JPS5936058A - フイルム巻取機の巻取フイルムロ−ル旋回方法およびその装置 - Google Patents
フイルム巻取機の巻取フイルムロ−ル旋回方法およびその装置Info
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- JPS5936058A JPS5936058A JP14271582A JP14271582A JPS5936058A JP S5936058 A JPS5936058 A JP S5936058A JP 14271582 A JP14271582 A JP 14271582A JP 14271582 A JP14271582 A JP 14271582A JP S5936058 A JPS5936058 A JP S5936058A
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- JP
- Japan
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- film
- roll
- winding
- nip
- take
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- Granted
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H18/00—Winding webs
- B65H18/08—Web-winding mechanisms
- B65H18/26—Mechanisms for controlling contact pressure on winding-web package, e.g. for regulating the quantity of air between web layers
Landscapes
- Winding Of Webs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、フィルム巻取機の巻取フィルムロールを巻取
位置から取出位置に旋回(本発明ではターレットという
こともある。)させる巻取フィルムロール旋回方法およ
びその装置に関する。
位置から取出位置に旋回(本発明ではターレットという
こともある。)させる巻取フィルムロール旋回方法およ
びその装置に関する。
従来、フィルム巻取機においては、巻取コアが巻取位置
にあるときには、巻取フィルムロールに適当な押え圧を
付与する圧接ロール等の適当な手段により巻取フィルム
ロールの良好な巻姿が得られるようになっているが、こ
の巻取フィルムロールを巻取りを続行しなから取出位置
まで旋回させる行程に対しては、この間の巻取フィルム
ロールの良好な巻姿を維持する適当な手段はなかった。
にあるときには、巻取フィルムロールに適当な押え圧を
付与する圧接ロール等の適当な手段により巻取フィルム
ロールの良好な巻姿が得られるようになっているが、こ
の巻取フィルムロールを巻取りを続行しなから取出位置
まで旋回させる行程に対しては、この間の巻取フィルム
ロールの良好な巻姿を維持する適当な手段はなかった。
このため、巻取フィルムロール旋回中に巻取られるフィ
ルムの巻ずれが発生しやすくなり、またこの巻ずれを防
止するために巻取フィルム張力を上げると巻取フィルム
にしわが発生するという問題があった。
ルムの巻ずれが発生しやすくなり、またこの巻ずれを防
止するために巻取フィルム張力を上げると巻取フィルム
にしわが発生するという問題があった。
このように旋回中の巻取フィルムロールの表層部分に巻
ずれヤしわが発生すると、この部分のフィルムは、ロス
フィルムとなったりその後の工程のトラブルの原因とな
ったりするため、フィルム巻取機における巻取合格率を
低下させる一因となっていた。
ずれヤしわが発生すると、この部分のフィルムは、ロス
フィルムとなったりその後の工程のトラブルの原因とな
ったりするため、フィルム巻取機における巻取合格率を
低下させる一因となっていた。
また、この旋回中の不良看取フ・rルムの長さは、ター
