JPS6031031Y2 - スポツト溶接装置 - Google Patents
スポツト溶接装置Info
- Publication number
- JPS6031031Y2 JPS6031031Y2 JP13400481U JP13400481U JPS6031031Y2 JP S6031031 Y2 JPS6031031 Y2 JP S6031031Y2 JP 13400481 U JP13400481 U JP 13400481U JP 13400481 U JP13400481 U JP 13400481U JP S6031031 Y2 JPS6031031 Y2 JP S6031031Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- welding
- workpiece
- base
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は例えばアフターヘムスポット溶接に適用するス
ポット溶接装置に係り、特に動作機構の簡素化を図った
スポット溶接装置に関する。
ポット溶接装置に係り、特に動作機構の簡素化を図った
スポット溶接装置に関する。
例えば自動車用パネルの端部溶接を行なう場合、そのパ
ネルの端部をあらかじめヘミング加工によって折曲げ、
その折曲げ加工用へミングダイの動作空間に溶接チップ
を前記ダイの側方から挿入してアフターヘムスポット溶
接を行なうことはよく知られている。
ネルの端部をあらかじめヘミング加工によって折曲げ、
その折曲げ加工用へミングダイの動作空間に溶接チップ
を前記ダイの側方から挿入してアフターヘムスポット溶
接を行なうことはよく知られている。
このようなアフターヘムスポット溶接装置にはパネル等
のワークの溶接部に設けられるヘミング加工機械の小さ
な空間に溶接チップを溶接用加圧方向とこれに直交する
挿入及び排出方向の動作とを行なうことを要求される。
のワークの溶接部に設けられるヘミング加工機械の小さ
な空間に溶接チップを溶接用加圧方向とこれに直交する
挿入及び排出方向の動作とを行なうことを要求される。
従来、このようなスポット溶接装置としては、溶接チッ
プをワーク加工とこれに直交する方向との二方向に動作
するための複数の駆動用シリンダ装置等を設けている。
プをワーク加工とこれに直交する方向との二方向に動作
するための複数の駆動用シリンダ装置等を設けている。
そして、溶接チップを各シリンダ装置によってワークの
溶接部への挿入及び排出動作と、スポット溶接用の加圧
及び反加圧方向に移動する移動操作とをそれぞれ別個に
行なっている。
溶接部への挿入及び排出動作と、スポット溶接用の加圧
及び反加圧方向に移動する移動操作とをそれぞれ別個に
行なっている。
このため、従来のこの種のスポット溶接装置にあっては
溶接チップの芯出し、垂直度出し等を行なうための制御
装置が極めて複雑になると共に、動作範囲が広大になる
ため2次ケーブル、エアホース、冷却水ホース等の組込
み構成も複雑になっていた。
溶接チップの芯出し、垂直度出し等を行なうための制御
装置が極めて複雑になると共に、動作範囲が広大になる
ため2次ケーブル、エアホース、冷却水ホース等の組込
み構成も複雑になっていた。
したがって従来の装置にあっては高度の組付技術及び多
大な工数を必要とし、製作上、設置上、動作上等におい
て種々の問題があった。
大な工数を必要とし、製作上、設置上、動作上等におい
て種々の問題があった。
本考案はこのような従来の問題を解消するためになされ
たもので、回動リンク機構を利用して少数のシリンダ装
置のみを用いることができ、構成の簡単化が図れて組付
技術の容易化及び工数の削減が図れるスポット溶接装置
を提供することを目的とする。
たもので、回動リンク機構を利用して少数のシリンダ装
置のみを用いることができ、構成の簡単化が図れて組付
技術の容易化及び工数の削減が図れるスポット溶接装置
を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本考案の構成は、チ
ップベースの略中間部を枢軸を介して溶接チップ加圧方
向に首振り自在に支持すると共にそれ自身チップ挿排方
向に回動可能に設けられたりトラクトアームと、このリ
トラクトアームをワークへのチップ挿入方向に付勢する
リトラクトスプリング及び所定溶接位置で停止する位置
決め用ストッパと、前記リトラクトアーム及びチップベ
ースを溶接チップの反加圧方向への所定首振り位置で互
いに剛接状態に係止する係止体と、チップベースの反ワ
ーク側端部に連結され溶接チップをチップベースの溶接
部への挿排及び加圧方向に駆動するシリンダ装置とを具
備したものとしている。
ップベースの略中間部を枢軸を介して溶接チップ加圧方
