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JPS60246021A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JPS60246021A
JPS60246021A JP59100579A JP10057984A JPS60246021A JP S60246021 A JPS60246021 A JP S60246021A JP 59100579 A JP59100579 A JP 59100579A JP 10057984 A JP10057984 A JP 10057984A JP S60246021 A JPS60246021 A JP S60246021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
layer
coating
polymer
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59100579A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Yasufuku
安福 義隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP59100579A priority Critical patent/JPS60246021A/ja
Publication of JPS60246021A publication Critical patent/JPS60246021A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Lubricants (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気記録媒体に係り、特に磁性層等の塗布層
を有する磁気記録媒体において、主としてその塗布層の
表面1111滑性及び接着性を改善した磁気記録媒体に
関する。
従来技術 磁気テープ、磁気シート、磁気ディスクのような磁気記
録媒体は、音を記録するオーディオ分野、画像を記録す
るビディオ分野あるいはコンピュータ分野で広く使用さ
れている。このような各分野で使用される磁気記録媒体
には、磁性粉、バインダー用樹脂及び溶剤から主として
なる磁性塗料を支持体上に塗布、乾燥することによって
支持体に磁性層を形成した塗布型のものが広く使用され
ている。このような磁気記録媒体は記録再生時に磁性層
が磁気ヘッドにより摺擦されて走査されることにより電
磁気変換が行なわれるものであるので、磁性層の磁気特
性あるいは電磁気変換特性が良いことが必要である。そ
のためには磁気へノドと磁性層との間のスペーシングロ
スが小さいとともに、例えば磁気テープが使用される場
合には磁気ヘッドやこのテープをガイドするガイドビン
等に対して円滑に走行され、その巻姿のエツジが一平面
に揃い、巻戻して繰り返し使用されるときにヘッドとの
摺擦状態が変動しないような安定した走行性が必要とさ
れている。また、これとともに磁性層が摺擦されること
により磁性粉の粉落ち等の摩耗が起こり易い状況にあり
、このようなことが起こると再生出力が低下したり、出
力変動、ドロップアウト、雑音の増大等が起こるので、
磁性層にはヘッドとの擦れに耐えるような機械的性質が
要求されている。
このように磁気記録媒体の良い走行性をもたらすには磁
性層の表面潤滑性を良くすることが必要であり、また、
磁性粉の粉落ち等の起こらない機械的性質を良くするに
は磁性層の接着性が良いものでなければならない。これ
らの性質は磁気記録媒体が音や画像を再生するときに要
求される性質であるだけでなく、磁気記録媒体を高速で
回転させたり、早送り、巻戻し、早送り再生等の通常の
再生動作より苛酷な条件で動作させる場合にもこれらに
耐えるものでなげればならない。
特に近年における磁気記録に関する技術の傾向としては
、例えばオーディオテープ関係ではコンパクトカセット
の使用からマイクロカセットの使用へと移行しつつあり
、またビデオの分野では現行のVIIS方式、β方式か
ら8ミリビデオ、電子カメラへと移行しつつあって、い
ずれもさらに小型化、高密度化が指向されているので、
例えば磁気テープについていえばその通路が複雑になっ
てきてガイドポールやガイドローラ等と接触する機会も
多いので擦られる頻度も多く上記走行性、耐摩耗性等の
諸性質の一層の改善が望まれている。
これらの諸性質のうち潤滑性の改善のためには、磁性層
については磁性粉の分散性を改善するとともに磁性層に
潤滑剤を含有させることが行なわれている。また、磁気
テープの裏面にはバンクコート層を設けこのハックコー
ト層にも潤滑剤を含有させてその表面に潤滑性を付与す
ることが行なわれている。
例えば特開昭58−23325号公報には、脂肪様エス
テルやシリコーンオイルで磁性層の潤滑性を改善する例
が示されている。しかしながら、この脂肪酸エステルと
シリコーンオイルを磁性層に加えると、これらの素材が
経時的に磁性層表面に滲み出ず、いわゆるブルーミング
現象を起こす。また、シリコーンオイルを添加した磁性
塗料で形成した磁性層には塗布ムラが生し易く、塗膜を
不均一にし易い。
これらの理由については、これらの物質が磁性層に使用