レット速度が巻取コアや巻取フィルムロールの慣性力を
者慮すると極端に速くできないため、巻取速度が速い程
長くなり、そのロスフィルム発生の確率が高くなり、し
たがって、高速巻取の場合程不利になるという問題もあ
っlこ 。
レット速度が巻取コアや巻取フィルムロールの慣性力を
者慮すると極端に速くできないため、巻取速度が速い程
長くなり、そのロスフィルム発生の確率が高くなり、し
たがって、高速巻取の場合程不利になるという問題もあ
っlこ 。
本発明は、上記の問題を解消づるために、巻取フィルム
ロール旋回中のフィルム巻ずれ等の不都合の発生を防止
する巻取フィルムロール旋回方法およびその装置をIT
供し、フィルム巻取速度に関係なく旋回中の巻取フィル
ムの良好な巻姿を得ることを目的とする。
ロール旋回中のフィルム巻ずれ等の不都合の発生を防止
する巻取フィルムロール旋回方法およびその装置をIT
供し、フィルム巻取速度に関係なく旋回中の巻取フィル
ムの良好な巻姿を得ることを目的とする。
この目的を達成するために、本発明のフィルム巻取機の
巻取フィルムロール旋回方法においては、巻取フィルム
ロールが旋回中ニップロールにより押圧されるようにな
っている。そしてこのニップロールニップ圧は、望まし
くはニップロール自重によるニップ圧成分のロール旋回
中の変化が自動的に補償されるべく制御されるようにな
っている。これにより、旋回中のフィルム巻取りは、巻
取フィルムロールがl’?止の巻取位置において圧接ロ
ールにより押え圧を付与されながら巻取られる条件と同
様の良好な巻取条件にて行なわれることになり、良好な
フィルム巻取が補償される。また、ニップロール自重方
向とニップロールニップ方向との角度がロール旋回角度
によって変化することによるニップ圧の変化は、自動的
に補償されるので、旋回中は一定かつ最適なニップ圧が
維持されることとなり、良好な巻取フィルムロールの巻
姿の確保はさらに促進される。
巻取フィルムロール旋回方法においては、巻取フィルム
ロールが旋回中ニップロールにより押圧されるようにな
っている。そしてこのニップロールニップ圧は、望まし
くはニップロール自重によるニップ圧成分のロール旋回
中の変化が自動的に補償されるべく制御されるようにな
っている。これにより、旋回中のフィルム巻取りは、巻
取フィルムロールがl’?止の巻取位置において圧接ロ
ールにより押え圧を付与されながら巻取られる条件と同
様の良好な巻取条件にて行なわれることになり、良好な
フィルム巻取が補償される。また、ニップロール自重方
向とニップロールニップ方向との角度がロール旋回角度
によって変化することによるニップ圧の変化は、自動的
に補償されるので、旋回中は一定かつ最適なニップ圧が
維持されることとなり、良好な巻取フィルムロールの巻
姿の確保はさらに促進される。
また、本発明のフィルム巻取機の巻取フィルムロール旋
回装置においては、巻取フィルムロールとともに旋回さ
れる、ターレット中の巻取フィルムロールをニップする
ニップロールが設けられる。このニップロールの駆動は
望ましくは、エアシリンダによって行なわれ、該エアシ
リンダの出力は制即装置により制卸されるようになって
いるので、ターレッ1へ中のニップロールのニップ圧は
一定値に維持され、ターレット中も安定した巻取りが行
なわれることになる。
回装置においては、巻取フィルムロールとともに旋回さ
れる、ターレット中の巻取フィルムロールをニップする
ニップロールが設けられる。このニップロールの駆動は
望ましくは、エアシリンダによって行なわれ、該エアシ
リンダの出力は制即装置により制卸されるようになって
いるので、ターレッ1へ中のニップロールのニップ圧は
一定値に維持され、ターレット中も安定した巻取りが行
なわれることになる。
以下に、本発明の巻取フィルムロール旋回装置の望まし
い実施例を図面を参照しながら説明する。
い実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図および第2図は、本発明が適用されたフィルム巻
取機を示しており、第1図は巻取フィルムロールが旋回
を開始される直前の状態を示し、第2図は巻取フィルム
