JPS60132676A - 回転する基板上に一様な厚さの膜を形成させる塗布装置 - Google Patents
回転する基板上に一様な厚さの膜を形成させる塗布装置Info
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- JPS60132676A JPS60132676A JP24069883A JP24069883A JPS60132676A JP S60132676 A JPS60132676 A JP S60132676A JP 24069883 A JP24069883 A JP 24069883A JP 24069883 A JP24069883 A JP 24069883A JP S60132676 A JPS60132676 A JP S60132676A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、回転する基板上に一様な厚さの膜を形成させ
うるようにした塗布装置に関する。
うるようにした塗布装置に関する。
(従来技術と問題点)
一様な厚さの膜が表面に形成されているような構成態様
を有する基板としては、例えば、各種の情報記録媒体円
盤の原盤、その他、所定なパターンを光学的な記録手段
によって形成させるようにした各種の基板が知られてい
る。
を有する基板としては、例えば、各種の情報記録媒体円
盤の原盤、その他、所定なパターンを光学的な記録手段
によって形成させるようにした各種の基板が知られてい
る。
そして、前記のように一様な厚さの膜が表面に形成され
ているような構成態様の基板ン作る手段としでは、基板
上に形成させるべき膜の構成物質が溶媒に溶解されてい
る状態の液体の層を表面に付着させた基板を高速回転さ
せて、基板上に一様な厚さの膜を形成させるようにした
、いわゆるスピンナ法による薄膜の形成が従来から広く
採用されて来ている。
ているような構成態様の基板ン作る手段としでは、基板
上に形成させるべき膜の構成物質が溶媒に溶解されてい
る状態の液体の層を表面に付着させた基板を高速回転さ
せて、基板上に一様な厚さの膜を形成させるようにした
、いわゆるスピンナ法による薄膜の形成が従来から広く
採用されて来ている。
さて、情報記録媒体円盤の原盤としては、鏡面状に研磨
されたガラス基板の表面上に、感光性高分子材料による
一様な厚さの膜を形成させた構成態様のものが使用され
るが、前記した情報記録媒体円盤の原盤が、光学的情報
記録媒体円盤の原盤であった場合には、光学的情報記録
媒体円盤に形成されるべきピットの深さが良好な一様性
を示すものとなるように、光学的情報記録媒体円盤の原
盤におけるガラス基板上に形成させるべき感光性高分子
材料による膜は、その厚さが例えば1100オングスト
ロームというように薄い状態で、しかも、一段と一様性
に優れているものであることが必要とされる。
されたガラス基板の表面上に、感光性高分子材料による
一様な厚さの膜を形成させた構成態様のものが使用され
るが、前記した情報記録媒体円盤の原盤が、光学的情報
記録媒体円盤の原盤であった場合には、光学的情報記録
媒体円盤に形成されるべきピットの深さが良好な一様性
を示すものとなるように、光学的情報記録媒体円盤の原
盤におけるガラス基板上に形成させるべき感光性高分子
材料による膜は、その厚さが例えば1100オングスト
ロームというように薄い状態で、しかも、一段と一様性
に優れているものであることが必要とされる。
ところで、回転する基板上に一様な厚さの膜を形成させ
る塗布装置としては、従来、第1図に示すような構成の
装置が使用されていた。
る塗布装置としては、従来、第1図に示すような構成の
装置が使用されていた。
すなわち、従来の塗布装置を示す第1図の縦断側面図に
おいて、■は容器、2は上蓋、3は中蓋。
おいて、■は容器、2は上蓋、3は中蓋。
4.5は中蓋3を上蓋2に取付けるための取付部材、6
はターンテーブル、7はガラス基板、8は回転軸、Mは
駆動用モータ、9は空気孔であって。
はターンテーブル、7はガラス基板、8は回転軸、Mは
駆動用モータ、9は空気孔であって。
ターンテーブル6上のガラス基板7は、前記した空気孔
9と管1Oとを介して真空ポンプ11で吸引される空気
によってターンテーブル6と強固に同者される。
9と管1Oとを介して真空ポンプ11で吸引される空気
によってターンテーブル6と強固に同者される。
第1図示の装置において、上蓋2と中蓋3とが一体的に
構成されている状態の蓋構体を取外ずしてから、低い回
転速度で回転しているターンテーブル6上のガラス基板
7の上面に、感光性高分子材料を溶媒に溶解させた状態
の液体を供給し、次いで、容器1に上蓋2と中蓋3とが
一体的に構成されている状態の蓋構体を取付けて容器1
を密封状態にし、ターンテーブル6によってガラス基板
7を例えば300rpmのように高速回転させる。
構成されている状態の蓋構体を取外ずしてから、低い回
転速度で回転しているターンテーブル6上のガラス基板
7の上面に、感光性高分子材料を溶媒に溶解させた状態
の液体を供給し、次いで、容器1に上蓋2と中蓋3とが
一体的に構成されている状態の蓋構体を取付けて容器1
を密封状態にし、ターンテーブル6によってガラス基板
7を例えば300rpmのように高速回転させる。
前記のようにガラス基板7が高速回転すると、ガラス基
板7上の液体は遠心力によってガラス基板7の内周から
外周の方向へと薄く押拡げられ、一部がガラス基板7の
外周から飛び出して容器1に衝突して反射する。
板7上の液体は遠心力によってガラス基板7の内周から
外周の方向へと薄く押拡げられ、一部がガラス基板7の
外周から飛び出して容器1に衝突して反射する。
ガラス基板7の外周から飛び出した液体が容器1で反射
して再びガラス基板7上に振り掛かった場合には、ガラ
ス基板7上に形成されるべき感光性高分子材料による膜
の厚さが不均一なものとなるが、第1図示の塗布装置で
はガラス基板7の上面に対して、例えば数ミリメートル
というような僅かな間隙を隔てて中蓋3を設けているた
めに、前記の原因によっ−てガラス基板7上に形成され
るべき感光性高分子材料による膜の厚さが不均一になる
ようなことはない。
して再びガラス基板7上に振り掛かった場合には、ガラ
ス基板7上に形成されるべき感光性高分子材料による膜
の厚さが不均一なものとなるが、第1図示の塗布装置で
はガラス基板7の上面に対して、例えば数ミリメートル
というような僅かな間隙を隔てて中蓋3を設けているた
めに、前記の原因によっ−てガラス基板7上に形成され
るべき感光性高分子材料による膜の厚さが不均一になる
ようなことはない。
そして、前記した第1図示のような構成を有する塗布装
置では、ガラス基板上に形成させるべき感光性高分子材
料による膜が、比較的に厚いものであった場合には、ガ
ラス基板上に塗布する感光性高分子材料の粘度と、ガラ
ス基板の回転速度1とをそれぞれ所要のように設定する
ことにより、ガラス基板上へ全体的に一様な厚さの膜を
形成させることも可能であったが、ガラス基板上に形成
させるべき感光性高分子材料による膜が、例えば110
0オングストロ一ム程度というように比較的に薄いもの
であった場合には、ガラス基板上に塗布する感光性高分
子材料の粘度と、ガラス基板の回転速度どの設定により
、ガラス基板の周辺部分に近い部分における感光性高分
子材料による膜の厚さは比較的容易に−・様にすること
ができたが、感光性高分子材料の粘度と、ガラス基板の
回転速度との設定とをどのように行なっても、前記した
ガラス基板の周辺部分に近い部分における感光性高分子
材料による膜の厚さに比べて、ガラス基板の中心部分に
近い部分における感光性高分子材料による膜の厚さの方
が小さくなり、結局、前記した2条件の設定の仕方をど
のようにしても、ガラス基板上に形成される感光性高分
子材料による膜を、それの厚さが全体的に一様な状態の
ものにすることができないという点が問題になった。
置では、ガラス基板上に形成させるべき感光性高分子材
料による膜が、比較的に厚いものであった場合には、ガ
