JPS5914451B2 - 植物緑葉源抗炎症剤 - Google Patents
植物緑葉源抗炎症剤Info
- Publication number
- JPS5914451B2 JPS5914451B2 JP56032463A JP3246381A JPS5914451B2 JP S5914451 B2 JPS5914451 B2 JP S5914451B2 JP 56032463 A JP56032463 A JP 56032463A JP 3246381 A JP3246381 A JP 3246381A JP S5914451 B2 JPS5914451 B2 JP S5914451B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inflammatory
- green
- juice
- green leaf
- ammonium sulfate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、浸れた抗炎症作用を有し且つ実質的に無毒は
の天然イネ科植物緑葉青汁中の抗炎症成分を有効成分と
して含有することを特徴きする抗炎症剤に関する。
の天然イネ科植物緑葉青汁中の抗炎症成分を有効成分と
して含有することを特徴きする抗炎症剤に関する。
更に詳しくは、本発明はイネ科植物の緑葉青汁中の水可
溶性蛋白含有成分から分離された約40%飽和の硫安水
溶液系に於て可溶性で且つ約80%飽和の硫安水溶液系
に於て析出し得る抗炎症成分を有効成分きして含有する
ことを特徴とする抗炎症剤(こ関する。
溶性蛋白含有成分から分離された約40%飽和の硫安水
溶液系に於て可溶性で且つ約80%飽和の硫安水溶液系
に於て析出し得る抗炎症成分を有効成分きして含有する
ことを特徴とする抗炎症剤(こ関する。
天然イネ化植物、とく(こは麦類の成熟期前の緑葉(葉
及び茎の総称である)を、例えば搾汁して得られる青汁
が、多種多様な天然有用成分を豊富に含有するこきを知
って、本発明者等の一部の者によって、この青汁成分を
もとの青汁中の状態を保ったまま安定な粉末にできるこ
とが発見され、日本国特許第645378号(対応米国
特許第3.787,591号;英国特許第1,358,
052号、等)に開示されている。
及び茎の総称である)を、例えば搾汁して得られる青汁
が、多種多様な天然有用成分を豊富に含有するこきを知
って、本発明者等の一部の者によって、この青汁成分を
もとの青汁中の状態を保ったまま安定な粉末にできるこ
とが発見され、日本国特許第645378号(対応米国
特許第3.787,591号;英国特許第1,358,
052号、等)に開示されている。
ここに開示された提案によれば、麦類の成熟期前の緑葉
の機械的破砕物から粗大固形分を分離除去して得られる
青汁を、pH6〜9に中和処理し、噴霧乾燥又は凍結乾
燥することによって麦類緑葉の青汁成分の安定な粉末が
得られる。
の機械的破砕物から粗大固形分を分離除去して得られる
青汁を、pH6〜9に中和処理し、噴霧乾燥又は凍結乾
燥することによって麦類緑葉の青汁成分の安定な粉末が
得られる。
更に、この提案には、得られた青汁成分粉末が、嗜好品
を包含する食品類、保健薬、化粧品を包含する医薬品類
などの広い分野に於て有用であることが記載され、その
一例として、青汁粉末、防風通を敷料エキス粉末、デン
プン、乳糖、タルク、ステアリン酸マグネシウム、エチ
ルアルコールを用いて錠剤を製造した例が示され、この
剤は動脈硬化予防及び治療用の保健医薬となることが開
示されている。
を包含する食品類、保健薬、化粧品を包含する医薬品類
などの広い分野に於て有用であることが記載され、その
一例として、青汁粉末、防風通を敷料エキス粉末、デン
プン、乳糖、タルク、ステアリン酸マグネシウム、エチ
ルアルコールを用いて錠剤を製造した例が示され、この
剤は動脈硬化予防及び治療用の保健医薬となることが開
示されている。
又、特開昭54−129111号には、このような青汁
成分が潰腫瘍類を包含して癌及びその前駆症状の予防、
治療に対して優れた作用効果を有し、更に肝障害に対し
てもその予防治療効果の期待されることを開示している
。
成分が潰腫瘍類を包含して癌及びその前駆症状の予防、
治療に対して優れた作用効果を有し、更に肝障害に対し
てもその予防治療効果の期待されることを開示している
。
しかしながら、これら従来の提案に於ては、このような
青汁成分が抗炎症成分を含有すること及びその利用に関
しては全く言及していない。
青汁成分が抗炎症成分を含有すること及びその利用に関
