JPS5949439B2 - リミツトロ−ド型斜流送風機の羽根車 - Google Patents
リミツトロ−ド型斜流送風機の羽根車Info
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- JPS5949439B2 JPS5949439B2 JP7930977A JP7930977A JPS5949439B2 JP S5949439 B2 JPS5949439 B2 JP S5949439B2 JP 7930977 A JP7930977 A JP 7930977A JP 7930977 A JP7930977 A JP 7930977A JP S5949439 B2 JPS5949439 B2 JP S5949439B2
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Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はリミットロード型斜流送風機の新規な羽根車
の構成に関する。
の構成に関する。
通常のリミットロード型遠心送風機の羽根車は、第1図
に示すように、羽根1の入口縁2および出口縁3がそれ
ぞれ回転軸心4と平行で、かつ羽根1を回転軸心4と平
行な方向(矢印P方向)から眺めたとき、第2図に示す
ように、羽根1は周方向へS字形に彎曲しているけれど
も、回転軸心4の方向では羽根1にねじれがなく、回転
軸心4に直交する各平面a0、a2、・・・、anにお
ける各断面が互いに重なつて見えるような2次元曲面を
有する。
に示すように、羽根1の入口縁2および出口縁3がそれ
ぞれ回転軸心4と平行で、かつ羽根1を回転軸心4と平
行な方向(矢印P方向)から眺めたとき、第2図に示す
ように、羽根1は周方向へS字形に彎曲しているけれど
も、回転軸心4の方向では羽根1にねじれがなく、回転
軸心4に直交する各平面a0、a2、・・・、anにお
ける各断面が互いに重なつて見えるような2次元曲面を
有する。
また、羽根1の断面の多くはS字形のそれぞれの彎曲部
で単一半径の円弧か多くて2個の円弧を連結したものが
ほとんどである。したがつて、リミットロード型遠心送
風機の羽根車における羽根1の製作は比較的簡単である
。しかし、この種の羽根1においても、流体力学的な観
点から理想に近い円弧の半径が弦長(流れ方向の羽根長
さ)に沿つて漸次変化していくものは工作が非常に困難
であるゆえ、効率、騒音などの点で有利であるのはわか
つていても、あえてこの困難を冒して製作されている翼
形(エアロフオイル形)遠心送風機を除いてはいまだ実
用化されていない。これに対し、リミットロード型斜流
送風機では、第3図に示すように、羽根11の入口縁1
2および出口縁13はいずれも回転軸心14と平行でな
い。
で単一半径の円弧か多くて2個の円弧を連結したものが
ほとんどである。したがつて、リミットロード型遠心送
風機の羽根車における羽根1の製作は比較的簡単である
。しかし、この種の羽根1においても、流体力学的な観
点から理想に近い円弧の半径が弦長(流れ方向の羽根長
さ)に沿つて漸次変化していくものは工作が非常に困難
であるゆえ、効率、騒音などの点で有利であるのはわか
つていても、あえてこの困難を冒して製作されている翼
形(エアロフオイル形)遠心送風機を除いてはいまだ実
用化されていない。これに対し、リミットロード型斜流
送風機では、第3図に示すように、羽根11の入口縁1
2および出口縁13はいずれも回転軸心14と平行でな
い。
そして、いま、主板16と側板17の間の気体通路内を
気体が入口縁12から出口縁13の方向へ流れるとき、
気体は上記気体通路内で層状に、かつ連続した無限の数
の流線上を流れると仮定し、この中の複数の代表的なも
のを代表流線151、152、・・・、15nとして、
これら代表流線151、152、・・・、15nにより
、気体通路の横断面を複数(この例ではn−1個)に分
割する。こうすると、回転軸心14から入口縁12まで
の半径が羽根車内の気体通路中における各代表流線15
1,152,…215nごとにγIn]FTin2′1
35γInnのように漸次変化し、また、軸心14から
出口縁13までの各半径もγ0Ut1?γ0Ut2F1
3′γ0utnのように漸次変化している。これら半径
が変化すればそれに応じて流入出点での回転周速度が変
化するので、第4図に示すように、入口縁12での衝突
損失を少なくするためには、流入角β1を入口縁13に
沿つて漸次変化させねばならず、また、出口縁13での
昇圧ヘツドを揃えるためには、流出角β2を出口縁に沿
つて漸次変化させねばならない。したがつて、理想的な
送風機性能を得るには、羽根11の形状を回転軸心14
の方向から見たとき、ねじれた複雑な3次元曲面を持つ
ようにしなければならない。換言すれば、第3図に示す
リミツトロード型送風機の羽根車に第1図および第2図
に示したリミツトロード型遠心送風機の羽根1と同じS
字形のそれぞれの彎曲部で単一円弧または2個円弧を持
つ2次元曲面の羽根11を、代表流線15,,152,
・・・,15nが傾いているのに合わせて傾けて取付け
るだけでは、ごく小型のものを除いて送風機性能が低下
