JPS60166355A - 被覆用組成物 - Google Patents
被覆用組成物Info
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- JPS60166355A JPS60166355A JP59020893A JP2089384A JPS60166355A JP S60166355 A JPS60166355 A JP S60166355A JP 59020893 A JP59020893 A JP 59020893A JP 2089384 A JP2089384 A JP 2089384A JP S60166355 A JPS60166355 A JP S60166355A
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- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D183/00—Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D183/04—Polysiloxanes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(発明の技術分野1
本発明は、被覆用組成物に関し、更に詳しくは、耐摩耗
性、密着性、耐熱性、#紫外線性などが優れた皮膜を形
成することができる被覆用組成物に関する。 C発明の技術的背景およびその問題点J近年、透明プラ
スチック材料は、破砕しにくくしかも軽量であることか
ら、ガラスパネルに代って広く使用されるようになった
。例えば、現在、合成有機重合体から製造された透明ガ
ラスが、汽車、バス等の輸送機関、光学機器および建築
材料において汎用されている。 しかしながら、透明プラスチックは上記利点を有する反
面、表面に引かき傷や表面損傷を受けやすく、そのため
透明性が低下して外観を損ないやすい、また、透明プラ
スチックは日光等の紫外線に長くさらされると変色しや
すいという欠点がある。 そこで、透明プラスチックの耐摩耗性を改良するために
種々の試みがなされていた0例えば、特開昭51−27
38号公報、#開開54−87738号公報および特開
昭55−94871号公報等には、コロイダルシリカの
水分散液と、加水分解性オルガノシラン化合物等をアル
コールまたは水等の加水分解溶媒中に溶解または分散さ
せた耐摩耗性が良好な被覆用組成物が開示されている。 一般に、このような被覆用組成物に紫外線吸収剤を入れ
たものでプラスチックを被覆し、日光暴露によるプラス
チックの紫外線劣化を防ぐ試みがなされている。 しかしながら、多くの紫外線吸収剤は、加熱硬化工程中
に、例えば、揮発化することによって、組成物中から除
去されてしまうという問題があった。更には、プラスチ
ックに対する密着性を悪くしてしまうという欠点もあっ
た。 この欠点を解消するため、アルコキシシリルまたはアル
カノイルシリルのアルキルカルバミル付加物からなる紫
外線吸収剤が特開昭57−21478号公報に例示され
ているが、この方法は工程が複雑であるばかりでなく、
経済性においても非常に不利である。更に、特開昭58
−10591号公報および特開昭58−8788号公報
では、塩化テトラメチルアンモニウムの存在下で、例え
ば2.4−ジヒドロキシベンゾフェノン等の芳香族系紫
外線吸収剤の水酸基とエポキシ基含有シラン化合物のエ
ポキシ基を反応させて紫外線吸収剤を得ているが、この
生成物を添加して加熱硬化させた皮膜は耐熱性および耐
水性が劣るという欠点がある。 f発明の目的】 本発明は、基体上に、耐紫外線性、耐摩耗性。 耐熱性などの緒特性に優れた皮膜を形成することができ
る被覆用組成物の提供を目的とする。
性、密着性、耐熱性、#紫外線性などが優れた皮膜を形
成することができる被覆用組成物に関する。 C発明の技術的背景およびその問題点J近年、透明プラ
スチック材料は、破砕しにくくしかも軽量であることか
ら、ガラスパネルに代って広く使用されるようになった
。例えば、現在、合成有機重合体から製造された透明ガ
ラスが、汽車、バス等の輸送機関、光学機器および建築
材料において汎用されている。 しかしながら、透明プラスチックは上記利点を有する反
面、表面に引かき傷や表面損傷を受けやすく、そのため
透明性が低下して外観を損ないやすい、また、透明プラ
スチックは日光等の紫外線に長くさらされると変色しや
すいという欠点がある。 そこで、透明プラスチックの耐摩耗性を改良するために
種々の試みがなされていた0例えば、特開昭51−27
38号公報、#開開54−87738号公報および特開
昭55−94871号公報等には、コロイダルシリカの
水分散液と、加水分解性オルガノシラン化合物等をアル
コールまたは水等の加水分解溶媒中に溶解または分散さ
せた耐摩耗性が良好な被覆用組成物が開示されている。 一般に、このような被覆用組成物に紫外線吸収剤を入れ
たものでプラスチックを被覆し、日光暴露によるプラス
チックの紫外線劣化を防ぐ試みがなされている。 しかしながら、多くの紫外線吸収剤は、加熱硬化工程中
に、例えば、揮発化することによって、組成物中から除
去されてしまうという問題があった。更には、プラスチ
ックに対する密着性を悪くしてしまうという欠点もあっ
た。 この欠点を解消するため、アルコキシシリルまたはアル
カノイルシリルのアルキルカルバミル付加物からなる紫
外線吸収剤が特開昭57−21478号公報に例示され
ているが、この方法は工程が複雑であるばかりでなく、
経済性においても非常に不利である。更に、特開昭58
−10591号公報および特開昭58−8788号公報
では、塩化テトラメチルアンモニウムの存在下で、例え
ば2.4−ジヒドロキシベンゾフェノン等の芳香族系紫
外線吸収剤の水酸基とエポキシ基含有シラン化合物のエ
ポキシ基を反応させて紫外線吸収剤を得ているが、この
生成物を添加して加熱硬化させた皮膜は耐熱性および耐
水性が劣るという欠点がある。 f発明の目的】 本発明は、基体上に、耐紫外線性、耐摩耗性。 耐熱性などの緒特性に優れた皮膜を形成することができ
る被覆用組成物の提供を目的とする。
本発明の被覆用組成物は、
(1) (A)次式: R’ 5i(OH)s (式中
、R1は炭素数 1〜3のアルキル基およびアリール基
からなる群より選ばれる一価の基を表す)で示されるオ
