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JPS6030333B2 - 貯蔵安定性の良好な有機ポリイソシアネ−トの製造法 - Google Patents

貯蔵安定性の良好な有機ポリイソシアネ−トの製造法

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Publication number
JPS6030333B2
JPS6030333B2 JP53012097A JP1209778A JPS6030333B2 JP S6030333 B2 JPS6030333 B2 JP S6030333B2 JP 53012097 A JP53012097 A JP 53012097A JP 1209778 A JP1209778 A JP 1209778A JP S6030333 B2 JPS6030333 B2 JP S6030333B2
Authority
JP
Japan
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diisocyanate
ethylene glycol
phosphate
weight
reaction
Prior art date
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Expired
Application number
JP53012097A
Other languages
English (en)
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JPS54105199A (en
Inventor
輝 井出
壮二朗 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP53012097A priority Critical patent/JPS6030333B2/ja
Priority to BE185485A priority patent/BE864326A/xx
Priority to GB7862/78A priority patent/GB1564690A/en
Priority to CA297,866A priority patent/CA1128246A/en
Priority to AR271269A priority patent/AR228831A1/es
Priority to IT48215/78A priority patent/IT1155849B/it
Priority to FR7805700A priority patent/FR2382468A1/fr
Priority to CH221478A priority patent/CH632489A5/de
Priority to DE2808801A priority patent/DE2808801C3/de
Priority to US05/882,466 priority patent/US4176132A/en
Publication of JPS54105199A publication Critical patent/JPS54105199A/ja
Publication of JPS6030333B2 publication Critical patent/JPS6030333B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、長期保存性の良好な有機ポリィソシアネート
の製法、さらに詳しくいえば脂肪族、脂環族又は芳香脂
肪族ジィソシアネートと水とを反応させる際に、特定の
混合溶媒を反応溶媒として用いることにより、貯蔵安定
性の良好な有機ポリィソシアネートを製造する方法に関
するものである。
有機ジィソシアネートと水との反応によって得られた有
機ポリィソシアネートはそのィソシアネート基が活性水
素と反応する性質を利用して発泡剤、塗料、接着剤など
の多方面において原料として利用されている。
特にこのものは塗料の成分として用いた場合、陵れた塗
膜物性を示すもので塗料分野において確固たる地位を築
きつつある。それらの有機ポリィソシアネートの中で芳
香族ポリィソシアネートすなわち芳香族核に直接ィソシ
アネート基が結合した化合物から調製された塗料はその
塗膜が数か月後に黄変、ひび割れ、剥離などの好ましく
ない現象を起すのに対し脂肪族、脂環族又は芳香脂肪族
ポリイソシアネートを用いた塗料はその塗膜物性は優れ
、数か年経過後においても形成当初の好ましい物性が維
持されるという長所を有する。このように脂肪族、脂環
族又は芳香脂肪族ポリィソシアネートを用いた場合は優
れた物性を示す反面、反応中にポリ尿素の沈殿を生じ、
経済的に不利をもたらすとともに商品価値を著しくそこ
なうという欠点がある。(特公昭37一16448号公
報、特関昭49−13462少号公報)。すなわち、有
機ジィソシアネートと水とは相互の溶解度が小さいので
混合時に過渡的にェマルジョンを形成する。そして、有
機ジィソシアネート相においては、わずかに溶解した状
態の水と多量の有機ジィソシアネートとが反応し、目的
とする有機ポリィソシアネートが得られるが、水相にお
いては、わずかに溶解した状態の有機ジィソシアネート
と多量の水が反応し、創生物であるポリ尿素の沈殿が生
成する。ポリ尿素は、このような条件のもとで形成され
るので、その生成量は、温度、かきまぜ速度、有機ジィ
ソシアネートと水との量比などにより大きく左右される
が、通常その量は有機ポリイソシアネートに対して0.
