JPS60244004A - プラスチツク磁石組成物 - Google Patents
プラスチツク磁石組成物Info
- Publication number
- JPS60244004A JPS60244004A JP59099814A JP9981484A JPS60244004A JP S60244004 A JPS60244004 A JP S60244004A JP 59099814 A JP59099814 A JP 59099814A JP 9981484 A JP9981484 A JP 9981484A JP S60244004 A JPS60244004 A JP S60244004A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic powder
- plastic magnet
- plastic
- composition
- magnet composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/032—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
- H01F1/04—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
- H01F1/047—Alloys characterised by their composition
- H01F1/053—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
- H01F1/055—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5
- H01F1/057—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B
- H01F1/0571—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B in the form of particles, e.g. rapid quenched powders or ribbon flakes
- H01F1/0572—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B in the form of particles, e.g. rapid quenched powders or ribbon flakes with a protective layer
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高性能を示す新規プラスチック磁石組成物に関
するものである。
するものである。
従来より知られている焼結磁石や鋳造磁石は、硬くても
ろいためC−複雑な形状の加工が困難であり、精密な加
工度が要求される場合C二はコスト高となることが避け
られず、また他の部材との一体成形が困難であるとか、
ラジアル異方性、多極異方性磁石を製造しようとしても
破損し製造が困難であるなどの問題がある。
ろいためC−複雑な形状の加工が困難であり、精密な加
工度が要求される場合C二はコスト高となることが避け
られず、また他の部材との一体成形が困難であるとか、
ラジアル異方性、多極異方性磁石を製造しようとしても
破損し製造が困難であるなどの問題がある。
プラスチック磁石は上記問題点を解決するために開発さ
れたものであり、各種磁性材料各種プラスチックの使用
が試みられている。特C二最近は磁石体の強力化、小型
・軽量化の要請から、当初のころのフェライト系磁性材
料に代ってam−C。
れたものであり、各種磁性材料各種プラスチックの使用
が試みられている。特C二最近は磁石体の強力化、小型
・軽量化の要請から、当初のころのフェライト系磁性材
料に代ってam−C。
系のようなきわめてすぐれた磁石性能を発揮する磁性材
料が使用されるに至っている。しかし、 8mは希土類
鉱石中でも特に少ない含有量であることと、その精製分
離に多大の費用を有することからきわめて高価であり、
他方Coも高価であるのみならず安定供給に問題がある
。
料が使用されるに至っている。しかし、 8mは希土類
鉱石中でも特に少ない含有量であることと、その精製分
離に多大の費用を有することからきわめて高価であり、
他方Coも高価であるのみならず安定供給に問題がある
。
本発明者らは鋭意検討した結果、磁性材料(磁性粉体)
としてNd −Fe −B系のものを使用することによ
り、比較的低コストで高性能の磁石特性を示すプラスチ
ック磁石組成物が得られること、およびこの磁性粉体は
前記Sm−Co系磁性粉体と同様にプラスチックとの混
合溶融時に高温になると空気との接触で発火しやすい問