ルガノシラントリオールおよび/またはその部分締金物
:10〜80重量%(B)コロイダルシリカ: 9G
−10ft量%からなる皮膜形成成分100重量部、お
よび、(2) (C)次式: (式中、Qは:c = oまたは次式:1 を表し、Xはそれぞれ同一でも異なっていてもよく、水
素原子または水酸基を表し、そのうちの少くとも一個は
水酸基でアリ、R2は炭素数 1−18のアルキル基を
表す) で示される化合物と (D)エポキシ基含有トリアルコキシシランとの共重合
体: 5〜40重量部 かもなることを特徴とする。 即ち、本発明は、従来の芳香族系紫外線吸収剤(C)の
水酸基と、エポキシ基含有トリアルコキシシラン(D)
のエポキシ基とを反応させ、次いで、エポキシ基が開環
して生成した水酸基とエポキシ基含有トリアルコキシシ
ランのアルコキシ基とを反応させることにより得られる
共重合体を新規な紫外線吸収剤として被覆用組成物中に
添加したことを特徴とする。既に、水酸基を有する従来
の紫外線吸収剤(C)とエポキシ基を有するシラン化合
物(D)とを反応せしめることにより得られる紫外線吸
収剤が特開昭58−10591号公報で開示されている
が、この紫外線吸収剤は、反応の触媒としてアルキル四
級アンモニウム塩を使用することにより得られる、紫外
線吸収剤とエポキシ基含有シラン化合物との縮合物(重
合体ではない)であるのに対し、本発明は、触媒として
アルミニウムキレート化合物を使用することにより得ら
れる、従来の紫外線吸収剤とエポキシ基含有シラン化合
物との共重合体である、という点で本発明と特開昭58
=10591号との被覆用組成物とは相違する。なお、
(A)成分とCB)成分からなる組成物自体は、耐摩耗
性に優れた被覆剤として公知である。 以下、本発明の詳細な説明する。 (A)の式、 R’ 5i(OHhで示されるオルガノ
シラントリオールおよび/またはその部分縮合物におい
て、R1は炭素数1〜3のアルキル基およびアリール基
からなる群より選ばれる一価の基を表し、炭素数 1〜
3のアルキル基の具体例としては、メチル、エチル、プ
ロピルが例示され、アリール基の具体例としては、フェ
ニルが例示される。(A)成分の配合量は、(A)およ
び(B)からなる皮膜形成成分全体に対して10〜90
重量%である。10重量%未満の場合には、クラックが
生じ、連続皮膜を形成し難く、また80重量%を超える
と適切な皮膜の硬度が得られない。一般的に、コロイダ
ルシリカはNa20で安定化させているが、被覆用組成
物を調整し易くし、更にその安定性を保持する上で、N
a20の含有量はコロイダルシリカの固形分に対して0
.35重量%以下の方が好ましい。 オルガノシラントリオールの部分縮合物は、例えば、次
式: R’ 5i(OR3)3 (式中、R1は前記と
同義であり、R3は炭素数 1〜4のアルキル基を表す
)で示されるオルガノトリアルコキシシランを、触媒の
存在下、コロイダルシリカの水性分散液中で加水分解す
ることにより得られる。 ここで使用することができる加水分解触媒としては、無
水酢酸、氷酢酸、プロピオン酸、クエン酸、安息香酸、
ギ酸、シュウ酸等の有機酸;アルミニウムアセチルアセ
トネート、アルミニウムジ−n−ブトキシモノエチルア
セトアセテート等のアルミニウムキレート化合物が例示
される。これらの中では、無水酢酸および氷酢酸が好ま
しい。 (B)のコロイダルシリカは、通常、水性分散液中に分
散された形で使用されるが、かかる分散液としては、ス
ノーテックス(Snowtex :口座化学社製、商品
名)、ルドックス(Ludox :デュポン社製、商品
名)などが例示される。このコロイダルシリカは、酸性
または塩基性のいずれであってもよい、コロイダルシリ
カの配合量は、(A)および(B)からなる皮膜形成成
分全体に対して90〜lO重量%である。 本発明で用いられる紫外線吸収剤(2)は、芳香族系化
合物(C)とエポキシ基含有トリアルコキシシラン(D
)との共重合体である。このうち、(C)成分は、単独
でも紫外線吸収剤として使用することができる化合物で
ある。このような (C)成分としては、 などが例示されるが、入手の容易さという点から、2.
4−ジヒドロキシベンゾフェノンが好ましい、一方、
(D)成分は、これを繰り返し単位とする共重合体(2
)を本発明の被覆用組成物に十分溶解せしめて、該組成
物中のオルガノシラントリオールの部分縮合物(A)(
ポリシロキサン)との共反応を十分に行わしめる上で、
アルコキシ基が3個存在していることが必要である。エ
ポキシ基含有トリアルコキシシランの具体例としては、
γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロビルトリエトキシシラン、γ−クリシト
キシプロビルトリプロポキシシラン、β−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル)エチルトリットキシシラン、β
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエト
キシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
エチルトリプロポキシシランなどがあげられるが、入手
の容易さという点から、エポキシ基含有トリットキシシ
ランが好ましい。 (C)成分およ◆び (D)成分を繰り返し単位とする
紫外線吸収剤は、例えば1次式: %式% (式中、R4は炭素数 1〜4のアルキル基、Lは次式
: を表し、R5は炭素数 1〜2のアルキル基、R6は炭
素数1〜2のアルキル基またはアルコキシ基を表し、n
は0.1または2を表す) で示されるアルミニウムキレート触媒の存在下、通常、
120〜170’Cの温度範囲内で4〜10時間加熱
することにより得られる。該反応は、無溶媒で行っても
、 (C)成分および(D)成分の双方を溶解し得る溶
媒中で行ってもよいが、反応の制御のしやすさから、溶
媒を用いたほうが好ましい。かがる溶媒としては、トル
エン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチルなどが例示さ
れる。なお、反応によって生成するアルコールを系外に
留去しながら反応を継続することが好ましい。また、ア
ルミニウムキレート触媒としては、アルミニウムトリス
アセチルアセトネート、アルミニウムエチルアセトアセ
テートビスアセチルアセトネート、アルミニウムビスエ
