[go: up one dir, main page]

JPS5925886Y2 - レ−ダ電波反射性偽装物 - Google Patents

レ−ダ電波反射性偽装物

Info

Publication number
JPS5925886Y2
JPS5925886Y2 JP1979147870U JP14787079U JPS5925886Y2 JP S5925886 Y2 JPS5925886 Y2 JP S5925886Y2 JP 1979147870 U JP1979147870 U JP 1979147870U JP 14787079 U JP14787079 U JP 14787079U JP S5925886 Y2 JPS5925886 Y2 JP S5925886Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radio wave
electrically conductive
radar radio
yarn
filament
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979147870U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5665988U (ja
Inventor
享 熊谷
Original Assignee
平岡織染株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 平岡織染株式会社 filed Critical 平岡織染株式会社
Priority to JP1979147870U priority Critical patent/JPS5925886Y2/ja
Publication of JPS5665988U publication Critical patent/JPS5665988U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5925886Y2 publication Critical patent/JPS5925886Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、有効なレーダ電波反射性を有する偽装物に関
するものである。
従来物体に向ってレーダから発射された電波を反射して
該物体をレーダ電波がら隠蔽する試みがなされている。
このような試みの多くにおいて、不織布にレーダ電波反
射性物質を混合し、或いは金属片を散在せしめたものが
、レーダ電波反射材料として使用されている。
しかし、このような従来のレーダ電波反射材料は、その
不織布の強度が不十分で、これを繰り返し使用するとき
に、耐久性が不十分であるという問題があり、更に、そ
のレーダ電波反射率がたかだか50%程度であって、偽
装隠蔽の目的達成には十分なものとはいい得ないという
問題点があった。
本考案の目的は、軽量で、強伸度が満足できるものであ
り、しかも、優れたレーダ電波反射性を有する偽装物を
提供することにある。
本考案のレーダ電波反射性偽装物は、熱可塑性合成樹脂
に電気伝導性物質の粉末を分散混入しこれを溶融紡糸し
て得られたフィラメント糸と、電気伝導性物質の線条を
天然短繊維又は合成短繊維に分散混入しこれを紡績して
得られた紡績糸とからなる編織物を含んでなり、前記フ
ィラメント糸の重量が前記編織物の全重量の25〜90
%であることを特徴とするものである。
本考案に係る電気伝導性物質を含有した糸条としてフィ
ラメント糸及び紡績糸が用いられる。
紡績糸の場合には、例えば直径0.005〜0.03m
m、長さ50〜100 mmのステンレス等の金属の細
い線条をできるだけ相互に接触しないように天然又は合
成短繊維に混合し、この混合物を紡績したものが好まし
い。
また、フィラメント糸の場合には原料の熱可塑性合成樹
脂の溶融段階で、これに例えば、カーボン、グラファイ
トの電気伝導性物質を混入しこれを溶融紡糸したものが
よい。
また、紡績糸用の電気伝導性物質としては、ステンレス
のほか、銅、アルミニウム、ジュラルミン等その他の金
属線の線条が用いられ、また、炭素繊維も使用できる。
さらに、フィラメント糸用の電気伝導性物質としてはカ
ーボン、グラファイト粉末のほが、上記各金属の粉末な
どが用いられる。
これらの物質は相互に接触せず、できるだけ非連続に混
入された場合レーダ電波を散乱反射することができるの
で偽装隠蔽の目的に特に適している。
紡績糸に用いられる短繊維としては、綿、麻など天然繊
維又はポリエステル、ナイロン、ビニロン等の合成短繊
維を用いることか゛できる。
フィラメント糸用の熱可塑性合成樹脂としては上記の繊
維形成性樹脂、例えば、ポリエステル、ナイロンなどが
用いられる。
これらの電気伝導性物質粉末を混入したフィラメント糸
と電気伝導性物質線条を混入した紡績糸とから編織物を
形成するためには、夫々の糸条を第1図に示す如く交撚
したものを使用して平織物に織成したもの、第2図に示
す如く夫々の糸条を緯糸、経糸として平織物に織成した
ものが一般的であるが、組織は平織に限らず、綾織その
他の織物組織、或は編物組織を有するものでもよく、ま
た、第3図に示す如く、糸条を1本又は多数本引揃えて
又は撚合わせてなるストランドを一方向に並列し、これ
に直交するように同様のストランドを並列し、縦横方向
のストランドをからみ糸で結合した編織物であってもよ
い。
第1〜3図中の符号1は電気伝導性物質を混入したフィ
ラメント糸、符号2は同じく紡績糸、符号3はからみ糸
を示す。
からみ糸は、上記フィラメント糸であってもよく、或は
上記紡績糸または、別の一般のフィラメント糸、或いは
紡績糸であってもよい。