し、これを改良せんがために強いてねじれた3次元曲面
の羽根11を製作しようとしても極めて困難である。
気体が入口縁12から出口縁13の方向へ流れるとき、
気体は上記気体通路内で層状に、かつ連続した無限の数
の流線上を流れると仮定し、この中の複数の代表的なも
のを代表流線151、152、・・・、15nとして、
これら代表流線151、152、・・・、15nにより
、気体通路の横断面を複数(この例ではn−1個)に分
割する。こうすると、回転軸心14から入口縁12まで
の半径が羽根車内の気体通路中における各代表流線15
1,152,…215nごとにγIn]FTin2′1
35γInnのように漸次変化し、また、軸心14から
出口縁13までの各半径もγ0Ut1?γ0Ut2F1
3′γ0utnのように漸次変化している。これら半径
が変化すればそれに応じて流入出点での回転周速度が変
化するので、第4図に示すように、入口縁12での衝突
損失を少なくするためには、流入角β1を入口縁13に
沿つて漸次変化させねばならず、また、出口縁13での
昇圧ヘツドを揃えるためには、流出角β2を出口縁に沿
つて漸次変化させねばならない。したがつて、理想的な
送風機性能を得るには、羽根11の形状を回転軸心14
の方向から見たとき、ねじれた複雑な3次元曲面を持つ
ようにしなければならない。換言すれば、第3図に示す
リミツトロード型送風機の羽根車に第1図および第2図
に示したリミツトロード型遠心送風機の羽根1と同じS
字形のそれぞれの彎曲部で単一円弧または2個円弧を持
つ2次元曲面の羽根11を、代表流線15,,152,
・・・,15nが傾いているのに合わせて傾けて取付け
るだけでは、ごく小型のものを除いて送風機性能が低下
し、これを改良せんがために強いてねじれた3次元曲面
の羽根11を製作しようとしても極めて困難である。
元来、この種の送風機の羽根車は、いずれも鋳造ではな
く、主として圧延鋼板から組立てて作られ、しかも直径
3〜4m級の大型のものまで各種の寸法のものを多種小
量生産されるものであるから、このような羽根車の羽根
に、2次元曲面は良いとしても、3次元曲面を持たせた
送風機をその都度商業採算に乗るコストで作ることは極
めて困難である。
く、主として圧延鋼板から組立てて作られ、しかも直径
3〜4m級の大型のものまで各種の寸法のものを多種小
量生産されるものであるから、このような羽根車の羽根
に、2次元曲面は良いとしても、3次元曲面を持たせた
送風機をその都度商業採算に乗るコストで作ることは極
めて困難である。
このことが、第1図のような2次元曲面の羽根1を植設
した羽根車を持つリミツトロード型遠心送風機が従来の
一般に製作されているのに反し、第3図および第4図に
示すような3次元曲面の羽根11を必要とするリミツト
ロード型斜流送風機については、それが遠心送風機と軸
流送風機との中間的な高い性能を持つものと期待されて
いるにもかかわらず、いまだに実用化されていない理由
の1つである。
した羽根車を持つリミツトロード型遠心送風機が従来の
一般に製作されているのに反し、第3図および第4図に
示すような3次元曲面の羽根11を必要とするリミツト
ロード型斜流送風機については、それが遠心送風機と軸
流送風機との中間的な高い性能を持つものと期待されて
いるにもかかわらず、いまだに実用化されていない理由
の1つである。
そこで、この発明の目的は、2次元曲面である2つの円
筒面の一部を羽根に利用することにより、流体力学的に
理想に近い3次元曲面の羽根と同等効果を得て、優れた
送風機性能を持ち、なおかつ、上に記した工作上の困難
を解消して、製作の容易なリミツトロード型斜流送風機
の羽根車を提供することにある。
筒面の一部を羽根に利用することにより、流体力学的に
理想に近い3次元曲面の羽根と同等効果を得て、優れた
送風機性能を持ち、なおかつ、上に記した工作上の困難
を解消して、製作の容易なリミツトロード型斜流送風機
の羽根車を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明は、主板と側板が
構成する両円錐面に対して、円筒母線上で互いに接する
2個の共通な円筒面を相貫させ、これら2個の円筒面の
中心軸は、上記回転軸心に対して交差しないねじれた位
置関係にあり、もつて上記相貫による各相貫線を、羽根
の入口縁に沿つて漸次変化すべき羽根の流入点の流入角
、羽根の出口縁に沿つて漸次変化すべき羽根の流出点の
流出角、ならびにこれら流入点と流出点とを結んで円筒
面上に位置する曲線にそれぞれ合致させ、上記2個の円
筒面の一部で薄板の羽根を形成した構成としている。
構成する両円錐面に対して、円筒母線上で互いに接する
2個の共通な円筒面を相貫させ、これら2個の円筒面の
中心軸は、上記回転軸心に対して交差しないねじれた位
置関係にあり、もつて上記相貫による各相貫線を、羽根
の入口縁に沿つて漸次変化すべき羽根の流入点の流入角
、羽根の出口縁に沿つて漸次変化すべき羽根の流出点の
流出角、ならびにこれら流入点と流出点とを結んで円筒
面上に位置する曲線にそれぞれ合致させ、上記2個の円
