[go: up one dir, main page]

JPS60245671A - 低次酸化チタン顔料 - Google Patents

低次酸化チタン顔料

Info

Publication number
JPS60245671A
JPS60245671A JP10225284A JP10225284A JPS60245671A JP S60245671 A JPS60245671 A JP S60245671A JP 10225284 A JP10225284 A JP 10225284A JP 10225284 A JP10225284 A JP 10225284A JP S60245671 A JPS60245671 A JP S60245671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigment
titanium oxide
oxide
lower titanium
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10225284A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Sakamoto
坂本 正志
Haruo Okuda
奥田 晴夫
Hideo Takahashi
英雄 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishihara Sangyo Kaisha Ltd filed Critical Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Priority to JP10225284A priority Critical patent/JPS60245671A/ja
Publication of JPS60245671A publication Critical patent/JPS60245671A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 二酸化チタンは、これを紫外線照射又は還元雰囲気中で
高温加熱することにより低次酸化物を生成し、このもの
には導電性があることがら導電性イ」与剤としての利用
が提案されている。一方、低次酸化チタンはその還元度
の程度によって、灰色〜黒色の色相を有しており、人的
に無害であることから、黒色顔料としての利用も提案さ
れている。
この低次酸化チタンは、このままでも顔料として好まし
い特性を備えており、種々の着色組成物に配合され得る
すなわち、黒色顔料として従来より使用されているカー
ボンブラック、酸化鉄と比べ低次酸化チタンは、着色組
成物のビヒクルとの混合性に優れており、また二酸化チ
タンなとの他の汎用顔料と併用した場合これらは物理的
化学的諸物性が類似している為に混合性に冨んでいる。
しかしながら、低次酸化チタンを黒色顔料としてそのま
ま使用した場合、二酸化チタン顔料などに比べると分散
性、貯蔵安定性、光沢、耐候性なとの物性か充分とは言
えない。
本発明は、特に光沢、耐候性などの顔料物性の改良され
た低次酸化チタン顔料に関する。
すなわち本発明は、一般式Ti0x(X;1.!5−1
.9)で表わされる低次酸化チタン粒子の表面に、AQ
、]゛1、Si、Zr、 Sn、 Sl)、Ceから成
る群より選ばれた少なくとも−・種の金属の水利酸化物
又は酸化物の被覆層を含有する低次酸化チタン顔料であ
る。
本発明においで、一般式Ti0x(X;1.5〜1.9
)で表わされる低次酸化チタンは、Tに〇の割合が1.
5〜1.0望ましくは1.6−・1.8特に望ましくは
1.6〜1.7の組成を有するものである。このような
組成の低次酸化チタンとしては例えばTiO,Ti、O
,,1″+305、T1407、TI、09、T160
1いT17017、Ti8015、Ti90.9、T1
1oO1,などの化合物が前記一般式の酸化度Xの範囲
内において実質的に単−相で存在するもの、或は複数相
共存しているものである。
すなわち、本発明の前記一般式は、低次酸化チタン粒子
の組成を平均値で表わしている。本発明における低次酸
化チタンの平均粒子径は通常()、1〜1μであり、望
ましくはく)、2〜0.7μ特に望ましくは()、2〜
0.5μである。
これら低次酸化チタンは例えば二酸化チタンと金属チタ
ンとの混合物を真空中、不活性ガス中或は還元雰囲気中
で加熱処理して得られるもの、二酸化チタンをアンモニ
