JPS6030449Y2 - 過給機付デイ−ゼルエンジンの過給圧制御装置 - Google Patents
過給機付デイ−ゼルエンジンの過給圧制御装置Info
- Publication number
- JPS6030449Y2 JPS6030449Y2 JP9795081U JP9795081U JPS6030449Y2 JP S6030449 Y2 JPS6030449 Y2 JP S6030449Y2 JP 9795081 U JP9795081 U JP 9795081U JP 9795081 U JP9795081 U JP 9795081U JP S6030449 Y2 JPS6030449 Y2 JP S6030449Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- fuel
- engine
- fuel injection
- supercharger
- Prior art date
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- Expired
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- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Supercharger (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、過給機付ディーゼルエンジンにおいてそのエ
ミッション対策を行うための過給圧制御装置に関するも
のである。
ミッション対策を行うための過給圧制御装置に関するも
のである。
従来より、吸気を過給する過給機を備え、吸気の充填効
率を高めて燃費性能や出力性能等を向上し得るようにし
た過給機付ディーゼルエンジンはよく知られている。
率を高めて燃費性能や出力性能等を向上し得るようにし
た過給機付ディーゼルエンジンはよく知られている。
このような過給機付ディーゼルエンジンにおいては、通
常、過給機をエンジンの運転中は常時作動させて、エン
ジンの負荷や回転数の変動に関係なく一律に吸気過給を
行うようになされており、したがってエンジンの低負荷
運転領域ではその燃焼圧力が高くなるいう傾向がある。
常、過給機をエンジンの運転中は常時作動させて、エン
ジンの負荷や回転数の変動に関係なく一律に吸気過給を
行うようになされており、したがってエンジンの低負荷
運転領域ではその燃焼圧力が高くなるいう傾向がある。
ところで、このような過給機付ディーゼルエンジンにお
いて、エミッション性能の向上を図るべく、エンジンの
所定以下の低負荷運転時、燃料噴射ポンプの燃料室内の
燃料をリリーフ通路を介して逃がし、燃料室内の圧力を
低下させて燃料噴射時期を遅らせる噴射時期制御装置を
設けた場合、上記エンジンの低負荷運転時の燃焼圧力の
増大により、噴射時期制御装置によるエミッション性能
の向上機能が充分に発揮されないという憾みがあった。
いて、エミッション性能の向上を図るべく、エンジンの
所定以下の低負荷運転時、燃料噴射ポンプの燃料室内の
燃料をリリーフ通路を介して逃がし、燃料室内の圧力を
低下させて燃料噴射時期を遅らせる噴射時期制御装置を
設けた場合、上記エンジンの低負荷運転時の燃焼圧力の
増大により、噴射時期制御装置によるエミッション性能
の向上機能が充分に発揮されないという憾みがあった。
そこで、このようなエンジンの低負荷運転時には過給機
による吸気の過給圧を低減させるばべく、エンジンの負
荷を検出する負荷センサを設け、該負荷センサ検出信号
に基づいて過給圧制御機構により過給圧を低減させるよ
うにすることが考えられる。
による吸気の過給圧を低減させるばべく、エンジンの負
荷を検出する負荷センサを設け、該負荷センサ検出信号
に基づいて過給圧制御機構により過給圧を低減させるよ
うにすることが考えられる。
しかし、その場合、高価な負荷センサを要するため、コ
スト高となり、また部品点数が増大して制御機構も複雑
になるという問題が生じる。
スト高となり、また部品点数が増大して制御機構も複雑
になるという問題が生じる。