ロールが取出位置まで旋回された直後の状態を示してい
る。図中1はフィルムであり、フィルム1は巻取コア2
に巻取位置Aで圧接ロール3により押え圧を付与されな
がら巻取られるが、4はその巻取られた巻取フィルムロ
ールを示している。また、Bは取出位置を示しており、
A、Bの停止位置間を巻取フィルムロール4は旋回され
て移動される。巻取フィルムロール4の旋回は、支点5
を中心に旋回されるターレットアーム6により行なわれ
る。ターレットアーム6に支持された巻取フィルムロー
ル4近傍には、ニップロール7が旋回可能に配設されて
いる。ニップロール7は、長腕8aと短腕8bとからな
る略り字形のアーム8の長腕8aの先端に回動自在に支
持されており、アーム8はそのL字形の角部を支点9と
して揺動可能に支持されている。そして支点9はターレ
ットアーム6の一側面のほぼ中央部に設けられたブラケ
ット10にビン11によって支持されている。アーム8
の短腕8bの先端部にはエアシリンダ12のロンドの先
端が連結されており、エアシリンダ12のロンドと反対
側の端部は、ターレットアーム6の端部近傍に取付けら
れたブラケット13にビン14によって揺動自在に連結
されている。そして、これらのニップロール7、アーム
8、ブラケッl−10−ビン11、エアシリンダ12、
ブラケット13−ビン14と同一の装置が、ターレット
アーム6の他側面に、かつフレーム15の上端部に設け
られたターレッI−アーム6のターレフ1〜中心5に対
して対称の位置に設けられている。
取機を示しており、第1図は巻取フィルムロールが旋回
を開始される直前の状態を示し、第2図は巻取フィルム
ロールが取出位置まで旋回された直後の状態を示してい
る。図中1はフィルムであり、フィルム1は巻取コア2
に巻取位置Aで圧接ロール3により押え圧を付与されな
がら巻取られるが、4はその巻取られた巻取フィルムロ
ールを示している。また、Bは取出位置を示しており、
A、Bの停止位置間を巻取フィルムロール4は旋回され
て移動される。巻取フィルムロール4の旋回は、支点5
を中心に旋回されるターレットアーム6により行なわれ
る。ターレットアーム6に支持された巻取フィルムロー
ル4近傍には、ニップロール7が旋回可能に配設されて
いる。ニップロール7は、長腕8aと短腕8bとからな
る略り字形のアーム8の長腕8aの先端に回動自在に支
持されており、アーム8はそのL字形の角部を支点9と
して揺動可能に支持されている。そして支点9はターレ
ットアーム6の一側面のほぼ中央部に設けられたブラケ
ット10にビン11によって支持されている。アーム8
の短腕8bの先端部にはエアシリンダ12のロンドの先
端が連結されており、エアシリンダ12のロンドと反対
側の端部は、ターレットアーム6の端部近傍に取付けら
れたブラケット13にビン14によって揺動自在に連結
されている。そして、これらのニップロール7、アーム
8、ブラケッl−10−ビン11、エアシリンダ12、
ブラケット13−ビン14と同一の装置が、ターレット
アーム6の他側面に、かつフレーム15の上端部に設け
られたターレッI−アーム6のターレフ1〜中心5に対
して対称の位置に設けられている。
したがって、ニップロール装置は一対設けられている。
エアシリンダ12は、複動式のエアシリンダであり、そ
のエア入力は、エアシリンダ12を作動させてアーム8
を揺′動させることによりニップロール7を巻取フィル
ムロール4側に押しつける方向に移動させる加圧側入力
16と、その反対にニップロール7を巻取フィルムロー
ル4側から離す方向に移動させる減圧側人力17とから
なついてる。この加圧側入力16と減圧側人力17のエ
ア圧は、それぞれ電空変換器18.19を介して制御装
置20により制御される。また、加圧側エア圧と減圧側
エア圧は、図示を省力したターレフ1−アーム6の回転
角度を検出する適当な検出器からの信号に応じた、制御
装[20から発信されるエア圧指令信号により制御され
る。
のエア入力は、エアシリンダ12を作動させてアーム8
を揺′動させることによりニップロール7を巻取フィル
ムロール4側に押しつける方向に移動させる加圧側入力
