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JPS5935939B2 - 水性澱粉接着剤に関する改良 - Google Patents

水性澱粉接着剤に関する改良

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Publication number
JPS5935939B2
JPS5935939B2 JP7492574A JP7492574A JPS5935939B2 JP S5935939 B2 JPS5935939 B2 JP S5935939B2 JP 7492574 A JP7492574 A JP 7492574A JP 7492574 A JP7492574 A JP 7492574A JP S5935939 B2 JPS5935939 B2 JP S5935939B2
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JP
Japan
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starch
fragments
particles
weight
adhesive
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Expired
Application number
JP7492574A
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English (en)
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JPS5076142A (ja
Inventor
ヨハネス アドリアヌス ベ−ルスマ ピ−タ−
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ZETOMEERUBEDORIIBEN DE BIIENKORUFU BV
Original Assignee
ZETOMEERUBEDORIIBEN DE BIIENKORUFU BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ZETOMEERUBEDORIIBEN DE BIIENKORUFU BV filed Critical ZETOMEERUBEDORIIBEN DE BIIENKORUFU BV
Publication of JPS5076142A publication Critical patent/JPS5076142A/ja
Publication of JPS5935939B2 publication Critical patent/JPS5935939B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J103/00Adhesives based on starch, amylose or amylopectin or on their derivatives or degradation products

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な澱粉を基にした水性のフィルム形成性か
つ無移行性接着剤、およびこれら新規な澱粉系(amy
laceous)接着剤の製造法および使用法に関する
J 澱粉は接着剤として工業的に使用されている原則と
して水分散性の天然重合体である。
澱粉を基にした接着剤は豊富であり、価格が安くかつ安
定しており、広く有効で、汎用性があり、使用が簡単で
ある。澱粉およびその変性物を接着剤として使用してい
る大きな工業には、製紙工業(ここでは内部サイジング
、表面サイジングおよび被覆に使用している)、紙加工
業(ここでは澱粉接着剤を食糧袋、多層・袋の如き紙袋
、紙箱、段ボール、壁紙の接着および紙積層等に使用し
ている)、繊維製品工業(ここでは澱粉を基にした生成
物は縦糸のサイジングおよび仕上用に使用している)お
よびその他の工業(ここでは澱粉を基にした生成物はあ
