JPS5947037B2 - 電解方法 - Google Patents
電解方法Info
- Publication number
- JPS5947037B2 JPS5947037B2 JP51126275A JP12627576A JPS5947037B2 JP S5947037 B2 JPS5947037 B2 JP S5947037B2 JP 51126275 A JP51126275 A JP 51126275A JP 12627576 A JP12627576 A JP 12627576A JP S5947037 B2 JPS5947037 B2 JP S5947037B2
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- JP
- Japan
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- chamber
- anode
- alkali metal
- exchange membrane
- cation exchange
- Prior art date
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- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25B—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
- C25B9/00—Cells or assemblies of cells; Constructional parts of cells; Assemblies of constructional parts, e.g. electrode-diaphragm assemblies; Process-related cell features
- C25B9/70—Assemblies comprising two or more cells
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25B—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
- C25B1/00—Electrolytic production of inorganic compounds or non-metals
- C25B1/01—Products
- C25B1/34—Simultaneous production of alkali metal hydroxides and chlorine, oxyacids or salts of chlorine, e.g. by chlor-alkali electrolysis
- C25B1/46—Simultaneous production of alkali metal hydroxides and chlorine, oxyacids or salts of chlorine, e.g. by chlor-alkali electrolysis in diaphragm cells
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- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は陽イオン交換膜を有するアルカリ金属ハロゲン
化物水溶液の電気分解用の水平式の電解槽及び電解方法
に関するものである。
化物水溶液の電気分解用の水平式の電解槽及び電解方法
に関するものである。
具体的には陽イオン交換膜を有するアルカリ金属ハロゲ
ン化物水溶液の電気分解用の電解槽において、陽イオン
交換膜が陽極から発生するハロゲンガス及びアルカリ金
属ハロゲン化物水溶液に溶存する遊離ハロゲン元素、さ
らには次亜ハロゲン酸イオン等によつてアタックされ劣
化することを防止するため、陰陽両極間に陽イオン交換
膜とこれに対向配置した液透過性の隔膜を設けて陰極室
/中間室/陽極室のΞ室構造を構成させた電解槽及びそ
れを使用する電解方法に関するものである。
ン化物水溶液の電気分解用の電解槽において、陽イオン
交換膜が陽極から発生するハロゲンガス及びアルカリ金
属ハロゲン化物水溶液に溶存する遊離ハロゲン元素、さ
らには次亜ハロゲン酸イオン等によつてアタックされ劣
化することを防止するため、陰陽両極間に陽イオン交換
膜とこれに対向配置した液透過性の隔膜を設けて陰極室
/中間室/陽極室のΞ室構造を構成させた電解槽及びそ
れを使用する電解方法に関するものである。
本発明の電解槽ではハロゲンによる陽イオン交換膜のア
タックをより効果的に阻止すること、さらに電気分解に
際して低電圧でより高能率に運転を行わしめることを目
的としており、本発明の電解槽は陽イオン交換膜を実質
的に水平に設置し、陽イオン交換膜の上側に陰極を設け
て陰極室となし、陽イオン交換膜と、それに対向してそ
の下側に設置した液透過性の隔膜とにより規定される中
間室を設け、さらに液透過性隔膜の下側に直接または挿
入物を介して合体した金網からなる陽極を設け、かつ該
陽極の下側に空洞部を有する陽極室を各々設けてなる水
平式三室構造の電解槽であつて、陽極室が陰極室及び中
間室より必ず下側に配置されているのが特長の第1であ
る。更に上記の水平式三室構造の電解槽を単位槽(ユニ
ットセル)として、陽イオン交換膜に対して垂直の方向
に二つ以上の単位槽を積み重ねて、積層とした多段型水
平式電解槽として構成したものであり、床面積当りの生
産性の向上を図り、また、電解槽への水、力性アルカリ
及びアルカリ金属ハロゲン化物水溶液の供給は単位槽に
それぞれ独立に行なうか、あるいはまた最上段の単位槽
に供給しこれより排出される力性アルカリ及びアルカリ
金属ハロゲン化物水溶液は次の下段の単位槽に供給し、
順次下段に向つて重力落下させつつ最下段の単位槽から
