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JPS59214802A - 光伝送繊維 - Google Patents

光伝送繊維

Info

Publication number
JPS59214802A
JPS59214802A JP58089831A JP8983183A JPS59214802A JP S59214802 A JPS59214802 A JP S59214802A JP 58089831 A JP58089831 A JP 58089831A JP 8983183 A JP8983183 A JP 8983183A JP S59214802 A JPS59214802 A JP S59214802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methacrylate
core component
copolymer
optical transmission
vinylidene fluoride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58089831A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Tategami
義治 立上
Katsuramaru Fujita
藤田 桂丸
Motonobu Furuta
元信 古田
Yoshinobu Hachiki
義信 鉢木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP58089831A priority Critical patent/JPS59214802A/ja
Publication of JPS59214802A publication Critical patent/JPS59214802A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4401Optical cables
    • G02B6/4429Means specially adapted for strengthening or protecting the cables
    • G02B6/4436Heat resistant

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は芯−さや構造から成る耐熱性と可撓性にすぐれ
た光伝送繊維に関する。
光伝送繊維は、従来ガラス系材料を基体として製造され
、光信号伝送媒体として機器間や機器内の計測制御用、
データ伝送用あるいは医療用、装飾用や画像伝送用とし
て広く利用されている。しかし、ガラス系材料を基材と
した光伝送繊維は、内径の細い繊維にしないと可撓性に
乏しいという欠点があり、又、断線しやすいこと、比重
が大トいこと、およびコネクターを含めて高価であるこ
となどの理由から、最近これをプラスチックで作る試み
が種々提案されている。
プラスチックを使用した場合の大きな特徴は軽量である
こと、内径の太い繊維でも強靭で可撓性に富むこと、従
って、高開口度、大口径が可能であり、受発光素子との
結合が容易であることなど繰作性にすぐれていることが
挙げられる。プラスチックを用いてこのような光伝送繊
維を製造する一般的な方法は、屈折率力吠きく、かつ光
の透過性が良好なプラスチックを芯成分とし、これより
も屈折率が小さく、かつ透明なプラスチックをさや成分
とした芯−さや構造を有する繊維を形成するものである
。この方法は、芯−さや界面で光を反射させることによ
り、光を伝送するものであり、芯とさやを構成するプラ
スチックの屈折率の差の大きいものほど光伝送性にすぐ
れている。
光透過性の高いプラスチックとしては、無定形の材料が
好ましく、工業的にはポリメタクリル酸メチルや、ポリ
スチレンが注目される材料である(例えば、特公昭43
−8978号公報、特公昭53−21660号公報)。
しかし、このようなプラスチックの光伝送繊維は温度の
上昇と共に、導光損失が大きくなり、光信号媒体として
の信頼性に欠ける場合があった。
また耐熱性に欠点があり、移動体、たとえば、自動車、
船舶、航空機またはロボットなどへ適用する場合には用