らゆる種類の粒子または繊維状材料を接合すに当つての
接着剤として使用している)がある。
天然澱粉は冷水に不溶性で実質的に非膨潤性である。
しかしながら澱粉の水懸濁液を一定限度の温度以上に加
熱すると、粒子は急激に膨潤し始め、それらは温度の上
昇と共に大きさを漸増する。これらの膨潤粒子が相互に
突き当り押し合う程大きくなつたとき、粘稠澱粉ペース
トが形成される。粒子の膨潤度、その剛性または脆性お
よび機械的剪断によつて、澱粉物質は膨潤粒子内に留ま
るか、或いは周囲水性基質内に溶解する。新しい澱粉ペ
ーストの稠度および粘度、およびこの稠度特性は膨潤度
、および膨潤粒子の脆性、および粒子の浸出および水性
媒体中へ溶解される澱粉の量によつて決る。澱粉製造業
者は粒子内に化学的架橋結合を導入することによつて澱
粉を変性している。
実際にはこれは粒状澱粉を少量の二官能性または多官能
性剤と反応させて、澱粉分子間に架橋結合を導入するこ
とによつて達成できる。これは澱粉分子の粘着効果を有
し、粒子はこの結果所望程度にのみ膨潤する。過度の膨
潤を防ぐことによつて、澱粉粒子は脆性が弱められ、従
つてペーストの粘度は過度の攪拌または高温条件下に大
きく保たれる。かかる架橋結合した澱粉は、長時間煮ら
れるか或いは機械的剪断を受けたとき限られた粒子膨潤
および膨潤粒子の断片化を受け、従つて最高の粘度安定
性を示すことから長年にわたつて工業的に使用されて来
た。大気条件下に煮られた架橋結合澱粉のペーストは膨
潤しているが破壊されていない粒子からなり、これがか
かるペーストの高粘度および短時間非凝着特性に役立つ
ている。架橋結合した澱粉の粒子は剪断に対し極度に安
定であることが知られているが、本発明者等は架橋結合
した澱粉の粒子を破砕し、1〜10μ台の重量平均粒子
の大きさを有すが、粒子断片の約15%より少ない量が
10μより大きい、架橋結合澱粉粒子からばらばらの限
定された膨潤断片の水性懸濁液を形成する生成物を生ぜ
しめうる方法を見出した。
澱粉材料の少しの部分、即ち通常20%以下だけ可溶性
化されることから、これらの粒子断片の懸濁液の粘度は
非常に小さいものである、従つてこれらは澱粉ペースト
を接着剤として使用する通常の目的には使用できないと
の印象を与える。驚いたことにはこれらの低粘度水性懸
濁液が接着フイルムを形成する能力を有し、あらゆる種
類の高速工業用用途に対して非曳糸性で非飛沫性接着剤
として使用でき、その付与後乾燥工程での移行をしない
ことを見出した。本発明によれば接着剤中の全澱粉の8
0重量%より多い量が架橋結合澱粉粒子からの分離した
断片の形であり、この粘粉粒子は限定された膨潤度を有
し、膨潤断片の重量平均の粒子の大きさが1〜10μ台
であるが、粒子断片の約15%より少ない量が10μよ
り大きい比較的安定な水性澱粉懸濁液からなる水性フイ
ルム形成性かつ無移行性接着剤を提供する。
本発明はまた水性フィルム形成性無移行性接着剤の製造
法を提供する、而してこの方法は澱粉を粒子の形で二官
能性または多官能性剤で架橋せしめ、その後澱粉粒子を
30%より多くない水分の存在下に押出機中で熱、圧力
および断片化作用を同時に受けさせ、澱粉誘導体をダイ
を通して周囲温度および圧力帯液中に押出し、かくして
水蒸気の急激な放出を行なわ広膨脹した生成物を微粉砕
L生成物を冷水または熱水と混合し、水性懸濁液を作る
ことからなる。
本発明による接着剤の付与に当つては、多くの利点が現
われることが判つた。
例えば粒子断片の平均の粒子の大きさが小さいことによ
り、非常に僅かな撹拌で既に懸濁液を安定することから
、懸濁液は比較的安定であり、実際に使用するとき沈澱
することはない。懸濁液の粘度は非常に小さいけれども
、この接着剤は、接着剤としてゴムを使用するときしば
しば問題となる付与時の飛散性や洩糸性はない。勿論懸
濁液の粘度は接着剤を作るに当つて使用する断片化され
た澱粉生成物の濃度によつて決る。この濃度は約2〜約
30%の広い範囲にわたつて変化できる。本発明による
接着剤の濃度が5重量%である時または水で稀釈するこ
とによつて5重量%に規制した時、20℃での粘度は1
5センチポイズより小さくあるべきである。本発明によ