向に首振り自在に支持すると共にそれ自身チップ挿排方
向に回動可能に設けられたりトラクトアームと、このリ
トラクトアームをワークへのチップ挿入方向に付勢する
リトラクトスプリング及び所定溶接位置で停止する位置
決め用ストッパと、前記リトラクトアーム及びチップベ
ースを溶接チップの反加圧方向への所定首振り位置で互
いに剛接状態に係止する係止体と、チップベースの反ワ
ーク側端部に連結され溶接チップをチップベースの溶接
部への挿排及び加圧方向に駆動するシリンダ装置とを具
備したものとしている。
そして、このようなスプリング及びストッパを有するリ
ンク機構と、単一のシリンダ装置とによって、溶接チッ
プをチップベースを介してワークの溶接部に関連した二
方向の動作を行えるようにし、これによって、駆動手段
としてのシリンダ装置の減少を図ると共に、一定の規制
動作を行なうための構成を簡素化し、溶接チップの芯出
し及び垂直度出しや各種の付属装置例えば2次ケーブル
やエアホース等の組付けを容易にし、かつ組付は工数の
減少を図れるようにしたものである。
ンク機構と、単一のシリンダ装置とによって、溶接チッ
プをチップベースを介してワークの溶接部に関連した二
方向の動作を行えるようにし、これによって、駆動手段
としてのシリンダ装置の減少を図ると共に、一定の規制
動作を行なうための構成を簡素化し、溶接チップの芯出
し及び垂直度出しや各種の付属装置例えば2次ケーブル
やエアホース等の組付けを容易にし、かつ組付は工数の
減少を図れるようにしたものである。
以下本考案の構成に係る具体的な実施例を図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
なお、本実施例に係るスポット溶接装置は平行チップ型
、すなわち複数の溶接チップをワーク上に並置するタイ
プのものである。
、すなわち複数の溶接チップをワーク上に並置するタイ
プのものである。
したがって、上部電極と下部電極とをワークに挟着させ
る形式のスポット溶接装置と異なり、ワーク支持台の上
方に配置する溶接チップのみにケーブルを接続するタイ
プのものであるが、上下電極を有する形式のスポット溶
接装置に適用することができるのは勿論である。
る形式のスポット溶接装置と異なり、ワーク支持台の上
方に配置する溶接チップのみにケーブルを接続するタイ
プのものであるが、上下電極を有する形式のスポット溶
接装置に適用することができるのは勿論である。
図において1は溶接装置本体、2は溶接装置本体1に絶
縁状態で取付けたガンボデー、3はガンボデー2に上下
位置調節可能に取付けたワーク支持台である。
縁状態で取付けたガンボデー、3はガンボデー2に上下
位置調節可能に取付けたワーク支持台である。
このワーク支持台3の表面に自動車用パネル等のワーク
4の端部を載置するようにしている。
4の端部を載置するようにしている。
なお、図示していないがワーク支持台3の上方にはワー
クの溶接すべき端部をあらかじめ折曲げ形成するヘミン
グダイが昇降可能に配置される。
クの溶接すべき端部をあらかじめ折曲げ形成するヘミン
グダイが昇降可能に配置される。
このヘミングダイは一定の昇降ストロークで昇降動作す
るもので、ワーク支持台3の上方には上昇時においても
余り大きなスペースを設けることができないものである
。
るもので、ワーク支持台3の上方には上昇時においても
余り大きなスペースを設けることができないものである
。
すなわち、ワーク支持台3の上方には比較的少ないスペ
ースしか設けられておらず、スポット溶接装置の溶接チ
ップはワークへの加圧方向、すなわち上下方向に大きく
移動することができない。
ースしか設けられておらず、スポット溶接装置の溶接チ
ップはワークへの加圧方向、すなわち上下方向に大きく
移動することができない。
そこで、溶接チップ5はワーク4の溶接部に加圧する方
向とこれに略直行する溶接部へのチップ挿排方向(図の
横方向)とにチップベース6を介して移動させるように
している。
向とこれに略直行する溶接部へのチップ挿排方向(図の
横方向)とにチップベース6を介して移動させるように
している。
このチップベース6を移動するための駆動手段は、大別
してリンク機構部分7とシリンダ部分8とからなってい
る。
してリンク機構部分7とシリンダ部分8とからなってい
る。
まずリンク機構部分7から説明する。
一端に溶接チップ5を取付けたチップベース6に電流供
給用のケーブル9が接続されている。
給用のケーブル9が接続されている。
このチップベース6の下面に絶縁板10を介してベース
アーム11が一体に取付けられている。
アーム11が一体に取付けられている。
なお、以下にチップベースというときはベースアーム1
1を含むものとする。
1を含むものとする。
チップベース6の略中間部下面にブラケット12を突設
