JPS6025903A

JPS6025903A - 防かび・防虫用シ−ト

Info

Publication number: JPS6025903A
Application number: JP13255783A
Authority: JP
Inventors: Kenji Yoshimura; 建治吉村
Original assignee: ICHIKAWA KENSOU KK
Current assignee: ICHIKAWA KENSOU KK
Priority date: 1983-07-20
Filing date: 1983-07-20
Publication date: 1985-02-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は防かび・防虫用ノート、さらに詳しくいえば、
かび及びだにの発生を同時に防止するための防かび・防
虫用シートに関するものである。

わが国では、湿気が多いことから各種のかびがいろいろ
な場所０例えば押入れ、畳、タンス、カーペットなどの
家屋や家具類、衣類、毛皮や革裏品、カメラやフィルム
、あるいは美術品や書類などに発生し、多くの被害をこ
うむっている。そのため、このかびの発生を防止するた
めに、各種の防かび剤、例えば、ｐ−クロロ−ｍ−キ／
レノールやα−ブロモシンナムアルデヒドなどの塩素や
臭素を含有した化合物、Ｓ、５−６−メチルキノキサリ
ン−２，３−ジイルジチオカーボネートやＮ、Ｎ−ジメ
チル−Ｎ’−（フルオロジメチルチオ）ｙ／−フェニル
スルファミドのような硫黄含有化合物などが開発され商
品化されている。

一方、だにはかびを食べることから、かびの発生した場
所に発生しやすく、そのため、前記のかびが発生する場
所にだにか多く発生し、被害を一層大きくしている。し
たがってこのだに用の殺虫剤として、例えば有機リン系
殺虫剤、天然ピレスロイド、合成ピレスロイドなどが開
発され市販されている。しかしながら、これらの殺だに
剤のみを用いても、だにの発生を完全に予防することは
困難でるる。

本発明者男は、このよう・１事情に鑑み、かび及びたに
の発生を同時に効果的に防止しうる方法について鋭意研
究を重ねた結果、前記の防かび剤と殺だに剤とを併用す
ることによシ、その相乗効果でかびの発生とだにの発生
を同時九効果的に防止。

しうろことを見出し、この知見に基づいて本発明全完成
するに至った。

すなわち、本発明は防かび剤及び殺だに剤を含浸させて
成る防かび・防虫用シートを提供するものである。

なお、殺虫剤のみ全含浸させた防虫シートは、これまで
も知られていたが、防かび剤と殺だに剤の両方を含浸さ
せたノートは知られていない。

本発明の防かび・防虫用７−トに用いる防がび剤として
は、例えｌ１ｐ−クロロ−ｍ−キ’／し／−ル、ｐ−ク
ロロ−ｍ−クレゾール、２，４．６−１−リブロモフェ
ノール、４−ブロム−２，５−ジクロルフェノール、α
〜ブロモ７ンナムアルデヒド、ンンナミノクアルデヒド
、Ｓ、ｆ９−６−メチルキノキサリン−２，３−ジイル
ジチオカーボネート、Ｎ、Ｎ−ジメチル−Ｎ′−（フル
オロジメチルチオ）−Ｎ′−フェニルスルファミド、ｐ
−クロロフェニル−３−ヨードグロパルギルホルマール
などが挙ケられる。

また、殺ダニ剤としては、例えば４−メチルチオ−ｍ　
−）リルジメチルホスホロチオエート、４−二トローｍ
−トリルジメチルホスホロチオエート、合成ピレスロイ
ド、ピレスリン（除虫菌）、ｓ−［ｔ、２−ビス（エト
キンカルボニル）エチル〕ジメチルホスホロジチオエー
ト、（ト）−３−アリル−２−メチル−４−オキシー２
−シクロペ／テニル（ト）シス・トランスクリサンテメ
ート、安息香酸ベンジルなどが挙げられる。

さらに、本発明の防かび・防虫用シートの基材シートと
しては、ろ紙、和紙、不織布、半面ラミネートした紙な
どを使用することができる。

本発明の防かび・防虫用シートは、前記の防かびｉす及
び殺だに剤の両方を含む溶液に、前記のシート材を浸せ
きしたのち、風乾することにより、あるいは、該溶液を
シートの表面に塗布するか。

又はスプレー噴霧したのち、風乾することによって得ら
れる。この防かび・防虫用７−トにおける防かび剤及び
防虫剤の好ましい含浸量は、シートＩＲ当シ、それぞれ
０．５−１．５　Ｆ及び１〜２７の範囲である。

このようにして得られた本発明の防かび・防虫用シート
を、かび及びたにの発生を防止したい場所に置くと、該
シートに含浸している薬剤が徐々に空気中に気化して、
かびやだにの発生を防止する。この場合、密閉した容器
などに入れて使用すると、より効果的であシ、有効期間
もさらに長くなる。