ラス基板上に塗布する感光性高分子材料の粘度と、ガラ
ス基板の回転速度1とをそれぞれ所要のように設定する
ことにより、ガラス基板上へ全体的に一様な厚さの膜を
形成させることも可能であったが、ガラス基板上に形成
させるべき感光性高分子材料による膜が、例えば110
0オングストロ一ム程度というように比較的に薄いもの
であった場合には、ガラス基板上に塗布する感光性高分
子材料の粘度と、ガラス基板の回転速度どの設定により
、ガラス基板の周辺部分に近い部分における感光性高分
子材料による膜の厚さは比較的容易に−・様にすること
ができたが、感光性高分子材料の粘度と、ガラス基板の
回転速度との設定とをどのように行なっても、前記した
ガラス基板の周辺部分に近い部分における感光性高分子
材料による膜の厚さに比べて、ガラス基板の中心部分に
近い部分における感光性高分子材料による膜の厚さの方
が小さくなり、結局、前記した2条件の設定の仕方をど
のようにしても、ガラス基板上に形成される感光性高分
子材料による膜を、それの厚さが全体的に一様な状態の
ものにすることができないという点が問題になった。
上記の問題点を解決するために本出願人会社では、先に
、基板上に形成させるべき膜の構成物質が溶媒に溶解さ
れている状態の液体の層を表面に付着させた基板上に間
隔を隔てて配設される蓋部材の構成形態を特殊なものと
することにより、基板の回転中における基体の中心部分
からの溶媒の蒸発速度を、他の部分の蒸発速度よりも早
くなるようにして、基板上に一様な厚さの膜を形成させ
ることができるようにした回転する基板上に一様な厚さ
の膜を形成させる塗布装置を提案し、それを実施するこ
とによって予期した効果を挙げ得ている。
、基板上に形成させるべき膜の構成物質が溶媒に溶解さ
れている状態の液体の層を表面に付着させた基板上に間
隔を隔てて配設される蓋部材の構成形態を特殊なものと
することにより、基板の回転中における基体の中心部分
からの溶媒の蒸発速度を、他の部分の蒸発速度よりも早
くなるようにして、基板上に一様な厚さの膜を形成させ
ることができるようにした回転する基板上に一様な厚さ
の膜を形成させる塗布装置を提案し、それを実施するこ
とによって予期した効果を挙げ得ている。
第2図及び第3図は、前記した本出願人会社の既提案の
塗布装置の代表例のものの縦断側面図であって、第2図
及び第3図の各回において、既述した第1図示の塗布装
置の構成部分と対応する構成部分には、第1図中に使用
した図面符号と同一の図面符号が付されている。
塗布装置の代表例のものの縦断側面図であって、第2図
及び第3図の各回において、既述した第1図示の塗布装
置の構成部分と対応する構成部分には、第1図中に使用
した図面符号と同一の図面符号が付されている。
第2図及び第3図における符号14はそれぞれ中蓋であ
り、前記の中蓋14は取付部材4,5によって上蓋2に
固着されることにより、それぞれ蓋構体を構成している
。蓋構体における上蓋2と容器1とは蝶番13によって
連結されていて、蓋構体は蝶番13を中心にして図中の
矢印R方向に回動自在に開閉動作を行なうことができる
。そして、前記した蓋構体の開閉動作は、例えば各図中
に示されているワイヤ18によるで行なわれる。
り、前記の中蓋14は取付部材4,5によって上蓋2に
固着されることにより、それぞれ蓋構体を構成している
。蓋構体における上蓋2と容器1とは蝶番13によって
連結されていて、蓋構体は蝶番13を中心にして図中の
矢印R方向に回動自在に開閉動作を行なうことができる
。そして、前記した蓋構体の開閉動作は、例えば各図中
に示されているワイヤ18によるで行なわれる。
また、第2図及び第3図中における符号12は、高速回
転する基板7から遠心力によって飛ばされる液体を反射
させる反射板であって、この反射板12に衝突して反射
する液体は、中蓋14と基板7との間隙の方向には向う
ことがないようにされるのである。
転する基板7から遠心力によって飛ばされる液体を反射
させる反射板であって、この反射板12に衝突して反射
する液体は、中蓋14と基板7との間隙の方向には向う
ことがないようにされるのである。
第2図及び第3図中に示されている蓋構体における中蓋
14は、それの中心部付近の領域14aと基板7の表面
との間隔が比較的大きな距離L1となされ、また、それ
の周辺部付近の領域14cと基板7の表面との間隔が、
前記した距離L1についてLl )L2の関係にある距
離L2となされており、さらに、前記したように基板7
の表面からの距離がLlであるような中心部付近の領域
14aと、基板7の表面からの距離がL2であるような
周辺部付近の領域14cとの中間の部分14bは、基板
7の表面との距離が次第に変化している傾斜面となされ
ている。
14は、それの中心部付近の領域14aと基板7の表面
との間隔が比較的大きな距離L1となされ、また、それ
の周辺部付近の領域14cと基板7の表面との間隔が、
前記した距離L1についてLl )L2の関係にある距
離L2となされており、さらに、前記したように基板7
の表面からの距離がLlであるような中心部付近の領域
14aと、基板7の表面からの距離がL2であるような
周辺部付近の領域14cとの中間の部分14bは、基板
7の表面との距離が次第に変化している傾斜面となされ
ている。
第3図中に示されている中蓋14における中心部付近1
4aには孔15が穿設されており、また、第2図及び第
3図に示されている構成例では、中蓋14における中心
部付近の領域14aが直径D1の円形状であるとされて
おり、また、第2図において基板7の直径はD2である
とされている。
4aには孔15が穿設されており、また、第2図及び第
3図に示されている構成例では、中蓋14における中心
部付近の領域14aが直径D1の円形状であるとされて
おり、また、第2図において基板7の直径はD2である
とされている。
中蓋14における中心部付近の領域]、4aの戸径D1
は、仮に中蓋14が第1図に示されている中蓋のように
平坦な形状で、かつ、無孔のものであったとし、その中
蓋が基板7の表面からの距離がL2の位置に配置されて
いて基板7が高速回転された場合に、基板7上に形成さ
れた膜の厚さが一定な厚さを示す外周部分に比べて薄い
膜が形成される範囲に略々対応するようにして定められ
てもよい。
は、仮に中蓋14が第1図に示されている中蓋のように
平坦な形状で、かつ、無孔のものであったとし、その中
蓋が基板7の表面からの距離がL2の位置に配置されて
いて基板7が高速回転された場合に、基板7上に形成さ
れた膜の厚さが一定な厚さを示す外周部分に比べて薄い
膜が形成される範囲に略々対応するようにして定められ
てもよい。
第2図と第3図とに示す構成側装置で使用されている中
蓋14における周辺部付近の領域14cと基板7の表面
との間隔L2は、會基板7の上面がら遠心力で飛出した
液体が反射板12に衝突して跳返っても、それが基板7
上に戻るようなことがないようにするために、例えば5
mmというように比較的に小さな値に設定される。
蓋14における周辺部付近の領域14cと基板7の表面
との間隔L2は、會基板7の上面がら遠心力で飛出した
液体が反射板12に衝突して跳返っても、それが基板7
上に戻るようなことがないようにするために、例えば5
mmというように比較的に小さな値に設定される。
また、中蓋14における中心部付近の領域14aと基板
7の表、面との間隔L1は、前記した中蓋14における
周辺部付近14cと基板7の表面との間隔L2に比べて
大きく設定されるのであるが、第2図示の構成側装置で
使用される中蓋14の中心部付近の領域14aには孔が
穿設されておらず、第3図示の構成側装置で使用されて
いる中蓋14の中心部付近の領域14aには孔15が穿
設されているがら、第2図及び第3図示の構成側装置中
で、中心部付近の領域14aに孔15が穿設されていな
い状態の中蓋14が使用されている第2図示の構成側装
置における中蓋14の中心部付近の領域14aと基板7
の表面との間隔L1の方が、中心部付近の領域14aに
孔15が穿設されている状態の中蓋14が使用されてぃ
る第3図示の構成例装置の中蓋14における中心部付近