するバインダー、例えばポリウレタン、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体樹脂等と磁性粉に混合された場合、樹
脂は比較的無極性であるのに対し磁性粉は極性が大きい
のでこれら極性の大きく異なる物質のどちらにも良くな
じむことができず、これらに対する相溶性が十分でない
ため、分離し易いものと考えられる。このように潤滑剤
が磁性層表面に多く滲出すると、スペーシングロスを大
きくするのみならず、磁気ヘッドを汚し、この汚れた磁
気ヘッドによりきれいな表面の磁気テープがよごされた
りする。さらにこの潤滑剤が過度に滲出すると、潤滑剤
が粒状又はオイル状に磁性層表面に付着するので磁気テ
ープが磁気ヘッドに走査されるときテープと磁気ヘッド
との間の摩擦をかえって4増大してこれに伴う走行テン
ションの増大をもたらしたり、ヘッドへの張りつき、磁
性粉の粉落ちの増大をもたらし、さらにはテープが巻か
れたときにテープのエツジが不揃いになって巻姿を悪く
し、再使用の際の走行性を悪くする。また、バインダー
との相溶性が良くない結果、磁性塗料を塗布するときに
塗布ムラが生じるということにもなり、この塗布ムラが
生じると走行安定性が得られないとともに耐摩耗性にも
ムラが生じることになる。このように磁性層の潤滑性が
悪く、磁性層に悪影響を及ぼし走行安定性が悪くなると
、輝度S /N 、角型比のような電磁変換特性を害し
たり、出力変動、ドロップアウトすることになり、その
改善が望まれていた。
また、磁性層の支持体に対する接着性を向上させるため
に支持体と磁性層の間に下引き層を設けることも行なわ
れているが、このような下引き層を設けてもその接着性
は不十分である。
上記は磁性層に潤滑剤を用いた場合であったが、バック
コート層に上記のような潤滑剤を用いた場合にも上記の
ような潤滑剤のブルーミングや塗布層の塗布ムラを生じ
ることがあり、S/Nを低下さ−ぴたりする。また、バ
ックコート層の支持体に対する接着性も上記のように磁
気記録媒体を高速動作させる等の場合には十分でなく、
例えばバックコート層の部分的剥落等を起こすことがあ
るのでその向上が望まれている。
発明の目的 本発明の第1の目的は、潤滑性の良好な磁気記録媒体を
提供することにある。
本発明の第2の目的は、塗布層と支持体との接着性に優
れた磁気記録媒体を提供することにある。
本発明の第3の目的は、経時変化によって塗布層の表面
物性が変化せず、長期にわたって出力やS/Hの低下が
生じないような磁気記録媒体を提供することにある。
発明の構成 本発明者は鋭意研究した結果、機能性クシ型ポリマーを
塗布層に含有させることにより上記目的が効果的に達成
されることをつきとめ、本発明に至ったものである。
したがって、本発明の磁気記録媒体は、フッ素原子、ケ
イ素原子、極性官能基のいずれかを少なくとも1つ含ん
だ機能性クシ型ポリマーを含有する層を有することを特
徴とするものである。
以下へ2本発明をさらに詳細に説明する。
本発明に用いられる機能性クシ型ポリマーとは、ポリマ
ー主鎖に分岐鎖をクシ状に有するものであって、分岐し
た鎖の分子量が大きい2とが特徴である。この分岐した
鎮の分子量は例えば1 、000〜10o、oooであ
り、主鎖の分子量とほぼ等しい大きさになることもある
。このポリマー主鎖は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂環
一般に塗料用に使用される高分子の繰り返し単位結合か
らなる。例えばウレタン、ポリエステル、エポキシ、フ
ェノキシ樹脂等における繰り返し単位結合が例示される
。また、分岐した鎖中にはフッ素原子、シリコン原子又
は極性官能基等を含んでいる。この極性官能基には例え
ばカルボキシ基、水酸基、スルフォン酸基、アミノ基及
びこれらの塩が例示される。この分岐した鎖中には、上
記のほかにポリアルキレン基、アリール基等の比較的非
極性の基も含まれる。
このように分岐した鎖中に上記のような極性基が含まれ
るごとにより、このクシ型ポリマーが磁性層やバックコ
ート層等の塗布層に含有された場合に次ぎのような特徴
が現れる。
(1)上記の分岐した鎖にフン素原子やシリコン原子を
含む機能性クシ型ポリマーは、これが磁性層やハックコ
ート層等に含有されることによりその表面潤滑性を向上
できる。一方、分岐した鎖は主鎖からクシ状に伸びてい
るので、バインダー、磁性粉、フィラー等と多く接触し
、それだけな染み易くかつ強固に結合する。そのためこ
の機能性クシ型ポリマーを含有する塗布層にはこの機能
性クシ型ポリマーに基づく塗布ムラは生しにくく、また
、塗布層が形成された後はこの機能性クシ型ポリマーの
経時的な滲み出しも起こりにくくなる。
(2)上記の分岐した鎖中に極性官能基を有しているも
のは支持体、特にポリエステルフィルムのような有機高
分子支持体とのな染みが良いので、このクシ型ポリマー
が磁性層等の塗布層に用いられた場合にはその接着性が
向上され、粉落ち等を少なくできる。また、この極性官
能基を有する機能性クシ型ポリマーを塗料中に含有させ
ると極性の大きい例えば磁性粉末等に良くな染むためそ
の分散性及び分散安定性を良くすることができる。
本発明に用いられる機能性クシ型ポリマーは磁性塗料、
バックコート層用塗料、下引き用塗料等の塗料中の固形
分100重量部に対して0.011重部〜10重量部使
用される。特に好ましいのは、潤滑性向上のためには、
0.05重量%〜3重量%、接着性向上のためには0.