しては全く言及していない。
本発明者等は、イネ系植物の緑葉青汁中の有用成分につ
いて長年研究を続けてきたが、今回、該青汁中1こ実質
的に無毒性で且つ優れた抗炎症作用を呈する有用成分が
存在すること及びこの抗炎症成分が容易な手段で青汁中
から分離増得できることを発見した。
いて長年研究を続けてきたが、今回、該青汁中1こ実質
的に無毒性で且つ優れた抗炎症作用を呈する有用成分が
存在すること及びこの抗炎症成分が容易な手段で青汁中
から分離増得できることを発見した。
その有効成分の詳細は未だ不明であるが、イネ科植物の
緑葉青汁中の成る種の複合蛋白質物質の混合物系を含有
する複合成分と推測されている。
緑葉青汁中の成る種の複合蛋白質物質の混合物系を含有
する複合成分と推測されている。
そして、後に実験的に詳しく示すように例えば約5 m
y/kg (静注)場合によっては約0.1 Tv/k
y(静注)、約20■/kg(皮下注)場合によっては
約1 即/kg(皮下)の如き少量の投与で、抗炎症剤
フェニルブタシン50〜/ky(皮下注)1こ匹敵もし
くはそれを凌駕する浸れた抗炎症作用を発揮し、しかも
抗炎症用量に比し著るしく低毒性であるきいう驚くべき
ユニークな抗炎症作用を示す抗炎症成分であることを発
見した。
y/kg (静注)場合によっては約0.1 Tv/k
y(静注)、約20■/kg(皮下注)場合によっては
約1 即/kg(皮下)の如き少量の投与で、抗炎症剤
フェニルブタシン50〜/ky(皮下注)1こ匹敵もし
くはそれを凌駕する浸れた抗炎症作用を発揮し、しかも
抗炎症用量に比し著るしく低毒性であるきいう驚くべき
ユニークな抗炎症作用を示す抗炎症成分であることを発
見した。
従って、本発明の目的は、イネ科植物からの天然源緑葉
青汁から導かれた優れた抗炎症作用を有する抗炎症剤を
提供するにある。
青汁から導かれた優れた抗炎症作用を有する抗炎症剤を
提供するにある。
本発明の上記目的及び更に多くの他の目的ならびに利点
は、以下の記載から一層明らかとなるであろう。
は、以下の記載から一層明らかとなるであろう。
本発明で用いる抗炎症成分は、イネ科植物の緑葉(本発
明においては葉及び茎の総称である)の青汁から分離さ
れる。
明においては葉及び茎の総称である)の青汁から分離さ
れる。
このようなイネ科植物としては、麦類が好ましく利用さ
れるが、他のイネ科植物も利用可能であり、たとえば、
ハトムギ、稲トウモロコシ、マイロの如き他のイネ科植
物を例示することができる。
れるが、他のイネ科植物も利用可能であり、たとえば、
ハトムギ、稲トウモロコシ、マイロの如き他のイネ科植
物を例示することができる。
以下、麦類を例に更に詳しく説明する。
麦類、たとえば大麦、裸麦、小麦、燕麦、ライ麦などの
緑葉、好ましくは成熟期前の緑葉を、例えば搾汁して得
られる青汁或はこのような青汁から前記日本国特許第6
45378号公報明細書に詳細に説明されているように
して得られた該青汁粉末を水性媒体に再溶解した青汁が
利用できる。
緑葉、好ましくは成熟期前の緑葉を、例えば搾汁して得
られる青汁或はこのような青汁から前記日本国特許第6
45378号公報明細書に詳細に説明されているように
して得られた該青汁粉末を水性媒体に再溶解した青汁が
利用できる。
このような緑葉青汁から、該青汁中の抗炎症成分を分離
護摩するには、好ましくは、該青汁を例えば遠心分離し
て、葉緑素、細肪破砕片、グラナ、水不溶囲蛋白類、水
不溶性多糖類その他の固形成分を分離除去し、得られた
緑葉青汁中の水可溶性蛋白含有成分系に、例えば硫安も
しくは硫安水溶液を加えて、約40%飽和の硫安水溶液
系を形成し、系から析出する沈殿成分から液相成分を分
離護摩し、この液相に、硫安もしくは硫安水溶液を加え
て、約80%飽和の硫安水溶液系を形成し、系から析出
する沈殿成分を採取することにより行なうことがで、き
る。
護摩するには、好ましくは、該青汁を例えば遠心分離し
て、葉緑素、細肪破砕片、グラナ、水不溶囲蛋白類、水
不溶性多糖類その他の固形成分を分離除去し、得られた
緑葉青汁中の水可溶性蛋白含有成分系に、例えば硫安も
しくは硫安水溶液を加えて、約40%飽和の硫安水溶液
系を形成し、系から析出する沈殿成分から液相成分を分
離護摩し、この液相に、硫安もしくは硫安水溶液を加え
て、約80%飽和の硫安水溶液系を形成し、系から析出
する沈殿成分を採取することにより行なうことがで、き
る。
例えば上述のようにして採取できる約40%飽和の硫安
水溶液系に於て可溶性で且つ約80%飽和の硫安水溶液
系に於て析出し得る緑葉青汁から分離された抗炎症成分