筒面の一部で薄板の羽根を形成した構成としている。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
リミツトロード型斜流送風機の羽根車はすでに第3図に
おいて一部説明したように、ハブ18に固定した回転軸
心14と同心の截頭円錐形の主板16と、この主板16
との間で斜流的気体通路を形成すべく回転軸心14方向
に距離を隔てて同心的に配設された截頭円錐形の側板1
7と、この気体通路内に回転軸心14と同心の円周上に
多数配設され、そのそれぞれが一方の側縁を主板16に
、他方の側縁を側板1Tに溶接またはリベツト止め等で
固定され、かつ、回転軸心14寄りに気体の入口縁12
を、反対側に気体の出口縁13をもち、運転時この入口
縁12から出口縁13へ連続して気体が流れる如くした
羽根11とから構成されている。
おいて一部説明したように、ハブ18に固定した回転軸
心14と同心の截頭円錐形の主板16と、この主板16
との間で斜流的気体通路を形成すべく回転軸心14方向
に距離を隔てて同心的に配設された截頭円錐形の側板1
7と、この気体通路内に回転軸心14と同心の円周上に
多数配設され、そのそれぞれが一方の側縁を主板16に
、他方の側縁を側板1Tに溶接またはリベツト止め等で
固定され、かつ、回転軸心14寄りに気体の入口縁12
を、反対側に気体の出口縁13をもち、運転時この入口
縁12から出口縁13へ連続して気体が流れる如くした
羽根11とから構成されている。
羽根車内の代表流線151,152,・・・,150は
それぞれ半頂角θ1,θ2,・・・,θ。の円錐面を構
成し、各円錐面は回転軸心14と同心である。羽根11
はこれら各円錐面上をそれぞれ流入点Ml,M2,・・
・,MOから始まり、流出点N,,N2,・・・,Nn
で終つている。その1つである代表流線151が構成す
る円錐面を平面に展開したものが第5図で、同図には羽
根11の断面が1枚だけ描かれている。第5図における
羽根11の断面は、流出点M1で所望の流入角β1,を
、流出点N1で所望の流出角β21を持ち、その間は楕
円の一部に近似した如く、曲率半径ρが次第に変化する
曲線で連結され、この羽根11の所望の流入角β11お
よび曲率半径ρは、第3図の代表流線152,153,
・・・,15。に移行するにしたがい、第4図に示すA
2,β13,・・・,β,nのように漸次変化するので
羽根11には複雑な3次元曲面が要求される。第6図は
第3図に示す代表流線15,,152,・・・,15n
が構成する各円錐面と新規に想定する2個の円筒面19
,20との相貫斜視図で、第7図A〜Cにおいて代表流
線151が構成する円錐面と、円筒面19および円筒面
20との相貫図が投影的に示されている。
それぞれ半頂角θ1,θ2,・・・,θ。の円錐面を構
成し、各円錐面は回転軸心14と同心である。羽根11
はこれら各円錐面上をそれぞれ流入点Ml,M2,・・
・,MOから始まり、流出点N,,N2,・・・,Nn
で終つている。その1つである代表流線151が構成す
る円錐面を平面に展開したものが第5図で、同図には羽
根11の断面が1枚だけ描かれている。第5図における
羽根11の断面は、流出点M1で所望の流入角β1,を
、流出点N1で所望の流出角β21を持ち、その間は楕
円の一部に近似した如く、曲率半径ρが次第に変化する
曲線で連結され、この羽根11の所望の流入角β11お
よび曲率半径ρは、第3図の代表流線152,153,
・・・,15。に移行するにしたがい、第4図に示すA
2,β13,・・・,β,nのように漸次変化するので
羽根11には複雑な3次元曲面が要求される。第6図は
第3図に示す代表流線15,,152,・・・,15n
が構成する各円錐面と新規に想定する2個の円筒面19
,20との相貫斜視図で、第7図A〜Cにおいて代表流
線151が構成する円錐面と、円筒面19および円筒面
20との相貫図が投影的に示されている。
第6図において、半径C,の円筒面19は、U軸方向へ
距離U。l,V軸方向へ距離VOlを存し、半径C2の
円筒面20はU軸方向へ距離U。2,V軸方向へ距離V
。
距離U。l,V軸方向へ距離VOlを存し、半径C2の
円筒面20はU軸方向へ距離U。2,V軸方向へ距離V
。
2を存し、かつ、両円筒面19,20は半頂角θ1の円
錐面15,1の中心軸Hに対して同一角度Kだけ傾くと
ともに、V軸上の点Sを通る円筒母線S,−S2上で互
いに接している。
錐面15,1の中心軸Hに対して同一角度Kだけ傾くと
ともに、V軸上の点Sを通る円筒母線S,−S2上で互
いに接している。
すなわち、円筒面19の中心軸0,から距離U。l離れ
ていて、かつ中心軸H(回転軸心14と同じ)を含む平
面(この平面は同時にV軸も含む)を考え、この平面と
直角方向に、すなわちU方向に眺めたとき、円筒面19
の中心軸01および円筒面20の中心軸02は、第7図
Bの通り角度Kだけ傾いている。つまり、円筒面19,
20の中心軸0,,02はいずれも、回転軸心Hに対し
て交差しないねじれた位置関係にある。ここでU,V,
Wは、円錐面15,1の頂点Eを原点とし、W軸が円筒
面19の中心軸0,および円筒面20の中心軸02と平
行で、軸が第7図に示すように、W軸方向(第6図の矢
印Q方向)に見たときに曲線′15NM1N1上におけ