途や適用個所に制限が生ずる。ポリメタクリル酸メチル
やポリスチレンの使用可能な上限温度は約80℃であり
、それ以上の温度では熱収縮が大きくなったり、変形し
たり、ミクロ構造上のゆらぎが生じて、光伝送繊維とし
ての機能を果さなくなるなど・の欠点を有し、又、一旦
80°C以上の温度条件下で使用されると、常温にもど
しても導光損失が大トくなり、再び使用すること力咄来
なくなるなど狭い温度領域でしか使用出来ないという欠
点を有し、耐熱性にすぐれたプラスチック光伝送繊維の
開発が望まれていた。
本発明者らは、かかる現状にかんがみ、耐熱性にすぐれ
、かつ、光伝送性にすぐれたプラスチック光伝送繊維の
開発を検討し、先にエステル部分が炭素数8以上の脂環
式炭化水素基を有するメタクリル酸エステルからなる重
合体を芯成分とし、該芯成分よりも少なくとも3%小さ
い屈折率を有する透明樹脂をさや成分とすることを特徴
とする耐熱性にすぐれた光伝送繊維を得ることに成功し
、すでに特許出願した(特願昭57−105069号)
該出願にかかる発明の光伝送繊維は、比較的短時間の耐
熱性については満足すべぎものであったが、v寺門の耐
熱性および一加工時の酸化安定性については、なお検討
の余地が残されていた。
そこで、本発明者らは、ひきつづ外皮時間の耐熱性と加
工時の酸化安定性を有し、かつ、光伝送性にすぐれたプ
ラスチック光伝送繊維の開発を鋭意検討した結果、本発
明に到達した。
すなわち、本発明は、エステル部分に炭素数8以上の脂
環式炭化水素基を有するメタクリル酸エステル3〜40
重量%を含有したメタクリル酸メチル共重合体を主成分
とし、揮発分が0.5重量%以下である重合体を芯成分
とし、該芯成分よりも少なくとも3%小さい屈折率を有
する透明樹脂、又は弗素ゴムをさや成分とする耐熱性と
加工時の酸化安定性にすぐれた光伝送繊維を提供するも
のである。
本発明の光伝送繊維は常温から80℃附近までの温度範
囲において、芯成分にポリメタクリル酸メチルを使用し
た従来から提案されている光伝送繊維に比べ、温度の上
昇と共に生ずる導光損失の増加割合が少なく光信号伝送
媒体としての信頼性をいちじるしく高めうるちのである
。さらに予期せさることに上述の従来から提案されてい
る光伝送繊維が全く使用出来ない温度においても導光損
失の増大がほとんどみられず、また可撓性においても、
実用上、全く問題のない光伝送繊維を提供しうるちので
ある。
本発明において芯成分に使用されるエステル部分が炭素
数8以上の朋”環式炭化水素基を有するメタクリル酸エ
ステルは、メタクリル酸あるいはその酸塩化物を、式R
OHの脂環式炭化水素・モノオールでエステル化するこ
とによって得られる。
式ROHで表わされる脂環式炭化水素・モノオールとし
ては2,6−シメチルシクロヘキサノール、1−アダマ
ンタノール、2−アダマンタノール、3−メチル−1−
7グマンタノール、3,5−ジメチル−1−アダマンタ
ノール、3−エチルアダマンタノール、3−メチル−5
−エチル−1−アダマンタノール、3,5.8−)リエ
チルー1−7ダマンタノールおよび3,5−ジメチル−
8−エチル−1−7ダマンタノール、オクタヒドロ−4
,7−メンソノインデン−5−オール、オクタヒドロ−
4,7−メンツノインデン−1−イルメタノール、3−
ヒドロキシ−2,6,6−)リメチルービシクロ[3,
1,11へブタ/−ル、3,7゜7−ドリメチルー4−
ヒドロキシ−ビシクロ[4゜1.0]ヘプタメール、ボ
ルネオール、イソボルネオール、2−メチルカンフ7ノ
ール、7エンチルアルコール、ターメントール、p−メ
ンタン−2−オール、p−メンタン−8−オール、2,
2.5−トリメチルシクロヘキサノール等の脂環式炭化
水素・モノオールを挙げることができる。
これらより得られるメタクリル酸エステルの中で特に好
適なものとしては、メタクリル酸7エンチル、メタクリ
ル酸−!−メンチル、メタクリル酸ボルニル、メタクリ
ル酸イソボルニル、メタクリル酸−1−7グマンチル、
メタクリル酸−3゜5−ジメチルシー二1−7ダマンチ
ルを挙げることができる。
エステル部分ち炭素数8以上の脂環式炭化水素基に限定
する理由は、芳香族炭化水素基の場合、光伝送繊維にお
いて導光損失が大きく、光信号伝送媒体としての用途に
制限が生ずるためである。