製品の力性アルカリ液と希アルカリ金属ハロゲン化物水
溶液を取り出すようにすることもでき、これらの組合せ
による供給取り出システムも可能である。
タックをより効果的に阻止すること、さらに電気分解に
際して低電圧でより高能率に運転を行わしめることを目
的としており、本発明の電解槽は陽イオン交換膜を実質
的に水平に設置し、陽イオン交換膜の上側に陰極を設け
て陰極室となし、陽イオン交換膜と、それに対向してそ
の下側に設置した液透過性の隔膜とにより規定される中
間室を設け、さらに液透過性隔膜の下側に直接または挿
入物を介して合体した金網からなる陽極を設け、かつ該
陽極の下側に空洞部を有する陽極室を各々設けてなる水
平式三室構造の電解槽であつて、陽極室が陰極室及び中
間室より必ず下側に配置されているのが特長の第1であ
る。更に上記の水平式三室構造の電解槽を単位槽(ユニ
ットセル)として、陽イオン交換膜に対して垂直の方向
に二つ以上の単位槽を積み重ねて、積層とした多段型水
平式電解槽として構成したものであり、床面積当りの生
産性の向上を図り、また、電解槽への水、力性アルカリ
及びアルカリ金属ハロゲン化物水溶液の供給は単位槽に
それぞれ独立に行なうか、あるいはまた最上段の単位槽
に供給しこれより排出される力性アルカリ及びアルカリ
金属ハロゲン化物水溶液は次の下段の単位槽に供給し、
順次下段に向つて重力落下させつつ最下段の単位槽から
製品の力性アルカリ液と希アルカリ金属ハロゲン化物水
溶液を取り出すようにすることもでき、これらの組合せ
による供給取り出システムも可能である。
いずれの場合においても本発明の電解槽においての水、
力性アルカリ、及びアルカリ金属ハロゲン化物水溶液は
最上段の単位槽のレベルよりも高い位置に貯槽を置き自
然重力落下により供給することが容易であつて、従米公
知の陽イオン交換膜を有する数々の竪型多室式(フイル
タープレス式)電解槽における供給取出システムもしく
は循環システムと対比して、動力エネルギーの節約が可
能である。また本発明の水平式三室構造の単位槽及び多
段型水平式電解槽のいずれの場合においても、陽極室は
実質的に陽極で発生するハロゲンガスによるガス室とし
て保たれており、電解された希アルカリ金属ハロゲン化
物水溶液で陽極室が充満されることがないように運転す
ることが肝要である。
力性アルカリ、及びアルカリ金属ハロゲン化物水溶液は
最上段の単位槽のレベルよりも高い位置に貯槽を置き自
然重力落下により供給することが容易であつて、従米公
知の陽イオン交換膜を有する数々の竪型多室式(フイル
タープレス式)電解槽における供給取出システムもしく
は循環システムと対比して、動力エネルギーの節約が可
能である。また本発明の水平式三室構造の単位槽及び多
段型水平式電解槽のいずれの場合においても、陽極室は
実質的に陽極で発生するハロゲンガスによるガス室とし
て保たれており、電解された希アルカリ金属ハロゲン化
物水溶液で陽極室が充満されることがないように運転す
ることが肝要である。
即ち水平におかれた陽イオン交換膜とこれと対向して、
かつ陽イオン交換膜の下側におかれた液透過性隔膜とに
よつて構成される水平の中間室に原料のアルカリ金属ハ
ロゲン化物水溶液を供給しつつ電解を行なうと、アルカ
リ金属イオンは上側にある陽イオン交換膜を通つて、上
部に移動し、陽イオン交換膜より上部にある陰極におい
て水電解が行われて、力性アルカリ及び水素を生産する
が、一方ハロゲンイオンについては液透過性隔膜及び陽
極を通してアルカリ金属ハロゲン化物水溶液が済過され
、液透過性隔膜の部分ないし下側に設けられている陽極
部分において放電してハロゲンガスを生成する。従つて
陽極室は生成したハロゲンガスと、未分解のアルカリ金
属ハロゲン化物水溶液が貯えられるが、本発明の方法で
は、未分解のアルカリ金属ハロゲン化物水溶液は陽極室
内に充満することなく、速みやかに電解槽の底部ないし
底側部より槽外に取出され、ハロゲンガスもまた底側部
より槽外に取出されるようにするのである。本発明によ
ればこの場合陽極で発生したハロゲンガスは液透過性隔
膜を通過して中間室に気泡となつて入り込むことはない
。その理由は中間室は液透過性隔膜を介して陽極面より
常に上側にあり、液透過性隔膜は中間室に充満するアル
カリ金属ハロゲン化物水溶液で覆われており、液透過性
隔膜の多孔部分上のアルカリ金属ハロゲン化物水溶液は
常に下方に向つて流下しているからである。このことは
本発明の水平式電解槽でなくてはなし得ない大きな特長
である。もし、陽極室を未分解のアルカリ金属ハロゲン
化物水溶液で液透過性隔膜まで充満させるときには、液
透過性隔膜と陽極との間にハロゲンガスが滞留し、ガス
気泡による電気抵抗の増大によつて電解電圧は異常に増
大する。
かつ陽イオン交換膜の下側におかれた液透過性隔膜とに
よつて構成される水平の中間室に原料のアルカリ金属ハ
ロゲン化物水溶液を供給しつつ電解を行なうと、アルカ
リ金属イオンは上側にある陽イオン交換膜を通つて、上
部に移動し、陽イオン交換膜より上部にある陰極におい
て水電解が行われて、力性アルカリ及び水素を生産する
が、一方ハロゲンイオンについては液透過性隔膜及び陽
極を通してアルカリ金属ハロゲン化物水溶液が済過され
、液透過性隔膜の部分ないし下側に設けられている陽極
部分において放電してハロゲンガスを生成する。従つて
陽極室は生成したハロゲンガスと、未分解のアルカリ金
属ハロゲン化物水溶液が貯えられるが、本発明の方法で
は、未分解のアルカリ金属ハロゲン化物水溶液は陽極室
内に充満することなく、速みやかに電解槽の底部ないし
底側部より槽外に取出され、ハロゲンガスもまた底側部
より槽外に取出されるようにするのである。本発明によ
ればこの場合陽極で発生したハロゲンガスは液透過性隔
膜を通過して中間室に気泡となつて入り込むことはない
。その理由は中間室は液透過性隔膜を介して陽極面より
常に上側にあり、液透過性隔膜は中間室に充満するアル
カリ金属ハロゲン化物水溶液で覆われており、液透過性