る円筒面19と円筒面?との接点であるM8lに重なる
ように取つた3次元直交座標である。
ていて、かつ中心軸H(回転軸心14と同じ)を含む平
面(この平面は同時にV軸も含む)を考え、この平面と
直角方向に、すなわちU方向に眺めたとき、円筒面19
の中心軸01および円筒面20の中心軸02は、第7図
Bの通り角度Kだけ傾いている。つまり、円筒面19,
20の中心軸0,,02はいずれも、回転軸心Hに対し
て交差しないねじれた位置関係にある。ここでU,V,
Wは、円錐面15,1の頂点Eを原点とし、W軸が円筒
面19の中心軸0,および円筒面20の中心軸02と平
行で、軸が第7図に示すように、W軸方向(第6図の矢
印Q方向)に見たときに曲線′15NM1N1上におけ
る円筒面19と円筒面?との接点であるM8lに重なる
ように取つた3次元直交座標である。
W軸の取り方から、円筒19の傾き角度Kはw軸と円錐
面15,1の中心軸Hとがなす角で表わされる。円錐面
15,,は第3図における代表流線151が構成する円
錐面と同一であり、この円錐面15,,と両円筒面19
,20との相貫線、つまり接触線のうちM1からM8l
を通りN,までの線分が第7図Cにおいて円錐面151
1を展開した図面上で太線によつて示され、これは第5
図と等価となる。すなわち、第5図に示された1つの代
表流線151の円錐面151,上における所望の流入角
β,1、流出角β21を持ち、流入点M1と流出点N1
との中間部が漸次変化する曲率半径ρを持ち、かつ上記
円筒面19,20(第7図参照)上に位置する滑らかな
S字形曲線で連結された羽根11の断面形状は、第7図
A,Bに示す距離U。
面15,1の中心軸Hとがなす角で表わされる。円錐面
15,,は第3図における代表流線151が構成する円
錐面と同一であり、この円錐面15,,と両円筒面19
,20との相貫線、つまり接触線のうちM1からM8l
を通りN,までの線分が第7図Cにおいて円錐面151
1を展開した図面上で太線によつて示され、これは第5
図と等価となる。すなわち、第5図に示された1つの代
表流線151の円錐面151,上における所望の流入角
β,1、流出角β21を持ち、流入点M1と流出点N1
との中間部が漸次変化する曲率半径ρを持ち、かつ上記
円筒面19,20(第7図参照)上に位置する滑らかな
S字形曲線で連結された羽根11の断面形状は、第7図
A,Bに示す距離U。
l,VOl,UO2,VO2、傾き角度K、および半径
Cl,C2を後述する方法で求めることにより幾何学的
に得られる。これらの関係を幾何学的に考察する。いま
、第7図において、代表流線151が構成する円錐面1
511と円筒面19との相貫線の一部である曲線′25
\M8lNl上にある任意の点mを考える。
Cl,C2を後述する方法で求めることにより幾何学的
に得られる。これらの関係を幾何学的に考察する。いま
、第7図において、代表流線151が構成する円錐面1
511と円筒面19との相貫線の一部である曲線′25
\M8lNl上にある任意の点mを考える。
点mは第7図A上では座標U,vを持ち、第7図B上で
は座標V,wを持ち、第7図C上では座標X,yを持つ
。ここで、座標X,yは円錐面1511の頂点Eを原点
とし、接点M8lを通るY軸とこれに直交するX軸とか
らなるX−Y座標系の座標である。この場合、つぎの関
係がある。x=f(θ19U9γ) (1)y
=f(θ1,U,γ) (2)u:f(U
OlFvOlFK′θ1yC1Fγ) (3)ψ=f(
θ1,U,γ) (4)ここで、γは第7
図Bに示すように、点mと中心軸Hとの距離、ψは第7
図Cに示すように、点mと原点Eとを結ぶ直線がY軸と
なす角である。
は座標V,wを持ち、第7図C上では座標X,yを持つ
。ここで、座標X,yは円錐面1511の頂点Eを原点
とし、接点M8lを通るY軸とこれに直交するX軸とか
らなるX−Y座標系の座標である。この場合、つぎの関
係がある。x=f(θ19U9γ) (1)y
=f(θ1,U,γ) (2)u:f(U
OlFvOlFK′θ1yC1Fγ) (3)ψ=f(
θ1,U,γ) (4)ここで、γは第7
図Bに示すように、点mと中心軸Hとの距離、ψは第7
図Cに示すように、点mと原点Eとを結ぶ直線がY軸と
なす角である。
さらに、微分法による関係式にそれぞれ(1)〜(4)
式を代入すれば、m点の第7図Cにおける曲率半径ρと
角度(流れ角)βが得られる。
式を代入すれば、m点の第7図Cにおける曲率半径ρと
角度(流れ角)βが得られる。
点mが接点M8l上にあれば、そのときのβはS字形の
変曲点での流れ角β81に一致し、点mが流出点N1上
にあれば、そのときのβは流出角β21と一致する。同
様に、任意の点mが、代表流線151の構成する円錐面
1511と円筒面20との相貫線の一部である弧線煩?
8,上にある場合を考えると、上記(3)式がu:f(
UO2りVO2》K!θ1?C2ラγ) (3Yと変わ
るだけで、上記の理論をそのまま適用できる。
変曲点での流れ角β81に一致し、点mが流出点N1上
にあれば、そのときのβは流出角β21と一致する。同
様に、任意の点mが、代表流線151の構成する円錐面
1511と円筒面20との相貫線の一部である弧線煩?