また、従来、吸気通路に絞弁を設け、負荷に応じて該絞
弁を制御するもの(実開昭53−77214号)も提案
されているが、このような構造では、構成が複雑になる
ともをに、燃料噴射時期を遅らせるタイミングと絞弁を
開閉するタイミングとをうまく調整させる必要が生じる
。
弁を制御するもの(実開昭53−77214号)も提案
されているが、このような構造では、構成が複雑になる
ともをに、燃料噴射時期を遅らせるタイミングと絞弁を
開閉するタイミングとをうまく調整させる必要が生じる
。
本考案はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、上記
した燃料噴射ポンプの噴射時期制御装置のリリーフ通路
内に生じる燃料圧力を利用して過給圧制御機構を駆動す
るようにすることにより、高価な負荷センサを用いずに
安価にかつ簡単な構造でもってエンジンの低負荷運転時
の吸気過給圧を低減することができるようにした過給機
付ディーゼルエンジンの過給圧制御装置を提供せもとす
るものである。
した燃料噴射ポンプの噴射時期制御装置のリリーフ通路
内に生じる燃料圧力を利用して過給圧制御機構を駆動す
るようにすることにより、高価な負荷センサを用いずに
安価にかつ簡単な構造でもってエンジンの低負荷運転時
の吸気過給圧を低減することができるようにした過給機
付ディーゼルエンジンの過給圧制御装置を提供せもとす
るものである。
すなわち、本考案は、燃料噴射ポンプの燃料室内の圧力
に応じて燃料噴射時期を制御するとともに、エンジンの
所定以下の軽負荷時、上記燃料室内の燃料をリリーフ通
路を介して逃がし、燃料室内の圧力を低下させて燃料噴
射時期を遅らせる噴射時期制御装置を有する過給機付デ
ィーゼルエンジンにおいて、吸気の過給圧を制御する過
給圧制御機構と、上記燃料噴射ポンプのIJ IJ−フ
通路の圧力変化により作動する圧力応動部材とを連結し
、リリーフ通路内の圧力が所定以上にある時、吸気の過
給圧を低減させるように構成したことを特徴とするもの
である。
に応じて燃料噴射時期を制御するとともに、エンジンの
所定以下の軽負荷時、上記燃料室内の燃料をリリーフ通
路を介して逃がし、燃料室内の圧力を低下させて燃料噴
射時期を遅らせる噴射時期制御装置を有する過給機付デ
ィーゼルエンジンにおいて、吸気の過給圧を制御する過
給圧制御機構と、上記燃料噴射ポンプのIJ IJ−フ
通路の圧力変化により作動する圧力応動部材とを連結し
、リリーフ通路内の圧力が所定以上にある時、吸気の過
給圧を低減させるように構成したことを特徴とするもの
である。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
する。
第1図において、1はディーゼルエンジン(図示せず)
の吸気通路、2は排気通路であって、上記吸気通路1に
はブロワ3が配設され、また上記排気通路2には上記ブ
ロワ3に軸4を介して一体連結されたタービン5が配設
されており、エンジンの排気ガス流でタービン5を回転
させ、該タービン5の回転によりブロワ3を回転せしめ
て吸気を過給するようにしたターボ過給機6が構成され
ている。
の吸気通路、2は排気通路であって、上記吸気通路1に
はブロワ3が配設され、また上記排気通路2には上記ブ
ロワ3に軸4を介して一体連結されたタービン5が配設
されており、エンジンの排気ガス流でタービン5を回転
させ、該タービン5の回転によりブロワ3を回転せしめ
て吸気を過給するようにしたターボ過給機6が構成され
ている。
また、上記排気通路2には過給機6のタービン5をバイ
パス通路7が設けられ、該バイパス通路7の途中にはバ
イパス通路7を開閉制御する制御バルブ8が配設され、
該制御バルブ8の弁軸8aには回動レバー9およびロッ
ド10を介して2段型の圧力応動装置11が連結されて
いる。
パス通路7が設けられ、該バイパス通路7の途中にはバ
イパス通路7を開閉制御する制御バルブ8が配設され、
該制御バルブ8の弁軸8aには回動レバー9およびロッ
ド10を介して2段型の圧力応動装置11が連結されて
いる。
該圧力応動装置11は、ハウジング12内に、各々ダイ
ヤフラムよりなる第1および第2圧力応動部材13.1