隔膜の多孔部分上のアルカリ金属ハロゲン化物水溶液は
常に下方に向つて流下しているからである。このことは
本発明の水平式電解槽でなくてはなし得ない大きな特長
である。もし、陽極室を未分解のアルカリ金属ハロゲン
化物水溶液で液透過性隔膜まで充満させるときには、液
透過性隔膜と陽極との間にハロゲンガスが滞留し、ガス
気泡による電気抵抗の増大によつて電解電圧は異常に増
大する。
さらにアルカリ金属ハロゲン化物水溶液に溶解するハロ
ゲン元素が中間室側に滲透し、中間室にあるアルカリ金
属ハロゲン化物水溶液内の遊離ハロゲン濃度が増大し、
さらに次亜ハロゲン酸イオンの濃度も増加させる。これ
等の遊離のハロゲン及び次亜ハロゲン酸イオンの存在は
陽イオン交換膜を劣化するので結局陽極室にはアルカリ
金属ハロゲン化物水溶液が充満しないように直ちに陽極
室外に排出し、これをガス室としておかねばならない。
ハロゲンガスないし溶存ハロゲンによる陽イオン交換膜
の劣化を防止するために陰陽両極間に陽イオン交換膜に
対向して陽極側に中性の液透過性隔膜を挿入し、所謂保
護膜を設けた三室型構造とする組合わせは公知の事実で
あるが、これまで知られているすべての方法は陰陽極、
陽イオン交換膜及び中性の液透過性隔膜はいずれも垂直
に配列された竪型方式で、たとえこれらを水平に配列し
た水平型方式を採用したとしても、常に陽極が最上部に
あり、陰極が最下部にあるように構成することが常識と
なつている。
ゲン元素が中間室側に滲透し、中間室にあるアルカリ金
属ハロゲン化物水溶液内の遊離ハロゲン濃度が増大し、
さらに次亜ハロゲン酸イオンの濃度も増加させる。これ
等の遊離のハロゲン及び次亜ハロゲン酸イオンの存在は
陽イオン交換膜を劣化するので結局陽極室にはアルカリ
金属ハロゲン化物水溶液が充満しないように直ちに陽極
室外に排出し、これをガス室としておかねばならない。
ハロゲンガスないし溶存ハロゲンによる陽イオン交換膜
の劣化を防止するために陰陽両極間に陽イオン交換膜に
対向して陽極側に中性の液透過性隔膜を挿入し、所謂保
護膜を設けた三室型構造とする組合わせは公知の事実で
あるが、これまで知られているすべての方法は陰陽極、
陽イオン交換膜及び中性の液透過性隔膜はいずれも垂直
に配列された竪型方式で、たとえこれらを水平に配列し
た水平型方式を採用したとしても、常に陽極が最上部に
あり、陰極が最下部にあるように構成することが常識と
なつている。
これら公知のいずれの場合においても、液透過性隔膜と
陽極で区割される陽極室、及び液透過性隔膜と陽イオン
交換膜とで区割される中間室には、常にアルカリ金属ハ
ロゲン化物水溶液が充満されており、陽極室には発生し
たハロゲンガスと該水溶液が存在する。このような場合
には、既に述べた如くアルカリ金属ハロゲン化物水溶液
に溶存する遊離のハロゲン元素ないし次亜ハロゲン酸イ
オンは液透過性隔膜を浸透して中間室に入り、結果にお
いて陽イオン交換膜の物理的なιル化学的性能を著しく
劣化させる。これを阻止するため液透過性隔膜に対する
選択の条件、中間室液の運転操作における条件等種々規
定されているが、結果においては電解槽の構造や運転条
件を複雑化し、実用性に乏しい。以下に本発明を図面を
参照して一層具体的に説明する。
陽極で区割される陽極室、及び液透過性隔膜と陽イオン
交換膜とで区割される中間室には、常にアルカリ金属ハ
ロゲン化物水溶液が充満されており、陽極室には発生し
たハロゲンガスと該水溶液が存在する。このような場合
には、既に述べた如くアルカリ金属ハロゲン化物水溶液
に溶存する遊離のハロゲン元素ないし次亜ハロゲン酸イ
オンは液透過性隔膜を浸透して中間室に入り、結果にお
いて陽イオン交換膜の物理的なιル化学的性能を著しく
劣化させる。これを阻止するため液透過性隔膜に対する
選択の条件、中間室液の運転操作における条件等種々規
定されているが、結果においては電解槽の構造や運転条
件を複雑化し、実用性に乏しい。以下に本発明を図面を
参照して一層具体的に説明する。
各図において同じ機能を果す部分は同じ番号を使用して
示す。第1図は本発明の単位電解槽(以下単に単位槽と
いう)の基本的な構成を示す。
示す。第1図は本発明の単位電解槽(以下単に単位槽と
いう)の基本的な構成を示す。
実質的に水平に配置した陽イオン交換膜3とその上側に
陰極1を設けた陰極室10と、陽イオン交換膜3とそれ
に対向して、水平に配置した液透過性隔膜4とで区割さ
れた中間室12と、液透過性隔膜4と合体してあるいは
これに近接して陽極2を設けた陽極室11とからなる三
室型水平式電解槽で、陰極室が最上部に、次に中間室、
最下部に陽極室が配置される。原料のアルカリ金属ハロ
ゲン化物水溶液は中間室12の供給管5により供給され
る。陰陽両極に電圧をかけると、アルカリ金属陽イオン
は上側の陽イオン交換膜3を通り、上部の陰極室10の
陰極1において、水素及びアルカリ金属水酸化物を生成
し、水素は出口Tから、アルカリ金属水酸化物水溶液は
取出管8より槽外に製品として取出される。一方、中間
室5に供給されたアルカリ金属ハロゲン化物水溶液は液
透過性隔膜4から陽極室11に向つて、均一にろ過流下
するが、液透過性隔膜4と合体してあるいはその下側に
近接して設けられている陽極において放電し、ハロゲン
ガスを生成する。かくして、電気分解を行なつて希薄に
なつだアルカリ金属ハロゲン化物水溶液は陽極室11に
充満されることなく速みやかに排出管9より槽外に排出
され、陽極室11は実質的にハロゲンガス室として維持
されるように運転し、ハロゲンガスは出口6より槽外に
取出される。本発明に使用する陽イオン交換膜3につい
ては特に限定するものではないが、原料のアルカリ金属
ハロゲン化物水溶液は例えば30%濃度の塩化ナトリウ
ム水溶液で、これを電気分解して陰極には濃厚なる水酸
化ナトリウム溶液を製造し、陽極には塩素を製造するこ
とを目的の一つとしているので、この操作条件下で活性
でかつ選択的陽イオン透過性を有し、ハロゲン化アルカ
リを拡散透過せしめ難いもので、さらに陰極に生成する