5重量%以上になるのが普通である。この量は、水1モ
ルに対し有機ジィソシアネート40モル以上の割合で反
応させれば、ある程度減少させることができるが、全く
なくすことはできない。しかも、このような条件下では
有機ポリィソシアネートと大過剰の有機ジィソシアネー
トの分離を必要とするので、操作がはん雑になるし、ま
た経済的ではない。さらに大きな欠点は、得られた有機
ポリィソシアネートを長期保存することにより有機ポリ
ィソシアネート中のモノマー含量が増加するということ
である。このモノマーの増加は実際の塗装工程において
大きな問題となる。すなわち塗装時スプレー塗装した場
合、塗料原料は一部ミストになりその中に有機ジィソシ
アネートが含まれていれば環境汚染、人体への悪影響、
製品の変質などの望ましくない結果をもたらす。このた
め有機ポリィソシアネート中の有機ジィソシアネートの
含量はできるだけ少なくするのが好ましい。ところで現
在市販されている種々の有機ポリィソシアネート中には
有機ジィソシアネートが1〜2重量%含有されており、
3000における粘度が600比p〜1000比pとい
う非常に高い値を示すため、使用に際して適当な溶媒で
希釈しなければならないが、これもまた環境汚染の一つ
の原因となっている。したがって、これを低粘度のもの
にすることが可能であれば、/・ィソリッド型又は無溶
剤塗料を実現することができるという利点がある。とこ
ろで、この種の有機ポリィソシアネートの粘度は反応時
の有機ジィソシアネートの水に対するモル比を大きくす
ることにより低下させることができるが、このようにし
て得られた低粘度の有機ポリィソシアネートは長期間貯
蔵することによってモノマーの増加が著しくなるという
煩向がある。本発明者らはこのような従来法に伴う欠点
を改良すべ〈種々検討した結果、有機ジィソシアネート
と水との反応において反応溶媒としてエチレングリコ−
ル誘導体と特定の2種以上のリン酸トリァルキルェステ
ルの混合物との混合溶媒を用いることにより前記の欠点
を一挙に解決しうろことを見出し、本発明をなすに至っ
た。
すなわち、本発明によれば、水と過剰量の脂肪族、脂環
族又は芳香脂肪族ジィソシアネートを水1モル当り5べ
40モルの割合で水と反応させて有機ポリィソシアネー
トを製造するに当り、反応溶媒として、、イー股式R,
0(CH2CH20)nR2 ・・・・・
・1(式中のR,,R2は炭素数1〜4のアルキル基又
はアセチル基で両者は同一でも異なっていてもよく、n
は1〜2の整数である)で示されるエチレングリコール
誘導体の少な〈とも1種と、ロリン酸トリメチル及びリ
ン酸トリェチルの中の少なくとも1種と、ハリン酸トリ
プロピル及びリン酸トリブチルの中の少なくとも1種と
の組合せからなる混合溶媒を用いることにより、ポリ尿
素の創生ないこ、しかも長期保存性の良好な有機ポリィ
ソシアネートを製造することができる。
本発明における混合溶媒のリン酸トリアルキルェステル
の混合物は溶媒回収などの経済性を考慮したとき、本反
応において必要にして最小限の使用量で水をよく溶解し
うるすぐれた反応溶媒である。
それ故、これを用いることにより有機ジィソシアネート
と水とを均一相とし、反応の全過程にわたって均一相で
反応を進行させうるものでポリ尿素の副生を完全に抑制
することができる。しかしながら、これらの溶媒を用い
る場合は前記のようにポリ尿素の副生は認められなくな
るが、得られたポリィソシアネートは長期保存すること
によりモノマーの遊離が著しくなるという欠点を生じる
。しかるに、これらの溶媒に、前記一般式1のエチレン
グリコール譲導体を加えると、得られたポリィソシアネ
ートは長期保存した場合のモノマーの遊離を著しく低下
させることができる。また、このエチレングリコール誘
導体を単独で用いたのではポリ尿素の副生を完全に抑制
することはむずかしい。したがって、本発明においては
、確実にポリ尿素の副生を抑制し、かつモノマーの遊離
を防止するために、前記イ成分と口成分ハ成分からなる
混合溶媒を用いることが必要になる。本発明によれば、
ポリ尿素の副生がないばかりか長期保存した場合、有機
ポリィソシアネート中のモノマ−の遊離が極めて少ない
安定な製品が得られる。さらに反応条件の選択により、
分子量分布が狭く、塗料原料として好ましい低分子量、
低粘度、高いィソシアネート濃度の有機ポリィソシアネ
ートを得ることができる。本発明に用いられる有機ジィ
ソシアネートは、芳香族環に直接ィソシアネート基が結
合している有機ジィソシアネート以外のもの、すなわち
脂肪族、脂環族又は芳香脂肪族ジィソシアネートであり
、このようなものとしては、例えばエチレンジイソシア
ネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート
、シクロヘキサン‐1,4‐ジイソシアネートをあげる
ことができる。
これらの有機ジィソシアネートは単独で、あるいは2種
以上の混合物として使用される。本発明において、混合
溶媒のイ成分として使用される一般式1で示されるエチ
レングリコール譲導体は化学的に安定でィソシアネート
基、リン酸トリアルキルェステルの混合物と反応せず、
任意に混合しかつ前記したようにジィソシァネートと水
とをそれぞれ溶解し、反応条件下で均一相になしうる能
力をもつものであり、これは均一相になしうるに必要に
して十分な量で添加される。水の溶解度の低いものはそ
れだけ多量に添加しなければならず反応終了後溶媒を分
離し回収する際に不経済となり好ましくない。このもの
は、水の溶解度が0.5%以上になるようにするのが好
ましい。また、溶媒の沸点は水よりも余り低くなく後続
工程での回収分離を考慮すると、有機ポリィソシアネー
トの沸点よりも低いものが好ましい。これらの目的に合
う一般式1で示される化合物の例としては、エチレング
リコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリ
コールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコ
ールモノ‐n‐プロピルエーテルアセテート、エチレン
グリコールモノイソプロピルエーテルアセテート、エチ
レングリコールモノ‐n−プチルエーテルアセテート、
エチレングリコールジアセテート、エチレングリコール
ジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテ
ル、エチレングリコールジ‐n‐プロピルエーテル、エ
チレングリコールジイソプロビルエーテル、エチレング
リコールジ‐n‐ブチルエーテル、エチレングリコール
メチルエチルエーテル、エチレングリコールメチル‐n
プロピルエーテル、エチレングリコールメチルイソプロ
ピルエーテル、エチレングリコールメチル‐n‐プチル
エーテル、エチレングリコールエチル−n‐プロピルエ
ーテル、エチレングリコールエチルイソプロピルエーナ
ル、エチレングリコールエチル‐n−ブチルエーテル、
エチレングリコール‐n‐プロピル‐n‐ブチルエーテ
ル、エチレングリコールイソプロピル‐n−ブチルエー
テル、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテ
ート、ジエチレングリコールモノ‐n−プロピルエーテ
ルアセテート、ジエチレングリコールモノイソプロピル
エーテルアセテート、ジエチレングリコールモノ‐n−
ブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールジア
セテート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジ
ヱチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリ
コールジ‐n−ブロピルエーテル、ジエチレングリコー
ルジイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールジ‐
n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールメチルイソプロピル
エーテル、ジエチレングリコールメチル‐n−プロピル
エーナル、ジエチレングリコールメチル‐n−ブチルエ
ーテル、ジユチレングリコールエチルイソプロピルエー
テル、ジエチレングリコールエチル‐n−プロピルエー
テル、ジエチレングリコールエチル‐n−ブチルエーテ
ル、ジエチレングリコール‐n‐プロピル‐n−ブチル
ヱーテル、ジエチレングリコールイソプロピル‐n−ブ
チルエーナルである。これらは単独もしくは2種以上の
混合物として用いられる。前記一般式1においてアルキ
ル基が炭素数5以上のエチレングリコール誘導体は水の
溶解度が低く、リン酸トリアルキルェステルと混合して
反応溶媒として用いてもポリ尿素が沈殿として生成し、
得られた有機ポリィソシアネートは長期保存した場合モ
ノマーの遊離を減少させることはできず適当ではない。
好ましくはアルキル基が炭素数1〜2のエチレングリコ
ール誘導体で水の溶解度が高く、混合溶媒系で反応に使
用した場合ポリ尿素を生成せず、得られた有機ポリィソ
シアネートを長期保存してもモノマ−の遊離を減少させ
るものとして特に好ましいものはエチレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート、ヱチレングリコールモノ