チルアセi・アセテートアセチルアセトネート、アルミ
ニウムジイソプロポキシモノアセチルアセトネ−1・、
アルミニウムジ−n−ブトキシモノエチルアセテートな
どが例示されるが、取り扱いおよび反応が容易であるこ
とから、アルミニウムトリスアセチルアセトネートが好
ましい。 上記反応において、 (D)成分の配合量は、格別限定
されないが、 (C)成分 1モルに対して好ましくは
1〜3モル、更に好ましくは1.2〜2.5モルである
。 (C)成分 1モルに対して (D)成分が 1モ
ル未満であると、本発明方法により得られる化合物が高
分子化されて高粘度になり、取り扱いが困難になりやす
い。また被覆用組成物に添加しようとする場合に溶解性
が低下するため好ましくない。一方、 (D)成分が3
モルを超えると、前記反応により得られる紫外線吸収剤
を(A)および(B)からなる皮膜形成成分に添加した
場合に、紫外線吸収に関与する (C)成分の絶対量が
不足するため、該吸収剤の配合量を多くする必要があり
、そのため、かかる被覆用組成物本来のl」的である耐
斥耗性の低下をきたしやすくなる。また、アルミニウム
キレート触媒の配合量は、格別限定されないが、 (C
)成分と (D)成分の合#t too重量部に対して
好ましくは0.005〜lO重量部、更に好ましくは0
.01〜5重量部である。触媒の使用量が0.005重
量部未満の場合は、反応に長時間を必要とし、また10
重量部を超えると、本発明により得られる共重合体を被
覆用組成物に配合した場合に該組成物の安定性を低下さ
せるため好ましくない。なお、紫外線吸収剤(2)は、
二種具りの(C)または(D)成分を繰り返し単位とし
てもよい。 以上の反応からは、分子量が約103〜105の共重合
体が得られ、かかる共重合体は本発明の被覆用組成物に
おいて紫外線吸収剤として配合される。紫外線吸収剤の
配合量は、(A)および(B)からなる皮膜形成成分1
00重量部に対して、5〜40重量部、好ましくは15
〜30重量部である。配合量が5重量部未満では、紫外
線吸収効果が十分でなく、40重量部を超えると耐摩耗
性が低下するため好ましくない。 なお、本発明の被覆用組成物には、必要に応じて、レベ
リング剤、増粘剤、顔料、染料、抗酸化剤、変性剤など
を加えてもよい。 本発明の被覆用組成物は、例えば、次のような方法で調
整することができる。まず、適当な加水分解触媒を含む
オルガノトリアルコキシシランの溶液に、コロイダルシ
リカの水性分散液を添加する。このときの温度は20〜
25℃の範囲内に保つ。 加水分解終了後、溶液中の固形分の含有量を調整するた
めに、親水性の有機溶媒で6釈する。このような有機溶
媒としては、メタノール、エタノール、プロパツール、
インプロパツール、n−ブチルアルコール、イソブチル
アルコール、ジアセトンアルコール等のアルコール類、
エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルアセテート等のエチレングリコール誘
導体などが例示される。有機溶媒はディップコート、ス
プレーコート、フローコートなどの塗装法に応じて任意
に選択される。この際、固形分の含有量を15〜25重
量%に調整することが好ましい。なお、加水分解終了後
、コロイダルシリカの水性分散液に由来する過剰の水を
反応混合物中から除去するため、かかる溶液中に低級脂
肪族アルコールを添加して、縮合反応を制御しながら共
沸留去し、前記と同様の組成物を調整してもよい。この
方法によれば、前述の有機溶媒で固形分の上限を40重
量%にまでできる。最後に、所定量の紫外線吸収剤を」
二記組成物に添加することにより、本発明の被覆用組成
物が得られる6 かかる組成物は、基体」二に、流し塗り、スプレー塗装
、浸漬塗装などの方法で、 0.5〜20k、好ましく
は2〜logの厚さで塗布される。 本発明の組成物を被覆するための基体材料としては、透
明または不透明なプラスチック材料や金属があげられる
。プラスチック基体としては1例えば、アクリル樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、
アクリルニトリル−ブタジェン共重合体樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂
などがあげられるが、本発明の組成物は特にポリカーポ
ネーI・樹脂の被覆剤として有用である。また、金属基
体としては、例えば、アルミニウムの如き、光沢がある
か、または非光沢の金属や、スパッタされたクロム合金
があげられる。更に、本発明の組成物は、木材、レザー
、ガラス、セラミックなどの基体面にも被覆することが
でき、また、有機樹脂をビヒクルとして配合した塗料(
例えば、ウレタン塗料、アクリル塗料、エポキシ塗料、
メラミンアルギド塗料、アルキド塗料、ポリエステル塗
料)にも有用である。なお、基体との密着性が悪くなる
場合には、予め基体表面にプライマー処理を施すことに
より、はとんど全ての固体材料の表面に被覆することが
できる。 以上のようにして基体上に塗布された本発明の組成物は
、硬化触媒を加えない場合でも 120°C程度の温度
に加熱すると硬化して連続皮膜を形成するが、より温和
な条件で硬化させるためには、シラノール縮合触媒を添
加することが好ましい。このような触媒としては、カル
ボン酸のアルカリ金属塩(例えば、酢酸ナトリウム、ギ
酸カリウム)、アミンカルボキシレート(例えば、ジメ
チルアミンアセテート、エタノールアミンアセテート、
ジメチルアニリンホルメート)、第四アンモニウムカル
ホキシレー]・(例えば、酢酸テトラメチルアンモニウ
ム)、カルボン酸の金属塩(例えば、オクテン酸スズ)
、アミン類(例えば、トリエタノールアミン、ピリジン
)、アルカリ性水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム、
水酸化アンモニウム)があげられる。また、アミン系シ
ランカップリング剤(例えば、γ−アミノプロピルトリ
エトキシシラン、γ−エチレンジアミンプロピルトリメ
トキシシラン)を使用することができ、更に本発明にお
いて触媒として使用するアルミニウムキレート化合物も
皮膜の硬化触媒として有効である。 これらの触媒の配合量は、硬化条件に応じて広範囲で変
更することができるが、組成物の皮膜形酸成分全体に対
し、通常、0.05〜0.5重量部、好ましくは、0.