フィラメント糸においては、電気伝導性物質粉末がフィ
ラメント糸を構成する重合体の重量に対し、特に限定は
しないが、0.5〜30%の割合で混合されていること
が好ましい。
このときフィラメント糸内の粉末は、互に分離して独立
していることが好ましい。
紡績糸において、電気伝導性物質線条は、天然又は合成
短繊維重量に対し1〜70%の割合で好ましくは10〜
50%の割合で混紡されていることが好ましい。
また、紡績糸内において電気伝導性線条は互に分離し独
立していることが好ましい。
従って、本考案に用いられるフィラメント糸条および紡
績糸は、電気伝導性物質を含有しているが、必ずしも良
好な導電性を示すものである必要はない。
本考案のレーダ電波反射性偽装物に含まれる紡績糸にお
いて、電気伝導性の細い線条が、はぼ無秩序に分散混入
されているので、得られる紡績糸は、すぐれたレーダ電
波散乱性を示し、物体のレーダ電波に対する偽装や隠蔽
に特に有効である。
また、その粗面によって得られる編織物の接着加工性を
高めることができる。
本考案のレーダ電波反射性偽装物において、電気伝導性
物質粉末を含むフィラメント糸は、編織物全重量に対し
て25〜90%の割合で用いられる。
フィラメント糸においては、電気伝導性物質粉末が繊維
内部に埋没混合されているので、この粉末の経時的変質
や損耗が殆んどなく、一定のレーダ電波反射散乱性を長
期にわたって維持することができる。
また、フィラメント糸は、紡績糸に比して強度が高いの
で、編織物の強度を高く維持するためにも有効である。
フイラメンI・糸の含有率が25%より少い場合、すな
わち紡績糸の含有率が75%より多くなると、得られる
編織物の強度が不十分となることがあり、また、レーダ
電波反射散乱性の経時変化が大きくなることがある。
また、フィラメント糸の含有率が90%をこえる場合、
すなわち、紡績糸の含有率が10%より少くなると、得
られる編織物のレーダ電波散乱性が不十分となることが
あり好ましくない。
本考案に係る偽装物のレーダ電波反射率は下記実施例に
示す如く、いずれも90%を超えて良好な成績を収めう
る。
また、本考案に係る偽装物の片面又は両面に赤外線・紫
外線反射物質を被覆形成せしめたものは、レーダ反射性
に加えて赤外線・紫外線反射性を有するものとなり、そ
の応用範囲は極めて広い。
本考案の偽装物において、編織物は10%(重量)以上
の紡績糸を含んでいるので、上記赤外線および/又は紫
外線反射性物質を含む被覆層に対し、良好な接着性を示
すことができる。
赤外線反射性物質としてはインダンスレン染料等の染料
、有機顔料、無機顔料を用いることができ、紫外線反射
性物質としては、酸化ジルコン、硫酸バリウム、酸化マ
グネシウム、炭酸マグネシウムなどを用いることかで゛
きる。
以下実施例に基づき本考案を説明する。
実施例 1 糸条に直径0.01mm、長さ60 mmのステンレス
スチールの細線条を8重量%の割合に混紡しであるポリ
エステル紡績糸(10番手)(60重量%)及びカーボ
ン粒13重量%混入紡糸してなるポリエステルフィラメ
ント糸(500デ゛ニール)(40重量%)を夫々ヨコ
糸、タテ糸として2.54cm間各35本の密度で織成
される平織物をもって偽装物とした。
このもののレーダ電波の反射率は93%であった。
実施例 2 実施例1の偽装物に赤外線・紫外線反射シート(0,5
mm厚、赤外線・紫外線反射顔料塗布)を貼着したもの
のレーダ電波反射率は実施例1と変らず、そのうえ、赤
外線反射率80%、紫外線反射率75%であった。
以上の如き本考案品は、糸条中に電気伝導性を有する物
質を混入するものであるが、この混用によりレーダ電波
の反射散乱性が著しく大となり、また、その構成におい
て少くとも全体重量の25〜90%のフィラメント糸を
使用するので、強度が良好であり、耐摩耗性、耐久性も
大であり、長期間使用しうる偽装物として適当である。
従って本考案の偽装物は軍事上その他の目的に極めて有
用である。
【図面の簡単な説明】
第1、第2及び第3図は夫々本考案に係る偽装物の組戊
例を示す模式図である。 1・・・・・・電気伝導性物質を混入したフィラメント
糸、2・・・・・・電気伝導性物質を混入した紡績糸、
3・・・・・・からみ糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱可塑性合成樹脂に電気伝導性物質の粉末を分散混入し
    、これを溶融紡糸して得られたフィラメント糸と、電気
    伝導性物質の線条を天然短繊維又は合成短繊維に分散混
    入しこれを紡績して得られた紡績糸とからなる編織物を
    含んでなり、前記フィラメント糸の重量が前記編織物の
    全重量の25〜90%であることを特徴とするレーダ電
    波反射性偽装物。
JP1979147870U 1979-10-25 1979-10-25 レ−ダ電波反射性偽装物 Expired JPS5925886Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979147870U JPS5925886Y2 (ja) 1979-10-25 1979-10-25 レ−ダ電波反射性偽装物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979147870U JPS5925886Y2 (ja) 1979-10-25 1979-10-25 レ−ダ電波反射性偽装物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5665988U JPS5665988U (ja) 1981-06-02
JPS5925886Y2 true JPS5925886Y2 (ja) 1984-07-28