4によって画成された大気圧室15、吸気圧室16およ
び燃料圧室17の3室および大気圧室15内に設けられ
たスプリング15aを有し、上記大気圧室15は大気に
開放され、また中央の吸気圧室16は連通路18を介し
て上記過給機6のブロワ3下流側の吸気通路1に連通さ
れている。
ヤフラムよりなる第1および第2圧力応動部材13.1
4によって画成された大気圧室15、吸気圧室16およ
び燃料圧室17の3室および大気圧室15内に設けられ
たスプリング15aを有し、上記大気圧室15は大気に
開放され、また中央の吸気圧室16は連通路18を介し
て上記過給機6のブロワ3下流側の吸気通路1に連通さ
れている。
また、上記大気圧室15と吸気圧室16とを画成する第
1圧力応動部材13(図で左側のもの)には上記ロッド
10が連結されており、吸気の過給圧が所定値以下にな
ると、スプリング15aの付勢力に抗して第1圧力応動
部材13を図で左方に偏倚させ、制御バルブ8を開作動
してバイパス通路7を開き、排気ガス流を過給機6のタ
ービン5をバイパスして流下させてブロワ3の回転力を
弱める一方、逆に、吸気の過給圧が所定値より小さい場
合は、第1圧力応動部材13を図で右方に偏倚させ、制
御バルブ8を閉作動してバイパス通路7を閉じ、排気ガ
ス流をタービン5に流してブロワ3の回転力を強めるこ
とにより、過給機6による吸気の過給圧をエンジンの運
転状態に応じて制御するようにした過給圧制御機構19
が構成されている。
1圧力応動部材13(図で左側のもの)には上記ロッド
10が連結されており、吸気の過給圧が所定値以下にな
ると、スプリング15aの付勢力に抗して第1圧力応動
部材13を図で左方に偏倚させ、制御バルブ8を開作動
してバイパス通路7を開き、排気ガス流を過給機6のタ
ービン5をバイパスして流下させてブロワ3の回転力を
弱める一方、逆に、吸気の過給圧が所定値より小さい場
合は、第1圧力応動部材13を図で右方に偏倚させ、制
御バルブ8を閉作動してバイパス通路7を閉じ、排気ガ
ス流をタービン5に流してブロワ3の回転力を強めるこ
とにより、過給機6による吸気の過給圧をエンジンの運
転状態に応じて制御するようにした過給圧制御機構19
が構成されている。
一方、20はエンジンに燃料を噴射供給する燃料噴射ポ
ンプであって、該燃料噴射ポンプ20には公知なように
、燃料噴射時期をエンジン回転数に応じて制御し、かつ
エンジンの所定以下の軽負荷時に燃料噴射時期を遅らせ
る噴射時期制御装置21が具備されている。
ンプであって、該燃料噴射ポンプ20には公知なように
、燃料噴射時期をエンジン回転数に応じて制御し、かつ
エンジンの所定以下の軽負荷時に燃料噴射時期を遅らせ
る噴射時期制御装置21が具備されている。
すなわち、該噴射時期制御装置21は、エンジンにより
駆動されるフィードポンプ22と該フィードポンプ22
の発生圧力を補正するレギュラーティングバルブ23と
によって生じた燃料室24内の圧力によりタイマピスト
ン(図示せず)を移動させ、該タイマピストンのの移動
によって燃料圧送用プランジャ(図示せず)の往復動時
期を変化させることにより、燃料噴射時期をエンジン回
転数に応じて制御し、また、エンジンの所定以下の軽負
荷時には、エンジン回転数に応じて燃料噴射量を補正す
るガバナ機構25のガバナスリーブ25aに開設された
孔26と、ガバナ機構25のガバナシャフト25b内部
から燃料噴射ポンプ20のハウジング20a壁部に亘っ
て形成され、かつ下流端が上記フィードポンプ22の吸
入側に開口するリリーフ通路27の上流端開口部とを連
通せしめ、燃料室24内の燃料を上記リリーフ通路27
を介して逃がして燃料室24内の圧力を低下させること
により、燃料噴射時期を遅らせるものである。
駆動されるフィードポンプ22と該フィードポンプ22
の発生圧力を補正するレギュラーティングバルブ23と
によって生じた燃料室24内の圧力によりタイマピスト
ン(図示せず)を移動させ、該タイマピストンのの移動
によって燃料圧送用プランジャ(図示せず)の往復動時
期を変化させることにより、燃料噴射時期をエンジン回
転数に応じて制御し、また、エンジンの所定以下の軽負
荷時には、エンジン回転数に応じて燃料噴射量を補正す
