JPS59224665A - 天然調味料の製造法 - Google Patents
天然調味料の製造法Info
- Publication number
- JPS59224665A JPS59224665A JP58099855A JP9985583A JPS59224665A JP S59224665 A JPS59224665 A JP S59224665A JP 58099855 A JP58099855 A JP 58099855A JP 9985583 A JP9985583 A JP 9985583A JP S59224665 A JPS59224665 A JP S59224665A
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- JP
- Japan
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- natural seasoning
- proteins
- salt
- water
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、動物魚介類より天然調味料(以下エキスと称
す)を得る方法に関するものである。
す)を得る方法に関するものである。
エキス成分は動物が発生し、成長し運動する過程で生成
した代謝成分をはじめ、食餌やその消化物に由来する成
分の集合であり、遊離アミノ酸、ペプチド、有機酸、有
機塩基などの水溶性低分子で主体は含窒素化合物である
。食品化学的には呈味性に深く関与しており、天然調味
料として古来より利用されている。然し乍ら、工業的に
は動物、魚介エキスは、缶詰製造時の煮汁等を利用した
、缶詰製造等の副生物工業として細々と行われているに
過ぎない。この原因としては、原料に対する歩留が5〜
10%と低く、エキスを主生産物とす−るには経済的に
成り立たず、又魚介類等では生臭い臭気を持つ物が有り
商品価値に乏しく、更に強い呈味力を有するものはカツ
オ等数種のものに限定される為、等である。
した代謝成分をはじめ、食餌やその消化物に由来する成
分の集合であり、遊離アミノ酸、ペプチド、有機酸、有
機塩基などの水溶性低分子で主体は含窒素化合物である
。食品化学的には呈味性に深く関与しており、天然調味
料として古来より利用されている。然し乍ら、工業的に
は動物、魚介エキスは、缶詰製造時の煮汁等を利用した
、缶詰製造等の副生物工業として細々と行われているに
過ぎない。この原因としては、原料に対する歩留が5〜
10%と低く、エキスを主生産物とす−るには経済的に
成り立たず、又魚介類等では生臭い臭気を持つ物が有り
商品価値に乏しく、更に強い呈味力を有するものはカツ
オ等数種のものに限定される為、等である。
従来のエキス製造法を簡単に説明すると、鮮度の高い原
料をクツカー等で熱水により煮熟し、その熱水抽出物を
遠心分離等により比重分離を行い清澄な上澄みをそのま
ま又は、蛋白分解酵素により蛋白分解を行った後、減圧
濃縮により濃縮してエキスを得ている。然し乍ら、この
様に鮮度の高い原料を熱水により抽出して得る事が出来
るエキス成分は、原料に対し0.5〜3%程度のもので
、非常に低い収率しが示さない6又熱水抽出物中に溶解
された蛋白質を酵素により分解した場合も、蛋白が熱変
性を起こしている為に分解条件が難しく、アミノ酸、小
分子量のペプチドまでの分解がなされていない為、呈味
性、芳香に乏しく、にがみ等を生じ、強い呈味性を持つ
エキスとはなっておらず、又加熱により蛋白の溶出が抑
制される為、やはりエキスの収率は低いものとなる。
料をクツカー等で熱水により煮熟し、その熱水抽出物を
遠心分離等により比重分離を行い清澄な上澄みをそのま
ま又は、蛋白分解酵素により蛋白分解を行った後、減圧
濃縮により濃縮してエキスを得ている。然し乍ら、この
様に鮮度の高い原料を熱水により抽出して得る事が出来
るエキス成分は、原料に対し0.5〜3%程度のもので
、非常に低い収率しが示さない6又熱水抽出物中に溶解
された蛋白質を酵素により分解した場合も、蛋白が熱変
性を起こしている為に分解条件が難しく、アミノ酸、小
分子量のペプチドまでの分解がなされていない為、呈味
性、芳香に乏しく、にがみ等を生じ、強い呈味性を持つ
エキスとはなっておらず、又加熱により蛋白の溶出が抑
制される為、やはりエキスの収率は低いものとなる。