8,上にある場合を考えると、上記(3)式がu:f(
UO2りVO2》K!θ1?C2ラγ) (3Yと変わ
るだけで、上記の理論をそのまま適用できる。
したがつて、点mが流入点M1上にあれば、そのときの
流れ角βは流入角β,1と一致し、点mが接点M8l上
にあれば、そのときの流れ角βはS字形の変曲点での流
れ角β51に一致する。このβ,1は、2個の円筒面1
9,20がその母線S1−S2上において互いに接して
いるから、円筒面19上(曲線01上)での演算でも、
円筒面20上(曲線M??1上)での演算でも、その接
点(変曲点)での流れ角β81は同じ値となり、その結
果、S字形の曲線ml),は代数学で言う連続となる。
また、曲率半径ρは点mが流入点M1から流出点N1へ
移動して行くにしたがい、少しづつ変化して行くので、
S字形のそれぞれの彎曲部において単一のもしくはせい
ぜい2個の半径を連結した従来のリミットロード型遠心
送風機の羽根車に比べて、流入点M1から流出点N1ま
でのS字形曲線が理想的な滑らかなものとなる。以上に
よつて、第3図に示した代表流線151が第6図に概略
的に示すように得られる。
流れ角βは流入角β,1と一致し、点mが接点M8l上
にあれば、そのときの流れ角βはS字形の変曲点での流
れ角β51に一致する。このβ,1は、2個の円筒面1
9,20がその母線S1−S2上において互いに接して
いるから、円筒面19上(曲線01上)での演算でも、
円筒面20上(曲線M??1上)での演算でも、その接
点(変曲点)での流れ角β81は同じ値となり、その結
果、S字形の曲線ml),は代数学で言う連続となる。
また、曲率半径ρは点mが流入点M1から流出点N1へ
移動して行くにしたがい、少しづつ変化して行くので、
S字形のそれぞれの彎曲部において単一のもしくはせい
ぜい2個の半径を連結した従来のリミットロード型遠心
送風機の羽根車に比べて、流入点M1から流出点N1ま
でのS字形曲線が理想的な滑らかなものとなる。以上に
よつて、第3図に示した代表流線151が第6図に概略
的に示すように得られる。
以下、同様にして第3図の各代表流線152,153,
・・・15nが円筒面19,20と各円錐面1521,
1531,・・・,1501との各相貫線として得られ
る。第8図Aはこの状態を第6図の矢印Q方向から見た
投影図で、この図は第7図Aに対応し、また、第8図B
は第7図Bに対応する。これら各相貫線は各円錐面15
21,1531,・・・,1501に対し、円錐面15
11について行なつたと同様の演算を行なえば容易に算
出することができる。つまり、第8図A,Bは第7図に
、さらに円錐面1511と共通の軸心Hを持ち、それぞ
れ半頂角θ2夕θ3夕゜゜゜9θ。
・・・15nが円筒面19,20と各円錐面1521,
1531,・・・,1501との各相貫線として得られ
る。第8図Aはこの状態を第6図の矢印Q方向から見た
投影図で、この図は第7図Aに対応し、また、第8図B
は第7図Bに対応する。これら各相貫線は各円錐面15
21,1531,・・・,1501に対し、円錐面15
11について行なつたと同様の演算を行なえば容易に算
出することができる。つまり、第8図A,Bは第7図に
、さらに円錐面1511と共通の軸心Hを持ち、それぞ
れ半頂角θ2夕θ3夕゜゜゜9θ。
を持つ円錐面1521,15319゜゜゜915n1が
付加されている。この様なn個の円錐面1511,15
21,・・・,15。1を第3図の代表流線151,1
52,・・・,15nが構成するn個の円錐面と同じ配
置とし、かつ第3図の羽根11を第8図の半径C1なる
円筒面19および半径C2なる円筒面20の一部に置換
する。
付加されている。この様なn個の円錐面1511,15
21,・・・,15。1を第3図の代表流線151,1
52,・・・,15nが構成するn個の円錐面と同じ配
置とし、かつ第3図の羽根11を第8図の半径C1なる
円筒面19および半径C2なる円筒面20の一部に置換
する。
第6図、第8図Aでも明らかなように、n個の円錐面上
の各相貫線を円筒面19,20の軸方向(第6図の矢印
Q方向)に見れば、各相貫線つまり羽根11は半径C1
を持つ円筒面19および半径C2を持つ円筒面20で構
成されるところの2次元曲面の一部としてねじれがなく
、同一断面形に重なつて見える。
の各相貫線を円筒面19,20の軸方向(第6図の矢印
Q方向)に見れば、各相貫線つまり羽根11は半径C1
を持つ円筒面19および半径C2を持つ円筒面20で構
成されるところの2次元曲面の一部としてねじれがなく
、同一断面形に重なつて見える。
円錐面1511を平面に展開すれば前記の通り第7図C
となるが、円錐面1521,1531,・・・,15。
1も同様に展開することができ、各展開による各相貫線
は、第8図では図示が省略されているけれども、第6図
に概略的に示すように、流入点M2,M3,・・・,M
nで始まり、接点(変曲点)MS22mS3′18′M
Snを通つて)流出点N2′N3,・・・,Nnで終り
、それぞれ代表流線151における流入角β,,、流出
角β21とは少しづつ異なつた流入角β,2,β,3,
・・・,β1nおよび流出角β22,β23,・・・,
β2。
となるが、円錐面1521,1531,・・・,15。
1も同様に展開することができ、各展開による各相貫線
は、第8図では図示が省略されているけれども、第6図
に概略的に示すように、流入点M2,M3,・・・,M
nで始まり、接点(変曲点)MS22mS3′18′M
Snを通つて)流出点N2′N3,・・・,Nnで終り
、それぞれ代表流線151における流入角β,,、流出
角β21とは少しづつ異なつた流入角β,2,β,3,
・・・,β1nおよび流出角β22,β23,・・・,
β2。
を有し、流入点と流出点との中間は少しづつ曲率半径ρ
が変化するような曲線で滑らかに連結されている。勿論