2重量%〜5重量%、分散性向上のためには0.1重量
%〜5重量%である。
これらの機能性クシ型ポリマーとしては、例えば束亜合
成株式会社製のアロンGシリーズが使用できる。このア
ロンGシリーズの各商品の内容とこれらを磁性塗料、バ
ックコート層用塗料、下引き塗料に使用した場合の主な
効果を示すとつぎのようになる。
このようにフン素、ケイ素を含有するポリマーが良い潤
滑性を示すのは、一般に潤滑剤として知られているフッ
素系潤滑剤、シリコーン系潤滑剤と同じような界面活性
機能を有するためであることが窺われるが、このような
機能性クシ型ポリマーはこれらの一般的に知られている
Ill滑剤のように低分子量であったり、他の成分、例
えばバインダー等とな染み件いものでなく、塗布層にお
ける移行性が少なく、その結果一般の潤滑剤のようなブ
ルーミング現象を起こしにくいと云う顕著な効果をもた
らすことができる。また、カルボキシル基、水酸基を含
有するポリマーが良い接着性及び分散性を示すのは、こ
れらの極性基が支持体として使用される例えばポリエチ
レンテレフタレートのような高分子の極性基と親和性が
あるため、そのポリマーの支持体に対する接着力を大き
くできるためと考えられる。同様の理由で比較的極性の
大きい例えば磁性粉末との親和性が大きくその分散性及
び分散安定性を向上できる。
本発明に用いられる機能性クシ型ポリマーはその分岐鎖
に有する基の種類によりその主な機能、すなわち上述し
た潤滑性、接着性、分散性が異なるが、これらの複合さ
れた性質を発揮させるためにはそれぞれの機能を有する
機能性クシ型ポリマーを混合して用いれば良い。
本発明に用いられる機能性クシ型ポリマーが磁性層に含
有されて用いられるときは、少なくとも磁性粉とともに
用いられるが、一般に磁性層に使用されるバインダー用
樹脂とともに用いられることが好ましい。
これらの磁性粉及びバインダー用樹脂には後述する磁性
粉及び樹脂が用いられるが、バインダー用樹脂の使用量
は磁性粉末100 N置部に対して5〜400重量部、
好ましくは10〜200重量部とするのがこれを含む磁
性層の記録密度、機械的強度の点で望ましい。バインダ
ー用樹脂がこの割合より多すぎると記録密度が低下し、
少なずぎると磁性層の強度が劣り、耐久性の減少、粉落
ち等の好ましくない事態が生じる。このような磁性粉末
及びバインダー用樹脂に対して上記クシ型ポリマーが上
記の割合で用いられる。
本発明に係る磁気記録媒体の磁性層を形成するには磁性
塗料が用いられるが、この塗料を調製するには次の方法
がある。
(1)磁性粉、上記機能性クシ型ポリマー及びバインダ
ー用樹脂溶液を適当な溶媒中で混合してボールミル又は
サントミルで分散させて塗料にする。
(2)磁性粉末を樹脂溶液に分散させた分散性液に上記
機能性クシ型ポリマーをトルエン、メチルエチルケトン
、エチルセロソルブ、アセトン、シクロヘキサノン、テ
トラヒドロフラン、メタノール等の有機溶媒に溶解した
溶液を加えて攪拌混合する。
本発明の磁気記録媒体を作成するには、後述の支持体に
後述する通常の方法により塗布する。このような支持体
に塗布された磁性層は必要によりその層中の磁性粉末を
配向又はランダム配向させる処理を施されながら乾燥さ
れる。また、必要により表面平滑加工を施したり所望の
形状に切断して本発明の磁気記録媒体を作成する。
このようにして形成された磁気記録媒体は、機能性クシ
型ポリマーの分岐鎖に含まれる基の種類によりa滑性、
支持体に対する接着性及び磁性粉の分散性を向上できる
。しかも経時的にブルーミング現象を生しるというよう
なごともない。
本発明における磁性層に使用される磁性粉末としては例
えばγ−Pe203.Co含有r−Fe20a。
Co被着r−Pea 04 、Fe304 、Go含有
Fす0/l。
Co被着FeB O4,−CrO2,等の酸化物磁性粉
、Fe、Ni、 Go、Fe−Ni合金、Fe−N1−
P合金、Fe−N1−C。
合金、Fe−Mn−Zn合金、Fe−Ni−Zn合金、
Fe−Co−Ni−Cr合金、Fe−Co−N1−P合
金、Co−Ni合金、Co−P合金等Fe、 Ni、 
Coを主成分とするメタル磁性粉等各種の強磁性粉が挙
げられる。ごれらの金属磁性粉末・に対する添加物とし
てばSI−C++、Zn、八x、、p。
Mn、 Cr等の元素又はこれらの化合物が含まれてい
ても良い。また、バリウムフェライト等の六万品系フl
ライト粉末、窒化鉄も使用される。
上記磁性層に使用できるバインダー用樹脂としては、熱
可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂、電子線硬化型
樹脂及びこれらの混合物が挙げられる。
バインダー用樹脂と−しての熱可塑性樹脂としては、軟
化温度が150℃以下、平均分子量がio、oo。
〜200,000 、重合度が約200〜2.000程
度のもので、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−ア
クリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−アクリ
ロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリ
デン共重合体、アクリル酸エステル−スチレン共重合体
、メタクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、
メタクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタ
クリル酸エステル−スチレン共重合体、ウレタンエラス