1重量部程度である。 触媒を上記範囲内で使用した場合は、組成物を基体上で
約75〜120℃の温度に加熱することにより、透明で
耐摩耗性に優れた皮膜を形成することができる。 【発明の効果J 本発明にかかる紫外線吸収剤を配合してなる被覆用組成
物によれば、密着性、耐熱衝撃性、耐温水性、耐沸騰水
性、耐熱性、耐湿性、耐摩耗性および耐候性などに優れ
た皮膜を得ることができる。更に詳しくは、該組成物を
透明プラスチック基体に塗布して得られる皮膜に紫外線
を暴露した場合であっても、変色を起こしにくい、また
、ポリメタクリレート基体に対しては、下塗りをしなく
とも密着性に優れた皮膜が得られ、更に耐熱性の良いポ
リカーボネート基体に対しては、より耐熱性の優れた皮
膜が得られる。更に1本発明で用いる紫外線吸収剤は重
合体であって、しかも、被覆用組成物中のオルガノシラ
ントリオールの部分縮合物(ポリシロキサン)との共反
応に適しているので、加熱硬化により皮膜を形成する工
程において揮発する傾向は大幅に減少する。 [発明の実施例] 実施例および比較例中、部はすべて重量部を示し、%は
重量%を示す。 調製例1 (1) 2.4−ジヒドロキシベンゾフェノン250部
、γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン375
部、トルエン175部およびアルミニウムトリスアセチ
ルアセトネート0.625部を混合し、撹拌しながら約
1時間で120℃まで昇温させた0反応により生成した
メタノールを系外に除去しながら、約10時間反応を継
続した9反応源度は 140℃にまで達した0次いで、
20〜100 ms+Hgの減圧下、140℃でトルエ
ンを留去して、黄褐色透明で粘稠な反応生成物(S−1
)を得た。 GPC(東洋曹達工業輛製、型式HI、C802UR)
でポリスチレンの検量線を描いて分子量をめたところ、
重量平均分子量2000の共重合体であることを確認し
た。 (2) 2.2′、 4.4′−テトラヒドロキシベン
ゾフェノン246部、β−(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン815部、)シェフ
250部およびアルミニウムエチルビスアセトアセトネ
ート 5部を混合し、実施例1と同様にして、黄褐色透
明で重量平均分子量が3000の反応生成物(S −2
)を得た。 (3) 4.4”−ジヒドロキシベンゾフェノン214
部、γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン47
2部およびアルミニウムトリスアセチルアセトネート1
部を混合し、約1時間で130℃まで昇温させた0反応
源度を 130℃に保持し、メタノールを除去しながら
約8時間反応を続けて、反応生成物(S −3)を得た
。この生成物は、黄褐色透明、粘稠で1重量平均分子量
が1500であった。 (4) 2.4−ジヒドロキシベンゾフェノン250部
の代りに、次式: で示される化合物300部を用いたこと以外は、実施例
1と同様にして、黄褐色透明で重量平均分子量が220
0の反応生成物(S −4)を得た。 (5) 2.4−ジヒドロキシベンゾフェノンを比較用
の紫外線吸収剤(R−1)とした。 (8) 2.2’ 、 4.4′−テトラヒドロキシベ
ンゾフェノン248部、β−(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)エチルトリメトキシシラン412部および塩
化テトラメチルアンモニウム5部を混合し、撹拌しなが
ら80℃まで昇温させた0反応源度を80℃に保持し、
約8時間反応を続けて、次式で示される反応生成物(R
−2)を得た。 調製例2 (1)ルドックス(固形分濃度30%、p)1 B、2
、平均粒径 12m gのコロイダルシリカ、米国デュ
ポン社製、商品名)220部を、無水酢酸1部およびメ
チルトリメトキシシラン270部からなる溶液に添加し
、25〜30°Cの温度で撹拌しながら24時間反応さ
せて、固形分含有量が41%の反応溶液を得た。 これに、インブタノールを加えて固形分含有量が20%
になるように調整した後濾過し、被覆用組成物(B−1
)を得た。 (2)スノーテックス(固形分濃度20%、PH8,5
、平均粒径15腸ルのコロイダルシリカ、口座化学社製
、商品名)400部を、無水酢酸1.5部およびメチル
トリエトキシシラン300部からなる溶液に添加し、2
5〜30℃の温度で撹拌しながら18時間反応させて、
皮膜形成成分の濃度が27.5%の反応溶液を得た0次
いで、共沸用アルコールとしてイソブタノール500部
を添加し、20〜50℃の温度で、20〜150■mH
Hの減圧下、水−アルコールの共沸系中、過剰の水を留
去して、固形分含有量が50%の反応溶液を得た。こ′
の溶液に、25%のインプロピルアルコール、 50%
のイソブチルアルコールおよヒ25%の酢酸エチレング
リコールモノエチルエーテルからなる混合溶媒を加えて
、固形分含有量が20%になるように調整した後濾過し
、被覆用組成物(B−2)を得た。 実施例1 調製例1で得た紫外線吸収剤S−1−5−4、R−1お
よびR−2を調製例2で得た組成物B−18よびB−2
に、それぞれ100部に対して、第1表に示す量(部)
添加し、試料 1〜15を得た。 ただし、試料11は紫外線吸収剤を添加していない系で
あり、試料12〜14は、2,4−ジヒドロキシベンゾ
フェノンを添加した系であり、試料15は2.2′。 4.4′−テトラヒドロキシベンゾフェノンとβ−(3
,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシ
ランのl:2反応生成物(本発明でいう重合体ではない
)を添加した比較用試料である。 第1表 試料 1〜15を、それぞれ、ポリカーボネート板(商
品名ニレキサンシート9030、ゼネラルエレクトリッ
ク社製)の表面にプライマー(商品名:PH91、東芝
シリコーン社製)を塗布したものの上に流し塗り法で塗
布し、120℃で1時間加熱して硬化皮膜を得た。更に
、ポリメチルメタクリレート板(商品名:7クリペツ)
Vl(、三菱レイヨン社製)に、上記と同一の被覆用組
成物をスプレーコート法で直接塗布し、80℃で3時間
加熱して硬化皮膜を得た。 これらの硬化皮膜の特性について、それぞれ、密着性、
