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JPS5913237Y2 - リ−ドスイツチ - Google Patents

リ−ドスイツチ

Info

Publication number
JPS5913237Y2
JPS5913237Y2 JP16980482U JP16980482U JPS5913237Y2 JP S5913237 Y2 JPS5913237 Y2 JP S5913237Y2 JP 16980482 U JP16980482 U JP 16980482U JP 16980482 U JP16980482 U JP 16980482U JP S5913237 Y2 JPS5913237 Y2 JP S5913237Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
rhodium
silver
reed switch
contacts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16980482U
Other languages
English (en)
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JPS58109118U (ja
Inventor
正典 馬場
敏人 原
Original Assignee
富士通株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士通株式会社 filed Critical 富士通株式会社
Priority to JP16980482U priority Critical patent/JPS5913237Y2/ja
Publication of JPS58109118U publication Critical patent/JPS58109118U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5913237Y2 publication Critical patent/JPS5913237Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はロジウム電気接点の改良に関するものであり、
さらに詳しく述べるならばロジウム電気接点を用いたリ
ードスイッチに関するものである。
一般に電気接点材料として要求される性質には、それ自
身の電気抵抗が小さいこと、融点、沸点が高く使用温度
範囲で蒸気圧が低いこと、腐食性ガスに対する抵抗性が
優れていること、接触に対する適当な硬度を有し耐摩耗
性があること、安価で入手し易いことなどの条件があげ
られる。
リードスイッチは、一般に磁性体よりなる2片のリード
を、それぞれ互いに適当な間隔及び重なりを持たせて、
不活性ガス或いは還元性ガス等と共に、ガラス管等の密
封容器中に封入した構造となっており、密封容器の外周
に施した励磁コイルに励磁電流を流すことによって、或
いは密封容器の外部に永久磁石を近づけることによって
、封入接点内部に磁界を印加して、2片のリード間の空
隙に磁気吸引力を発生せしめて両リードを吸着せしめる
ことにより、それぞれ両リードの先端部分に位置する接
点部を閉結せしめ、一方コイルの励磁を解くことにより
或いは永久磁石を密封容器より遠ざけることにより、印
加磁界を取り除き、両リードを自己のバネ圧力によって
それぞれ静止位置に復旧せしめ、その接点部を開放せし
めることにより、所望の電気回路の開閉を行わしめる。
また、接点材料は材料自体が上記性質をもつ他に接点と
した時にリード片等の間での接触抵抗が低いということ
が必要であり、これにより長期に互って安定な接触が確
保される。
ロジウム(Rh)は金より高価ではあるが良好な耐食性
と高い硬度を備え、かつ接触抵抗が低いのでリードスイ
ッチの接点に用いられている。
ロジウムのリードスイッチの接点への利用は下記文献に
記載されている。
(1)Takeo Kitazawa、Toshir
o Oguma、andToshito Hara ”Miniature Sem1−Hard Magn
etic Dry−ReedSwitch″、 19t
h Annual National Re1a
yConference 、April 27 、28
、1971゜(2)笹本 猛、ブリッジ転移の研究(