、各相貫線は円筒面19と円筒面20の接点MS2ym
S3FlOツMsnにおいても代数学で言う連続となつ
ている。
が変化するような曲線で滑らかに連結されている。勿論
、各相貫線は円筒面19と円筒面20の接点MS2ym
S3FlOツMsnにおいても代数学で言う連続となつ
ている。
流入角β11,β12,・・・,β,。および流出角β
21,β22,・・・,β2。が相互に少しづつ異なる
ことは先に第3図において述べたように、各代表流線1
51,152,・・・,150ごとに流入点の半径距離
γInおよび流出点の半径距離γ。U1が変化している
ために当然のことがらである。上記のようにして、各相
貫線つまり各代表流線15,,152,・・・,15。
21,β22,・・・,β2。が相互に少しづつ異なる
ことは先に第3図において述べたように、各代表流線1
51,152,・・・,150ごとに流入点の半径距離
γInおよび流出点の半径距離γ。U1が変化している
ために当然のことがらである。上記のようにして、各相
貫線つまり各代表流線15,,152,・・・,15。
が演算決定されたならば、代表流線151での曲線〈脳
、、代表流線15。での曲線M中ド。、残る各代表流線
にまたがる曲線/5−\NlNnおよび直線M8lm8
。
、、代表流線15。での曲線M中ド。、残る各代表流線
にまたがる曲線/5−\NlNnおよび直線M8lm8
。
で囲まれる部分を半径C1の円筒面19から、また、代
表流線15,での曲線(≧,、代表流線150での曲線
08。残る各代表流線にまたがる曲線MlMOおよび直
線M8lm5。で囲まれる部分を円筒面20から切り出
す。この切出軌跡は第7図におけるm点座標つまりm(
U,v,w)より容易に知ることができる。他方、平面
に展開した場合の切出軌跡も同様に、m点座標m(X,
y)より容易に知れるので、先に1枚の鋼板から曲線M
??,◎0,?脳。および既?辷で囲まれる部分を切り
出してから半径C,および半径C2に曲げてS字形とし
てもよい。この場合、半径C1の円筒面19と半径C2
の円筒面20との連結線は、それぞれの円筒面の母線で
あるので、たとえば、ロール加工によつて鋼板を曲げる
場合には加工が容易である。上記のようにして、円筒面
19,20から羽根11を切り出し、あるいは、先に切
り出した鋼板を半径Cl,C2からなるS字形羽根11
に曲げて、第9図に示すように、主板16と側板17と
の間に挿入して組立てれば、斜流送風機として必要とさ
れていた3次元曲面を持つ羽根を用いなくとも、それと
同等の性能を持つ羽根を容易に製作することができる。
表流線15,での曲線(≧,、代表流線150での曲線
08。残る各代表流線にまたがる曲線MlMOおよび直
線M8lm5。で囲まれる部分を円筒面20から切り出
す。この切出軌跡は第7図におけるm点座標つまりm(
U,v,w)より容易に知ることができる。他方、平面
に展開した場合の切出軌跡も同様に、m点座標m(X,
y)より容易に知れるので、先に1枚の鋼板から曲線M
??,◎0,?脳。および既?辷で囲まれる部分を切り
出してから半径C,および半径C2に曲げてS字形とし
てもよい。この場合、半径C1の円筒面19と半径C2
の円筒面20との連結線は、それぞれの円筒面の母線で
あるので、たとえば、ロール加工によつて鋼板を曲げる
場合には加工が容易である。上記のようにして、円筒面
19,20から羽根11を切り出し、あるいは、先に切
り出した鋼板を半径Cl,C2からなるS字形羽根11
に曲げて、第9図に示すように、主板16と側板17と
の間に挿入して組立てれば、斜流送風機として必要とさ
れていた3次元曲面を持つ羽根を用いなくとも、それと
同等の性能を持つ羽根を容易に製作することができる。
実際に、この発明によるリミツトロード型斜流送風機の
羽根車を設計する場合には、まず、第3図に示す代表流
線151〜15nを決める。
羽根車を設計する場合には、まず、第3図に示す代表流
線151〜15nを決める。
これより円錐面の半頂角θ1〜θ。が決まる。羽根の内
外径比は風量および風圧により一応の標準値が決まつて
いるから、回転数より羽根入口縁12に沿う流入角β1
の分布および羽根出口縁13に沿う流出角β2の分布が
定まる。
外径比は風量および風圧により一応の標準値が決まつて
いるから、回転数より羽根入口縁12に沿う流入角β1
の分布および羽根出口縁13に沿う流出角β2の分布が
定まる。
また変曲点M8での流れ角β8も経験的な値として一応
の標準値が決まつている。第6図および第7図に示す距
離U。,,Ol,UO2,VO2は傾き角度Kと円筒半
径Cl,C2が決まれば変曲点M8lの半径距離γ81
(第7図B)と流れ角β81とから一義的に決定される
。したがつて、残る変数はK,Cl,C2の3つであつ
て、流入点ではKとC2、流出点ではKとC1の2つが
それぞれ変数となる。この3変数を変化させて出口縁1
3における流出角β2および入口縁12における流入角
β1が所定の値となるようにK,Cl,C2の値を求め
る。以上のように、設計資料としては羽根車の流入角、
流出角および内外径比が与えられたとき、直ちに諸寸法
が見い出せるようにデータを用意しておくとよい。
の標準値が決まつている。第6図および第7図に示す距
離U。,,Ol,UO2,VO2は傾き角度Kと円筒半
径Cl,C2が決まれば変曲点M8lの半径距離γ81
(第7図B)と流れ角β81とから一義的に決定される
。したがつて、残る変数はK,Cl,C2の3つであつ
て、流入点ではKとC2、流出点ではKとC1の2つが
それぞれ変数となる。この3変数を変化させて出口縁1
3における流出角β2および入口縁12における流入角
β1が所定の値となるようにK,Cl,C2の値を求め
る。以上のように、設計資料としては羽根車の流入角、
流出角および内外径比が与えられたとき、直ちに諸寸法