水酸イオンに対し難透過性のものであればすべて使用す
ることができる。
陰極1を設けた陰極室10と、陽イオン交換膜3とそれ
に対向して、水平に配置した液透過性隔膜4とで区割さ
れた中間室12と、液透過性隔膜4と合体してあるいは
これに近接して陽極2を設けた陽極室11とからなる三
室型水平式電解槽で、陰極室が最上部に、次に中間室、
最下部に陽極室が配置される。原料のアルカリ金属ハロ
ゲン化物水溶液は中間室12の供給管5により供給され
る。陰陽両極に電圧をかけると、アルカリ金属陽イオン
は上側の陽イオン交換膜3を通り、上部の陰極室10の
陰極1において、水素及びアルカリ金属水酸化物を生成
し、水素は出口Tから、アルカリ金属水酸化物水溶液は
取出管8より槽外に製品として取出される。一方、中間
室5に供給されたアルカリ金属ハロゲン化物水溶液は液
透過性隔膜4から陽極室11に向つて、均一にろ過流下
するが、液透過性隔膜4と合体してあるいはその下側に
近接して設けられている陽極において放電し、ハロゲン
ガスを生成する。かくして、電気分解を行なつて希薄に
なつだアルカリ金属ハロゲン化物水溶液は陽極室11に
充満されることなく速みやかに排出管9より槽外に排出
され、陽極室11は実質的にハロゲンガス室として維持
されるように運転し、ハロゲンガスは出口6より槽外に
取出される。本発明に使用する陽イオン交換膜3につい
ては特に限定するものではないが、原料のアルカリ金属
ハロゲン化物水溶液は例えば30%濃度の塩化ナトリウ
ム水溶液で、これを電気分解して陰極には濃厚なる水酸
化ナトリウム溶液を製造し、陽極には塩素を製造するこ
とを目的の一つとしているので、この操作条件下で活性
でかつ選択的陽イオン透過性を有し、ハロゲン化アルカ
リを拡散透過せしめ難いもので、さらに陰極に生成する
水酸イオンに対し難透過性のものであればすべて使用す
ることができる。
これ等の陽イオン交換膜については例えば特公昭40−
26333号公報に詳細に記載されている。次に本発明
の電解槽に使用する液透過性隔膜について、まずその物
理的性質の中、特に液体の透過性は原料のアルカリ金属
ハロゲン化物水溶液が与えられた電流密度において、適
切な電気分解率を得る上において重要なものである。
26333号公報に詳細に記載されている。次に本発明
の電解槽に使用する液透過性隔膜について、まずその物
理的性質の中、特に液体の透過性は原料のアルカリ金属
ハロゲン化物水溶液が与えられた電流密度において、適
切な電気分解率を得る上において重要なものである。
本発明の電解槽では原料のアルカリ金属ハロゲン化物水
溶液の電気分解率は液透過性隔膜における該水溶液の透
過量によつてのみ規制される。本発明の電解槽の運転は
現実には1drr?当り10アンペア以上の電流密度で
行われ、該水溶液の電気分解率を最高80Cf17に維
持すべく行われるので、この液透過性隔膜は少くとも1
.5m1/分Dw?以上の透過量を有するものであるの
が良い。次に液透過性隔膜の材料並び材質については特
に限定するものではなく、耐塩素性、耐アルカリ金属ハ
ロゲン化物で、機械的強度、寸法安定性等すぐれたもの
であればすべて使用することができる。
溶液の電気分解率は液透過性隔膜における該水溶液の透
過量によつてのみ規制される。本発明の電解槽の運転は
現実には1drr?当り10アンペア以上の電流密度で
行われ、該水溶液の電気分解率を最高80Cf17に維
持すべく行われるので、この液透過性隔膜は少くとも1
.5m1/分Dw?以上の透過量を有するものであるの
が良い。次に液透過性隔膜の材料並び材質については特
に限定するものではなく、耐塩素性、耐アルカリ金属ハ
ロゲン化物で、機械的強度、寸法安定性等すぐれたもの
であればすべて使用することができる。
近時四フツ化エチレン等のフツ素系合成樹脂製隔膜が提
案されている。この隔膜は耐久性にすぐれている反面、
水に対する濡れが悪い欠点があるが、例えば公開特許公
報昭50−37682号に記載されている如く親水性の
繊維状物質例えばアスベストと混抄してペーパー状の隔
膜とし、親水性にすぐれたものに改質したものが知られ
ている。この種の隔膜は本発明の液透過性隔膜として充
分使用できるものである。またさらに例えばアスベスト
繊維、炭素繊維等の無機質繊維に四フツ化エチレン一六
フツ化プロピレン共重合物の水性デイスパージヨンを加
えて抄造した厚さ0.5wEの紙状物にデユポン社製゛
XR”(商品名)樹脂を含浸させた後風乾乾燥後250
℃、200分間加熱して樹脂を固着させて造つたイオン
交換容量0.20meq/g (乾燥物)を有する所謂
陽イオン交換基を有するフツ素系樹脂を固着した多孔性
で液透過性を有する陽イオン交換隔膜等も十分使用する
ことができる。また、デユポン社製ナフイオン701(
商品名)は全体が多孔性で且つ液透過性を有する陽イオ
ン交換隔膜であり、この隔膜も十分使用することができ
る。尚図面には電槽構造を明らかにするため中間室12
の部分を拡大して示してあるが、現実には電解電圧を極
力低くし、消費電力を節約させるため中間室の上下間の
距離は通常2〜3Tm程度のものであり、陰極は陽イオ
ン交換膜に圧着もしくはポリプロピレン等のスクリーン
を挟んで取付られ、また陽極は液透過性隔膜に合体され
るか、テフロンスクリーン等を陽極との間に挟ませて取
付られる。
案されている。この隔膜は耐久性にすぐれている反面、
水に対する濡れが悪い欠点があるが、例えば公開特許公
報昭50−37682号に記載されている如く親水性の
繊維状物質例えばアスベストと混抄してペーパー状の隔
膜とし、親水性にすぐれたものに改質したものが知られ
ている。この種の隔膜は本発明の液透過性隔膜として充
分使用できるものである。またさらに例えばアスベスト
繊維、炭素繊維等の無機質繊維に四フツ化エチレン一六
フツ化プロピレン共重合物の水性デイスパージヨンを加
えて抄造した厚さ0.5wEの紙状物にデユポン社製゛
XR”(商品名)樹脂を含浸させた後風乾乾燥後250