その4)ノードスイッチへの応用 継電器研究会資料、
昭和48年8月15日 (3)T、Yokogawa etc。
″High Rejiability Reed
5w1tches WithRhodium P
lated Contacts”21 st An
nualNational Re1ay Confer
ence 、Okjahoma 、 1973 。
金及び銀はRhに比し硬度が低い故、接点接触面が広く
、消耗面も広範囲となり、消耗が下地金属層まで達する
と、間離不良障害となる。
以下リードスイッチの使用条件をまず説明し、次にロジ
ウム電気接点の特色を述べる。
リードスイッチなどの封入接点は、その使用条件を次の
3つに大別できる。
■ 低レベル条件(数10mV、数ミリアンペア以下の
負荷の開閉を行なう。
■ ノンワーキング条件(電流の投入切断を行なわない
) ■ ワーキング条件(電流の投入切断を行なう)この■
の電流を投入、切断するワーキング条件下では閉成時、
開離時に接点放電現象をともなう。
この放電は、通常の通信、電子装置用の継電器の接点で
は、負荷条件によって次の2つに分けられる。
(1)抵抗(R)無誘導負荷のとき、アーク放電。
(2)抵抗(R)誘導(L)負荷のとき、グロー又はア
ーク放電。
第1図には抵抗負荷ロジウム接点の電流及び電圧と接点
消耗の主原因が図解されている。
第1図のAの領域は上記■のうちアーク放電現象が起こ
る領域であり、リード片の陽極側がクレータと称される
凸面になり、陰極側がピプと称される凹面となり、接点
材料ロジウム層が消耗される。
Sの領域も上記■のうちアーク放電現象が起こる領域で
あるが、アークはショートアークになる。
この領域ではリード片の陽極側及び陰極側がそれぞれ凹
及び凸面になって、ロジウム層が消耗する。
領域Bはジュール熱により接点の温度が上昇し、高温側
のロジウムが低温側のロジウム層に取り囲まれることに
より、両リード片間によりブリッジが形成され消耗が起
こるものである。
領域Mは低レベル及びノンワーキングの条件であり、磁
場により磁性材料のリード片が磁歪現象により伸縮し、
閉じているときにリード片が互いに摩擦することにより
、機械的に消耗する。
ところがこのロジウム接点はM領域で異常消耗が発生し
易い(例えば30万回で30%程度)。
異常消耗の結果、OFFノーマル接点の場合は消磁して
開放する時の時間(復旧時間)が長くなり又は開放不良
を生じる。
この原因は接点部に下地の金などの粘着し易い物質が露
出されているか又はロジウム接点どうしが凹凸面により
ロッキングすることにある。
以下、上記開放時間が規定・設計値より低下すること及
び開放不良をOFF不良と総称する。
またリードスイッチの製造の時にロット毎に開閉試験を
全数行なうが、OFF不良により製造の歩留りが低くな
る。
ドイツ公告公報2541925号によると、先ずリード
片上に下層のスズ層と上層のロジウム層を被着させ、次
にスズとロジウムの拡散温度にこれらを加熱することに
よってリードスイッチの接点材料層を調製する方法が公
知である。
しかし、このロジウムスズ接点は第1図のBの領域では
スズが溶融して、接点部が一様且つ平坦になりブリッジ
の生成を妨げる点で有利であるが、他のSでは著しく消
耗が多いという欠点がある。
本考案の目的は、ロジウム接点を改良して、広範囲の電
圧・電流及び負荷条件で長い寿命を保証できる接点、特
にリードスイッチ用接点、を提供することである。
本考案の接点は第1図のS、B及びMの何れでも長寿命
で使用可能であることが望ましく、寿命は電圧48■、
ケーブル負荷の交機器に使用する場合は1子方回以上、
抵抗負荷50V、100mAの条件で使用する場合は1
00万回以上であることが望ましい。
このため本考案は銀(Ag)を0.1〜10原子%含む
ロジウムメッキ層を電気接点とするリードスイッチを特
徴とするものである。
リードスイッチにおいてはリード片が外部磁場の印加及
び消去により開閉されるので、リード片が見かけ上弦磁
性材料である必要があるために、本考案においてはFe
−Ni合金等のリード片本体に薄いRh−Ag合金メッ
キ層を被着している。
またRh−Ag合金メッキ層における銀は後述の作用を
有する。
以下、本考案を図面により詳しく説明する。
第2図は、本考案による封入接点の構造を示す断面図、
第3図はその接点部の拡大構造を示す斜視図である。
1及び2は、例えばガラス管等の密封容器3内に互いに