耐熱衝撃性、耐温水性、耐沸騰水性、耐熱性、耐湿性、
耐摩耗性および耐候性を、次のような条件で測定した。 密着性:硬化皮膜上に 11幅のクロスカッ)100目
を作成し、クロスカット面上に七ロノ\ン粘着テープを
貼り付け、これを皮膜に対して直角方向に強く引っばり
、皮膜の剥離状態を観察した。 耐熱衝撃性:田葉井製作所製熱衝撃性試験機で、−30
℃、3時間←120°C,3時間を1サイクルとして、
試験片をそれぞれの温度雰囲気に曝し、これを5サイク
ル繰り返して皮膜の外観および密着性を観察した。 耐温水性二65℃の温水中に200時間試験片を浸漬し
た後、皮膜の外観および密着性を観察した。 耐沸騰水性:沸騰水中に1時間試験片を浸漬した後、密
着性を観察した。 耐熱性=120℃の雰囲気中に200時間投入し、皮膜
に亀裂を生ずるか否かを観察した。 耐温性:温度60℃、湿度88%の雰囲気中に200時
間投入した後、皮膜の状態および密着性を観察した。 耐摩耗性:東洋精機社製チーへ−摩耗試験機を用い、摩
耗輪C5−10、荷重500g、 500サイクルの条
件で試験片の表面に傷を利け、その度合を、スガ試験機
社製直読ヘーズコンピューターで解析したヘーズ値(Δ
H1%)で表した。 耐候性:サンシャインウェザ−メーター耐候促進試験機
を用いて2000時間暴露した後、外観および密着性を
観察した。 第2表にポリカーボネート試験片、第3表にポリメチル
メタクリレート試験片を用いた場合の評価結果を示した
。 実施例2 メチルトリエトキシシラン300部の代りにメチルトリ
エトキシシラン285部およびフェニルトリメトキシシ
ラン15部を用いたこと以外は、調整例2(2)と同様
にして組成物(B−3)を得た。 B−3100部に対して、調整例1で得た紫外線吸収剤
S−1−5−4をそれぞれ3.0部を加え、試料16〜
19を得た。 試#41e〜19を実施例1と同様にしてポリメチルメ
タクリレート板にスプレーコートした後、硬化させ、同
様の評価を行った。その結果を第4表に示した。
、R1は炭素数 1〜3のアルキル基およびアリール基
からなる群より選ばれる一価の基を表す)で示されるオ
ルガノシラントリオールおよび/またはその部分締金物
:10〜80重量%(B)コロイダルシリカ: 9G
−10ft量%からなる皮膜形成成分100重量部、お
よび、(2) (C)次式: (式中、Qは:c = oまたは次式:1 を表し、Xはそれぞれ同一でも異なっていてもよく、水
素原子または水酸基を表し、そのうちの少くとも一個は
水酸基でアリ、R2は炭素数 1−18のアルキル基を
表す) で示される化合物と (D)エポキシ基含有トリアルコキシシランとの共重合
体: 5〜40重量部 かもなることを特徴とする。 即ち、本発明は、従来の芳香族系紫外線吸収剤(C)の
水酸基と、エポキシ基含有トリアルコキシシラン(D)
のエポキシ基とを反応させ、次いで、エポキシ基が開環
して生成した水酸基とエポキシ基含有トリアルコキシシ
ランのアルコキシ基とを反応させることにより得られる
共重合体を新規な紫外線吸収剤として被覆用組成物中に
添加したことを特徴とする。既に、水酸基を有する従来
の紫外線吸収剤(C)とエポキシ基を有するシラン化合
物(D)とを反応せしめることにより得られる紫外線吸
収剤が特開昭58−10591号公報で開示されている
が、この紫外線吸収剤は、反応の触媒としてアルキル四
級アンモニウム塩を使用することにより得られる、紫外
線吸収剤とエポキシ基含有シラン化合物との縮合物(重
合体ではない)であるのに対し、本発明は、触媒として
アルミニウムキレート化合物を使用することにより得ら
れる、従来の紫外線吸収剤とエポキシ基含有シラン化合
物との共重合体である、という点で本発明と特開昭58
=10591号との被覆用組成物とは相違する。なお、
(A)成分とCB)成分からなる組成物自体は、耐摩耗
性に優れた被覆剤として公知である。 以下、本発明の詳細な説明する。 (A)の式、 R’ 5i(OHhで示されるオルガノ
シラントリオールおよび/またはその部分縮合物におい
て、R1は炭素数1〜3のアルキル基およびアリール基
からなる群より選ばれる一価の基を表し、炭素数 1〜
3のアルキル基の具体例としては、メチル、エチル、プ
ロピルが例示され、アリール基の具体例としては、フェ
ニルが例示される。(A)成分の配合量は、(A)およ
び(B)からなる皮膜形成成分全体に対して10〜90
重量%である。10重量%未満の場合には、クラックが
生じ、連続皮膜を形成し難く、また80重量%を超える
と適切な皮膜の硬度が得られない。一般的に、コロイダ
ルシリカはNa20で安定化させているが、被覆用組成
物を調整し易くし、更にその安定性を保持する上で、N
a20の含有量はコロイダルシリカの固形分に対して0
.35重量%以下の方が好ましい。 オルガノシラントリオールの部分縮合物は、例えば、次
式: R’ 5i(OR3)3 (式中、R1は前記と
同義であり、R3は炭素数 1〜4のアルキル基を表す
)で示されるオルガノトリアルコキシシランを、触媒の
存在下、コロイダルシリカの水性分散液中で加水分解す
ることにより得られる。 ここで使用することができる加水分解触媒としては、無
水酢酸、氷酢酸、プロピオン酸、クエン酸、安息香酸、
ギ酸、シュウ酸等の有機酸;アルミニウムアセチルアセ
トネート、アルミニウムジ−n−ブトキシモノエチルア
セトアセテート等のアルミニウムキレート化合物が例示
される。これらの中では、無水酢酸および氷酢酸が好ま
しい。 (B)のコロイダルシリカは、通常、水性分散液中に分
散された形で使用されるが、かかる分散液としては、ス
ノーテックス(Snowtex :口座化学社製、商品
名)、ルドックス(Ludox :デュポン社製、商品
名)などが例示される。このコロイダルシリカは、酸性
または塩基性のいずれであってもよい、コロイダルシリ
カの配合量は、(A)および(B)からなる皮膜形成成
分全体に対して90〜lO重量%である。 本発明で用いられる紫外線吸収剤(2)は、芳香族系化
合物(C)とエポキシ基含有トリアルコキシシラン(D
)との共重合体である。このうち、(C)成分は、単独
でも紫外線吸収剤として使用することができる化合物で
ある。このような (C)成分としては、 などが例示されるが、入手の容易さという点から、2.
