JPS5915608Y2 - 内視鏡用処置具案内管 - Google Patents
内視鏡用処置具案内管Info
- Publication number
- JPS5915608Y2 JPS5915608Y2 JP8863679U JP8863679U JPS5915608Y2 JP S5915608 Y2 JPS5915608 Y2 JP S5915608Y2 JP 8863679 U JP8863679 U JP 8863679U JP 8863679 U JP8863679 U JP 8863679U JP S5915608 Y2 JPS5915608 Y2 JP S5915608Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- treatment instrument
- endoscope
- tube
- tube body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、内視鏡を用いて体腔内に処置具を導入すると
きに使用する内視鏡用処置具案内管に関する。
きに使用する内視鏡用処置具案内管に関する。
胆管造影を行なう場合、口から十二指腸内に内視鏡を挿
入し、この内視鏡のチャンネルを通じて造影剤注入チュ
ーブを上記チャンネルの先端開口から突き出すとともに
、内視鏡の起上操作によりその造影剤注入チューブを十
二指腸乳頭から胆管内に差し込み、造影剤を注入してい
た。
入し、この内視鏡のチャンネルを通じて造影剤注入チュ
ーブを上記チャンネルの先端開口から突き出すとともに
、内視鏡の起上操作によりその造影剤注入チューブを十
二指腸乳頭から胆管内に差し込み、造影剤を注入してい
た。
しかしながら、胆管内に差し込む造影剤注入チューブは
内視鏡のチャンネルを通じて挿入するため、内視鏡はそ
のチャンネルを含めて充分な洗浄と消毒を常時行なう必
要がある。
内視鏡のチャンネルを通じて挿入するため、内視鏡はそ
のチャンネルを含めて充分な洗浄と消毒を常時行なう必
要がある。
このため、内視鏡を傷め易い。
また、たとえ内視鏡を体腔内に導入するとき、先端側で
常に開口しているチャンネル内が食道や胃内の汚物や雑
菌で汚染するため、そのチャンネルを通じて挿入する造
影剤注入チューブも必ず汚染されることになる。
常に開口しているチャンネル内が食道や胃内の汚物や雑
菌で汚染するため、そのチャンネルを通じて挿入する造
影剤注入チューブも必ず汚染されることになる。
このように汚染された造影剤注入チューブが胆管内に差
し込まれると、これが原因で胆管が炎症を起す危険があ
る。
し込まれると、これが原因で胆管が炎症を起す危険があ
る。
一方、造影剤注入チューブが汚染されても造影剤の中に
抗生物質を混合することにより、炎症を防止する方法も
知られているが、胆管内に抗生物質を注入することにな
るため、その副作用が問題となり望ましい方法とも云え
ない。
抗生物質を混合することにより、炎症を防止する方法も
知られているが、胆管内に抗生物質を注入することにな
るため、その副作用が問題となり望ましい方法とも云え
ない。
本考案は、上記事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは、内視鏡のチャンネルを通じて消毒さ
れた処置具を体腔内に導入する際、その処置具が汚染さ
れるのを防止することができる内視鏡用処置具案内管を
提供することにある。
的とするところは、内視鏡のチャンネルを通じて消毒さ
れた処置具を体腔内に導入する際、その処置具が汚染さ
れるのを防止することができる内視鏡用処置具案内管を
提供することにある。
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す内視鏡用処置具案内管
を示す。
を示す。
同図中1は後述する内視鏡Aのチャンネル(図示しない
。
。
)に挿通可能な処置具案内用の管本体であり、この内部
に処置具、たとえば造影剤注入チューブBを挿通して案
内するようになっている。
に処置具、たとえば造影剤注入チューブBを挿通して案
内するようになっている。
また、管本体1は可撓管によって形成されている。
さらに、管本体1の先端には、キャップ2が脱却自在に
装着されている。
装着されている。
すなわち、キャップ2は閉塞端部3を半球形状した円筒
状体からなり、その開口端部4を上記管本体1の先端部
外周5に圧入して嵌合するようになっている。
状体からなり、その開口端部4を上記管本体1の先端部
外周5に圧入して嵌合するようになっている。
さらに、この嵌合する管本体1の先端部外周5はテーパ
状に形成され、これに合わせて上記キャップ2の開口端
部4の内面6もテーパ状に形成されている。
状に形成され、これに合わせて上記キャップ2の開口端
部4の内面6もテーパ状に形成されている。
つまり、キャップ2は管本体1の先端部外周5に対して
圧入嵌合することにより、その間の摩擦力で係合し、脱
却自在に装着され、上記管本体1の手元側からの押圧操
作、たとえば圧力をかけることによりその管本体1から
外れるようになっている。
圧入嵌合することにより、その間の摩擦力で係合し、脱
却自在に装着され、上記管本体1の手元側からの押圧操
作、たとえば圧力をかけることによりその管本体1から
外れるようになっている。
一方、管本体1の手元側端部7には、注入器8を装着す
るためのほぼ円筒状の口金9が取付は固定されている。