16と、その反対にニップロール7を巻取フィルムロー
ル4側から離す方向に移動させる減圧側人力17とから
なついてる。この加圧側入力16と減圧側人力17のエ
ア圧は、それぞれ電空変換器18.19を介して制御装
置20により制御される。また、加圧側エア圧と減圧側
エア圧は、図示を省力したターレフ1−アーム6の回転
角度を検出する適当な検出器からの信号に応じた、制御
装[20から発信されるエア圧指令信号により制御され
る。
ニップロール7は、図示を省略した適当な助走装置によ
り、助走回転されるJ:うになっており、この回転は正
逆の両方向に回転可能となっている。
り、助走回転されるJ:うになっており、この回転は正
逆の両方向に回転可能となっている。
なお、21.22は23′を支点どして下方から上方へ
揺動可能に支持されたエンベローパアーム23およびエ
ンベローパアーム23の先端部に揺動可能に取付(づら
れだアーム24に回転可能に支持されたガイドロールで
あり、第2図の状態すなわち巻取フィルムロール11が
取出位置Bまで旋回された状態の後、巻取位11Aに旋
回されてきた巻取コア2にフィルム1を切断して巻付け
るために巻取コア2の十分な〕、rルム巻付角αをとる
ためのガイドロールである。
揺動可能に支持されたエンベローパアーム23およびエ
ンベローパアーム23の先端部に揺動可能に取付(づら
れだアーム24に回転可能に支持されたガイドロールで
あり、第2図の状態すなわち巻取フィルムロール11が
取出位置Bまで旋回された状態の後、巻取位11Aに旋
回されてきた巻取コア2にフィルム1を切断して巻付け
るために巻取コア2の十分な〕、rルム巻付角αをとる
ためのガイドロールである。
このような構成を有する本発明のターシソ1〜装置にお
いて、本発明の巻取フーイルムロール旋回方法はつぎの
ように実施される。
いて、本発明の巻取フーイルムロール旋回方法はつぎの
ように実施される。
巻取位@Aの巻取コア2にある長さ巻取られた巻取フィ
ルムロール4に、予め巻取フィルムロール4と逆回転方
向に助走されたターレノ1〜アーム6下方のニップロー
ル7が、エアシリンダ12の作動によりアーム8を揺動
させて押圧される。このとき、他方のニップロール7は
、巻取フィルムロール4と同一回転方向に助走される。
ルムロール4に、予め巻取フィルムロール4と逆回転方
向に助走されたターレノ1〜アーム6下方のニップロー
ル7が、エアシリンダ12の作動によりアーム8を揺動
させて押圧される。このとき、他方のニップロール7は
、巻取フィルムロール4と同一回転方向に助走される。
ニップロール7により押圧された巻取フィルムロール4
は、ニップされた状態のまま、ターレッ]・アーム6の
反時計方向への旋回により取出位@Bまで移動される。
は、ニップされた状態のまま、ターレッ]・アーム6の
反時計方向への旋回により取出位@Bまで移動される。
この旋回前にターレフl−アーム6の上方に位置してい
たニップロール7は、ターレットアーム6とともに旋回
されて、第2図に示すようなターレットアーム6の下方
の位置まで旋回移動される。この下方に向けて移動され
るニップロール7は、その移動途中で巻取走行中のフィ
ルム1に接触して、フィルム1のガイドロールとして機
能する。
たニップロール7は、ターレットアーム6とともに旋回
されて、第2図に示すようなターレットアーム6の下方
の位置まで旋回移動される。この下方に向けて移動され
るニップロール7は、その移動途中で巻取走行中のフィ
ルム1に接触して、フィルム1のガイドロールとして機
能する。
ニップロール7によりニップ状態を維持されたまま旋回
される巻取フィルムロール4とニップロール7とのター
レット中の位置関係は、第3図ないし第5図に示すよう
な位置関係を推移する。このとき、ニップロール7の中
心とアーム8の揺動中心9とを結ぶmsとニップロール
7の自重方向Yとの角度βは、ターレツ]・アーム6の
旋回角度にしたがって変化する。ニップロール7のニッ
プ圧は、エアシリンダ12によりアーム8を介してX方
向に付与されるニップ力Nとニップロール7の自重Wの
ニップロール7の支点9を中心とした揺動円弧の接線方