る接着剤の濃度を10重量%で定めた時、20℃での粘
度は125センチポイズよ低くあるべきである。本発明
による新規な生成物は、架橋結合した澱粉粒子の古来か
らの煮沸した懸濁液中に生ずるような膨潤しているが破
砕されていない粒子の大きさと比較した時、断片の粒子
の大きさが小さい利点を有する。本発明による生成物の
膨潤断片の重量平均粒子の大きさは1〜10μ台である
が、粒子断片の約15%より小さい量は10μより大き
い。好ましい重量平均粒子の大きさは2〜4μ台である
。殆んどの市販の天然澱粉の非膨潤粒子は10μ〜50
μの大きさで変化するから、膨潤した粒子の重量平均粒
子の大きさは本発明の新規な生成物の断片の重量平均粒
子の大きさよりも非常に大きなものである。
従つて本発明の新規生成物は紙のサイジングまたは織物
用ヤーンのサイジングの如き場合、非断片化架橋結合澱
粉よりも付与中に非常に良好な浸透を示す。更に粒子断
片の小さいことによつて与えられる接着力は、特に紙の
顔料被覆における如く小さい粒子を一緒に保持しなけれ
ばならないとき、嵩高な非破砕膨潤粒子によつて得られ
るよりも非常に良好である。
更に新規な澱粉生成物はその付与後の乾燥工程中実質的
に移行しない。このことは、水に分散させたとき非常に
溶解し、乾燥中強力な移行を示す天然澱粉または澱粉誘
導体とは対照的である。また本発明による断片化生成物
は非破砕架橋結合澱粉粒子よりも非常に強力なフィルム
を形成する。また本発明による新規な生成物は洩糸した
り飛散したりしないこととも、相俟つて、ガラスヤーン
およびガラス繊維シートも含めたあらゆる種類の繊維材
料のサイジング、袋の継目および底糊付、壁紙の糊付、
多層紙袋の下塗糊付、紙の顔料被覆、ラベル貼付等の如
き高速付与に当つての接着剤として使用すると有利であ
る。壁紙の前糊付に当つては、接着剤は別の接着剤の湿
潤層で被われた壁紙に乾燥して加えられることがある。
本発明の新規な生成物は他の接着剤例えばポリビニルア
セテートまたはポリビニルアルコールと混合した形で使
用できて有利である。新規な接着剤を製造するに当つて
使用しうる澱粉はバレイシヨ、トウモロコシ、小麦、タ
ピオカ、モロコシ等のみならずトムモロコシの高アミロ
ース含有変性物の如き植物源から誘導できる。更にデキ
ストリン、酸化澱粉および酸化水分解によつて作られる
煮沸澱粉を含むこれらの澱粉の変性品も含む。更にこれ
らの澱粉の低置換度の粒状エーテルまたはエステル誘導
体も使用できる。使用しうる架橋剤は澱粉分子の少なく
とも2個の有効ヒドロキシル基と反応しうる官能体を含
有する化合物であり、これらには脂肪族ジハライド例え
ばエチレンジブロマイド、β,β′−ジクロカジエチル
エーテルおよびグリセロールジクロロヒドリン;脂肪族
エポキシハロゲン化合物例えばエピクロロヒドリンおよ
びエピプロモヒドリン;ジエチルシド例えばブタジエン
ジオキシドリー定のリン化合物例えばオキシ塩化リンお
よびアルカリトリメタホスフエートリアルデヒドおよび
アルデヒド含有樹脂およびプレポリマー例えばホルムア
ルデヒド、アクロレイン、グリオキザール、ジ(ヒドロ
キシメチル)尿素、ジ(ヒドロキシメチル)エチレン尿
素、トリメチロールメラミン、ジイソシアネート例えば
ヘキサメチレンジイソシアネートおよびトルエンジイソ
シアネート:酸無水物例えば無水コハク酸、および無水
アジピン酸;一定の多官能性試薬例えばシアヌルクロラ
イド、ビニルスルホン、N,N’−メチレンビスアクリ
ルアミドがある。
反応に要する架橋剤の量は試薬の効力によつて決り、約
0.1〜約5%で変化する。
膨潤を阻止する程度は粒子断片の膨潤力を測定すること
によつて決定できる。膨潤力は特定条件の下で水中で煮
沸して形成される膨潤され水和されたペーストの量を膨
潤ペースト中の無水澱粉の重量で割つた値として定義で
きる。膨潤力は実際には全重量を1009にするに充分
な蒸溜水中に澱粉19をスラリー化することによつて測
定する。
澱粉懸澱液を沸とう水浴中で5分間撹拌する。煮沸完了
後、試料の重量を丁度100gにする。次いで試料を秤
量遠心分離カツプに移し、次いで2000r.p.mで
正確に20分間遠心分離する。透明な上層を傾瀉し、湿