アガス、水素ガスなどの還元ガス雰囲気中で加熱還元し
て得られるもののいずれも使用できる。
本発明において、低次酸化チタンの表面に存在する金属
の水和酸化物或は酸化物の金属成分としては、A(!、
Ti、Sl、Zr、Sn、Sb、Ceなどである。本発
明においては、このうち少なくとも一種の金属の水利酸
化物或は酸化物の被覆層を低次酸化チタン粒子の表面に
含有する。被覆量は金属酸化物としてTioxに対し重
量基準で0.1〜8%、望ましくは0.2〜6%特に望
ましくは+i+、5=5%である。
被覆量が前記範囲より少ないと本発明の所望の耐候性、
光沢の効果が得られ刀(<なり、また多すぎると経剤的
に不利となるだけでなく、分散性、光沢などが低下する
こともあり、また、プラスチンクでの発泡が生し易く望
ましくない。
本発明における被覆金属化合物のうち、AQ、Ti、S
iが望ましく、中でも耐候性のイ」与効果の点からA0
単独或はAQとTi更にはAQと1゛IとSlの組合せ
による被覆が望ましい。これらの被覆層は低次酸化チタ
ン粒子」二に連続した被膜状のものとしても或は不連続
の被膜状のものとしても存在してよい。
なお、本発明において、本発明の基本的な特徴を損なわ
ない範囲において必要に応し更に、例えば多価アルコー
ル、アルカメールアミン、オルガノシリコンなどの有機
化合物を被覆存在させることもで外る。
本発明の低次酸化チタン顔料は、耐候性、光沢、分散性
、貯蔵安定性などの顔料緒特性が優れたものであり、塗
料、インキ、プラスチックス、化粧料など種々の分野に
おける着色剤として有用な−ものである。特に、本発明
の低次酸化チタン顔料は、人的無害であり、皮膚への安
全性も高いところから食料品包装材、化粧料での利用に
適している。
本発明の顔料を製造するには、まず低次酸化チタンを水
性スラリーとし、この中にAO11’i、 Si、 Z
r、Sn、St)、Ceから成る群より選ばれた少なく
とも一種の金属の可溶性化合物を添加し、酸またはアル
カリで中和して、上記金属の水利酸化物を低次酸化チタ
ン粒子の表面に沈殿させて被m層を形成させる。低次酸
化チタン水性スラリーの顔料濃度は普通100〜800
g/θ好ましくは200〜4.008/ρであり、温度
は50〜90℃好ましくは60〜80℃に維持するのが
望ましい。この水性スラリーに添加する」二記金属の可
溶性化合物としては、例えばアルミン酸アルカリ、塩化
アルミニウム、硫酸アルミニウム、塩化チタン、硫酸チ
タン、ケイ酸アルカリ、塩化スズ、硫酸スズ、オキシ塩
化スズ、スス酸カリウム、塩化ンルコニウム、硫酸ンル
フニウム、酢酸ンルコニウム、塩化アンチモン、HEセ
リウドなどを使用できる。二種以上の金属化合物を被覆
する場合可溶性化合物を同時に或は順次添加してもよい
。このように低次酸化チタン水性スラリー中に添加した
被覆剤を水和酸化物として低次酸化チタンの表面に沈殿
させるために、スラリーがアルカリ性を呈する場合は例
えば硫酸、塩酸などの酸性化合物を添加して、酸性を呈
する場合はアルカリ性化合物を添加して中和し、スラリ
ーのpHを6〜8に調節する。中和処理したスラリーは
、一定時間普通10〜60分間40〜90°Cの温度で
熟成後濾過、洗浄して可溶性塩類を除去し、次いで乾燥
した後、通常の粉砕処理を施して低次酸化チタン顔料製
品とする。
実施例に 酸化チタン粉末と金属チタン粉末との混合物を窒素ガス
気流の不活性雰囲気中で加熱して得られた低次酸化チタ
ン(X値:1.65、平均粒径0.3μ)を含有する水
性スラリー(濃度40 (11、/θ)を50″Cに加
熱後アルミン酸ナトリウム溶液をAQ203として3.
0%添加した。その後20分間攪拌後硫酸を添加してス
ラリーの111−Iを7に調整してアルミニウムの水利
酸化物を沈殿させた。この後60分間熟成させた後濾過
、洗浄し、5 (1’(’:で一昼夜、その後火に80
°Cで1時間乾燥し、極砕磯で粉砕して本発明の低次酸
化チタン顔料を得た。(顔料A) 実施例2 実施例1において、50°Cの水性スラリーにアルミン
酸ナトリウム溶液を添加する前にまず四塩化チタン溶液
なTlO2として0.8%添加し、その後10分間攪拌
すること以外は同様に処理して本発明の低次酸化チタン
顔料を相だ。(顔料B) 実施例3 実施例1において、50°Cの水性スラリーにアルミン
酸ナトリウム溶液を添加する前に、まず四塩化チタン溶
液をTlO2として0.8%添加し、その後10分間攪
拌し、次にケイ酸ナトリウム溶液をS i O2として
