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JPS59154133A - 増粘性エマルジヨン - Google Patents

増粘性エマルジヨン

Info

Publication number
JPS59154133A
JPS59154133A JP2633083A JP2633083A JPS59154133A JP S59154133 A JPS59154133 A JP S59154133A JP 2633083 A JP2633083 A JP 2633083A JP 2633083 A JP2633083 A JP 2633083A JP S59154133 A JPS59154133 A JP S59154133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
monomer
weight
emulsion
carboxylic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2633083A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinji Yamada
欣司 山田
Satoru Kobayashi
悟 小林
Nobuo Bessho
信夫 別所
Haruhiro Hirai
平井 晴弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd, Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2633083A priority Critical patent/JPS59154133A/ja
Publication of JPS59154133A publication Critical patent/JPS59154133A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H19/00Coated paper; Coating material
    • D21H19/36Coatings with pigments
    • D21H19/44Coatings with pigments characterised by the other ingredients, e.g. the binder or dispersing agent
    • D21H19/56Macromolecular organic compounds or oligomers thereof obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D21H19/58Polymers or oligomers of diolefins, aromatic vinyl monomers or unsaturated acids or derivatives thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は増粘性エマルジョンに関するものである。
一般に、紙、布、カーペットなどに使用される水系顔料
分散体よりなるコーテイング液には、これに適切な粘度
あるいは流動性を付与するために種々の増粘剤が用いら
れている。
従来、このような増粘剤として、デンプン、カゼイン、
カルボキシメチルセルロースなどの水溶性天然高分子、
またはポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルアルコールな
どの水溶性合成高分子が広く使用されている。しかしな
がら、水溶性天然高分子においては、その溶解あるいは
糊化に手間がかかるため作業性が低く、シかもこれを用
いたコーテイング液が腐敗しやすい等の欠点がある。ま
た、水溶性合成高分子においては、その水溶液の粘度が
非常に大きいために、取扱いが難しいという欠点がある
近年、これらの増粘剤の有する欠点全解消したものとし
て、カルボキシル基を多数有するポリーq−のエマルジ
ョンよりなる増粘剤(以下、「エマルジョン型増粘剤」
という。)が開発されている。
このようなエマルジョン型増粘剤は、酸性においては粘
度が低いが、アルカリ性においてはエマルジョン粒子が
速やかに膨潤あるいは溶解して極めて粘度が高くなると
いう性質(以下、「アルカリ増粘性」という。)を有す
るものであり、増粘剤として非常に有望なものであるが
、従来のエマルジョン型増粘剤は必ずしも満足すべきも
のではなかった。
すなわち、優れた増粘剤であるというためには、その増
粘剤がコーテイング液に対し適切な粘性ならびに流動性
を与え、その結果例れた塗工性を有せしめるものである
ことが要求され、かかる要求を満足するためには、増粘
剤が低剪断速度下においては高粘度であって、しかも高
剪断速度下においては低粘度であるという特性を有する
ことが必要とされるが、従来のエマルジョン型増粘剤は
この点で不十分であフ、高い塗工性を得ることができな
かった。
本発明は以上のような背景の下になされたものであシ、
その目的とするところは、高いアルカリ増粘性を有し、
少量の添加によってコーテイング液に適切な粘性ならび