4−ジヒドロキシベンゾフェノンが好ましい、一方、
(D)成分は、これを繰り返し単位とする共重合体(2
)を本発明の被覆用組成物に十分溶解せしめて、該組成
物中のオルガノシラントリオールの部分縮合物(A)(
ポリシロキサン)との共反応を十分に行わしめる上で、
アルコキシ基が3個存在していることが必要である。エ
ポキシ基含有トリアルコキシシランの具体例としては、
γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロビルトリエトキシシラン、γ−クリシト
キシプロビルトリプロポキシシラン、β−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル)エチルトリットキシシラン、β
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエト
キシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
エチルトリプロポキシシランなどがあげられるが、入手
の容易さという点から、エポキシ基含有トリットキシシ
ランが好ましい。 (C)成分およ◆び (D)成分を繰り返し単位とする
紫外線吸収剤は、例えば1次式: %式% (式中、R4は炭素数 1〜4のアルキル基、Lは次式
: を表し、R5は炭素数 1〜2のアルキル基、R6は炭
素数1〜2のアルキル基またはアルコキシ基を表し、n
は0.1または2を表す) で示されるアルミニウムキレート触媒の存在下、通常、
120〜170’Cの温度範囲内で4〜10時間加熱
することにより得られる。該反応は、無溶媒で行っても
、 (C)成分および(D)成分の双方を溶解し得る溶
媒中で行ってもよいが、反応の制御のしやすさから、溶
媒を用いたほうが好ましい。かがる溶媒としては、トル
エン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチルなどが例示さ
れる。なお、反応によって生成するアルコールを系外に
留去しながら反応を継続することが好ましい。また、ア
ルミニウムキレート触媒としては、アルミニウムトリス
アセチルアセトネート、アルミニウムエチルアセトアセ
テートビスアセチルアセトネート、アルミニウムビスエ
チルアセi・アセテートアセチルアセトネート、アルミ
ニウムジイソプロポキシモノアセチルアセトネ−1・、
アルミニウムジ−n−ブトキシモノエチルアセテートな
どが例示されるが、取り扱いおよび反応が容易であるこ
とから、アルミニウムトリスアセチルアセトネートが好
ましい。 上記反応において、 (D)成分の配合量は、格別限定
されないが、 (C)成分 1モルに対して好ましくは
1〜3モル、更に好ましくは1.2〜2.5モルである
。 (C)成分 1モルに対して (D)成分が 1モ
ル未満であると、本発明方法により得られる化合物が高
分子化されて高粘度になり、取り扱いが困難になりやす
い。また被覆用組成物に添加しようとする場合に溶解性
が低下するため好ましくない。一方、 (D)成分が3
モルを超えると、前記反応により得られる紫外線吸収剤
を(A)および(B)からなる皮膜形成成分に添加した
場合に、紫外線吸収に関与する (C)成分の絶対量が
不足するため、該吸収剤の配合量を多くする必要があり
、そのため、かかる被覆用組成物本来のl」的である耐
斥耗性の低下をきたしやすくなる。また、アルミニウム
キレート触媒の配合量は、格別限定されないが、 (C
)成分と (D)成分の合#t too重量部に対して
好ましくは0.005〜lO重量部、更に好ましくは0
.01〜5重量部である。触媒の使用量が0.005重
量部未満の場合は、反応に長時間を必要とし、また10
重量部を超えると、本発明により得られる共重合体を被
覆用組成物に配合した場合に該組成物の安定性を低下さ
せるため好ましくない。なお、紫外線吸収剤(2)は、
二種具りの(C)または(D)成分を繰り返し単位とし
てもよい。 以上の反応からは、分子量が約103〜105の共重合
体が得られ、かかる共重合体は本発明の被覆用組成物に
おいて紫外線吸収剤として配合される。紫外線吸収剤の
配合量は、(A)および(B)からなる皮膜形成成分1
00重量部に対して、5〜40重量部、好ましくは15
〜30重量部である。配合量が5重量部未満では、紫外
線吸収効果が十分でなく、40重量部を超えると耐摩耗
性が低下するため好ましくない。 なお、本発明の被覆用組成物には、必要に応じて、レベ
リング剤、増粘剤、顔料、染料、抗酸化剤、変性剤など
を加えてもよい。 本発明の被覆用組成物は、例えば、次のような方法で調
整することができる。まず、適当な加水分解触媒を含む
オルガノトリアルコキシシランの溶液に、コロイダルシ
リカの水性分散液を添加する。このときの温度は20〜
25℃の範囲内に保つ。 加水分解終了後、溶液中の固形分の含有量を調整するた
めに、親水性の有機溶媒で6釈する。このような有機溶
媒としては、メタノール、エタノール、プロパツール、
インプロパツール、n−ブチルアルコール、イソブチル
アルコール、ジアセトンアルコール等のアルコール類、
エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルアセテート等のエチレングリコール誘
導体などが例示される。有機溶媒はディップコート、ス
プレーコート、フローコートなどの塗装法に応じて任意
に選択される。この際、固形分の含有量を15〜25重
量%に調整することが好ましい。なお、加水分解終了後
、コロイダルシリカの水性分散液に由来する過剰の水を
反応混合物中から除去するため、かかる溶液中に低級脂
肪族アルコールを添加して、縮合反応を制御しながら共
沸留去し、前記と同様の組成物を調整してもよい。この
方法によれば、前述の有機溶媒で固形分の上限を40重
量%にまでできる。最後に、所定量の紫外線吸収剤を」
二記組成物に添加することにより、本発明の被覆用組成
物が得られる6 かかる組成物は、基体」二に、流し塗り、スプレー塗装
、浸漬塗装などの方法で、 0.5〜20k、好ましく
は2〜logの厚さで塗布される。 本発明の組成物を被覆するための基体材料としては、透
明または不透明なプラスチック材料や金属があげられる
。プラスチック基体としては1例えば、アクリル樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、
アクリルニトリル−ブタジェン共重合体樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂
などがあげられるが、本発明の組成物は特にポリカーポ
ネーI・樹脂の被覆剤として有用である。また、金属基
体としては、例えば、アルミニウムの如き、光沢がある
か、または非光沢の金属や、スパッタされたクロム合金
があげられる。更に、本発明の組成物は、木材、レザー
、ガラス、セラミックなどの基体面にも被覆することが
でき、また、有機樹脂をビヒクルとして配合した塗料(
例えば、ウレタン塗料、アクリル塗料、エポキシ塗料、
メラミンアルギド塗料、アルキド塗料、ポリエステル塗
料)にも有用である。なお、基体との密着性が悪くなる
場合には、予め基体表面にプライマー処理を施すことに
より、はとんど全ての固体材料の表面に被覆することが
できる。 以上のようにして基体上に塗布された本発明の組成物は
、硬化触媒を加えない場合でも 120°C程度の温度
に加熱すると硬化して連続皮膜を形成するが、より温和
な条件で硬化させるためには、シラノール縮合触媒を添
加することが好ましい。このような触媒としては、カル
ボン酸のアルカリ金属塩(例えば、酢酸ナトリウム、ギ
酸カリウム)、アミンカルボキシレート(例えば、ジメ
チルアミンアセテート、エタノールアミンアセテート、
ジメチルアニリンホルメート)、第四アンモニウムカル
ホキシレー]・(例えば、酢酸テトラメチルアンモニウ
ム)、カルボン酸の金属塩(例えば、オクテン酸スズ)
、アミン類(例えば、トリエタノールアミン、ピリジン
)、アルカリ性水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム、
水酸化アンモニウム)があげられる。また、アミン系シ
ランカップリング剤(例えば、γ−アミノプロピルトリ
エトキシシラン、γ−エチレンジアミンプロピルトリメ
トキシシラン)を使用することができ、更に本発明にお
いて触媒として使用するアルミニウムキレート化合物も
皮膜の硬化触媒として有効である。 これらの触媒の配合量は、硬化条件に応じて広範囲で変
更することができるが、組成物の皮膜形酸成分全体に対
し、通常、0.05〜0.5重量部、好ましくは、0.
1重量部程度である。 触媒を上記範囲内で使用した場合は、組成物を基体上で
約75〜120℃の温度に加熱することにより、透明で
耐摩耗性に優れた皮膜を形成することができる。 【発明の効果J 本発明にかかる紫外線吸収剤を配合してなる被覆用組成
物によれば、密着性、耐熱衝撃性、耐温水性、耐沸騰水
性、耐熱性、耐湿性、耐摩耗性および耐候性などに優れ
た皮膜を得ることができる。更に詳しくは、該組成物を
透明プラスチック基体に塗布して得られる皮膜に紫外線
を暴露した場合であっても、変色を起こしにくい、また
、ポリメタクリレート基体に対しては、下塗りをしなく
とも密着性に優れた皮膜が得られ、更に耐熱性の良いポ
リカーボネート基体に対しては、より耐熱性の優れた皮
膜が得られる。更に1本発明で用いる紫外線吸収剤は重
合体であって、しかも、被覆用組成物中のオルガノシラ
ントリオールの部分縮合物(ポリシロキサン)との共反
応に適しているので、加熱硬化により皮膜を形成する工
程において揮発する傾向は大幅に減少する。 [発明の実施例] 実施例および比較例中、部はすべて重量部を示し、%は
重量%を示す。 調製例1 (1) 2.4−ジヒドロキシベンゾフェノン250部
、γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン375
部、トルエン175部およびアルミニウムトリスアセチ
ルアセトネート0.625部を混合し、撹拌しながら約
1時間で120℃まで昇温させた0反応により生成した
メタノールを系外に除去しながら、約10時間反応を継
続した9反応源度は 140℃にまで達した0次いで、
20〜100 ms+Hgの減圧下、140℃でトルエ
ンを留去して、黄褐色透明で粘稠な反応生成物(S−1
)を得た。 GPC(東洋曹達工業輛製、型式HI、C802UR)
でポリスチレンの検量線を描いて分子量をめたところ、
重量平均分子量2000の共重合体であることを確認し
た。 (2) 2.2′、 4.4′−テトラヒドロキシベン
ゾフェノン246部、β−(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン815部、)シェフ
250部およびアルミニウムエチルビスアセトアセトネ
ート 5部を混合し、実施例1と同様にして、黄褐色透
明で重量平均分子量が3000の反応生成物(S −2
)を得た。 (3) 4.4”−ジヒドロキシベンゾフェノン214
部、γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン47
2部およびアルミニウムトリスアセチルアセトネート1
部を混合し、約1時間で130℃まで昇温させた0反応
源度を 130℃に保持し、メタノールを除去しながら
約8時間反応を続けて、反応生成物(S −3)を得た
。この生成物は、黄褐色透明、粘稠で1重量平均分子量
が1500であった。 (4) 2.4−ジヒドロキシベンゾフェノン250部
の代りに、次式: で示される化合物300部を用いたこと以外は、実施例
1と同様にして、黄褐色透明で重量平均分子量が220
0の反応生成物(S −4)を得た。 (5) 2.4−ジヒドロキシベンゾフェノンを比較用
の紫外線吸収剤(R−1)とした。 (8) 2.2’ 、 4.4′−テトラヒドロキシベ
ンゾフェノン248部、β−(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)エチルトリメトキシシラン412部および塩
化テトラメチルアンモニウム5部を混合し、撹拌しなが
ら80℃まで昇温させた0反応源度を80℃に保持し、
約8時間反応を続けて、次式で示される反応生成物(R
−2)を得た。 調製例2 (1)ルドックス(固形分濃度30%、p)1 B、2
、平均粒径 12m gのコロイダルシリカ、米国デュ
ポン社製、商品名)220部を、無水酢酸1部およびメ
チルトリメトキシシラン270部からなる溶液に添加し
、25〜30°Cの温度で撹拌しながら24時間反応さ
せて、固形分含有量が41%の反応溶液を得た。 これに、インブタノールを加えて固形分含有量が20%
になるように調整した後濾過し、被覆用組成物(B−1
)を得た。 (2)スノーテックス(固形分濃度20%、PH8,5
、平均粒径15腸ルのコロイダルシリカ、口座化学社製
、商品名)400部を、無水酢酸1.5部およびメチル