潤膨潤沈澱ペーストの重量を秤量する。膨潤ペースト中
の乾燥澱粉の重量を105℃でオーヴン中で蒸発乾燥し
て測定する。次いで膨潤力(Sp)は下記式によつて計
算する。
天然のトウモロコシ澱粉は約55の膨潤力を有するが、
架橋澱粉は、本発明による接着剤の製造のための出発材
料として有効に機能を果すためには、約15〜5の範囲
のSP値を有すべきである。
従つて使用すべき架橋剤の量は約15〜5の膨潤力を有
する生成物を得るのに必要な量であるのが好ましい。過
度の膨潤力の阻止は充分に断片化され得ない澱粉生成物
を生ぜしめる。一方不十分な阻止は水中に20%より多
く溶解する生成物をもたらし、付与後移行する傾向のあ
る粘稠分散液を生ぜしめる。本発明のために使用する断
片化法は、約30%より多くない水分の存在下に澱粉粒
子を熱および圧力の作用を押出機中で受けさせるのであ
る。
本発明による断片化法を実施するのに好適な押出機の種
類は例えばイ一 ・ジ一・フィツシヤー著「エキストル
ージヨン・オブ・プラスチツクス」ニユーヨーク196
4年、およびゲ一・ジエンゲル著「クンストシユトツフ
・エクストルーダーテクニク」ミユンヘン1963年に
記載されている。単一連続法で必要な操作の全てを行な
う能力のある押出機は、供給装置、スクリユ一およびオ
リフイスまたはダイを有するバレルからなる。押出機の
温度はバレルの外またはスクリユ一の内側の加熱装置ま
たは冷却装置によつて調整してもよくまたしなくでもよ
い。種々な形のオリフイス例えば直線状または鋸歯状の
スロツトおよび円形または卵形の開口を含むオリフイス
を使用できる。生成物をリボンまたは薄いシートの形に
押し出し、これを所望の形に切断することもできる。ま
た二軸スクリユ一を有する押出機を使用することもでき
、またタンデムで2個以上の押出機を使用することもで
きる。何れの場合においても摩擦熱または外側から供給
される熱、回転スクリユ一によつて生ぜしめられる圧力
および混合作用が、架橋澱粉の粒子を有効に断片化する
作用をする。出口近くでのバレル内の材料の温度は12
0℃〜130℃台であり、水分は15〜30%、好まし
くは16〜2596台である。この水の全量は押出機中
に供給する澱粉中にそのまま存在させてもよく、或いは
水の一部を供給材料中に含有させ、残余は水蒸気または
水(熱水)として押出機中に直接注入してもよい。圧力
は使用する押出機の種類、使用する圧縮比およびスクリ
ユー速度、ダイの構造、存在する水の量、および温度に
よつて変化する。例えば代表的な圧力は2〜200気圧
である。生成物が押出機ダイから放出され、周囲温度お
よび圧力帯域を通るとき、水蒸気が蒸発分離し、これが
生成物を膨脹させその最終水分含有率を約8〜15%に
減少させる作用をする。押出工程から形成された澱粉生
成物は次いで30メツシユ米国標準篩を好ましくは通過
する粒子とするため粉砕する。
粉砕された生成物の嵩重量は約500〜700y/l台
である。これらの生成物を冷水または熱水と撹拌するか
、水中で沸とさせたとき、粒子断片の懸濁液からなる本
発明による低粘稠性接着剤が得られる、この粒子断片の
重量平均粒子の大きさは1〜10μ台であるが、粒子断
片の約15%より少ない量が10μより大きく、可溶性
率は20%より小である。
重量平均粒子の大きさは2〜4μ台であるのが好ましい
生蒸気で沸とうさせた後または0.5〜1時間烈しく撹
拌することによつて得られる懸濁液は、単に冷水と混合
することによつて得られる懸濁液よりも沈澱に対して若
干安定である、従つてこの分散方法が降ましい。塊茎お
よび茎澱粉例えばバレイシヨ澱粉、タピオカ澱粉、およ
びサゴ澱粉およびろう穀物澱粉が接着剤を作るための好
ましい原料である、何故ならばそれらは例えばトウモロ
コシまたは小麦澱粉の如き穀物澱粉より密でない粒子を
有するため断片化を受け易いからである。
従つて、架橋剤の少ない割合(小さい百分率)としか適
当な架橋生成物を作らない穀物澱粉よりも、塊茎および
茎澱粉は広い範囲の百分率で架橋剤で架橋結合して、本
発明による生成物に断片化される能力を有する架橋澱粉
を作ることができる。
例えばバレイシヨ澱粉またはろうトウモロコシ澱粉を使
用すると、特定反応条件下で0.15〜0.5%のエピ