に流動性を与えて優れた塗工性を有せしめることのでき
る増粘性エマルジョンを提供することにある。この目的
は、多ビニル基含有単量体(a)と、エチレン系不飽和
単量体(1))とから主としてなシ、それぞれ0.3〜
12重量部、2〜20重量部の範囲内で、しかも合計2
5〜25重量部である単量体(イ)を水性媒体中で重合
せしめ・る第1工程、 第1工程で得られた重合体エマルジョンの存在下におい
て、引き続きエチレン系不飽和カルボン酸(C)、エチ
レン系不飽和カルボン酸エステル(d)および前記(C
) t、 (d)以外の共重合可能なエチレン系単量体
(e)とから主としてなシ、それぞれ30〜60重量部
、10〜65重量部、0〜20重量部の範囲内で、しか
も合計97.5〜75 重量部である単量体(ロ)を重
合せしめる第2工程、によって得られる増粘性エマルジ
ョンによって達成される。
本発明増粘性エマルジョンは、次の2工程を経て得られ
たエマルジョンによって構成される。
l)多ビニル基含有単量体(a)と、エチレン系不飽和
単量体Q:1)とから主としてなシ、それぞれ0.3〜
12重量部、2〜20重量部の範囲内−で、しかも合計
2.5〜25重量部である単量体(イ)を水性媒体中で
重合せしめる第1工程。
2)第1工程で得られた重合体エマルジョンの存在下に
おいて、引き続きエチレン系不飽和カルボン酸(C) 
、エチレン系不飽和カルボン酸エステル(d)および前
記(C) 、 (d)以外の共重合可能なエチレン系単
量体(e)とから主としてなシ、それぞれ30〜60重
量部、10〜65重量部1.0〜20重量部の範囲内で
、しかも合計97.5〜75重量部である単量体←)を
重合せしめる第2工程。
ここで、第1の工程においては、多ビニル基含有単量体
(a)とエチレン系不飽和単量体(ロ)との共重合によ
って三次元構造を有するエマルジョン粒子が形成され、
第2の工程においては、前記エマルジョン粒子を核とし
てこの周囲に、エチレン系不飽和カルボン酸(C)とエ
チレン系不飽和カルボン酸エステル(d)とを主成分と
する単量体の共重合によってアルカリ易溶性の殻が形成
され、その結果最終的に得られるエマルジョン粒子はい
わば2重構造をなしているものと考えられる。本発明の
エマルジョンを得るだめの第1工程において用いられる
多ビニル基含有単量体(a)は、重合性のビニル基を1
分子中に2個以上、通常4個以内好ましくは2または3
個有するものでアリ、その具体例としては、例えばジビ
ニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、
ネオペンチルグリコールジメタクリレート、1,3−ブ
チレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロ
パントリメタクリレート、テトラメチロールメタンテト
ラアクリレート、アリルメタクリレート、ポリエチレン
グリコールジアクリレート、トリメチロールプロパント
リアクリレート等を挙げることができるが、特にジビニ
ルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレートが好
ましい。これらの多ビニル基含有単量体(a)は1種ま
たは2種以上用いることができる。また、多ビニル基含
有単量体(a)の使用量は全単量体100重量部に対し
て063〜12重量部、好ましくは0.5〜10重量部
である。使用量が0.3重量部未満の場合には、核をな
すポリマーの三次元構造化が不十分であることがら高剪
断速度下における粘度の増大が著しくなって流動性が低
下し、実用上支障をきたす。一方、使用量が12重量部
を越えると、核をなすポリマーの三次元構造化が進行し
すぎることから、得られるラテックスのアルカリ増粘性
が著しく低下して実用に供し得ない。
本発明のエマルジョンを得るための第1工程において用
いられるエチレン系不飽和単量体(b)は、多ビニル基
含有単量体(a)やエチレン系不飽和カルボン酸(C)
 (l−除く、共重合可能な単量体であシ、その具体例
としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸ブチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸ヒドロ
キシエチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル等のエチレ
ン性不飽和カルボン酸エステル、スチレン、ビニルトル
エン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物、ア
クリロニトリル、メタアクリロニトリル等のエチレン性
不飽和二) IJル、酢酸ビニル等を挙げることができ
、これらの1種または2種以上を組合せて用いることが
できる。これらのエチレン系不飽和単量体(b)の使用
量は、全単量体100重量部に対して2〜20重量部、
好ましくは5〜20重量部である。使用量が2重量部未
満の場合には、最終的に生成するエマルジョンの分散安
定性が低下して多量の凝固物を発生するため好ましくな
い。また使用量が20重敷部を越えた場合には、エマル
ジョンのアルカリ増粘性が低下して実用に供し得ない。
また、本発明のエマルジョンを得るための第1工程にお
いて用いられる ゛  °−1゛        単量
