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JPS60170532A - 絞りしごき罐の製造方法 - Google Patents

絞りしごき罐の製造方法

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Publication number
JPS60170532A
JPS60170532A JP59024400A JP2440084A JPS60170532A JP S60170532 A JPS60170532 A JP S60170532A JP 59024400 A JP59024400 A JP 59024400A JP 2440084 A JP2440084 A JP 2440084A JP S60170532 A JPS60170532 A JP S60170532A
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Japan
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film
drawn
ironing
ironed
metal material
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JP59024400A
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JPH0155055B2 (ja
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Katsuhiro Imazu
勝宏 今津
Seishichi Kobayashi
小林 誠七
Takaaki Okamura
高明 岡村
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D22/00Shaping without cutting, by stamping, spinning, or deep-drawing
    • B21D22/20Deep-drawing
    • B21D22/201Work-pieces; preparation of the work-pieces, e.g. lubricating, coating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、絞りしごき罐の製造方法に関するもので、よ
り詳細には、罐内面の樹脂被覆層が絞りしごき加工によ
る金属の薄肉化と共に分子配向され、その結果として経
時的に優れた耐腐食性、密着性が得られると共に、加工
性にも顕著に優れている絞りしごき罐の製造方法に関す
る。
従来、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエ
ステルのフィルムを鋼板等の金属素材ニ熱接着させ、こ
の被覆金属構造物を絞り加工或いは絞りしごき加工等に
付して、容器蓋や容器とすることは既に知られている。
しかしながら、公知の方法で製造される絞り容器は、絞
り比が1.5程度の皿状乃至カップ状の浅絞り容器であ
り、またしごき加工容器と言われるものでも、しごき率
が20%程度の加工の程度の概して低いものであり、現
在ビール罐や炭酸飲料鑵に使用されるような罐高さが1
00乃至260間でしごき率が50−以上の高しごき率
の絞りしごき罐を製造するのに適用することは到底困難
であった。
本発明者等は、金属素材と樹脂フィルムとの密着の程度
が、金属素材の絞りしごき加工時に樹脂フィルムの分子
配向の程度に密接に関連しており、この絞り加工を前記
樹脂フィルムの延伸温度において行うことにより、該フ
ィルムの罐内面への密着性が顕著に向上し、また罐の耐
腐食性も顕著に向上することを見出した。
即ち、本発明の目的は、罐内面の樹脂被覆層が絞りしご
き加工による金属の薄肉化と共に分子配向され、その結
果として経時的に優れた被膜密着性及び耐腐食性に優れ
た絞りしごき罐を提供するにある。
