JPS60240557A - アンチスキツド制御装置 - Google Patents
アンチスキツド制御装置Info
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- JPS60240557A JPS60240557A JP9560584A JP9560584A JPS60240557A JP S60240557 A JPS60240557 A JP S60240557A JP 9560584 A JP9560584 A JP 9560584A JP 9560584 A JP9560584 A JP 9560584A JP S60240557 A JPS60240557 A JP S60240557A
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- JP
- Japan
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- pressure
- time
- deceleration
- wheel
- road surface
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、急制動時に制動液圧の増圧、減圧および保持
を繰り渇して車輪のロックによる横滑りを防止するアン
チスキッド制御装置に関する。
を繰り渇して車輪のロックによる横滑りを防止するアン
チスキッド制御装置に関する。
(従来技術)
従来、この種のアンチスキッド制御装置では、車輪速セ
ンサで検出した車輪速に基づいて車輪加減速度およびス
リップ率を演棹し、例えば次表−1に示すような車輪加
減速度αWおよびスリップ率λから制動液圧の制御モー
ドを決定し、制動中における車輪のロックを防止して横
滑りの防止と制動停止距離の短縮化を図っている(特公
昭52−4224号)。
ンサで検出した車輪速に基づいて車輪加減速度およびス
リップ率を演棹し、例えば次表−1に示すような車輪加
減速度αWおよびスリップ率λから制動液圧の制御モー
ドを決定し、制動中における車輪のロックを防止して横
滑りの防止と制動停止距離の短縮化を図っている(特公
昭52−4224号)。
表−1
λ
ここで車輪の減速度が大きいときに制動圧を保持または
減圧する理由について述べる。
減圧する理由について述べる。
即ち、制動時に制動液圧が強過ぎた場合、車輪のスリッ
プ率が設定値より大きくなってから減圧信号を発生させ
ても、車輪を再度回転加速させるに充分な制動液圧まで
低下させるのに時間遅れがあるため、この時間遅れによ
り車輪のスリップ率が過大となり、最悪の場合、ロック
を生ずることもある。そこで、この減圧遅れによる車輪
ロックを避けるために、車輪減速度が大きくなったら制
動液圧を保持または減圧し、制動液圧の過度な増大を防
ぐようにしている。
プ率が設定値より大きくなってから減圧信号を発生させ
ても、車輪を再度回転加速させるに充分な制動液圧まで
低下させるのに時間遅れがあるため、この時間遅れによ
り車輪のスリップ率が過大となり、最悪の場合、ロック
を生ずることもある。そこで、この減圧遅れによる車輪
ロックを避けるために、車輪減速度が大きくなったら制
動液圧を保持または減圧し、制動液圧の過度な増大を防
ぐようにしている。
ところが、このような方式にあっては、車輪減速度が過
大となったら保持もしくは減圧を行なう過程が繰り返し
発生する。
大となったら保持もしくは減圧を行なう過程が繰り返し
発生する。
即ち、第1図に示す如く、保持した場合には制動液圧が
一定となった後、車輪減速度はμの増加により減少し、
再度増圧の制御となり、車輪減速度が過大となる過程を
繰り返す。また減圧をした場合は、車輪減速度はμの増
加と制動液圧の低下により減少し、再度増圧の制御とな
る過程を繰りす。
一定となった後、車輪減速度はμの増加により減少し、
再度増圧の制御となり、車輪減速度が過大となる過程を
繰り返す。また減圧をした場合は、車輪減速度はμの増