向の成分W1との合力によって決まるが、前記の如く角
度βが変化するので、ニップロール7の自重によるニッ
プ圧方向Xの成分は変化する。
される巻取フィルムロール4とニップロール7とのター
レット中の位置関係は、第3図ないし第5図に示すよう
な位置関係を推移する。このとき、ニップロール7の中
心とアーム8の揺動中心9とを結ぶmsとニップロール
7の自重方向Yとの角度βは、ターレツ]・アーム6の
旋回角度にしたがって変化する。ニップロール7のニッ
プ圧は、エアシリンダ12によりアーム8を介してX方
向に付与されるニップ力Nとニップロール7の自重Wの
ニップロール7の支点9を中心とした揺動円弧の接線方
向の成分W1との合力によって決まるが、前記の如く角
度βが変化するので、ニップロール7の自重によるニッ
プ圧方向Xの成分は変化する。
一方、エアシリンダ12のエア圧は、検出器によ検出さ
れるターレット角度θに応じて電空変換器18.19を
介して制vlI装@20により自動制御されるが、この
エアシリンダ12のエア圧制御は、第6図および第7図
に示すように行なわれる。すなわち、ニップロール7を
巻取フィルムロール4側に圧接する方向に作用するエア
シリンダ12の加圧側エア圧は、ニップロール7が巻取
位置Aに対応する旋回角度aの位置から、第4図に示し
た如く角度βが0度になってニップロール自重による力
がニップ圧に影響を及ぼさなくなる位置に一対応する旋
回角度Cの位置まで、ニップロールニップ圧が一定とな
るような計算式にしたがって、1−なわちターレット角
度θにしたがって変化するニップロール自重による力の
ニップ圧方向成分が補正されるような計算式にしたがっ
て、漸減する圧力曲線で自動制御される。そして、この
加圧側エア圧は、角度Cの位置では、エアシリンダ12
が作動する際に生ずるエアシリンダ自体の内部摺動抵抗
に相当するエア圧Pmだけ低下するように制御され、そ
の後旋回角度Cの位置から取出位置Bに対応する旋回角
度l)の位置までは、一定のバイアスエア圧P1に制御
される。
れるターレット角度θに応じて電空変換器18.19を
介して制vlI装@20により自動制御されるが、この
エアシリンダ12のエア圧制御は、第6図および第7図
に示すように行なわれる。すなわち、ニップロール7を
巻取フィルムロール4側に圧接する方向に作用するエア
シリンダ12の加圧側エア圧は、ニップロール7が巻取
位置Aに対応する旋回角度aの位置から、第4図に示し
た如く角度βが0度になってニップロール自重による力
がニップ圧に影響を及ぼさなくなる位置に一対応する旋
回角度Cの位置まで、ニップロールニップ圧が一定とな
るような計算式にしたがって、1−なわちターレット角
度θにしたがって変化するニップロール自重による力の
ニップ圧方向成分が補正されるような計算式にしたがっ
て、漸減する圧力曲線で自動制御される。そして、この
加圧側エア圧は、角度Cの位置では、エアシリンダ12
が作動する際に生ずるエアシリンダ自体の内部摺動抵抗
に相当するエア圧Pmだけ低下するように制御され、そ
の後旋回角度Cの位置から取出位置Bに対応する旋回角
度l)の位置までは、一定のバイアスエア圧P1に制御
される。
上記の加圧側エア圧の制御と並行して、ニップロールの
ニップ圧を弱める方向に作用するエアシリンダ12の減
圧側エア圧は、旋回角度aの位置からCの位置までは一
定のバイアスエア圧P2に制御され、Cの位置で前記エ
ア圧力Pmだけ一気に増大されたのち、Cの位置からb
の位置までは、旋回進行にしたがって漸増覆るニップロ
ール自重による力のニップ圧方向成分を補償する計算式
にしたがって、漸増する圧力曲線で自動制御される。
ニップ圧を弱める方向に作用するエアシリンダ12の減
圧側エア圧は、旋回角度aの位置からCの位置までは一
定のバイアスエア圧P2に制御され、Cの位置で前記エ
ア圧力Pmだけ一気に増大されたのち、Cの位置からb
の位置までは、旋回進行にしたがって漸増覆るニップロ
ール自重による力のニップ圧方向成分を補償する計算式
にしたがって、漸増する圧力曲線で自動制御される。
これらの補償g1算式は、ニップロール7自重、アーム
