JPS6026502Y2 - 回転電機の回転子 - Google Patents
回転電機の回転子Info
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- JPS6026502Y2 JPS6026502Y2 JP10204079U JP10204079U JPS6026502Y2 JP S6026502 Y2 JPS6026502 Y2 JP S6026502Y2 JP 10204079 U JP10204079 U JP 10204079U JP 10204079 U JP10204079 U JP 10204079U JP S6026502 Y2 JPS6026502 Y2 JP S6026502Y2
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- core
- rotor
- coil
- coil end
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Links
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 19
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 7
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 5
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 4
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 3
- 241000239290 Araneae Species 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は回転電機の円筒状回転子の構造に関する。
巻線形誘導機、直流機等円筒状回転子を有する回転電機
は軸のまわりに円板状薄鉄板を積層し、この積層鉄心の
両端を環状の鉄心押えで押圧して直接またはスパイダを
介して軸に固着し、鉄心外周部に設けた巻線溝にコイル
を納めている。
は軸のまわりに円板状薄鉄板を積層し、この積層鉄心の
両端を環状の鉄心押えで押圧して直接またはスパイダを
介して軸に固着し、鉄心外周部に設けた巻線溝にコイル
を納めている。
鉄心押えは絶縁物を介してコイルエンドを支持し、回転
によるコイル変形を防ぐ役目もしている。
によるコイル変形を防ぐ役目もしている。
回転子鉄心には冷却のため軸方向に積層鉄心および鉄心
押え部を貫通して両端に通ずる通風孔が設けられるのが
普通であるが、鉄心のみならず鉄心押えに載せているコ
イルエンド部の冷却も効果的に行われることがのぞまし
い。
押え部を貫通して両端に通ずる通風孔が設けられるのが
普通であるが、鉄心のみならず鉄心押えに載せているコ
イルエンド部の冷却も効果的に行われることがのぞまし
い。
第1図は従来の巻線形誘導機の鉄心端部を示す縦断面図
、第2図はその回転子鉄心の側面図である。
、第2図はその回転子鉄心の側面図である。
薄鉄板を積層した回転子鉄心1は両端を鉄心押え2で締
付けられ、キー3および4によって軸5に固着され、回
転子鉄心外周部に設けた巻線溝6に回転子コイル7が納
められている。
付けられ、キー3および4によって軸5に固着され、回
転子鉄心外周部に設けた巻線溝6に回転子コイル7が納
められている。
回転子鉄心1および鉄心押え2の軸5の周囲に軸5に平
行する通風孔8が両端に貫通して設けられている。
行する通風孔8が両端に貫通して設けられている。
回転子鉄心1を細隙を隔てて同心に固定子鉄心9が取り
囲んでおり、この固定子鉄心9に固定子コイル10が巻
かれている。
囲んでおり、この固定子鉄心9に固定子コイル10が巻
かれている。
運転中は冷却風が矢印で示すように、固定子コイル10
9回転子コイル7の端部に吹きつけられ、2方向に分れ
て一方は固定子鉄心9の外側を、もう一方は回転子鉄心
の通風孔8を通って流れ冷却を行うようになっている。
9回転子コイル7の端部に吹きつけられ、2方向に分れ
て一方は固定子鉄心9の外側を、もう一方は回転子鉄心
の通風孔8を通って流れ冷却を行うようになっている。
この構造ではコイルエンド部特に固定子コイルエンドの
内側および回転子コイルエンドの外側には殆んど風が当
らないので、コイルの冷却が充分に行われず、ためにコ
イルの温度上昇が高くなるといった欠点がある。
内側および回転子コイルエンドの外側には殆んど風が当
らないので、コイルの冷却が充分に行われず、ためにコ