題点を有するがこの点は該磁性粉体をあらかじめオルガ
ノポリシロキサン化合物で被覆処理することにより解決
できることを確認し本発明を完成した。
としてNd −Fe −B系のものを使用することによ
り、比較的低コストで高性能の磁石特性を示すプラスチ
ック磁石組成物が得られること、およびこの磁性粉体は
前記Sm−Co系磁性粉体と同様にプラスチックとの混
合溶融時に高温になると空気との接触で発火しやすい問
題点を有するがこの点は該磁性粉体をあらかじめオルガ
ノポリシロキサン化合物で被覆処理することにより解決
できることを確認し本発明を完成した。
すなわち本発明は、プラスチックと、オルガノポリシロ
キサン化合物で被覆処理した組成式RxMyB7 (式
中のRは希土類元素1Mは鉄族元素であり、x、yおよ
び2は原子%を示す、ただし8≦X≦30.2≦2≦2
0、y=ioo−x−z)で示される磁性粉体とからな
るプラスチック磁石組成物(二関するものである。該組
成式中RはNdまたはNdを主とする希土類元素であり
、MはFeまたけFeを主とする鉄族元素である。実用
上RとしてNdを主とする2種以上の混合物(ミツシュ
メタル、ジジム等)を使用し、またMとしてFeに少量
のCOもしくはN1を併用したもの(キューリ一点が向
上する)を使用することが望ましい。なお、B(ボロン
)にはAt、Si、0 などが不純物として混っていて
もよい。組成すなわち原子%を示すx+Yおよび2の値
は前記のとおりである。Rの量を示すXの値が大になる
と保磁力Haが向上し望ましいが磁性材粉の取扱いに際
し酸化燃えやすくなるので30原子%以下とすべきであ
り、好ましくは10≦X≦20の範囲とすることがよい
。またBの量を示す2の値が大になるとこの場合にも保
磁力Haが増大するがあまりに大きくすると残留磁束密
度Brが低下するようになるので20原子%以下とすべ
きであり、好ましくは5≦2≦15 の範囲とすること
がよい。
キサン化合物で被覆処理した組成式RxMyB7 (式
中のRは希土類元素1Mは鉄族元素であり、x、yおよ
び2は原子%を示す、ただし8≦X≦30.2≦2≦2
0、y=ioo−x−z)で示される磁性粉体とからな
るプラスチック磁石組成物(二関するものである。該組
成式中RはNdまたはNdを主とする希土類元素であり
、MはFeまたけFeを主とする鉄族元素である。実用
上RとしてNdを主とする2種以上の混合物(ミツシュ
メタル、ジジム等)を使用し、またMとしてFeに少量
のCOもしくはN1を併用したもの(キューリ一点が向
上する)を使用することが望ましい。なお、B(ボロン
)にはAt、Si、0 などが不純物として混っていて
もよい。組成すなわち原子%を示すx+Yおよび2の値
は前記のとおりである。Rの量を示すXの値が大になる
と保磁力Haが向上し望ましいが磁性材粉の取扱いに際
し酸化燃えやすくなるので30原子%以下とすべきであ
り、好ましくは10≦X≦20の範囲とすることがよい
。またBの量を示す2の値が大になるとこの場合にも保
磁力Haが増大するがあまりに大きくすると残留磁束密
度Brが低下するようになるので20原子%以下とすべ
きであり、好ましくは5≦2≦15 の範囲とすること
がよい。
Mの慣を示すyは残量とされる。なお、保磁力をさらに
向上させるために、At、Ti−Zr%Hf。
向上させるために、At、Ti−Zr%Hf。
V%Nb%Ta 、 Cr %Mo、W、Mn、 Sn
、Pb。
、Pb。
Sb、B1、Cu、Znなどの1種または2種以上を比
較的少量の範囲で添加することは差支えない。
較的少量の範囲で添加することは差支えない。
磁性粉体を製造する方法としては、■原料金属元素(N
d、Fe 、 B等)を所定の配合で高周波溶解してイ
ンゴットをつくり、■これをジヨウクラッシャーおよび
ブラウンミルで35メツシユ以下の粒度に粗粉砕し、つ
いでボールミルで2〜10μ程度になるまで微粉砕し、
■磁場中で配向プレス成形し、■アルゴンガス中100
0〜1200℃の温度で焼結し、放冷後時効する、■こ
のものを前記■と同様Cユして粉砕し、乾燥して磁性粉
体とする方法があげられる。もちろんこれ以外の方法で
磁性粉体を製造してもよい。なお、プラスチック中への
高充填化のためには微粉とやや大きい粒度の粉を混合し
て使用することが望ましく、また多極のラジアル興方性
磁石には極の大きさの10分の1以下の充分小さな粒径
の粉を用いるとよい。
d、Fe 、 B等)を所定の配合で高周波溶解してイ
ンゴットをつくり、■これをジヨウクラッシャーおよび
ブラウンミルで35メツシユ以下の粒度に粗粉砕し、つ
いでボールミルで2〜10μ程度になるまで微粉砕し、
■磁場中で配向プレス成形し、■アルゴンガス中100
0〜1200℃の温度で焼結し、放冷後時効する、■こ
のものを前記■と同様Cユして粉砕し、乾燥して磁性粉
体とする方法があげられる。もちろんこれ以外の方法で