8の腕8a 、8bの長さおよび角度、ターレット角度
θ、エアシリンダ12のボア径、巻取フィルムロール4
の巻径を関数どする計算式となり、制御装置20により
、ターレット角度θの変化にしたがって刻々計算される
。また、アーム8の自重はニップロール7の自重に比べ
てはるかに小さいので、アーム8の自重によるニップ圧
への影響は、アーム8の重心がニップロール7の重心に
あると仮定して近似計算される。
8の腕8a 、8bの長さおよび角度、ターレット角度
θ、エアシリンダ12のボア径、巻取フィルムロール4
の巻径を関数どする計算式となり、制御装置20により
、ターレット角度θの変化にしたがって刻々計算される
。また、アーム8の自重はニップロール7の自重に比べ
てはるかに小さいので、アーム8の自重によるニップ圧
への影響は、アーム8の重心がニップロール7の重心に
あると仮定して近似計算される。
これらの加圧側エア圧制御と減圧側エア制御においでは
、第6図および第7図に示すハツヂング部のエア圧によ
る力が、ニップロール7の自重によるニップ圧への影響
を消去するにうに作用するので、旋回中のニップロール
7のニップ圧は、加圧側エア圧のバイアス値P1から減
圧側エア圧のバイアス値P2を差し引いた値のエア圧相
当の一定のかつ適切なニップ圧に維持される。
、第6図および第7図に示すハツヂング部のエア圧によ
る力が、ニップロール7の自重によるニップ圧への影響
を消去するにうに作用するので、旋回中のニップロール
7のニップ圧は、加圧側エア圧のバイアス値P1から減
圧側エア圧のバイアス値P2を差し引いた値のエア圧相
当の一定のかつ適切なニップ圧に維持される。
また、このニップ圧を一定にづ゛る制御は、エアシリン
ダの加圧側にも減圧側にも常時バイアス圧が与えられて
いることにより、かつ旋回角度0の位置におけるニップ
ロール7の自重による力の作用方向がニップ圧の減圧方
向からニップ圧の加圧方向へ移行する際に生じるニアシ
リンダ12自体の摺動抵抗の作用方向の逆転をエア圧p
mにて補償することにより、旋回全行程にわたって円滑
に行なわれる。
ダの加圧側にも減圧側にも常時バイアス圧が与えられて
いることにより、かつ旋回角度0の位置におけるニップ
ロール7の自重による力の作用方向がニップ圧の減圧方
向からニップ圧の加圧方向へ移行する際に生じるニアシ
リンダ12自体の摺動抵抗の作用方向の逆転をエア圧p
mにて補償することにより、旋回全行程にわたって円滑
に行なわれる。
以上の通りであるから、本発明のフィルム巻取機の巻取
フィルムロールの旋回方法およびその装置によるときは
、巻取フィルムロールを旋口中常時ニップロールにより
押圧し、しかもそのニップ圧が旋回の全行程にわたって
適切な一定圧となるようにしたので、旋回中の巻ずれを
防止することができ、旋回中であっても巻取フィルムロ
ールの良好な巻姿を得ることができる。
フィルムロールの旋回方法およびその装置によるときは
、巻取フィルムロールを旋口中常時ニップロールにより
押圧し、しかもそのニップ圧が旋回の全行程にわたって
適切な一定圧となるようにしたので、旋回中の巻ずれを
防止することができ、旋回中であっても巻取フィルムロ
ールの良好な巻姿を得ることができる。
また、ニップロールのニップ圧制御を、たとえば電空変
換器を介したエアシリンダのエア圧制■によって行なう
ことにより、精確でかつ応答性が良好よく円滑なニップ
圧制御を行なうことができる。
換器を介したエアシリンダのエア圧制■によって行なう
ことにより、精確でかつ応答性が良好よく円滑なニップ
圧制御を行なうことができる。
また、ニップロールを押圧前に助走回転可能とすれば、
ニップロールを巻取フィルムロールに押圧したとき、ニ
ップロールの回転方向の慣性力により、巻取フィルムロ
ールの表層フィルムがよじれたり破れたりすることもな
く、円滑な押圧を行なうことができる。
ニップロールを巻取フィルムロールに押圧したとき、ニ
ップロールの回転方向の慣性力により、巻取フィルムロ
ールの表層フィルムがよじれたり破れたりすることもな
く、円滑な押圧を行なうことができる。
さらに、ニップロールをターレットアームに対して対称
