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JPS5920635B2 - 防火化粧板の製造方法 - Google Patents

防火化粧板の製造方法

Info

Publication number
JPS5920635B2
JPS5920635B2 JP6586476A JP6586476A JPS5920635B2 JP S5920635 B2 JPS5920635 B2 JP S5920635B2 JP 6586476 A JP6586476 A JP 6586476A JP 6586476 A JP6586476 A JP 6586476A JP S5920635 B2 JPS5920635 B2 JP S5920635B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin paper
base material
vinyl chloride
decorative board
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6586476A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52148520A (en
Inventor
三次 直原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eidai Co Ltd
Original Assignee
Eidai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eidai Co Ltd filed Critical Eidai Co Ltd
Priority to JP6586476A priority Critical patent/JPS5920635B2/ja
Publication of JPS52148520A publication Critical patent/JPS52148520A/ja
Publication of JPS5920635B2 publication Critical patent/JPS5920635B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 従来から、石綿スレート板、パルプセメント板ガラス繊
維入りセメント板(GRC)、木毛セメント板のごとき
セメント質系無機材は高度の防火性を有する反面、高い
アルカリ性を示めすため、これを基材として、その表面
に化粧層、特に塗膜インキ層を設けることが困難であつ
た。
なぜなら基材のアルカリ性によつて塗膜が変色し、ある
いは劣化するという欠点があつたからである。この発明
は上記欠点を防止すると共に、表面に極めて立体的な模
様を付与することができる防火化粧板を提供することを
目的とする。以下、この発明を図面に示す一実施例図に
基づいて説明すれば、次の通りである。まず、セメント
質系無機基材に接着剤を塗布する。
図中、1はその基材、2は接着剤層を示す。セメント質
系無機基材としては前記した各種の板材が利用できる。
接着剤は高い耐アルカリ性を示すエチレン、酢酸ビニル
樹脂エマルジョン接着剤その他を用いる。つぎに、この
上から厚み100ミクロン以下の塩化ビニールシートを
接着すると共に、さらにこの上に309/?71以下の
薄紙を接着剤で貼り合わせる。図中、3は塩化ビニール
シート、4は薄紙である。この塩化ビニールシートと薄
紙とは塩化ビニールシートを基材に接着してから薄紙を
その上に接着してもよいが、予め塩化ビニールシートと
薄紙とを貼り合わせたものを基材に接着させる方が、し
わを寄らせることなく、また効率的に接着できるのでよ
い。接着はいずれの方法の場合もラミネーターにより行
なうことができる。この発明では、このように塩化ビニ
ールシートと薄紙とを順次貼り合わせた構造とすること
が極めて重要である。このように構成したのは次の理由
による。すなわち、この発明で用いられる基材は高度な
耐火性を有するセメント質系無機基材であるため、強ア
ルカリを呈し、それがため、後でこの上に通常の塗膜層
、インキ層を設けてもそれらを劣化させてしまうが、塩
化ビニールシートはこれに劣化せず、強アルカリ性を遮
断する。従来、これに代るものとして耐アルカリ性シー
ラーを施すことが試みられていたが、十分ではなかつた
。また、この上に更に薄紙を貼り合わせる構成を採用し
たのはこのような塩化ビニールシートの表面に塗膜層、
インキ層を設けても密着性が悪く、性能のよい化粧板を
製造できないからである。1 また、ここで、塩化ビニ
ールシートが厚み100ミクロン以下、また薄紙が30
9/d以下のものを用いたのは、これらにより防火性を
損なわないようにするためである。
また経済的な面からも有利である。塩化ビニールシート
としては100ミ、クロン以下、特に50ミクロン〜8
0ミクロンのものが好適であり、また薄紙は179/イ
〜30g/dのものが好適である。
つぎに、このようにして貼り合わせた薄紙の上から厚み
のある捺染模様を印刷する。
なお、前記した薄紙はカラー印刷されたものであつても
、また各種の模様が印刷されてあつてもよく、この工程
で印刷される厚みのある模様とあいまつて多大の装飾効
果をもたらす。薄紙が無色、無模様である場合にはこの
捺染模様を印刷するに先立つて、下地塗装また必要によ
りグラビア印刷による模様を施しておいてもよい。厚み
のある捺染模様を印刷するには、次の方法による。すな
わち、捺染スクリーン印刷機にて行なう。スクリーン版