磁性粉体を製造してもよい。なお、プラスチック中への
高充填化のためには微粉とやや大きい粒度の粉を混合し
て使用することが望ましく、また多極のラジアル興方性
磁石には極の大きさの10分の1以下の充分小さな粒径
の粉を用いるとよい。
上記磁性粉体な被覆処理するために使用されるオルガノ
ポリシロキサン化合物としては、シリコーンオイル〔望
ましくは3000c8 (20℃)以上の高分子量シリ
コーンオイル〕、シリコーンゴム、シリコーン樹脂(シ
リコーンワニス)、あるいはそれらの各種変性オルガノ
ポリシロキサンが例示される。
ポリシロキサン化合物としては、シリコーンオイル〔望
ましくは3000c8 (20℃)以上の高分子量シリ
コーンオイル〕、シリコーンゴム、シリコーン樹脂(シ
リコーンワニス)、あるいはそれらの各種変性オルガノ
ポリシロキサンが例示される。
これらのオルガノポリシロキサンを用いて磁性粉体粉を
被覆するには、通常、このものの有機溶媒溶#i(被覆
液)を調製し、スプレーあるいは浸漬等の手段により磁
性粉体を被覆処理し、ついで室温ないし150℃程度ま
での温度で乾燥するという方法f二よればよい。この場
合の被覆液濃度はおおむね0.1〜10重量%特には0
.5〜5重量%程度とすればよく、また磁性粉体に対す
るオルガノボリシロキサン化合物の被覆量はおおむね0
05〜2重量%程度とすればよい。この被覆量が少なす
ぎると酸化防止能が悪くなり、一方多すぎるとコスト高
となるばかりでなく、バインダーとしてのプラスチック
の比率が相対的に低下するので、流動性の面からも磁性
粉体の高充填化の阻害になる。
被覆するには、通常、このものの有機溶媒溶#i(被覆
液)を調製し、スプレーあるいは浸漬等の手段により磁
性粉体を被覆処理し、ついで室温ないし150℃程度ま
での温度で乾燥するという方法f二よればよい。この場
合の被覆液濃度はおおむね0.1〜10重量%特には0
.5〜5重量%程度とすればよく、また磁性粉体に対す
るオルガノボリシロキサン化合物の被覆量はおおむね0
05〜2重量%程度とすればよい。この被覆量が少なす
ぎると酸化防止能が悪くなり、一方多すぎるとコスト高
となるばかりでなく、バインダーとしてのプラスチック
の比率が相対的に低下するので、流動性の面からも磁性
粉体の高充填化の阻害になる。
オルガノポリシロキサン化合物を溶解するための溶媒と
しては、脂肪族炭化水素系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤
、ハロゲン化炭化水素系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル
系溶剤、エステル系溶剤、アルコール系溶剤および水な
どが例示され、これらは1種または2種以上の混合溶媒
として使用される。
しては、脂肪族炭化水素系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤
、ハロゲン化炭化水素系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル
系溶剤、エステル系溶剤、アルコール系溶剤および水な
どが例示され、これらは1種または2種以上の混合溶媒
として使用される。
本発明にかかわるプラスチック磁石組成物は、前記被覆
処理された磁性粉体とプラスチックとを混合することに
より得られるが、ここに使用されるプラスチックとして
はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ
塩化ビニル、アクリレート樹脂等のほか、いわゆるエン
ジニアリングプラスチックと称されているものたとえば
ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニ
レンオキサイド、ポリアセタール、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネ
ートなどが例示される。
処理された磁性粉体とプラスチックとを混合することに
より得られるが、ここに使用されるプラスチックとして
はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ
塩化ビニル、アクリレート樹脂等のほか、いわゆるエン
ジニアリングプラスチックと称されているものたとえば
ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニ
レンオキサイド、ポリアセタール、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネ
ートなどが例示される。
本発明によれば磁性粉体をきわめて高い含有率でプラス
チックと混合することができ、組成物中における磁性粉
体含量を最高95重量%程度まで高めることができる。
チックと混合することができ、組成物中における磁性粉