エチルエーテルアセテート、エチレングリコールジアセ
テート、ジエチレングリコールジメチルェーテルである
。混合溶媒の使用量はリン酸トリヱチル又はリン酸トリ
メチルとリン酸トリェチルの混合物とエチレングリコー
ル誘導体との混合比「又は個々の溶剤の水の溶解度の相
異などより異なるが、反応液中10〜8の重量%が適当
である。1の重量%以下では水を充分溶解する能力がな
く不均一になりやすいし、80重量%以上では回収すべ
き溶媒の量が多く経済的ではない。
好ましくは20〜5の重量%である。混合溶媒の組合は
個々の溶媒の特徴を生かした範囲で混合されるべきで−
般式1で示される化合物は混合溶媒中30〜9の重量%
が適当である。3の重量%以下では得られた有機ポリィ
ソシアネートの長期保存性に若干欠けるようになるし9
の重量%以上では反応中沈殿を生じる傾向があり適当で
ない。
好ましい範囲は50〜7の重量%である。又、リン酸ト
リアルキルェステルの成分としてハ成分が9の重量%以
上では水の溶解度が低く、反応中、沈殿を生じ好ましく
なく、好ましくは90%以下がのぞましい。反応時添加
される水と有機ジィソシアネートは有機ジィソシアネー
トの量が少ない程、有機ポリイソシアネートの分子量は
大きくなり、逆にジィソシアネートの量が多ければ、有
機ポリィソシアネートの分子量は小さくなり粘度は低く
なって好ましいが回収分離しなければならない有機ジィ
ソシアネートの量が多くなるので経済的ではない。した
がって、反応時に添加される水に対する有機ジィソシア
ネートのモル比は5〜40の範囲にすることが必要であ
る。反応温度は70℃以上200℃以下が好ましい。7
0qo以下ではポリ尿素の生成があり、目的とする有機
ポリィソシアネートが得られず、200qo以上では着
色が大となるので好ましくない。
反応終了後、過剰のジィソシアネートや混合溶媒はでき
るだけ速かに、できるだけ低温で回収するのが好ましい
。この際に高温で長時間滞留すると有機ポリィソシアネ
ートがより高分子化したり、着色したりするので好まし
くない。したがって、流下膜減圧蒸発誌雀や分子蒸留設
備などを用いるのが好ましい。過剰の有機ジィソシアネ
ートや混合溶媒を除去した直後の有機ポリィソシアネー
ト中の有機ジィソシアネート含量はできるだけ少量にす
るのが好ましい。多量に残存すると臭気が残り、かぶれ
るなどの毒性もあって好ましくない。このような反応条
件下にて混合溶媒を用いて均一相のもとに反応させるこ
とにより、幾多の利点が得られる。第1に本発明によっ
て得られた有機ポリィソシアネートの安定化が図られる
。すなわち、長期保存する場合に有機ポリィソシアネー
ト中のモノマーの増加を抑制しうる。本発明によって得
られた有機ポリィソシアネートはドラム蟻、18そ曜、
ガラスビン、プラスチックびんなど慣用されている容器
に入れ、室温で1年間貯蔵したとき、ガスクロマトグラ
フィ一、液体クロマトグラフィーにより検出されるモノ
マーの増加量は多くとも、0.5%前後であり、最初か
ら有機ポリィソシアネート中に存在するモノマーと合わ
せてもその量は十分低い濃度に維持できる。第2にポリ
尿素の沈殿がみられなくなる。これにより工業的装置に
おいてスケールの生成防止、ろ過の不要、長期連続運転
の可能なことなど得られる利点は図りしれない。第3に
反応速度が一般に向上する。これにより着色、変質の少
ない良質の製品を得やすい。第4に製品の分子量分布が
狭くなる。純水な有機ポリィソシアネートは低分子量、
低粘度であり、得られた有機ポリィソシアネートを塗料
などの用途に使用しようとするとき、粘度が低くなり、
かつ相対的に安価なアルコール類を多量に混入し得るの
で好ましい。しかしながら、ポリ尿素の生成するような
状態で反応する場合は必然的に製品の分子量分布が広く
なりやすく、このため分子量の大なる製品の混入が多く
なり、低粘度のものが得られがたい。これに対し本発明
によれば分子量分布を狭くし得るのでより低粘度でィソ
シアネート濃度の高い有機ポリィソシアネートを製造し
やすい。本発明による有機ポリィソシアネートは塗料の
他に高分子改質剤、繊維処理剤、接着剤等の分野に広く
利用できる。次に実施例により本発明を詳細に説明する
。実施例 1 へキサメチレソジイソシアネート6700夕とリン酸ト
リメチル500夕、リン酸トリプロピル500夕及びエ
チレングリコールモノエチルエーテルアセテート230
0夕とを含む混合液を還流冷却器を付した反応器に入れ
窒素雰囲気下よくかきまぜながら、水47.9夕を加え
160qoまで20分間かけて昇温し、さらに160o
C、60分間常圧で反応させた。