トマー、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニ
トリル共重合体、アクリロニトリループクジエン共重合
体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロー
ス誘導体(セルロースアセテートブチレート、セルロー
スダイアセテート、セルローストリアセテート、セルロ
ースプロピオネート、ニトロセルロース等)、スチレン
−ブタジェン共重合体、ポリエステル樹脂、クロロビニ
ルエーテル−アクリル酸エステル共重合体、アミノ樹脂
、各種の合成ゴム系の熱可塑性樹脂及びこれらの混合物
等が使用される。
これらの樹脂は、特公昭37−6877号、同39−1
2528号、同39−19282号、同4oL 534
9号、同40−20907号、同41−9463号、同
41−14059号、同41−16985号同42−6
428号、同42−11621号、同43−4623号
、同43−15206号、同44−2889号、同44
−17947号、同44−18232号、同45−14
020号、同45−14500号、同47−18573
号、同47−22063号、同47−22064号、同
47−22068号、同47−22069号、同47−
22070号、同48−27886号の各公報、米国特
許第3,144,352号、同第3,419.420号
、同第3.499.789号、同第3,713,887
号明細書に記載されている。
熱硬化性樹脂又は反応型樹脂としては、塗布液の状態で
は200,000以下の分子量であり、塗布乾燥後には
縮合、付加等の反応により不溶化するものが使用される
。これらの樹脂の内では樹脂が熱分解するまでの間に軟
化又は溶融しないものが好ましい。具体的には、例えば
フェノール樹脂、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキ
ッド樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反応樹脂、塩化ヒ
ニル〜酢酸ビニル樹脂、メタクリル酸塩共重合体とジイ
ソシアネートプレポリマーの混合物、高分子量ポリエス
テル樹脂とインシアネートプレポリマーの混合物、尿素
ホルムアルデヒド樹脂、ポリエステルポリオールとイソ
シアネートの混合物、ポリカーボネート型ポリウレタン
、ポリアミド樹脂、低分子量グリコール・高分子量ジオ
ール・トリフェニルメタントリイソシアネートの混合物
、ポリアミン樹脂及びこれらの混合物等である。
これらの樹脂は特公昭39−8103号、同40−97
79号同41−7192号、同41−8016号、同4
1−14275号、同42−18179号、同43−1
2081号、同44−28023号、同45−1450
1号、同45−24902号、同46−13103号、
同47−22067号、同47−22072号、同47
−22073号、同47−28045号、同47−28
048号、同47−28922号、同58−405■、
特開昭57−31919号、同58−60430号の各
公報、特願昭58−151964号、同58−1206
97号、同5B−120698号明細書、米国特許第3
,144,353号、同第3゜320.090号、同第
3.’437,510号、同第3,597,273号、
同第3,781,210号、同第3.、’731,21
1号の各明細書に記載されている。
電子線照射硬化型樹脂としては、不飽和プレポリマー、
例えば無水マレイン酸タイプ、ウレタンアクリルタイプ
、ポリエステルアクリルタイプ、ポリエーテルアクリル
タイプ、ポリウレタンアクリルタイプ、ポリアミドアク
リルタイプ等、または多官能モノマーとして、エーテル
アクリルタイプ、ウレタンアクリルタイプ、リン酸エス
テルアクリルタイプ、アリールタイプ、ハイドロカーボ
ンタイプ等が挙げられる。
これらは酸化物磁性粉あるいは強磁性金属粉末とともに
用いられるバインダー用樹脂であるが、これらのうぢ強
磁性金属粉末とともに用いられるものとして好ましいも
のはフェノキシ樹脂、エポキシ樹脂及びポリウレタン樹
脂が挙げられる。フエノキシ樹脂がメタル磁性粉の分散
媒として通しているのは、1列えばビスフェノールへと
エピクロルヒドリンを原料とした高分子量のポリヒドロ
キシエーテル について説明すると、このものは化学的に安定であり、
金属系磁性粉によっても容易には分解しない。また主鎖
に沿って高濃度の水酸基を持つため磁性粉の分散性に優
れているとともに架橋性に優れている。また磁性層のバ
インダーとし含有されたとき適度の柔らかさを与えるこ
とができるとともに、少しの温度変化に対して液相が固
相に急激に変化することもないので、表面の機械的性質
が変わらない優れた表面性の磁性層を与えることができ
る。フェノキシ樹脂はポリウレタンとの併用が特に好ま
しい。
さらに本発明にかかる磁気記録媒体の磁性層の耐久性を
向上させるためにバンクコート層に各種硬化剤を含有さ
せることができ、例えばイソシアネートを含有させると
かできる。
使用できる芳香族イソシアネートは、例えばトリレンジ
イソシアネート(TDI ) 、4.4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート(MDI ) 、キシリレンジ
イソシアネート(XDI ) 、メタキシリレンジイソ
シアネート(MXDI)及びこれらイソシアネートと活
性水素化合物との付加体などがあり、平均分子量として
は100〜3.000の範囲のものが好適である。
一方、脂肪族イソシアネートとしては、ヘキサメチレン
ジイソシアネート(HMDI) 、リジンイソシアネー
