JPS603586B2 - 蛇口 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は蛇口に関し、さらに詳細には、その構造が特に
トイレットまたは洗面所で効用があるが、キッチン流し
にも用いることができる蛇口に関する。

本発明の主な目的は口部を垂直に調節可能にしてさまざ
まな大きさの洗い物を流し‘こおいて洗うことができる
蛇口を提供することである。

本発明の他の目的は、口部を回転させるとともに上下動
させて使用にかなりの融通性をもたせたキッチン用蛇口
を提供することにある。

本発明の別の目的は口部の流量制限装置によって生じた
背圧が口部を垂直調節位置に配置してもこれに好ましく
ない動きを与えることのない圧力均衡した上述の蛇口を
提供することにある。

本発明のまた別の目的は簡単に構成され、信頼性をもっ
て作動する垂直に調節可能な蛇口を提供するにある。本
発明のまた他の目的は遠隔制御弁とともに用いられる蛇
口を提供するにある。

ここに述べた本発明の構造はトイレットその他の流し１
こ効用があるものではあるが、キッチンに通常は見られ
る種類の蛇口に関している。

本発明は特に、口部を垂直に調節可能にして流し上の口
部の高さを変えてさまざまな大きさの炊事用具または入
れ物を流しでたやすく洗えるようにした蛇口の構造に関
する。これまでの蛇口は流しの上で固定された高さ１こ
あったのである種の大きな入れ物または大きな台所用具
を洗うのは容易ではなかった。もし入れ物が蛇口の下に
うまくこないと、流し、作業は全く厄介なものになった
。本発明の蛇口の構造では、口部が垂直に調節可能であ
るので流しの上で口部の高さを変えることができる。口
部は流しの上で固定点で調節され、またここではたった
１つの固定点しかないが、流し領域では多くの高さ調節
面があったほうが役立つことは明らかである。以下、本
発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。

第１図において、制御弁が全体的符号１０により示され
、この制御弁は作動レバー１２を備えている。

制御弁１川ま単式把手の混合弁でも、または複式把手の
弁構成であってもよい。ここに用いられる弁が特定のも
のであっても本発明にとっては重要なことでも、または
不可欠なことでもない。特に第１図に示された構造は本
出願人による米国特許第３８４００４８号に開示の種類
の制御弁を用いている。この種の弁の使用に際し、作動
レバー１２の回転は制御弁から可榛ホース１４を通過す
る水の温度を変えるのに効果があり、また作動レバー１
２の上下動は水量を制御するのに効果がある。制御弁の
冷水取入口と温水取入口とは符号Ｉ６，１８で示され、
冷温水は可榛ホース１４に連結された固定導管２０を介
して下方に流れる。可操ホース１４は全体が符号２２で
示される口部機造の下端で連結される。制御弁１０、口
部構造２２は両方とも在来の文字板により、または流し
の頂部に直接取付けられるかいずれかによって流しの表
面に適当に設けられる。この目的のために制御弁１０、
口部構造２２は両方とも符号１０ａ，２２ａで示すねじ
部をもっている。口部構造の詳細については第２図およ
び第３図に示される。

基部２４は従来通り流し面上に裾付けられおおむね中心
に通路を設けている。この通路の下端は附号２８で示す
ように柄、すなわちスリーブ３川こねじ込まれる。スリ
ーブ３０には口部構造を流し頂部に取付けるのに必要な
ねじ２２ａが切られている。円柱３２はスリーブ３０と
基部２４の通路との内部に設けられ、円柱の下端は可榛
ホース１４に取付けられる。第３図を詳細に参照すると
、円柱３２の下端には、可榛ホースに取付けた金具３８
のねじ切り端３６を受入れるめねじ３４が切られている
。金具３８は円柱の下端内にはめられ、かつ可孫ホース
と円柱または円柱に対する可蓬ホースの流体取付具との
間にシールを行なう密封構造体４０を備える。不規則な
形状をしたみぞ４４は円柱３２の下端に接して設けられ
、ゴムまたは同様の材質の緩衝用のりングワツシヤ４６
と、リングワツシヤ４６を円柱にしっかりと取付けるの
に用いられる係止リング４８とをはめ込んでいる。

リングワツシヤ４６は口都濃造が基部２４から完全に抜
け出さないようにする停止体をなしてる。円柱３２の両
端の中間には多少Ｖ字形の凹所５０が設定または所定の
垂直方向の高さ調節のために設けられる。

前述したように１つ以上のみぞまたは凹所を設けること
により口部構造に多数の垂直調節位置ができる。円柱３
２はスリーブ３０と基部２４を上方に貫通して口部本体
５２の内部にねじ込まれる。

口部本前５２はカランハウジング５４に囲まれ、またそ
こには上下のシールリング５６，５８がそれぞれあって
口部本体の内部とカランハウジング５４の内部をシール
している。口部６０はハウジング５４と一体に形成され
る。口部６０、ハウジング５４、口部本体５２および円
柱３２は、回転運動は流し上の口部の位置を変え、垂直
運動は流し上の口部の高さを変える２つの一体運動のた
めに、すべて互いに好適に取付けられている。口部本体
５２の内部を口部本体の外部およびハウジングの外部と
の間に形成された環状室６４に蓮適する１つまたはそれ
以上の通路６２が設けられる。