の深さは100〜300μ、スタリーンの目は30〜1
00メツシユのものがよい。そして、インキは着色顔料
と体質顔料および樹脂エマルジヨン、例えば酢酸ビニル
樹脂、アクリル樹脂のエマルジヨンとからなる組成物を
用いる。その他水、増粘剤消泡剤を適量含有させる。こ
の発明でもちいる捺染インキはインキというよりも塗料
に性状が近くその粘度は150〜250ポイズに調整し
たものを好適とする。厚みのある模様を形成するにはス
クリーン版の深さによつて左右されるが、インキの不揮
発成分によつても左右され、できるだけ不揮発成分の高
いもの、たとえば60〜80%のものがよい。図中、5
はこの工程で印刷形成された捺染模様である。つぎに、
この上から全面に透明な合成樹脂塗料を上塗りする。
図中、6はこの透明塗膜である。上塗り塗料としては、
アミノアルキツド樹脂塗料ウレタン樹脂塗料、ポリアク
リルウレタン樹脂塗料、その他一般に知られている塗料
を用いることができる。この発明は上記した通り、セメ
ント質系無機基材上に100ミクロン以下の塩化ビニー
ルシートを接着すると共に、さらにこの上に30f1/
イ以下の薄紙を貼り合わせ、この上から捺染模様を印刷
するようにしたため、捺染模様はセメントのアルカリ性
によつて劣化するおそれが全くなく、かつ印刷インキの
密着がよいから、耐久性にすぐれた化粧板を製造できる
さらに防火性が損なわれていなく、かつ厚みのある捺染
模様により防火性のある立体的装飾性にすぐれた化粧板
を製造できる利点がある。実施例 厚み6nのパルプセメント板にエチレン・酢ビ樹脂接着
剤を塗布し、ついでこの上から、厚み70ミクロンの半
硬質塩化ビニールシートと23f1/イの薄葉紙とを貼
り合わせたダブリングシートを、薄葉紙側を上面にして
ラミネーターで貼り合わせ、かつ、基材の側面をも同時
に被覆し、つづいて、ロールコーターによりこの薄葉紙
上に下地塗装として着色したポリアクリルウレタン樹脂
塗料を塗装し、これを乾燥後捺染スクリーン印刷機(ス
クリーン版の深さ150μ、目の粗さ60メツシユ)を
用い、着色したアクリル樹脂エマルジヨンインキ(塗料
)(粘度200ポイズ、不揮発成分80%)を用いて抽
象柄模様を印刷し、さらにこの上全面にフロコーターを
用いて透明なポリアクリルウレタン樹脂塗料を80f1
/wlの条件で塗布し、目的とする化粧板を得た。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明によつて製造された化粧板の一部拡大断
面図を例示するものである。 1:基材、2:接着層、3:塩化ビニールシート、4:
薄紙、5:捺染模様、6:透明塗膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 セメント質系無機基材上に接着剤を塗付し、この上
    から厚み100ミクロン以下の塩化ビニールシートを接
    着すると共にさらにこの上に30g/m^2以下の薄紙
    を接着剤で貼り合わせ、ついでこの上から厚みのある捺
    染模様を印刷し、さらにこの上全面に透明な合成樹脂塗
    料を上塗りすることを特徴とする防火化粧板の製造方法
JP6586476A 1976-06-05 1976-06-05 防火化粧板の製造方法 Expired JPS5920635B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6586476A JPS5920635B2 (ja) 1976-06-05 1976-06-05 防火化粧板の製造方法

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JP6586476A JPS5920635B2 (ja) 1976-06-05 1976-06-05 防火化粧板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52148520A JPS52148520A (en) 1977-12-09
JPS5920635B2 true JPS5920635B2 (ja) 1984-05-14

Family

ID=13299284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6586476A Expired JPS5920635B2 (ja) 1976-06-05 1976-06-05 防火化粧板の製造方法

Country Status (1)

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JP (1) JPS5920635B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3041794A1 (de) * 1980-11-06 1982-05-13 Dynamit Nobel Ag, 5210 Troisdorf Verfahren zum herstellen von dessinierten formkoerpern aus einer haertbaren masse auf basis duroplastischer kunststoffe
JPH07100636B2 (ja) * 1986-08-26 1995-11-01 松下電工株式会社 建築用板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS52148520A (en) 1977-12-09

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