本発明の防かび・防虫用シートは、防かび剤と殺だに剤
の両方が含浸しており、その相乗効果により効果的にか
びの発生を防止するとともにだにの発生も防止１−１ま
た、効力の持続性に優れていて、例えば、畳下、カーペ
ット下、押入れ、タンス、収納箱などの防かび・防虫に
、さらに毛皮や革製品、カメラやフィルム、美術品や重
要書類などの保管に、ある力は長期不在の室内の防かび
防虫などに用いられる。

次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。

実施例】５重量類の４−メチルチオ−ｍ−ト’Ｊルジメチルホス
ホロチオエート液、５重量類の２．４．６−１リブロモ
フエノール液及び前記両者をそれぞれ５重量類含有した
液を調製し、これらの液それぞれに、４　ｃｎｒ　Ｘ　
４　ｃｍの大きさの角形ろ紙を浸せきしたのち、２４日
間室温にて風乾して薬剤を含浸させたシートを作成し、
このものを用いて次の防かび殺だに試験を行った。

すなわち、まず、５７／Ｌの酵母エキスを添加したグル
コースペプトン寒天培地２０７ｄを、直径９Ｃ１ｎ、高
さ５ｃｍの滅菌腰高ンヤーレに流し平板に固める。

一方、斜面培養したアルタナ−リア・アルタナータ（Ａ
ｌｔｅｒｎａｒｉａ　ａｌｔｅｒｎａｔａ　）の胞子を
２　ｍｌのグルコースペブトンフ゛イヨンにｔｉｌ蜀さ
せ、これをコンラージ棒にて、前記平板に塗布した。

次に、シャーレ内へ別に培養しておいたケナガコナダニ
５０匹を入れ、シャーレ内壁面に前記の薬剤を含浸させ
たろ紙１枚を貼り、だにか逃げられないように滅菌した
硫酸紙で蓋をし、さらにシャーレの蓋をして２５℃で培
養した。３０日間観察の結果、対照（ろ紙なし）平板で
は全面に菌が発育し、だにも相当の増殖を示した。５重
量％４−メチルチオ−ｍ＝ｌルジメチルホスホロテオ工
−トート液せきしたろ紙を入れであるシャーレは、全面
に菌が発育し、だにの生存も認められた。

また、５重追チの２．４．６−）リブロモフェノール液
に浸漬したろ紙を入れであるシャーレは、菌の発育が７
０％抑制されたが、だには相当増殖を示した。

一方、前記両薬剤をそれぞれ５重量製含有した液に浸漬
したろ紙を入れであるシャーレは、菌、だにともに、ま
ったく増殖しなかった。

実施例２５重、ｔ％の４−ニトロ−ｍ−トリルジメチルホスホロ
チオニー１・と５重逝楚のｐ−クロロフェニル−３−ヨ
ードプロパルギルホルマールを含有する溶液を調製し、
４０×２ｃｍ、４αＸ４ｚ＋、４０×８副の大きさの角
形ろ紙それぞれを、前記の溶液に浸せきしたのち、２４
日間室温で風乾して薬剤を含浸したノートを作成し、こ
のものを用いて次の防かび・殺だに試験を行った。

すなわち、１ず５１／ｌの酵母エキスを添加したグルコ
ースペグトン寒天培地２０ｍ１を、直径９ｍ、高さ５副
の滅菌腰高シャーレに流１〜、平板に固める。

一方、斜面培養した黒かび（アスペルギルスニガー）の
胞子１エーゼを、２ｍ７！の生理食塩水に懸濁させ、こ
れをコンラージ棒で前記平板に塗布した。

次に、シャーレ内へ別に培−■しておいたケナガコナダ
ニ５０匹を入れ、シャーレ内壁面に、前記の薬剤を含浸
させたろ紙１枚を貼り、たにに逃げられないように滅菌
した硫酸紙にて蓋をし、さらにシャーレの蓋をして２５
℃で培養した。３０日間観察の結果、対照（ろ紙なし）
平板では全面に黒かびが発育し、ケナガコナダニも増殖
を示したが、４　ｃｍ　Ｘ　２　ｃｍのろ紙では相当黒
かびの発ぴが抑えられ、ケナガコナダニの増殖も認めら
れなかった。また、４　ｃｍ　Ｘ　４　ｃｎｒ、４副×
８画のろ紙では、黒かびの発育はなく、ケナガコナダニ
も完全に死滅した。

１１

Claims

【特許請求の範囲】

■　防かび剤及び殺だに剤を含浸させて成る防かび・防
虫用シート。