本発明においては、従来のエキス製法の欠点である低い
製品収率及び乏しい呈味力、芳香の改善を行なったもの
である。
製品収率及び乏しい呈味力、芳香の改善を行なったもの
である。
本発明を詳説すれば原料としては生鮮な動物、魚介類及
び甲殻類の筋肉、内臓、骨及び殻等を使用し、破砕して
2〜3mm立方の微粒物とした後、生原料に対し2〜3
0%望ましくは20%の食塩又は塩化カルシウムを加塩
し、更に10〜10.0%の加水を行ない雑菌による蛋
白質の腐敗を防止して、筋肉及び内臓に含まれる自己消
化酵素により熟成を行ない1M白質を分解させて遊離ア
ミノ酸、ペプチド等の高い呈味力及び芳香を示す物質に
変性させる。熟成時のpHは5〜8望ましくは6.5〜
7.5.温度は5〜50℃望ましくは30〜40℃に調
整し熟成期間は2時間〜60口間望ましくは7〜30日
間とする。
び甲殻類の筋肉、内臓、骨及び殻等を使用し、破砕して
2〜3mm立方の微粒物とした後、生原料に対し2〜3
0%望ましくは20%の食塩又は塩化カルシウムを加塩
し、更に10〜10.0%の加水を行ない雑菌による蛋
白質の腐敗を防止して、筋肉及び内臓に含まれる自己消
化酵素により熟成を行ない1M白質を分解させて遊離ア
ミノ酸、ペプチド等の高い呈味力及び芳香を示す物質に
変性させる。熟成時のpHは5〜8望ましくは6.5〜
7.5.温度は5〜50℃望ましくは30〜40℃に調
整し熟成期間は2時間〜60口間望ましくは7〜30日
間とする。
又自己消化酵素が乏しい原料の場合には蛋白分解酵素を
0.1〜0.5%添加し自己消化酵素に依る蛋白分解、
消化、熟成を補助促進させる。この様にして得られた分
解熟成物を95〜100℃で5〜30分加熱し、酵素失
活を行なうと同時に熱水によりエキス分の抽出を行ない
、抽出液を逆浸透により脱塩、il!It縮を行いその
後、常法により濃縮、脱色して濃縮エキスを得る。
0.1〜0.5%添加し自己消化酵素に依る蛋白分解、
消化、熟成を補助促進させる。この様にして得られた分
解熟成物を95〜100℃で5〜30分加熱し、酵素失
活を行なうと同時に熱水によりエキス分の抽出を行ない
、抽出液を逆浸透により脱塩、il!It縮を行いその
後、常法により濃縮、脱色して濃縮エキスを得る。
本発明によれば未変性の蛋白質に対し、自己消化酵素を
作用させる為に自然な形での代謝成分としての蛋白質か
らのエキス分の溶出が行なわれる為、強い呈味力、芳香
を有するエキスを高収率で得ることが出来る。
作用させる為に自然な形での代謝成分としての蛋白質か
らのエキス分の溶出が行なわれる為、強い呈味力、芳香
を有するエキスを高収率で得ることが出来る。
従来法と比較した場合呈味力において2〜5倍、収率に
おいて2〜3倍のエキスを得ることが出来る。
おいて2〜3倍のエキスを得ることが出来る。
本発明の実施例を詳説すれば、生鮮なイワシ又は冷凍さ
れたイワシを原料とし、此れをミンサーによりミンチ状
にし、原料に対して50%の清水を加え、塩酸又は水酸
化ナトリウムによりpHを7.0に調整した後、20%
の食塩及び0.2%の蛋白分解酵素を添加混合する。こ
れを醍酵槽に移し、温度40℃に保持し1日に1回程度
攪拌して、10日間熟成を行なう。熟成を終ったスラリ
ー液をクツカーにより95〜1oo℃で30分加熱して
酵素失活、蛋白凝固を行い、これをスクリ。
れたイワシを原料とし、此れをミンサーによりミンチ状
にし、原料に対して50%の清水を加え、塩酸又は水酸
化ナトリウムによりpHを7.0に調整した後、20%
の食塩及び0.2%の蛋白分解酵素を添加混合する。こ
れを醍酵槽に移し、温度40℃に保持し1日に1回程度
攪拌して、10日間熟成を行なう。熟成を終ったスラリ
ー液をクツカーにより95〜1oo℃で30分加熱して
酵素失活、蛋白凝固を行い、これをスクリ。
ニープレスにより圧搾して分離液を得る。分離液を遠心
分離により油脂及びきょう雑物を除去し、浸透膜により
逆浸透を行い、更に真空蒸発濃縮を行なって、脱塩、濃
縮して濃縮エキスを得る。この様にして得られた濃縮エ
キスは水分40%、塩分20%、エキス9405以上の
組成を持ち、iい呈味力、芳香を有する物である。原料
に対する濃縮エキスの収率は約30%である。
分離により油脂及びきょう雑物を除去し、浸透膜により
逆浸透を行い、更に真空蒸発濃縮を行なって、脱塩、濃
縮して濃縮エキスを得る。この様にして得られた濃縮エ
キスは水分40%、塩分20%、エキス9405以上の
