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JPS6021190Y2 - 可焼性ア−ム装置 - Google Patents

可焼性ア−ム装置

Info

Publication number
JPS6021190Y2
JPS6021190Y2 JP5340280U JP5340280U JPS6021190Y2 JP S6021190 Y2 JPS6021190 Y2 JP S6021190Y2 JP 5340280 U JP5340280 U JP 5340280U JP 5340280 U JP5340280 U JP 5340280U JP S6021190 Y2 JPS6021190 Y2 JP S6021190Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
spring
base
string
arm device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5340280U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56156581U (ja
Inventor
芳昌 伊藤
Original Assignee
トキコ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トキコ株式会社 filed Critical トキコ株式会社
Priority to JP5340280U priority Critical patent/JPS6021190Y2/ja
Publication of JPS56156581U publication Critical patent/JPS56156581U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6021190Y2 publication Critical patent/JPS6021190Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えばロボットのアーム装置に関し、アーム装
置を可撓性に構成したものである。
その先端に塗装用のスプレガンとか、溶接用のトーチを
備えた例えばロボットのアームは、ある範囲にわたる平
面を走査することの必要性から、アームをこの平面内で
自由に動かすための2自由度を有する構成となっている
が、従来では、(イ)可撓性のないリンク接続であるた
め、狭い場所への回り込みができない上に、(ロ)アー
ムの2自由度の回動中心が2点あって、回動動作に合成
運動に円滑さを欠く、(ハ)駆動機構を可動部材、機構
部材として使用しているので、全体形状が大きくならざ
るを得す、狭い場所での作業が困難となる、など問題が
ある。
ところで、アームを可撓性に構成するものとして、特開
昭52−111158号公報(先行技術という)に開示
されたものがあるが、この先行技術のものでは、機構が
複雑であり、製作が困難であるため、高価になる上に、
リンク機構によって可撓性を確保するものであるため、
リンク数(リンクピッチ長さ)に制限があり、湾曲する
場合、リンク間は直線になるので、回動時の曲率は多角
形となり、十分に小さい曲率とすることはできない。
そこで本考案は、アーム装置先端部に駆動機構を持たな
いにもかかわらず、アーム装置が2自由度を有し、しか
も十分な走査精度を得ることができるアーム装置を提供
し、前記問題の解消を図ることを目的とする。
前記目的は本考案によれば、少なくとも2個のコイルば
ねと、前記コイルばねを高さ方向に関して積み重ねて相
互に接続する接続具と、前記接続具に接続された前記コ
イルばねの列のうち一方の端に位置するコイルばねの端
部が連結された基台と、前記基台と前記接続具とを連結
すべく前記基台と前記接続具との軸心位置において、一
端が前記基台と前記接続具とのいずれか一方に固着され
ており、他端が前記基台と前記接続具との他方に回動自
在に連結された第1の連結具と、前記コイルばねの列の
うち他方の端に位置するコイルばねの端部が連結された
端部と、前記端具と前記接続具とを連結すべく前記端具
と前記接続具との軸心位置において、一端が前記端具と
前記接続具とのいずれか一方に固着されており、他端が
前記端具と前記接続具との他方に回動自在に連結された
第2の連結具と、前記第1及び第2の連結具の設けられ