に対にして設けることにより、一方のロールをニップロ
ールとして、他方のロールを従来と同様のターレット時
のフィルムガイドロールとして機能させることができ、
設備のスペースを増大さゼることなくニップロールの機
能を付加することもできる。
に対にして設けることにより、一方のロールをニップロ
ールとして、他方のロールを従来と同様のターレット時
のフィルムガイドロールとして機能させることができ、
設備のスペースを増大さゼることなくニップロールの機
能を付加することもできる。
これらにより、従来の旋回中に巻取られるフィルムのロ
ス発生率をほぼ皆無とすることができ、大幅な生産性の
向上をはかることができる。
ス発生率をほぼ皆無とすることができ、大幅な生産性の
向上をはかることができる。
第1図は本発明の一実施例に係るフィルム巻取機の巻取
フィルムロール旋回装置の側面図、第2図は第1図の装
置の旋回直後の状態を示す側面図、 第3図は第1図の!!i@の部分側面図、第4図は第1
図の装置の部分側面図、 第5図は第1図の装置の部分側面図、 第6図はエアシリンダの加圧側エア圧と旋回角度との関
係図、 第7図はエアシリンダの減圧側エア圧と旋回角度との関
係図、 である。 1・・・・・・・・・フィルム 2・・・・・・・・・巻取コア 3・・・・・・・・・圧接ロール 4・・・・・・・・・巻取フィルムロール5・・・・・
・・・・旋回中心 6・・・・・・・・・ターレットアーム7・・・・・・
・・・ニップロール 8・・・・・・・・・アーム 9・・・・・・・・・支点 12・・・・・・・・・エアシリンダ 16・・・・・・・・・加圧側入力 17・・・・・・・・・減圧側入力 18.19・・・・・・・・・電空変換器20・・・・
・・・・・制御ll装置 特許出願人 東 し 株 式 会 社38
フィルムロール旋回装置の側面図、第2図は第1図の装
置の旋回直後の状態を示す側面図、 第3図は第1図の!!i@の部分側面図、第4図は第1
図の装置の部分側面図、 第5図は第1図の装置の部分側面図、 第6図はエアシリンダの加圧側エア圧と旋回角度との関
係図、 第7図はエアシリンダの減圧側エア圧と旋回角度との関
係図、 である。 1・・・・・・・・・フィルム 2・・・・・・・・・巻取コア 3・・・・・・・・・圧接ロール 4・・・・・・・・・巻取フィルムロール5・・・・・
・・・・旋回中心 6・・・・・・・・・ターレットアーム7・・・・・・
・・・ニップロール 8・・・・・・・・・アーム 9・・・・・・・・・支点 12・・・・・・・・・エアシリンダ 16・・・・・・・・・加圧側入力 17・・・・・・・・・減圧側入力 18.19・・・・・・・・・電空変換器20・・・・
・・・・・制御ll装置 特許出願人 東 し 株 式 会 社38
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1) フィルムを巻取コアに巻取った巻取フィルムロ
ールを巻取位置から取出位置に旋回させるフィルム巻取
機の巻取フィルムロール旋回方法において、巻取コアに
巻取られた巻取フィルムをニップロールにより押圧しな
がら旋回させることを特徴とするフィルム巻取機の巻取
フィルムロール旋回方法。 く2) 前記ニップロールによる巻取フィルムの押圧力
が、ニップロールの自重による押圧力成分の旋回中の変
化を補償すべく制御されている特許請求の範囲第1項に
記載のフィルム巻取瀕の巻取フィルムロール旋回方法。 (3) フィルムを巻取コアに巻取った巻取フィルムロ
ールを巻取位置から取出位置に旋回させるフィルム巻取
機において、巻取フィルムロール旋回装置に巻取フィル
ムを押圧しかつ巻取フィルムロールとともに旋回するニ
ップロールを設けたことを特徴とするフィルム巻取機の
巻取フィルムロール旋回装置。 (4) 前記ニップロールがエアシリンダによって巻取
フィルムに押圧されており、該エアシリンダはニップロ
ールの旋回中の自重による押圧力の変化を補償する制御
MB置によってその押圧力が制御される特許請求の範囲
第3項に記載のフィルム巻取機の巻取フィルムロール旋
回装置。 (5) 前記ニップロールがターレット前に助走回転可
