JPS5912227Y2 - バインダ用書類整理袋 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、バインダ用書類整理袋、特に戸籍用の書類
整理袋に関するものである。

従来、戸籍は帳簿式に保管、管理をしていたが１つの戸
籍を閲覧その他で使用すればその１冊は用が済むまでは
使用できず、又複写するのには不便であったので、出願
人はこれらの欠点を除去するとともに、戸籍を帳簿式に
整理保管するとともに、必要なものだけを取り出して閲
覧複写を可能にし、戸籍の保管管理を能率的にし戸籍薄
の汚損破損を防止するために、登録実用新案第１１４６
６７８号（実公昭５１−４７４１号）の「バインダ用書
類整理袋」をさきに提案した。

これは５人の戸籍を１つの袋にまとめたもので、例えば
第１段を１番地、第２段を２番地の者の戸籍のように段
別に番地毎に使用することもでき、その際例えば１番地
、３番地など特定の処の戸籍を追加する場合に、５個所
を纏めて追加しなければならず、必要の場所以外が空所
のままバインダに綴じられ、バインダを厚くし、空所を
残すため不経済でもあった。

この考案は、上記の欠点をなくし、例えば５人用の戸籍
整理袋として使用できるのは上記登録実用新案のものと
同様であるが、必要の部分だけの補充もできるようにし
、経済的に使用できるよう５個のものを単独にも使用で
きるようにしたものである。

この考案によれば、ポリプロピレンのような透明材料よ
りなり、低部で折曲し、１側に綴じ代を設けたものの数
組の、各組の下方側の綴じ代の反対側を見出し部となし
、見出し部は下方のものより順次に長い切欠きをつくり
、重ねたとき段階状に見出し部が現われるようにし、各
組の綴じ代を加熱圧着して綴じ孔を設けたことを特徴と
するバインダ用書類整理袋が提案される。

以下に図面を参照してこの考案を詳細に説明する。

第１図はバインダに綴じ込まれる１組の整理袋の平面図
であって、図示の例では５人の戸籍を１つに纏めて、例
えば上から順に１番地から５番地の戸籍を保管し、同様
のものをバインダに多数綴じ込んで、帳簿として使用し
、戸籍簿は単独に取り外せるようにし、同番地に追加で
きるようにしたものである。

この考案の整理袋は、本体１と綴じ孔２を具えた綴じ代
３と見出し部４とよりなり、図示のように５世帯用であ
れば、５枚のポリプロピレンのような透明のシート５，
６， ７， ８， ９を底部１０，１１，
１２， １３， １４で折曲し、１側１５， １６，
１７， １８，１９を加熱圧着して綴じ代３となし、そ
こに綴じ孔２を形或する。

各透明片の下方側５／， ６／， ７／， ８／，９′
には綴じ代の反対側を見出し部４を形或するように突出
させるが、各見出し部は高さの全長の上より％５先９
，Ｘ，３’ｂを切欠し最下方の９′は切欠かない、見出
し部にはその各々の下方に見出し紙片２０， ２１，
２２， ２３， ２４を貼付して記入する。

見出し紙片は必要に応じてはがし、貼り直して使用する
。

また見出し部は見出し紙片を挿入することのできる挿込
み部を形威してもよい。

見出しに対応する戸籍簿２５は各折曲部間に挿入する。

なお５枚目の見出し部下縁２６は一部切除して置けば、
めくる際ここより傷むことがない。

この考案は、上記のような構或であるので、見出しは材
料が透明であるから、裏側から見ることができ、見出し
部だけが突出しているものに比し、簿冊として屈曲、汚
損することなく、戸籍の挿入取り出しが容易で、同一見
出し部を有するものの補充が廉価にできる。

戸籍の取り出し挿入は、上方と正面が開いているので極
めて容易であり、下方と奥が接続されているので脱落の
恐れはなく、戸籍の閲覧複写も容易で戸籍の保持管理上
有用なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案のバインダ用書類整理袋の平面図、第
２図はその分解斜面図である。 図中、１は本体、２は綴じ孔、３は綴じ代、４は見出し
部、５， ６， ７， ８， ９は本体を構或
する透明材料、２０， ２１， ２２， ２３， ２４
は見出し紙片、２５は戸籍簿を示している。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ポリプロピレンのような透明材料のシートを、底部で折
   曲し、１側を加熱圧着して綴じ代になしたものの数組の
   、各組の下方側の綴じ代の反対側を見出し部となし、見
   出し部は下方のものより順次に長い切欠きをつくり、重
   ねたとき段階状に見出し部が現われるようにして、見出
   し部の段階状に現われた個所に見出し紙を貼布できるよ
   うにし、各組の綴じ代に綴じ孔を設けたことを特徴とす
   るバインダ用書類整理袋。