体(イ)の総使用量は、全単量体100重量部に対し2
.5〜25重量部、好1しくけ5〜20重量部である。
使用量が2.51景部未満の場合には、高剪断速度下に
おける粘度の増大が著しくなって実用上支障をきたす。
また使用量が25重量部を越えた場合には、アルカリ増
粘性が低下して実用に供し得ない。
次に、本発明のエマルジョンを得るための第2工程にお
いて用いられるエチレン系不飽和カルボン酸(C)の具
体例としては、メタクリル酸、アクリル酸、フマル酸、
マレイン酸、イタコン酸等を挙げることができる。この
エチレン系不飽和カルボン酸(C)の使用量は全単量体
100重量部に対して30〜60重量部、好ましくは3
5〜50M量部である。使用量が30重量部未満の場合
には、アルカリ増粘性が小さく、また使用量が60重量
部を越えた場合には、エマルジョンの分散安定性が低く
多量の凝固物が発生し、いずれの場合も実用上支障をき
たす。
本発明のエマルジョンを得るための第2工程において用
いられるエチレン系不飽和カルボン酸エステル(d)の
具体例としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル
、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキンル、
メタクリル酸メチル、−メタクリル酸エチル、アクリル
酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル等
を挙げることができ、これらの1種またけ2種以上を組
合せて用いることができる。これらのエチレン系不飽和
カルボン酸エステル(d)の使用量は全単量体100重
量部に対し10〜65重量部、好ましくは15〜60重
量部である。使用量が10重量部未満の場合には、エマ
ルジョンの分散安定性が小さくナリ、使用量が65重量
部を越えた場合には、アルカリ増粘性が小さくなり、い
ずれの場合も実用上支障をきたす。
また、本発明のエマルジョンを得るための第2工程にお
いては、必要に応じて他の共重合可能なエチレン系単量
体(e)を20重量部、好ましくは15重量部以下の範
囲で使用してもよい。エチレン系単量体(e)は、@1
工程で使用するエチレン系不飽和単量体(b)からエチ
レン系不飽和カルボン酸エステル(d)を除いたもので
ある。このようなエチレン系単量体(e)の具体例とし
ては、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン
等の芳香族ビニル化合物、アクリロニトリル等のエチレ
ン系不飽和ニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド等のエチレン系不飽和カルボン酸アミド等を挙げるこ
とができる。これらのエチレン系単量体の使用量は全単
量体100重量部に対し20重量部以下であることが好
ましい。
単量体ioo重量部に対して97.5〜75重量部、好
ましくは95〜80重量部である。
本発明のエマルジョンの製造においては、通常の乳化重
合法を用いることができる。重合は、エマルジョン粒子
を核と殻とからなる二重構造とするために2段階の工程
で行なわれ、まず多ビニル基含有単量体(a)とエチレ
ン系不飽和単量体(b)を共重合せしめて核を形成しく
第1工程)、引き状いて、この反応生成液にエチレン系
不飽和カルボン酸(C)、エチレン系不飽和カルボン酸
エステル(d)、必要に応じて、他のエチレン系単量体
(e)を主体とする単量体を加え、さらにこれら金共輩
合せしめて殻を形成する(第2工程)。ただし、第2工
程へ移行するには、第1工程における重合反応をほぼ完
了しておくことが必要であり、少くとも第1工程におけ
る重合転化率を80重量係、好ましくは90重量係以上
とする。重合転化率が80重慴チ未満であるとアルカリ
増粘性が著しく低下して好ましくない。重合温度は30
〜90℃が好寸しい。
まだ単量体の投入方法としては、一括仕込み方式、連続
添加方式、分割添加方式のいずれの方法を用いてもよい
が、反応熱を効果的に除去するためには連続添加方式が
有利である。なお、第2工程で、用いられる単量体の投
入は、単量体単独で行なってもよいし、あるいは水、乳
化剤等との混合物の形で行なってもよい。
なお、重合開始剤としては過酸化水素、過硫酸カリウム
、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム等を挙げるこ
とができ、これらの重合開始剤は単独で、あるいは亜硫
酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、金属イオン等の
還元剤と共に用いられる。重合開始剤の使用量は単量体
の0.1〜3%が好適である。また重合開始剤は一括し
て投入してもよいし、あるいは分割添加、連続添加して
もよい。
また、乳化剤としてはアルキル硫酸塩、アルキルスルホ
ン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩等の陰イオン性
界面活性剤、ポリエチレングリコール、アルキルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル等の
非イオン性界面活性剤f:誉げることができ、これらの