炭素数8以上の脂環式炭化水素基のうち、炭素数10以
上の脂環式炭化水素基がとくに好適に用いられ、この場
合、耐熱性向上の寄与率が高い。
炭素数7以下の脂環式炭化水素基を有するメタクリル酸
エステルを使用する場合は耐熱性が向上しない。又、炭
素数8以上の場合でも直鎖状炭化水素基、例えば、メタ
クリル酸n−オクチルやメタクリル酸11−ドデシルな
どのメタクリル酸エステルは耐熱性向上に寄与しない。
一方、脂環式炭化水素の炭素数の上限は約20までであ
るのが望ましく、それ以上になると重合体の機械的強度
が着しく低下する傾向がある。
本発明において芯成分に使用される炭素数8以上の脂環
式炭化水素基を有するメタクリル酸エステル成分の割合
は、芯成分をなす重合体全体に対して3〜40重量%(
以下、単に%という)である。
3%よ腎)少ない場合は、可撓性には優れているが、1
30’C以上の耐熱性を有するものは得がたく、一方、
40%を越えると耐熱性1こは優れているが、実用上可
撓性が不充分であり好よしくない。
さらに、本発明の芯成分であるメタクリル酸メチルを主
体とする共重合体には、炭素数1〜4のアルキル基を有
するアクリル酸アルキル、もしくはメタクリル酸アルキ
ル成分を共重合によって含有させることがでトる。耐熱
性を保持するためにはこれらの共重合体成分は必要な最
少量とし、芯成分をなす重合体全体に対して、5%を越
えない量に設定することが好ましい。
本発明を構成する最も重要な要件である光伝送繊維の芯
成分における残留未反応単量体を主成分とする揮発分の
量は、0.5%以下であり、好ましくは0.3%以下で
ある。該揮発分の量が0.5%を越える場合には、光伝
送繊維の加工時に黄色の着色が生じたり、微小な泡が発
生し、導光損失が増大する。また、光伝送繊維を高温下
で長時間使用する場合、芯成分が徐々に黄色ないし褐色
に着色し、導光損失が経時的に増加し、実用上使用に耐
えなくなる。
未反応単量体を主成分とする揮発分の除去法は、公知の
方法によって行なうことができ、たとえば、芯成分とし
て得た重合体を連続的に減圧下、200〜290°Cに
加熱しなから分離除去する方法が一般的である。通常は
、ベント付押出(幾によ1)芯成分重合体を加熱、押出
しながら揮発分の分離をおこなう。揮発分を分離した溶
融状態の重合体はダイスから押出しながら直接繊維製造
工程に導くか、または、ペレットとして取出す。
本発明のメタクリル酸メチルを生木とした重合体は、メ
タクリル酸メチルの単独重合体に比べて高い屈折率を示
すので、光伝送#&維として好ましい特性を有する。
一方、本発明を構成する他の重要な要素であるさや成分
としては、芯成分よりも少なくとも3%小さい屈折率を
有する透明樹脂、又は弗素ゴムが用いられる。屈折率の
差が3%より小さい場合、さや成分による光の反則割合
が小さくなり導光損失が大きくなる。具体的な屈折率と
しては1.42以下であるのが好ましく、結晶性でなく
無定形に近い重合体で、かつ、前記芯成分との接着性が
良好なものが望ましい。
好ましい透明樹脂としては、弗素樹脂および熱可塑性弗
素ゴムが挙げられる。弗素樹脂としては、例えば、ビニ
ルフルオライド、ビニリデンフルオライド、トリフルオ
ロエチレン、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロ
プロペン、トリフルオロメチルトリフルオロビニルエー
テル、パーフルオロプロビルトリフルオロビニルエーテ
ル、メタクリル酸パーフルオロイソプロピル、メタクリ
ル酸パー、フルオロ−tert−ブチルなどの含弗素重
合体をあげることができる。これらの中で、特に好まし
い弗素樹脂としては、ビニリゾ゛ンフルオライドーテト
ラフルオロエチレン共重合体、トリフルオロエチレン−
ビニリデンフルオライド共重合体、ビニリデンフルオラ
イド−テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロペ
ン共重合体、メタクリル酸パーフルオロイソプロピル重
合体、メタクリル酸パーフルオロ−tert−ブチル重
合体を拳げることがでとる。
また熱可塑性弗素ゴムは分子内に弗素ゴム相からなるソ
フトセグメントと弗素樹脂相からなるハードセグメント
を有し、常温において弗素樹脂相で物理的な架橋がおこ