ている位置より外方に設けられ、かつ前記コイルばねの
内側の位置において前記コイルばねの高さ方向に関して
貫通して前記接続具に設けられた貫通孔と、前記端具に
一端を固着し、前記接続具の前記貫通孔に挿通された可
撓性ひも状体と、前記可撓性ひも状体を引張るべく前記
可撓性ひも状体の他端に連結されており前記基台に設け
られた引張手段とからなることを特徴とする可撓性アー
ム装置によって遠戚される。
次に本考案を図面に示す好ましい具体例に基づいて説明
する。
基台としてのベース接続具1はコイルばねからなるばね
2のらせん状つる巻線を螺合できる溝3を外周に有する
取付部4を有し、アクチュエータ5に固定されている。
取付部4の中央には一端に球体6を備えた軸受部材7が
螺着されている。
基本接続具8はコイルばねからなるばね9のらせん状つ
る巻線を螺合できる溝10を外周に有し、この場合、前
記ベース接続具1に設けた取付部4の外周に形成した溝
3とこの基本接続具8の溝10とは同じ形状となってい
る。
溝10は一方ではばね2のつる巻線を2ないし3巻螺合
し、他方では、ばね2に隣接してばね2の上側に位置す
るばね9のつる巻線を2ないし3巻螺合できる程度にそ
の軸方向長さを定める。
基本接続具8の中央下端部には大径の孔11を穿つと共
に、この孔11内に球面を有する軸受12を配設して、
軸受12に前記軸受部材7の球体6を収容して自在接手
を構威しである。
また接続具の中央上端部には小径のねじ孔を設け、別個
の接続具を自在接手により接続するための、先端にボー
ル6を有する軸受部材7を螺着しである。
本具体例においては、第1、第2の連結具及び基本接続
具8間を相互に連結する第3の連結具として、昔同様の
前述のような自在継手が用いられている前記ばね2と9
とは同じ巻数から形成した同径d1同長1.を有するも
ので、図示のように、各溝3.10に螺合する部分のつ
る巻線は相互に密接した形態としてあり、また一つの接
続具と別の接続具との間に位置する部分のつる巻線は軸
方向にわずかに引き伸ばして相互に離れさ形態としであ
る。
このように接続具間においてつる巻線相互を離しておく
と、湾曲させる場合にその湾曲を容易にでき、アクチュ
エータ5に加えるわずかな力によってアーム装置の動作
ができるので好ましい。
基本接続具8は同形のものを所要数、第1図の例では3
個を前記と同様に順次接続する。
そして最上部に位置する基本接続具8の溝14にコイル
ばねからなるばね13を螺合し、このばね13に、適宜
にスプレノズルとか溶接用トーチなどを装着する先端接
続具15を接続する。
本例では、最上部に位置する基本接続具8の上半部に設
けた溝14と下半部に設けた溝10とは溝幅が異なって
おり、上半部の溝14は下方に位置するばね2.9など
よりもより太い線径のばね13を螺合できるように構威
しである。
このように、最上部に位置するばね13は線径を大とし
、その全長りも前記ばね2,9の全長1よりも犬にする
と、このばね13のばね定数は他のばね2,9のばね定
数よりも大となる。
この端具としての先端接続具15の中央下端部に孔11
を設けると共に、この孔11に球面を有する軸受12を
配設し、下側に位置する基本接続具8から突設されてい
る軸受部材7の球体6をこの軸受12に受容する。
この先端接続具15の外周にはばね13のつる巻線を螺
合する溝16を設けてあり、この溝16に前記ばね13
を螺合して接続具15を接続する。
先端接続具15の円周方向を等分する4箇所において可
撓性のひも状体20を固定し、他方、前記基本接続具8
およびベース接続具1のそれぞれ4箇所において軸方向
に貫通する貫通孔21を設けて、このひも状体20をこ
の貫通孔21に挿通し、ひも状体20の他端は前記アク
チュエータ5に設けたシリンダ22内で摺動するピスト
ン23に連結しである。
第1図の例では、アクチュエータ5には2つのシリンダ
22と2つのピストン23とが図示されているが、残る
2つのシリンダとピストンとは紙面に垂直する前後方向
に第1図と同様に設けられているので、各ひも状体20
はそれぞれ独立的にピストン23に連なることとなる。
このようにひも状体20はアクチュエータ5に設けられ
たシリンダ22内で摺動するピストン23からなる引張
手段に他端が連結されている。
またアクチュエータ5そのものはそれ自体公知の方法で
図の24方向や、反対向きの25方向へのひねり回動を
させるようにする。
以上の構成からなる本考案アーム装置の使用に当たり、
所要の基本接続具8をベース接続具1と先端接続具15
との間に介在させ、下方に位置する接続具の軸受部材7