るガバナ機構25のガバナスリーブ25aに開設された
孔26と、ガバナ機構25のガバナシャフト25b内部
から燃料噴射ポンプ20のハウジング20a壁部に亘っ
て形成され、かつ下流端が上記フィードポンプ22の吸
入側に開口するリリーフ通路27の上流端開口部とを連
通せしめ、燃料室24内の燃料を上記リリーフ通路27
を介して逃がして燃料室24内の圧力を低下させること
により、燃料噴射時期を遅らせるものである。
尚、28は上記リリーフ通路27の下流端付近に設けら
れ、リリーフ通路27内の圧力を高める絞りである。
れ、リリーフ通路27内の圧力を高める絞りである。
さらに、上記燃料噴射ポンプ20の絞り28上流側のI
J IJ−フ通路27と、上記圧力応動装置11の燃料
圧室17とは連通路29を介して連通され、リリーフ通
路27内の圧力変化により、圧力応動装置11の燃料圧
室17と吸気圧室16とを画成する第2圧力応動部材1
4(図で右側のもの)を偏倚作動せしめるように構成さ
れている。
J IJ−フ通路27と、上記圧力応動装置11の燃料
圧室17とは連通路29を介して連通され、リリーフ通
路27内の圧力変化により、圧力応動装置11の燃料圧
室17と吸気圧室16とを画成する第2圧力応動部材1
4(図で右側のもの)を偏倚作動せしめるように構成さ
れている。
また、上記第2圧力応動部材14の吸気圧室16側表面
には押圧部材30が取り付けられており、上記IJ I
J−フ通路27内の燃料圧力が所定以上にある時、すな
わちエンジンの所定以下の軽負荷時、燃料圧力17内の
圧力上昇によって第2圧力応動部材14を偏倚作動させ
、この作動により押圧部材30を介して過給制御機構1
9の第1圧力応動部材13を図で左方に押圧偏倚させて
制御バルブ8を開作動することにより、吸気の過給圧を
低減させるように構成されている。
には押圧部材30が取り付けられており、上記IJ I
J−フ通路27内の燃料圧力が所定以上にある時、すな
わちエンジンの所定以下の軽負荷時、燃料圧力17内の
圧力上昇によって第2圧力応動部材14を偏倚作動させ
、この作動により押圧部材30を介して過給制御機構1
9の第1圧力応動部材13を図で左方に押圧偏倚させて
制御バルブ8を開作動することにより、吸気の過給圧を
低減させるように構成されている。
尚、31は第2圧力応動部材14の燃料圧室17側表面
に取り付けられ、該第2圧力応動部材14の図で右側の
偏倚量を規制するストッパ部材である。
に取り付けられ、該第2圧力応動部材14の図で右側の
偏倚量を規制するストッパ部材である。
次に、上記実施例の作用について説明すると、エンジン
が所定以下の軽負荷時運転領域にある場合には、燃料噴
射ポンプ20の燃料噴射時期制御装置21のリリーフ通
路27はガバナ機構25のガバナスリーブ25aの第1
図で左方への移動によって燃料室24と連通し、該燃料
室24内の燃料が該IJ IJ−フ通路27を介して流
出して燃料室24内の圧力が低下するため、燃料噴射時
期が第2図左半部に示すように遅れ側に補正され、エン
ジンの燃焼温度の低下によりエミッション性能の向上が
図られる。
が所定以下の軽負荷時運転領域にある場合には、燃料噴
射ポンプ20の燃料噴射時期制御装置21のリリーフ通
路27はガバナ機構25のガバナスリーブ25aの第1
図で左方への移動によって燃料室24と連通し、該燃料
室24内の燃料が該IJ IJ−フ通路27を介して流
出して燃料室24内の圧力が低下するため、燃料噴射時
期が第2図左半部に示すように遅れ側に補正され、エン
ジンの燃焼温度の低下によりエミッション性能の向上が
図られる。
その際、上記リリーフ通路27内の燃料圧力が連通路2
9を経て圧力応動装置11の燃料圧室17に導入され、
その圧力が所定以上になると、圧力応動装置11の第2
圧力応動部材14が偏倚作動して押圧部材30を介して
過給圧制御機構19の第1圧力応動装置13を図で左方
に押圧偏倚させ、これにより制御バルブ8が開作動して
バイパス通路7が開き、吸気の過給圧が第3図左半部に
示すように低減される。
9を経て圧力応動装置11の燃料圧室17に導入され、
その圧力が所定以上になると、圧力応動装置11の第2
