をウ
ォータジャケット8の底部に穿設すれば、ウォータジャ
ケット8内の冷却水の水温は底部が最も低いから、低い
温度の冷却水をオイルクーラ5に導くことができるので
ある。
ォータジャケット8の底部に穿設すれば、ウォータジャ
ケット8内の冷却水の水温は底部が最も低いから、低い
温度の冷却水をオイルクーラ5に導くことができるので
ある。
しかし、ウォータジャケット8内にはシリンダブロック
の鋳造時に用いた中子の鋳砂等が残存しているから、オ
イルクーラ5への冷却水をウォータジャケットの底部か
ら取出すことは、この鋳砂及び機械加工時の切粉、金属
の酸化物等の堆積物が冷却水と共にオイルクーラに入っ
て詰り及び伝熱面の熱交換の悪化を生ずることになるが
、本考案は、前記のようにウォータジャケット8の底部
に穿設した冷却水取出口12を囲って適宜高さの堰板1
3,14を設けたので、ウォータジャケット8の底面に
溜った鋳砂等の堆積物は堰板13゜14にさえぎられ冷
却水取出口12に流出することが阻止される。
の鋳造時に用いた中子の鋳砂等が残存しているから、オ
イルクーラ5への冷却水をウォータジャケットの底部か
ら取出すことは、この鋳砂及び機械加工時の切粉、金属
の酸化物等の堆積物が冷却水と共にオイルクーラに入っ
て詰り及び伝熱面の熱交換の悪化を生ずることになるが
、本考案は、前記のようにウォータジャケット8の底部
に穿設した冷却水取出口12を囲って適宜高さの堰板1
3,14を設けたので、ウォータジャケット8の底面に
溜った鋳砂等の堆積物は堰板13゜14にさえぎられ冷
却水取出口12に流出することが阻止される。
従って本考案によれば、ウォータジャケット内の最も低
い温度の冷却水を、ウォータジャケット内の堆積物が混
入しない状態でオイルクーラに導くことができるから、
オイルクーラにおける冷却性能は高く潤滑油を確実に冷
却できると共に、オイルクーラの小型化を図ることがで
きるのでありしかも、鋳砂等の堆積物のためにオイルク
ーラの冷却性能が減殺されず高い冷却性能を長期間維持
できる効果を有する。
い温度の冷却水を、ウォータジャケット内の堆積物が混
入しない状態でオイルクーラに導くことができるから、
オイルクーラにおける冷却性能は高く潤滑油を確実に冷
却できると共に、オイルクーラの小型化を図ることがで
きるのでありしかも、鋳砂等の堆積物のためにオイルク
ーラの冷却性能が減殺されず高い冷却性能を長期間維持
できる効果を有する。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は機関の側面図、
第2図は第1図の■−■視拡大断面図、第3図は第2図
の■−■視断面断面図る。 2・・・・・・シリンダブロック、7・・・・・・シリ
ンダボア、8・・・・・・ウォータジャケット、5・・
・・・・オイルクーラ、4・・・・・・冷却水ポンプ、
12・・・・・・冷却水取出口、13.14・・・・・
・堰板。
第2図は第1図の■−■視拡大断面図、第3図は第2図
の■−■視断面断面図る。 2・・・・・・シリンダブロック、7・・・・・・シリ
ンダボア、8・・・・・・ウォータジャケット、5・・
・・・・オイルクーラ、4・・・・・・冷却水ポンプ、
12・・・・・・冷却水取出口、13.14・・・・・
・堰板。
Claims (1)
- シリンダブロックに形成したウォータジャケット内の冷
却水を、潤滑油系統中に設けたオイルクーラを経て冷却
水ポンプに導くにおいて、前記ウォータジャケットから
の冷却水取り出し口をウォータジャケットの底部に開口
する一方、ウォータジャケットの底面には前記冷却水取
り出し口を囲うようにした適宜高さの堰板を設けたこと
を特徴とする内燃機関における潤滑油の冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10703678U JPS6036754Y2 (ja) | 1978-08-01 | 1978-08-01 | 内燃機関における潤滑油の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10703678U JPS6036754Y2 (ja) | 1978-08-01 | 1978-08-01 | 内燃機関における潤滑油の冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5523490U JPS5523490U (ja) | 1980-02-15 |
JPS6036754Y2 true JPS6036754Y2 (ja) | 1985-10-31 |
Family
ID=29050768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10703678U Expired JPS6036754Y2 (ja) | 1978-08-01 | 1978-08-01 | 内燃機関における潤滑油の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6036754Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-08-01 JP JP10703678U patent/JPS6036754Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5523490U (ja) | 1980-02-15 |
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