クロロヒドリンまたは0.20〜 1.0%のオキシ塩
化リンが、粒子の大きさ、沈澱に対する安定性、粘度お
よびフイルム形成能力に関する限り許容しうる生成物を
作るが、同じ反応条件下でトウモロコシ澱粉からは、0
.05〜 0.3%のエピクロロヒドリンまたは0.1
0〜 0.50%のオキシ塩化リンを用いて同様の性質
を有する生成物を作ることができるだけである。以下に
実施例を挙げて本発明を説明する。
これらの実施例について接着剤の各物理的性質は下記の
方法で測定した。重量平均粒子の大きさ 流体として30%グリセロール水混合物を用いジヨイス
・レエベル・デイスク遠心分離機中で断片化粒子の懸濁
液を遠心分離することによつて測定した。
一定測度(遠心分離機のR.p.m)での予め定められ
た時間の下に、μ単位で予め定めた粒子の大きさよりも
小さい画面を分離し集めることができた。懸濁液中の澱
粉の全量の小さい画分の百分率を吸光度の比から計算し
た、この吸光度は小さい画分の濁り度と標準試料の濁り
度とをベツクマン分光光度計で測定することによつて行
なつた。この方法で累積度数曲線を得、これから推計学
的な方法で重量平均粒子の大きさを計算できる。本発明
の生成物の代表的な分析値は次の通りである。膨潤率 前述した通りである。
可溶性分百分率 約3重量%の懸濁液を1700r.p.m.で30分間
遠心分離した。
上層中の澱粉の量を105℃で乾燥することにより、懸
濁液中の澱粉の全量 .であるとして計算した。これら
の数値から溶性物の百分率を計算した。粘度 澱粉生成物を水中に分散させ、撹拌下20分間生蒸気を
導入して作り、正しい濃度に規制し、20℃での粘度を
測定した。
実施例 1 本実施例ではバレイシヨ澱粉る0.4重量%のオキシ塩
化リンで架橋化させ押出機中で断片化した。
形成された生成物を水性接着剤に作り、これをガラス繊
維シートを結合させるために使用した。60001のバ
レイシヨ澱粉を7200m1の水中に懸濁させ、これに
90ゴの10N(7)NaOHを加えた。
懸濁液の温度は20℃であつた。次いで241のオキシ
塩化リンと400ゴのINのNaOHを徐々に加えた、
その後懸濁液を1時間撹拌した。懸濁液を塩酸に加えて
PH6.Oに中和し、遠心分離し、洗浄し、空気乾燥器
中で水含有率16.8%まで乾燥した。この架橋した澱
粉を、バレル温度約120℃、スクリユー回転45r,
p.m)3mTnの15個の丸オリフィスを含むダイで
一軸スクリユー押出機中で断片化した。生産量は約19
0θ/分で、1分間に8ゴの水をバレル中に放射した。
バレル中の生成物温度は160℃であつた。膨脹した生
成物を微粉砕し、30メツシユ米国標準篩で篩分けた。
生成物を水中に懸濁させ、撹拌しながら生蒸気で20分
間煮沸した。
20℃での5%懸濁液のブルツクフイールド粘度は11
センチポイズであり、10%懸濁液のブルツクフイール
ド粘度は66センチポイズであつた。
重量平均粒子の大きさは2.5μであり、粒子の1.8
%のみが10μより大であつた。水可溶性物の百分率は
6.5%、膨潤力は8.8であつた。懸濁液は透明な平
滑なフイルムを形成する能力を有していた。ガラス繊維
シート用接着剤として509//lの懸濁液を使用した
未処理シートをポリエステルガーゼの2つの支持体間で
水性接着剤中に浸漬し、過剰の接着剤は吸引によつて除
去した。次いでシートを約100℃で熱風で乾燥した。
処理したシートの(a)重量/イ・(b)60分間70
0℃でコロナ処理して結合剤を除くことによる仕上シー
ト中の接着剤の百分率、(c)10mm/分の速度を用
いて幅52長さ10Cf1Lのシートの引張試験機での
破断強さ(10回測定の平均を計算する)、(d)移行
度(これは縦方向に13本/Clnの糸、横方向に17
本/Cmの糸、重量2009/イを有するガラスヤ・:
ーン布帛を洗浄して澱粉、軟化剤、および潤滑剤を除き
、乾燥して測定した)を測定した。10×10儂の寸法
のこの布帛片を上述した生成物の5%懸濁液で20℃で
含浸した。
布帛をその重量を基準にして計算して水分含有率が約2
5%になるような圧力で絞り機で絞つた。湿濁布帛をガ
ラス板の上に置いた。中央部を直径5?、厚さ2c7r