るためのほぼ円筒状の口金9が取付は固定されている。
そして、この口金9には、注入器8を嵌着し、管本体1
内に清浄な空気や液体を注入できるようになっている。
内に清浄な空気や液体を注入できるようになっている。
しかして、この注入器8を使用することにより管本体1
の手元側からその管本体1内の圧力を高める操作、つま
り、押圧操作を行い、上記キャップ2を脱却させること
ができる。
の手元側からその管本体1内の圧力を高める操作、つま
り、押圧操作を行い、上記キャップ2を脱却させること
ができる。
次に、上記実施例の内視鏡用処置具案内管を使用して造
影剤注入チューブBを胆管C内に導入する場合について
説明する。
影剤注入チューブBを胆管C内に導入する場合について
説明する。
まず、内視鏡Aの先端部りを口から食道、胃内を通じて
第2図で示すように十二指腸乳頭Eの近傍に導びき入れ
る。
第2図で示すように十二指腸乳頭Eの近傍に導びき入れ
る。
ついで、その内視鏡Aのチャンネルに管本体1を挿入し
、先端部分を体腔内に導出させる。
、先端部分を体腔内に導出させる。
そして、第2図で示すように内視鏡Aの起上機構(図示
しない。
しない。
)を利用してその処理部位に誘導したところで、手元側
の口金9に注入器8を装着し、管本体1内に清浄な空気
または液体を圧入する。
の口金9に注入器8を装着し、管本体1内に清浄な空気
または液体を圧入する。
しかして、管本体1内の圧力は高まり、一定以上になる
と、キャップ2が脱却し、先端側が開口する。
と、キャップ2が脱却し、先端側が開口する。
上記キャップ2はきわめて小さいので、脱却後は時間の
経過とともに下部消化器管に導びかれそのまま体外に排
出されるか、その前に消化される。
経過とともに下部消化器管に導びかれそのまま体外に排
出されるか、その前に消化される。
そこで、注入器8を取り外し、清潔な造影剤注入チュー
ブBを口金9の部分から差し込み、造影剤注入チューブ
Bの先端部を管本体1の先端から突き出し、目的の部位
に誘導する。
ブBを口金9の部分から差し込み、造影剤注入チューブ
Bの先端部を管本体1の先端から突き出し、目的の部位
に誘導する。
つまり、第3図で示すように十二指腸乳頭Eから胆管C
内に差し込み、しかるのちその造影剤注入チューブBを
通じて造影剤を胆管C内に注入するものである。
内に差し込み、しかるのちその造影剤注入チューブBを
通じて造影剤を胆管C内に注入するものである。
なお、上記実施例では注入器8を利用して管本体1に空
気または液体を注入し、その圧力によってキャップ2を
脱却させるようにしたが、キャップ2を脱却させる押圧
操作としては、これに限らず、たとえば造影剤注入チュ
ーブBの先端で直接にキャップ2を押し出すようにして
もよい。
気または液体を注入し、その圧力によってキャップ2を
脱却させるようにしたが、キャップ2を脱却させる押圧
操作としては、これに限らず、たとえば造影剤注入チュ
ーブBの先端で直接にキャップ2を押し出すようにして
もよい。
また、管本体1の先端部にキャップ2を係合して装着す
る手段としては、第4図ないし第7図で示すそれぞれの
構成でもよい。
る手段としては、第4図ないし第7図で示すそれぞれの
構成でもよい。
すなわち、第4図は、管本体1の外周に環状の突条10
を形成し、これをキャップ2の内面11に設けた環状の
凹溝12に係合させるようにしたものである。
を形成し、これをキャップ2の内面11に設けた環状の
凹溝12に係合させるようにしたものである。
また、第5図はキャップ2側に突条13を設け、荷重体
1側に凹溝14を設けたものである。
1側に凹溝14を設けたものである。
第6図は管本体1にキャップ2を強く圧入嵌合させたも
のである。
のである。
第7図は管本体1の内径部分にキャップ2を嵌挿させた
もので、これによるとキャップ2の外径を小さくするこ
とができる。
もので、これによるとキャップ2の外径を小さくするこ
とができる。
以上説明したように本考案の処置具案内管は、その先端
にキャップを取り付けてなり、このキャップは処置具案
内管を内視鏡のチャンネルに挿通後に取り外せるもので
ある。
にキャップを取り付けてなり、このキャップは処置具案
内管を内視鏡のチャンネルに挿通後に取り外せるもので
ある。
そして、この置具案内管を通じて処置具を体腔内に導入
するため、内視鏡のチャンネルに直接挿入する従来のも
のとは異なり、そのチャンネル内が汚染されていても、
処置具を汚染することなく、体腔内に導入することがで
きる。
するため、内視鏡のチャンネルに直接挿入する従来のも
のとは異なり、そのチャンネル内が汚染されていても、
処置具を汚染することなく、体腔内に導入することがで
きる。
したがって、処置具、たとえば造影剤注入チューブを十
二指腸乳頭から胆管内に差し込み造影剤を注入する場合
でも、その処置具によって汚染、感染することがない。
二指腸乳頭から胆管内に差し込み造影剤を注入する場合
でも、その処置具によって汚染、感染することがない。
もちろん、感染を防止するために抗生物質を使用する必
要がないので、副作用の心配もない。
要がないので、副作用の心配もない。
また、内視鏡のチャンネル内の消毒は、特に必要がない
ので、消毒の手間や消毒による内視鏡の傷みを緩和する
ことができる。
ので、消毒の手間や消毒による内視鏡の傷みを緩和する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側断面図、第2図およ