し、このブラケット12をリトラクトアーム13に枢軸
14を介して溶接チップ5がワーク4の溶接部に加圧す
る方向(図の上下方向)に首振り自在に支持している。
し、このブラケット12をリトラクトアーム13に枢軸
14を介して溶接チップ5がワーク4の溶接部に加圧す
る方向(図の上下方向)に首振り自在に支持している。
このリトラクトアーム13は、それ自身ガンボデー2に
対して回動軸14Aを介して溶接チップ5がワーク4の
側方から挿排する方向に回動可能に支持されている。
対して回動軸14Aを介して溶接チップ5がワーク4の
側方から挿排する方向に回動可能に支持されている。
すなわち、チップベース6はガンボデー2にリトラクト
アーム13を介して溶接チップ5がワーク4の溶接部に
側方から挿入及び排出する方向に回動可能に支持されて
おり、また同時にこのチップベース6はリトラクトアー
ム13に対して枢軸14を介して溶接チップ5がワーク
4の溶接部を押圧及び離間する方向に首振り自在とされ
ている。
アーム13を介して溶接チップ5がワーク4の溶接部に
側方から挿入及び排出する方向に回動可能に支持されて
おり、また同時にこのチップベース6はリトラクトアー
ム13に対して枢軸14を介して溶接チップ5がワーク
4の溶接部を押圧及び離間する方向に首振り自在とされ
ている。
このリトラクトアーム13はガンボデー2にリトラクト
スプリング15によってワーク4へのチップ挿入方向に
付勢されている。
スプリング15によってワーク4へのチップ挿入方向に
付勢されている。
そしてガンボデー2に設けた垂直なストッパ16として
の壁面に所定溶接位置で停止するようにされている。
の壁面に所定溶接位置で停止するようにされている。
つまり、リトラクトアーム13はこれ自身が略垂直な状
態となって溶接チップ5がワーク4の溶接部に合致する
位置でストッパ16に当接し、それ以上チップ挿入方向
には回動しないように規制されている。
態となって溶接チップ5がワーク4の溶接部に合致する
位置でストッパ16に当接し、それ以上チップ挿入方向
には回動しないように規制されている。
また、リトラクトアーム13及びチップベース6は係止
体17によって、溶接チップ5の反加圧方向への所定首
振り位置で互いに剛接状態に係止されるようにしている
。
体17によって、溶接チップ5の反加圧方向への所定首
振り位置で互いに剛接状態に係止されるようにしている
。
すなわち、この係止体17はリトラクトアーム13の枢
軸14よりも反ワーク側に位置して上方に向って螺合し
たボルトからなるもので、このボルトの先端(上端)が
ベースアーム11の下面に臨んでいる。
軸14よりも反ワーク側に位置して上方に向って螺合し
たボルトからなるもので、このボルトの先端(上端)が
ベースアーム11の下面に臨んでいる。
そして、この係止体17としてのボルトのりトラクトア
ーム13へのねじ込み高さを調節することによってベー
スアーム11がこの係止体17の先端に係止する位置を
調整できるようにしている。
ーム13へのねじ込み高さを調節することによってベー
スアーム11がこの係止体17の先端に係止する位置を
調整できるようにしている。
この係止体17はチップベース6が図の時計方向、すな
わち溶接チップ5がワーク4の溶接部から上方に離間す
るように回動した場合、このチップベース6のベースア
ーム11の下面ト当接し、ある一定以上の回動を阻止さ
れる、つまり剛接状態に係止するようになるものである
。
わち溶接チップ5がワーク4の溶接部から上方に離間す
るように回動した場合、このチップベース6のベースア
ーム11の下面ト当接し、ある一定以上の回動を阻止さ
れる、つまり剛接状態に係止するようになるものである
。
そしてチップベース6の反ワーク側端部に前述したシリ
ンダ部分8としてのシリンダ装置18を連結している。
ンダ部分8としてのシリンダ装置18を連結している。
このシリンダ装置18は軸19を介してシリンダ部18
Aをガンボデー2に枢着され、シリンダロッド1BBの
先端を別の軸20によってチップベース6に回動自在に
連結したものある。
Aをガンボデー2に枢着され、シリンダロッド1BBの
先端を別の軸20によってチップベース6に回動自在に
連結したものある。
したがって、このシリンダ装置18はそれ自身ガンボデ
ー2に対してリトラクトアーム13と略同様の回動動作
を行なえるようになっている。
ー2に対してリトラクトアーム13と略同様の回動動作
を行なえるようになっている。
また、チップベース6に対しても軸20を中心として互
いに回動し得るようにしている。
いに回動し得るようにしている。
このような構成によると、例えばシリンダ装置18のシ
リンダロッド18Bを突出方向(上方)に移動させるこ
とによって溶接チップ5をワーク4の溶接部に側方から