が見い出せるようにデータを用意しておくとよい。
たとえば、内外径比λ、円錐半頂角θ,S字形変曲点で
の流れ角β8の場合、円筒半径C1をパラメータとして
横軸に傾き角度K、縦軸に流出角β2を取つた図表と、
円筒半径C2をパラメータとして横軸に傾き角度K、縦
軸に流入角β2を取つた図表とを作成しておくとよい。
この2枚の図表の使用に際しては、勿論、傾き角度Kを
共通の値としなくてはならない。第10図は、第3図の
羽根車にさらに円錐形の中間板21が入り、羽根11が
全周にわたつて11,および112に2分割されている
。
の流れ角β8の場合、円筒半径C1をパラメータとして
横軸に傾き角度K、縦軸に流出角β2を取つた図表と、
円筒半径C2をパラメータとして横軸に傾き角度K、縦
軸に流入角β2を取つた図表とを作成しておくとよい。
この2枚の図表の使用に際しては、勿論、傾き角度Kを
共通の値としなくてはならない。第10図は、第3図の
羽根車にさらに円錐形の中間板21が入り、羽根11が
全周にわたつて11,および112に2分割されている
。
事情によつては中間板を複数枚入れて羽根11をより多
く分割することもできる。これは、羽根11上の全部の
代表流線151〜15nにわたつて2個の円筒面19,
20だけでは流入角β11〜β,nや流出角β2,〜β
2nの必要な変化を満たせない場合、互いに異なる4個
またはそれ以上の円筒面との相貫による羽根を用いるこ
とができるからである。さらに他の理由は、中間板21
を介挿して羽根車自体の強度を増すためである。この発
明は前述の通り、リミツトロード型斜流送風機の羽根車
において、従来必要とされていた3次元曲面に代わり、
2次元曲面である。
く分割することもできる。これは、羽根11上の全部の
代表流線151〜15nにわたつて2個の円筒面19,
20だけでは流入角β11〜β,nや流出角β2,〜β
2nの必要な変化を満たせない場合、互いに異なる4個
またはそれ以上の円筒面との相貫による羽根を用いるこ
とができるからである。さらに他の理由は、中間板21
を介挿して羽根車自体の強度を増すためである。この発
明は前述の通り、リミツトロード型斜流送風機の羽根車
において、従来必要とされていた3次元曲面に代わり、
2次元曲面である。
円筒面の一部を用いて理想的な3次元曲面羽根と同等の
性能を発揮できるようにしたものである。すなわち、羽
根車内の気体通路中における各代表流線が気体通路中に
占める位置に応じて羽根の流入角および流出角が漸次変
化している上に、流入点から流出点までの曲線も、リミ
ツトロード型遠心送風機に見られるようなS字形のそれ
ぞれの彎曲部で単一半径の円弧かせいぜい2個の円弧を
連結したようなものではなく、流体力学的に理想に近い
、曲率半径が弦長(羽根の流れ方向長さ)に沿つて漸次
変化する形状となつている。このように、従来3次元曲
面羽根を必要とするために極めて製作困難と考えられ、
そのため、遠心送風機と軸流送風機との中間的な高い性
能を持つものとして期待されながら製品化が行なわれな
かつたリミツトロード型斜流送風機を、この発明によれ
ば、安価に製作できて工業的価値を高めることができる
。
性能を発揮できるようにしたものである。すなわち、羽
根車内の気体通路中における各代表流線が気体通路中に
占める位置に応じて羽根の流入角および流出角が漸次変
化している上に、流入点から流出点までの曲線も、リミ
ツトロード型遠心送風機に見られるようなS字形のそれ
ぞれの彎曲部で単一半径の円弧かせいぜい2個の円弧を
連結したようなものではなく、流体力学的に理想に近い
、曲率半径が弦長(羽根の流れ方向長さ)に沿つて漸次
変化する形状となつている。このように、従来3次元曲
面羽根を必要とするために極めて製作困難と考えられ、
そのため、遠心送風機と軸流送風機との中間的な高い性
能を持つものとして期待されながら製品化が行なわれな
かつたリミツトロード型斜流送風機を、この発明によれ
ば、安価に製作できて工業的価値を高めることができる
。
第1図はリミツトロード型遠心送風機の羽根車の一部を
示す縦断面図、第2図は第1図の正面図、第3図はリミ
ツトロード型斜流送風機の羽根車の一部を示す縦断面図
、第4図は第3図の要部斜視図、第5図は第3図の代表
流線151が構成する円錐面1511の平面展開図、第
6図はこの発明による羽根車の羽根の製作を説明するた
めの斜視図、第7図A−Cおよび第8図A,Bは第6図
の投影図、第9図はこの発明によるリミツトロード型斜
流送風機の羽根車の一例を示す一部分の斜視図、第10
図は他の例の一部を示す縦断面図である。 11(111,112)・・・・・・羽根、12・・・
・・・入口縁、13・・・・・・出口縁、1410・・
・・・・回転軸心、151,152,・・・,15n・
・・・・・.代表流線、1511,1521,・・・,
15n1・・・・・・代表流線が構成する円錐面、16
・・・・・・主板、17・・・・・・側板、19,20
・・・・・・円筒面、21・・・・・・中間板、S1−
S2・・・・・・円筒母線、θ1,θ2,・・・,θ。
示す縦断面図、第2図は第1図の正面図、第3図はリミ
ツトロード型斜流送風機の羽根車の一部を示す縦断面図
、第4図は第3図の要部斜視図、第5図は第3図の代表
流線151が構成する円錐面1511の平面展開図、第
6図はこの発明による羽根車の羽根の製作を説明するた
めの斜視図、第7図A−Cおよび第8図A,Bは第6図
の投影図、第9図はこの発明によるリミツトロード型斜
流送風機の羽根車の一例を示す一部分の斜視図、第10
図は他の例の一部を示す縦断面図である。 11(111,112)・・・・・・羽根、12・・・
・・・入口縁、13・・・・・・出口縁、1410・・
・・・・回転軸心、151,152,・・・,15n・
・・・・・.代表流線、1511,1521,・・・,