に設けた球体6をその上方に接続すべき接続具の軸受1
2内に受容し、他方、ばね2,9.13をそれぞれ取付
部4の外周や接続具の外周に設けた溝3,10.16に
前記のごとく螺合してアーム装置を組み付ける。
使用時に、例えば第1図のアクチュエータ5にあるシリ
ンダ22のうち、右側に位置するシリンダ内のピストン
23を中位位置から下方へ動かし、同時に左側のピスト
ンを上方へ動かすと、右側のひも状体20に加えられる
引張力によって先端接続具15は、この先端接続具15
のすぐ下に位置する基本接続具8の軸受部材7に設けら
れた球体6を中心に右へ回動する。
この回動によりばね13の右側は圧縮され、左側は引張
される。
このばね13の圧縮力と引張力とがすぐ下にある基本接
続具8に伝達され、この基本接続具8も右に回動する。
以下同様にすべての基本接続具8が右に回動して、第2
図の状態となる。
アクチュエータ5が前記とは逆に作動すると、先端接続
具15は左側に回動し、その下方に位置する基本接続具
8も又前記と同じ作用をして左側に回動することとなる
更に、前記のように、アクチュエータ5には紙面に垂直
する前後方向にも2つのひも状体20を係合しているの
で、結局、先端接続具15は前後方向にも回動し、アー
ムは左右、前後方向へ回動することとなる。
この回動の際にアクチュエータ5そのものを垂直軸回り
に回動できるので、ねじり回動を合皮した運動がアーム
装置に得られる。
なお、前記各接続具が回動する場合に、ひも状体20と
接続具が接触して、ひも状体20が折曲されることとな
る点、例えば第2図の点26,27は当該接続具が回動
する際の回動中心に位置する球体6の中心点28に対し
て常に点対称の位置であり、ひも状体20.20の移動
量が同じとなるように構威しである。
各接続具のその他の接触点についても同様であり、具体
例には、第3図に示すように、この接触点の位置する部
位の接続具を別部材30で形成すると共に、接触点はひ
も状体の外径よりもわずかに大なる口径の孔31に形成
するのが好ましい。
すなわち、別部材で形成することにより、この部位のみ
耐摩耗性の高い金属などの使用が可能となったり、ある
いは、孔31にころなどを配設してひも状体および/ま
たはこの接織点の摩耗を防止する構成を容易にとり得る
こととなり、他方、ひも状体20の外径よりもわずかに
大きな口径を有する孔によれば、球心32から孔31の
内側面31aに至る距離と、球心32から孔の外側面3
1bに至る距離とを可及的に同じ大きさに近づけ得る結
果、接続具が例えば右側に回動して右側の孔でひも状体
20が外側面31bに接触し、左側の孔ではひも状体が
内側面31aに接触しても、両側に位置するひも状体の
移動量を実質的に同じことにすることができるからであ
る。
前記例では、アクチュエータはシリンダとこのシリンダ
内でピストンが直線方向へ摺動するように形成したもの
を図示したが、これに代え回転型のアクチュエータの使
用もできる。
また、自在接手として球体と球面とからなるものを図示
したが、これに代えて、ダブルピンジヨイントの自在接
手でも用い得る。
ひも状体は接続具の内部に設けた貫通孔を挿通ずるよう
にしているが、これに代え、ばねの外側に位置させるこ
ともできる。
このようにすると、アクチュエータのストロークが大き
くなる。
4つのひも状体は個々的に先端接続具に固定してもよく
、あるいは1800の方向に対向して位置するひも状体
を1本で形威し、その中央を先端接続具に固定するよう
にしてもよい。
以上のように構成した本考案可撓性アーム装置によれば
、以下の作用効果を奏する。
(1)コンパクトで構造が簡単である。
(11)可撓性のひも状体とばねで回動伝達を行うので
、回動半径が小さくでき、可撓性が優れている。
(iii) また具体例のごとく接続具とばねとを螺
合により相互に連結すると、同じばね定数のばねでも、
そのねじ込み量を変えることによって、伸縮する部分の
ばね定数を変えることができる。
したがって部分的に多く回動させたり、少なく回動させ
ることができる。
また自重分の力を多く伝達させることができる。
(IV) ばねで回動力を伝達するので、ばね定数の
選定により伝達力を部分的に任意に選択できる。
(V) 自在接手とばねとの組み合わせにより、左右
、前後、ねじりの各回動を無理なく合皮できる。
(vD ひも状体が破断された場合にも、ばねの復元
力によってアーム装置の自重により垂れ下りを防止し得
る。
(Vll) ひも状体が、ばねの内側に設けられてい