導入した後、その溶接チップ5によってワーク4の溶接
部を加圧することができる。
リンダロッド18Bを突出方向(上方)に移動させるこ
とによって溶接チップ5をワーク4の溶接部に側方から
導入した後、その溶接チップ5によってワーク4の溶接
部を加圧することができる。
すなわち、リトラクトアーム13はリトラクトスプリン
グ15によって溶接チップ5を常にワーク4の溶接部方
向に引き込むように付勢されている。
グ15によって溶接チップ5を常にワーク4の溶接部方
向に引き込むように付勢されている。
したがって、シリンダロッド18Bを突出方向に移動さ
せた場合は、リトラクトアーム13がリトラクトスプリ
ング15によって、図の反時計方向に回動する。
せた場合は、リトラクトアーム13がリトラクトスプリ
ング15によって、図の反時計方向に回動する。
つまり溶接チップ6をワーク4の溶接部に側方(図の右
方)から導入するようになる。
方)から導入するようになる。
そして、さらにシリンダロッド18Bを突出させるとス
トッパ16によって所定位置で停止したりトラクトアー
ム13の先端の枢軸14を中心としてチップベース6が
さらに反時計方向に回動する。
トッパ16によって所定位置で停止したりトラクトアー
ム13の先端の枢軸14を中心としてチップベース6が
さらに反時計方向に回動する。
すなわち溶接チップ5をワーク4の溶接部に加圧する。
この場合、リトラクトアーム13の回動軸14の軸心、
枢軸14の軸心、及び溶接チップ5の軸心の配置関係或
いはストッパ16によるリトラクトアーム13の停止位
置などから、リトラクトアーム13が停止した場合の溶
接チップ5のワーク4に対する加圧位置を設定すること
ができる。
枢軸14の軸心、及び溶接チップ5の軸心の配置関係或
いはストッパ16によるリトラクトアーム13の停止位
置などから、リトラクトアーム13が停止した場合の溶
接チップ5のワーク4に対する加圧位置を設定すること
ができる。
したがってこれらの軸心の配置等を一定の関係に規定し
ておくことによって、溶接チップ5による芯出し及び垂
直度出しをあらかじめ設定しておくことができる。
ておくことによって、溶接チップ5による芯出し及び垂
直度出しをあらかじめ設定しておくことができる。
このような溶接チップ5の加圧状態においてケーブル9
、チップベース6を介して溶接チップ5に所定の溶接電
流を通電することによって例えば複数の並設した溶接チ
ップ相互間でワーク4の溶接部に対するスポット溶接が
行なえるものである。
、チップベース6を介して溶接チップ5に所定の溶接電
流を通電することによって例えば複数の並設した溶接チ
ップ相互間でワーク4の溶接部に対するスポット溶接が
行なえるものである。
また、溶接終了後は、シリンダロッド18Bをシリンダ
部18A側に退入するように駆動するものである。
部18A側に退入するように駆動するものである。
そうすると、このシリンダロッド18Bの先端に軸20
を介して連結されたチップベース6が枢軸14を中心と
して時計方向(溶接チップ5のワーク4からの上方への
離間方向)に回動動作する。
を介して連結されたチップベース6が枢軸14を中心と
して時計方向(溶接チップ5のワーク4からの上方への
離間方向)に回動動作する。
そして、このような溶接チップ5の反加圧方向の回動が
所定角度進み、リトラクトアーム13に設けた係止体1
7の先端に当接すると、チップベース6はそれ以上リト
ラクトアーム13に対して回動することができなくなり
、それ以後はチップベース6はリトラクトアーム13と
剛接状態となってリトラクトスプリング15の付勢力に
抗して回動軸14Aを中心として図の時計方向(溶接チ
ップ5がワーク4の溶接部から側方に排出する方向)に
回動する。
所定角度進み、リトラクトアーム13に設けた係止体1
7の先端に当接すると、チップベース6はそれ以上リト
ラクトアーム13に対して回動することができなくなり
、それ以後はチップベース6はリトラクトアーム13と
剛接状態となってリトラクトスプリング15の付勢力に
抗して回動軸14Aを中心として図の時計方向(溶接チ
ップ5がワーク4の溶接部から側方に排出する方向)に
回動する。
すなわち、シリンダロッド1BBの退入方向の動作によ
って、まず溶接チップ5が反加圧方向に移動し、その後
リトラクトアーム13と共に全体としてワーク4の溶接
部から側方に排出する回動動作を連続的に行なうもので
ある。
って、まず溶接チップ5が反加圧方向に移動し、その後
リトラクトアーム13と共に全体としてワーク4の溶接
部から側方に排出する回動動作を連続的に行なうもので
ある。
以下のような構成及び作用による本実施例の装置によれ
ば、単一のシリンダ装置18を用いるにもかかわらず、
溶接チップ5をワーク4の加圧方向及び挿排方向の二方