の領域14aと基板7の表面との間隔L1に比べて大き
く設定される。
7の表、面との間隔L1は、前記した中蓋14における
周辺部付近14cと基板7の表面との間隔L2に比べて
大きく設定されるのであるが、第2図示の構成側装置で
使用される中蓋14の中心部付近の領域14aには孔が
穿設されておらず、第3図示の構成側装置で使用されて
いる中蓋14の中心部付近の領域14aには孔15が穿
設されているがら、第2図及び第3図示の構成側装置中
で、中心部付近の領域14aに孔15が穿設されていな
い状態の中蓋14が使用されている第2図示の構成側装
置における中蓋14の中心部付近の領域14aと基板7
の表面との間隔L1の方が、中心部付近の領域14aに
孔15が穿設されている状態の中蓋14が使用されてぃ
る第3図示の構成例装置の中蓋14における中心部付近
の領域14aと基板7の表面との間隔L1に比べて大き
く設定される。
第2図及び第3図示の構成例装置を用いて基板7(ガラ
ス基板7)の表面に一様な厚さの膜を形成させるのには
、まず、上蓋2と中蓋14とが一体的に結合されている
状態の蓋構体を蝶番13により回動させて容器1を開放
し、ターンテーブル6にガラス基板7を結合する。
ス基板7)の表面に一様な厚さの膜を形成させるのには
、まず、上蓋2と中蓋14とが一体的に結合されている
状態の蓋構体を蝶番13により回動させて容器1を開放
し、ターンテーブル6にガラス基板7を結合する。
次に、駆動用モータMによって低速回転されているター
ンテーブル6に結合されているガラス基板7上に、感光
性高分子材料をシンナーで稀釈することによって所定の
粘度にされた液体を、図示されていないノズルからガラ
ス基板7の径方向にノズルを移動させながらガラス基板
上に供給して、ガラス基板7上に前記した液体の被覆層
を形成させる。
ンテーブル6に結合されているガラス基板7上に、感光
性高分子材料をシンナーで稀釈することによって所定の
粘度にされた液体を、図示されていないノズルからガラ
ス基板7の径方向にノズルを移動させながらガラス基板
上に供給して、ガラス基板7上に前記した液体の被覆層
を形成させる。
前記のようにして、ガラス基板7の表面に液体の被覆層
が形成され終ったならば、ノズルを容器1外に退避させ
た後に蓋構体を蝶番13で回動させると、容器1は上蓋
2で密封状態にされる。この状態において、上蓋2に取
付部材4,5によって固着されている中蓋14は、それ
の各部がガラス基板7に対してそれぞれ所定の間隔Ll
、L2を示すような状態で配置されることになるから、
駆動用モータMを高速回転(例えば300rpm)させ
てターンテーブル6と一体的になされているガラス基板
7を高速回転させる。
が形成され終ったならば、ノズルを容器1外に退避させ
た後に蓋構体を蝶番13で回動させると、容器1は上蓋
2で密封状態にされる。この状態において、上蓋2に取
付部材4,5によって固着されている中蓋14は、それ
の各部がガラス基板7に対してそれぞれ所定の間隔Ll
、L2を示すような状態で配置されることになるから、
駆動用モータMを高速回転(例えば300rpm)させ
てターンテーブル6と一体的になされているガラス基板
7を高速回転させる。
約1分間にわたってガラス基板7を高速回転させた後に
、駆動用モータMの回転数を低下させるとともに、蓋構
体を開放した状態において約数分間にわたってガラス基
板7を低速回転させてから駆動用モータMを停止させる
。
、駆動用モータMの回転数を低下させるとともに、蓋構
体を開放した状態において約数分間にわたってガラス基
板7を低速回転させてから駆動用モータMを停止させる
。
上記のようにしてガラス基板7の表面には、感光性高分
子材料による一様な厚さの薄膜が形成されるのであるが
、前記した既提案の塗布装置においてどのような理由に
よってガラス基板7上に一様な厚さの膜が形成されうる
のかを説明すると次のとおりである。
子材料による一様な厚さの薄膜が形成されるのであるが
、前記した既提案の塗布装置においてどのような理由に
よってガラス基板7上に一様な厚さの膜が形成されうる
のかを説明すると次のとおりである。
第1図示の従来例装置についての説明で明らかにしたよ
うに、第1図示の従来例装置によってガラス基板7上に
薄膜を形成させようとした場合には、ガラス基板の周辺
部分に近い部分における感光性高分子材料による膜の厚
さに比べて、ガラス基板7の中心部分に近い部分におけ
る膜の厚さの方が小さくなっていたが、それは、感光性
高分子材料を溶解させるのに用いられていた溶媒が、ガ
ラス基板7の高速回転中に蒸発してガスとなり。
うに、第1図示の従来例装置によってガラス基板7上に
薄膜を形成させようとした場合には、ガラス基板の周辺
部分に近い部分における感光性高分子材料による膜の厚
さに比べて、ガラス基板7の中心部分に近い部分におけ
る膜の厚さの方が小さくなっていたが、それは、感光性
高分子材料を溶解させるのに用いられていた溶媒が、ガ
ラス基板7の高速回転中に蒸発してガスとなり。
前記したガラス基板7の表面と平坦な中蓋3との間の狭
い空隙内に充満することにより、溶媒の蒸発が抑圧され
て液状に保持されている期間がガラス基板7の中心部分
に近い部分になる程長くなるために、ガラス基板7の中
心部分に近い部分では液状に保持されている期間にわた
り有効に働く遠心力の作用により膜の厚さが薄くなるも
のと考えられる。
い空隙内に充満することにより、溶媒の蒸発が抑圧され
て液状に保持されている期間がガラス基板7の中心部分
に近い部分になる程長くなるために、ガラス基板7の中
心部分に近い部分では液状に保持されている期間にわた
り有効に働く遠心力の作用により膜の厚さが薄くなるも
のと考えられる。
ところが、前記した既提案の塗布装置では、基板の周辺
部に近い部分の基板の表面との間隔が小−さく、基板の
中心部に近い部分の基板の表面との間隔が大きくなされ
ている如き構成形態を有する蓋部材、tなわち、傘状の
蓋部材を、膜の構成物質が溶媒に溶解されている状態の
液体の層が付着されている基板の上方に配設したことに
より、ガラス基板7の中心部に近い部分でも溶媒のガス
化が抑圧されることがなく、ガラス基板上には一様な厚
さの高分子材料による膜が容易に形成されうるのである
(ガラス基板7上に一様な厚さの膜を形成させるのには
、ガラス基板7の大きさDl、ガラス基板7の表面に塗
布される液体の粘度、ガラス基板7の回転数、傘状の蓋
部材における周辺部付近の領域あるいは周辺部とガラス
基板7の表面との間隔L2、などに応じて、前記した傘
状の蓋部材における中心部付近の領域の大きさDlや傘
状の蓋部材の中心部付近の領域におけるガラス基板7の
表面からの間隔L1などが、それぞれ、所定のように設
定されるべきものである)。
部に近い部分の基板の表面との間隔が小−さく、基板の
中心部に近い部分の基板の表面との間隔が大きくなされ
ている如き構成形態を有する蓋部材、tなわち、傘状の
蓋部材を、膜の構成物質が溶媒に溶解されている状態の
液体の層が付着されている基板の上方に配設したことに
より、ガラス基板7の中心部に近い部分でも溶媒のガス
化が抑圧されることがなく、ガラス基板上には一様な厚
さの高分子材料による膜が容易に形成されうるのである
(ガラス基板7上に一様な厚さの膜を形成させるのには
、ガラス基板7の大きさDl、ガラス基板7の表面に塗
布される液体の粘度、ガラス基板7の回転数、傘状の蓋
部材における周辺部付近の領域あるいは周辺部とガラス
基板7の表面との間隔L2、などに応じて、前記した傘
状の蓋部材における中心部付近の領域の大きさDlや傘
状の蓋部材の中心部付近の領域におけるガラス基板7の
表面からの間隔L1などが、それぞれ、所定のように設
定されるべきものである)。
また、傘状の蓋部材における中心部付近の領域に孔15
を穿設すると、その孔を通してガスが流通して、ガラス
基板7の中心部付近の溶媒が蒸発′し易くなるために、
前記した孔の径を適当なものにすると、ガラス基板7上
に形成される薄膜の厚さを一層均一なものとして作るこ
とができる。
を穿設すると、その孔を通してガスが流通して、ガラス