本発明の池の目的は、絞り−しどき加工時の加工性にも
顕著に優れている絞り一しどき罐の型造法を提供するに
ある。
本発明の更に他の目的は、絞り−1,どき成形後におい
て、塗膜の密着性を向上享せるための、金属基質の表面
処理が不要な絞す−シどき罐の製造方法を提供するにあ
る。
本発明によれば、金属素材の少なくとも容器内面となる
べき面に配向性熱可塑性樹脂フィルムが密着された素材
を、前記樹脂の適性延伸温度において、ポンチとダイス
との間で絞りl、どき加工に付し、該フィルム層に分子
配向を付与することを特徴とする絞りしごき罐の製造方
法が提供される。
本発明を、添付図面に示す具体例に基づき以下に詳細に
説明する。
本発明に用いる被覆金属素材を示す第1図において、こ
の被覆金属素材1は、金属素材2と配向性、即ち延伸に
より分子配向可能な熱可塑性樹脂の層6とから成ってい
る。熱可塑性樹脂層6は、直接金属素材2に対して熱接
着されていることができるが、第1図に示す具体例では
、配向性樹脂層6は、接着剤層4を介して金属素材2に
接着されている。壕だ、この具体例では、金属素材2の
容器内面となるべき面にのみ配向性樹脂層6が設けられ
ているが、容器外面となるべき面にも配向性樹脂層6が
設けられていてもよい。
金属素材2としては、従来絞りしごき罐の製造に使用さ
れている金属素材は全て使用でき、例えばブラックプレ
ート(表面未処理鋼板)、′表面処理鋼板、或いはアル
ミニウム板の如き軽金属板が全て使用される。表面処理
鋼板の適当な例は、リン酸処理及び/又はクロム酸処理
等の化学処理を行った鋼板:電解クロム酸処理鋼板等の
化成処理鋼板;錫メッキ鋼板、亜鉛メッキ鋼板、ニッケ
ルメッキ鋼板、アルミニウムメッキ鋼板等のメッキ処理
鋼板を挙げることができる。また、錫メッキ鋼板は、電
解メッキを施i−たままのノーリフロー板(マット板)
でもよいし、電解メッキ後溶融処理を行ったりフロー板
(ブライト板)でもよい。
また被覆金属素材1の厚みは、鑵の大きさや、しどき加
工の程度によっても相違するが、一般的に言って0,1
5乃至1.5顧、特に0.2乃至0.6順の厚みを有す
るものがよい。
配向性熱可塑性樹脂層6としては、フィルムの形態に溶
融成形可能で、しかも延伸により分子配向可能な熱可塑
性樹脂の任意なものが挙げられる。
このような樹脂の適当な例は、これに限定されるもので
ないが次の通りである。
(α)ポリスチル類;特に一般式 %式% (1) (2) 式中R1は炭素数2乃至6のアルキレ ン基、R7は炭素数2乃至24のアル キレン基又はアリーレン基である、 で表わされる反復単位から成るポリエステル。
例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテ
レフタ1ノート/イソフタレート、ポリテトラメチレン
テレフタレート、ポリエチレン/テトラメチレンテレフ
タレート、ポリテトラメチレンテレフタレート/イソフ
タレート、ポリエチレンテレフタレート/イソフタレー
ト、ポリテトラメチレン/エチレンテレフタレート、ポ
リエチレン/テトラメチレンテレフタレート/イソフタ
レート、ポリエチレン/オキシベンゾエート、或いはこ
れらのブレンド物。
(b) ポリカーボネート類;特に一般式%式%(3) 式中R3は炭素数8乃至15の炭化水 素基、 で表わされるポリカーボネート。
例えば、ポリ−p−キシレングリコールビスカーボネー
ト、ボリージオキシジフェニル−メタンカーボネート、
ポリ−ジオキシジフェニルエタンカーボネート、ポリ−
ジオキシジフェニル2.2−プロパンカーボネート、ポ
リ−ジオキシジフェニル1.1−エタンカーボネート。
(C)ポリアミド類;特に一般式 %式%(4) (5) 式中ルは6乃至13の数、mは4乃至 11の数である で表わされる反復単位から成るポリアミド類O例えば、
ポリ−ω−アミノカプロン酸、ポリ−ω−アミノへブタ
ン酸、ポリ−ω−アミノカプリル酸、ポリ−ω−アミノ
カプロン酸、ポリ−ω−アミノデカン酸、ポリ−ω−ア
ミノウンデカン酸、ポリ−ω−アミノドデカン酸、ポリ
−ω−アミノトリデカン酸、ポリヘキサメチレンアジパ
ミド、ポリへキサメチレンドデカミド、ポリへキサメチ