圧力応動部材14が偏倚作動して押圧部材30を介して
過給圧制御機構19の第1圧力応動装置13を図で左方
に押圧偏倚させ、これにより制御バルブ8が開作動して
バイパス通路7が開き、吸気の過給圧が第3図左半部に
示すように低減される。
その結果、エンジンの燃焼圧力の上昇が抑制されるので
、上記噴射時期制御装置21によるエミッション性能の
向上機能が充分に発揮されることになる。
、上記噴射時期制御装置21によるエミッション性能の
向上機能が充分に発揮されることになる。
一方、エンジンが中高負荷運転領域に移行した場合には
、上記燃料噴射ポンプ20の燃料室24と噴射時期制御
装置21のIJ IJ−フ通路27との連通はガバナ機
構25のガバナスリーブ25aの第1図で右方への移動
によって遮断され、燃料室24内の燃料圧力の低下が阻
止されるため、燃料噴射時期は第2図右手部に示すよう
に通常通りに進められ、エンジンの出力性能が確保され
る。
、上記燃料噴射ポンプ20の燃料室24と噴射時期制御
装置21のIJ IJ−フ通路27との連通はガバナ機
構25のガバナスリーブ25aの第1図で右方への移動
によって遮断され、燃料室24内の燃料圧力の低下が阻
止されるため、燃料噴射時期は第2図右手部に示すよう
に通常通りに進められ、エンジンの出力性能が確保され
る。
また、上記リリーフ通路27内を燃料が流れず、該リリ
ーフ通路27内の圧力が低下するため、圧力応動装置1
1の燃料室内17内の圧力も低下し、圧力応動装置11
の燃料圧室17内の圧力も低下し、圧力応動装置11の
第2圧力応動部材14は不作動位置に戻る。
ーフ通路27内の圧力が低下するため、圧力応動装置1
1の燃料室内17内の圧力も低下し、圧力応動装置11
の燃料圧室17内の圧力も低下し、圧力応動装置11の
第2圧力応動部材14は不作動位置に戻る。
その結果、過給圧制御機構19は通常通りに作動して吸
気の過給圧制御が行われ、エンジンの出力性能等の向上
が図られる。
気の過給圧制御が行われ、エンジンの出力性能等の向上
が図られる。
したがって、このように、燃料噴射ポンプ20リリーフ
通路27内の圧力を利用して過給圧制御機構19を駆動
するため、エンジンの低負荷運転領域での吸気の過給圧
の低減を簡単な構造でかつ安価に行うことができる。
通路27内の圧力を利用して過給圧制御機構19を駆動
するため、エンジンの低負荷運転領域での吸気の過給圧
の低減を簡単な構造でかつ安価に行うことができる。
尚、上記実施例では、第3図に示すように、リリーフ通
路27の圧力が所定以上の時は過給を行わない構成であ
るが、バイパス通路7を通る排気ガスの量を制御するこ
とにより、過給圧を低減する構成としてもよい。
路27の圧力が所定以上の時は過給を行わない構成であ
るが、バイパス通路7を通る排気ガスの量を制御するこ
とにより、過給圧を低減する構成としてもよい。
また、上記実施例では、エンジンの排気ガス流によりブ
ロワ3を駆動せしめて吸気過給を行うようにしたターボ
過給機6を備えたディーゼルエンジンについて述べたが
、本考案は、エンジンにより直接ブロワを駆動して吸気
過給を行うようにした過給機を備えたディーゼルエンジ
ンに対しても適用することができるのは勿論のことであ
る。
ロワ3を駆動せしめて吸気過給を行うようにしたターボ
過給機6を備えたディーゼルエンジンについて述べたが
、本考案は、エンジンにより直接ブロワを駆動して吸気
過給を行うようにした過給機を備えたディーゼルエンジ
ンに対しても適用することができるのは勿論のことであ
る。
以上説明したように、本考案によれば、燃料噴射ポンプ
の燃料噴射時期装置のIJ IJ−フ通路内の圧力によ
り作動する圧力応動部材と、過給機による吸気の過給圧
を制御する過給圧制御機構とを連結して、上記リリーフ
通路内の圧力が所定以上にある時、吸気過給圧を低減さ
せるようにしたものであるので、エンジンの低負荷運転
時の吸気過給の抑制を簡単な構造でかつ安価に行うこと
ができ、よって過給機付ディーゼルエンジンのエミッシ
ョン対策上実利あるものである。
の燃料噴射時期装置のIJ IJ−フ通路内の圧力によ
り作動する圧力応動部材と、過給機による吸気の過給圧
を制御する過給圧制御機構とを連結して、上記リリーフ
通路内の圧力が所定以上にある時、吸気過給圧を低減さ
せるようにしたものであるので、エンジンの低負荷運転
時の吸気過給の抑制を簡単な構造でかつ安価に行うこと
ができ、よって過給機付ディーゼルエンジンのエミッシ
ョン対策上実利あるものである。
図面は本考案の実施態様を例示し、第1図は全体縦断面
図、第2図は噴射時期制御装置の作動特性図、第3図は
本考案装置の作動特性図である。 1・・・・・・吸気通路、2・・・・・・排気通路、6
・・・・・・ターボ過給機、7・・・・・・バイパス通
路、8・・・・・・制御バルブ、11・・・・・・圧力
応動装置、14・・・・・・第2圧力応動部材、15・
・・・・・大気圧室、16・・・・・・吸気圧室、17
・・・・・・燃料圧室、19・・・・・・過給圧制御機
構、20・・・・・・燃料噴射ポンプ、21・・・・・
・噴射時期制御装置、24・・・・・・燃料室、27・
・・・・・IJ IJ−フ通路、29・・・・・・連通
路。
図、第2図は噴射時期制御装置の作動特性図、第3図は
本考案装置の作動特性図である。 1・・・・・・吸気通路、2・・・・・・排気通路、6
・・・・・・ターボ過給機、7・・・・・・バイパス通
路、8・・・・・・制御バルブ、11・・・・・・圧力
応動装置、14・・・・・・第2圧力応動部材、15・
・・・・・大気圧室、16・・・・・・吸気圧室、17
・・・・・・燃料圧室、19・・・・・・過給圧制御機
構、20・・・・・・燃料噴射ポンプ、21・・・・・
・噴射時期制御装置、24・・・・・・燃料室、27・
・・・・・IJ IJ−フ通路、29・・・・・・連通
路。
Claims (1)
- 燃料噴射ポンプの燃料室内の圧力に応じて燃料噴射時期
を制御するとともに、エンジンの所定以下の軽負荷時、
上記燃料室内の燃料をリリーフ通路を介して逃がし、燃
料室内の圧力を低下させて燃料噴射時期を遅らせる噴射
時期制御装置を有する過給機付ディーゼルエンジンにお
いて、吸気の過給機付ディーゼルエンジンにおいて、吸
気の過給圧を制御する過給圧制御機構と、上記燃料噴射
ポンプのリリーフ通路の圧力変化により作動する圧力応
動部材とを連結し、リリーフ通路内の圧力が所定以上に
ある時、吸気の過給圧を低減させるように構成したこと
を特徴とする過給機付ディーゼルエンジンの過給圧制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9795081U JPS6030449Y2 (ja) | 1981-06-30 | 1981-06-30 | 過給機付デイ−ゼルエンジンの過給圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9795081U JPS6030449Y2 (ja) | 1981-06-30 | 1981-06-30 | 過給機付デイ−ゼルエンジンの過給圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS584733U JPS584733U (ja) | 1983-01-12 |
JPS6030449Y2 true JPS6030449Y2 (ja) | 1985-09-12 |
Family
ID=29892719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9795081U Expired JPS6030449Y2 (ja) | 1981-06-30 | 1981-06-30 | 過給機付デイ−ゼルエンジンの過給圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6030449Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-06-30 JP JP9795081U patent/JPS6030449Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS584733U (ja) | 1983-01-12 |
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