基板7の中心部付近の溶媒が蒸発′し易くなるために、
前記した孔の径を適当なものにすると、ガラス基板7上
に形成される薄膜の厚さを一層均一なものとして作るこ
とができる。
そして、第2図及び第3図を参照して説明した既提案の
回転する基板上に一様な厚さの膜を形成させる塗布装置
において、それを第3図示の如き構成形態のものとして
実施するのに、Dl・・・120mm、D2・・・35
5mm、 L 1・=15mm、 L2−5mm、孔1
5の直径・・・3mm+とじて実施した場合に、基板上
で直径が40amから直径が120mmまでの部分に塗
布された薄膜の厚さとして、外周の部分が厚くなるとい
う傾向が認められるにしても、1100オングストロー
ム±30オングストロームの範囲内に納まるようになさ
れ得たが、その後に、塗膜の厚さのばらつきに対する要
求が1100オングストローム±10オングストローム
というように、より一層厳しくなったことによって、前
記した既提案の塗付装置では性能が不充分となり、それ
の改善がめられた。
回転する基板上に一様な厚さの膜を形成させる塗布装置
において、それを第3図示の如き構成形態のものとして
実施するのに、Dl・・・120mm、D2・・・35
5mm、 L 1・=15mm、 L2−5mm、孔1
5の直径・・・3mm+とじて実施した場合に、基板上
で直径が40amから直径が120mmまでの部分に塗
布された薄膜の厚さとして、外周の部分が厚くなるとい
う傾向が認められるにしても、1100オングストロー
ム±30オングストロームの範囲内に納まるようになさ
れ得たが、その後に、塗膜の厚さのばらつきに対する要
求が1100オングストローム±10オングストローム
というように、より一層厳しくなったことによって、前
記した既提案の塗付装置では性能が不充分となり、それ
の改善がめられた。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、基板上に形成させるべき膜の構成物質が溶媒
に溶解されている状態の液体の層を表面に付着させた基
板を高速回転させて、基板上に一様な厚さの膜を形成さ
せるようにするのに、平坦な蓋部材、または基板の周辺
部に近い部分の基板の表面との間隔が小さく、基板の中
心部に近い部分の基板の表面との間隔が大きくなされて
いる如き構成形態を有する蓋部材を、膜の構成物質が溶
媒に溶解されている状態の液体の層が付着されている基
板の上方に配設させるとともに、前記した基板と蓋部材
との間の空間部と蓋部材の外方の空間部との間に、蓋部
材の外方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部に対
してガスを供給できるようにする手段を蓋部材に設けた
塗布装置において、前記した基板と蓋部材との間の空間
部と蓋部材の外方の空間部との間に設けられている蓋部
材の外方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部に対
してガスを供給できるようにする手凰、とじて、蓋部材
の外方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部へのガ
スの供給量が、蓋部材の中心部から外周部に行くに従が
って減少するように構成されているものを用いてなる回
転する基板上に一様な厚さの膜を形成させる塗布装置を
提供するものである。
に溶解されている状態の液体の層を表面に付着させた基
板を高速回転させて、基板上に一様な厚さの膜を形成さ
せるようにするのに、平坦な蓋部材、または基板の周辺
部に近い部分の基板の表面との間隔が小さく、基板の中
心部に近い部分の基板の表面との間隔が大きくなされて
いる如き構成形態を有する蓋部材を、膜の構成物質が溶
媒に溶解されている状態の液体の層が付着されている基
板の上方に配設させるとともに、前記した基板と蓋部材
との間の空間部と蓋部材の外方の空間部との間に、蓋部
材の外方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部に対
してガスを供給できるようにする手段を蓋部材に設けた
塗布装置において、前記した基板と蓋部材との間の空間
部と蓋部材の外方の空間部との間に設けられている蓋部
材の外方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部に対
してガスを供給できるようにする手凰、とじて、蓋部材
の外方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部へのガ
スの供給量が、蓋部材の中心部から外周部に行くに従が
って減少するように構成されているものを用いてなる回
転する基板上に一様な厚さの膜を形成させる塗布装置を
提供するものである。
(実施例)
以下、添付図面を参照しながら本発明の回転する基板上
に一様な厚さの膜を形成させる塗布装置の具体的な内容
について詳細に説明する。
に一様な厚さの膜を形成させる塗布装置の具体的な内容
について詳細に説明する。
第4図は、本発明の回転する基板上に一様な厚さの膜を
形成させる塗布装置の一実施態様の縦断側面図であって
、第4図において、既述した第1図乃至第3図に示され
ている回転する基板上に一様な厚さの膜を形成させる塗
布装置の構成部分と対応する構成部分には、第1図乃至
第3図中に使用されている図面符号と同一の図面符号が
付されている。
形成させる塗布装置の一実施態様の縦断側面図であって
、第4図において、既述した第1図乃至第3図に示され
ている回転する基板上に一様な厚さの膜を形成させる塗
布装置の構成部分と対応する構成部分には、第1図乃至
第3図中に使用されている図面符号と同一の図面符号が
付されている。
第4図において符号14は中蓋であり、前記の中蓋14
は取付部材4,5によって上蓋2に固着されることによ
り蓋構体を構成している。前記の蓋構体における上蓋2
と容器1とは蝶番13によって連結されていて、蓋構体
は蝶番13を中心にして図中の矢印R方向に回動自在に
開閉動作を行なうことができる。そして、前記した蓋構
体の開閉動作は、例えば図中に示されているワイヤ18
によって行なわれる。
は取付部材4,5によって上蓋2に固着されることによ
り蓋構体を構成している。前記の蓋構体における上蓋2
と容器1とは蝶番13によって連結されていて、蓋構体
は蝶番13を中心にして図中の矢印R方向に回動自在に
開閉動作を行なうことができる。そして、前記した蓋構
体の開閉動作は、例えば図中に示されているワイヤ18
によって行なわれる。
また、第4図中における符号12は、高速回転する基板
7から遠心力によって飛ばされる液体を反射させる反射
板であって、この反射板12に衝突して反射する液体は
、中蓋14と基板7との間隙の方向には向うことがない
ようにされるのである。
7から遠心力によって飛ばされる液体を反射させる反射
板であって、この反射板12に衝突して反射する液体は
、中蓋14と基板7との間隙の方向には向うことがない
ようにされるのである。
第4図中に示されている蓋構体における中蓋14は、そ
れの中心部付近の領域14aと基板7の表面との間隔が
比較的大きな距離L1となされ、また、それの周辺部付
近の領域14cと基板7の表面との間隔が、前記した距
離L1についてLl > L2の関係にある距離L2と
なされており、さらに、前記したように基板7の表面か
らの距離がLlであるような中心部付近の領域14aと
、基板7の表面からの距離がL2であるような周辺部付
近の領域14cとの中間の部分1/lbは、基板7の表
面との距離が次第に変化している傾斜面となされており
、かつ、中蓋14における中心部付近14aには複数個
の孔i6,16・・・が穿設されている。
れの中心部付近の領域14aと基板7の表面との間隔が
比較的大きな距離L1となされ、また、それの周辺部付
近の領域14cと基板7の表面との間隔が、前記した距
離L1についてLl > L2の関係にある距離L2と
なされており、さらに、前記したように基板7の表面か
らの距離がLlであるような中心部付近の領域14aと