反応後、液中にはなんらポリ尿素などの沈殿を認められ
ず、この反応液を0.2雌Hg、180午0の条件で薄
膜蒸発器で未反応のへキサメチレンジィソシアネート及
びリン酸トリメチル、リン酸トリプロピルエチレングリ
コールモノエチルエーテルアセテ−トを回収した。織底
液として未反応へキサメチレンジィソシアネート0.3
の重量%を含み、30qoにおける粘度が118比p、
NCO含量24.0重量%の物性を有するポリィソシア
ネート1130夕を得た。このポリィソシアネートを5
0q04週間貯蔵後はへキサメチレンジィソシアネート
は0.65重量%であり、室温で1年間貯蔵後は0.6
母重量%であった。実施例 2へキサメチレンジイソシ
アネート5040夕とリン酸トリェチル300夕、リン
酸トリブチル700夕及びジエチレングリコールジメチ
ルエーテル1500夕とを含む混合液と水36夕とを実
施例1と同様な反応器に入れ、150q0まで3粉粉)
けて昇温し、さらに15び090分間常圧で反応させた
この反応液中にはボリ尿素などの沈殿物は認められず、
この反応液を実施例1と同様な蒸発器を用いて0.3肋
Hg、19000で未反応のへキサメチレンジィソシア
ネート及び溶媒を回収した。粥底液として未反応のへキ
サメチレンジイソシアネート0.20重量%含み、30
ooにおける粘度118比p、NCO舎量23.9重量
%の物性を有するポリィソシアネート880夕を得た。
このポリィソシアネートを5000で4週間貯蔵機まへ
キサメチレンジィソシァネ−しは0.6壇量%で室温で
1年間貯蔵後は0.62重量%であった。実施例 3実
施例1においてエチレングリコールモノメチルェーテル
アセテートの代りにエチレングリコールジ‐n‐ブチル
ェーテル2300夕を用い、他は同様に反応、回収を行
った。
反応液中にはなんらポリ尿素などの沈殿物は認められな
かった。鰹底液として未反応のへキサメチレンジィソシ
アネートを0.25重量%含み、30ooにおける粘度
110比p、NCO含量24.0重量%のポリィソシア
ネート1170夕を得た。このポリィソシアネートを1
年間室温で貯蔵した場合、ヘキサメチレンジィソシアネ
−トは0.7の重量%であった。実施例 4 テトラメチレンジイソシアネート6200夕、リン酸ト
リェチル300夕、リン酸トリプロピル300夕、エチ
レングリコールモノヱチルエーテルアセテート1000
夕とを含む混合液に水54夕を入れ、実施例1と同様の
条件で反応及び回収を行った。
反応液中にはなんらポリ尿素などの沈殿は認められず、
糟底液として未反応のテトラメチレンジィソシアネート
0.26重量%を含み、30ooにおける粘度115比
p、NCO舎量28.の重量%のポリィソシアネート1
120夕を得た。このポリィソシアネートを50℃4週
間貯蔵後にはテトラメチレンジィソシアネートは0.6
母重量%であった。実施例 5 キシリレンジィソシアネート7000夕、リン酸トリェ
チル500夕、リン酸トリプロピル1000夕、エチレ
ングリコールジアセテート1500夕とを含む混合液に
水34夕を加え、約30分間で130℃まで昇温し、さ
らに130qoで120分間反応させた。
この反応液中にはなんらポリ尿素などの沈殿は認められ
ず、0.3伽Hg、200つ○の条件で薄膜蒸発器を用
いて未反応のキシリレンジイソシアネートと溶媒を回収
した。鰹底液として未反応のキシリレンジィソシアネー
ト0.3の重量%を含み、50qoにおける粘度280
比p、NOC舎量22.4重量%のポリィソシアネート
を得た。このポリィソシアネートを50qoで4週間貯
蔵後、キシリレンジィソシアネートは0.6の重量%で
あり、室温で1年間放置後は0.61重量%であった。
実施例 6 実施例1においてリン酸トリメチル、リン酸トリプロピ
ルの代りにリン酸トリメチルと、リン酸トリェチル、リ
ン酸トリプロピルの混合物(300夕,200夕,50
0夕)を用い、他は同様に反応回収を行った。
反応液中にはなんらポリ尿素などの沈殿は認められず、
髭底液として未反応へキサメチレンジイソシアネート0
.25重量%含み、30qoにおける粘度110比p、
NCO含量23.$重量%のポリィソシアネート114
0夕を得た。このポリイソシアネートを50q04週間
貯蔵後、ヘキサメチレンジィソシアネートは0.6の重
量%で、1年間室温で貯蔵した後は0.5虫重量%であ
った。実施例 7 実施例2においてジェチレングリコールジメチルェーテ
ルの代りにジェチレングリコールメチルエチルエーテル
を用いる他は、実施例2と同様に反応及び回収を行った
反応液中にはなんらポリ尿素などの沈殿を認めず、礎底
液として未反応のへキサメチレンジイソシアネート0.