加と制動液圧の低下により減少し、再度増圧の制御とな
る過程を繰りす。
そのため、第2図のスリップ率λ−摩擦係数μの特性グ
ラフに示す高μ路(乾いた舗装路面等)においては、増
圧開始から路面との摩擦係数が最大となるスリップ率、
即ちロック液圧plockに達するまでに時間がかかり
、ロック液圧に達するまでの時間遅れにより充分な停止
距離性能が得られないという問題があった。
ラフに示す高μ路(乾いた舗装路面等)においては、増
圧開始から路面との摩擦係数が最大となるスリップ率、
即ちロック液圧plockに達するまでに時間がかかり
、ロック液圧に達するまでの時間遅れにより充分な停止
距離性能が得られないという問題があった。
従って、高μ路あってはむしろ車輪減速度に応じて保持
、減圧せずに、制動液圧を増圧したほうが望ましいこと
となる。
、減圧せずに、制動液圧を増圧したほうが望ましいこと
となる。
しかしながら、冠水または氷結路面のようにスリップ率
の低い低μ路では、増圧のみでは前述した如くスリップ
率信号に依存して減圧信号を発しても車輪速が急激に低
下してロックしてしまう場合があり、第3図に示すよう
に、増圧の途中で少なくとも1回の保持が入ることで、
急激な車輪速VWの低下を押え、低μ路における車輪の
ロックを防止するという点では適切な制動制御となる。
の低い低μ路では、増圧のみでは前述した如くスリップ
率信号に依存して減圧信号を発しても車輪速が急激に低
下してロックしてしまう場合があり、第3図に示すよう
に、増圧の途中で少なくとも1回の保持が入ることで、
急激な車輪速VWの低下を押え、低μ路における車輪の
ロックを防止するという点では適切な制動制御となる。
(発明の目的)
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、車輪減速度が
過大となり所定値より大きい場合には、保持もしくは減
圧するアンチスキッド制御装置において、高μ路面にあ
ってはロック液圧への到達時間を短縮すると共に低μ路
面にあっては増圧の初期にのみ保持が入るようにして高
μ路面と低μ路面での制御を両立させるようにしたアン
チスキッド制御装置を提供することを目的とする。
過大となり所定値より大きい場合には、保持もしくは減
圧するアンチスキッド制御装置において、高μ路面にあ
ってはロック液圧への到達時間を短縮すると共に低μ路
面にあっては増圧の初期にのみ保持が入るようにして高
μ路面と低μ路面での制御を両立させるようにしたアン
チスキッド制御装置を提供することを目的とする。
(発明の構成)
この目的を達成するため本発明は、制動液圧の増圧によ
り予め定めたり設定減速度が得られたときに、制動液圧
を保持もしくは減圧し、その後、一定時間のあいだ保持
信号あるいは減圧信号の発生を禁止して増圧に切換える
ようにし、高μ路面にあっては減速度による保持・減圧
信号の発生を増圧開始時点から初期のみにとどめ、その
後は増圧のみの制御としてロック液圧への到達時間を早
め、一方、低μ路面については増圧開始時点の初期に保
持もしくは減圧が入ることで車輪のロックを確実に防止
するようにしたものである。
り予め定めたり設定減速度が得られたときに、制動液圧
を保持もしくは減圧し、その後、一定時間のあいだ保持
信号あるいは減圧信号の発生を禁止して増圧に切換える
ようにし、高μ路面にあっては減速度による保持・減圧
信号の発生を増圧開始時点から初期のみにとどめ、その
後は増圧のみの制御としてロック液圧への到達時間を早
め、一方、低μ路面については増圧開始時点の初期に保
持もしくは減圧が入ることで車輪のロックを確実に防止
するようにしたものである。
(実施例)
第4図は本発明の一実施例を示した回路ブロック図であ
る。まず構成を説明すると、1は車輪の回転数に比例し
た周波数の交流信号を出力する車輪速センサ、2は車輪
速センサ1よりの交流信号に基づいて車輪速VWを検出
する車輪速検出回路である。この車輪速検出回路2とし
ては、例えば車輪速センサ1よりの交流信号の周波数を