イルの温度上昇が高くなるといった欠点がある。
本考案は上記欠点を除去し、簡単な加工を付加して、コ
イルエンド部が効果的に冷却される回転子を提供するこ
とを目的とする。
イルエンド部が効果的に冷却される回転子を提供するこ
とを目的とする。
次に本考案の実施例を図面にもとづき説明する。
第3図は本考案の実施例による回転子の鉄心押えの側面
図、第4図はその縦断面図、第5図はこの鉄心押えを取
付けた巻線形誘導機の鉄心端部の縦断面図である。
図、第4図はその縦断面図、第5図はこの鉄心押えを取
付けた巻線形誘導機の鉄心端部の縦断面図である。
符号1〜10は第1図と同じである。
すなわち、薄鉄板を積層した回転子鉄心1は両端を鉄心
押え2で締付けられ、キー4によって軸5に固着され、
回転子鉄心外周部に設けた巻線溝に回転子コイル7が納
められている。
押え2で締付けられ、キー4によって軸5に固着され、
回転子鉄心外周部に設けた巻線溝に回転子コイル7が納
められている。
回転子鉄心1および鉄心押え2の軸5の周囲に軸5に平
行する通風孔8が両端に貫通して設けられている。
行する通風孔8が両端に貫通して設けられている。
回転子鉄心1を細隙を隔てて同心に固定子鉄心9が取り
囲んでおり、この固定子鉄心9に固定子コイル10が巻
かれている。
囲んでおり、この固定子鉄心9に固定子コイル10が巻
かれている。
以上に対し本考案では回転子鉄心押え2の積層鉄心に接
する側の端面に、通風孔8に直交して外周方向に放射状
に通風孔21が設けられている。
する側の端面に、通風孔8に直交して外周方向に放射状
に通風孔21が設けられている。
この放射状の通風孔21を設けることにより、回転子が
回転すると、この溝21の部分がファンの作用をし、通
風孔8に送り込まれる風の一部を、この溝21を通って
吹き出し、第5図の矢印に示ス如<、回転子コイルエン
ドおよび固定子コイルエンド部を冷却して固定子外周部
に流れるようになるのでコイルの冷却部が有効に行われ
ることになる。
回転すると、この溝21の部分がファンの作用をし、通
風孔8に送り込まれる風の一部を、この溝21を通って
吹き出し、第5図の矢印に示ス如<、回転子コイルエン
ドおよび固定子コイルエンド部を冷却して固定子外周部
に流れるようになるのでコイルの冷却部が有効に行われ
ることになる。
更に本考案においては、通風溝21の開口部を除いた部
分であって鉄心押え2と回転子コイルエンド7との間に
絶縁物12を介挿してあり、回転子コイルエンドの外周
を鉄心押え2に対してバインドテープ11で締結するが
、このバインドテープ11も前記通風溝21の開口部の
半径方向の部位を除いて巻回しである。
分であって鉄心押え2と回転子コイルエンド7との間に
絶縁物12を介挿してあり、回転子コイルエンドの外周
を鉄心押え2に対してバインドテープ11で締結するが
、このバインドテープ11も前記通風溝21の開口部の
半径方向の部位を除いて巻回しである。
したがって通風溝21から吹き出す′風は回転子コイル
エンド7と鉄心押え2との間のすき間から軸方向に洩れ
ることなく有効に半径方向に流れるので、回転子コイル
エンド及び固定子コイルエンド特に固定子コイルエンド
10の冷却が良好となる。
エンド7と鉄心押え2との間のすき間から軸方向に洩れ
ることなく有効に半径方向に流れるので、回転子コイル
エンド及び固定子コイルエンド特に固定子コイルエンド
10の冷却が良好となる。
前記説明からも明らかであり、第4図からもわかるよう
に鉄心押え2は、通風孔8通風溝21及びコイルエンド
締結のためのフランジ部分を有するにもかかわらず形状
は単純で例えば鋳造により容易に造形できる。
に鉄心押え2は、通風孔8通風溝21及びコイルエンド
締結のためのフランジ部分を有するにもかかわらず形状
は単純で例えば鋳造により容易に造形できる。
しかも固定子鉄心もしくは回転子鉄心にエアダクトを設
けるほどのこともない中形の回転電機ではコイルエンド
7及び10の最外端部の冷却は行きとどくものの鉄心端
面から出た付近のコイルエンドの冷却は比較的悪いが、
本考案によればこの冷却の弱点が改善されることになり
電機の全体的レベルが向上する。
けるほどのこともない中形の回転電機ではコイルエンド
7及び10の最外端部の冷却は行きとどくものの鉄心端
面から出た付近のコイルエンドの冷却は比較的悪いが、
本考案によればこの冷却の弱点が改善されることになり
電機の全体的レベルが向上する。
本考案によれば回転子鉄心押えに簡単な溝を付加するこ
とにより、コイルエンド部の通風冷却が改善され、回転
子および固定子コイルの温度上昇が低くなり回転電機の
寿命増加、あるいは小形軽量化ができることによる価格
低減の効果かある。