、基板7の表面からの距離がL2であるような周辺部付
近の領域14cとの中間の部分1/lbは、基板7の表
面との距離が次第に変化している傾斜面となされており
、かつ、中蓋14における中心部付近14aには複数個
の孔i6,16・・・が穿設されている。
また、第4図に示されている実施例では、中蓋14にお
ける中心部付近の領域14aが直径D1の円形状である
とされており、基板7の直径はD2であるとされている
。
ける中心部付近の領域14aが直径D1の円形状である
とされており、基板7の直径はD2であるとされている
。
中蓋14における中心部付近の領域14aの直径D1は
、仮に中蓋14が第1図に示されている中蓋のように平
坦な形状で、かつ、無孔のものであったとし、その中蓋
が基板7の表面からの距離がL2の位置に配置されてい
て基板7が高速回転された場合に、基板7上に形成され
た膜の厚さが一定な厚さを示す外周部分に比べて薄い膜
が形成される範囲に略々対応するようにして定められて
もよい。
、仮に中蓋14が第1図に示されている中蓋のように平
坦な形状で、かつ、無孔のものであったとし、その中蓋
が基板7の表面からの距離がL2の位置に配置されてい
て基板7が高速回転された場合に、基板7上に形成され
た膜の厚さが一定な厚さを示す外周部分に比べて薄い膜
が形成される範囲に略々対応するようにして定められて
もよい。
第4図示されている実施例装置で使用されている中蓋1
4における周辺部付近の領域14cと基板7の表面との
間隔L2は、基板7の上面から遠心力で飛出した液体が
反射板12に衝突して跳返っても、それが基板7上に戻
るようなことがないようにするために、例えば5mmと
いうように比較的に小さな値に設定される。
4における周辺部付近の領域14cと基板7の表面との
間隔L2は、基板7の上面から遠心力で飛出した液体が
反射板12に衝突して跳返っても、それが基板7上に戻
るようなことがないようにするために、例えば5mmと
いうように比較的に小さな値に設定される。
さて、本発明の回転する基板上に一様な厚さの膜を形成
させる塗布装置においては、基板と蓋部材との間の空間
部と蓋部材の外方の空間部との間に設けられている蓋部
材の外方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部に対
してガスを供給できるようにする手段として、蓋部材の
外方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部へのガス
の供給景が、蓋部材の中心部から外周部に行くに従がっ
て減少するように構成されているものを用いて。
させる塗布装置においては、基板と蓋部材との間の空間
部と蓋部材の外方の空間部との間に設けられている蓋部
材の外方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部に対
してガスを供給できるようにする手段として、蓋部材の
外方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部へのガス
の供給景が、蓋部材の中心部から外周部に行くに従がっ
て減少するように構成されているものを用いて。
基板上の所定の範囲にわたって所定の厚さの薄膜を構成
させるようにするものであり、第4図示の本発明の回転
する基板上に一様な厚さの膜を形成させる塗布装置の一
実施例では、蓋構体における蓋部材として用いられる中
蓋14を、複数個の透孔16.16・・・が穿設されて
いる中心部付近の領域14aと、周辺部付近の領域14
cと中間部14bとからなる傘状のものとしているが、
本発明の実施に当っては、中蓋14として第1図に示さ
れている中蓋のように平坦な形状で、それの中心部付近
から外周部の方に向って複数の透孔が穿設されている状
態の中蓋14、あるいは、第4図中の中蓋14において
それの周辺部付近の領域14cを除いた状態の傘状の中
蓋14が用いられてもよい。
させるようにするものであり、第4図示の本発明の回転
する基板上に一様な厚さの膜を形成させる塗布装置の一
実施例では、蓋構体における蓋部材として用いられる中
蓋14を、複数個の透孔16.16・・・が穿設されて
いる中心部付近の領域14aと、周辺部付近の領域14
cと中間部14bとからなる傘状のものとしているが、
本発明の実施に当っては、中蓋14として第1図に示さ
れている中蓋のように平坦な形状で、それの中心部付近
から外周部の方に向って複数の透孔が穿設されている状
態の中蓋14、あるいは、第4図中の中蓋14において
それの周辺部付近の領域14cを除いた状態の傘状の中
蓋14が用いられてもよい。
第5図は、第4図に示されている本発明の回転する基板
上に一様な厚さの膜を形成させる塗布装置の中蓋14に
おける中心部付近の領域14aに穿設させるべき複数個
の透孔16.16・・・の配列パターンの一例を余す平
面図であるが、この第5図示の複数の透孔16,16・
・・の配列パターンに従がって、厚さが1n+mの中蓋
14における直径D1が120mmの円形状の中心部付
近の領域14a 内に、前記の領域14aの中心から半
径10mmの円の円周を8等分するような位置に、それ
ぞれ直径が1 、2mmの透孔を穿設してなる中蓋14
を用いて蓋構体を構成させ、感光性高分子材料をシンナ
ーで稀釈して所定の粘度にされた液体が供給されている
ガラス基板7の上方を前記の蓋構体によって覆い、前記
のガラス基板7を30Orpmで約1分間回転させた後
に基板7の回転数を低下させ、次いで、蓋構体を開放し
た状態で数分間低速回転させてから回転を停止させるよ
うにしてガラス基板7上に薄膜を形成させたところ、ガ
ラス基板7における直径40mmの部分から直径120
mmの部分までの薄膜の厚さを、1100オンゲストロ
ーム上10オングストロームにさせることができた(な
お、この場合におけるLlは15mm、 L2は5mm
である)。
上に一様な厚さの膜を形成させる塗布装置の中蓋14に
おける中心部付近の領域14aに穿設させるべき複数個
の透孔16.16・・・の配列パターンの一例を余す平
面図であるが、この第5図示の複数の透孔16,16・
・・の配列パターンに従がって、厚さが1n+mの中蓋
14における直径D1が120mmの円形状の中心部付
近の領域14a 内に、前記の領域14aの中心から半
径10mmの円の円周を8等分するような位置に、それ
ぞれ直径が1 、2mmの透孔を穿設してなる中蓋14
を用いて蓋構体を構成させ、感光性高分子材料をシンナ
ーで稀釈して所定の粘度にされた液体が供給されている
ガラス基板7の上方を前記の蓋構体によって覆い、前記
のガラス基板7を30Orpmで約1分間回転させた後
に基板7の回転数を低下させ、次いで、蓋構体を開放し
た状態で数分間低速回転させてから回転を停止させるよ
うにしてガラス基板7上に薄膜を形成させたところ、ガ
ラス基板7における直径40mmの部分から直径120
mmの部分までの薄膜の厚さを、1100オンゲストロ
ーム上10オングストロームにさせることができた(な
お、この場合におけるLlは15mm、 L2は5mm
である)。
第6図及び第7図の(a)ならびに第8図の(a)は、
本発明の回転量る基板上に一様な厚さの膜を形成させる
塗布装置の中蓋14における中心部付近の領域14aに
穿設させるべき複数個の透孔16,16・・・の配列パ
ターンの他の例を示す平面図であって、まず、第6図示
の実施例においては、一定の厚さの中蓋14における中
心部付近の領域14aに、その領域14aの中心に1個
の透孔16aを穿設するとともに、前記した領域14a
の中心から外周の方に向かってそれぞれ異なる半径の円
周上に、それぞれ複数個の透孔16b、16b−・・、
16c、16cm、16d、16d・・・、を穿設して
いる。
本発明の回転量る基板上に一様な厚さの膜を形成させる
塗布装置の中蓋14における中心部付近の領域14aに
穿設させるべき複数個の透孔16,16・・・の配列パ
ターンの他の例を示す平面図であって、まず、第6図示
の実施例においては、一定の厚さの中蓋14における中