2の重量%を含み30℃における粘度110比p、NC
O含量23.8重量%のポリィソシアネート880夕を
得た。このポリィソシアネートを50午○で4週間貯蔵
後はへキサメチレンジィソシアネートは0.61重量%
であり1年間室温で貯蔵後は0.62重量%であった。
実施例 8実施例1において水47.9夕の代わりに水
96夕を用いる他は実施例1と同様な反応及び溶媒の回
収を行った。
反応液中にはなんらポリ尿素などの枕殿は認められず、
糟底液として未反応のへキサメチレンジイソシアネート
0.3の重量%含み30午0における粘度320比p、
NCO含量22.0重量%のポリィソシアネート235
0夕を得た。このポリィソシアネートを5000で4週
間貯蔵後は、ヘキサメチレンジイソシアネートは0.6
の重量%であり、1年間室温で貯蔵後は0.61重量%
であった。実施例 9 実施例2においてリン酸トリェチル、リン酸トリブチル
の代りにリン酸トリメチルとリン酸トリェチル、リン酸
トリプロピル、リン酸トリプチルの混合物(混合比2:
2:3:3)を用いる他は実施例2と同様に反応及び回
収を行った。
反応液中にはなんらポリ尿素などの沈殿は認められず、
糟底液として未反応へキサメチレンジィソシァネート0
.30重量%を含み、30℃における粘度120比p、
NCO含量23.笹重量%のポリイソシアネート斑0夕
を得た。このポリィソシアネートは室温で1年間放置後
はへキサメチレンジィソシアネートは0.61重量%で
あった。実施例 10 ィソホロンジィソシアネート6660夕とリン酸トリメ
チル500夕、リン酸トリプロピル600夕及びエチレ
ングリコールモノヱチルエーテルアセテート2180夕
とを含む混合液に水36夕を加え、実施例1と同様な条
件にて反応及び溶媒の回収を行った。
反応液中にはなんらポリ尿素などの沈殿は認められず、
鍵底液として未反応のィソホロンジィソシアネート0.
26重量%含み50ooに於ける粘度が310比p、N
CO含量17.5重量%の物性を有するポリィソシアネ
ート1100夕を得た。このポリィソシアネートを50
qoで4週間貯蔵後はィソホロンジィソシアネートは0
.65重量%で室温で1年間室温で貯蔵後は0.6錠重
量%であった。比較例 1 へキサメチレンジイソシアネート7000夕をリン酸ト
リメチル5009、リン酸トリプロピル2000夕とを
含む混合液を還流冷却器を付けた反応器に入れ窒素雰囲
気下よくかきまぜながら水50夕を加え、160℃まで
20分間かけて昇温し、さらに160q060分間常圧
で反応させた。
反応液中にはなんらポリ尿素などの沈殿は認められなか
った。この反応液を0.2肋Hg、180℃の条件で薄
膜蒸発器で未反応のへキサメチレンジィソシァネート、
溶媒の回収を行った。離礁液として未反応のへキサメチ
レンジィソシアネートを0.25重量%含み30℃にお
ける粘度97比pNOC含量24.3重量%のポリイソ
シアネート1250夕を得た。
このポリィソシアネートを5000で4時間貯蔵後はへ
キサメチレンジイソシアネートは1.5の重量%で1年
間室温で貯蔵後は1.4の重量%であった。比較例 2 へキサメチレンジイソシアネート6720夕とリン酸ト
リメチルとリン酸トリェチル、リン酸トリプロピルの混
合溶媒(混合比3:2:5)1000夕とを含む混合液
に水72夕を加え比較例1と同様な反応器を用いて14
0ooまで30分間かけて昇温し、さらに140午0で
120分間常圧で反応させた。
この反応液中にはなんら沈殿を認められなかった。この
反応液を比較例1と同様に未反応へキサメチレンジィソ
シアネート及び溶媒の回収を行った。鰹底液として未反
応へキサメチレンジイソシアネート0.25重量%を含
み、30qoにおける粘度150比p、NOC舎量23
.5重量%のポリィソシアネート1750夕を得た。こ
のポリィソシアネートは1年間室温で貯蔵後、ヘキサメ
チレンジィソシアネ−トが1.3の重量%であった。比
較例 3 テトラメチレンジィソシアネート6200タリン酸トリ
ェチル800夕、リン酸トリプチル130M水54夕を
比較例1と同様な条件下で反応させ、回収処理した。
反応液中にはなんらポリ尿素などの沈殿は認められなか
った。糟底液として未反応のテトラメチレンジイソシア
ネートを0.3重量%含み、3000における粘度12
0比p、NOC含量29.5重量%のポリィソシアネー
ト1100夕を得た。このポリィソシアネートは、50
qoで4週間貯蔵後、テトラメチレンジイソシアネート
が165の重量%である、1年間室温で貯蔵後は1.4
