JPH0455911B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0455911B2 JPH0455911B2 JP61281355A JP28135586A JPH0455911B2 JP H0455911 B2 JPH0455911 B2 JP H0455911B2 JP 61281355 A JP61281355 A JP 61281355A JP 28135586 A JP28135586 A JP 28135586A JP H0455911 B2 JPH0455911 B2 JP H0455911B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin outer
- vehicle body
- body frame
- frame member
- edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は自動車における樹脂製フエンダなどの
樹脂製外板の取付構造に関するものである。
樹脂製外板の取付構造に関するものである。
(従来の技術)
実開昭58−90881号公報に開示されるように、
自動車のフエンダを樹脂板で構成することが従来
より行われている。そして、その取付構造によれ
ば、一般に第4図に示すように、樹脂製フエンダ
aの上端縁部bを車体骨格部材cにボルトdを用
いて取付けている。
自動車のフエンダを樹脂板で構成することが従来
より行われている。そして、その取付構造によれ
ば、一般に第4図に示すように、樹脂製フエンダ
aの上端縁部bを車体骨格部材cにボルトdを用
いて取付けている。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで上記取付構造によると、第5図に示す
ように外力Fが樹脂製フエンダaに作用すると、
曲げ応力がボルト締結部に集中し、金属製のもの
に比較し耐応力性に劣る樹脂製フエンダaはPで
示す部分で破壊し易いという問題がある。
ように外力Fが樹脂製フエンダaに作用すると、
曲げ応力がボルト締結部に集中し、金属製のもの
に比較し耐応力性に劣る樹脂製フエンダaはPで
示す部分で破壊し易いという問題がある。
(問題点を解決するための手段)
本発明は上記問題点を解決するため、断面円弧
状で端縁部が本体部に対し略直角に折曲げて形成
された樹脂製フエンダなどの樹脂製外板をその端
縁部において車体骨格部材にボルトを用いて取付
ける構造において、樹脂製外板の端縁部の取付面
側に応力吸収体を固定すると共に、前記端縁部に
ボルト頭部を遊嵌できる大きさの孔を、前記応力
吸収体にボルト頭部より小形のボルト挿通孔を互
いに同芯状態に形成し、前記孔及びボルト挿通孔
に挿通したボルト用いて前記応力吸収体を車体骨
格部材に締着したことを特徴とする。
状で端縁部が本体部に対し略直角に折曲げて形成
された樹脂製フエンダなどの樹脂製外板をその端
縁部において車体骨格部材にボルトを用いて取付
ける構造において、樹脂製外板の端縁部の取付面
側に応力吸収体を固定すると共に、前記端縁部に
ボルト頭部を遊嵌できる大きさの孔を、前記応力
吸収体にボルト頭部より小形のボルト挿通孔を互
いに同芯状態に形成し、前記孔及びボルト挿通孔
に挿通したボルト用いて前記応力吸収体を車体骨
格部材に締着したことを特徴とする。
(作用)
上記構成によれば、応力吸収体がボルトによつ
て車体骨格部材に締着固定され、樹脂製外板は車
体骨格部材に直接固定されず、応力吸収体を介し
て車体骨格部材に取付けられることになる。しか
も、樹脂製外板の孔はボルト頭部と干渉しないよ
うに形成されているので、樹脂製外板はそのボル
ト締結部近傍においても、車体骨格部材に体する
相対動が可能になつている。
て車体骨格部材に締着固定され、樹脂製外板は車
体骨格部材に直接固定されず、応力吸収体を介し
て車体骨格部材に取付けられることになる。しか
も、樹脂製外板の孔はボルト頭部と干渉しないよ
うに形成されているので、樹脂製外板はそのボル
ト締結部近傍においても、車体骨格部材に体する
相対動が可能になつている。
従つて樹脂製外板に異常な外力が作用し、曲げ
応力が樹脂製外板の車体骨格部材への取付部近傍
に集中しても、樹脂製外板のボルトに対する相対
動が可能となり、この曲げ応力を応力吸収体の伸
縮変形によつて吸収緩和させることができ、樹脂
製外板がその端縁部で破壊することを防止でき
る。
応力が樹脂製外板の車体骨格部材への取付部近傍
に集中しても、樹脂製外板のボルトに対する相対
動が可能となり、この曲げ応力を応力吸収体の伸
縮変形によつて吸収緩和させることができ、樹脂
製外板がその端縁部で破壊することを防止でき
る。
(実施例)
第1図ないし第3図に示す本発明の実施例は樹
脂製フエンダ(樹脂製外板)1の鋼板製フロント
サイドインナパネル(車体骨格部材)2への取付
構造に本発明を適用したものである。
脂製フエンダ(樹脂製外板)1の鋼板製フロント
サイドインナパネル(車体骨格部材)2への取付
構造に本発明を適用したものである。
樹脂製外板1は第4図及び第1図に示すよう
に、断面円弧状で端縁部1aが本体部に対し略直
角に折曲げて形成されているが、その上端縁部
(端縁部)1aにおいて、応力吸収体3を介する
と共に座付きボルト4を用いて車体骨格部材2の
フランジ部2aに取付けられている。
に、断面円弧状で端縁部1aが本体部に対し略直
角に折曲げて形成されているが、その上端縁部
(端縁部)1aにおいて、応力吸収体3を介する
と共に座付きボルト4を用いて車体骨格部材2の
フランジ部2aに取付けられている。
樹脂製外板1の上端縁部1aの取付面側には接
着剤、両面粘着テープなどを用いて、ゴムなどで
構成された帯状の応力吸収体3が固定されてい
る。前記上端縁部1aには適宜数の孔5が形成さ
れ、これらの孔5は第2図に示すように、前記ボ
ルト4の頭部(ワツシヤが用いられている場合は
これを含み、本実施例の場合は座部を含む。)を
遊嵌できる大きさに形成されている。又応力吸収
体3には前記孔5の同芯状態(正確に同芯位置に
ある必要はなく、本発明の作用効果を得る程度の
同芯状態にあることを意味する。)にボルト挿通
孔6が設けられている。このボルト挿通孔6は前
記ボルト4の頭部より小径に形成され、前記ボル
ト4による応力吸収体3の車体骨格部材2への締
着が可能なようになつている。又ボルト挿通孔6
は応力吸収体3にインサートされたカラー6aを
備えてあり、前記ボルト4の締結力の低下を防い
でいる。
着剤、両面粘着テープなどを用いて、ゴムなどで
構成された帯状の応力吸収体3が固定されてい
る。前記上端縁部1aには適宜数の孔5が形成さ
れ、これらの孔5は第2図に示すように、前記ボ
ルト4の頭部(ワツシヤが用いられている場合は
これを含み、本実施例の場合は座部を含む。)を
遊嵌できる大きさに形成されている。又応力吸収
体3には前記孔5の同芯状態(正確に同芯位置に
ある必要はなく、本発明の作用効果を得る程度の
同芯状態にあることを意味する。)にボルト挿通
孔6が設けられている。このボルト挿通孔6は前
記ボルト4の頭部より小径に形成され、前記ボル
ト4による応力吸収体3の車体骨格部材2への締
着が可能なようになつている。又ボルト挿通孔6
は応力吸収体3にインサートされたカラー6aを
備えてあり、前記ボルト4の締結力の低下を防い
でいる。
車体骨格部材2のフランジ部2aには、前記ボ
ルト4を挿通するための孔7が設けられ、又その
裏には前記ボルト4に螺合するナツト8が溶着さ
れている。
ルト4を挿通するための孔7が設けられ、又その
裏には前記ボルト4に螺合するナツト8が溶着さ
れている。
かくして、第1図に示すように、前記ボルト4
及びナツト8を用いて、上端縁部1aの取付面に
応力吸収体3が固定された樹脂製外板1を、車体
骨格部材2のフランジ2aに取付け、車体骨格部
材2の外面を樹脂製外板1で覆うようにする。
及びナツト8を用いて、上端縁部1aの取付面に
応力吸収体3が固定された樹脂製外板1を、車体
骨格部材2のフランジ2aに取付け、車体骨格部
材2の外面を樹脂製外板1で覆うようにする。
又前記樹脂製外板1の孔5を閉じるため、この
孔5に樹脂製キヤツプ9が嵌着される。
孔5に樹脂製キヤツプ9が嵌着される。
本発明は上記実施例に示す外、種々の態様に構
成することができると共に、樹脂製リヤフエンダ
などの他の樹脂製外板の取付構造に適用すること
ができる。
成することができると共に、樹脂製リヤフエンダ
などの他の樹脂製外板の取付構造に適用すること
ができる。
(発明の効果)
本発明は上記構成、作用を有するので、異常な
外力が樹脂製外板に作用しても、その車体骨格部
材への取付部近傍における破壊が生じにくい樹脂
製外板の取付構造を提供することができる。
外力が樹脂製外板に作用しても、その車体骨格部
材への取付部近傍における破壊が生じにくい樹脂
製外板の取付構造を提供することができる。
第1図ないし第3図は本発明の実施例を示し、
第1図はその要部を示す第3図の−線断面
図、第2図は要部の斜視図、第3図は全体を示す
外観斜視図、第4図及び第5図は従来例を示し、
第4図はその断面図、第5図は外力が作用したと
きの状態を示す断面図である。 1……樹脂製外板、1a……端縁部、2……車
体骨格部材、3……応力吸収体、4……ボルト、
5……孔、6……ボルト挿通孔。
第1図はその要部を示す第3図の−線断面
図、第2図は要部の斜視図、第3図は全体を示す
外観斜視図、第4図及び第5図は従来例を示し、
第4図はその断面図、第5図は外力が作用したと
きの状態を示す断面図である。 1……樹脂製外板、1a……端縁部、2……車