心部付近の領域14aに、その領域14aの中心に1個
の透孔16aを穿設するとともに、前記した領域14a
の中心から外周の方に向かってそれぞれ異なる半径の円
周上に、それぞれ複数個の透孔16b、16b−・・、
16c、16cm、16d、16d・・・、を穿設して
いる。
前記した第6図示の実施例において、中蓋14における
中心部付近の領域14aに、その領域14aの中心に穿
設された1個の透孔16a、及び前記した領域14aの
中心から外周の方に向かってそれぞれ異なる半径の円周
上に穿設されるべき各透孔16b。
中心部付近の領域14aに、その領域14aの中心に穿
設された1個の透孔16a、及び前記した領域14aの
中心から外周の方に向かってそれぞれ異なる半径の円周
上に穿設されるべき各透孔16b。
16c、16dは、透孔16aの断面積をA、透孔16
bの断面積をB、透孔16cの断面積をC1透孔16d
の断面積をDとし、また、前記した各透孔16a〜16
dの個数を、透孔16aの個数が1個、透孔16bの個
数がN b個、透孔16cの個数がNC個、透孔16d
の個数をNd個としたときに、前記した各透孔16a〜
16dにおける面積と個数とについて、次の関係が満足
されるようにするのであり、 A>B−Nb>C−NC>D−Nd それにより、前記した第6図示の実施例においても、前
記した基板7と蓋部材(中蓋14)との間の空間部と蓋
部材の外方の空間部との間に設けられている蓋部材の外
方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部に対してガ
スを供給できるようにする手段は、蓋部材の外方の空間
部から基板と蓋部材との間の空間部へのガスの供給量が
、蓋部材の中心部から外周部に行くに従がって減少する
ように構成されているものとなされるのである。
bの断面積をB、透孔16cの断面積をC1透孔16d
の断面積をDとし、また、前記した各透孔16a〜16
dの個数を、透孔16aの個数が1個、透孔16bの個
数がN b個、透孔16cの個数がNC個、透孔16d
の個数をNd個としたときに、前記した各透孔16a〜
16dにおける面積と個数とについて、次の関係が満足
されるようにするのであり、 A>B−Nb>C−NC>D−Nd それにより、前記した第6図示の実施例においても、前
記した基板7と蓋部材(中蓋14)との間の空間部と蓋
部材の外方の空間部との間に設けられている蓋部材の外
方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部に対してガ
スを供給できるようにする手段は、蓋部材の外方の空間
部から基板と蓋部材との間の空間部へのガスの供給量が
、蓋部材の中心部から外周部に行くに従がって減少する
ように構成されているものとなされるのである。
次に、第7図示の実施例においては、中蓋14の厚さが
第7図の(b)に示されているように、それの中心から
外周に行くに従がって次第に厚くなっており、第7図の
(a)に示されているように中心部付近の領域14aに
、その領域14aの中心に断面積がAの複数個の透孔1
6e、16a・・・が穿設されているとともに、前記し
た領域14aの中心から外周の方に向かってそれぞれ異
なる半径の円周上に、断面積がAの透孔16f、1.6
f・・・、断面積がAの透孔16g。
第7図の(b)に示されているように、それの中心から
外周に行くに従がって次第に厚くなっており、第7図の
(a)に示されているように中心部付近の領域14aに
、その領域14aの中心に断面積がAの複数個の透孔1
6e、16a・・・が穿設されているとともに、前記し
た領域14aの中心から外周の方に向かってそれぞれ異
なる半径の円周上に、断面積がAの透孔16f、1.6
f・・・、断面積がAの透孔16g。
16g・・・がそれぞれ穿設されている。
前記した第7図の(a)、(b)に示されている実施例
においては、各透孔16a〜16gの断面積は同一であ
るが、領域14aの中心から外周の方に向かってそれぞ
れ異なる半径の円周上に設けられている各透孔の長さが
それぞれ異なっていて、領域゛14、aの中心から外周
の方に行くに従がって、透孔がそれを通過するガスに対
して大きな抵抗を示すようになされていて、この第7図
示の実施例の場合においても、既述した第6図示の実施
例の場合と同様に、前記した基板7と蓋部材(中蓋14
)との間の空間部と蓋部材の外方の空間部との間に設置
すられている蓋部材の外方の空間部から基板と蓋部材と
の間の空間部に対してガスを供給できるようしこする手
段は、蓋部材の外方の空間部から基板と蓋部材との間の
空間部へのガスの供給量が、蓋部材の中心部から外周部
に行くに従がって減少するように構成されているものと
なされるのである。
においては、各透孔16a〜16gの断面積は同一であ
るが、領域14aの中心から外周の方に向かってそれぞ
れ異なる半径の円周上に設けられている各透孔の長さが
それぞれ異なっていて、領域゛14、aの中心から外周
の方に行くに従がって、透孔がそれを通過するガスに対
して大きな抵抗を示すようになされていて、この第7図
示の実施例の場合においても、既述した第6図示の実施
例の場合と同様に、前記した基板7と蓋部材(中蓋14
)との間の空間部と蓋部材の外方の空間部との間に設置
すられている蓋部材の外方の空間部から基板と蓋部材と
の間の空間部に対してガスを供給できるようしこする手
段は、蓋部材の外方の空間部から基板と蓋部材との間の
空間部へのガスの供給量が、蓋部材の中心部から外周部
に行くに従がって減少するように構成されているものと
なされるのである。
第8図の(a)、(b)に示す実施例におし1て8±、
第8図の(b)の断面図に示されてt)るように、中蓋
14は同一の厚さであるが、各透孔16e〜16gの実
質的な長さが、前記した第7図示の実施例の場合と同様
になるように、各透孔16e〜16gに対して、それぞ
れ異なる長さのパイプを付けている。この第8図の(a
)、(b)に示す実施例におり)ても、既述した第6図
及び第7図示の実施例の場合と同様に、前記した基板7
と蓋部材(沖蓋14)との間の空間部と蓋部材の外方の
空間部との間に設けられている蓋部材の外方の空間部か
ら基板と蓋部材との間の空間部に対してガスを供給でき
るようにする手段は、蓋部材の外方の空間部から基板と
蓋部材との間の空間部へのガスの供給量が、蓋部材の中
心部から外周部に行くに従がって減少するように構成さ
れているものとなされることは明らかである。
第8図の(b)の断面図に示されてt)るように、中蓋
14は同一の厚さであるが、各透孔16e〜16gの実
質的な長さが、前記した第7図示の実施例の場合と同様
になるように、各透孔16e〜16gに対して、それぞ
れ異なる長さのパイプを付けている。この第8図の(a
)、(b)に示す実施例におり)ても、既述した第6図
及び第7図示の実施例の場合と同様に、前記した基板7
と蓋部材(沖蓋14)との間の空間部と蓋部材の外方の
空間部との間に設けられている蓋部材の外方の空間部か
ら基板と蓋部材との間の空間部に対してガスを供給でき
るようにする手段は、蓋部材の外方の空間部から基板と
蓋部材との間の空間部へのガスの供給量が、蓋部材の中
心部から外周部に行くに従がって減少するように構成さ
れているものとなされることは明らかである。
これまでに説明した各実施例においては、前記した基板
7と蓋部材(中蓋14)との間の空間部と蓋部材の外方
の空間部との間に設けられ−ている蓋部材の外方の空間
部から基板と蓋部材との間の空間部に対してガスを供給
できるようにする手段として、蓋部材の所定の個所に複
数個の透孔を設けた構成態様のものが採用されているが
、本発明の実施に当っては、前記した基板7と蓋部材(
中蓋14)との間の空間部と蓋部材の外方の空間部との
間に設けられている蓋部材の外方の空間部から基板と蓋
部材との間の空間部に対してガスを供給できるようにす
る手段として、所定の断面積を有するように構成されて
いる環状のスリットが用いられてもよいことは勿論であ
る。
7と蓋部材(中蓋14)との間の空間部と蓋部材の外方