の重量%であった。比較例 4比較例1においてリン酸
トリメチル、リン酸トリプロピルの代りにエチレングリ
コールモノメチルェーテルアセテート2500夕を用い
、他は比較例1と同様にして反応及び回収を行った。
反応液中には約30夕のポリ尿素の沈殿が生成した。比
較例1と同様にして未反応へキサメチレンジィソシアネ
ート、溶媒を回収し、鶴底液として未反応へキサメチレ
ンジイソシアネート0.25重量%を含み30℃におけ
る粘度93比p、NOC含量24.2重量%のポリィソ
シアネート1180夕を得た。このポリィソシアネート
を50ooで4週間貯蔵後のへキサメチレンジィソシア
ネートは0.球重量%であり、1年間室温で貯蔵後は0
.55重量%であった。比較例 5 比較例2において溶媒としてリン酸トリメチルとリン酸
トリェチルのリン酸トリプロピル混合物の代りにエチレ
ングリコールモノェチルェーテルアセテート1000夕
を用いる他は比較例2と同様に反応及び回収を行った。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 脂肪族、脂環族又は芳香脂肪族ジイソシアネートを
    水1モル当り5〜40モルの割合で水と反応させて有機
    ポリイソシアネートを製造するに当り、反応溶煤として
    、(イ)一般式R_1O(CH_2CH_2O)_nR
    _2 ……I(式中のR_1,R_2は炭素数1〜4の
    アルキル基又はアセチル基で両者は同一でも異なつてい
    てもよく、nは1〜2の整数である。 )で示されるエチレングリコール誘導体の少なくとも1
    種と、(ロ)リン酸トリメチル及びリン酸トリエチルの
    中の少なくとも1種と、(ハ)リン酸トリプロピル及び
    リン酸トリブチルの中の少なくとも1種との組合せから
    なる混合溶煤を用いることを特徴とする長期保存性の良
    好な有機ポリイソシアネートの製法。 2 ジイソシアネートがヘキサメチレンジイソシアネー
    トである特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 ジイソシアネートがイソホロンジイソシアネートで
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 ジイソシアネートがキシリレンジイソシアネートで
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 (イ)成分がエチレングリコールモノエチルエーテ
    ルアセテートである特許請求の範囲第1項記載の方法。 6 (イ)成分がエチレングリコールモノエチルエーテ
    ルアセテートである特許請求の範囲第1項記載の方法。
    7 (イ)成分がエチレングリコールジメチルエーテル
    である特許請求の範囲第1項記載の方法。8 (イ)成
    分がエチレングリコールジアセテートである特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 9 反応溶煤がエチレングリコールモノエチルエーテル
    アセテートとリン酸トリメチルとリン酸トリプロピルと
    の組合せからなる混合溶煤である特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 10 反応溶煤がエチレングリコールモノメチルエーテ
    ルアセテートとリン酸トリエチルとリン酸トリプロピル
    との組合せからなる混合溶煤である特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 11 反応溶煤がエチレングリコールモノメチルエーテ
    ルアセテートとリン酸トリメチルとリン酸トリエチルと
    リン酸トリプロピルとの組合せからなる混合溶煤である
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 12 反応溶煤が(イ)成分30〜90重量%、リン酸
    トリアルキルエステル成分70〜10重量%からなる特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 13 リン酸トリアルキルエステル成分中の(ハ)成分
    が〜90重量%以下である特許請求の範囲第12項記載
    の方法。
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