ト、トリメチルへキシリレンジイソシアネート共重合体
MDI)及びこれらインシアネートと活性水素化合物の
付加体等が挙げられる。これらの脂肪族イソシアネート
及びこれらイソシアネートと活性水素化合物の付加体な
どの中でも、好ましくは分子量が100〜3,000の
範囲のものである。
脂肪族イソシアネートのなかでも非脂環式のイソシアネ
ート及びこれら化合物と活性水素化合物の付加体が好ま
しい。
また、脂肪族インシアネートのなかの脂環式イソシアネ
ートとしては、例えばメチルシクロヘキサン−2,4−
ジイソシアネート (構造式) %式% (構造式) イソホロンジイソシアネート及びその活性水素化合物の
付加体などを挙げることができる。
上記イソシアネートと活性水素化合物の゛付加体として
は、ジイソシアネートと3価ポリオールとの付加体が挙
げられる。また、ポリイソシアネートも硬化剤として使
用でき、これには例えばジイソシアネートの5量体、ジ
イソシアネート3モルと水の脱炭酸化合物等がある。こ
れらの例としては、トリレンジイソシアネート3モルと
トリメチロールプロパン1モルの付加体、メタキシリレ
ンジイソシアネート3モルとトリメチロールプロパン1
モルの付加体、トリレンジイソシアネートの5量体、ト
リレンジイソシアネート3モルとへキサメチレンジイソ
シアネート2モルからなる5量体等があり、これらは工
業的に容易に得られるものである。
これらのイソシナネートは、例えば芳香族イソシアネー
トと脂肪族イソシアネートを併用するのが磁性層の膜特
性の点で好ましい。
これらのイソシアネートを用いて本発明の磁気記録媒体
の磁性層を形成するには、上記例示したバインダー用樹
脂と必要に応じて後述する各種添加剤を有機溶剤に混合
分散して塗料を調製し、これに−F記のイソシアネート
(芳香族イソシアネートと脂肪族イソシアネートを併用
しても良い)を添加したものを例えばポリエステルフィ
ルムのような支持体上に塗布し、必要に応じて乾燥する
この場合のイソシアネートの添加量はバインダーに対し
て5〜60重量%が好ましい。5重量%より少ないと塗
膜の硬化が不十分となり易り、60重量%より多いと塗
膜が過度に固くなり過ぎて好ましくない。
上記磁性層を形成する磁性塗料には必要に応じて分散剤
、潤滑剤、帯電防止剤、研磨剤等の添加剤を含有させて
も良い。
例えば分散剤としては、レシチン;カプリル酸、カプリ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リ
ルン酸等の炭素原子数8〜18個の脂肪酸(R,、C0
0I(で表されるRは炭素原子数7〜17個の飽和又は
不飽和のアルキル基);上記の脂肪酸のアルカリ金属(
Li、 Na、 K等)又はアルカリ土類金属(Mg、
 Ca、 Ba等)からなる金属石鹸等が挙げられる。
このほかに炭素原子数12以上の高級アルコール、さら
には硫酸エステル等も使用可能である。また、市販の一
般の界面活性剤を使用することもできる。また、コハク
酸エステル(エチレングリコールニステルモ含む)のス
ルホン酸塩とマレイン酸共重合体のポリカルボン酸、ア
ミン系界面活性剤、ポリオキシアルキレングリコールの
それぞれを組み合わせたものも使用できる。これらの分
散剤は1種類のみで用いても、あるいは2種類以上を併
用しても良好である。これらの分散剤は磁性粉末100
重量部に対して1〜20重量部の範囲で添加される。こ
れらの分散剤は、特公昭39−28369号公報、同4
4−17945号公報、同48−xsooi号公報、米
国特許第3,587,993号、同第3゜470.02
1号明細書等に記載されている。
カンプリング剤としては、公知のチタネート系カンプリ
ング剤、シラン系カンプリング剤等を併用しても良い。
チタン系カップリング剤のうちでも、6配位しているチ
タネート系カンプリング剤が好ましく、さらに6配位し
ているカップリング剤であって、一般式が、 (R−OATr CP (OR’)20H)2゛4 で表される化合物(R及びP′は直鎖又は分岐した飽和
アルキル基又はRが直鎖若しくは分岐した飽和アルキル
基でi′はアリール基を表す)が好ましい。この化合物
を例示すれば下記(1)、(2)のものが挙げられる。
(])テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファイ
ト)チタネート (2)テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト
)チタネート (CaH+70 +Ti (P +0C13H27)2
011)2フプイト、二硫化モリブデン、二硫化タング
ステン、炭素原子数12〜16の一塩基性脂肪酸と炭素
数3〜12(llilの一価のアルコールからなる脂肪
酸エステル類、炭素数17個以上の一塩基性脂肪酸とこ
の脂肪酸の炭素数と合計し゛ζ炭素数が21〜23個と
なる一価のアルコールからなる脂肪酸エステル等が使用
される。これらの潤滑剤はバインダー100重量部に対
して0.2〜20重量部の範囲で添加される。
これらについては特公昭43−23889号公報に記載
されている。
また、研磨剤としては、一般に使用される材料で溶融ア
ルミナ、炭化ケイ素、酸化クロム、コランダム、人造コ
ランダム、ダイヤモンド、人造ダイヤモンド、ザクロ石
、エメリー(主成分はコランダムと磁鉄鉱)、二酸化チ
タン等が使用される。
これらの研磨剤は平均粒子径0.05〜5μの大きさの
ものが使用され、特に好ましくは0.1〜2μのもので
ある。これらのgf磨剤は磁性II′A100重量部に
対し1〜20重量部の範囲で添加される。これらの研磨
剤は特開昭49−115510号公報、米国特許第3.