一定の重なり(オーバーラツプ)及び間隙(ギャップ)
をもって対向配置され、封入されたリード片で、一般に
鉄ニツケル合金等の強磁性金属よりなる。
3は、これらのリード片を大気中のしんあい、有害なガ
スより保護すると共に、その端部の封止部にてリード1
,2を容器内部の所定の位置に保持する密封容器、5及
び6はリード1の先端接触部であり、ここには本考案の
思想によって、銀を含むロジウムの接点層がメッキ、貼
付又は溶接等の方法による被着されており、それら面接
触部5及び6は、適当な間隙及び重なりをもって相対し
、1個の接点を構成している。
本考案のロジウム銀接点を形成するためのメッキ浴は、
特公昭36−19659号に記載された2−10g/l
の硫酸ロジウム(金属ロジウム換算)、5〜50m1/
lの硫酸、マグネシウム・スルファメート10〜100
g/l、0〜50g/lの硫酸マグネシウムを含有する
メッキ浴に銀化合物を添加したもの、又は特公昭35−
2761号に記載された遊離硫酸20〜100C/l、
2〜5gの硫酸ロジウム(金属ロジウム換算)及び2〜
5gの硫酸マグネシウムを含有するメッキ浴に銀化合物
を添加したものであってもよく、(ハ)特公昭35−1
514号に記載されたロジウム金属2〜10g、硫酸5
〜50m1、マグネシウム・スルファメート10〜10
0g、及び硫酸マグネシウムO〜50 gを11に対し
て含むメッキ液に銀化合物を添加したものでもよい。
銀化合物としては硫酸銀又は硝酸銀を用いることが好ま
しい。
電気接点中の銀含有量を制御するためには銀化合物の添
加量及び溶湯を次の例のように制御すればよい。
第4図及び第5図には、硫酸銀を10g/l以下添加し
たメッキ浴を使用して得た接点層の銀含有量をEPMA
により次式: により、原子%として求めた。
第4図において、点線は30℃、一点鎖線は35℃、実
線は40℃の浴温を意味する。
第5図において実線はI A /dm2、一点鎖線は0
.5 A/dm2、点線は1.5 A/dm2の電流密
度を意味する。
これらの図面より1〜10g/lの硫酸銀濃度において
浴温を30.35及び40℃に調節することにより所定
の銀含有量が得られることが分がる。
なお第4図において電流密度はIA/dm2である。
第6図には、メッキの電流密度がメッキ層に及ぼす影響
を示している。
この場合、メッキ浴の温度は40℃、硫酸銀濃度は7g
/lである。
第6図の析出物欠陥率を、次式: により定義している。
第6図から分がるように電流密度が10ないし15A/
dm2の範囲で欠陥が全くない電気接点メッキ層が得ら
れる。
しがし、甲の領域ではクラックが発生し、一方乙の領域
ではブツが発生する。
実施例、第7図に従来のロジウムメッキ接点層表面のオ
ージェ分析結果を示す。
横軸は放出電子のエネルギー、縦軸は電子数をエネルギ
ーで微分した値である。
図中には、ロジウム、ビスマス、硫黄、塩素、炭素、窒
素及び酸素原子がらの放出電子のエネルギーを示しであ
る。
これにより、従来のロジウムメッキであっても、ロジウ
ム以外の元素を含有していることが分かる。
硫黄、塩素及び酸素はメッキ浴から混入したもの、窒素
はリードスイッチ内のガスから混入したものと考えられ
る。
第8図は、ロジウムと銀が所定量混入したメッキ液中に
リード片の接点部を漬けて電気メッキし該接点部にロジ
ウム−銀からなる電気接点を合金メッキ手段で形成する
時に、メッキ条件としては電流密度1.5A/dm2、
浴温55℃、効率72%で銀ロジウムメッキ浴から、膜
厚2μmをメッキした結果を示す第7図と同様の図面で
ある。
第8図より上記合金メッキによるメッキ層が銀を含有し
ていることが明らかである。
なお、第7図及び第8図の結果は各元素の定量値を与え
るものではないが、第8図の銀等のdN/dE値から推
測すると銀の含有量は硫黄の含有量よりも低いと思われ
る。
したがって、本考案の電気接点にあっては主要部のロジ
ウムと0.1ないし10%の銀とを含有しておれば、電
気接点の製造中又は使用中に混入する不純物元素を銀よ
り多量又は少量に含有できるものである。
第9A、9B図は実施例の1原子%の銀を含有するロジ
ウム銀接点の走査電子顕微鏡写真であり、第1OA、1
0 B図は従来のロジウム100%の接点の走査電子顕
微鏡写真であって共に倍率は10000倍である。
この両写真より、従来の接点に比し本考案の接点は結晶
粒組織が顕著であり、また金属が密に、すなわち極めて