体骨格部材、3……応力吸収体、4……ボルト、
5……孔、6……ボルト挿通孔。
Claims (1)
- 1 断面円弧状で端縁部が本体部に対し略直角に
折曲げて形成された樹脂製外板を、その端縁部に
おいて車体骨格部材にボルトを用いて取付ける構
造において、樹脂製外板の端縁部の取付け面側に
応力吸収体を固定すると共に、前記端縁部にボル
ト頭部を遊嵌できる大きさの孔を、前記応力吸収
体にボルト頭部より小形のボルト挿通孔を互いに
同芯状態に形成し、前記孔及びボルト挿通孔に挿
通したボルトを用いて前記応力吸収体を車体骨格
部材に締着したことを特徴とする自動車における
樹脂製外板の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28135586A JPS63134382A (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 自動車における樹脂製外板の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28135586A JPS63134382A (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 自動車における樹脂製外板の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63134382A JPS63134382A (ja) | 1988-06-06 |
JPH0455911B2 true JPH0455911B2 (ja) | 1992-09-04 |
Family
ID=17637955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28135586A Granted JPS63134382A (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 自動車における樹脂製外板の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63134382A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW393412B (en) * | 1995-10-20 | 2000-06-11 | Chrysler Corp | Method and system for attaching composite plastic automobile body to steel automobile frame and the resultant automobile |
JP4494253B2 (ja) * | 2005-03-02 | 2010-06-30 | 宝栄工業株式会社 | 流体貯蔵タンク取付ブラケット装置 |
KR100791031B1 (ko) * | 2006-03-31 | 2008-01-03 | 주식회사 엘지화학 | 플라스틱 외판을 가지는 이중 판넬 |
JP2021042541A (ja) * | 2019-09-09 | 2021-03-18 | 日鉄建材株式会社 | 水路 |
JP7344056B2 (ja) * | 2019-09-09 | 2023-09-13 | 日鉄建材株式会社 | 水路 |
JP7649103B2 (ja) * | 2019-09-09 | 2025-03-19 | 日鉄建材株式会社 | 水路 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5729486B2 (ja) * | 1980-03-31 | 1982-06-23 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5729486U (ja) * | 1980-07-29 | 1982-02-16 | ||
JPS59162365U (ja) * | 1983-04-15 | 1984-10-30 | 三菱自動車工業株式会社 | 自動車の床板構造 |
-
1986
- 1986-11-25 JP JP28135586A patent/JPS63134382A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5729486B2 (ja) * | 1980-03-31 | 1982-06-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63134382A (ja) | 1988-06-06 |
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