JPS6021346Y2 - 自動二輪車の車軸取付装置 - Google Patents
自動二輪車の車軸取付装置Info
- Publication number
- JPS6021346Y2 JPS6021346Y2 JP14019181U JP14019181U JPS6021346Y2 JP S6021346 Y2 JPS6021346 Y2 JP S6021346Y2 JP 14019181 U JP14019181 U JP 14019181U JP 14019181 U JP14019181 U JP 14019181U JP S6021346 Y2 JPS6021346 Y2 JP S6021346Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axle
- fork
- collar
- mounting device
- motorcycle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動二輪車の車軸取付装置に関する。
従来、中空筒状リヤフォークに後輪の車軸を取付ける場
合、リヤフォークの後端に端板を溶接し、その端板に車
軸を貫通させてナツト等により軸方向に緊締固着してい
るが、端板の溶接作業がめんどうで、コスト高となるこ
とは免れない。
合、リヤフォークの後端に端板を溶接し、その端板に車
軸を貫通させてナツト等により軸方向に緊締固着してい
るが、端板の溶接作業がめんどうで、コスト高となるこ
とは免れない。
そこでリヤフォークに直接車軸を貫通させてナツトによ
り緊締固着するのが望ましいが、この場合にはナツトに
よる大きな緊締力が中空筒状リヤフォークに左右両側か
らの圧縮力として作用することになるので、その緊締力
にリヤフォークが抗し得るように、その内部に車軸を挿
通し得るカラーを嵌合し、その両端面をリヤフォークの
対向内側壁に当接させることが考えられるが、リヤフォ
ークの内法に製造上のばらつきがあるためカラーとりャ
フォーク内側壁との間に間隙を生じることがあり、その
間隙によりナツトによる緊締力が一部吸収され、緊締不
足を惹起するおそれがある。
り緊締固着するのが望ましいが、この場合にはナツトに
よる大きな緊締力が中空筒状リヤフォークに左右両側か
らの圧縮力として作用することになるので、その緊締力
にリヤフォークが抗し得るように、その内部に車軸を挿
通し得るカラーを嵌合し、その両端面をリヤフォークの
対向内側壁に当接させることが考えられるが、リヤフォ
ークの内法に製造上のばらつきがあるためカラーとりャ
フォーク内側壁との間に間隙を生じることがあり、その
間隙によりナツトによる緊締力が一部吸収され、緊締不
足を惹起するおそれがある。
本考案は上記に鑑み、フォーク内部に、上記緊締力を受
けるカラーを配設すると共にフォークの内法に製造上の
ばらつきがあってもそれを吸収し得る手段をフォークに
設け、これにより車軸をフォークに確実に取付けること
ができるようにした、前記車軸取付装置を提供すること
を目的とする。
けるカラーを配設すると共にフォークの内法に製造上の
ばらつきがあってもそれを吸収し得る手段をフォークに
設け、これにより車軸をフォークに確実に取付けること
ができるようにした、前記車軸取付装置を提供すること
を目的とする。
以下、図面により本考案の実施例について説明すると、
第1〜第4図は第1実施例を示し、1は自動二輪車の車
体フレームで、その後部ブラケット2にフォークとして
の一対のリヤフォーク3の前端が取付軸4を介してそれ
ぞれ枢着されている。
第1〜第4図は第1実施例を示し、1は自動二輪車の車
体フレームで、その後部ブラケット2にフォークとして
の一対のリヤフォーク3の前端が取付軸4を介してそれ
ぞれ枢着されている。
各リヤフォーク3は横断面角形をなす中空筒状に形成さ
れており、その車軸貫通部3aの対向する側壁部に後輪
5の車軸6を挿通する長孔7が、また上、下壁部に車軸
貫通部6aの、車軸6軸線方向への変形を許容する手段
としてのスリット8がそれぞれ車体の前後方向に長く形
成されている。
れており、その車軸貫通部3aの対向する側壁部に後輪
5の車軸6を挿通する長孔7が、また上、下壁部に車軸
貫通部6aの、車軸6軸線方向への変形を許容する手段
としてのスリット8がそれぞれ車体の前後方向に長く形
成されている。
各リヤフォーク3の車軸貫通部3aの内部には軸挿通孔
9を周長孔7に合致させたアルミニウム合金または防錆
処理をした鋼製角形カラー10が配設されている。
9を周長孔7に合致させたアルミニウム合金または防錆
処理をした鋼製角形カラー10が配設されている。
各リヤフォーク3の周長孔7およびカラー10には、後
輪5のボルト状車軸6が挿通されており、その車軸6の
両リヤフォーク3間に位置する部分には後輪5のバブ1
1、その両側にそれぞれ配置された一対のカラー12.
13がそれぞれ嵌合され、また車軸6のリヤフォーク3
外側に突出するねじ部14には座付ナツト15が螺着さ
れる。
輪5のボルト状車軸6が挿通されており、その車軸6の
両リヤフォーク3間に位置する部分には後輪5のバブ1
1、その両側にそれぞれ配置された一対のカラー12.