℃、200分間加熱して樹脂を固着させて造つたイオン
交換容量0.20meq/g (乾燥物)を有する所謂
陽イオン交換基を有するフツ素系樹脂を固着した多孔性
で液透過性を有する陽イオン交換隔膜等も十分使用する
ことができる。また、デユポン社製ナフイオン701(
商品名)は全体が多孔性で且つ液透過性を有する陽イオ
ン交換隔膜であり、この隔膜も十分使用することができ
る。尚図面には電槽構造を明らかにするため中間室12
の部分を拡大して示してあるが、現実には電解電圧を極
力低くし、消費電力を節約させるため中間室の上下間の
距離は通常2〜3Tm程度のものであり、陰極は陽イオ
ン交換膜に圧着もしくはポリプロピレン等のスクリーン
を挟んで取付られ、また陽極は液透過性隔膜に合体され
るか、テフロンスクリーン等を陽極との間に挟ませて取
付られる。
通常陽陰極間隔は3〜5wt:Rn程度である。
陰極は鉄、ステンレスあるいはニツケルコーテイング鉄
等が使用され、陽極はチタンに白金族貴金属もしくはそ
れらの酸化物でコーテイングされた、いわゆる金属電極
(DSE)を使用する。第2図〜第5図は第1図の本発
明の三室型水平式の単位槽における陰極液及び中間室に
供給するアルカリ金属ハロゲン化物水溶液及び陽極室に
流下した希薄化した該水溶液の配管系統を図示したもの
である。即ち、第2図は陰極室に外部より水13′を供
給し、陰極室に移動して米るNa+の量に相応して、所
定濃度の力性アルカリを取出す場合を示し、第3図は陰
極液を循環しながら水13′を供給するシステムを示し
、陰極室内の液の濃度を均一化することを配慮したもの
である。
等が使用され、陽極はチタンに白金族貴金属もしくはそ
れらの酸化物でコーテイングされた、いわゆる金属電極
(DSE)を使用する。第2図〜第5図は第1図の本発
明の三室型水平式の単位槽における陰極液及び中間室に
供給するアルカリ金属ハロゲン化物水溶液及び陽極室に
流下した希薄化した該水溶液の配管系統を図示したもの
である。即ち、第2図は陰極室に外部より水13′を供
給し、陰極室に移動して米るNa+の量に相応して、所
定濃度の力性アルカリを取出す場合を示し、第3図は陰
極液を循環しながら水13′を供給するシステムを示し
、陰極室内の液の濃度を均一化することを配慮したもの
である。
第4図は第3図のシステムに、さらに中間室に供給する
アルカリ金属ハロゲン化物水溶液量を液透過性隔膜を透
過する液量よりも過剰に供給し、余剰の分は陽極室に流
下して希薄の該水溶液と混合して、系外に取出すように
したシステムで、実際の操業における実例を示したもの
である。第5図は特に陰極室から高濃度の力性アルカリ
を取得する目的のもので、中間室及び陽極室のシステム
は第4図と同様であるが、陰極室には予め水もしくは力
性アルカリを貯えておき外部から水若しくは力性アルカ
リを加えず電解に伴つて移動する浸透水によつて、陰極
室側に増加する液量をオバーフローパイプより溢流させ
る方法である。これらいずれの方法及びシステムでも第
1図に示す本発明の三室型水平式単位槽に対して採用し
うることを示したものである。第6図、第7図はアルカ
リ金属ハロゲン化物水溶液として塩化ナトリウム溶液を
選び、陰極に力性ソーダと水素を、陽極に塩素ガスを製
造する場合を例として、前記本発明の三室型水平式の単
位槽を多層に積み上げた場合の例を示したものである。
第6図及び第7図ではそれぞれ単位槽が2段及び5段と
なつているが、段数について特に限定するものではない
。第6図は単位槽2段の積層例として陰極室、中間室及
び陽極室に供給排出する液及びガスの配管系統を示した
ものである。
アルカリ金属ハロゲン化物水溶液量を液透過性隔膜を透
過する液量よりも過剰に供給し、余剰の分は陽極室に流
下して希薄の該水溶液と混合して、系外に取出すように
したシステムで、実際の操業における実例を示したもの
である。第5図は特に陰極室から高濃度の力性アルカリ
を取得する目的のもので、中間室及び陽極室のシステム
は第4図と同様であるが、陰極室には予め水もしくは力
性アルカリを貯えておき外部から水若しくは力性アルカ
リを加えず電解に伴つて移動する浸透水によつて、陰極
室側に増加する液量をオバーフローパイプより溢流させ
る方法である。これらいずれの方法及びシステムでも第
1図に示す本発明の三室型水平式単位槽に対して採用し
うることを示したものである。第6図、第7図はアルカ
リ金属ハロゲン化物水溶液として塩化ナトリウム溶液を
選び、陰極に力性ソーダと水素を、陽極に塩素ガスを製
造する場合を例として、前記本発明の三室型水平式の単
位槽を多層に積み上げた場合の例を示したものである。
第6図及び第7図ではそれぞれ単位槽が2段及び5段と
なつているが、段数について特に限定するものではない
。第6図は単位槽2段の積層例として陰極室、中間室及
び陽極室に供給排出する液及びガスの配管系統を示した
ものである。
第7図は単位槽5段を積層した時の第6図と同様な図で
ある。また第8図は5段に積層し順次下段にアルカリ金
属水酸化物を循環させて行なう装置の配管例である。す
なわち第8図において力性アルカリは最上段の単位槽(
f).1)のアルカリ金属水酸化物水溶液取出管8から
順次第2単位槽(洗2)、第3単位槽(黒3)、第4単
位(應4)槽及び第5単位槽(f).5)の陰極室へ導
入し、第5単位槽のアルカリ金属水酸化物取出管8から
取出す配列を示すものである。実施例 1スチレンージ
ピニルベンゼンーエチルビニルベンゼンーポリブタジエ
ン一DOP−ジエチルベンゼン(1:4:4:1:1:
1)の共重合体膜をスルホン化した陽イオン交換膜と四
フツ化エチレンとアスベストと酸化チタン(5:3:1
)から得られた0.5Tm厚の紙状抄造膜を300℃で
熱処理しアセトンで処理して親水化し、飽和食塩水の透
過量を0.8me/Clli・時間(1cm飽和食塩水
圧力下)とした中性液透過性隔膜を用い、メツシユ状の
金属陽極を水平に配置した上に上記中性液透過性隔膜を
張り付け、その上にスペーサーとして厚さ2Tmのフツ
