JPS5918407B2 - ビ−ズ状ポリマ−の製造方法 - Google Patents
ビ−ズ状ポリマ−の製造方法Info
- Publication number
- JPS5918407B2 JPS5918407B2 JP8619080A JP8619080A JPS5918407B2 JP S5918407 B2 JPS5918407 B2 JP S5918407B2 JP 8619080 A JP8619080 A JP 8619080A JP 8619080 A JP8619080 A JP 8619080A JP S5918407 B2 JPS5918407 B2 JP S5918407B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- monomer
- water
- dispersant
- ethyl cellulose
- polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はビーズ状の水溶性カチオンポリマーの製造方法
に関するものであり、詳しくはジアルキルアミノアルキ
ル(メタ)アクリレートの中和塩及び/又は4級化物(
以下、DAAと言う)を含有するモノマーをビーズ状の
ポリマーに重合する方法に関するものである。
に関するものであり、詳しくはジアルキルアミノアルキ
ル(メタ)アクリレートの中和塩及び/又は4級化物(
以下、DAAと言う)を含有するモノマーをビーズ状の
ポリマーに重合する方法に関するものである。
DAAを含有するモノマーを重合して得られる水溶性ポ
リマーは例えば、凝集剤として有用であり、その製造法
としては通常、特公昭34一10644号及び特公昭3
7−15033号公報に記載されるような懸濁重合法が
知られている。
リマーは例えば、凝集剤として有用であり、その製造法
としては通常、特公昭34一10644号及び特公昭3
7−15033号公報に記載されるような懸濁重合法が
知られている。
この重合法は不活性分散媒とモノマー水溶液とを非イオ
ン性乳化剤を用いて油中水型又は水中油型のエマルジョ
ンとして触媒の存在下、重合を行なう方法である。この
方法は重合により生ずる重合熱の除去が容易に行なわれ
るため、ポリマーが熱により劣化することもなく高分子
量のポリマーが得られぬので好ましい方法であるが、得
られるポリマーが微粉状となり易いと言う傾向がある。
ポリマーが微粉末であると例えば、凝集剤として使用し
た場合に、水中に溶解するときに気泡を包含し溶解速度
が遅くなり、また、溶解作業において粉塵が発生し作業
環境を悪化させる欠点がある。従来、得られるポリマー
の粒径を大きくするため、例えば、分散媒の割合、撹拌
状態などを変えてエマルジョンの状態を変化させて重合
を行なう方法が試みられているが充分に満足する結果は
得られていない。一方、近年、分散剤としてエチルセル
ロースを使用することによりモノマー水溶液を良好に分
散し、しかも、分散した液滴を安定に保つて油中水型で
重合を行ない、ビーズ状ポリマーを得る方法が知られて
いる。
ン性乳化剤を用いて油中水型又は水中油型のエマルジョ
ンとして触媒の存在下、重合を行なう方法である。この
方法は重合により生ずる重合熱の除去が容易に行なわれ
るため、ポリマーが熱により劣化することもなく高分子
量のポリマーが得られぬので好ましい方法であるが、得
られるポリマーが微粉状となり易いと言う傾向がある。
ポリマーが微粉末であると例えば、凝集剤として使用し
た場合に、水中に溶解するときに気泡を包含し溶解速度
が遅くなり、また、溶解作業において粉塵が発生し作業
環境を悪化させる欠点がある。従来、得られるポリマー
の粒径を大きくするため、例えば、分散媒の割合、撹拌
状態などを変えてエマルジョンの状態を変化させて重合
を行なう方法が試みられているが充分に満足する結果は
得られていない。一方、近年、分散剤としてエチルセル
ロースを使用することによりモノマー水溶液を良好に分
散し、しかも、分散した液滴を安定に保つて油中水型で
重合を行ない、ビーズ状ポリマーを得る方法が知られて
いる。
この方法はビーズ状ポリマーの製造法として優れたもの
であるが、エチルセルロースの性質土、分散媒が粘性を
帯びるので、重合後のポリマーの分離操作などが若干、
面倒となる。したがつて、エチルセルロースの使用量を
より少なくできれば、このような問題はなく、また、経
済性の面からも好ましい。更に、重合後の混合物からエ
チルセルロースを回収し、次の反応に再使用することが
考えられるが、回収したエチルセルロースはビーズ状ポ
リマーを製造するための分散剤としての機能が大幅に低
下する傾向がある。したがつて、この回収したエチルセ
ルロースの分散剤としての機能を向上させることができ
れば、再使用できるので好ましい。本発明者等は上記実
情に鑑み、DAAをエチルセルロースを分散剤として懸
濁重合してビーズ状ポリマーを製造する際に、エチルセ
ルロースの分散剤としての機能を向上させる方法につき
種々検討した結果、ある特定の処理を施したエチルセル