0(17,807号公報、同第3,041,196号公
報、同第3、687.725号公報、英国特許第1,1
45,349号公報、西ドイツ特許(DT−PS ) 
853,211号明細書に記載されている。
また、帯電防IL剤としてはカーホンブラック、グラフ
ァイト、酸化スズ−酸化アンチモン系化合物、酸化チタ
ン−酸化スズ−酸化アンチモン系化合物、カーホンフラ
ノクグラフトポリマーなどの導電性粉末;ザボニン等の
天然界面活性剤;アルキレンオキサイド系、グリセリン
系、グリシドール系等のノニオン界面活性剤;ピリジン
その他の複素環類、ホスホニウム又はスルホニウム類等
のカチオン界面活性剤;カルボン酸、スルホン酸、燐酸
、硫酸エステル基、燐酸エステル基等の酸性基を含むア
ニオン界面活性剤;アミノ酸類、アミノスルホン酸類、
アミノアルコールの硫酸又は燐酸エステル等の両性活性
剤などが挙げられるがこれらに限らない。
これら帯電防止剤として使用し得る界面活性剤は米国特
許第2,271,623号、同第2,240,472号
、同第2.288.226号、同2,676、122号
、同第2,676゜924号、同第2.676、975
号、同第2,691,566号、同第2,727,86
0号、同第2.730.498号、同2,742゜37
9号、同第2.739.891号、同第3.068.1
01号、同ff13.158.484号、同第3.2O
L253号、同第3,210、191号、同第3,29
4,540号、同第3,415,649号、同第3,4
4L413号、同3,442,654号、西ドイツ特許
公開(OLS ) L942.665号、英国特許第1
 、077 。
317号、同第1,198,450号等の各明細書をは
じめ、小田良平他著「界面活性剤の合成とその応用」 
(槙書店1964年版):八、誓、ベイリ著[サーフェ
スアクティブ エージェンッ」 (インターサイエンス
バブリケーションインコーポレテイド1958年版):
TRシスリー著「エンサイクロペディア オブ号−フェ
スアクティブ エージェンツ 第2巻」(ケミカルパブ
リソシュカンパニー1964年版):「界面活性剤便覧
」第6刷(産業図書株式会社昭和41年12月20日)
などの底置に記載されている。
これらの界面活性剤は、単独又は混合して添加しても良
い。これらは帯電防止剤として用いられるものであるが
、その他の目的、例えば分散、磁気特性の改良、潤滑性
の改良、塗布助剤として使用される場合もある。
」−記塗料に配合される溶媒あるいはこの塗料の塗布時
の希釈溶媒としては、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキザノン等のケトン
類;メタノール、エタノール、プロパツール、ブタノー
ル等のアルコール類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、乳酸エチル、エチレングリコールモノアセテート
等のエステル頬;クリコールシメヂルエーテル、グリコ
ールモノエチルコニ−チル ラン等のエーテル類;ヘンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素;メチレンクロライド、エチレンクロ
ライド、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロルヘンゼン
等のハロゲン化炭化水素等のものが使用できる。
磁性粉末及び上記のバインダー用樹脂、分散剤、′/w
J滑剤、研磨剤、帯電防止剤、溶剤等は混練されて磁性
塗料にされる。
混練に当たっては、磁性粉末及び上記の各成分は全て同
時に、あるいは混合順次に混練機に投入される。例えば
、まず分散剤を含む溶液中に磁性粉末を加え所定の時間
混練し、しかる後に残りの各成分を加え混練を続けて磁
性塗料にする方法がある。
混線分散に当たっては各種の混練機が使用される。例え
ば二本ロールミル、三本ロールミル、ボールミル、ペブ
ルミル、サントクラインター、Szc4variアトラ
イター、高速インペラー分散機、高速ストーンミル、高
速度tE撃ミル、ディスパーニーダ−、高速ミキサー、
ホモジナイザー、超音波分散機等である。
混線分散性に関する技術は、T.C. PATTON著
I’ain4 Flow and Pigment D
espersion 2nd Ed. (1979年J
ohn Willey &Sons社発行)に記載され
ている。また、米国特許第2,581,414号、同第
2,855、156号の各明細書にも記載されている。
上記磁性塗料は、磁性粉末、バインダー用樹脂、上記の
本発明に用いられる有機粉末、必要に応じて上記の各種