素樹脂網をへだてて上記イオン交換膜を置き中間室とし
、更に0.5wmのポリプロピレンスクリーンをへだて
て鉄の網状陰極を置いて電解槽を構成する。
ある。また第8図は5段に積層し順次下段にアルカリ金
属水酸化物を循環させて行なう装置の配管例である。す
なわち第8図において力性アルカリは最上段の単位槽(
f).1)のアルカリ金属水酸化物水溶液取出管8から
順次第2単位槽(洗2)、第3単位槽(黒3)、第4単
位(應4)槽及び第5単位槽(f).5)の陰極室へ導
入し、第5単位槽のアルカリ金属水酸化物取出管8から
取出す配列を示すものである。実施例 1スチレンージ
ピニルベンゼンーエチルビニルベンゼンーポリブタジエ
ン一DOP−ジエチルベンゼン(1:4:4:1:1:
1)の共重合体膜をスルホン化した陽イオン交換膜と四
フツ化エチレンとアスベストと酸化チタン(5:3:1
)から得られた0.5Tm厚の紙状抄造膜を300℃で
熱処理しアセトンで処理して親水化し、飽和食塩水の透
過量を0.8me/Clli・時間(1cm飽和食塩水
圧力下)とした中性液透過性隔膜を用い、メツシユ状の
金属陽極を水平に配置した上に上記中性液透過性隔膜を
張り付け、その上にスペーサーとして厚さ2Tmのフツ
素樹脂網をへだてて上記イオン交換膜を置き中間室とし
、更に0.5wmのポリプロピレンスクリーンをへだて
て鉄の網状陰極を置いて電解槽を構成する。
飽和食塩水は中間室へ7M2/Cni・時間の速度で供
給され、陽極室へ5m1/Cd・時間の速度で滴下し、
陽極室からすみやかに槽外へ排出して陽極室をガス室に
保つた。
給され、陽極室へ5m1/Cd・時間の速度で滴下し、
陽極室からすみやかに槽外へ排出して陽極室をガス室に
保つた。
陰極室には当初20%水酸化ナトリウム溶液を入れてお
き、電解の進行と共に水を陰極室に供給し、ほぼ20%
の水酸化ナトリウムの濃度を維持しつつ陰極力性アルカ
リの抜出しを行う。
き、電解の進行と共に水を陰極室に供給し、ほぼ20%
の水酸化ナトリウムの濃度を維持しつつ陰極力性アルカ
リの抜出しを行う。
電流密度は20A/Ddとし、温度80℃で操業した。
摺電圧は3.5、塩水分解率30%、電流効率は92〜
93%、塩素ガス純度は98.5%で、中間室の塩水中
の塩素ガス濃度は0.5P以下で8ケ月の操業後もイオ
ン交換膜の劣化は見られず、また電解効率の低下も見ら
れなかつた。
93%、塩素ガス純度は98.5%で、中間室の塩水中
の塩素ガス濃度は0.5P以下で8ケ月の操業後もイオ
ン交換膜の劣化は見られず、また電解効率の低下も見ら
れなかつた。
比較例 1
実施例1と同様に、但し陽極室が塩水で満たされるよう
にして操業したところ、塩水分解率は30%であつたが
、摺電圧は5.0Vと高く、中間室の遊離Ct2は15
yyi1となり、イオン交換膜は2ケ月目に劣化が始ま
り、4ケ月目で破損した。
にして操業したところ、塩水分解率は30%であつたが
、摺電圧は5.0Vと高く、中間室の遊離Ct2は15
yyi1となり、イオン交換膜は2ケ月目に劣化が始ま
り、4ケ月目で破損した。
電流効率は50%と低下し、水酸化ナトリウムの濃度も
20%以下になつてしまつた。実施例 2 イオン交換膜としてスチレンージビニルベンゼンーエチ
ルビニルベンゼンーポリブタジエン一DOP−ジエチル
ベンゼン(8:40:40:12:10:10)の共重
合体膜をスルホン化したものを用い、陰極室に40%水
酸化ナトリウム溶液を入れ、40〜45%の水酸化ナト
リウムを取り出す以外は実施例1とほぼ同様に操作した
。
20%以下になつてしまつた。実施例 2 イオン交換膜としてスチレンージビニルベンゼンーエチ
ルビニルベンゼンーポリブタジエン一DOP−ジエチル
ベンゼン(8:40:40:12:10:10)の共重
合体膜をスルホン化したものを用い、陰極室に40%水
酸化ナトリウム溶液を入れ、40〜45%の水酸化ナト
リウムを取り出す以外は実施例1とほぼ同様に操作した
。
摺電圧3.8V)塩水分解率30%、塩素ガス純度98
.0%であつた。また、中間室の塩水中の塩素ガス濃度
は0.7YWf1以下であり、6ケ月の操業後もイオン
交換膜の劣化は見られなかつた。
.0%であつた。また、中間室の塩水中の塩素ガス濃度
は0.7YWf1以下であり、6ケ月の操業後もイオン
交換膜の劣化は見られなかつた。
比較例1の如く陽極室をガス室にしない場合は摺電圧5
.4Vと高く、遊離Ct2は17ppmで、70日目に
劣化を起こして電流効率は60%となり、水酸化ナトリ
ウムの濃度も30%と低下した。
.4Vと高く、遊離Ct2は17ppmで、70日目に
劣化を起こして電流効率は60%となり、水酸化ナトリ
ウムの濃度も30%と低下した。
実施例 3実施例1で用いたイオン交換膜と、四フツ化
エチレン−アスベスト混抄の厚み0.6Tnfn)液透
過量10m1/Cd・時間(H2O2cm圧)の液透過
性隔膜とを用い、膜、電極共、有効断面積1w?、電流
密度25A/ D7r?とした単位槽を5段積層し、5
段の各槽の中間室へ塩水を供給し、各々の陽極室はガス
室となるように希薄塩水を排出する(第8図参照)。
エチレン−アスベスト混抄の厚み0.6Tnfn)液透
過量10m1/Cd・時間(H2O2cm圧)の液透過
性隔膜とを用い、膜、電極共、有効断面積1w?、電流
密度25A/ D7r?とした単位槽を5段積層し、5
段の各槽の中間室へ塩水を供給し、各々の陽極室はガス
室となるように希薄塩水を排出する(第8図参照)。
第8図において最上段(▲1)の陰極室には水を供給し
、その下の段(遥2)には最上段(Jf6.l]の陰極
から抜出した水酸化ナトリウム溶液を供給し、以下順次
遥3、▲4、遥5の槽の陰極室を通過し、最下段(遥5
)の陰極室から濃厚水酸化ナトリウム溶液を取出した。
、その下の段(遥2)には最上段(Jf6.l]の陰極
から抜出した水酸化ナトリウム溶液を供給し、以下順次
遥3、▲4、遥5の槽の陰極室を通過し、最下段(遥5
)の陰極室から濃厚水酸化ナトリウム溶液を取出した。