15n1・・・・・・代表流線が構成する円錐面、16
・・・・・・主板、17・・・・・・側板、19,20
・・・・・・円筒面、21・・・・・・中間板、S1−
S2・・・・・・円筒母線、θ1,θ2,・・・,θ。
Claims (1)
- 1 回転軸心と同心の截頭円錐形の主板と、この主板と
斜流的気体通路を形成すべく回転軸心方向に距離を隔て
て同心的に配設された截頭円錐形の側板と、上記気体通
路内に上記回転軸心と同心の円周上に多数配設され、そ
のそれぞれが一方の側縁を上記主板に、他方の側縁を上
記側板に固定され、かつ、上記回転軸心寄りに気体の入
口縁を、反対側に気体の出口縁をもち、運転時この入口
縁から出口縁へ連続して気体が流れる羽根とを備え、上
記主板と側板が構成する両円錐面に対して、円筒母線上
で互いに接する2個の共通な円筒面を相貫させ、これら
2個の円筒面の中心軸は、上記回転軸心に対して交差し
ないねじれた位置関係にあり、もつて上記相貫による各
相貫線を、羽根の入口縁に沿つて漸次変化すべき羽根の
流入点の流入角、羽根の出口縁に沿つて漸次変化すべき
羽根の流出点の流出角、ならびにこれら流入点と流出点
とを結んで円筒面上に位置する曲線にそれぞれ合致させ
、前記2個の円筒面の一部で薄板の羽根を形成したこと
を特徴とするリミットロード型斜流送風機の羽根車。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7930977A JPS5949439B2 (ja) | 1977-07-01 | 1977-07-01 | リミツトロ−ド型斜流送風機の羽根車 |
GB21834/78A GB1598616A (en) | 1977-06-29 | 1978-05-24 | Diagonal-flow fan wheel with blades of developable surface shape |
DE2826791A DE2826791C2 (de) | 1977-06-29 | 1978-06-19 | Gebläserad für ein Diagonalgebläse |
FR7818388A FR2396191A1 (fr) | 1977-06-29 | 1978-06-20 | Rotor de ventilateur a flux diagonal dont les pales presentent une surface developpable |
BR7803987A BR7803987A (pt) | 1977-06-29 | 1978-06-23 | Roda de ventilador de fluxo diagonal |
US05/918,556 US4274810A (en) | 1977-06-29 | 1978-06-23 | Diagonal-flow fan wheel with blades of developable surface shape |
US06/214,290 US4401410A (en) | 1977-06-29 | 1980-12-08 | Diagonal-flow fan wheel with blades of developable surface shape |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7930977A JPS5949439B2 (ja) | 1977-07-01 | 1977-07-01 | リミツトロ−ド型斜流送風機の羽根車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5414012A JPS5414012A (en) | 1979-02-01 |
JPS5949439B2 true JPS5949439B2 (ja) | 1984-12-03 |
Family
ID=13686243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7930977A Expired JPS5949439B2 (ja) | 1977-06-29 | 1977-07-01 | リミツトロ−ド型斜流送風機の羽根車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5949439B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63202431U (ja) * | 1987-06-18 | 1988-12-27 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55106442A (en) * | 1979-02-09 | 1980-08-15 | Ricoh Co Ltd | Blur detector |
JP4737844B2 (ja) * | 2001-02-05 | 2011-08-03 | 株式会社東芝 | 流体機械の羽根およびその設計方法および製造方法 |
JP6390272B2 (ja) | 2014-08-29 | 2018-09-19 | 日本電産株式会社 | インペラ、及び送風機 |
-
1977
- 1977-07-01 JP JP7930977A patent/JPS5949439B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63202431U (ja) * | 1987-06-18 | 1988-12-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5414012A (en) | 1979-02-01 |
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