は、好ましくは、水に溶解し、この溶液を内液とし、水
を外液として透析膜を用いて透析処理し、透析内液を採
取することにより精製できる。
水溶液系に於て可溶性で且つ約80%飽和の硫安水溶液
系に於て析出し得る緑葉青汁から分離された抗炎症成分
は、好ましくは、水に溶解し、この溶液を内液とし、水
を外液として透析膜を用いて透析処理し、透析内液を採
取することにより精製できる。
更に又、得られた透析内液を硫安を用いて塩析すること
により抗炎症成分を再析させることができる。
により抗炎症成分を再析させることができる。
本発明で用いるイネ科植物の緑葉青汁から分離された抗
炎症成分は、上記した例示手段における硫安の代りに、
例えば、塩安、食塩の如き塩析剤、エチルアルコール、
メチルアルコール、アセトンの如き極性有機溶媒などの
他の沈殿剤を利用して分離することもできる。
炎症成分は、上記した例示手段における硫安の代りに、
例えば、塩安、食塩の如き塩析剤、エチルアルコール、
メチルアルコール、アセトンの如き極性有機溶媒などの
他の沈殿剤を利用して分離することもできる。
例えば、前記の緑葉青汁中の水可溶性蛋白含有成分系を
、上記硫安の例と同様にして上記塩析剤で処理すること
ができる。
、上記硫安の例と同様にして上記塩析剤で処理すること
ができる。
又、例えば、該水可溶性蛋白含有成分系を、約20〜約
60%有機溶媒濃度となるように処理して、沈殿物を採
増し、上記と同様に透析処理して抗炎症成分を得ること
ができる。
60%有機溶媒濃度となるように処理して、沈殿物を採
増し、上記と同様に透析処理して抗炎症成分を得ること
ができる。
更に、本発明で用いる抗炎症成分は、例えば、カルボキ
シメチルセルロース、DEAE−セファデックス、活性
炭、アルミナ、シリカゲルなどの如き各種のカラムを利
用したカラムクロマトグラフィー、たとえばセファデッ
クス−〇の如きゲル濾過剤を利用したゲル濾過法、電気
泳動法、等電点電気泳動法、限外沢過法、これらの適当
な組み合わせ手段などの他の精製手段で或は透析及びこ
れらの他の精製手段との組み合わせによって、更に精製
することもできる。
シメチルセルロース、DEAE−セファデックス、活性
炭、アルミナ、シリカゲルなどの如き各種のカラムを利
用したカラムクロマトグラフィー、たとえばセファデッ
クス−〇の如きゲル濾過剤を利用したゲル濾過法、電気
泳動法、等電点電気泳動法、限外沢過法、これらの適当
な組み合わせ手段などの他の精製手段で或は透析及びこ
れらの他の精製手段との組み合わせによって、更に精製
することもできる。
上述のようにして得ることのできるイネ科植物の緑葉青
汁から分離された抗炎症成分は、優れた抗炎症作用を示
し且つ極めて低毒性であって抗炎症剤として有用である
。
汁から分離された抗炎症成分は、優れた抗炎症作用を示
し且つ極めて低毒性であって抗炎症剤として有用である
。
その急性毒性LD、oは、静注(マウス)で200〜/
kg以上、皮下投与(マウス)で2000〜/に9以上
、経口投与(マウス)で5g1kg程度以上である。
kg以上、皮下投与(マウス)で2000〜/に9以上
、経口投与(マウス)で5g1kg程度以上である。
該抗炎症成分は、経口投与、皮下注射投与、筋内向注射
投与、静脈注射投与、生薬投与、舌下投与、直腸内投与
、外用投与などの広い投与形態で投与することができる
。
投与、静脈注射投与、生薬投与、舌下投与、直腸内投与
、外用投与などの広い投与形態で投与することができる
。
投与量は症状、投与形態などによっても適宜に変更され
るが、例えば約10〜約507n?/kgの経ロー回投
与量、約0.05〜約10〜/kyの皮下、静脈内もし
くは筋肉内−回投与量、約0.1〜約40Tn9/kg
の舌下もしくは直腸内−回投与量を例示することができ
る。
るが、例えば約10〜約507n?/kgの経ロー回投
与量、約0.05〜約10〜/kyの皮下、静脈内もし
くは筋肉内−回投与量、約0.1〜約40Tn9/kg
の舌下もしくは直腸内−回投与量を例示することができ
る。
該抗炎症成分は、製薬的)こ許容し得る種々の担体もし
くは希釈剤、更には各種の補助剤などを利用して、各種
の細形の組成物とするこきができる3例えば、粉剤、散
剤、顆粒剤、粒剤、錠剤、水剤、シロップ剤などの如き
経口投与剤形;皮下、皮肉、筋肉内、静脈内、腹腔内、
を髄腔内などの如き注射投与剤形;直腸、肛門、尿道、
腟などの坐細形;軟膏、硬膏、パスタ−、リニメント、
ローション、バック、膏薬、塗布、吸入、湿布、噴霧、
眼薬、含漱剤、口洗剤などの如き外用剤形;舌下錠剤形
;その他各種の細形であることができる。