向に確実に関連動作することができる。
ば、単一のシリンダ装置18を用いるにもかかわらず、
溶接チップ5をワーク4の加圧方向及び挿排方向の二方
向に確実に関連動作することができる。
したがって、溶接チップ5の垂直度出し及び芯出し等が
リンク機構部分7としてのりトラクトアーム13及び枢
軸14、回動軸14A等の設定によってあらかじめ行な
えると共に、最小限の駆動手段によって前述した二方向
の回動動作が行なえるので、従来のシリンダ装置を複数
用いるものと較べて動作範囲も挟まり付属設備としての
2次ケーブルやエアーホース、冷却水ホース等の組付け
が容易に行なえる。
リンク機構部分7としてのりトラクトアーム13及び枢
軸14、回動軸14A等の設定によってあらかじめ行な
えると共に、最小限の駆動手段によって前述した二方向
の回動動作が行なえるので、従来のシリンダ装置を複数
用いるものと較べて動作範囲も挟まり付属設備としての
2次ケーブルやエアーホース、冷却水ホース等の組付け
が容易に行なえる。
またこれらの製作組付工数も従来の装置と較べて極めて
少なくすることができる。
少なくすることができる。
なお、本考案の要旨ではないが、ワーク支持台3はボル
ト21によってガンボデー2に対して緊緩可能としであ
ると共に、アジャストボルト22によってワーク4方向
に移動可能としである。
ト21によってガンボデー2に対して緊緩可能としであ
ると共に、アジャストボルト22によってワーク4方向
に移動可能としである。
これによって、ワーク支持台3のワーク支持面は、ガン
ボデー2に固定して取付けた打点面チェッカ23に合致
するように、すなわち所定の溶接高さにワーク4を支持
する位置に自由に調整することができる。
ボデー2に固定して取付けた打点面チェッカ23に合致
するように、すなわち所定の溶接高さにワーク4を支持
する位置に自由に調整することができる。
なお、本考案のような装置によれば装置全体の構成が簡
素化できるものであるから、溶接条件も従来一般に行わ
れているものに較べて軽容量とする場合に好適するもの
である。
素化できるものであるから、溶接条件も従来一般に行わ
れているものに較べて軽容量とする場合に好適するもの
である。
すなわち、従来一般に行なわれている溶接電流8000
A〜9000A、加圧力100に9〜120kg、通電
時間8サイクル〜12サイクルに対し、溶接電流700
QA〜800QA、加圧力40に9〜60に9、通電時
間7サイクル〜8サイクルのような実施が可能となるも
のである。
A〜9000A、加圧力100に9〜120kg、通電
時間8サイクル〜12サイクルに対し、溶接電流700
QA〜800QA、加圧力40に9〜60に9、通電時
間7サイクル〜8サイクルのような実施が可能となるも
のである。
このような電流、加圧力、通電時間等を減少した分だけ
電極チップの径を小さくし、電流密度を略同−に対応さ
せれば、従来の大容量の溶接装置と略同−条件のスポッ
ト溶接が可能となり、冷却水の供給装置の省略が図れる
ものである。
電極チップの径を小さくし、電流密度を略同−に対応さ
せれば、従来の大容量の溶接装置と略同−条件のスポッ
ト溶接が可能となり、冷却水の供給装置の省略が図れる
ものである。
以上の実施例で詳述したように、本考案によればリンク
機構を利用して少数のシリンダ装置を用いた溶接チップ
の複雑な挿入、排出及び溶接用加圧動作等が実現でき、
電極の芯出し及び垂直度出しが容易に行なえるようにな
ると同時に、付属装置の組付技術も容易になり、工数も
削減することができ、このように簡単な設備構成で確実
なスポット溶接装置が行なえるようになり、初期の目的
を遠戚することができる。
機構を利用して少数のシリンダ装置を用いた溶接チップ
の複雑な挿入、排出及び溶接用加圧動作等が実現でき、
電極の芯出し及び垂直度出しが容易に行なえるようにな
ると同時に、付属装置の組付技術も容易になり、工数も
削減することができ、このように簡単な設備構成で確実
なスポット溶接装置が行なえるようになり、初期の目的
を遠戚することができる。
図は本考案の一実施例を示す側面図である。
4・・・・・・ワーク、5・・・・・・溶接チップ、6
・・・・・・チップベース、13・・・・・・リトラク
トアーム、14・・・・・・枢軸、15・・・・・・リ
トラクトスプリング、16・・・・・・ストッパ、18
・・・・・・シリンダ装置。
・・・・・・チップベース、13・・・・・・リトラク
トアーム、14・・・・・・枢軸、15・・・・・・リ
トラクトスプリング、16・・・・・・ストッパ、18
・・・・・・シリンダ装置。
Claims (1)
- 溶接チップを取付けたチップベースを駆動手段によって
その溶接チップがワークの溶接部に加圧する方向とこれ
に略直交する溶接部へのチップ挿排方向とに動作するよ