ロースを使用することにより、分散剤としての機能が向
上し、その結果、分散剤の使用量を減少させることがで
き、また、回収後の分散剤でも再使用できることを見い
出し本発明を完成した。
であるが、エチルセルロースの性質土、分散媒が粘性を
帯びるので、重合後のポリマーの分離操作などが若干、
面倒となる。したがつて、エチルセルロースの使用量を
より少なくできれば、このような問題はなく、また、経
済性の面からも好ましい。更に、重合後の混合物からエ
チルセルロースを回収し、次の反応に再使用することが
考えられるが、回収したエチルセルロースはビーズ状ポ
リマーを製造するための分散剤としての機能が大幅に低
下する傾向がある。したがつて、この回収したエチルセ
ルロースの分散剤としての機能を向上させることができ
れば、再使用できるので好ましい。本発明者等は上記実
情に鑑み、DAAをエチルセルロースを分散剤として懸
濁重合してビーズ状ポリマーを製造する際に、エチルセ
ルロースの分散剤としての機能を向上させる方法につき
種々検討した結果、ある特定の処理を施したエチルセル
ロースを使用することにより、分散剤としての機能が向
上し、その結果、分散剤の使用量を減少させることがで
き、また、回収後の分散剤でも再使用できることを見い
出し本発明を完成した。
すなわち、本発明の要旨は、DAA単独、又は該モノマ
ーと共重合可能なモノマーとの混合物を、炭化水素系分
散媒一水一分散剤よりなる混合物中で触媒の存在下、油
中水型にて懸濁重合する方法において、分散剤としてモ
ノマーに対して0.1〜10重量%の苛性アルカリ水溶
液と接触処理して得たエチルセルロースを使用すること
を特徴とするビーズ状ポリマーの製造方法に存する。以
下、本発明を詳細に説明する。
ーと共重合可能なモノマーとの混合物を、炭化水素系分
散媒一水一分散剤よりなる混合物中で触媒の存在下、油
中水型にて懸濁重合する方法において、分散剤としてモ
ノマーに対して0.1〜10重量%の苛性アルカリ水溶
液と接触処理して得たエチルセルロースを使用すること
を特徴とするビーズ状ポリマーの製造方法に存する。以
下、本発明を詳細に説明する。
本発明で対象となるDAAは下記一般式(1)(式中、
R1は水素原子またはメチル基、R2及びR3は炭素数
1〜4の直鎖または分岐アルキル基を示し、R2および
R3は同一のものでもよく、R4は水素原子、炭素数1
〜8の直鎖状あるいは分岐アルキル基、炭素数1〜4の
ヒドロキシ置換アルキル基またはベンジル基を示す。
R1は水素原子またはメチル基、R2及びR3は炭素数
1〜4の直鎖または分岐アルキル基を示し、R2および
R3は同一のものでもよく、R4は水素原子、炭素数1
〜8の直鎖状あるいは分岐アルキル基、炭素数1〜4の
ヒドロキシ置換アルキル基またはベンジル基を示す。
Yは炭素数2〜4のアルキレンまたはヒドロキシ置換ア
ルキレン基を示す。X7はCt,Brなどのハロゲンイ
オン、硫酸イオン、硝酸イオン、リン酸イオン、カルボ
ン酸イオン、スルホン酸イオン、炭素数1〜8のアルキ
ル基を有するアルキル硫酸イオンなどを示す。)で代表
される化合物である。
ルキレン基を示す。X7はCt,Brなどのハロゲンイ
オン、硫酸イオン、硝酸イオン、リン酸イオン、カルボ
ン酸イオン、スルホン酸イオン、炭素数1〜8のアルキ
ル基を有するアルキル硫酸イオンなどを示す。)で代表
される化合物である。
たとえば、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチル
アクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、
ジブチルアミノエチルアクリレート、ジブチルアミノエ
チルメタクリレートなどと塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、
酢酸、プロピオン酸、ベンゼンスルホン酸などの酸との
中和塩およびβ−メタクリロイルオキシエチルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、β−メタクリロイルオキシ
エチルトリメチルアンモニウムメチルサルフエート、β
−メタクリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモニ
ウムプロマイド、β−メタクリロイルオキシエチルジメ
チルエチルアンモニウムモノエチルサルフエート、β−
メタクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニ
ウムクロライド、β−アクリロイルオキシエチルトリメ
チルアンモニウムクロライド、β−アクリロイルオキシ
エチルトリエチルアンモニウムブロマイド、2−ヒドロ
キシ−3メタクリロイルオキシプロピルトリメチルアン
モニウムクロライドなどの4級化物が挙げられる。本発
明の対象となるカチオン性高分子量水溶性ポリマーは、
一般式(1)で示される化合物の単独、または一般式(
1)で示される化合物と共重合可能なモノマー、例えば
アクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルピリジン中