るため、ばねがひも状体の保護部材となり、ひも状体の
損傷を防止し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案可撓性アーム装置の断面図で、X−X線
断面も同じ構成となっており、第2図は一方向へ回動し
た状態を示す説明図、第3図はひも状体と接続具との接
触点部位における構成の一例を示す断面図である。 1・・・・・・ベース接続具、2,9,13・・・・・
・ばね、6・・・・・・ボール、7・・・・・・軸受部
材、8・・・・・・基本接続具、12・・・・・・軸受
、15・・・・・・先端接続具、2o・・・・・・ひも
状体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)少なくとも2個のコイルばねと、前記コイルばね
    を高さ方向に関して積み重ねて相互に接続する接続具と
    、前記接続具に接続された前記コイルばねの列のうち一
    方の端に位置するコイルばねの端部が連結された基台と
    、前記基台と前記接続具とを連結すべく前記基台と前記
    接続具との軸心位置にわいて、一端が前記基台と前記接
    続具とのいずれか一方に固着されており、他端が前記基
    台と前記接続具との他方に回動自在に連結された第1の
    連結具と、前記コイルばねの列のうち他方の端に位置す
    るコイルばねの端部が連結された端部と、前記端部と前
    記接続具とを連結すべく前記端部と前記接続具との軸心
    位置において、一端が前記端部と前記接続具とのいずれ
    か一方に固着されており、他端が前記端部と前記接続具
    との他方に回動自在に連結された第2の連結具と、前記
    第1及び第2の連結具の設けられている位置より外方に
    設けられ、かつ前記コイルばねの内側の位置において前
    記コイルばねの高さ方向に関して貫通して前記接続具に
    設けられた貫通孔と、前記端部に一端を固着し、前記接
    続具の前記貫通孔に挿通された可撓性ひも状体と、前記
    可撓性ひも状体を引張るべく前記可撓性ひも状体の他端
    に連結されており前記基台に設けられた引張手段とから
    なることを特徴とする可撓性アーム装置。
  2. (2) コイルばねが3個以上であり、前記基台と前
    記端部との間における接続具間に第3の連結具が設けら
    れており、この第3の連結具の一端は、当該第3の連結
    具を間に挟む接続具の一方に固着されており、第3の連
    結具の他端は、当該第3の連結具を間に挟む接続具の他
    方に回動自在に連結されていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の可撓性アーム装置。
JP5340280U 1980-04-19 1980-04-19 可焼性ア−ム装置 Expired JPS6021190Y2 (ja)

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JP5340280U JPS6021190Y2 (ja) 1980-04-19 1980-04-19 可焼性ア−ム装置

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JPS56156581U JPS56156581U (ja) 1981-11-21
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ID=29648204

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JP5340280U Expired JPS6021190Y2 (ja) 1980-04-19 1980-04-19 可焼性ア−ム装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034288A (ja) * 1983-08-03 1985-02-21 株式会社日立製作所 駆動装置
JP4410920B2 (ja) * 2000-09-22 2010-02-10 日本ロボティクス株式会社 空気圧式ロボット及び空気圧式関節駆動装置
JP7023174B2 (ja) * 2018-05-08 2022-02-21 三菱電機株式会社 関節機構および多関節機構

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