くは希釈剤、更には各種の補助剤などを利用して、各種
の細形の組成物とするこきができる3例えば、粉剤、散
剤、顆粒剤、粒剤、錠剤、水剤、シロップ剤などの如き
経口投与剤形;皮下、皮肉、筋肉内、静脈内、腹腔内、
を髄腔内などの如き注射投与剤形;直腸、肛門、尿道、
腟などの坐細形;軟膏、硬膏、パスタ−、リニメント、
ローション、バック、膏薬、塗布、吸入、湿布、噴霧、
眼薬、含漱剤、口洗剤などの如き外用剤形;舌下錠剤形
;その他各種の細形であることができる。
このような細形に調剤するのに利用する気体、液体もし
くは固体の担体乃至希釈剤、各種補助剤の例としては、
製薬的に許容し得る任意の気体、液体もしくは固体の添
加剤が利用できる。
くは固体の担体乃至希釈剤、各種補助剤の例としては、
製薬的に許容し得る任意の気体、液体もしくは固体の添
加剤が利用できる。
そのような添加剤の例としては、フレオンガス、圧縮空
気、炭酸ガス、アルゴンなどの如き気体担体もしくは希
釈剤;精製水、注射用精製水、滅菌水、注射用滅菌水、
生理食塩水、エタノール、メタノール、クリセリン、フ
ロピレンゲリコール、クロロフタノール、アセトン、石
油ベンジン、ベンジルアルコール、ポリエチレングリコ
ール、ポリオキシエチレンクリコール及びそのアルキル
エーテル類、多価アルコール類、オリーブ油、落花生油
、椿油、大豆油、桐油、アマニ油、トウモロコシ油、胚
芽油、ヤシ油、豚脂、ラノリン、パラフィン、流動パラ
フィン、蝋、ステアリン酸、松脂、ロジン、カカオ脂、
牛脂の如きアルコール類乃至油脂類、硬化油類、オレイ
ン酸カルシ・クム、ステアリン酸カルシウム、ナトリウ
ム石鹸、カリウム石鹸、塩化ベンザルコニウム、塩化ベ
ンゼトニウム、ソルビット、マンニット、水飴、キシリ
ットの如き液体担体もしくは希釈剤;乳糖、白糖、殿粉
類、デキストリン、キジロール、カップリングシュガー
、CMCそのアルカリ金属塩類、メチルセルロース、ヒ
ドロキシアルキルセルロース、寒天、ゼラチン、卵黄、
卵白、カゼイン、レシチン、アラビアガム、トラガント
ガム、ペクチン、ペクチン酸アルカリ金属塩、アルギン
酸及びその塩類及びエステル類、ステアリン酸マグネシ
ウム、アスベスト、クルク、ベントナイト、カオリン、
酸化亜鉛、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、
クエン酸もしくはその塩類、安息香酸もしくはその塩類
、パラオキシ安息香酸もしくはその塩類もしくはエステ
ル類、ソルビン酸、デヒドロ酢酸、硼酸、亜硫酸ソーダ
、アセトン酸性亜硫酸ソーダ、アスコルビン酸、トコフ
ェロール、酵母末の如き固体担体もしくは希釈剤;更に
は、上記例示の各種細形に公知の他の基剤類などで例示
できる。
気、炭酸ガス、アルゴンなどの如き気体担体もしくは希
釈剤;精製水、注射用精製水、滅菌水、注射用滅菌水、
生理食塩水、エタノール、メタノール、クリセリン、フ
ロピレンゲリコール、クロロフタノール、アセトン、石
油ベンジン、ベンジルアルコール、ポリエチレングリコ
ール、ポリオキシエチレンクリコール及びそのアルキル
エーテル類、多価アルコール類、オリーブ油、落花生油
、椿油、大豆油、桐油、アマニ油、トウモロコシ油、胚
芽油、ヤシ油、豚脂、ラノリン、パラフィン、流動パラ
フィン、蝋、ステアリン酸、松脂、ロジン、カカオ脂、
牛脂の如きアルコール類乃至油脂類、硬化油類、オレイ
ン酸カルシ・クム、ステアリン酸カルシウム、ナトリウ
ム石鹸、カリウム石鹸、塩化ベンザルコニウム、塩化ベ
ンゼトニウム、ソルビット、マンニット、水飴、キシリ
ットの如き液体担体もしくは希釈剤;乳糖、白糖、殿粉
類、デキストリン、キジロール、カップリングシュガー
、CMCそのアルカリ金属塩類、メチルセルロース、ヒ
ドロキシアルキルセルロース、寒天、ゼラチン、卵黄、
卵白、カゼイン、レシチン、アラビアガム、トラガント
ガム、ペクチン、ペクチン酸アルカリ金属塩、アルギン
酸及びその塩類及びエステル類、ステアリン酸マグネシ
ウム、アスベスト、クルク、ベントナイト、カオリン、
酸化亜鉛、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、
クエン酸もしくはその塩類、安息香酸もしくはその塩類
、パラオキシ安息香酸もしくはその塩類もしくはエステ
ル類、ソルビン酸、デヒドロ酢酸、硼酸、亜硫酸ソーダ
、アセトン酸性亜硫酸ソーダ、アスコルビン酸、トコフ
ェロール、酵母末の如き固体担体もしくは希釈剤;更に
は、上記例示の各種細形に公知の他の基剤類などで例示
できる。