槽温は80℃、塩水分解率を10〜15%に設定し、最
上段の槽に12.8k9/時間の水を供給して行なつた
ところ水酸化ナトリウム濃度は▲1で20.0%、遥2
で30.7Cf17、遥3で37.23%、遥4で41
.52%、遥5で44.47%に濃化された。
上段の槽に12.8k9/時間の水を供給して行なつた
ところ水酸化ナトリウム濃度は▲1で20.0%、遥2
で30.7Cf17、遥3で37.23%、遥4で41
.52%、遥5で44.47%に濃化された。
流出水酸化ナトリウム溶液の量は35.66ky/時間
である。遥1−5合計の電流効率は85%で、摺電圧は
遥1が3.5V,.遥2が3.6V,.遥3が3.75
V,.A4が3.8V,.遥5が3.9Vであつた。
である。遥1−5合計の電流効率は85%で、摺電圧は
遥1が3.5V,.遥2が3.6V,.遥3が3.75
V,.A4が3.8V,.遥5が3.9Vであつた。
第1図は本発明を実施するためのΞ室型水平式単位電解
槽の基本的構造を示す図で、第2図ないし第5図は本発
明のΞ室型水平式単位槽における陰極液及び中間室に供
給するアルカリ金属ハロゲン化物水溶液及び陽極室に流
下した希薄アルカリ金属ハロゲン化物水溶液の種々の配
管系統を示す図であり、第6図は本発明の単位槽を2段
積層した場合の原料及び製品等の配管系統を示す図で、
第T図は本発明の単位槽を5段積層した時の第6図と同
様な図であり、第8図は本発明の単位槽を5段積層し、
且つ最上段の陰極室で生成したアルカリ金属水酸化物を
順次下段の単位槽の陰極室に循環流下させる装置の配管
例を示す図である。
槽の基本的構造を示す図で、第2図ないし第5図は本発
明のΞ室型水平式単位槽における陰極液及び中間室に供
給するアルカリ金属ハロゲン化物水溶液及び陽極室に流
下した希薄アルカリ金属ハロゲン化物水溶液の種々の配
管系統を示す図であり、第6図は本発明の単位槽を2段
積層した場合の原料及び製品等の配管系統を示す図で、
第T図は本発明の単位槽を5段積層した時の第6図と同
様な図であり、第8図は本発明の単位槽を5段積層し、
且つ最上段の陰極室で生成したアルカリ金属水酸化物を
順次下段の単位槽の陰極室に循環流下させる装置の配管
例を示す図である。
Claims (1)
- 1 アルカリ金属ハロゲン化物水溶液を陽イオン交換膜
を用いた水平式電解槽によつて電気分解を行うに際して
、電解槽として、実質的に水平に位置させた陽イオン交
換膜の上方に陰極を配置した陰極室と、陽イオン交換膜
と、その下方にこれと対向して配置した液透過性の隔膜
とにより区画される中間室と、液透過性隔膜と、その下
方に前記液透過性隔膜に直接または挿入物を介して合体
した金網からなる陽極を配置し該陽極の下側に空洞部を
有する陽極室とを各々設けてなる電解槽を用い、中間室
へアルカリ金属ハロゲン化物水溶液を供給し、陰極室へ
は要すれば水または希アルカリ金属水酸化物水溶液を供
給して水素ガス及び所望濃度のアルカリ金属水酸化物水
溶液を取り出し、陽極室からは液透過性隔膜及び陽極を
均一にろ過流下する希アルカリ金属ハロゲン化物水溶液
及び放電したハロゲンを取り出すことによつて陽極室を
ハロゲンガス室として構成させることを特徴とする電解
方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51126275A JPS5947037B2 (ja) | 1976-10-22 | 1976-10-22 | 電解方法 |
US05/841,436 US4137136A (en) | 1976-10-22 | 1977-10-12 | Method for electrolyzing alkali metal halide aqueous solution |
IT28814/77A IT1088019B (it) | 1976-10-22 | 1977-10-20 | Metodo per elettrolizzare una solzione acquosa di alogenuri di metalli alcalini |
DE19772747381 DE2747381A1 (de) | 1976-10-22 | 1977-10-21 | Verfahren zum elektrolysieren von waessrigen alkalihalogenidloesungen |
GB44207/77A GB1534834A (en) | 1976-10-22 | 1977-10-24 | Electrolysis of an aqueous alkali metal halide solution |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51126275A JPS5947037B2 (ja) | 1976-10-22 | 1976-10-22 | 電解方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5351200A JPS5351200A (en) | 1978-05-10 |
JPS5947037B2 true JPS5947037B2 (ja) | 1984-11-16 |
Family
ID=14931160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51126275A Expired JPS5947037B2 (ja) | 1976-10-22 | 1976-10-22 | 電解方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4137136A (ja) |
JP (1) | JPS5947037B2 (ja) |
DE (1) | DE2747381A1 (ja) |
GB (1) | GB1534834A (ja) |