和塩または4級化物、ジメチルジアリルアンモニウム化
合物などとの共重合体が挙げられる。この共重合体の場
合には、通常、DAAの含有量は5モル%以上、好まし
くは10モル%以上である。本発明で使用する分散媒は
通常、シクロヘキサン、シクロペンタン、シクロヘプタ
ン、メチルシクロヘキサン、シクロオクタンなどの脂環
式炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベ
ンゼン、クロルベンゼン、ジクロルベンゼンなどの芳香
族炭化水素等の炭化水素が挙げられる。
ルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチル
アクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、
ジブチルアミノエチルアクリレート、ジブチルアミノエ
チルメタクリレートなどと塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、
酢酸、プロピオン酸、ベンゼンスルホン酸などの酸との
中和塩およびβ−メタクリロイルオキシエチルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、β−メタクリロイルオキシ
エチルトリメチルアンモニウムメチルサルフエート、β
−メタクリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモニ
ウムプロマイド、β−メタクリロイルオキシエチルジメ
チルエチルアンモニウムモノエチルサルフエート、β−
メタクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニ
ウムクロライド、β−アクリロイルオキシエチルトリメ
チルアンモニウムクロライド、β−アクリロイルオキシ
エチルトリエチルアンモニウムブロマイド、2−ヒドロ
キシ−3メタクリロイルオキシプロピルトリメチルアン
モニウムクロライドなどの4級化物が挙げられる。本発
明の対象となるカチオン性高分子量水溶性ポリマーは、
一般式(1)で示される化合物の単独、または一般式(
1)で示される化合物と共重合可能なモノマー、例えば
アクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルピリジン中
和塩または4級化物、ジメチルジアリルアンモニウム化
合物などとの共重合体が挙げられる。この共重合体の場
合には、通常、DAAの含有量は5モル%以上、好まし
くは10モル%以上である。本発明で使用する分散媒は
通常、シクロヘキサン、シクロペンタン、シクロヘプタ
ン、メチルシクロヘキサン、シクロオクタンなどの脂環
式炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベ
ンゼン、クロルベンゼン、ジクロルベンゼンなどの芳香
族炭化水素等の炭化水素が挙げられる。
これらの分散媒は通常、モノマーに対して1〜10重量
倍、好ましくは1〜5重量倍が使用される。本発明では
分散剤として苛性アルカリ水溶液と接触処理して得たエ
チルセルロースを使用することを必須要件とするもので
ある。苛性アルカリは苛性ソーダ又は苛性カリであり、
通常、0.1〜47重量%の水溶液として使用される。
苛性アルカリの濃度があまり低いと十分な効果が得られ
ない。接触温度は通常、20〜80℃であり、接触時間
は苛性アルカリの濃度及び接触温度により多少異なるが
、前記の条件下で通常、10〜120分程度である。接
触処理は通常、苛性アルカリ水溶液中にエチルセルロー
スを添加し、このエチルセルロースのスラリーを所定時
間、撹拌保持することにより実施される。
倍、好ましくは1〜5重量倍が使用される。本発明では
分散剤として苛性アルカリ水溶液と接触処理して得たエ
チルセルロースを使用することを必須要件とするもので
ある。苛性アルカリは苛性ソーダ又は苛性カリであり、
通常、0.1〜47重量%の水溶液として使用される。
苛性アルカリの濃度があまり低いと十分な効果が得られ
ない。接触温度は通常、20〜80℃であり、接触時間
は苛性アルカリの濃度及び接触温度により多少異なるが
、前記の条件下で通常、10〜120分程度である。接
触処理は通常、苛性アルカリ水溶液中にエチルセルロー
スを添加し、このエチルセルロースのスラリーを所定時
間、撹拌保持することにより実施される。
処理後は通常、エチルセルロースの粉末を済過し、次い
で、水洗したのち、必要に応じて、乾燥して回収される
。苛性アルカリの接触処理に使用されるエチルセルロー
スはフレツシユなものでも、また、一度、本発明の反応
に分散剤として使用したのちの回収エチルセルロースで
もよい。
で、水洗したのち、必要に応じて、乾燥して回収される
。苛性アルカリの接触処理に使用されるエチルセルロー
スはフレツシユなものでも、また、一度、本発明の反応
に分散剤として使用したのちの回収エチルセルロースで
もよい。
フレツシユなエチルセルロースを使用した場合には、分