なわれてゴム弾性を有し、融点以上の高温では熱可塑性
プラスチックと同様な挙動を有するものである。
ソフトセグメントをなす弗素ゴム相としては、ビニリデ
ンフルオライド/ヘキサフルオロプロピレンまたはペン
タフルオロプロピレン/テトラフルオロエチレン(モル
比45〜90:5〜50:0〜35)ポリマーおよびパ
ーフルオロ(アルキルビニルL −チル)/テトラフル
オロエチレン/ビニリデンフルオライド(モル比15〜
75:0〜85:O〜85)ポリマーから選択された分
子量30゜000〜1,200,000の弗素ゴム10
〜95部とハードセグメントをなす弗素樹脂相としては
ビニリデンフルオライド/テトラフルオロエチレン(モ
ル比O〜100:0〜100)ポリマーおよびエチレン
/テトラフルオロエチレン(モル比40〜60:60〜
40)のポリマーから選択された分子量10,000〜
400,000の弗素樹脂5〜90部が結合した熱可塑
性弗素ゴムをあげることができる。熱可塑性弗素ゴムの
代表的なものとしては、グイエルサーモプラスチック(
ダイキン工業(株)社製)があげられる。
また好ましい弗素ゴムとしては、ビニリデンフルオライ
ド−へキサフルオロプロペン共重合体、ビニリデンフル
オライド−ペンタフルオロプロペン共重合体、ビニリデ
ンフルオライド−クロロトリフルオロエチレン共重合体
、などをあげることがでたる。ことに好適にはビニリデ
ンフルオライド−へキサフルオロプロペン共重合体であ
る。
また、これらの弗素ゴムに加硫剤をあらかじめ添加した
系をもちいることにより、芯材に被覆したのちに、加熱
処理もしくは光照射によって弗素ゴムが架橋し光伝送繊
維の耐熱性がいちじるしく向上する。加硫剤としては、
アミン、ポリオール、有1幾過酸化物等をあげることが
できる。加硫剤は、弗素ゴムに対して約0.001〜約
1%添加するのが好ましい。
本発明の芯成分重合体は、懸濁重合法および塊状重合法
など従来の公知の方法で製造することがでトる。ただし
懸濁重合法においては、多量の水を使用するため、その
中に含まれる異物が重合体中に混入しやすく、又、その
脱水工程においても異物が混入する可能性があるので、
必要ならば、濾過法や蒸留法に11)ゴミなどの異物を
除去したのち重合する。さらに望ましい方法としては、
まず芯成分の重合体を高温度下で連続塊状重合工程およ
びそれにつづく残存未反応単量体を主体とする揮発分の
連続分離工程の2工程で製造し、さらに、この芯成分の
重合体の製造段階と光伝送繊維の製造段階とを連続した
工程で行なう方法がある。
また、芯成分を塊状重合し、ついで、得られた重合体か
らの芯成分の形成及びさや成分形成を共に二重押出し法
によりおこなう製造法も望ましい方法である。
上記各重合において用いられるラジカル重合開始剤とし
ては、例えば、2,2′−アゾビス(イソブチロニトリ
ル)、1,1′−アゾビス(シクロヘキサンカルボニト
リル)、2,2′−アゾビス(2゜4−ジメチルバレロ
ニトリル)、アゾビスイソブタノールジアセテート、ア
ゾーtert−ブタン等のアゾ化合物ならびにジーte
rt−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド
、メチルエチルケトンパーオキサイド、ジーter1.
−ブチルパー7タレート、シーtert−ブチルパーア
セテート、ジーtert−アミルパーオキサイド等の有
(幾通酸化物があげられる。これら重合開始剤の添加割
合は、単量体に対して0.001〜1モル%であるのが
好ましい。
又、重合系中には分子量を制御するために連鎖移動剤と
してtert−ブチル、n−ブチル、n−オクチル、及
びn−ドデシルメルカプタン等が、単量体に対して約1
モル%以下添加される。
一方、さや成分重合体の製造法は、従来の公知の方法で
行なうことがでトる。さや成分重合体の場合は、芯成分
重合体の場合はど製造法による光伝送性への影響は認め
られないので、特にゴミなどの異物が混入しないように
して、さらに必要ならば濾過法などによりゴミなどの、
異物を除去して、さや成分重合体の製造をおこなうのが
よい。
芯成分とさや成分の割合は重量比で約70:3(]・〜
98:2であり、好ましくは約80:20〜95:5で
ある。また、芯−さや構造からなる光伝送繊維の外径は
約0.15〜1 、5 vnであり、好ましくは約0.