び第3図はそれぞれの実施例の使用状態を示す図、第4
図ないし第7図はそれぞれ本考案の他の実施例を示す先
端部分の側断面図である。 1・・・・・・管本体、2・・・・・・キャップ、A・
・・・・・内視鏡、B・・・・・・造影剤注入チューブ
(処置具)。
び第3図はそれぞれの実施例の使用状態を示す図、第4
図ないし第7図はそれぞれ本考案の他の実施例を示す先
端部分の側断面図である。 1・・・・・・管本体、2・・・・・・キャップ、A・
・・・・・内視鏡、B・・・・・・造影剤注入チューブ
(処置具)。
Claims (1)
- 内視鏡のチャンネルに挿通可能な処置具案内用の管本体
と、この管本体の一端に脱却自在に嵌合されたキャップ
と、上記管本体の内部に充填される流体と、上記キャッ
プを脱却させる際上記管本体の他端に装着され、上記流
体を介して上記キャップに押圧力を加える注入器とを具
備することを特徴とする内視鏡用処置具案内管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8863679U JPS5915608Y2 (ja) | 1979-06-28 | 1979-06-28 | 内視鏡用処置具案内管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8863679U JPS5915608Y2 (ja) | 1979-06-28 | 1979-06-28 | 内視鏡用処置具案内管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS566402U JPS566402U (ja) | 1981-01-20 |
JPS5915608Y2 true JPS5915608Y2 (ja) | 1984-05-09 |
Family
ID=29321821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8863679U Expired JPS5915608Y2 (ja) | 1979-06-28 | 1979-06-28 | 内視鏡用処置具案内管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5915608Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-06-28 JP JP8863679U patent/JPS5915608Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS566402U (ja) | 1981-01-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7762949B2 (en) | Endoscope with open channels | |
RU2445042C2 (ru) | Отсасывающее устройство типа "янкауэр" с рукавом и грязесъемником | |
US6908428B2 (en) | Sleeve for endoscopic tools | |
CA1262246A (en) | Protective endoscope sheath and method of installing same | |
US6095811A (en) | Gripping handle for diagnostic instrument | |
US4721097A (en) | Endoscope sheaths and method and apparatus for installation and removal | |
JPH01244732A (ja) | シース付内視鏡 | |
EP0189947B1 (en) | A suction device for an endoscope | |
JPS5915608Y2 (ja) | 内視鏡用処置具案内管 | |
JPH0128581B2 (ja) | ||
JP3422213B2 (ja) | 内視鏡ガイド装置 | |
US5476107A (en) | Method and apparatus for disinfecting electronic surgical probes | |
JPH0225361Y2 (ja) | ||
JPH0220501U (ja) | ||
JPS61203009U (ja) | ||
US20150173594A1 (en) | Method and Device for Improved Hygiene During Endoscopic Procedures | |
JPS63246132A (ja) | 医療用可撓管 | |
JPS5915611Y2 (ja) | 内視鏡用造影剤注入チュ−ブ | |
JPH0225628B2 (ja) | ||
CN218651743U (zh) | 一种防反流消化道内镜手柄部组件 | |
JP3262912B2 (ja) | 内視鏡カバー方式の内視鏡 | |
JPH0368328A (ja) | 医療器具用栓体 | |
JPS64889Y2 (ja) | ||
US20230248221A1 (en) | Medical device | |
CN211834304U (zh) | 一种消化科用便于清洗的内镜 |