レンドデカミド、ポリへキサメチレントリデカミド、ポ
リデカメチレンアジパミド、ポリデカメチレンアジパミ
ド、ポリデカメチレンドデカミド、ポリデカメチレント
リデカミド、ポリドデカメチレンアジパミド、ポリデカ
メチレンアジパミド、ポリドデカメチレンドデカミド、
ポリドデカメチレントリデカミド、ポリトリデカメチレ
ンアジパミド、ポリトリデカメチレンアジパミド、ポリ
トリデカメチレンドデカミド、ポリトリデカメチレント
リデカミド、ポリデカメチレンアジパミド、ボリデカメ
チレンアゼラミド、ポリデカメチレンアジパミド、ボリ
トリデカメチレンアゼラミド或いはこれらのコポリアミ
ド0 (d)ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−ブタジェン共重合
体、塩化ビニル−スチレン−ブタジェン共重合体等の塩
化ビニル樹脂。
(1) 堪化ビニリデンー塩化ビニリデン共重合体、塩
化ビニリデン−ビニルピリジン共重合体等の塩化ビニリ
デン樹脂。
(イ)高ニトリル含有量のアクリロニトリル−ブタジェ
ン共重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ア
クリロニートリル−スチレン−ブタジェン共重合体等の
71イニトリル樹脂。
(9) ポリスチレン樹脂。
これらの配向性樹脂は、所謂ブレンド物の形でも使用し
得るし、積層構成でも使用し得るが、本発明において特
に有効な樹脂はガラス転移温度及び熱変形温度が常温(
35C)以上のものである0配向性樹脂層6は、最終絞
りしごき罐の内面保護層となるものであるから、一般に
下記の性質を有していることが望ま17い。その一つは
、この樹脂層自体が苛酷なしごき加工を受けることから
、大きな伸びを有することが彊ましい。好適な樹脂はA
SrM D−882で測定して5%以上、特に10チ以
上の破断伸びを有′することが望ましい0第2は、金属
腐食成分に対するバリヤー性である。この腐食成分に対
するバリヤー性を数値で直接表示する尺度は未だないが
、このバリヤー性は、樹脂の水素結合の強さとも関連し
ていると思われる。本発明に用いる配向性樹脂は、一般
に90以上、特に95以上の溶解度指数(5olubi
litypararrLe t eつ、sp値を有する
ことが望ましい。
尚、このsp値とは凝集エネルギー密度(ail/CC
)の1//2乗値と1−て定義されるもので、水素結合
の強さと密接に関連するものである。
第3に、これも金属素材の腐食性に関連するが、この樹
脂は、i4sTM D5,70〜63(23t:”で2
4時間〕で測定して、15チ以下、特に10チ以下の吸
水率を示すべきである。即ち、樹脂層自体が高度に分子
配向され、また金属素材に対する密着性が強固であって
も、吸水率が上記範囲よりも大きい樹脂では、金属素材
の腐食や、内容物中への金属溶出が生じるようになる。
第4に、この樹脂は、金属素材への接着性、特に熱接着
性に関連して、カルボン酸、カルボン酸塩、カルボン酸
無水物、カルボン酸エステル、カルボン酸アミド、ケト
ン、炭酸エステル、ユリア等に基ずくカルボニル基(−
C−)を主鎖或いは側鎧に含有することが望ましい。樹
脂層中のカルボニル基の濃度は、接着性の点でi Q 
yneq (ミリイクイバレント)/100f樹脂以上
、特に50meq / 100 ?樹脂以上であること
が望ましい。
一方、このカルボニル基濃度が300 meq/100
7樹脂を越えると、樹脂自体の吸水率等が太きくなるた
め好ましくない。
これらの特性を満足する樹脂は、前に例示した樹脂類の
中から容易に選択1−得る。これらの見地から、本発明
の目的に特に望ましい配向性樹脂は、′熱可塑性ポリエ
ステル乃至はコポリエステル、特にエチレンテレフタレ
ート単位を主体とするポリエステル類である。
この配向性熱可塑性樹脂は、成形が容易で、しかも罐に
要求される耐熱性を有するように、70乃至280Cの
融点乃至軟化点を有するべきであり、まだフィルムを形
成するに足る分子量を有するべきである。
被覆金属素材1を製造するために、金属素材2に対して
配向性樹脂層6を接着させる。この接着は、配向性樹脂