の空間部との間に設けられ−ている蓋部材の外方の空間
部から基板と蓋部材との間の空間部に対してガスを供給
できるようにする手段として、蓋部材の所定の個所に複
数個の透孔を設けた構成態様のものが採用されているが
、本発明の実施に当っては、前記した基板7と蓋部材(
中蓋14)との間の空間部と蓋部材の外方の空間部との
間に設けられている蓋部材の外方の空間部から基板と蓋
部材との間の空間部に対してガスを供給できるようにす
る手段として、所定の断面積を有するように構成されて
いる環状のスリットが用いられてもよいことは勿論であ
る。
第4図及び前記した本発明の各実施例に従う塗布装置を
用いて基板7(ガラス基板7)の表面に一様な厚さの膜
を形成させるのには、まず、上蓋2と中蓋14とが一体
的に結合されている状態の蓋構体を蝶番13により回動
させて容器1を開放し、ターンテーブル6にガラス基板
7を結合する。
用いて基板7(ガラス基板7)の表面に一様な厚さの膜
を形成させるのには、まず、上蓋2と中蓋14とが一体
的に結合されている状態の蓋構体を蝶番13により回動
させて容器1を開放し、ターンテーブル6にガラス基板
7を結合する。
次に、駆動用モータMによって低速回転されているター
ンテーブル6に結合されているガラス基板7上に、感光
性高分子材料をシンナーで稀釈することによって所定の
粘度にされた液体を、図示されていないノズルからガラ
ス基板7の径方向にノズルを移動させながらガラス基板
上に供給して、ガラス基板7上に前記した液体の被覆層
を形成させる。
ンテーブル6に結合されているガラス基板7上に、感光
性高分子材料をシンナーで稀釈することによって所定の
粘度にされた液体を、図示されていないノズルからガラ
ス基板7の径方向にノズルを移動させながらガラス基板
上に供給して、ガラス基板7上に前記した液体の被覆層
を形成させる。
前記のようにして、ガラス基板7の表面に液体の被覆層
が形成され終ったならば、ノズルを容器1外に退避させ
た後に蓋構体を蝶番13で回動させると、容器1は上蓋
2で密封状態にされる。この状態において、駆動用モー
タMを高速回転(例え約1分間にわたってガラス基板7
を高速回転させた後に、駆動用モータMの回転数を低下
させるとともに、蓋構体を開放した状態において約数分
間にわたってガラス基板7を低速回転させてから駆動用
モータMを停止させる。
が形成され終ったならば、ノズルを容器1外に退避させ
た後に蓋構体を蝶番13で回動させると、容器1は上蓋
2で密封状態にされる。この状態において、駆動用モー
タMを高速回転(例え約1分間にわたってガラス基板7
を高速回転させた後に、駆動用モータMの回転数を低下
させるとともに、蓋構体を開放した状態において約数分
間にわたってガラス基板7を低速回転させてから駆動用
モータMを停止させる。
上記のようにしてガラス基板7の表面には、感光性高分
子材料による一様な厚さの薄膜が形成されるのであり1
例えば、DI−120m+n、D2・=355mm、r
−,1−15mm、 L2−5mm、孔16の直径=4
.2n+mとして実施した場合に、基板上で直径が40
++u++から直径が12h川までの部分に塗布された
薄膜の厚さとして、1100オングストローム±10オ
ングストロームというような結果が得られた。
子材料による一様な厚さの薄膜が形成されるのであり1
例えば、DI−120m+n、D2・=355mm、r
−,1−15mm、 L2−5mm、孔16の直径=4
.2n+mとして実施した場合に、基板上で直径が40
++u++から直径が12h川までの部分に塗布された
薄膜の厚さとして、1100オングストローム±10オ
ングストロームというような結果が得られた。
前記したように本発明の塗布装置においてガラス基板7
」二に一様な厚さの膜が形成される理由は次のとおりで
ある。すなわち、第3図示の既提案装置についての説明
で明らかにしたように、前記した既提案の塗布装置では
、基板の周辺部に近い部分の基板の表面との間隔が小さ
く、荒板の中心部に近い部分の基板の表面との間隔が大
きくなされている如き構成形態を有する蓋部材を、膜の
構成物質が溶媒に溶解されている状態の液体の層が付着
されている基板の上方に配設したことにより、ガラス基
板7の中心部に近い部分でも溶媒のガス化が抑圧される
ことがなく、ガラス基板上には比較的一様な厚さの高分
子材料による膜が容易に形成されうるのであり、また、
傘状の蓋部材における中心部付近の領域に孔15を穿設
すると、その孔を通してガスが流通して、ガラス基板7
の中心部付近の溶媒が蒸発し易くなるために、前記した
孔の径を適当なものにすると、ガラス基板7上に形成さ
れる薄膜の厚さを一層均一なものとして作ることができ
たのであるが、前記した本発明の回転する基板−ヒに一
様な厚さの膜を形成させる塗布装置においては、基板7
と蓋部材(中蓋14)との間の空間部と蓋部材の外方の
空間部との間に設けられている蓋部材の外方の空間部か
ら基板と蓋部材との間の空間部に対してガスを供給でき
るようにする手段として、蓋部材の外方の空間部から基
板と蓋部材との間の空間部へのガスの供給量が、蓋部材
の中心部から外周部に行くに従がって減少するように構
成されているものを用いたことによって、蓋部材の外方
の空間部から基板と蓋部材との間の空間部へのガスの供
給量が一層−適正な状態になされて、一様な薄膜の形成
が達成されるようになったものである。
」二に一様な厚さの膜が形成される理由は次のとおりで
ある。すなわち、第3図示の既提案装置についての説明
で明らかにしたように、前記した既提案の塗布装置では
、基板の周辺部に近い部分の基板の表面との間隔が小さ
く、荒板の中心部に近い部分の基板の表面との間隔が大
きくなされている如き構成形態を有する蓋部材を、膜の
構成物質が溶媒に溶解されている状態の液体の層が付着
されている基板の上方に配設したことにより、ガラス基
板7の中心部に近い部分でも溶媒のガス化が抑圧される
ことがなく、ガラス基板上には比較的一様な厚さの高分
子材料による膜が容易に形成されうるのであり、また、
傘状の蓋部材における中心部付近の領域に孔15を穿設
すると、その孔を通してガスが流通して、ガラス基板7
の中心部付近の溶媒が蒸発し易くなるために、前記した
孔の径を適当なものにすると、ガラス基板7上に形成さ
れる薄膜の厚さを一層均一なものとして作ることができ
たのであるが、前記した本発明の回転する基板−ヒに一
様な厚さの膜を形成させる塗布装置においては、基板7
と蓋部材(中蓋14)との間の空間部と蓋部材の外方の
空間部との間に設けられている蓋部材の外方の空間部か
ら基板と蓋部材との間の空間部に対してガスを供給でき
るようにする手段として、蓋部材の外方の空間部から基
板と蓋部材との間の空間部へのガスの供給量が、蓋部材
の中心部から外周部に行くに従がって減少するように構
成されているものを用いたことによって、蓋部材の外方
の空間部から基板と蓋部材との間の空間部へのガスの供
給量が一層−適正な状態になされて、一様な薄膜の形成
が達成されるようになったものである。
(効果)
以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明の回転する基板上に一様な厚さの膜を形成させる塗布
装置は、基板上に形成させるべき膜の構成物質が溶媒に
溶解されている状態の液体の層を表面に付着させた基板
を高速回転させて、基板上に一様な厚さの膜を形成させ
るようにするのに、平坦な蓋部材、または基板の周辺部
に近い部分の基板の表面との間隔が小さく、基板の中心
部に近い部分の基板の表面との間隔が大きくなされてい
る如き構成形態を有する蓋部材を、膜の構成物質が溶媒
に溶解されている状態の液体の層が付着されている基板
の上方に配設させるとともに、前記した基板と蓋部材と
の間の空間部と蓋部材の外方の空間部との間に、蓋部材
の外方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部に対し
てガスを供給できるようにする手段を蓋部材に設けた塗
布装置において、前記した基板と蓋部材との間の空間部