トリエトキシシラン300部からなる溶液に添加し、2
5〜30℃の温度で撹拌しながら18時間反応させて、
皮膜形成成分の濃度が27.5%の反応溶液を得た0次
いで、共沸用アルコールとしてイソブタノール500部
を添加し、20〜50℃の温度で、20〜150■mH
Hの減圧下、水−アルコールの共沸系中、過剰の水を留
去して、固形分含有量が50%の反応溶液を得た。こ′
の溶液に、25%のインプロピルアルコール、 50%
のイソブチルアルコールおよヒ25%の酢酸エチレング
リコールモノエチルエーテルからなる混合溶媒を加えて
、固形分含有量が20%になるように調整した後濾過し
、被覆用組成物(B−2)を得た。 実施例1 調製例1で得た紫外線吸収剤S−1−5−4、R−1お
よびR−2を調製例2で得た組成物B−18よびB−2
に、それぞれ100部に対して、第1表に示す量(部)
添加し、試料 1〜15を得た。 ただし、試料11は紫外線吸収剤を添加していない系で
あり、試料12〜14は、2,4−ジヒドロキシベンゾ
フェノンを添加した系であり、試料15は2.2′。 4.4′−テトラヒドロキシベンゾフェノンとβ−(3
,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシ
ランのl:2反応生成物(本発明でいう重合体ではない
)を添加した比較用試料である。 第1表 試料 1〜15を、それぞれ、ポリカーボネート板(商
品名ニレキサンシート9030、ゼネラルエレクトリッ
ク社製)の表面にプライマー(商品名:PH91、東芝
シリコーン社製)を塗布したものの上に流し塗り法で塗
布し、120℃で1時間加熱して硬化皮膜を得た。更に
、ポリメチルメタクリレート板(商品名:7クリペツ)
Vl(、三菱レイヨン社製)に、上記と同一の被覆用組
成物をスプレーコート法で直接塗布し、80℃で3時間
加熱して硬化皮膜を得た。 これらの硬化皮膜の特性について、それぞれ、密着性、
耐熱衝撃性、耐温水性、耐沸騰水性、耐熱性、耐湿性、
耐摩耗性および耐候性を、次のような条件で測定した。 密着性:硬化皮膜上に 11幅のクロスカッ)100目
を作成し、クロスカット面上に七ロノ\ン粘着テープを
貼り付け、これを皮膜に対して直角方向に強く引っばり
、皮膜の剥離状態を観察した。 耐熱衝撃性:田葉井製作所製熱衝撃性試験機で、−30
℃、3時間←120°C,3時間を1サイクルとして、
試験片をそれぞれの温度雰囲気に曝し、これを5サイク
ル繰り返して皮膜の外観および密着性を観察した。 耐温水性二65℃の温水中に200時間試験片を浸漬し
た後、皮膜の外観および密着性を観察した。 耐沸騰水性:沸騰水中に1時間試験片を浸漬した後、密
着性を観察した。 耐熱性=120℃の雰囲気中に200時間投入し、皮膜
に亀裂を生ずるか否かを観察した。 耐温性:温度60℃、湿度88%の雰囲気中に200時
間投入した後、皮膜の状態および密着性を観察した。 耐摩耗性:東洋精機社製チーへ−摩耗試験機を用い、摩
耗輪C5−10、荷重500g、 500サイクルの条
件で試験片の表面に傷を利け、その度合を、スガ試験機
社製直読ヘーズコンピューターで解析したヘーズ値(Δ
H1%)で表した。 耐候性:サンシャインウェザ−メーター耐候促進試験機
を用いて2000時間暴露した後、外観および密着性を
観察した。 第2表にポリカーボネート試験片、第3表にポリメチル
メタクリレート試験片を用いた場合の評価結果を示した
。 実施例2 メチルトリエトキシシラン300部の代りにメチルトリ
エトキシシラン285部およびフェニルトリメトキシシ
ラン15部を用いたこと以外は、調整例2(2)と同様
にして組成物(B−3)を得た。 B−3100部に対して、調整例1で得た紫外線吸収剤
S−1−5−4をそれぞれ3.0部を加え、試料16〜
19を得た。 試#41e〜19を実施例1と同様にしてポリメチルメ
タクリレート板にスプレーコートした後、硬化させ、同
様の評価を行った。その結果を第4表に示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 (+) (A)次式: R’ 5i(OHh (
式中、R1は炭素数1〜3のアルキル基およびア リール基からなる群より選ばれる一 価の基を表す)で示されるオルガノ シラントリオールおよび/またはそ の部分縮合物:10〜80重量% (B)コロイタルシリ力:80〜10i、11%からな
る皮膜形成成分100重量部、および、(2) (C)
次式: %式% を表し、Xはそれぞれ回−でも異 なっていてもよく、水素原子または 水酸基を表し、そのうちの少くとも 一個は水酸基であり、R2は炭素数 1〜18のアルキル基を表す) で示される化合物と (D)エポキシ基含有トリアルコキシシランとの共重合
体: 5〜40重量部 からなることを特徴とする被覆用組成物。 2、 (c)成分力2.4−ジヒドロキシベンゾフエノ
ンである特許請求の範囲第1項記載の被覆用組成物。 3、 (D)成分がγ−グリシドキシプロビル)・リメ
トキシシランまたはβ−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)エチルトリメトキシシランである特許請求の範囲
第1項記載の被覆用組成物。 4、 (2)成分の添加量が15〜30重量部である特
許請求の範囲第1項記載の被覆用組成物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59020893A JPS60166355A (ja) | 1984-02-09 | 1984-02-09 | 被覆用組成物 |
US06/697,358 US4555545A (en) | 1984-02-09 | 1985-02-01 | Composition for coating |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59020893A JPS60166355A (ja) | 1984-02-09 | 1984-02-09 | 被覆用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60166355A true JPS60166355A (ja) | 1985-08-29 |
Family
ID=12039899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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