うち1種または2棟以上を組合せて用いる。乳化剤の使
用量は単量体に対し、0.1〜5%が好ましい。
このような方法によって製造される本発明のエマルジョ
ン粒子の平均粒径は400〜100OAである。また、
このエマルジョンを水によって濃度3%に希釈したエマ
ルジョンは、pH9において(1)BM粘反計によって
測定した低剪断速度下における粘度が1,000cp以
上と比較的高く、(2)バーキュレス粘度計によって測
定した高剪断速度下における粘度が3 Q cp以下と
小さく、増粘剤として優れた特性を有する。このような
優Jした効果が得られる理由は、本発明のエマルジョン
粒子が、三次元構造を有し、非親水性の核と、多くのカ
ルボキシル基を有し、アルカリ性において水に溶解して
糊化する殻とをバランスのよい割合で有するものである
ため、低剪断速度下においては高粘度を有し、高剪断速
度下においては低粘度を有するという優れたアルカリ増
粘性を発揮するからであると考えられる。したがって、
本発明の増粘性エマルジョンは、コーテイング液に適切
な粘度ならびに流動性を与えて優れた塗工性を有せしめ
ることができる。
本発明エマルジョンは、特にコート紙に用いられる紙塗
工用組成物の増粘剤および結合剤成分として有用である
。なお、増粘剤成分としては本発明エマルジョンのみで
十分であるが、必要に応じて水溶性高分子化合物、例え
ばデンプン、変性デンプン、カゼイン、ポリアクリル酸
ナトリウム、ポリビニルアルコール等を併用してもよい
。また、結合剤成分としては本発明エマルジョンの他に
、通常結合剤として使用されているスチレン−ブタジェ
ン共重合体ラテックス、カルボキシ変性スチレン−ブタ
ジェン共重合体ラテックス、アクリル酸エステル−ブタ
ジェン共重合体ラテックス、メタアクリル酸エステル−
ブタジェン共重合体ラテツクス、アクリル系ラテックス
等が併用される。
なお、紙塗工用組成物に用いられる顔料としては、通常
の紙被覆用組成物に使用されるものであればいかなるも
のでもよいが、例えば、クレー、タルク、サチン白、重
質炭酸カルシウム、沈降性炭酸カルシウム、二酸化チタ
ン、酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の
無機顔料あるいはスチレン系樹脂等よシなる有機顔料を
挙げることができる。紙被覆用組成物に用いられるその
他物質としては、例えば尿素樹脂、メラミン樹脂、グリ
オキザール等の耐水化剤、ピロリン酸ソーダ、ヘキサメ
タリン酸ソーダ、ポリアクリル酸ソーダ等の顔料分散剤
、さらに消泡剤、離型剤、防腐剤、螢光漂白剤等の各種
助剤を章げることができる。
以下、本発明の実施例について説明するが、これらによ
シ本発明が限定されるものではない。なお、「部」およ
び「%」はそれぞれ1重量部」および「重量%」を表わ
す。
実施例1 滴下装置および攪拌機付きの重合容器に、水195部と
、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ2部と、エチレン
グリコールジメタクリレート8部と、メタクリル酸メチ
ル5部とを仕込み、窒素で置換した後温度60℃まで昇
温し、その後過硫酸カリウム0.5部を水5部に溶解し
た溶液を滴下しながら2時間反応を行なった。この第1
工程の反応における重合転化率は96チであった。次い
セ、メタクリル酸45部と、アクリル酸メチル42部と
からなる単量体41成物を3時間に亘って連続的に添加
し、添加終了後温度80℃まで昇温し、さらに2時間反
応を行なった。全反応における最終的々重合転化率は9
8%であった。このようにして得られたエマルジョンに
ついて、エマルジョン粒子の平均粒径ならびに生成した
凝固物の量を測定した。結果を第1表に示す。なお、凝
固物の長の測定はエマルジョンを120メツシユの添材
によって濾過し、濾材上に残存した凝固物を対象として
行なった。
次に、凝固物を除去したエマルジョンを水で希釈し、固
形分3チとし、得られたエマルジョンを水酸化す) I
JウムによってpH9,0に調整して粘性液体を作υ、
この粘性液体についてBM型粘度計(回転数6Qrpm
)による低剪断速度下における粘度(以下、「BM粘度
」という。)、ならびにバーキュレス型粘度計(回転数
440Orpm)による高剪断速度下における粘度(以
下、「バーキュレス粘度」という。)をそれぞれ測定し
た。その結果を第1表に示す。
実施例2〜6 第1表に示した組成の単量体を用いた他は実施例1と全
く同様にして5種のエマルジョンt 得た。
得うれた各エマルジョンについてエマルジョン粒子の平
均粒径ならびに凝固物号を測定した。結果を第1表に示
す。次いで、各エマルジョン’を用いて実施例1と全く
同様の方法によって粘性液体を作り、BM粘度ならびに
バーキュレス粘度を測定した。結果を第1表に示す。
以上の実験結果より、実施例に係る本発明エマルジョン
は、いずれも凝固物のほとんどない均質なものでbシ、
またアルカリ性とすることによって低剪断速度下におい
ては高粘度を、一方高剪断速度下においては低粘度を有
するものとなって、優れたアルカリ増粘性を有すること
が認められる。
比較例1 滴下装置および攪拌機付きの重合容器に、水200 部
と、ドデシルベンゼンスルホン酸ンーダ2部と、過硫酸
カリウム0.5部とを仕込み、温度60℃に昇温し、次