とにより、コイルエンド部の通風冷却が改善され、回転
子および固定子コイルの温度上昇が低くなり回転電機の
寿命増加、あるいは小形軽量化ができることによる価格
低減の効果かある。
第1図は従来の巻線形誘導機の鉄心端部を示す縦断面図
、第2図はその回転子鉄心の側面図、第3図は本考案の
実施例による回転子鉄心押えの側面図、第4図はその縦
断面図、第5図はこの鉄心押えを取付けた巻線形誘導機
の鉄心端部の縦断面図である。 1:回転子鉄心、2:回転子鉄心押え、3゜4:キー
5:軸、6:回転子巻線溝、7:回転子コイル、8:通
風孔、9:固定子鉄心、10:固定子コイル。
、第2図はその回転子鉄心の側面図、第3図は本考案の
実施例による回転子鉄心押えの側面図、第4図はその縦
断面図、第5図はこの鉄心押えを取付けた巻線形誘導機
の鉄心端部の縦断面図である。 1:回転子鉄心、2:回転子鉄心押え、3゜4:キー
5:軸、6:回転子巻線溝、7:回転子コイル、8:通
風孔、9:固定子鉄心、10:固定子コイル。
Claims (1)
- 積層鉄心よりなる回転子鉄心の両端に環状の鉄心押えを
設けた回転子において、前記鉄心押えおよび回転子鉄心
に軸方向に貫通する通風孔を複数設け、前記回転子鉄心
に接する側の前記鉄心押えの端面に放射状に前記各通風
孔と連通して前記鉄心押えの外周面に開口する複数の通
風溝を設け、この通風溝の前記開口部を除く前記鉄心押
えと回転子コイルエンドとの間に絶縁物を介挿し、前記
回転子コイルエンドの外周を前記鉄心押えに対してバイ
ンドテープで締結し、このバインドテープは前記開口部
の半径方向の部位を除いて巻回したことを特徴とする回
転電機の回転子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10204079U JPS6026502Y2 (ja) | 1979-07-24 | 1979-07-24 | 回転電機の回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10204079U JPS6026502Y2 (ja) | 1979-07-24 | 1979-07-24 | 回転電機の回転子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5620349U JPS5620349U (ja) | 1981-02-23 |
JPS6026502Y2 true JPS6026502Y2 (ja) | 1985-08-09 |
Family
ID=29334780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10204079U Expired JPS6026502Y2 (ja) | 1979-07-24 | 1979-07-24 | 回転電機の回転子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6026502Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5838516U (ja) * | 1981-09-04 | 1983-03-12 | 日本石油化学株式会社 | スリツプシ−ト |
JPS5915067A (ja) * | 1982-07-13 | 1984-01-26 | 日本石油化学株式会社 | シ−トパレツトおよび底開きシ−トコンテナによる荷役方法 |
JP4867598B2 (ja) * | 2006-11-15 | 2012-02-01 | トヨタ自動車株式会社 | ロータの製造方法 |
JP2009027836A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Toyota Motor Corp | 回転電機 |
JP4560067B2 (ja) | 2007-07-19 | 2010-10-13 | トヨタ自動車株式会社 | 回転電機 |
EP4380009A1 (en) * | 2022-12-01 | 2024-06-05 | Volvo Car Corporation | Rotor assembly for an electric machine |
-
1979
- 1979-07-24 JP JP10204079U patent/JPS6026502Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5620349U (ja) | 1981-02-23 |
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