体含量を最高95重量%程度まで高めることができる。
この点従来は成形性ならび一二磁気配同性の点から磁性
粉体の充填密度を高めることが困難であったため、磁気
特性にすぐれたプラスチック磁石を得ることができなか
った。
粉体の充填密度を高めることが困難であったため、磁気
特性にすぐれたプラスチック磁石を得ることができなか
った。
プラスチック磁石を得るための成形方法としては、従来
公知の方法たとえば射出成形、押出成形、圧縮成形等の
手段によればよく、成形方法それ自体に制限はない。
公知の方法たとえば射出成形、押出成形、圧縮成形等の
手段によればよく、成形方法それ自体に制限はない。
本発明によればつぎの諸利点が得られる。
(11高性能のプラスチック磁石を低コストで得ること
ができる。
ができる。
(2)磁性粉体は被覆処理されているので成形時に高温
で空気と接触しても酸化変質を受けたり発火したりする
ことがないので、きわめて高磁気特性のプラスチック磁
石が得られる。
で空気と接触しても酸化変質を受けたり発火したりする
ことがないので、きわめて高磁気特性のプラスチック磁
石が得られる。
(3)プラスチックとして200℃以上のような高温成
形が必要とされるエンジニアリングプラスチックを使用
しても、不都合をともなうことなく、磁性粉体の高充填
成形品を射出成形、押出成形等の成形手段で容易に得る
ことができる。
形が必要とされるエンジニアリングプラスチックを使用
しても、不都合をともなうことなく、磁性粉体の高充填
成形品を射出成形、押出成形等の成形手段で容易に得る
ことができる。
このプラスチック磁石は高温下での使用に耐えかつ磁石
特性が経時的変化(劣化)することがなく信頼性の高い
ものである。
特性が経時的変化(劣化)することがなく信頼性の高い
ものである。
(4)一体成形が簡単であり、複雑な形状に容易に成形
でき、後加工に要するコストが大幅に低減される。
でき、後加工に要するコストが大幅に低減される。
(5)性能の高いラジアル異方性、ラジアル多極性のプ
ラスチック磁石を容易に得ることができる。
ラスチック磁石を容易に得ることができる。
(6)得られるプラスチック磁石は均一な磁気性能を示
すものであって、また耐衝撃性が大きいので、リレー、
ブザー等への使用に有利である。
すものであって、また耐衝撃性が大きいので、リレー、
ブザー等への使用に有利である。
(力 前記したように高温で成形しても酸化変質を受け
ず、発火を起こすというようなことがないので、生産工
程上安全が確保され、また再生使用できその際性能の低
下をともなわない。
ず、発火を起こすというようなことがないので、生産工
程上安全が確保され、また再生使用できその際性能の低
下をともなわない。
つぎに参考例および実施例をあげる。
参考例1
約201FAの秤量ビンに希土類−鉄一ボロン系磁性粉
体N d 1s F e 78 B 7(粒度フィッシ
ャー法で3μ)を21秤取した。一方、第1表に示す各
種オルガノポリシロキチン化合物の溶媒溶液(いずれも
濃度は015重量%)を調製し、これの所定量を前記秤
取試料に加えて全体が均一に湿潤吸着されるようにかく
はんし、ついで60’Cで乾燥して溶剤分を除去し、さ
らに110℃で1時間加熱処理した。オルガノポリシロ
キチン化合物の被覆量はそれぞれ同表に示すとおりであ
った。
体N d 1s F e 78 B 7(粒度フィッシ
ャー法で3μ)を21秤取した。一方、第1表に示す各
種オルガノポリシロキチン化合物の溶媒溶液(いずれも
濃度は015重量%)を調製し、これの所定量を前記秤
取試料に加えて全体が均一に湿潤吸着されるようにかく
はんし、ついで60’Cで乾燥して溶剤分を除去し、さ
らに110℃で1時間加熱処理した。オルガノポリシロ
キチン化合物の被覆量はそれぞれ同表に示すとおりであ
った。
このようにしてオルガノポリシロキサン化合物で被覆処
理した磁性粉体試料l:ついて耐酸化性を調べるため、
送風式加熱炉中こて開放状態で20分間250℃に加熱
し、下記式によって重量変化率をめた。結果は第1表に
示すとおりであった。
理した磁性粉体試料l:ついて耐酸化性を調べるため、
送風式加熱炉中こて開放状態で20分間250℃に加熱
し、下記式によって重量変化率をめた。結果は第1表に
示すとおりであった。
W2−W□
W1々秤置ビンの重さ
w、 = 秤量ビン士試料の重さ
W3==被覆処理し、110℃1時間加熱処理後の重さ
W、=250℃20分加熱後の重さ
第1表の結果かられかるとおり、オルガノポリシロキチ
ン化合物で被覆処理を行わなかった試料11− 第1表中、オルガノポリシロキチン化合物を示の場合に
は酸化C:よる重量増加が大きかったのに対し、オルガ
ノポリシロキチン化合物で被覆処理したものは重量増加
が小さく、その被覆膜による耐酸化性付与の効果が大で
ある。
ン化合物で被覆処理を行わなかった試料11− 第1表中、オルガノポリシロキチン化合物を示の場合に