いでエチレングリコールジメタクリレート8部と、メタ
クリル酸メチル5部と、メタクリル酸45部と、アクリ
ル酸エチル42部とからなる単量体組成物を4時間に亘
って連続的に添加し、さらに温度80℃で2時間反応し
た。
この第1工程の反応における重合転化率は99チであっ
た。なお、第2工程の反応は行なわなかった。得られた
エマルジョンにおけるエマルジョン粒子の平均粒径なら
びに凝固物量、を第2表に示す。次いで、このエマルジ
ョンを用いて実施例1と全く同様にして粘性液体を作製
し、BM粘度を測定したところ12Cpと非常に小さい
値となった。
そのため、ノ・−キュレス粘度の測定は行なわなかった
比較例2〜9 第2表に示した組成の単量体を用いた他は実施例1と全
く同様にして8種の比較用エマルジョンを得た。これら
の比較用エマルジョンにおけるエマルジョン粒子の平均
粒径ならびに凝固物量を第2表に示す。次いでこれらの
各エマルジョンを用いて実施例1と全く同様にして粘性
液体を作製し、BM粘度およびノ・−キュレス粘度を測
定した。ただし、比較例4におけるエマルジョンについ
ては、多量の凝固物が生成したため、粘度の測定は行な
わなかった。
なお、比較例2は多ビニル基含有単量体(a)が過剰な
例、比較例3は多ビニル基含有単量体(a)を使用しな
い例、比較例4はエチレン系不飽和単量体(b)を使用
しない例、比較例5はエチレン系不飽和単量体の)が過
剰であシ、しかも第1工程における単量体(イ)の総量
も過剰な例、比較例6は第1工程における単量体(イ)
の総量が過剰な例、比較例7は第1工程における単量体
(イ)の総量が過少な例、比較例8はエチレン系不飽和
カルボン酸(C)が過少な例、比較例9は第1工程を経
ず第2工程のみの例である。
以上の実験結果から、比較例におけるエマルジョンは、
凝固物量の少いものであっても低剪断速度下における粘
度が小さすぎるか、あるいは高剪断速度下における粘度
が大きすぎ、いずれも実用上支障をきたすものであった
実施例7および比較例10.11 第3表に示す組成(重量部)で実施例について1種、比
較例について2種の計3種の紙塗工用組成物を調製した
。ただし、実施例7において用いられる本発明エマルジ
ョンは実施例1において得られたエマルジョンでちシ、
比較例10において用いられるエマルジョンは比較例3
において得られた比較用エマルジョンであり、比較例1
1において用いられるエマルジョンは比較例9において
得られた比較用エマルジョンである。なお、紙塗工用組
成物はいずれもpH9に調整されている。これらの紙塗
工用組成物のBM粘度およびノ・−キュレス粘度を測定
したところ、第3表に示すような値となった。
第   3   表 この実験結果から、本発明エマルジョンを用いた紙塗工
用組成物は低剪断速度下における粘度が大きく、しかも
高剪断速度下における柿度が小さく、優れた塗工性を有
することがわかった。一方、比較例の紙塗工用組成物は
特に高剪断速度下における粘度が犬きく、シたがって流
動性が低くて十分な塗工性を有するものではない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)多ビニル基含有単量体(a)と、エチレン系不飽和
    単量体の)とから主としてなり、それぞれ0.3〜12
    M量部、2〜20重量部の範囲内で、しかも合計2.5
    〜25重量部である単量体(イ)を水性媒体中で重合せ
    しめる第1工程、 第1工程で得られた重合体エマルジョンの存在下におい
    て、引き続きエチレン系不飽和カルボン酸(e) 、エ
    チレン系不飽和カルボン酸エステル(d)および前記(
    C) 、 (d)以外の共重合可能なエチレン系単量体
    (e)とから主としてなシ、それぞれ30〜60重量部
    、10〜65重量部、0〜20重量部の範囲内で、しか
    も合計97.5〜75 重量部である単量体(ロ)を重
    合せしめる第2工程、によって得られる増粘性エマルジ
    ョン。
JP2633083A 1983-02-21 1983-02-21 増粘性エマルジヨン Pending JPS59154133A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2633083A JPS59154133A (ja) 1983-02-21 1983-02-21 増粘性エマルジヨン

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2633083A JPS59154133A (ja) 1983-02-21 1983-02-21 増粘性エマルジヨン

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JPS59154133A true JPS59154133A (ja) 1984-09-03

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JP2633083A Pending JPS59154133A (ja) 1983-02-21 1983-02-21 増粘性エマルジヨン

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