13がそれぞれ嵌合され、また車軸6のリヤフォーク3
外側に突出するねじ部14には座付ナツト15が螺着さ
れる。
この場合、各リヤフォーク3の内側壁と各カラ−10の
両端面との間に、リヤフォーク3の調造上のばらつきに
より間隙が生じていても、ナツト15を緊締すると、ス
リット8の作用で各リヤフォーク3の車軸貫通部3aが
車軸6軸線方向に変形して前記間隙を塞ぐことができ、
したがって各リヤフォーク3の内側壁とカラー10が密
着することにより各リヤフォーク3が中実体と同様に機
能し、ナツト15により大きな緊締力を得て、車軸6を
リヤフォーク3に確実に取付けることができる。
両端面との間に、リヤフォーク3の調造上のばらつきに
より間隙が生じていても、ナツト15を緊締すると、ス
リット8の作用で各リヤフォーク3の車軸貫通部3aが
車軸6軸線方向に変形して前記間隙を塞ぐことができ、
したがって各リヤフォーク3の内側壁とカラー10が密
着することにより各リヤフォーク3が中実体と同様に機
能し、ナツト15により大きな緊締力を得て、車軸6を
リヤフォーク3に確実に取付けることができる。
エンジン16の駆動スプロケット17と、ハブ11に取
付けられた被動スプロケット18との間には駆動チェー
ン19が懸回されており、そのチェーン19の張りを調
節する調節ボルト20が、カラー10の車体左右方向に
延びる切欠き溝21内に頭部を位置させて溝底およびリ
ヤフォーク3後端面に係合した支承板22を貫通し、そ
の突出端に調節ナツト23およびロックナツト24が螺
合されている。
付けられた被動スプロケット18との間には駆動チェー
ン19が懸回されており、そのチェーン19の張りを調
節する調節ボルト20が、カラー10の車体左右方向に
延びる切欠き溝21内に頭部を位置させて溝底およびリ
ヤフォーク3後端面に係合した支承板22を貫通し、そ
の突出端に調節ナツト23およびロックナツト24が螺
合されている。
切欠き溝21の幅は調節ボルト20頭部の平行二面の幅
に合せてあり、これにより調節ボルト20の回止めがな
され、したがってロックナツト24を緩め、調節ナツト
23を回すとカラー10を介して車軸6が長孔7内で前
後に移動し、これにより駆動チェーン19の張りを適宜
調節することができる。
に合せてあり、これにより調節ボルト20の回止めがな
され、したがってロックナツト24を緩め、調節ナツト
23を回すとカラー10を介して車軸6が長孔7内で前
後に移動し、これにより駆動チェーン19の張りを適宜
調節することができる。
そのチェーン19の張り調節量はスリット8に沿ってリ
ヤフォーク3上壁外面に刻設された目盛25にカラー1
0の後縁を合せることにより容易に視認することができ
、したがって駆動チェーン19の張り調節作業性が良い
。
ヤフォーク3上壁外面に刻設された目盛25にカラー1
0の後縁を合せることにより容易に視認することができ
、したがって駆動チェーン19の張り調節作業性が良い
。
この駆動チェーン19の張りを調節する機構は左右のり
ャフォーク3において同一構造である。
ャフォーク3において同一構造である。
なおりラー10の切欠き溝21を省いて、調節ボルト2
0をスタッドボルトに変更してもよい。
0をスタッドボルトに変更してもよい。
第5、第6図は第2実施例を示し、この例においてはカ
ラー10□として横断面円環状のものを用い、その外周
面の環状溝26に鋼製バンド27を巻付け、その両端に
形成された一対の係止爪28を調節ボルト20の首部に
係合させてバンド27と調節ボルト20とを溶着し、カ
ラー101と調節ボルト20とをバンド27を介して一
体化したものである。
ラー10□として横断面円環状のものを用い、その外周
面の環状溝26に鋼製バンド27を巻付け、その両端に
形成された一対の係止爪28を調節ボルト20の首部に
係合させてバンド27と調節ボルト20とを溶着し、カ
ラー101と調節ボルト20とをバンド27を介して一
体化したものである。
第7〜第9図は第3実施例を示し、各リヤフォーク3の
車軸貫通部3aを、それの車体左右方向幅が薄くなるよ
うに形成すると共にその上、下壁の中間部をそれぞれ上
方および下方へ突出変形させて車体前後方向に延びるビ
ード29を形成したものである。
車軸貫通部3aを、それの車体左右方向幅が薄くなるよ
うに形成すると共にその上、下壁の中間部をそれぞれ上
方および下方へ突出変形させて車体前後方向に延びるビ
ード29を形成したものである。
而して、各ビード29は、車軸貫通部3aの車軸6軸線
方向への変形を許容する手段として機能し、ナツト15
による緊締固着時、各ビード29が車軸6軸線方向に変
形してカラ−10□端面とリヤフォーク3内側壁との間
に生じる間隙を塞ぐことができる。
方向への変形を許容する手段として機能し、ナツト15
による緊締固着時、各ビード29が車軸6軸線方向に変
形してカラ−10□端面とリヤフォーク3内側壁との間
に生じる間隙を塞ぐことができる。
カラー10□は偏平に形成される点を除けば、第1実施
例と略同−形状であり、また調節ボルト20の取付は構
造も略同様であるから同一部分には同一符号を付しであ
る。
例と略同−形状であり、また調節ボルト20の取付は構
造も略同様であるから同一部分には同一符号を付しであ
る。
なお本実施例の場合は駆動チェーン19の張りの状態を
視認する目盛25はリヤフォーク3外側面において、長
孔7の縁に刻設される。