は酸化C:よる重量増加が大きかったのに対し、オルガ
ノポリシロキチン化合物で被覆処理したものは重量増加
が小さく、その被覆膜による耐酸化性付与の効果が大で
ある。
なお、同表に併記したように、従来ブラスチッ物
クー無−戸合材1:おける無機物の表面処理剤として用
いられているN−β(アミノエチル)r−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン(以下シランKBM6Q 3と略
記する)を取り上げ検討して見たが、高温加熱時の酸化
による重量増加率が大きく耐酸化防止効果が小さいこと
が判った。さらに従来行われている樹脂コーティング法
としてエポキシコーティング(※下記参照)を取り上げ
検討したが、高温加熱時の酸化による重量増加率が大き
く、本発明の効果とは比較C:ならないほど悪かった。
いられているN−β(アミノエチル)r−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン(以下シランKBM6Q 3と略
記する)を取り上げ検討して見たが、高温加熱時の酸化
による重量増加率が大きく耐酸化防止効果が小さいこと
が判った。さらに従来行われている樹脂コーティング法
としてエポキシコーティング(※下記参照)を取り上げ
検討したが、高温加熱時の酸化による重量増加率が大き
く、本発明の効果とは比較C:ならないほど悪かった。
(※) シェル化学社製、エビコー)828(3%)+
セメダインc (2%)、150℃で1時間キュア。
セメダインc (2%)、150℃で1時間キュア。
12−
第 1 表
す各記号の意味は下記のとおりである。
1)KF96 ニジメチルシリコーン油、6,0OOo
8(25℃)、 信越化学工業製 2)KR251:塗料用シリコーン生ゴム、信越化学工
業製 3)KR272ニスリーブ用シリコーンフェス、信越化
学工業製 4)KF54 :メチルフェニルシリコーン油、6.0
00c8(25℃)、 信越化学工業製 5)KE76BS : シリコーン生ゴム、信越化学工
業製 (3)KP358:塗料添加用変性シリコーンオイル、
信越化学工業製 14− 実施例1 1tのビーカーに、希土類−鉄一ボロン系磁性粉体 N
d1.Fe、、 B、(フィッシャー粒度3μ)をIK
f秤取し、これに第2表に示すオルガノポリシロキサy
化合物の0.5%トルエン溶液を同表の被覆量となるよ
うに添加し、よ(かくはん混合して(要すれば溶媒を追
加して)全体を湿潤させ。
8(25℃)、 信越化学工業製 2)KR251:塗料用シリコーン生ゴム、信越化学工
業製 3)KR272ニスリーブ用シリコーンフェス、信越化
学工業製 4)KF54 :メチルフェニルシリコーン油、6.0
00c8(25℃)、 信越化学工業製 5)KE76BS : シリコーン生ゴム、信越化学工
業製 (3)KP358:塗料添加用変性シリコーンオイル、
信越化学工業製 14− 実施例1 1tのビーカーに、希土類−鉄一ボロン系磁性粉体 N
d1.Fe、、 B、(フィッシャー粒度3μ)をIK
f秤取し、これに第2表に示すオルガノポリシロキサy
化合物の0.5%トルエン溶液を同表の被覆量となるよ
うに添加し、よ(かくはん混合して(要すれば溶媒を追
加して)全体を湿潤させ。
ついで60℃で乾燥して溶剤を揮散させ、さらに110
℃で1時間加熱処理した。
℃で1時間加熱処理した。
このようにして被覆処理した磁性粉体440.11とU
Bgナイロン12P−3014U(宇部興産(株)製)
55.’lおよびステアリン酸アミド1.2gを1tビ
ーカーに秤取し、常温でかくはん後、窒素ガス雰囲気中
ジャケット温度200℃でプラベンダー社製8−300
0H型ンキサーにてかくはん造粒した。
Bgナイロン12P−3014U(宇部興産(株)製)
55.’lおよびステアリン酸アミド1.2gを1tビ
ーカーに秤取し、常温でかくはん後、窒素ガス雰囲気中
ジャケット温度200℃でプラベンダー社製8−300
0H型ンキサーにてかくはん造粒した。
この造粒品をタナベプウギ日つ社製磁場射出成形機’I
’L−150MGBを用い、空気中への射出による発火
性ならびに成形品の磁気特性を測定した。
’L−150MGBを用い、空気中への射出による発火
性ならびに成形品の磁気特性を測定した。
結果は第2表に示すとお曝〕であった。
射出成形条件ニジリンダ一温度(ホッパー側から)01
=170℃、O,=230℃。
=170℃、O,=230℃。
ノズル温度220℃、 金型温度90℃。
スクリュー回転数28 Orpm(無負荷時の設定)、
配向磁場20 koe 第2表の結果から表面被覆処理を全く行わなかった場合
には、空気中への射出により瞬時に発火するが、オルガ
ノポリシルキサン化合物による被覆処理を施こすことに
よって顕著な耐酸化性が付与され1発火現象が抑制され