電圧信号に変換するFV変換器、または−輪速センサ1
よりの交流信号をパルス信号に波形成形し、このセンサ
パルスの周期に基づいて車輪速Vwを演算する回路等が
用いられる。
る。まず構成を説明すると、1は車輪の回転数に比例し
た周波数の交流信号を出力する車輪速センサ、2は車輪
速センサ1よりの交流信号に基づいて車輪速VWを検出
する車輪速検出回路である。この車輪速検出回路2とし
ては、例えば車輪速センサ1よりの交流信号の周波数を
電圧信号に変換するFV変換器、または−輪速センサ1
よりの交流信号をパルス信号に波形成形し、このセンサ
パルスの周期に基づいて車輪速Vwを演算する回路等が
用いられる。
3は車輪速VVの微分により得られる車輪加減速度αW
を検出する加減速度検出回路、4は予め定めた設定減速
度が得られる毎に車速を近似した擬似車速VCを発生す
る擬似車速発生回路、5は擬似車速VCに所定の係数、
例えば0.85を掛は合せ、0.85Vcとなる目標車
輪速Viを発生ずる目標車輪速発生回路である。この目
標車輪速発生回路5で用いる係数0.85は、路面との
摩擦係数が最大となるスリップ率λ−〇、15〜0.2
に対応した0、85〜0.8程痕の範囲となる係数を使
用している。
を検出する加減速度検出回路、4は予め定めた設定減速
度が得られる毎に車速を近似した擬似車速VCを発生す
る擬似車速発生回路、5は擬似車速VCに所定の係数、
例えば0.85を掛は合せ、0.85Vcとなる目標車
輪速Viを発生ずる目標車輪速発生回路である。この目
標車輪速発生回路5で用いる係数0.85は、路面との
摩擦係数が最大となるスリップ率λ−〇、15〜0.2
に対応した0、85〜0.8程痕の範囲となる係数を使
用している。
6.7及び8はコンパレータであり、まずコンパレータ
6のマイナス入力端子は車輪加減速度αWが入力され、
プラス入力端子に対する設定減速度b1、例えばb 1
=−1,0Gに達したとき、コンパレータ6はHレベル
出力を生ずる。またコンパレータ7には目標車輪速Vi
と車輪速VWが入力され、車輪速VWが目標車輪速V
i以下となったときに二]ンパレータ7はHレベル出力
を生ずる。更に、コンパレータ8には車輪加減速度αW
と、基準値としての設定加速度a1、例えばal−0,
6Gが入力され、車輪加減速度αWが設定加速度81以
上となったときにコンパレータ8はHレベル出力を生ず
る。
6のマイナス入力端子は車輪加減速度αWが入力され、
プラス入力端子に対する設定減速度b1、例えばb 1
=−1,0Gに達したとき、コンパレータ6はHレベル
出力を生ずる。またコンパレータ7には目標車輪速Vi
と車輪速VWが入力され、車輪速VWが目標車輪速V
i以下となったときに二]ンパレータ7はHレベル出力
を生ずる。更に、コンパレータ8には車輪加減速度αW
と、基準値としての設定加速度a1、例えばal−0,
6Gが入力され、車輪加減速度αWが設定加速度81以
上となったときにコンパレータ8はHレベル出力を生ず
る。
コンパレータ6の出力はアントゲ−]−9の一方に入力
されると共に、単安定マルチ1oに入力され、この単安
定マルチの出力Qをアンドゲート9の他方に入力接続し
ている。即ち、設定減速度b1が得られた後のコンパレ
ータ6のHレベル出力の立下がりにより単安定マルチ1
oがトリガされ、その出力Qよりアンドゲート9を一定
時間rのあいだ禁止状態とするLレベル出力を生ずるよ
うに構成している。
されると共に、単安定マルチ1oに入力され、この単安
定マルチの出力Qをアンドゲート9の他方に入力接続し
ている。即ち、設定減速度b1が得られた後のコンパレ
ータ6のHレベル出力の立下がりにより単安定マルチ1
oがトリガされ、その出力Qよりアンドゲート9を一定
時間rのあいだ禁止状態とするLレベル出力を生ずるよ
うに構成している。
一方、コンパレータ7.8の出力はアンドゲート11に
人力され、アンドゲート11に対フるコンパレータ8の
入力は反転入力とされている。更に、アンドゲート9.
11及びコンパレータ8の各出力はオアゲート12に入
力されており、オアゲート12の出力はアンプ13及び
オアゲート2゜を介してEV弁14に与えられており、
このオアゲート12よりの出力が制動液圧の増圧でLレ
ベル、また制動液圧の減圧及び保持でト]レベルとなる
EV倍信号出力する。一方、アンドゲート11の出力は
そのままアンプ15を介してAV弁16に供給されてお
り、このアンドゲート11よりの出力が制動液圧の増圧
及び保持でLレベル、制動液圧の減圧でHレベルとなる
AV信号として出力される。
人力され、アンドゲート11に対フるコンパレータ8の
入力は反転入力とされている。更に、アンドゲート9.
11及びコンパレータ8の各出力はオアゲート12に入
力されており、オアゲート12の出力はアンプ13及び
オアゲート2゜を介してEV弁14に与えられており、
このオアゲート12よりの出力が制動液圧の増圧でLレ
ベル、また制動液圧の減圧及び保持でト]レベルとなる
EV倍信号出力する。一方、アンドゲート11の出力は
そのままアンプ15を介してAV弁16に供給されてお
り、このアンドゲート11よりの出力が制動液圧の増圧
及び保持でLレベル、制動液圧の減圧でHレベルとなる
AV信号として出力される。
即ち、オアゲート12よりのEV倍信号びアンドゲート
11よりのAV信号は次表−2に示す制動液圧の制御モ
ードとの関係をもつ。
11よりのAV信号は次表−2に示す制動液圧の制御モ
ードとの関係をもつ。
表−2
次に制動液圧の増圧モードにおいて、増圧と保持を一定
周期で繰り返す緩増圧を行なうため、ノアゲート171
発振器18及びアンドゲート19でなる回路が設けられ
、ノアゲート17にはコンパレータ6.8の各出力及び
アンドゲート11の出力が入力され、前記衣−2におい
てEV倍信号HレベルのときLレベル出力を生じてアン
ドグー1−19を禁止状態とし、EV倍信号Lレベルと
なる増圧モードにおいてのみHレベル出力を生じてアン
ドゲート19を許容状態とし、発振器18よりの発振パ
ルスをオアゲート20に供給するようにしでいる。尚、
アンドゲート19にはAV信号がHレベルとなる旬にリ
トリガされるタイマの信号、即ちアンチスキッド作動中
のみHレベルを接続づる信号が入力されており、通常の
ブレーキ操作においては、アンドゲート19を禁止する
ことにより緩増圧となる制動液圧の増圧を禁止するJ:
うにしている。
周期で繰り返す緩増圧を行なうため、ノアゲート171
発振器18及びアンドゲート19でなる回路が設けられ
、ノアゲート17にはコンパレータ6.8の各出力及び
アンドゲート11の出力が入力され、前記衣−2におい
てEV倍信号HレベルのときLレベル出力を生じてアン
ドグー1−19を禁止状態とし、EV倍信号Lレベルと
なる増圧モードにおいてのみHレベル出力を生じてアン
ドゲート19を許容状態とし、発振器18よりの発振パ
ルスをオアゲート20に供給するようにしでいる。尚、
アンドゲート19にはAV信号がHレベルとなる旬にリ
トリガされるタイマの信号、即ちアンチスキッド作動中
のみHレベルを接続づる信号が入力されており、通常の
ブレーキ操作においては、アンドゲート19を禁止する
ことにより緩増圧となる制動液圧の増圧を禁止するJ:
うにしている。
次に第4図の実施例の動作を説明する。
第5図は路面との摩擦係数が高い高μ路面におけるアン
チスキッド制御を示したタイムチャートであり、急制動
によりアンチスキッド制御が開始された初期状態におい
ては、コンパレータ6〜8の出力はLレベルにあり、ア
ンドゲート11の出力もLレベルにあることがら、ノア
ゲート17は1」レベル出力を生じているが、リトリガ
タイマ21の出力はLレベルであるため、アンドゲート
19を禁止状態として発振器18よりの発振パルスを遮
断している。
チスキッド制御を示したタイムチャートであり、急制動
によりアンチスキッド制御が開始された初期状態におい
ては、コンパレータ6〜8の出力はLレベルにあり、ア
ンドゲート11の出力もLレベルにあることがら、ノア
ゲート17は1」レベル出力を生じているが、リトリガ
タイマ21の出力はLレベルであるため、アンドゲート
19を禁止状態として発振器18よりの発振パルスを遮
断している。
この増圧により車輪減速度αWが時刻t1で設定減速度
b1に達すると、コンパレータ6の出力がHレベルとな
り、単安定マルチ10はまだトリガされておらず[」レ
ベルであるためアンドゲート9はI」レベル出力を生ず
る。
b1に達すると、コンパレータ6の出力がHレベルとな
り、単安定マルチ10はまだトリガされておらず[」レ
ベルであるためアンドゲート9はI」レベル出力を生ず
る。
即ち、設定減速度b1に達するとEV倍信号Hレベルと
なり、それまでの増圧を一時的に保持にψ)換える。こ
の保持により高μ路面においては車輪速がすぐ回復し、
時刻t2において設定域″a度b1以Fとなるとコンパ
レータ6の出力はLレベルに立ら下がり、EV倍信号ト
ルベルとし、EV弁を開放して制動液圧を増圧すると共
に、この立下がりにより単安定マルチ10を作動し、一
定時間Tの間、例えば時刻t4までの間、設定減速度b
1が生じてもアンドゲート9のト」レベル出力を禁止す
る。
なり、それまでの増圧を一時的に保持にψ)換える。こ
の保持により高μ路面においては車輪速がすぐ回復し、
時刻t2において設定域″a度b1以Fとなるとコンパ
レータ6の出力はLレベルに立ら下がり、EV倍信号ト
ルベルとし、EV弁を開放して制動液圧を増圧すると共
に、この立下がりにより単安定マルチ10を作動し、一
定時間Tの間、例えば時刻t4までの間、設定減速度b
1が生じてもアンドゲート9のト」レベル出力を禁止す
る。
一方、時刻t3にて、擬似車速発生回路4は車速に近似
した傾きをもつ擬似車速Vcを発生し、同時に目標車輪
速発生回路5よりVi =0.85Vcとなる目標車輪
速Viが発生して基準値として設定される。従って、時
刻t2からの制句液圧の増圧により車輪速Vwが更に減
速し、時刻t4で目標車輪速viに達するとコンパレー
タ7の出力がトルベルとなり、このときアンドゲート1
1はコンパレータ8のトルベル出力で許容状態にあるこ
とからAV信号が1ルベルとなり、また単安定マルチ1
0の出力が一定時間後の時刻t4でトルベルに戻ってい
ることでEV倍信号トルベルとなり、そのため時刻t4
−より制動液圧の減圧が開始される。
した傾きをもつ擬似車速Vcを発生し、同時に目標車輪
速発生回路5よりVi =0.85Vcとなる目標車輪
速Viが発生して基準値として設定される。従って、時
刻t2からの制句液圧の増圧により車輪速Vwが更に減
速し、時刻t4で目標車輪速viに達するとコンパレー
タ7の出力がトルベルとなり、このときアンドゲート1
1はコンパレータ8のトルベル出力で許容状態にあるこ
とからAV信号が1ルベルとなり、また単安定マルチ1
0の出力が一定時間後の時刻t4でトルベルに戻ってい
ることでEV倍信号トルベルとなり、そのため時刻t4
−より制動液圧の減圧が開始される。
この制動液圧の減圧により車輪速Vwは車速に向かって
回復を始め、車輪加減速度αWが時刻t6で設定加速j
Ia 1に達するとコンパレータ8がトルベル出力を生
じ、アンドゲート11を禁止状態とすることでAV信号
をトルベルとし、このときEV倍信号コンパレータ8の
1」レベル出力に基づいてE’V=Hとなっているため
、時刻t6より制動液圧の保持に切換ねる。更に、車輪
速VWが回復して車輪加減速度αWが設定加速度a1を
時刻t7で下回るとコンパレータ8の出力がトルベルに
戻り、このときコンパレータ6.7の出力もすべてトル
ベルにあることがらEV=、AV=L−レベルとなる増
圧モードに切換わり、ノアゲート17の]」レベル出力
でアンドゲート19より発振器18の発振パルスがEV
弁14に出力され、且つリトリガタイマ21よりの信号
と合され、制動液圧の緩増圧に切換ねる。以下、同様に
して緩増圧、一定割合となる増圧、減圧及び保持を車輪
速VWのスキッドサイクル毎に繰り返ず。尚、時刻15
〜17間、及びt9〜t11間においてもコンパレータ
6の出力の立下がりで単安定マルチ10が1−レベルに
立ら下がることによりb1信号による保持を禁止してい
る。
回復を始め、車輪加減速度αWが時刻t6で設定加速j
Ia 1に達するとコンパレータ8がトルベル出力を生
じ、アンドゲート11を禁止状態とすることでAV信号
をトルベルとし、このときEV倍信号コンパレータ8の
1」レベル出力に基づいてE’V=Hとなっているため
、時刻t6より制動液圧の保持に切換ねる。更に、車輪
速VWが回復して車輪加減速度αWが設定加速度a1を
時刻t7で下回るとコンパレータ8の出力がトルベルに
戻り、このときコンパレータ6.7の出力もすべてトル
ベルにあることがらEV=、AV=L−レベルとなる増
圧モードに切換わり、ノアゲート17の]」レベル出力
でアンドゲート19より発振器18の発振パルスがEV
弁14に出力され、且つリトリガタイマ21よりの信号
と合され、制動液圧の緩増圧に切換ねる。以下、同様に
して緩増圧、一定割合となる増圧、減圧及び保持を車輪
速VWのスキッドサイクル毎に繰り返ず。尚、時刻15
〜17間、及びt9〜t11間においてもコンパレータ
6の出力の立下がりで単安定マルチ10が1−レベルに
立ら下がることによりb1信号による保持を禁止してい
る。
この第5図のタイムチャートから明らかなように、高μ
路面にあっては増圧による設定減速度b1が得られると
、制動液圧を一時的に保持した後、一定時間Tの間、設
定減速度b1が生じても保持を禁止して制動液圧の増圧
(t 2〜t4)もしくは緩増圧(t9〜t11)を行
なうことから、路面との摩擦係数が最大となるロック液
圧への到達時間は早められ、距離停止性能を大幅に向上
することができる。
路面にあっては増圧による設定減速度b1が得られると
、制動液圧を一時的に保持した後、一定時間Tの間、設
定減速度b1が生じても保持を禁止して制動液圧の増圧
(t 2〜t4)もしくは緩増圧(t9〜t11)を行
なうことから、路面との摩擦係数が最大となるロック液
圧への到達時間は早められ、距離停止性能を大幅に向上
することができる。
第6図は路面との摩擦係数が小さい低μ路面における第
4図の実施例によるアンチスキッド制御を示したタイム
チャートである。低μ路面においては、ロック液圧が低
いため設定減速度b1が発生したときに保持される制動
液圧はロック液圧に近い値となり、急激な車輪速VWの
低下による車輪のロックを確実に防ぐことができる。
4図の実施例によるアンチスキッド制御を示したタイム
チャートである。低μ路面においては、ロック液圧が低
いため設定減速度b1が発生したときに保持される制動
液圧はロック液圧に近い値となり、急激な車輪速VWの
低下による車輪のロックを確実に防ぐことができる。
第7図(よ本発明の他の実施例を示IJだ回路ブロック
図であり、この実施例は第4図の実施例における設定減
速度b1の検出に加えて設定減速度b2(設定減速度b
1より大きい)を検出したとき、減圧信号を発生するコ
ンパレータ6′を追加したものであり、このコンパレー
タ6−からの減圧信号もアンドゲート9′に入力される
と共に単安定マルチ10”に入力され、単安定マルチ1
0−は入力立下がり時にトリガされて所定時間だけLレ
ベル出りを発するように設定され、アンドゲート9′を
コントロールしている。
図であり、この実施例は第4図の実施例における設定減
速度b1の検出に加えて設定減速度b2(設定減速度b
1より大きい)を検出したとき、減圧信号を発生するコ
ンパレータ6′を追加したものであり、このコンパレー
タ6−からの減圧信号もアンドゲート9′に入力される
と共に単安定マルチ10”に入力され、単安定マルチ1
0−は入力立下がり時にトリガされて所定時間だけLレ
ベル出りを発するように設定され、アンドゲート9′を
コントロールしている。
従って、第7図の実施例によれば、第8図のタイムチャ
ートに示すごとく、17時間のあいだ減圧を禁止して遅
らせ、実線のごとく制動液圧が早期にロック液圧に達す
るようにできる。尚、図中、破線で示すラインは本発明
を用いていない場合のチャートである。
ートに示すごとく、17時間のあいだ減圧を禁止して遅
らせ、実線のごとく制動液圧が早期にロック液圧に達す
るようにできる。尚、図中、破線で示すラインは本発明
を用いていない場合のチャートである。
第9図は第4図の実施例における単安定マルチ10の他
の実施例を示したもので、この単安定マルチ10′はコ
ンパレータ6の出力をカウンタ33のT端子に受けると
共に、コンパレータ7の出力を入力パルス立下がりで正
パルスを出力する単安定マルチ30及びオアゲート31
を介してカウンタ33のC端子に入力し、しかもオアゲ
ート31の他方の入力端子にはシステム電源投入時に正
パルスを出力する単安定マルチ32からの信号を入力し
ている。
の実施例を示したもので、この単安定マルチ10′はコ
ンパレータ6の出力をカウンタ33のT端子に受けると
共に、コンパレータ7の出力を入力パルス立下がりで正
パルスを出力する単安定マルチ30及びオアゲート31
を介してカウンタ33のC端子に入力し、しかもオアゲ
ート31の他方の入力端子にはシステム電源投入時に正
パルスを出力する単安定マルチ32からの信号を入力し
ている。
このカウンタ33は第10図のタイムチャートに示すよ
うに、T信号の立下がりを2回カウントするとQ出力に
正パルスを発生する構成をもち、Q出力は単安定マルチ
34により負パルスに変換して出力される。
うに、T信号の立下がりを2回カウントするとQ出力に
正パルスを発生する構成をもち、Q出力は単安定マルチ
34により負パルスに変換して出力される。
従って、第8図の実施例によれば、設定減速度b1信号
による保持を2回許容することになる。
による保持を2回許容することになる。
(発明の効果)
以上説明してきたように本発明によれば、増圧もしくは
緩増圧により設定減速度が得られたら制動液圧を保持ま
たは減圧するアンチスキッド制御装置において、増圧も
しくは緩増圧の初期、即ち制動液圧が低いときは前記保
持もしくは減圧をW[容し、その後、即ち制動液圧が比
較的高くなると前記設定減速度による保持もしくは減圧
を禁止、もしくは発生頻度を抑制するようにしたため、
高μ路面については路面との摩擦係数が最大となるロッ
ク液圧への到達時間を早めて停止距離性能を向上し、一
方、低μ路面においては急激な車輪速の低下による車輪
ロックを防止し、高μ路面と低μ路面での的確なアンチ
スキッドを両立させる増圧制御を行なうことができる。
緩増圧により設定減速度が得られたら制動液圧を保持ま
たは減圧するアンチスキッド制御装置において、増圧も
しくは緩増圧の初期、即ち制動液圧が低いときは前記保
持もしくは減圧をW[容し、その後、即ち制動液圧が比
較的高くなると前記設定減速度による保持もしくは減圧
を禁止、もしくは発生頻度を抑制するようにしたため、
高μ路面については路面との摩擦係数が最大となるロッ
ク液圧への到達時間を早めて停止距離性能を向上し、一
方、低μ路面においては急激な車輪速の低下による車輪
ロックを防止し、高μ路面と低μ路面での的確なアンチ
スキッドを両立させる増圧制御を行なうことができる。
第1図は従来の緩増圧による高μ路面でのアンチスキッ
ド制御を示した説明図、第2図は路面との摩擦係数μと
スリップ率λとの関係を示したグラフ図、第3図は緩増
圧による′低μ路面でのアンチスキッド制御を示した説
明図、第4図は本発明の一実施例を示した回路ブロック
図、第5図は第4図の実施例による高μ路面での制御動
作を示したタイムチャート、第6図は低μ路面での第4
図の実施例による制御動作を示したタイムチャート、第
7図は本発明の第2実施例を示した回路ブロック図、第
8図は第7図の制御動作を示したタイムチャート、第9
図は本発明の第3実施例を示した回路ブロック図、第1
0図は第9図の動作を示したタイムチャートである。 1:車輪速センサ 2:車輪速検出回路 3:加減速度検出回路 4:擬似車速発生回路 5:目標車速発生回路 6.7,8.34:コンパレータ 9.11.19:アンドゲート 10.30.32.34 :単安定マルチ12.2.0
ニオアゲ−1〜 13.15:アンプ 14:EV弁 16:AV弁 21:リトリガタイマ 33:カウンタ 矛 第2図
ド制御を示した説明図、第2図は路面との摩擦係数μと
スリップ率λとの関係を示したグラフ図、第3図は緩増
圧による′低μ路面でのアンチスキッド制御を示した説
明図、第4図は本発明の一実施例を示した回路ブロック
図、第5図は第4図の実施例による高μ路面での制御動
作を示したタイムチャート、第6図は低μ路面での第4
図の実施例による制御動作を示したタイムチャート、第
7図は本発明の第2実施例を示した回路ブロック図、第
8図は第7図の制御動作を示したタイムチャート、第9
図は本発明の第3実施例を示した回路ブロック図、第1
0図は第9図の動作を示したタイムチャートである。 1:車輪速センサ 2:車輪速検出回路 3:加減速度検出回路 4:擬似車速発生回路 5:目標車速発生回路 6.7,8.34:コンパレータ 9.11.19:アンドゲート 10.30.32.34 :単安定マルチ12.2.0
ニオアゲ−1〜 13.15:アンプ 14:EV弁 16:AV弁 21:リトリガタイマ 33:カウンタ 矛 第2図
Claims (1)
- (1)車輪の減速度が増大したときに制動圧を保持する
信号及び又は減圧する信号を発す′るアンチスキッド1
tlJIll装置において、一時的に上記保持または減
圧信号の発生を禁止し、上記保持または減圧信号の発生
頻度を少なくする手段を設けたことを特徴とするアンチ
スキッド制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9560584A JPS60240557A (ja) | 1984-05-15 | 1984-05-15 | アンチスキツド制御装置 |
US06/733,890 US4748564A (en) | 1984-05-15 | 1985-05-14 | Anti-skid brake control system with braking force quick take-up feature |
DE19853517647 DE3517647A1 (de) | 1984-05-15 | 1985-05-15 | Antiblockier-bremssteuersystem mit bremskraft-schnellaufnehmern |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9560584A JPS60240557A (ja) | 1984-05-15 | 1984-05-15 | アンチスキツド制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60240557A true JPS60240557A (ja) | 1985-11-29 |
Family
ID=14142181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9560584A Pending JPS60240557A (ja) | 1984-05-15 | 1984-05-15 | アンチスキツド制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60240557A (ja) |
-
1984
- 1984-05-15 JP JP9560584A patent/JPS60240557A/ja active Pending
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