うにしたスポット溶接装置において、前記駆動手段は、
チップベースの略中間部を枢軸を介して前記溶接チップ
加圧方向に首振り自在に支持すると共にそれ自身チップ
挿排方向に回動可能に設けられたりトラクトアームと、
このリトラクトアームをワークへのチップ挿排方向に付
勢するリトラクトスプリング及び所定溶接位置で停止す
る位置決め用ストッパと、前記リトラクトアーム及び前
記チップベースを溶接チップの反加圧方向への所定首振
り位置で互いに剛接状態に係止する係止体と、前記チッ
プベースの反ワーク側端部に連結され前記溶接チップを
前記チップベースの溶接部への挿排及び加圧方向に駆動
するシリンダ装置とを具備してなることを特徴とするス
ポット溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13400481U JPS6031031Y2 (ja) | 1981-09-09 | 1981-09-09 | スポツト溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13400481U JPS6031031Y2 (ja) | 1981-09-09 | 1981-09-09 | スポツト溶接装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5843880U JPS5843880U (ja) | 1983-03-24 |
JPS6031031Y2 true JPS6031031Y2 (ja) | 1985-09-17 |
Family
ID=29927448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13400481U Expired JPS6031031Y2 (ja) | 1981-09-09 | 1981-09-09 | スポツト溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6031031Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-09-09 JP JP13400481U patent/JPS6031031Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5843880U (ja) | 1983-03-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2719095B2 (ja) | 曲げ加工機におけるワーク供給、搬出装置 | |
CN111376085B (zh) | 一种汽车零部件加工用多功能翻转夹持设备 | |
US4976026A (en) | Method and apparatus of establishing the position of a datum reference from an object having dimensional variations within a tolerance range | |
JPS6031031Y2 (ja) | スポツト溶接装置 | |
CA2420929A1 (en) | Method and device for welding projection bolt | |
CN210524311U (zh) | 一种汽车支架焊接转台 | |
JPH0217756Y2 (ja) | ||
JPH0216870Y2 (ja) | ||
CN217345243U (zh) | 一种单气缸联动摇动杆组件夹具 | |
JP2536006B2 (ja) | スポット溶接装置 | |
JP3213238B2 (ja) | 自動機用はんだ付けヘッド | |
JP3445636B2 (ja) | スポット溶接機 | |
JP2539591B2 (ja) | パンチングプレス機のワ―ククランプ装置 | |
JP3114439B2 (ja) | 溶接装置 | |
JPS5844930Y2 (ja) | スポツト溶接装置 | |
JPH049104Y2 (ja) | ||
JP2733414B2 (ja) | スポット溶接装置 | |
JPH05337653A (ja) | 作業機械の移動装置 | |
JPH0527270Y2 (ja) | ||
JPS6031028Y2 (ja) | スポツト溶接ガンの姿勢制御装置 | |
JP2000158146A (ja) | スポット溶接装置 | |
JPH0349823Y2 (ja) | ||
JPH0418794Y2 (ja) | ||
JPS6110864Y2 (ja) | ||
JPS6041340Y2 (ja) | シ−ム溶接機の被溶接物誘導装置 |