ることが判った。また成形時の負荷の軽減(スクリュー
回転が大になる)と角形性の向上が認められた。
配向磁場20 koe 第2表の結果から表面被覆処理を全く行わなかった場合
には、空気中への射出により瞬時に発火するが、オルガ
ノポリシルキサン化合物による被覆処理を施こすことに
よって顕著な耐酸化性が付与され1発火現象が抑制され
ることが判った。また成形時の負荷の軽減(スクリュー
回転が大になる)と角形性の向上が認められた。
上記効果によI】磁性粉体のナイロン中への配合量を大
幅に高めることができた。
幅に高めることができた。
なお、第2表中に得られた成形品の外観を調べた結果を
併記した。
併記した。
15−
成形品外観
◎ : 外観きわめてすぐれている
0 : 外観普通
△ : 外観悪い
第2表中処理剤として使用したシリコーンオイル96■
〜■はそれぞれ下記粘度(25℃)を有するものである
。
〜■はそれぞれ下記粘度(25℃)を有するものである
。
KF96 ■:100S
KF96 ■: 100 as
KF96 ■: 3oooos
KF96■: 1万 08
KF96■: 6万 0B
KF96■: 100万 0B
−17−−16−
16一
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、プラスチックと、オルガノポリシロキサン化合物で
被覆処理した組成式RxMyB2(式中のRは希土類元
素、Mは鉄族元素であり、X。 yおよび2は原子%を示す、ただし8≦X≦30、2≦
2≦20、y−100−x −z)で示される磁性粉体
とからなるプラスチック磁石組成物 2、組成式RxMyB2 中のRがNdまたはNdを主
とする希土類元素、MがFeまたはFeを主とする鉄族
元素である特許請求の範囲第1項記載のプラスチック磁
石組成物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59099814A JPS60244004A (ja) | 1984-05-18 | 1984-05-18 | プラスチツク磁石組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59099814A JPS60244004A (ja) | 1984-05-18 | 1984-05-18 | プラスチツク磁石組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60244004A true JPS60244004A (ja) | 1985-12-03 |
Family
ID=14257311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59099814A Pending JPS60244004A (ja) | 1984-05-18 | 1984-05-18 | プラスチツク磁石組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60244004A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63134646A (ja) * | 1986-11-26 | 1988-06-07 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 耐食性のすぐれた希土類磁石 |
EP0320861A2 (en) * | 1987-12-14 | 1989-06-21 | The B.F. Goodrich Company | Oxidation resistant compositions for use with rare earth magnets |
US5087302A (en) * | 1989-05-15 | 1992-02-11 | Industrial Technology Research Institute | Process for producing rare earth magnet |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52117326A (en) * | 1976-03-29 | 1977-10-01 | Yoshida Kogyo Kk <Ykk> | Method of coating an extruded aluminum material |
JPS5662903A (en) * | 1979-10-23 | 1981-05-29 | Hitachi Maxell Ltd | Metal magnetic powder and its treatment |
JPS5946008A (ja) * | 1982-08-21 | 1984-03-15 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 永久磁石 |
-
1984
- 1984-05-18 JP JP59099814A patent/JPS60244004A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52117326A (en) * | 1976-03-29 | 1977-10-01 | Yoshida Kogyo Kk <Ykk> | Method of coating an extruded aluminum material |
JPS5662903A (en) * | 1979-10-23 | 1981-05-29 | Hitachi Maxell Ltd | Metal magnetic powder and its treatment |
JPS5946008A (ja) * | 1982-08-21 | 1984-03-15 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 永久磁石 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63134646A (ja) * | 1986-11-26 | 1988-06-07 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 耐食性のすぐれた希土類磁石 |
EP0320861A2 (en) * | 1987-12-14 | 1989-06-21 | The B.F. Goodrich Company | Oxidation resistant compositions for use with rare earth magnets |
US5087302A (en) * | 1989-05-15 | 1992-02-11 | Industrial Technology Research Institute | Process for producing rare earth magnet |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4497722A (en) | Composition for plastic magnets | |
US7402349B2 (en) | Thick film composition yielding magnetic properties | |
KR900001377B1 (ko) | 플라스틱 자석 조성물 | |
JP2005520351A (ja) | 噴霧された永久磁石粉末を用いて製造されたボンド磁石 | |
US6136265A (en) | Powder metallurgy method and articles formed thereby | |
US4190548A (en) | Plastic bonded permanent magnet and method of making same | |
JPS60240105A (ja) | プラスチツク磁石組成物 | |
JPS60244004A (ja) | プラスチツク磁石組成物 | |
JPS6338216A (ja) | 耐蝕性の希土類磁性粉の製造方法及びそれから作られる磁性体 | |
JPH043651B2 (ja) | ||
JPH05247601A (ja) | 耐食性永久磁石用合金及びそれから永久磁石を製造する方法 | |
JPS61184804A (ja) | ボンド磁石の製造方法 | |
JP2967827B2 (ja) | 複合磁石用ハードフェライト粉末およびそれを用いたコンパウンドならびに複合磁石 | |
JPH06316745A (ja) | 射出成形法によるR−Fe−B系焼結磁石の製造方法 | |
JPS6041202A (ja) | 高温成形用プラスチック磁石組成物 | |
JP2619653B2 (ja) | 希土類磁石 | |
KR970010296B1 (ko) | 분말사출성형용 폴리에틸렌글리콜계 결합제 및 이를 이용한 부품의 제조방법 | |
JPS6013826A (ja) | プラスチツク磁石組成物 | |
JPS60130649A (ja) | プラスチツク磁石組成物 | |
JPH04191302A (ja) | 希土類鉄系永久磁石の製造方法 | |
JPS60216524A (ja) | 氷久磁石の製造方法 | |
JPH0212801A (ja) | ボンド磁石用コンパウンド及びその製造方法 | |
KR970005878B1 (ko) | 분말압출 및 사출성형용 결합제 및 그 결합제를 이용한 분말압출 및 사출성형체의 제조방법 | |
JPH03160707A (ja) | 異方性ボンド磁石用フェライト磁粉の製造方法 | |
JPS636587B2 (ja) |