Lのガラス盤で被つた。乾燥は20℃,65%R.Hで
行なつた。乾燥は盤の外側で生ずるから、結合剤は盤の
下から布帛の外方帯域へと移行する傾向を有する。
布帛の中央部および布帛の外方部中の澱粉含有率を分析
し、移行程度を得た。この表には0.5%のエピクロロ
ヒドリンで架橋したろうトウモロコシを押出して作つた
本発明による接着剤、5%の押出した天然ろうトウモロ
コシの分散液および蒸煮した薄い沸とう酸化トウモロコ
シ澱粉の分散液データも示した。
本発明による生成物は天然ろうトウモロコシと同じ破断
強度を低い結合剤含有率で与えたが移行は生じなかつた
ことが判る。酸化したトウモロコシ澱粉は破断強度が低
くかつ強い移行を示した。実施例 2 本実施例は0.25%のエピクロロヒドリンで架橋させ
たトウモロコシ澱粉から誘導した本発明による接着剤の
製造およびガラスヤーンをサイジングするためのその応
用を示す。
15000k1Iのトウモロコシ澱粉を200002の
水中に懸濁させ、これに35001の1.3NのNaO
Hおよび1500k11(7)Na2SO4を加えた。
この懸濁液に37.5k9のエピクロロヒドリンを加え
、懸濁液を35℃で24時間撹拌した。懸濁液を塩酸で
PH6.4まで中和し、遠心分離し、洗浄し、空気乾燥
器で乾燥した。水分含有率は約17%であつた。この生
成物を、90r.p.mバレル温度130℃を用いて1
201<g/Hrの生産速度で一軸スクリユ一押出機中
を通した。この押出機のダイは直径3mmのオリフィス
127個を有し、水はバレル中に導入した、かくし材料
の水分率は約25%まで上昇した。ダイ近くのバレル中
の澱粉材料の温度は164℃であつた。
ダイから放出される膨脹した生成物を微粉砕し、30メ
ツシユ米国標準篩中を通した、これは10.9%の水分
含有率および5709/lの嵩重量を有していた。生成
物を水中に分散させ、20分間生蒸気で沸とうした。
冷却後下記の物理的データが得られた。重↑言マ千宇蕃
茅皇9゜菜夕可溶性分百分率9% 膨潤力7.0 20℃での10%懸濁液の粘度46cp 20℃での 5%懸濁液の粘度 6cp 懸濁液は連続透明フイルムを形成することができた。
分散生成物の移行は実施例1に記載したのと同じ方法で
試験した。布帛の中央部と布帛の外側部の澱粉含有率の
分析では、乾燥中生成物の移行が生じていなかつたこと
が証明された。
本実施例の生成物を用いてガラスヤーンフイラメントの
仕上試験品を作つた。ガラスフイラメント押出し直後に
リツクローラで仕上液を付与した。この仕上液には上記
澱粉生成物4%を含有させ、これに軟化剤と潤滑剤を加
えた。
巻き取り後ボビンを熱風中で乾燥した。この乾燥中結合
剤の移行は生ぜず、フイラメント間の接着は非常に良好
であり、ヤーンのそれ以後の加工性も非常に良好であつ
た。実施例 3 本実施例は0.15%のブタジエンジオキサイドで架橋
したバレイシヨ澱粉の製造および紙袋の底糊付、継目糊
付および層糊付へのその使用を示す。
15000kgのバレイシヨ澱粉を35℃の水2000
01中に懸濁させ、これに1.5NのNaOH35OO
lおよびNa2SO4l5OOkgを加えた。
この懸濁液中に22.5kgのブタジエンジオ・キサイ
ドを加え、混合物を8時間撹拌した。硫酸で中和した後
、澱粉を遠心分離機で集め、洗浄し、16.1%の水分
にまで乾燥した。架橋させた澱粉を、150℃のバレル
温度、45r.p.mで回転するスクリユ一および直径
3關の丸オリフイス15個を含むダイを有する一軸スク
リユー押出機で処理して断片化した。
生成物温度は約170℃となつた。200g/分の生産
能力でダイから出る膨脹生成物を微粉砕して30メツシ
ユ篩を通過するようにした。
水中に分散させ20分間沸とうさせた生成物は下記物理
的データを有する粒状断片の安定な不透明白色懸濁液を
作つた。
乾燥した時透明平滑なフイルムが形成された。
この断片化架橋生成物の濃厚懸濁液を多層袋を糊付する
ため使用した。2000〜3000cpの所望粘度を得
るため、35kgの生成物を191の冷水とともに撹拌
した。
DINカツプ6mm中で測定した20℃での粘度は70
秒であつた。白色流動性接着剤は比較的短い非凝着特性