本発明の抗炎症剤は各種の炎症に対して利用でき、例え
ば、各種皮膚炎、筋肉炎、神経炎、粘膜炎、骨膜炎、内
臓炎、鍵鞘炎、関節炎、関節周囲炎、各種の感染性もし
くはアレルギー性炎症、関節リウマチ、痛風、熱傷、挫
傷、打撲症、切開傷、手術後および外傷後の炎症、腫張
、湿診、持掛、中耳炎、歯鍜炎の如き炎症を例示できる
。
ば、各種皮膚炎、筋肉炎、神経炎、粘膜炎、骨膜炎、内
臓炎、鍵鞘炎、関節炎、関節周囲炎、各種の感染性もし
くはアレルギー性炎症、関節リウマチ、痛風、熱傷、挫
傷、打撲症、切開傷、手術後および外傷後の炎症、腫張
、湿診、持掛、中耳炎、歯鍜炎の如き炎症を例示できる
。
以下、実施例により、本発明抗炎症成分の採取及び薬理
効果についての数例を示す。
効果についての数例を示す。
実施例 1
成熟期前の大麦の緑葉(茎および葉を総称する)の搾汁
物より粗大固形分を分離して得られた青汁の噴霧乾燥粉
末1.Okpに水1Mを加え懸濁液を作り、遠心分離し
、炉液91を得た。
物より粗大固形分を分離して得られた青汁の噴霧乾燥粉
末1.Okpに水1Mを加え懸濁液を作り、遠心分離し
、炉液91を得た。
これに硫酸アンモニアを加え40%飽和となし、生じた
沈殿を吸引濾過し、p液に硫酸アンモニアを加え80%
飽和となし、冷処に静置し沈殿層を遠心分離1こより沈
殿物を集得した。
沈殿を吸引濾過し、p液に硫酸アンモニアを加え80%
飽和となし、冷処に静置し沈殿層を遠心分離1こより沈
殿物を集得した。
沈殿物を50rrLM’Jン酸カリ緩衝液500rfL
lにとかし、50rfLMリン酸カリ緩衝液(こ対して
透析を行なった。
lにとかし、50rfLMリン酸カリ緩衝液(こ対して
透析を行なった。
透析内液に硫酸アンモニアを加え100%飽和となし、
前述と同様(こして沈殿物を集め、10rrLMリン酸
カリ緩衝液にとかし、透析を行ない、透析内液的400
rnlを得た。
前述と同様(こして沈殿物を集め、10rrLMリン酸
カリ緩衝液にとかし、透析を行ない、透析内液的400
rnlを得た。
これを真空凍結乾燥し、生理活性物誓約5gを得た。
実施例 2
成熟期前の大麦の緑葉(茎および葉を総称する)の搾汁
物より粗大固形分を分離して得られた青汁の噴霧乾燥粉
末1kgに50 m M ’)ン酸緩衝液(pH7,8
)107を加え分散させ吸引濾過し、r液850IIL
lを得た。
物より粗大固形分を分離して得られた青汁の噴霧乾燥粉
末1kgに50 m M ’)ン酸緩衝液(pH7,8
)107を加え分散させ吸引濾過し、r液850IIL
lを得た。
P液に硫酸アンモニウムを加え40%飽和となし、生じ
た沈殿を吸引戸別する。
た沈殿を吸引戸別する。
得られたP液に硫酸アンモニアを加え80%飽和とする
。
。
これを冷処に静置し沈降層を遠心分離しく12000G
)沈殿物を増得した。
)沈殿物を増得した。
これを50mMのリン酸カリ緩衝液500rILlにき
かし、透析チューブに入れ2日間50rrLMリン酸カ
リ緩衝沿に対し透析を行なった。
かし、透析チューブに入れ2日間50rrLMリン酸カ
リ緩衝沿に対し透析を行なった。
透析内液をDEAM−セファデックス−A40カラム(
4,5CrIlX 80cmベット容積112本)50
rrLM、150rrLM、300rrLMのリン酸カ
リ緩衝液で順次離容さし、溶出液約51を得た。
4,5CrIlX 80cmベット容積112本)50
rrLM、150rrLM、300rrLMのリン酸カ
リ緩衝液で順次離容さし、溶出液約51を得た。
これに硫酸アンモニウムを加え飽和とし、沈殿物を遠心
分離により集め、50rfLMリン酸カリ緩衝液400
rILlにとかし再び透析を行った。
分離により集め、50rfLMリン酸カリ緩衝液400
rILlにとかし再び透析を行った。
透析内液を再びDF、AEセファデックスカラムに通し
、前述き同様の処理をし精製成約54を得た。
、前述き同様の処理をし精製成約54を得た。
これに再び硫酸アンモニウムを加え100%飽和となし
、得たる沈殿を10rrLMリン酸カリ緩衝液にとかし
、10rrLMリン酸カリ緩衝液に対し透析を行った。
、得たる沈殿を10rrLMリン酸カリ緩衝液にとかし
、10rrLMリン酸カリ緩衝液に対し透析を行った。
透析内液を真空凍結乾燥し生理活性物質4.5gを得た
。
。
実施例 2′
上記実施例2で得た生理活性物質3gを水(蒸留水)3
0mlに溶解し、セファデックスG−50ゲルを充填し
たカラム(ベッド量1200rIL11内径5C1rL
)に流して吸着させ、水を溶出液として、順次流出する
流出液を3分画に分画護摩した。
0mlに溶解し、セファデックスG−50ゲルを充填し
たカラム(ベッド量1200rIL11内径5C1rL
)に流して吸着させ、水を溶出液として、順次流出する
流出液を3分画に分画護摩した。
各生理活性物質分画を限外濾過で濃縮したのち、凍結乾
燥して分画11分画■及び分画■を、夫々、1.25
g、 0.95 g、0.1gの収量で得た。
燥して分画11分画■及び分画■を、夫々、1.25
g、 0.95 g、0.1gの収量で得た。
実施例 3(抗炎症作用試験)
実験方法
以下の実験はすべて25±1℃の室温で行なった。
実験動物は体重100g前後のウィスター系雄性ラット
を用い、1群それぞれ6匹よりなる。
を用い、1群それぞれ6匹よりなる。
実施例1の生理活性物質D−01または実施例2の生理
活性物質DA−02は生理食塩液に溶解した。
活性物質DA−02は生理食塩液に溶解した。
フェニルブタシンはTween60を1滴加えてめのう
乳鉢内ですりつぶしたのち生理食塩液15WLlを加え
て懸濁させた。
乳鉢内ですりつぶしたのち生理食塩液15WLlを加え
て懸濁させた。
これらの被検液はすべて10m1/kgの割りにラット
に皮下注射または静脈注射した。
に皮下注射または静脈注射した。
被検液投与30分後に1%力ラう−ニンの生理食塩液態
濁液0.1 mlをラットの右後肢足煎皮下に注射し、
左足踪には同時に生理食塩液0.1 rnlを皮下注射
した。
濁液0.1 mlをラットの右後肢足煎皮下に注射し、
左足踪には同時に生理食塩液0.1 rnlを皮下注射
した。
対照群には被検液と同量の生理食塩液を皮下または静脈
内に注射した。
内に注射した。
足容積はラットの足を鯉の深さまで水銀槽内に浸し、U
go Ba5ile社製のVo l umedi ff
erential meterを介して記録計に記録せ
しめた。
go Ba5ile社製のVo l umedi ff
erential meterを介して記録計に記録せ
しめた。
足容積はカラゲーニン注射後8時間にわたって測定し、
浮腫強度は左右の足容積の差(I721)で表わし、次
式に従って被検薬の浮腫抑制率を算出した。
浮腫強度は左右の足容積の差(I721)で表わし、次
式に従って被検薬の浮腫抑制率を算出した。
足容積の測定は盲検法により、測定者の主観の混入を防
いだ。
いだ。
実験結果
D −0,1を38.6■/ゆまたは154.2ダ/ゆ
ラット皮下(こ注射した群の浮腫強度と対照群のそれを
図1に示す。
ラット皮下(こ注射した群の浮腫強度と対照群のそれを
図1に示す。
図2にはDA−02を20Tng/kg皮下注射した群
の浮腫強度およびフェニルブタシン50 タ/kg皮下
投与群、対照群の浮腫強度を示す。
の浮腫強度およびフェニルブタシン50 タ/kg皮下
投与群、対照群の浮腫強度を示す。
図3にはDA−02,5ダ/kg静注、DA−0220
■/ゆ皮下性、DA−02,10■/ky静注した群お
よび対照群の浮腫強度を示す。
■/ゆ皮下性、DA−02,10■/ky静注した群お
よび対照群の浮腫強度を示す。
図4にはDA−0210■/kg皮下注、DA−025
0■/に9静注した群および対照群の浮腫強度を示す。
0■/に9静注した群および対照群の浮腫強度を示す。
表1にはD−01、DA−02およびフェニルブタシン
による浮腫最大抑制率を示す。
による浮腫最大抑制率を示す。
図 1,2,3,4に示すようにDA−02は5■/ゆ
の静注、D−01は38.6ダ/kgの皮下性、DA−
02101n9/kgの皮下性でそれぞれ有意(危険率
1%以下)でカラゲーニン浮腫抑制効果を示した。
の静注、D−01は38.6ダ/kgの皮下性、DA−
02101n9/kgの皮下性でそれぞれ有意(危険率
1%以下)でカラゲーニン浮腫抑制効果を示した。
また表1に示すようにD−0138,6■/ky皮下注
、DA−0210■/ky皮下注、DA−025m9/
kg静注でフェニルブタシン50〜/kg皮下注による
抗浮腫作用より強い抗浮腫作用を示す。
、DA−0210■/ky皮下注、DA−025m9/
kg静注でフェニルブタシン50〜/kg皮下注による
抗浮腫作用より強い抗浮腫作用を示す。
DA−02、D−01はう゛ント]こ上a己イずレノ用
量を投与したときも投与後ラットの行動その他に何ら異
常をもたらさなかった。
量を投与したときも投与後ラットの行動その他に何ら異
常をもたらさなかった。
実施例 4(抗炎症作用試験)
前記実施例2′で得た分画1及び■の夫々について、実
施例3と同様にして、ラットカラゲーニン浮腫最大抑制
率を測定算出した結果、いづれも、0.2■/に!9・
静注で浮腫抑制率31.3%、1〜/kg・静注で浮腫
抑制率50.8%、1〜/ kg・皮下で浮腫抑制率3
5.1%であった。
施例3と同様にして、ラットカラゲーニン浮腫最大抑制
率を測定算出した結果、いづれも、0.2■/に!9・
静注で浮腫抑制率31.3%、1〜/kg・静注で浮腫
抑制率50.8%、1〜/ kg・皮下で浮腫抑制率3
5.1%であった。
添付図面中、第1図は実施例1で得た生理活性物質D−
01のラット足浮腫強度への影響を示すグラフ、第2図
は実施例2で得た生理活性物質DA−02及びフェニル
ブタシン(対照)による浮腫強度への影響を示すグラフ
、そして第3図及び第4図はDA−02による浮腫強度
への影響を示すグラフである。
01のラット足浮腫強度への影響を示すグラフ、第2図
は実施例2で得た生理活性物質DA−02及びフェニル
ブタシン(対照)による浮腫強度への影響を示すグラフ
、そして第3図及び第4図はDA−02による浮腫強度
への影響を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 イネ科植物の緑葉青汁中の水可溶性蛋白含有成分か
ら分離された約40%飽和の硫安水溶液系に於て可溶性
で且つ約80%飽和の硫安水溶液系に於て析出し得る抗
炎症成分を有効成分として含有することを特徴とする抗
炎症剤。 2 該緑葉青汁が麦類の成熟期前の緑葉青汁である特許
請求の範囲第1項記載の抗炎症剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56032463A JPS5914451B2 (ja) | 1981-03-09 | 1981-03-09 | 植物緑葉源抗炎症剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56032463A JPS5914451B2 (ja) | 1981-03-09 | 1981-03-09 | 植物緑葉源抗炎症剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57146715A JPS57146715A (en) | 1982-09-10 |
JPS5914451B2 true JPS5914451B2 (ja) | 1984-04-04 |
Family
ID=12359657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56032463A Expired JPS5914451B2 (ja) | 1981-03-09 | 1981-03-09 | 植物緑葉源抗炎症剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914451B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0244988A (ja) * | 1988-08-05 | 1990-02-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ディジタルコンバーゼンス装置 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1991011191A1 (en) * | 1990-02-05 | 1991-08-08 | David Rudov | Pharmacological compositions containing extracts derived from gramineae plant family and uses thereof |
JP3001713B2 (ja) * | 1992-02-28 | 2000-01-24 | 義秀 萩原 | キサンチンオキシダーゼ阻害剤 |
US8277852B2 (en) | 2002-01-25 | 2012-10-02 | Akzo Nobel Surface Chemistry Llc | Bioactive botanical cosmetic compositions and processes for their production |
US7442391B2 (en) | 2002-01-25 | 2008-10-28 | Integrated Botanical Technologies, Llc | Bioactive botanical cosmetic compositions and processes for their production |