と蓋部材の外方の空間部との間に設けられている蓋部材
の外方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部に対し
てガスを供給できるようにする手段として、蓋部材の外
方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部へのガスの
供給量が、蓋部材の中心部から外周部に行くに従がって
減少するように構成されているものを用いてなるもので
あるから、本発明の塗布装置では既述した既提案の塗布
装置に比べて、蓋部材の外方の空間部から基板と蓋部材
との間の空間部へのガスの供給量が一層適正なものとな
されることによって、広い範囲にわたって一様な膜厚の
薄膜を基板上に構成させることができたのであり、本発
明により既提案の間一点は良好に解消できたのである6
明の回転する基板上に一様な厚さの膜を形成させる塗布
装置は、基板上に形成させるべき膜の構成物質が溶媒に
溶解されている状態の液体の層を表面に付着させた基板
を高速回転させて、基板上に一様な厚さの膜を形成させ
るようにするのに、平坦な蓋部材、または基板の周辺部
に近い部分の基板の表面との間隔が小さく、基板の中心
部に近い部分の基板の表面との間隔が大きくなされてい
る如き構成形態を有する蓋部材を、膜の構成物質が溶媒
に溶解されている状態の液体の層が付着されている基板
の上方に配設させるとともに、前記した基板と蓋部材と
の間の空間部と蓋部材の外方の空間部との間に、蓋部材
の外方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部に対し
てガスを供給できるようにする手段を蓋部材に設けた塗
布装置において、前記した基板と蓋部材との間の空間部
と蓋部材の外方の空間部との間に設けられている蓋部材
の外方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部に対し
てガスを供給できるようにする手段として、蓋部材の外
方の空間部から基板と蓋部材との間の空間部へのガスの
供給量が、蓋部材の中心部から外周部に行くに従がって
減少するように構成されているものを用いてなるもので
あるから、本発明の塗布装置では既述した既提案の塗布
装置に比べて、蓋部材の外方の空間部から基板と蓋部材
との間の空間部へのガスの供給量が一層適正なものとな
されることによって、広い範囲にわたって一様な膜厚の
薄膜を基板上に構成させることができたのであり、本発
明により既提案の間一点は良好に解消できたのである6
第1図は従来の塗布装置の一例構成のものの縦断側面図
、第2図及び第3図は既提案装置の各異なる構成例のも
のの縦断側面図、第4図は本発明装置の一実施例の縦断
側面図、第5図乃至第8図は中蓋に設ける透孔の説明図
である。 1・・・容器、2・・・上蓋、3,14・・・中蓋、4
.訃・・中蓋3,14を上蓋2に取付けるための取付部
材、6・・・ターンテーブル、7・・・ガラス基板、8
・・・回転軸、M・・・駆動用モータ、9・・・空気孔
、1o・・・管1o、11・・・真空ポンプ、12・・
・反射板、13・・・蝶番、15・・・孔、16.16
a〜16g・・・透孔。
、第2図及び第3図は既提案装置の各異なる構成例のも
のの縦断側面図、第4図は本発明装置の一実施例の縦断
側面図、第5図乃至第8図は中蓋に設ける透孔の説明図
である。 1・・・容器、2・・・上蓋、3,14・・・中蓋、4
.訃・・中蓋3,14を上蓋2に取付けるための取付部
材、6・・・ターンテーブル、7・・・ガラス基板、8
・・・回転軸、M・・・駆動用モータ、9・・・空気孔
、1o・・・管1o、11・・・真空ポンプ、12・・
・反射板、13・・・蝶番、15・・・孔、16.16
a〜16g・・・透孔。
Claims (1)
- 基板上に形成させるべき膜の構成物質が溶媒に溶解され
ている状態の液体の層を表面に付着させた基板を高速回
転させてS基板上に一様な厚さの膜を形成させるように
するのに、平坦な蓋部材、または基板の周辺部に近い部
分の基板の表面との間隔が小さく、基板の中心部に近い
部分の基板の表面との間隔が大きくなされている如き構
成形態を有する蓋部材を、膜の構成物質が溶媒に溶解さ
れている状態の液体の層が付着されている基板の上方に
配設させるとともに、前記した基板と蓋部材との間の空
間部と蓋部材の外方の空間部との間に、蓋部材の外方の
空間部から基板と蓋部材との間の空間部に対してガスを
供給できるようにする手段を蓋部材に設けた塗布装置に
おいて、前記した基板と蓋部材との間の空間部と蓋部材
の外方の空間部との間に設けられている蓋部材の外方の
空間部から基板と蓋部材との間の空間部に対してガスを
供給できるようにする手段として、蓋部材の外方の空間
部から基板と蓋部材との間の空間部へのガスの供給量が
、蓋部材の中心部から外周部に行くに従がって減少する
ように構成されているものを用いてなる回転する基板上
に一様な厚さの膜を形成させる塗布装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24069883A JPS60132676A (ja) | 1983-12-20 | 1983-12-20 | 回転する基板上に一様な厚さの膜を形成させる塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24069883A JPS60132676A (ja) | 1983-12-20 | 1983-12-20 | 回転する基板上に一様な厚さの膜を形成させる塗布装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60132676A true JPS60132676A (ja) | 1985-07-15 |
JPS6231991B2 JPS6231991B2 (ja) | 1987-07-11 |
Family
ID=17063366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24069883A Granted JPS60132676A (ja) | 1983-12-20 | 1983-12-20 | 回転する基板上に一様な厚さの膜を形成させる塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60132676A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS64737A (en) * | 1987-03-27 | 1989-01-05 | Toshiba Corp | Applicator for resist |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63305984A (ja) * | 1987-06-08 | 1988-12-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 再生装置付硬水軟水器 |
JPS63305985A (ja) * | 1987-06-08 | 1988-12-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 再生装置付硬水軟水器 |
-
1983
- 1983-12-20 JP JP24069883A patent/JPS60132676A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS64737A (en) * | 1987-03-27 | 1989-01-05 | Toshiba Corp | Applicator for resist |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6231991B2 (ja) | 1987-07-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |