JPH0237244Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0237244Y2 JPH0237244Y2 JP9027384U JP9027384U JPH0237244Y2 JP H0237244 Y2 JPH0237244 Y2 JP H0237244Y2 JP 9027384 U JP9027384 U JP 9027384U JP 9027384 U JP9027384 U JP 9027384U JP H0237244 Y2 JPH0237244 Y2 JP H0237244Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- armature core
- commutator
- armature
- rotating machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、回転子に整流子と、電機子コイルを
巻装した電機子鉄心とを有し、回転子を空気で冷
却するようにした回転機の回転子冷却構造に関す
るものである。
巻装した電機子鉄心とを有し、回転子を空気で冷
却するようにした回転機の回転子冷却構造に関す
るものである。
回転子に整流子および電機子コイルを巻装した
電機子鉄心を有する回転機においては、電機子鉄
心の鉄損と電機子コイル等の抵抗等により熱が発
生する。このため回転子にその軸方向にのびるア
キシヤルダクトを設けたり、電機子鉄心の所定積
厚ごとに円周方向にのびるラジアルダクトを設
け、これらのダクトに外気を導くことにより回転
子の冷却を図つている。
電機子鉄心を有する回転機においては、電機子鉄
心の鉄損と電機子コイル等の抵抗等により熱が発
生する。このため回転子にその軸方向にのびるア
キシヤルダクトを設けたり、電機子鉄心の所定積
厚ごとに円周方向にのびるラジアルダクトを設
け、これらのダクトに外気を導くことにより回転
子の冷却を図つている。
一例として、直流電動機の回転子を用いて従来
の装置を説明する。第2図はその回転子の要部拡
大断面図、第3図は間隔環の斜視図、第4図は電
機子抜板に形成されたラジアルダクトとアキシヤ
ルダクトの一例を示す図、第5,6図は間隔片の
正面図とその−線断面図である。
の装置を説明する。第2図はその回転子の要部拡
大断面図、第3図は間隔環の斜視図、第4図は電
機子抜板に形成されたラジアルダクトとアキシヤ
ルダクトの一例を示す図、第5,6図は間隔片の
正面図とその−線断面図である。
回転子1の回転軸2の一端には、電機子鉄心3
が固定され、他端には整流子4が固定されてい
る。電機子鉄心3の外周に打ち抜かれたスロツト
5には、電機子コイル6が巻装されている。電機
子鉄心3には所定積厚ごとに間隔環7と、電機子
抜板3aに放射状に固定された複数の間隔片8
(第5,6,7図)とによつて、ラジアルダクト
9が形成されている。また電機子鉄心3の内径側
には、回転軸2の軸方向に貫通する断面円弧状の
アキシヤルダクト10が複数形成され、その反整
流子側の端部は端板11により塞がれている。外
気はアキシヤルダクト10から電機子鉄心3内に
導入され、ラジアルダクト9から外周方向に吹き
出される。
が固定され、他端には整流子4が固定されてい
る。電機子鉄心3の外周に打ち抜かれたスロツト
5には、電機子コイル6が巻装されている。電機
子鉄心3には所定積厚ごとに間隔環7と、電機子
抜板3aに放射状に固定された複数の間隔片8
(第5,6,7図)とによつて、ラジアルダクト
9が形成されている。また電機子鉄心3の内径側
には、回転軸2の軸方向に貫通する断面円弧状の
アキシヤルダクト10が複数形成され、その反整
流子側の端部は端板11により塞がれている。外
気はアキシヤルダクト10から電機子鉄心3内に
導入され、ラジアルダクト9から外周方向に吹き
出される。
ところが、このような冷却構造の場合には、ラ
ジアルダクト9から吹き出す冷却風の風速Vが第
2図で破線で示すように整流子4側から離れるに
つれて大きくなる。このためその温度上昇Tの分
布は一点鎖線で示すようになり、整流子4に近い
部分の冷却効果が悪く、回転子1の温度上昇Tの
分布が均一にならない。このため電動機の冷却効
率の向上、容量の増大さらには小型化が図れず、
また電機子コイルの耐熱寿命も長くできないため
回転機の信頼性を向上させることもできないとい
う欠点があつた。
ジアルダクト9から吹き出す冷却風の風速Vが第
2図で破線で示すように整流子4側から離れるに
つれて大きくなる。このためその温度上昇Tの分
布は一点鎖線で示すようになり、整流子4に近い
部分の冷却効果が悪く、回転子1の温度上昇Tの
分布が均一にならない。このため電動機の冷却効
率の向上、容量の増大さらには小型化が図れず、
また電機子コイルの耐熱寿命も長くできないため
回転機の信頼性を向上させることもできないとい
う欠点があつた。
本考案の回転機の回転子冷却構造は、このよう
な従来装置の問題点を解決するものであり、回転
子の温度上昇分布の不均一に基づく冷却効率およ
び容量の増大と小型化が図れないという問題点
と、耐熱寿命のために信頼性を向上させることが
できないという問題点とを解決するものである。
な従来装置の問題点を解決するものであり、回転
子の温度上昇分布の不均一に基づく冷却効率およ
び容量の増大と小型化が図れないという問題点
と、耐熱寿命のために信頼性を向上させることが
できないという問題点とを解決するものである。
本考案はこの問題点を解決するため、間隔環の
外周をアキシヤルダクト内へ突出させ、その外径
を整流子側より反整流子側へ順次大きくするよう
に構成したものである。
外周をアキシヤルダクト内へ突出させ、その外径
を整流子側より反整流子側へ順次大きくするよう
に構成したものである。
以下本考案を第1図に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す回転子の要部