IT (1) | IT1088019B (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4203814A (en) * | 1978-11-01 | 1980-05-20 | United Technologies Corporation | Hydrogen gas generation utilizing a bromide electrolyte and radiant energy |
US4263110A (en) * | 1979-12-17 | 1981-04-21 | United Technologies Corporation | Hydrogen-bromine generation utilizing semiconducting platelets suspended in a vertically flowing electrolyte solution |
US4263111A (en) * | 1979-12-17 | 1981-04-21 | United Technologies Corporation | Hydrogen generation utilizing semiconducting platelets suspended in a divergent vertically flowing electrolyte solution |
JPS6059086A (ja) * | 1983-09-13 | 1985-04-05 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 電解方法 |
DE3439265A1 (de) * | 1984-10-26 | 1986-05-07 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Elektrolyseapparat mit horizontal angeordneten elektroden |
DE19544585C1 (de) * | 1995-11-30 | 1997-06-26 | Dornier Gmbh | Elektrolyseur mit flüssigem Elektrolyten |
ITMI20012003A1 (it) * | 2001-09-27 | 2003-03-27 | De Nora Elettrodi Spa | Cella a diaframma per la produzione cloro-soda di aumentata superficie elettrodica e metodo per realizzarla |
JP3139159U (ja) * | 2007-11-20 | 2008-01-31 | ファースト・オーシャン株式会社 | 水電気分解用電解槽 |
JP7151673B2 (ja) * | 2019-09-13 | 2022-10-12 | トヨタ自動車株式会社 | 金属めっき皮膜の形成方法 |
WO2024086864A2 (de) * | 2022-10-25 | 2024-05-02 | Universität Linz | Dreikammerzelle |
AT526359B1 (de) * | 2022-10-25 | 2024-02-15 | Univ Linz | Dreikammerzelle |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL278049A (ja) * | 1961-05-05 | |||
US3135673A (en) * | 1961-05-05 | 1964-06-02 | Ionics | Process and apparatus for electrolyzing salt solutions |
JPS4820117B1 (ja) * | 1969-02-15 | 1973-06-19 | ||
US3901774A (en) * | 1973-04-10 | 1975-08-26 | Tokuyama Soda Kk | Method of electrolyzing alkali metal halide solution and apparatus therefor |
US4057474A (en) * | 1976-06-25 | 1977-11-08 | Allied Chemical Corporation | Electrolytic production of alkali metal hydroxide |
-
1976
- 1976-10-22 JP JP51126275A patent/JPS5947037B2/ja not_active Expired
-
1977
- 1977-10-12 US US05/841,436 patent/US4137136A/en not_active Expired - Lifetime
- 1977-10-20 IT IT28814/77A patent/IT1088019B/it active
- 1977-10-21 DE DE19772747381 patent/DE2747381A1/de active Granted
- 1977-10-24 GB GB44207/77A patent/GB1534834A/en not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE2747381C2 (ja) | 1988-06-16 |
US4137136A (en) | 1979-01-30 |
DE2747381A1 (de) | 1978-04-27 |
GB1534834A (en) | 1978-12-06 |
JPS5351200A (en) | 1978-05-10 |
IT1088019B (it) | 1985-06-04 |
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