層自体が金属素材に対して熱接着性を有している場合に
は、その熱接着性を利用して行うことができ、また両者
の間に別個の接着剤層4を介在させて行うことができる
。例えば、前述したポリエステル類、ポリアミド類、酸
変性オレフィン樹脂類の多くは、金属素材に対して優わ
た接着性を示すので、これをそのまま金属素材に熱接着
する。また、直接の熱接着では十分な接着強度が得られ
ない場合には、コポリエステルやコポリアミド或いはブ
レンド物等の熱接着性により優れた材料を接着剤と1〜
て使用1〜て熱接着を行う。
これは、他の配向性樹脂の場合も同様であり、例えば塩
化ビニル樹脂に対しては、カルボキシル基及び/又は水
酸基のような極性基を有する塩化ビニル共重合樹脂を接
着剤乃至は接着プライマーとして使用する。用いる接着
剤は熱可塑性のものに限定されず、例えばウレタン系接
着剤、エポキシ系接着剤等の熱硬化タイプのものも使用
できる。
この被覆金属素材においては、配向性樹脂層が金属素材
に強固に接着されていることが必要であり、一般的に言
って、その接着強度は0.5Ky/c1n以上、特に1
. OKy/ tyt+以上であることが、高度のしご
き加工を行う上で必要である。
被覆金属素材を製造する上で、注意しなければならない
他の点は、配向性樹脂層の延伸による分子配向を可能に
するために、この製造工程における配向性樹脂の球晶の
生成を可及的に抑制することである。即ち、この工程で
配向性樹脂の球晶が過度に生じている場合には、しごき
工程での樹脂層の延伸が困難になり、破断、剥離、クラ
ック発生等のトラブルを生じるようになる。このために
、例えば熱接着後の被覆金属素材は、急冷して、樹脂層
が過冷却状態にあるようにするのがよい。また、樹脂層
が結晶化温度を溶融−固化の段階で急速に通過するよう
にする。
本発明において、配向性樹脂層としてT−ダイ法で製造
された、結晶化度が低く、未配向のフィルムを用いるこ
とができる。また、この配向性樹脂層とl−ては、配向
による微結晶を有するもの、例えば既に一軸延伸或いは
二軸延伸で配向されたフィルムを用いることもできる。
例えば、二軸延伸により配向されたポリエチレンテレフ
タレートフィルムを、この樹脂層として用いると、面内
配向が低下し2.シごき方向への一軸配向がより大きく
生じるようになる。
本発明によれば、このようにして製造された成形用の被
覆金属素材1を、配向性樹脂層6の適性延伸温度におい
て、ポンチとダイスとの間で絞りしごき加工に付する。
この絞りしど\き加工で、被覆金属素材はカップ状の無
継目筒体φ形に絞り成形されると共に、側壁部が薄肉化
されることによってしごき加工が行われる。本発明にお
いては、この際樹脂層が適性延伸温度に保持されること
により、樹脂層に顕著な分子配向が与えられ、この分子
配向により樹脂層の諸物性が顕著に向上すると共忙樹脂
層の金属素材に対する経時密着性乃至接着性が顕著に向
上するのみならず、罐としての耐腐食性も顕著に向上す
る。この密着性及び耐腐食性の向上は、経時にも安定な
ものであり、例えばポリエチレンテレフタレートフィル
ムの場合、常温でのしごき成形では、1分程度の放置で
、フィルムの剥離が既に発生するのに対して、本発明に
よる成形では、内容物充填、長期の保存後にも、このよ
うな剥離は殆んど認められない。
絞りしごき罐、即ち側面無継目金属罐の加工の順序を説
明するための添付図面第2−A図において、先ず、前述
した被覆金属素材1を、円板の形状に打抜く(第1工程
−剪断)。この被覆金属素材1の大きさけ、後述する絞
り比やしごき率を考慮して、最終容器に必要な金属素材
が確保されるように決定する。
次いで第2−B図に示す絞り工程で、剪断された素材を
、絞りダイス5とポンチ6との間で絞り加工し、浅絞り
されたカップ状成形物7に成形する。絞りダイス5とポ
ンチ6とのクリアランスは、前述した被覆金属素材1の
肉厚にほぼ等しいか或いはこれより若干大きい。本発明
の被覆金属素材を用いる場合、下記式 式中りは剪断[7た被覆金属素材の最小径であり、dは
ポンチの最小径である、 で定義される絞り比RDは、金属素材の種類によっても
かなり相違するが、実用的には一段では1.1乃至6.
0、好適には1.2乃至2.8の範囲にあるのがよい。
次いで、第1段の絞り工程で得られたカップ状成形物7
を、第2−C図に示す再絞り工程において、より小径の
再絞りダイス8入再絞りポンチ9との間で再絞り加工し
、深絞りされたカップ状成形物10に成形する。勿論、
この再絞り工程における絞り比、即ちカップ状成形物7
の径と再絞りポンチ9の径との比も、絞り工程において
前述した値の範囲内にあることが多くの場合必要である
再絞りポンチ9と再絞りダイス8との間のクリアランス
は、被覆金属素材1の厚さと実質的に等しくして素材に
しごきが加わらないようにするととができ、或いは前記
クリアランスを被覆金属素材1の厚さよりも小さくして
素材に若干のしごきが加わるようにすることもできる。
この絞り加工或いは再絞り加工には、通常使用さ五てい
る潤滑剤を用いることもできる。また再絞り加工で形成
された絞り成形物を、6段目の絞り加工に賦してより深
絞りされた成形物とすることもできる。
9g2−B図の絞り工程で得られたカップ状成形物7及
び第2−C図で得られたカップ状成形物10をしごき加
工に賦する。即ち、第2−D図において、しごきポンチ
11の移動路に沿って、複数個のしごきダイス12(図
面では1個のみが示されている)が配置され、カップ状
成形物7或いは10の側壁部16がしごきポンチ11と
しごきダイス12との間でしごき加工される。しごきダ
イス12としごきポンチ11とのクリアランスは、被覆
金属素材の肉厚よりも小であり、従ってカップ状成形物
の側壁16はしごきダイス12との噛み合いにより延伸
され薄肉化される。
この場合、下記式 式中、to はしごき加工前の被覆金属素材の厚みであ
り、l、けしどき加工後の残留被覆金属素材厚みである
、 で定義されるしごき率<ROは、金属素材の種類や、配
向性樹脂被覆層の厚みによっても相違するが、一般的に
言って一段のしごきで、10乃至50チ、全体としての
しごきで60乃至85%の範囲にあるのが望ましい。
本発明においては、少くともこのしごき工程、好適には
絞り工程としごき工程との全部を、配向性樹脂フィルム
層の適性延伸温度において行う。
フィルムの適性延伸温度とは、個々の樹脂フィルムにつ
いて固有の温度であり、一般的に言って、樹脂の結晶化
温度よりも低く、且つガラス転移温度(T 、q )±
30tT以内の温度である。
この適性延伸温度は、例として、エチレンテレフタレー
ト単位を主体とするポリエステルの場合には、40乃至
100Cの範囲に、ナイロン6、ナイロン6.6の場合
には40乃至80Cの範囲に、ポリカーボネートの場合
には50乃至180Cの範囲に、ポリスチレンの場合に
は、50乃至150Cの範囲である。
既に指摘した如く、しごき加工の温度が常温のように、
フィルムの適性延伸温度よりも低い場合には、本発明の
場合に比して、フィルム層自体に有効な分子配向を与え
ることが困難であると共に、金属素材との密着性や、耐
腐食性も著しく劣るようになる。また、このしごき加工
をフィルムの延伸温度よりも高い温度で行う場合にも、
フィルム層自体に有効な分子配向を与えることが困難で
あり、かえって結晶化等により加工性が低下して、破断
、剥離等のトラブルが生じることになる。
本発明の方法によれば、被膜の密着性及び耐腐食性に優
れた内面被覆絞りしごき罐が容易に得られるばかりでは
なく、成形中乃至は成形後における金属素材の発錆等が
有効に防止され、更に成形後の轍に塗膜密着性向上の後
処理を行い、或いは個々の罐の内部にスプレー塗装を行
う煩しさが解消される等極めて多くの利点がある。
本発明を次の例で説明する〇 実施例1゜ 軟鋼板(板厚:0.”y2rran、テンパー:r−i
)の両面に電解クロム酸処理を行い、各々上層に14q