能になっている特許請求の範囲第3項に記載のフィルム
巻取機の巻取フィルムロール旋回装置。 (6) 前記ニップロールが一対で設けられており、該
一対のロールのうち一方のロールが前記ニップロールと
して機能し、他方のロールが巻取フィルムロール旋回時
のフィルムガイドロールとして機能する特許請求の範囲
第3項に記載のフィルム巻取機の巻取フィルムロール旋
回装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14271582A JPS5936058A (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | フイルム巻取機の巻取フイルムロ−ル旋回方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14271582A JPS5936058A (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | フイルム巻取機の巻取フイルムロ−ル旋回方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5936058A true JPS5936058A (ja) | 1984-02-28 |
JPS6253421B2 JPS6253421B2 (ja) | 1987-11-10 |
Family
ID=15321887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14271582A Granted JPS5936058A (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | フイルム巻取機の巻取フイルムロ−ル旋回方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5936058A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5957847A (ja) * | 1982-09-25 | 1984-04-03 | Hitachi Seiko Ltd | 帯状体の連続巻取装置 |
JPH0649839A (ja) * | 1991-12-26 | 1994-02-22 | Shiyuto Kosoku Doro Kodan | 連続地中壁における通水工法 |
JP2016040193A (ja) * | 2014-08-12 | 2016-03-24 | 株式会社ヒラノテクシード | 巻取り装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS579937U (ja) * | 1980-06-17 | 1982-01-19 |
-
1982
- 1982-08-19 JP JP14271582A patent/JPS5936058A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS579937U (ja) * | 1980-06-17 | 1982-01-19 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5957847A (ja) * | 1982-09-25 | 1984-04-03 | Hitachi Seiko Ltd | 帯状体の連続巻取装置 |
JPH0649839A (ja) * | 1991-12-26 | 1994-02-22 | Shiyuto Kosoku Doro Kodan | 連続地中壁における通水工法 |
JP2016040193A (ja) * | 2014-08-12 | 2016-03-24 | 株式会社ヒラノテクシード | 巻取り装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6253421B2 (ja) | 1987-11-10 |
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