散剤として使用する量を減少しても優れた効果が得られ
、一方、回収エチルセルロースを使用した場合には、未
処理のフレツシユなエチルセルロースと同程度の効果を
得ることができる。分散剤の使用量は反応条件により多
少異なるが、通常、モノマーに対して0.1〜10重量
%、好ましくは0.3〜5重量%であり、この使用量が
あまり少ないと、得られるポリマーが塊状となり均一な
ビーズ状とならず、また、あまり多いと、ポリマーの乾
燥時にポリマー粒子同志が固結し易く、更に、製品ポリ
マーの水への溶解性が低下するので好ましくない。
散剤として使用する量を減少しても優れた効果が得られ
、一方、回収エチルセルロースを使用した場合には、未
処理のフレツシユなエチルセルロースと同程度の効果を
得ることができる。分散剤の使用量は反応条件により多
少異なるが、通常、モノマーに対して0.1〜10重量
%、好ましくは0.3〜5重量%であり、この使用量が
あまり少ないと、得られるポリマーが塊状となり均一な
ビーズ状とならず、また、あまり多いと、ポリマーの乾
燥時にポリマー粒子同志が固結し易く、更に、製品ポリ
マーの水への溶解性が低下するので好ましくない。
本発明での重合は通常、分散媒と分散剤を反応器に仕込
み、別に調整したモノマー水溶液及び触媒を添加し混合
撹拌することにより分散媒一水一分散剤にて油中水型の
懸濁状態を形成させ重合を行なうことができる。
み、別に調整したモノマー水溶液及び触媒を添加し混合
撹拌することにより分散媒一水一分散剤にて油中水型の
懸濁状態を形成させ重合を行なうことができる。
この際のモノマー水溶液の濃度は通常、10〜80重量
%、好ましくは40〜80重量%である。撹拌状態は理
想的には分散が良好に行なわれ、しかも、分散粒子が大
きい方が好ましい。触媒としては通常、過硫酸アンモニ
ウム、過硫酸カリウム、過酸化水素などの過酸化物、2
,2″ーアゾビス−2−アミジノプロパン塩酸塩、4,
4′−アゾビス−4−シアノペンタノイツタアシツドな
どのアゾ化合物等の公知の水溶性触媒が挙げられる。
%、好ましくは40〜80重量%である。撹拌状態は理
想的には分散が良好に行なわれ、しかも、分散粒子が大
きい方が好ましい。触媒としては通常、過硫酸アンモニ
ウム、過硫酸カリウム、過酸化水素などの過酸化物、2
,2″ーアゾビス−2−アミジノプロパン塩酸塩、4,
4′−アゾビス−4−シアノペンタノイツタアシツドな
どのアゾ化合物等の公知の水溶性触媒が挙げられる。
また、過酸化物の場合には、メタ重亜硫酸ソーダ、亜硫
酸ソーダ、塩化第1鉄などの還元剤と併用しレドツクス
系触媒として使用することもできる。これら触媒の使用
量は通常、モノマーに対し10〜3000ppm程度で
ある。重合温度は使用するモノマーの種類により多少異
なるが、通常、35℃〜混合物の沸点までの温度であり
、好ましくは40〜70のCである。
酸ソーダ、塩化第1鉄などの還元剤と併用しレドツクス
系触媒として使用することもできる。これら触媒の使用
量は通常、モノマーに対し10〜3000ppm程度で
ある。重合温度は使用するモノマーの種類により多少異
なるが、通常、35℃〜混合物の沸点までの温度であり
、好ましくは40〜70のCである。
重合後は混合物中より生成ポリマーを済過して分離し、
ポリマーを洗浄し、常法に従つて乾燥処理することによ
り、均一なビーズ状ポリマーを回収する。一方、エチル
セルロースを含む分散媒一水よりなる母液は通常、分散
媒を留去し回収し、残存する水中に析出するエチルセル
ロールを済過して回収する。ここで回収されたエチルセ
ルロースは上述の苛性アルカリ処理をしたのち、再度、
重合に使用することができる。次に、本発明を実施例に
より更に詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えな
い限り以下の実施例に限定されるものではない。
ポリマーを洗浄し、常法に従つて乾燥処理することによ
り、均一なビーズ状ポリマーを回収する。一方、エチル
セルロースを含む分散媒一水よりなる母液は通常、分散
媒を留去し回収し、残存する水中に析出するエチルセル
ロールを済過して回収する。ここで回収されたエチルセ
ルロースは上述の苛性アルカリ処理をしたのち、再度、
重合に使用することができる。次に、本発明を実施例に
より更に詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えな
い限り以下の実施例に限定されるものではない。
実施例 1
温度調節装置、撹拌機及びモノマー供給口を有する1t
密閉型反応器に、1エチルセルロース(ハーキユレス社
製、商品名T−100)を5Wt0/)苛性ソーダ水溶
液1009中で、8『Cの温度で2時間、撹拌処理した
のち淵過し、懸濁洗浄及び乾燥して得たエチルセルロー
ス1.89(モノマーに対して0.7wt%)及び2シ
クロヘキサン3509(モノマーに対して1.27wt
倍)を仕込み、系内をN2ガスで脱気状態に保ち、液温
を50℃に加熱したのち、250r.p.m撹拌下、こ
れに、予め、N2ガスで脱気したアクリルアミド61.