1.0%添加して20分間攪拌後水酸化す) 17ウム
を添加してスラリーのp l−1を7に調整し20分間
攪拌すること以外は同様に処理して本発明の低次酸化チ
タン顔料を得た。(顔料C)比較例 実施例1における50°Cの水性スラリーへのアルミン
酸ナトリウl、溶液及び硫酸の添加、その後の熟成を行
なうことなく、スラリーを硫酸でp+−+sに調整後直
接濾過、洗浄し、S (1’Cで一昼夜乾燥し、オ常砕
機で粉砕して低次酸化チタン顔料を得た。(顔料D) 試験例 前記実施例及び比較例の低次酸化チタン顔料A−Dにつ
いてその性能を試験し、表1、表2及び表3の結果を得
た。
この結果から明らかなように本発明の低次酸化チタン顔
料は光沢、耐候性とも優れた性能のものであることがわ
かる。
表1 実A 84 68 43 88(−、+ 1+’)施B
 83 694.6 940 1+’1表1の評価は次
のようにして行なった。
(1)試験板の作成 低次酸化チタン顔料をヤシ油変性短油アルキド414脂
/ブチル化メラミン樹脂(7/3重量比)ワニス中へ消
、和し、ペイントシェーカー(レンドデビル社製井5i
io)で分散して塗料化した後、このものをリン酸亜鉛
処理鋼板(7cmX 35 cm)に約60μ厚(乾燥
塗膜として)で塗布し、”130 ’(:で30分間焼
付けて黒色試験板を作成した。
(2)鏡面光沢度の測定 黒色試験板の初期光沢(20°−20°及び6t)’ 
−60°鏡面光沢)をグロスメーター(利上色彩技術研
究所製GM−26D型)で測定した。
(3)耐候性評価 光沢保持性は、カーボンアーク型サンシャインウェザ−
メーター装置(スガ試験機KK製、WE−8UN−DC
型)内で黒色試験板を促進曝露(60分照射中に12分
降水、ブラックパネル温度63±3°C)腰一定時間毎
に60°−60°鏡面光沢度を測定して評価した。また
、耐白亜化性は、白亜化開始時間及び日本塗料検査協会
の塗膜評価基準にしたがって測定した6 (10時間曝
露後の塗面の白亜化発生程度で評価した。発生程度10
は白亜化が発生していないことを示し、以下数値が小さ
くなるに従って白亜化発生程度が大きいことを示す、。
表2 実A 53 82 施B 51 81 表2の評価は、前記(1)で得られたメラミンアルキド
黒色塗料をガラス板に約45μ厚(乾燥塗膜として)で
塗布し、光沢(2(1”−2(1°及び60’−60°
鏡而光沢)を前記(2)のグロスメーターで測定して行
なった。
表3 実A 0.56.39.610.411.5 +、2.
7施B 1.06;[310,111,712,843
,8表3の評価方法;鉛系安定剤を含む塩化ビニール樹
脂フンパウンドに1氏次酸化チタン顔料を顔料濃度2 
、51〕HRになるように混合し、6インチ2本ロール
でよく混練した後プレス成型し、塩化ビニールシートを
作成した。この塩化ビニールシートを前記(3)のカー
ボンアーク型サンシャインウェザ−メーター装置で促進
曝露し、一定時間毎にシートのカラーを色差計(日本重
色工業製、N1)−101D型)を用いてL−a・1〕
値を測定し、その値にもとづいて初期カラーとの色差△
E (L+ L、)’ + (+)l 112)2+(
a1a2)2)を算出した。
特許出願人 石原産業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一般式Ti0x(X;1.5〜1.9)で表わされる低
    次酸化チタン粒子の表面に、AQ、Ti、 Si、 Z
    r、 Sn、St)、Ceから成る群より選ばれた少な
    くとも一種の金属の水和酸化物又は酸化物の被覆層を含
    有する低次酸化チタン顔料。
JP10225284A 1984-05-21 1984-05-21 低次酸化チタン顔料 Pending JPS60245671A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10225284A JPS60245671A (ja) 1984-05-21 1984-05-21 低次酸化チタン顔料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10225284A JPS60245671A (ja) 1984-05-21 1984-05-21 低次酸化チタン顔料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60245671A true JPS60245671A (ja) 1985-12-05