視認する目盛25はリヤフォーク3外側面において、長
孔7の縁に刻設される。
以上のように本考案によれば、中空筒状フォーク3に、
それを貫通する車軸6を軸方向に緊締固着した自動二輪
車の車軸取付装置において、前記フォーク3の内部に、
カラー10.10□、102を前記車軸6と同軸上に配
設し、前記フォーク3の車軸貫通部3aに、車軸6軸線
方向の圧縮変形を許容する手段を設けたので、製造上の
ばらつきによりフォーク3とカラー10.10□、10
2との間に車軸軸線方向の間隙が生じても、ナツト15
等による車軸6の緊締固着時、その緊締力により車軸貫
通部3aが変形して上記間隙が塞がれ、これにより各フ
ォーク3が中実体と同様に機能し、したがって大きな緊
締力を得て、車軸6をフォーク3に確実に取付けること
ができる。
それを貫通する車軸6を軸方向に緊締固着した自動二輪
車の車軸取付装置において、前記フォーク3の内部に、
カラー10.10□、102を前記車軸6と同軸上に配
設し、前記フォーク3の車軸貫通部3aに、車軸6軸線
方向の圧縮変形を許容する手段を設けたので、製造上の
ばらつきによりフォーク3とカラー10.10□、10
2との間に車軸軸線方向の間隙が生じても、ナツト15
等による車軸6の緊締固着時、その緊締力により車軸貫
通部3aが変形して上記間隙が塞がれ、これにより各フ
ォーク3が中実体と同様に機能し、したがって大きな緊
締力を得て、車軸6をフォーク3に確実に取付けること
ができる。
第1図ないし第4図は本考案の第1実施例を示し、第1
図は自動二輪車の部分側面図、第2図は第1図■−■線
拡大断面図、第3図は第2図■−■線断面図、第4図は
第3図IV−IV線断面図、第5、第6図は本考案の第
2実施例を示し、第5図はリヤフォーク後部の縦断側面
図、第6図は第5図Vl−VI線断面図、第7図ないし
第9図は本考案の第3実施例を示し、第7図はリヤフォ
ーク後部の側面図、第8図か第7図■−■線断面図、第
9図は第7図■−■線断面図である。 3・・・・・・フォークとしてのリヤフォーク、3a・
・・・・・車軸貫通部、6・・・・・・車軸、10.
10. 、 102・・・・・・カラー、8,29・・
・・・・車軸貫通部の変形許容手段としてのスリット、
ビード。
図は自動二輪車の部分側面図、第2図は第1図■−■線
拡大断面図、第3図は第2図■−■線断面図、第4図は
第3図IV−IV線断面図、第5、第6図は本考案の第
2実施例を示し、第5図はリヤフォーク後部の縦断側面
図、第6図は第5図Vl−VI線断面図、第7図ないし
第9図は本考案の第3実施例を示し、第7図はリヤフォ
ーク後部の側面図、第8図か第7図■−■線断面図、第
9図は第7図■−■線断面図である。 3・・・・・・フォークとしてのリヤフォーク、3a・
・・・・・車軸貫通部、6・・・・・・車軸、10.
10. 、 102・・・・・・カラー、8,29・・
・・・・車軸貫通部の変形許容手段としてのスリット、
ビード。
Claims (1)
- 中空筒状フォーク3に、それを貫通する車軸6を軸方向
に緊締固着した自動二輪車の車軸取付装置において、前
記フォーク3の内部に、カラー10、io、、10゜を
前記車軸6と同軸上に配設し、前記フォーク3の車軸貫
通部3aに、車軸6軸線方向の圧縮変形を許容する手段
を設けてなる、自動二輪車の車軸取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14019181U JPS6021346Y2 (ja) | 1981-09-21 | 1981-09-21 | 自動二輪車の車軸取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14019181U JPS6021346Y2 (ja) | 1981-09-21 | 1981-09-21 | 自動二輪車の車軸取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5844298U JPS5844298U (ja) | 1983-03-24 |
JPS6021346Y2 true JPS6021346Y2 (ja) | 1985-06-25 |
Family
ID=29933360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14019181U Expired JPS6021346Y2 (ja) | 1981-09-21 | 1981-09-21 | 自動二輪車の車軸取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6021346Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2732387B2 (ja) * | 1988-11-09 | 1998-03-30 | ヤマハ発動機株式会社 | 自動二輪車の後輪支持装置 |
-
1981
- 1981-09-21 JP JP14019181U patent/JPS6021346Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5844298U (ja) | 1983-03-24 |
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