組成を持ち、iい呈味力、芳香を有する物である。原料
に対する濃縮エキスの収率は約30%である。
Claims (1)
- 生鮮な動物、魚介類及び甲殻類の筋肉、内臓、頭、骨及
び殻等を微粉砕化した後、加水、p H調整、加塩を行
い、そのまま又は蛋白分解酵素を添加して、筋肉及び内
臓に含まわる自己消化酵素により、蛋白質及び脂質の酵
素分解、熟成髪行い加熱失活後、熱水搗出して逆浸透に
より減塩濃縮を行い、その後、常法により濃縮、脱色を
行い強い呈味力、芳香を有する天然調味料を得ることを
特徴とする天然調味料の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58099855A JPS59224665A (ja) | 1983-06-02 | 1983-06-02 | 天然調味料の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58099855A JPS59224665A (ja) | 1983-06-02 | 1983-06-02 | 天然調味料の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59224665A true JPS59224665A (ja) | 1984-12-17 |
JPH0453498B2 JPH0453498B2 (ja) | 1992-08-26 |
Family
ID=14258413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58099855A Granted JPS59224665A (ja) | 1983-06-02 | 1983-06-02 | 天然調味料の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59224665A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03175949A (ja) * | 1989-12-05 | 1991-07-31 | Hokkaido Prefecture | 膜法によるスティックウォーターからの天然調味料の製造方法 |
JPH04335869A (ja) * | 1991-05-02 | 1992-11-24 | Nippon Shiyokuzai Kako Kk | 調味料の製造法 |
WO2005027657A1 (ja) * | 2003-09-19 | 2005-03-31 | Amino Japan Co., Ltd. | 蛋白質加水分解物の製造方法および蛋白質加水分解物 |
CN102379410A (zh) * | 2011-10-28 | 2012-03-21 | 海南椰岛(集团)股份有限公司 | 利用贝类及其副产品制备营养型调味品的方法 |
-
1983
- 1983-06-02 JP JP58099855A patent/JPS59224665A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03175949A (ja) * | 1989-12-05 | 1991-07-31 | Hokkaido Prefecture | 膜法によるスティックウォーターからの天然調味料の製造方法 |
JPH0549264B2 (ja) * | 1989-12-05 | 1993-07-23 | Hokkaido | |
JPH04335869A (ja) * | 1991-05-02 | 1992-11-24 | Nippon Shiyokuzai Kako Kk | 調味料の製造法 |
WO2005027657A1 (ja) * | 2003-09-19 | 2005-03-31 | Amino Japan Co., Ltd. | 蛋白質加水分解物の製造方法および蛋白質加水分解物 |
CN102379410A (zh) * | 2011-10-28 | 2012-03-21 | 海南椰岛(集团)股份有限公司 | 利用贝类及其副产品制备营养型调味品的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0453498B2 (ja) | 1992-08-26 |
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