添加剤及び溶剤からなるが、この磁性塗料の製造法に関
しては、特公昭35−15号、同39−26794号、
同43〜186号、同47−28043号、同47−2
8045号、同47−28046号、同47−2804
8号、同41−31445号、同4B−11,162号
、同48−21331号、同4B−33683号各公報
、西独特許公報2060655号明細書等に詳しく記載
されているものも使用できる。
また、支持体としては、ポリエチレンテレツクレート、
ポリエチレン−2,6−ナックレート等のポリエステル
類、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セルロース
トリアセテート、セルロースダイアセテート等のセルロ
ース誘導体、ポリアミド、ポリカーボネートなどのプラ
スチックが挙げられるが、Cu、へj2.Zn等の金属
、ガラス、BN、Siカーバイド、磁器、陶器等のセラ
ミ・ツクなども使用できる。
これらの支持体の厚みはフィルム、シート状の場合は約
3〜100μm程度、好ましくは5〜50μmであり、
ディスク、カード状の場合は30μm〜10mm程度で
あり、ドラム状の場合は円筒状で用いられ使用するレコ
ードに応してその型は決められる。
また、支持体の形態はテープ、シート、カード、ディス
ク、ドラム等いずれでも良く、形態に応して種々の材料
が必要に応じて選択される。
支持体上に上記塗料を塗布するための塗布方法としては
、エアードクターコート、ブレードコート、エアーナイ
フコート、スクイズコート、含浸コート、リバースロー
ルコート、トランスファーロールコート、グラビアコー
ト、キスコート、キャストコート、スプレィコート等が
利用できるがこれらに限らない。これらの具体的説明は
「コーティング工学」 (昭和46年浅倉書店発行)に
詳細に記載されている。
上記磁性層の配向処理を施す配向磁場は交流又は直流で
約500〜3500ガウス程度であり、磁性塗料を塗布
してその乾燥をするときは乾燥温度は約50〜100℃
程度であることが好ましい。
上記説明は、機能性クシ型ポリマーを磁性層に含有させ
た場合であったが、磁性層の1−に設けるオーバコート
層、磁性層と反対側の支持体に設けるハックコート層又
は磁性層と支持体の間に設ける下引き層のいずれか1層
又は任意の複数の層に上記機能性クシ型ポリマーを含有
するようにすると1−記と同様にオーバコート層、ハッ
クコート層の潤滑性、接着性を向上でき、下引き層の接
着性を向上できる。なお、機能性クシ型ポリマーを含有
する層を有する磁気記録媒体とは、上記のオーバコート
層、バックコート層、下引き層にこのポリマーを含有す
る場合も含み、さらに磁性層表面、オーハコ−)Iff
表面、バックコート層表面、下引き層表面にこの化合物
を付着する場合も含む。また、この付着する場合には蒸
着、スバタリング、イオンブレーティング等により形成
した強磁性金属薄膜に付着させる場合も含む。
なお、ハックコート層、オーバコート層、下引き層には
上記バイングー用樹脂、潤滑剤、帯電防止剤、研磨剤等
の添加剤のうちこれらの各層に通常使用されるものが併
用できることは勿論である。
発明の効果 本発明によれば、磁気記録媒体に機能性クシ型ポリマー
を含有する層を有するようにしたので、優れた潤?Pt
性が得られるとともに、従来のフッ素系潤滑剤、シリコ
ーン系潤滑剤のようにプルーミング現象や塗布液の塗布
ムラを少なくできる。このような現象を少なくできると
、表面に滲み出た添加剤により磁気ヘッドが汚されたり
、この磁気へノドにより磁気記録媒体のきれいな表面が
汚されたりすることを少なくできる。また、過度に滲み
出た添加剤により、スペーシングロスが大きくなったり
、磁気記録媒体の例えば磁気テープに過度のテンション
がかかって磁性層が傷付けられたり、粉落ちが生じたり
することが少なくなる。また、塗布層特に磁性層の支持
体に対する接着性が向上する結果、磁性粉の粉落ちを少
なくできる。
これらにより、磁気記録媒体の出力変動、ドロップアウ
ト等を減少できるとともに各種S/N等の電磁変換特性
が良好に維持でき、さらにその巻姿も良くなるので、そ
の再使用の際の出力特性、電磁変換特性も搦なわないよ
うにできる。このようにして、磁気記録媒体が高速動作
、早送り再生、巻戻し等の苛酷な条件で使用されてもそ
の性能を維持でき、最近の高密度記録及び耐久性の一層
の改善に対する要求に応えることができる。
実施例 次に本発明の詳細な説明するが本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
実施例1 表Iの実施例1の欄の組成物(重量部を示す。