薄い結晶粒界を介して電着されており、これらの事実の
ために本考案のメッキ層のリード片に対する密着性が強
固になっており、長寿命がもたらされていると考えられ
る。
本考案のメッキ層の組織は、溶解凝固履歴を有していす
またロジウム銀固溶体ではなく銀が微結晶として存在し
ていると考えられ、このようなメッキ特有な組織と第9
A、9B図に示されたような結晶粒微細化は関連してい
ることは明らかである。
換言すると溶解凝固履歴をもつ通常のロジウム合金では
、メッキロジウム合金におけるが如き銀の効果はありえ
ない。
次に、考案者の実験により製作したリードスイッチにつ
いて説明する。
先ず、この説明中の用語について説明する。
累積不良率とは次式: で表わたれる。
累積不良数は次式:n1+n2−1−・・・−・−1−
n。
で表わされ、n、はリードスイッチを決められたN1回
動作させた時の不良個数である。
接点の寿命とは開閉不良を接点が示す時に尽きるものと
し、寿命の尽きることはすなわち上記不良である。
閉鎖不良とは、接触抵抗が1Qを越えた時、又は電気接
点の出力電圧がスイッチに加えられた入力端子の90%
未満になった時に起こる電気接点の性能劣化である。
開放不良とは、電気接点層の粘着(stick)により
接点が遮断(開放)されず起こる電気接点の性能劣化で
ある。
製造したリードスイッチの形状を第11図に示す。
リードスイッチの容器の長さAは13.7mm、外径は
2.3mm、リードスイッチのリードワイヤーの直径り
は0.52mm、リードワイーの両端間の長さCは55
.5mmであった。
リード片間の接触力は3.3g、開離力は22 gであ
った。
第12図はリードスイッチに応用した本実施例の接点と
従来の52−合金上にロジウム100%の接点を設けた
ものとの寿命を比較するため各20個の試料について試
験を行ない、その結果を両対数グラフにプロットしたも
のである。
この場合の本実施例の接点は52−合金上に0.5μの
金メッキを施こし、その上にRhにAg1%を含有せし
めた合金メッキ層を1.2μの厚さに形成せしめたもの
である。
リードスイッチの接点はすべて開放不良により寿命が尽
さたため、これを累積不良率として第12図に示しであ
る。
図面において、Slは100 V 、100 mAノ負
荷条件で第1図のS(ショートアーク)の負荷条件に相
当する。
SAは50 V 、200 mAの負荷条件で第1図の
S(ショートアーク)とA(アーク)の境界にほぼ相当
する。
これらの負荷は抵抗負荷である。NLは負荷なしの条件
で第1図のMに相当する。
第12図のNL (Rh−Ag)は、2×108回の動
作まで不良が全く発生しなかった。
第12図から明らかなように、本考案の接点(Rh−A
g)は各負荷条件で従来のロジウム接点(Rh)より長
い寿命を有する。
特に、無負荷の状態で不良が少ないことは本考案の接点
では異常摩耗が少ないことを示している。
上記リードスイッチを異なった作動条件で試験した結果
を以下第13図ないし第16図に基づいて説明する。
第13図はリードスイッチを第14図の如き試験回路で
試験した結果の累積不良率を示す。
第14図において、リードスイッチSWのワイヤは長さ
50mのケーブルcbに挿入されそしてリードスイッチ
は閉リレー接点Relを介して電源に接続されている。
リードスイッチを流れる電流は100mA、または電圧
48Vであり、これを第1図のp点に相当している。
なおこのp点は電話交換器の負荷条件である。
電話交換器では多数のケーブル対が平行に伸びているた
めに各部の間に浮遊容量が生じ電荷が蓄積している。
リードスイッチは二本のケーブルを接続しているが、リ
ードスイッチが閉じられる時に電荷が瞬間的に放電され
る。
この放電電流は数百ミリアンペアであり、数マイクル秒
間流れ、接点表面を消耗させる。
負荷が容量ではなく抵抗の場合は第1図のBの領域では
放電は起こらないために、電話交換器での苛酷な条件を
再現すべくケーブルcbに第14図の如くワイヤを挿入
し、ケーブルcbの外被は接地してワイヤとケーブル外
被間の充填絶縁材料が容量として働くようにした。
本考案の接点(Rh−Ag)のリードスイッチを15個
及従来のロジウム(Rh)接点を10個試験した結果の
平均値を第13図に示しである。
これにより本考案の電気接点が従来のものより電話交換
器での作動条件において長寿命を有することが明らかで
あろう。