79及びジメチルアミノエチルアクリレート塩酸塩12
09(全モノマーに対して40%)と2,25−アゾビ
ス−2−アミジノプロパン塩酸塩0.279(モノマー
に対して1,500ppm)を含有する66wt%水溶
液を60分間かけて徐々に滴下混合し、更に、60分間
撹拌を続けた。
密閉型反応器に、1エチルセルロース(ハーキユレス社
製、商品名T−100)を5Wt0/)苛性ソーダ水溶
液1009中で、8『Cの温度で2時間、撹拌処理した
のち淵過し、懸濁洗浄及び乾燥して得たエチルセルロー
ス1.89(モノマーに対して0.7wt%)及び2シ
クロヘキサン3509(モノマーに対して1.27wt
倍)を仕込み、系内をN2ガスで脱気状態に保ち、液温
を50℃に加熱したのち、250r.p.m撹拌下、こ
れに、予め、N2ガスで脱気したアクリルアミド61.
79及びジメチルアミノエチルアクリレート塩酸塩12
09(全モノマーに対して40%)と2,25−アゾビ
ス−2−アミジノプロパン塩酸塩0.279(モノマー
に対して1,500ppm)を含有する66wt%水溶
液を60分間かけて徐々に滴下混合し、更に、60分間
撹拌を続けた。
なお、この際の温度は50〜55間Cの範囲であつた。
反応終了後、混合物をF過し生成ポリマーを回収し、こ
のポリマーを水洗、乾燥し粒子の状態を観察し、第1表
に示す結果を得た。一方、済液は85℃の水を敷いた蒸
留装置に徐徐に滴下供給し、シクロヘキサンと水とを共
沸留去し、最後に敷水中に残つたエチルセルロースを淵
過して回収した。
反応終了後、混合物をF過し生成ポリマーを回収し、こ
のポリマーを水洗、乾燥し粒子の状態を観察し、第1表
に示す結果を得た。一方、済液は85℃の水を敷いた蒸
留装置に徐徐に滴下供給し、シクロヘキサンと水とを共
沸留去し、最後に敷水中に残つたエチルセルロースを淵
過して回収した。
実施例 2
実施例1と同様の力法を行ない回収されたエチルセルロ
ースを、実施例1と同様の苛性ソーダ処理をしたものを
モノマーに対して0.14wt%使用して実施例1と同
一の条件で反応を行なつた。
ースを、実施例1と同様の苛性ソーダ処理をしたものを
モノマーに対して0.14wt%使用して実施例1と同
一の条件で反応を行なつた。
Claims (1)
- 1 ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートの
中和塩及び/又は4級化モノマー単独、又は該モノマー
と共重合可能なモノマーとの混合物を、炭化水素系分散
媒−水−分散剤よりなる混合物中で解媒の存在下、油中
水型にて懸濁重合する方法において、分散剤として、モ
ノマーに対して0.1〜10重量%の苛性アルカリ水溶
液と接触処理して得たエチルセルロースを使用すること
を特徴とするビーズ状ポリマーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8619080A JPS5918407B2 (ja) | 1980-06-25 | 1980-06-25 | ビ−ズ状ポリマ−の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8619080A JPS5918407B2 (ja) | 1980-06-25 | 1980-06-25 | ビ−ズ状ポリマ−の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5712010A JPS5712010A (en) | 1982-01-21 |
JPS5918407B2 true JPS5918407B2 (ja) | 1984-04-27 |
Family
ID=13879846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8619080A Expired JPS5918407B2 (ja) | 1980-06-25 | 1980-06-25 | ビ−ズ状ポリマ−の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5918407B2 (ja) |
-
1980
- 1980-06-25 JP JP8619080A patent/JPS5918407B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5712010A (en) | 1982-01-21 |
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