20−1.0mmである。
本発明は上述のごとく、芯−さや構造を有する光伝送繊
維において、芯成分およびさや成分に特定の重合水を使
用するとともに芯成分の揮発分を規制したこと(こに、
l)、従来のプラスチック光伝送繊維の適用温度範囲を
大IJに拡大し得るとともに耐熱性および実用上の可撓
性にすぐれ、導光損失か少なく信頼性の高い光伝送繊維
を提供するものであり、その工業的装置はぎわめて高い
ものである。本発明の光伝送繊維は、常用温度を110
°C以上とすることがで終ることから、たとえば、自動
車、船舶、航空(幾、またはロボッ)等への適用を可能
とするものである。また、構内、ビル内通信においても
温度限定条件の緩和により適用範囲を拡大し得るもので
ある。
次に本発明を実施例により更に詳細に説明するが本発明
はこれによってなんら限定されるべきものではない。
なお、実施例中の導光損失の測定にはハロゲンタングス
テンランプを光源とする回折格子分光器を用い、650
nmの波長における被測定光伝送繊維と基準光伝送繊維
の出力強度をシリコンフォトダイオードで読みとった。
繊維長L(k+n)の異なる光伝送繊維の入口および出
口での光の強さをそれぞれI。、■とし、次式に11)
導光損失aを求めた。
この式においてa値が小さいほど光伝送性はすぐれてい
ることを示している。
耐熱性試験は得られた光伝送繊維を所定時間加熱したの
ち、初期と加熱後の導光損失を測定し比較することによ
りおこなった。
また残留未反応単量体を主成分とする揮発分の定量は、
芯成分重合体1gを精秤してクロロホルム10粕寮に溶
h¥し、内部標準物質としてシクロヘキサノールを添加
したのちガスタロマドグラフィーにより行なった。
なお、各実施例中、%は重量%を意味する。
実施例1 減圧蒸留によって精製したメタクリル酸ボルニル30%
、メタクリル酸メチル69%、アクリル酸メチル1%に
、さら1ここれら単量体に刻して1】−ドデシルメルカ
プタン0.025%、2.2’ −アソビス(2,、i
−ジメチルバレロニ) +フル)0.10%を添加した
単量体混合物を多孔質膜で濾過した浮遊物質を含まない
窒素気流下で調合し、150°Cに維持された反応槽に
送り滞溜時間8時間で予備重合した。次いで220℃に
維持されたスクリューコンベア中に送り滞溜時間2時間
で゛重合を完了し、[η1クロロホルム、25℃:0,
90、屈折率1.49のメタクリル酸メチル共重合体を
得た。この重合体1gを試料としシクロヘキサノール5
0+++gを内部標準物質として前記方法により揮発分
を測定したところ、残留未反応単量体93%からなる揮
発分1.6%を含有していた。ついで、この共重合体を
、255℃に加熱したベントっき押出機に供給し、30
〜60’Torrの圧力で単量体を主成分とする揮発分
を除去しなから235°C1:維持された二重押出しノ
ズルの中心より直径1++unのストランド状にて芯成
分として吐出した。
同時に、外方ノズルよりビニリデンフルオライド−テト
ラフルオロエチレン共重合体(ビニリデンフルオライド
60%、屈折率1.40、溶融流動指数141)(23
0°C))をさや成分として吐出して前記芯成分に溶融
被覆し、芯−さや構造のストランドを得た。さやの厚さ
は、約10μ「0であった。
該ストランドをクロロホルムに溶解し、前記と同様の方
法で揮発分を測定したところ0.3%であった。得られ
た光伝送繊維の25℃と70℃における導光損失を測定
したところ、650 n’mの波長において、いずれも
320dB/kIllc漬った。
さらに、この光伝送繊維を130℃で240時間熱処理
したのち、導光損失を再測定した結果、340dB/に
+nであり、すぐれた耐熱性を示した。
実施例2 モノマー、懸濁安定剤(ヒドロキシエチルセルロース、
モノマーに対日) 、 08 %)、有fl過酸化物(
ラウロイルペルオキシド、モノマーに対し0゜3%)、
分子量調節剤(11−ドデシルメルカプタン、モアマー
に対し0.16%)および水を多孔質膜で濾過し、つい
でこれらを浮遊物質を含まない窒素雰囲気下で調合した
後、懸濁重合法で重合したメタクリル酸7エンチル:メ
タクリル酸メチル:アクリル酸メチル=14 : 84
 : 2(重量%)、1η]クロロホルム、25℃:0