第15図は、電流を0.2A、本考案の電気接点の試験
個数を4個、従来例のロジウム電気接点を4個としたほ
かは、第14図の場合と同様な試験条件で接点の寿命を
試験した結果である。
第15図より本考案の接点の寿命が長いことが理解され
よう。
第16図は第17図の試験回路で行なった寿命試験によ
る累積不良率を示す。
第17図において、INは52V(7)入力端子、cb
は50m(7)ケーブル、R1は500Qの抵抗、R2
はsoo 、pの抵抗、Cpは0.22μFのコンデン
サ、Lは1Hのインダクタンスである。
なお、以上の第13.15及び16図での累積不良のプ
ロット点(黒丸)は閉鎖不良を示している。
すなわち試験した電気接点の不良はすべて閉鎖不良であ
ったので、これを累積して図面のグラフにプロットして
いる。
第19図は第12図と同様な試料を用い無負荷時におけ
る動作回数に対する異常消耗発生率の試験結果を示した
もので、縦軸に異常消耗発生率を、横軸に動作回数をと
り、本実施例を曲線Rh−Ag、従来品を曲線Rhで示
した。
第18図に異常摩耗接点の表面を示す。
図より従来品が20万回付近より急に異常消耗率が上昇
するのに比し本実施例では100万回においても異常消
耗の発生はないことがわかる。
上記第12図ないし第19図の説明がら本考案による1
%銀含有ロジウム接点は種々の作動条件・負荷条件(第
1図のM、B及びS)下で長寿命をもつことが明確で゛
あろう。
また第20図は銀の含有量に対する寿命特性の試験結果
を示したもので、横軸に銀含有量を、縦軸に動作回数を
とり曲線Aにより直流50V、100mA、抵抗負荷に
おける5%不良動作回数を示した。
図により銀が0.1入ると動作回数は急激に上昇し、ま
た10原子%以上になると低下することがわかる。
これにより本考案においては銀の含有量を0.1〜10
原子%としたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は接点電圧及び電流の範囲と接点消耗の主原因と
の関係を表わすグラフ、第2図はリードスイッチの断面
図、第3図は第2図の接点部の拡大図、第4図及び第5
図はメッキ条件と接点層中の銀含有量の関係を表わすグ
ラフ、第6図はメッキの電流密度と析出物欠陥率の関係
を表わすグラフ、第7図及び第8図は接点層のオージェ
分析の結果を示すグラフであり、第7図が従来のロジウ
ム接点、第8図が本考案の接点の場合を表わし、第9A
図、第9B図及び第10A図、第10B図はメッキ接点
層表面の走査型電子顕微鏡による金属顕微鏡写真であり
、第9図は本考案の場合及び第10図が従来のロジウム
接点の場合を表わし、第11図は本考案の実施例で製作
したリードスイッチの主要各部を示す概念図、第12図
及び第13図はリードスイッチの累積不良率を表わすグ
ラフ、第14図はリードスイッチの試験回路図、第15
図及び第16図はリードスイッチの累積不良率を表わす
グラフ、第17図はリードスイッチの試験回路図、第1
8図は異常摩耗接点の顕微鏡写真、第19図は異常消耗
発生率を表わすグラフ、第20図は銀含有量と接点動作
回数の関係を表わすグラフである。 1・・・・・・リード、2・・・・・・リード、3・・
・・・・密封容器、5・・・・・・先端接触部、6・・
・・・・先端接触部、A・・・・・・アーク消耗、S・
・・・・・ショートアーク消耗、B・・・・・・ブリッ
ジ消耗、M・・・・・・機械的消耗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密封容器3と、この密封容器3の内部に封入された一対
    の強磁性金属片からなり且つ該強磁性金属片の先端の接
    点部5,6が開閉可能であるように対向されているリー
    ド片1,2と、前記密封容器の外部に配置された励磁コ
    イル又は永久磁石と、を含んでなり、前記接点部5,6
    が前記強磁性金属片上にメッキされたロジウム合金メッ
    キ層を含んでなり、且つ該ロジウム合金メッキ層が0.
    1〜10原子%の銀を含有し且つ極めて薄い結晶粒界を
    介して電着された結晶粒組織を有することを特徴とする
    リードスイッチ。
JP16980482U 1982-11-11 1982-11-11 リ−ドスイツチ Expired JPS5913237Y2 (ja)

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