Family

ID=29379017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979147870U Expired JPS5925886Y2 (ja) 1979-10-25 1979-10-25 レ−ダ電波反射性偽装物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5925886Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20250032884A (ko) 2023-08-29 2025-03-07 앱솔릭스 인코포레이티드 기판 및 이의 제조방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5076357A (ja) * 1973-11-14 1975-06-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5076357A (ja) * 1973-11-14 1975-06-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5665988U (ja) 1981-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU693292B2 (en) Hybrid yarn and shrinkable or shrunk textile material capable of permanent deformation produced therefrom, its production and use
CN103069060B (zh) 芯鞘复合纤维、由其形成的假捻变形纱及其制造方法、以及由这些纤维构成的纺织物
KR19990064112A (ko) 도전성 폴리머 조성물
JP4367038B2 (ja) 繊維および布帛
JPH11350296A (ja) 導通性及び制電性に優れた織物並びに防塵衣
JPS5925886Y2 (ja) レ−ダ電波反射性偽装物
DK155191B (da) Ledende sekundaert underlag, der er velegnet til anvendelse i et tuftet taeppe
JP4280546B2 (ja) 導電性複合繊維及び導電性織編物
JP2001164474A (ja) 防塵衣用織物および作業衣
JP4258681B2 (ja) 複合紡績糸及びそれからなる織編物
JPH0261173A (ja) 可染性導電性紡織フィラメント
JP2000282345A (ja) 紫外線遮蔽性布帛
JP2008031567A (ja) 脂肪族ポリエステル繊維およびそれからなる繊維製品
JPH02292036A (ja) 防水シートおよび雨具
CA1331079C (en) White blackout fabric
JPS6036636Y2 (ja) 制電性経編地
JP2000110042A (ja) 制電性ミシン糸
JP3489919B2 (ja) ポリエステル系繊維
JPS5910067Y2 (ja) 制電性郵袋
CN1018004B (zh) 具有较好的消除电荷能力和吸水性能的编织物
JPH02289146A (ja) 偽装網用布帛
JP3245491B2 (ja) 隠蔽性に優れた導電性混繊糸
JPH07120868B2 (ja) 電気、および電磁波障害防止フレキシブルシート
JP2676948B2 (ja) 導電性複合繊維
JPS63211344A (ja) 導電性編織物の製造方法