拡大断面図であり、第2〜6図に示した従来装置
と異なる点は、間隔環7Aの外周をアキシヤルダ
クト10内へ突出させ、その外径を整流子4側か
ら反整流子側へ離れるに従つて順次大きくしてい
る点である。
拡大断面図であり、第2〜6図に示した従来装置
と異なる点は、間隔環7Aの外周をアキシヤルダ
クト10内へ突出させ、その外径を整流子4側か
ら反整流子側へ離れるに従つて順次大きくしてい
る点である。
このためラジアルダクト9から吹き出す冷却風
の風速Vと電機子鉄心3の温度上昇Tの分布は第
1図に破線と一点鎖線とで示すように均一にな
る。
の風速Vと電機子鉄心3の温度上昇Tの分布は第
1図に破線と一点鎖線とで示すように均一にな
る。
1000HPの直流電動機を用いた実験によれば、
従来構造の場合には電機子内部の温度上昇Tは最
高200℃、最底130℃、平均160℃となつていたの
に対して、本考案を適用したものによれば、冷却
風量を同一として電機子内部の温度上昇Tは最高
170℃、最底140℃、平均155℃となつた。
従来構造の場合には電機子内部の温度上昇Tは最
高200℃、最底130℃、平均160℃となつていたの
に対して、本考案を適用したものによれば、冷却
風量を同一として電機子内部の温度上昇Tは最高
170℃、最底140℃、平均155℃となつた。
以上のように本考案によれば、間隔環外周をア
キシヤルダクトに突出させ、この間隔環の外径を
整流子側から反整流子側へ順次大きくしたから、
回転子の温度上昇分布を全体にわたつて均一化で
きると共に低下できる。この結果、回転機の冷却
効率の向上、容量の増大によつて小型化が図れ、
さらに電機子コイルの耐熱寿命の延長により回転
機の信頼性の向上が図れるなど、その効果は大で
ある。
キシヤルダクトに突出させ、この間隔環の外径を
整流子側から反整流子側へ順次大きくしたから、
回転子の温度上昇分布を全体にわたつて均一化で
きると共に低下できる。この結果、回転機の冷却
効率の向上、容量の増大によつて小型化が図れ、
さらに電機子コイルの耐熱寿命の延長により回転
機の信頼性の向上が図れるなど、その効果は大で
ある。
第1図は本考案の一実施例を示す回転子の要部
拡大断面図、第2図は従来の回転子の要部拡大断
面図、第3図は間隔環の斜視図、第4図は電機子
抜板に形成されたラジアルダクトとアキシヤルダ
クトの一例を示す図、第5,6図は間隔片の正面
図とその−線断面図である。 1……回転子、2……回転軸、3……電機子鉄
心、4……整流子、5……スロツト、6……電機
子コイル、7,7A……間隔環、9……ラジアル
ダクト、10……アキシヤルダクト。
拡大断面図、第2図は従来の回転子の要部拡大断
面図、第3図は間隔環の斜視図、第4図は電機子
抜板に形成されたラジアルダクトとアキシヤルダ
クトの一例を示す図、第5,6図は間隔片の正面
図とその−線断面図である。 1……回転子、2……回転軸、3……電機子鉄
心、4……整流子、5……スロツト、6……電機
子コイル、7,7A……間隔環、9……ラジアル
ダクト、10……アキシヤルダクト。
Claims (1)
- 所定積厚ごとに間隔環が介在された電機子鉄心
および整流子を回転軸に固定し、前記電機子鉄心
の外周部に打ち抜いたスロツトに電機子コイルを
巻装した回転子を備え、前記電機子鉄心の内径側
に回転軸方向に平行に設けたアキシヤルダクトか
ら外気を導入し、前記電機子鉄心の円周方向に形
成された複数のラジアルダクトから吹き出して回
転子を冷却する回転機の回転子冷却構造におい
て、前記間隔環の外周を前記アキシヤルダクト内
へ突出させ、その外径を整流子側より反整流子側
へ順次大きくしたことを特徴とする回転機の回転
子冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9027384U JPS617239U (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 回転機の回転子冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9027384U JPS617239U (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 回転機の回転子冷却構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS617239U JPS617239U (ja) | 1986-01-17 |
JPH0237244Y2 true JPH0237244Y2 (ja) | 1990-10-09 |
Family
ID=30645116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9027384U Granted JPS617239U (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 回転機の回転子冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS617239U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3166208B1 (en) * | 2014-07-01 | 2019-08-21 | Mitsubishi Electric Corporation | Rotor, electric motor, compressor, and fan |
-
1984
- 1984-06-19 JP JP9027384U patent/JPS617239U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS617239U (ja) | 1986-01-17 |
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