EP2491939B1 (en) | 2004-01-12 | 2017-09-20 | ISP Investments LLC | Bioactive compositions from theacea plants and processes for their production and use |
JP4600853B2 (ja) * | 2007-12-21 | 2010-12-22 | 日本薬品開発株式会社 | 麦類若葉由来凝縮液含有物顆粒、顆粒およびその製造方法 |
-
1981
- 1981-03-09 JP JP56032463A patent/JPS5914451B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0244988A (ja) * | 1988-08-05 | 1990-02-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ディジタルコンバーゼンス装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57146715A (en) | 1982-09-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4695839B2 (ja) | 神経脳血管障害を治療するための組成物 | |
US4948785A (en) | Plant polysaccharide fractions inducing prolactin in mammals | |
JPS5953883B2 (ja) | 「はん」痕形成剤 | |
JPS6325600B2 (ja) | ||
US20060147564A1 (en) | Composition for preventing or treating allergic disease using black rice extract and its therapeutic use | |
EP1883415B1 (en) | Water insoluble helichrysum extract, process for preparing the same and uses thereof | |
JP3071669B2 (ja) | 抗アレルギー物質、その製造方法、抗アレルギー剤及び機能性食品 | |
JPS5914451B2 (ja) | 植物緑葉源抗炎症剤 | |
JPH07258103A (ja) | 抗血栓剤及びその製造方法 | |
JP5760145B2 (ja) | 自己免疫障害を治療するための組成物およびその方法 | |
JPH0643330B2 (ja) | 麦類青汁系血糖降下剤 | |
JP2000072665A (ja) | ヒアルロニダーゼ阻害剤 | |
CN101588810A (zh) | 用于治疗和预防炎性疾病的包括络石藤和日本鹿蹄草提取物的组合物 | |
JP4534003B2 (ja) | 抗アレルギー作用を有する健康食品 | |
US20050037028A1 (en) | Skin perparation for external use containing purpuricenus temminckii frass as the active ingredient | |
Watanabe et al. | Purification and some physicochemical properties of slow-reacting substance of anaphylaxis (SRS-A) from sensitized guinea pig lung | |
JP3320879B2 (ja) | 抗ガストリン剤 | |
JP2884166B2 (ja) | 抗皮膚糸状菌剤 | |
JP2006028128A (ja) | 血栓症改善剤 | |
NO791804L (no) | Fremgangsmaate for fremstilling av en ekstrakt av stephania cepharanta for terapeutisk anvendelse | |
JPH04208221A (ja) | リポキシゲナーゼ阻害剤 | |
JPS6338325B2 (ja) | ||
JPS62263121A (ja) | 抗真菌剤 | |
KR100613886B1 (ko) | 항혈전 활성을 갖는 곤달비 추출물 | |
KR20070088984A (ko) | 독활 추출물을 함유하는 염증성 질환 및 치료에 유용한 약제 |