,90、屈折率:1.49の芯成分重合体を270℃に
加熱したベントっト押出磯に供給し、30〜60Tor
rの圧力で未反応単量体を除去しながら、235℃に維
持された押出機で直径1關φのストランド状の繊維をえ
た。この繊維の残留未反応単量体を主成分とする揮発分
はく)、4%であった。
ついでその#jk、維にさや成分として、ビニリデンフ
ルオライド−へキサフルオロプロペン共重合体、グイエ
ルG901(ダイキン工業(株)社製、弗素ゴムをヘキ
サフルオロ−τ0−キシレゾ30%溶液として被覆して
芯−さや構造のストランドを得た。
さやの厚さは約10μ伯であった。
2S’Ciこおける導光損失を測定したところ650 
n+nの波長において370dB/kmであった。さら
に、115℃、40日間熱処理したのち、導光損失を再
測定した結果、370dB/に+oでありすぐれた耐熱
性を示した。
実施例3〜5 第1表に示す芯成分重合体およびさや成分重合体を用い
、実施例1と同様の操作により、光伝送繊、1i(0,
85−0,75II+mφ)を得た。得られた光伝送繊
維の導光損失および耐熱性を実施例1と同様にして測定
した結果を第1表に示す。第1表に示すごとく、いずれ
も優れた物性を有する光伝送#&維であった。
比較例 実施例1と同様の重合操作により得た、残留未反応単量
体を主体とする揮発分、1.6%を含有するメタクリル
酸ボルニル−メタクリル酸メチル−アクリル酸メチル共
重合体を芯成分とし、実施例1と同様のビニリデンフル
オライドーテ)ラフルオロエチレン共重合体をさや成分
として、同様の操作により、芯−さや構造を有する直径
約0゜85闘の光伝送w1.mを得た。
650 nmの波長における導光損失を測定したところ
、加工初期の100v長までぼ400dB/kmであっ
たが、300a+長以後では芯材が幾分淡黄色に着色し
て1000dB/io++以上の値となり、経時的な導
光損失の増大がみられた。さらに導光損失400dB/
に1nを示した繊維を130℃、240時間熱処理した
ところ、520dB/kmの導光損失を示し長時間の耐
熱性に劣っていた。
特許出願人 住友化学工業株式会社 代理人弁理士青山 葆ほか2名

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エステル部分に炭素数8以上の脂環式炭化水素基
    を有するメタクリル酸エステル3〜40重量%を含有し
    たメタクリル酸メチル共重合体を主成分とし、揮発分が
    0.5重量%以下である重合体゛を芯成分とし、該芯成
    分よりも少なくとも3%小さい屈折率を有する透明樹脂
    、又は弗素ゴムをさや成分とすることを特徴とする光伝
    送繊維。
  2. (2)エステル部分に炭素数8以上の脂環式炭化水素基
    を有するメタクリル酸エステルがメタクリル酸7エンチ
    ル、メタクリル酸−で〜メンチル、メタクリル酸ボルニ
    ル、メタクリル酸イソボルニル、メタクリル酸アゲマン
    チルまたはメタクリル酸ジメチルアダマンチルである前
    記第(1)項の光伝送繊維。
  3. (3)芯成分よりも少なくとも3%小さい屈折率を有す
    る透明樹脂がビニリデンフルオライド−テトラフルオロ
    エチレン共重合体、トリフルオロエチレン−ビニリデン
    フルオライド共重合体、ビニリデンフルオライド−テト
    ラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロペン共重合体
    、メタクリル酸パーフルオロイソプロピル共重合体、メ
    タクリル酸パーフルオロ−tert−ブチル重合体、又
    は熱可塑性弗素ゴムである前記第(1)項の光伝送繊維
  4. (4)弗素ゴムがビニリデンフルオライドーへキサフル
    オロプロペン共重合体、ビニリデンフルオライド−ペン
    タフルオロプロペン共重合体、又はビニリデンフルオラ
    イド−クロロトリフルオロエチレン共重合体である前記
    第(1)項の光伝送繊維。
  5. (5)弗素ゴムが、加硫剤を含有する系をなす前記第(
    1)項の光伝送繊維。
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