シールリング５６，５８は環状室６４の両端をシールし
ている。口部６０は環状室６４と蓬通しているので可榛
ホース１４から円柱３２を上方に通過する水は口部を流
れて従来通りの吐出を行なう。ノブ６６はねじ６８によ
り口部本体５２の上端に取付けられ、また口部構造にあ
っては一般に行なわれているねじを覆う適当なキャップ
すなわち蓋７０が設けられる。

ノブ６６は口部本体を回転させるとともにこれを垂直に
動かし従って前述したように口部６０、口部本体５２、
ハウジング５４および円柱３２からなる口部組立体全体
を回転させる。基部２４には、円柱３２の外部に圧接さ
れるぬぐいシール７４が位置決めされる凹所７２が設け
られている。

ぬぐいシール７４は在来のシール機能を果たすばかりで
なく軽い破壊力すなわち摩擦力を与えて円柱を穣動すな
わち運動させる。当り止７６はぬぐいシール７４の真上
に位置決めされ、口部が第２図の完全下降位置にあると
きは口部本体５２の底部に当接される。当り止７６は従
って口部構造がさらに下降することのないようにする停
止体をなす。小さい○リング７８またはこれに似たもの
が口部本体の凹所内に位置決めされ、円柱３２と口部本
体のねじ切り取付部の真下でこれら両部材の接合部をシ
ールしている。みそ１８川まぬぐいシール７４を入れて
いる凹所７２の直下で基部２４に形成される。みぞ８０
はばね８２たとえば係止ばねを位置決めする。このばね
８２は円柱３２の凹所５０と協動して円柱を支え従って
口部組立体の全体を垂直調節可能な位置に保持する。口
部組立体が上方に動くとき、たとえば第１図の破線位置
まで動くときは、ばね８２は凹所５０に符号してはまり
従って口部を特定の垂直に調節された位置に固定する手
段を提供する。ここに述べた口部構造は水が入ってくる
と圧力潟衛するが、口部組立体の好ましくない運動を阻
止するので重要なことである。

通常は口部６０の端部に通風器などのある種の制量器を
設けている。流量制限装置は口部に通じる水の通路内に
背圧を生じさせる。しかし円柱３２は制御弁に導かれる
可榛ホースに直接取付けているのでかかる背圧は調節さ
れ、円柱３２およびこれに付随する口部組立体を上方に
動かす水圧を受ける内面はない。本発明の好適な実施例
について述べてきたが、その他の改変、置換および修正
を考慮することも差支えない。

【図面の簡単な説明】

第１図は上昇位置を破線で示した本発明の蛇口とこれに
関連する制御弁の概略図、第２図は蛇口の上方部分を示
す拡大部分断面図、第３図は第１図および第２図の蛇口
における調節可能な円柱を示す部分断面図である。 １０・・・・・・制御弁、１４・…・・可操ホース、２
２・・・・・・口部構造、２４・・・・・・基部、３０
・・・・・・スリーフ、３２・・・・・・円柱、４８・
・・・・・係止リング、５０・・・・・・凹所、６０…
…口部。 工卑打乳 ヱＪ７万２， Ｌ車Ｚ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 流し頂部に取付けるための基部および案内スリーブ
   と、該スリーブ内に垂直運動を行なうように摺動自在に
   設けられた内柱と、下端が前記円柱に取付けられた可撓
   性の給水導管と、前記円柱が完全に下降位置にあるとき
   該内柱の上端に位置決めされて前記基部に配置された口
   部組立体とも備えてなる垂直方向に調節可能な蛇口であ
   つて、前記円柱の外部には凹所手段と前記基部に位置決
   めされた係止手段とが設けられ、前記円柱は凹所手段と
   協動して基部に対し垂直に上昇した位置に位置決めされ
   、且つ該内柱は圧力均衡してこれにより制量器によつて
   生じた背圧が円柱の垂直運動を生じさせないことを特徴
   とする蛇口。 ２ 口部組立体が、円柱の上端に取付けられ円柱が完全
   に下降した位置にあるときに基部に配置された口部本体
   と、該口部本体に設けられたハウジングと、該ハウジン
   グ内と口部本体の外部に設けられたシール室と、口部本
   体内にあつて前記シール室と連通する通路手段と、ハウ
   ジングと一体にされかつシール室と口部とを備えている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の蛇口。 ３ 円柱が弾性の当て止部材を有し該当て止部材が円柱
   の外部まわりに位置決めされた上下の運動制限停止体を
   なす特許請求の範囲第１項の蛇口。 ４ 弾性の上方当て止部材は円柱、口部本体、ハウジン
   グおよび口部組立体が完全に下降位置にあるときは基部
   の頂部にあり、弾性の下方当て止部材は口部組立体が最
   上の位置にあるときはスリーブの下端に接していること
   を特徴とする特許請求の範囲第２項記載の蛇口。 ５ 基部はその内部に位置決めされ、かつ円柱の外部に
   圧接されたぬぐいシールを有し該ぬぐいシールが係止手
   段に接して位置決めされている特許請求の範囲第１項の
   蛇口。 ６ 係止手段は基部内に位置決めされたばねを備えて凹
   所手段と協動して円柱を位置決めする特許請求の範囲第
   １項記載の蛇口。 ７ 口部本体が内側みぞを有し、ばねが該内側みぞ内に
   設けられている特許請求の範囲第６項の蛇口。 ８ 基部がその上端に取付けられて口部組立体を垂直に
   調節しかつ回転するためノブを有する特許請求の範囲第
   １項記載の蛇口。