以下同様)をボールミルに仕込み、分散させて分散液を
調製する。この分散液を1μmのフィルターで濾過し、
この濾過液に多官能イソシアネート5重量部を添加し混
合して磁性塗料を調製する。
この磁性塗料をリバースロールコータにて支持体(ポリ
エチレンテレフタレートフィルムベース)上に5μmの
厚さに塗布乾燥し、ついでスーパカレンダー処理を施し
、1/2インチにスリットして実施例1のビディオテー
ブを作成した。
実施例2〜4 実施例1において、表1の実施例1の欄の組成物を用い
る代わりに表1のそれぞれ実施例2〜4の欄の組成物を
用いた以外は同様にしてそれぞれ実施例2〜4のビディ
オテーブを作成した。
比較例1 実施例1において、表1の実施例1の欄の組成物を用い
る代わりに表1の比較例1の欄の組成物を用いた以外は
同様にして比較例1のビディオテープを作成した。
実施例5 実施例4で作成したビディオテープの裏面に表1の実施
例5の欄の組成物を用いて1μmのバックコート層(B
C層)を形成して実施例らのビディオテープを作成した
比較例2 比較例1のビディオテープの裏面に表1の比較例2の欄
の組成物を用いて1μmのバンクコート層(BC層)を
形成して比較例2のビディオテープを作成した。
上記実施例1〜5、比較例1〜2のそれぞれのビディオ
テープ一ついて表2に示す各項目の試験を行いその結果
を対応する欄に示す。
なお、測定法は以下のとおりである。
(alクロマS/N:クロマ信号(3,58MHz )
を0.714Vp−Pにして輝度信号にのせて録画し、
この録画したものを再生し、クロマ信号のみを取り出し
その実効値(S ’)とクロマ信号を取り除いたときの
雑音レベル(N )との比を表す。
ib)ルミ5 /N (dB) :50%−旧TE (
β)又は100%−旧TE (VB2 )の信号を録画
し、再生したときの出力とノイズのレベルをノイズメー
タで測定した。表の測定値は比較例1の値をOdBとし
たときの相対値である。
telスキュー値(μ5ec):ビディオ画面のゆがみ
を示す値で、値の小さい方がゆがみが小さい。
審決にしたがって測定した。
1dl静止画像寿命(sin ) :松下電気株式会社
製NV−6200においてテープの走行を停止し画像が
消えるまでの時間を測定した。
(e)ブリードアウト:磁気テープを10℃で12時間
保持し、ついで、40℃、相対湿度80%で12時間保
持し、この繰り返しを10回行なって塗布層表面を顕微
鏡で観察し、粒状又はオイル状の1ξ出物があるものを
[ありJ、ないものを「なしJとした。
ff)摩擦係数:新東化学株式会社製の回転ドラム型表
面性測定器を用い、4mm直径のロンドで荷重3h 、
回転数66、9rpmで測定した。
ig)巻姿:ビディオデッキ(機器名 β: 5ONY
SL−520、VB2 : VICTORIIR−71
00) テ繰り返し400回走行させ、テープのエツジ
が一平面上に揃っているもかどうかを4段階で評価した
(h)粘着性:直径30mmのガラス管に1.5 Kg
重の張力で上記実施例及び比較例の磁気テープを巻き、
温度60℃、相対湿度80%の条件で24時間放置後の
テープを巻戻すときの粘着力の有無で判定した6m接着
性:セロテープを塗布層に張りつけてひき剥がし、塗布
層が支持体から剥離する度合を4段階評価した。
表2の結果から、実施例1〜5のビディオテープはブリ
ードアウトがなく、静止画像寿命が長(て耐摩耗性良く
、巻姿、塗布層の接着性も良く、クロマS/N等の電磁
変換特性が良いのに対し比較例Iのテープはブリードア
ウトがあり、その他の性質もいずれも実施例のテープよ
り劣ることがわかる。また、実施例5と比較例2のテー
プでは、前者がブリードアウト、バックコート層と磁性
層の粘着がないのに対し、後者にはこれらがありしかも
動摩擦係数が大きくその他の性質も劣ることがわかる。
なお、電子顕微鏡で観察したところ、実施例2のテープ
の分散性は比較例1のテープより優れていた。また、比
較例1のテープの磁性層表面には塗布ムラが認められた
(以下この頁余白) 表 2 昭和59年5月21日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フン素原子、ケイ素原子、極性官能基のいずれか
    を少なくとも1つ含んだ機能性クシ型ポリマーを含有す
    る層を有することを特徴とする磁気記録媒体。
JP59100579A 1984-05-21 1984-05-21 磁気記録媒体 Pending JPS60246021A (ja)

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