Family

ID=14322404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10225284A Pending JPS60245671A (ja) 1984-05-21 1984-05-21 低次酸化チタン顔料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60245671A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0707050A3 (en) * 1994-10-11 1996-06-12 Shiseido Co Ltd Pigment containing a titanium suboxide and process for its preparation
JP2012046404A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Eco Material:Kk 結晶性アルミナ水和物を粒子表面に析出形成する顔料用二酸化チタンの表面コーティング方法
WO2012128131A1 (ja) 2011-03-23 2012-09-27 株式会社Ihi 紫外線吸収剤及びこれを用いた化粧料
JP2016117816A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 旭化成ケミカルズ株式会社 ポリアミド樹脂組成物及び成形体

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0707050A3 (en) * 1994-10-11 1996-06-12 Shiseido Co Ltd Pigment containing a titanium suboxide and process for its preparation
JP2012046404A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Eco Material:Kk 結晶性アルミナ水和物を粒子表面に析出形成する顔料用二酸化チタンの表面コーティング方法
WO2012128131A1 (ja) 2011-03-23 2012-09-27 株式会社Ihi 紫外線吸収剤及びこれを用いた化粧料
JP2016117816A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 旭化成ケミカルズ株式会社 ポリアミド樹脂組成物及び成形体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2585128B2 (ja) 有色微粒子無機顔料
JP4018770B2 (ja) 扇状酸化チタン、及び扇状又は盤状酸化チタンの製造方法、並びにその用途
US4737194A (en) Titanium dioxide pigment coated with cerium cations, selected acid anions, and alumina
JPH07103323B2 (ja) 改良された二酸化チタン顔料
US4405376A (en) Titanium dioxide pigment and process for producing same
JPH10508889A (ja) ボリアで変性されたシリカおよびアルミナでコートされた改良二酸化チタン顔料
US3470007A (en) Stabilized lead chromate pigments and process for making same
JP3773220B2 (ja) 二酸化チタン顔料及びその製造方法
US3410708A (en) Porous silica coated titanium dioxide pigment
DE19503906A1 (de) Kohlenstoffhaltige Pigmente
JP3534039B2 (ja) 表面活性を抑制した酸化亜鉛粒子及びその製造と利用
JP2717904B2 (ja) 鉄含有超微粒子ルチル型二酸化チタン及びその製造方法
JP2881913B2 (ja) 紫外線遮蔽透明フレーク状粒子およびその製造方法
JPH07751B2 (ja) 微粒子二酸化チタン粉末
JPS60245671A (ja) 低次酸化チタン顔料
JP3427195B2 (ja) 紫外線遮断作用を有する複合マイカ粉体
US3647495A (en) Titanium dioxide pigment having improved dispersibility in coating compositions
JPH0769636A (ja) 鉄含有二酸化チタン及びその製造方法
JP2000265154A (ja) 酸化鉄被覆板状硫酸バリウム及びその製造方法
US3028250A (en) Composite zinc pigments
JPH0611872B2 (ja) 二酸化チタン被覆シリカビ−ズ、その製造法および用途
JPH09202620A (ja) ルチル型二酸化チタン粒子およびその製造法
JP2576824B2 (ja) 紫外線遮断剤とこれを配合した樹脂組成物および化粧料
JP2931180B2 (ja) 鉄含有超微粒子二酸化チタンの製造方法
JP3315160B2 (ja) 赤色合成雲母、その製法及び該雲母を含有する紫外線遮断剤