/−のクロム水利酸化物(金属クロムとして)、下層に
1027!/n?の金属クロムを形成した鋼板を赤外線
ヒーターにて1分間で600C(板温)まで加熱し、二
軸延伸したポリエチレンテレフタレートフィルム(束し
■製、ルミラー(タイプS)、50μm)を該加熱板の
両面に被覆後直ちに急冷し被覆金属板を得た。該被覆金
属板を下記の成形条件で成形を行い、絞りしごき罐を得
た。この絞りし7ごき罐の特性は表−1に示す通りであ
り、良好であった。
(成形条件) 1、 延伸温度(絞りしごき直前の樹脂温度):2、ブ
ランク径:124m 90C 6、絞り条件:lzf絞り比 1.752rLd絞り比
 1.65 4、シごきポンチ径:52.<55隅 5、総しごき率;48チ 実施例2゜ 延伸温度が65Cである他は、実施例1と同様の被覆金
属板、成形条件により絞りしごき罐を得た。この絞りし
ごき罐の特性は表−1に示す通りであり良好であった。
実施例6゜ 延伸温度が500である他は、実施例1と同様の被覆金
属板、成形条件により絞りしごき鑓を得た。この絞りし
ごき罐の特性は表−1に示す通りであり良好であった。
比較例1゜ 延伸温度が35rである他は実施例1と同様の被覆金属
板、成形条件により絞りしごき罐を得た。
この絞りしごき罐の特性は表−1に示す通りであり、保
存試験後、部分的なフィルム剥離、発錆が認められ、ま
た、フレーバーも顕著に劣っていた。
比較例2゜ 延伸温度が110Cである他は実施例1と同様°の被覆
金属板、成形条件により絞りしごき罐を得ようと(7た
が表−1に示すように絞り工程で破断し、絞りしごき罐
は得られなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図を本発明に用いる被覆金属素材の構成断面図、 第2−A図、第2−8図、第2−C図及び第2−D図は
、第1図の被覆金属素材を用いて絞りしごき罐を製造す
る工程を示す断面図である。 引照数字はそれぞれ、1は被覆金属素材、2は金属素材
、6は樹脂層、4は接着剤層、5は絞りダイス、6は絞
りポンチ、7はカップ状成形物、8は再絞りダイス、9
は再絞りポンチ、10はカップ状成形物、11はしごき
ポンチ、12はしごきダイス、16はカップ状成形物の
側壁部を示す。 特許出願人 岸 本 昭 第2−A図 1−1 第2−B図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 金属素材の少なくとも容器内面となるべき面に
    配向性熱可塑性樹脂フィルムが密着された素材を、前記
    樹脂の適性延伸温度において、ポンチとダイスとの間で
    絞りしごき加工に付し、該フィルム層に分子配向を付与
    することを特徴とする絞りしごき罐の製造方法。
JP59024400A 1984-02-14 1984-02-14 絞りしごき罐の製造方法 Granted JPS60170532A (ja)

Priority Applications (1)

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JP59024400A JPS60170532A (ja) 1984-02-14 1984-02-14 絞りしごき罐の製造方法

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JPS60170532A true JPS60170532A (ja) 1985-09-04
JPH0155055B2 JPH0155055B2 (ja) 1989-11-22

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