を有していた。この接着剤を、接着剤の頂部付与のため
に2本ロール付与機とセグメントを用い、段付底を作る
ウインドメラ一 ・アンド・ペルシャーADl5OO型
底貼り機で底継目として使用した。
袋は3重スウエーデンクラフト袋である。1分間に80
個の袋の比較的遅い速度で付与されるコロイド状澱粉接
着剤と対照的に、これより少なくとも50%も早い速度
で飛散することなく本発明の接着剤は使用できた。
このことは余分な仕上調整を必要とせず、不合格品の量
を減じ機械の清浄化する回数を減ぜしめる。更にセグメ
ントによつて付与した新しい接着剤の接着模様は非常に
鮮鋭で、拡つたりしない。これは接着剤が紙に対し水を
急速に発散させ、粘度の急速な上昇を生ぜしめることに
よると考えられる。底貼付機を出た後新規な接着剤は層
を一緒に保持するに充分な粘着性を有する。これに対し
コロイド澱粉ペース分分散液はかかることはない。加圧
区域を出た後、接着結合は非常に良好である。この接着
剤の急速固定は洩糸性がないので非常に実際的な価値を
有する。継目糊付にガーゼマツ・アンド・ボルマンの継
ぎ合せ機を使用した。
糊付与機はグルー盤とスクレーパ一からなつていた。紙
に転写された新期な接着剤は明確な狭い縞を形成し、通
常のコロイド状澱粉分散液に普通生ずるような泣き出し
は生じなかつた。接着剤は小さい帯域で濃縮されるから
、この接着剤を用いると良い性能が得られる。2本ロー
ラ付与装置か設けたジ一 ・アンド・エツチ機を用いて
層糊剤として本発明の接着剤を用いた時、同様の結果を
得た。
3層スエーデングラフト紙の各層に糊剤を転写するロー
ラーにはゴムパツドを設けた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 接着剤中の全澱粉の80重量%より多い量が15〜
    5の膨潤力に相当する膨潤度を有する架橋した粒子から
    の分離断片の形であり、膨潤した断片の重量平均粒度が
    1〜10μ台であり、一方粒子断片の約15重量%より
    少ない量が10μより大きいことを特徴とする比較的安
    定な水性澱粉濁液からなる水性のフィルム形成性かつ無
    移行性の接着剤。 2 粒子の形で澱粉を二官能性または多官能性剤で架橋
    せしめ、その後15〜30%より多くない水分の存在下
    に澱粉粒子を押出機中で熱、圧力および断片化作用を同
    時に受けさせ、澱粉誘導体をダイを通して周囲温度およ
    び圧力帯域中に押出し、かくして水蒸気の急激な放出を
    行ない、膨張生成物を微粉砕し、生成物を冷水または熱
    水と混合して水性懸濁を作ることを特徴とする接着剤中
    の全澱粉の80重量%より多い量が15〜5の膨潤力に
    相当する膨潤度を有する架橋した粒子からの分離断片の
    形であり、膨潤した断片の重量平均粒度が1〜10μ台
    であり、一方粒子断片の約15重量%より少ない量が1
    0μより大きいことを特徴とする比較的安定な水性澱粉
    懸濁液からなる水性のフィルム形成性かつ無移行性の接
    着剤の製造法。 3 粒子の形で澱粉を二官能性または多官能性剤0.1
    〜5%で架橋せしめ、その後120℃〜200℃の生成
    物温度で16〜25%の水分を有する澱粉粒子を押出機
    中で断片化作用を受けさせ、澱粉誘導体をダイを通して
    周囲温度および圧力帯域に押出し、かくして水蒸気の急
    激な放出を行ない、そのため膨張した生成物を30メッ
    シュ米国標準篩を実質的に通過するまで微粉砕し、生成
    物を冷水または熱水と混合することを特徴とする接着剤
    中の全澱粉の80重量%より多い量が15〜5の膨潤力
    に相当する膨潤度を有する架橋した粒子からの分離断片
    の形であり、膨潤した断片の重量平均粒度が1〜10μ
    台であり、一方粒子断片の約15重量%より少ない量が
    10μより大きいことを特徴とする比較的安定な水性澱
    粉懸濁液からなる水性のフィルム形成性かつ無移行性の
    接着剤の製造法。
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