[go: up one dir, main page]

JPS5864955A - 容器口部密封用インナーシール材 - Google Patents

容器口部密封用インナーシール材

Info

Publication number
JPS5864955A
JPS5864955A JP56160339A JP16033981A JPS5864955A JP S5864955 A JPS5864955 A JP S5864955A JP 56160339 A JP56160339 A JP 56160339A JP 16033981 A JP16033981 A JP 16033981A JP S5864955 A JPS5864955 A JP S5864955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
resin
polyolefin
sealing
adhesive layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP56160339A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0323429B2 (ja
Inventor
馬場 雅貴
ジエラ−ル・プレ
アラン・メルシエ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Societe des Produits Nestle SA
Nestle SA
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Societe des Produits Nestle SA
Nestle SA
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Societe des Produits Nestle SA, Nestle SA, Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Societe des Produits Nestle SA
Priority to JP56160339A priority Critical patent/JPS5864955A/ja
Publication of JPS5864955A publication Critical patent/JPS5864955A/ja
Publication of JPH0323429B2 publication Critical patent/JPH0323429B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、優れた密封性、防湿性、剥離性等を具備する
容器口部密封用インナーシール材及びその製造方法に関
する1のである。
一般にインスタントコーヒー粉末等を内填させである容
器の容器口部には、内填物を湿気から保護する目的でイ
ンナーシール材が取り付けられている。従来のこのイン
上−シール材は、第1図において符号1で例示されるよ
うに、板紙2と、裏面にポリオレフィン系樹脂の押し出
しコート層3を介してグラシン紙4が積層されているア
ルミニウム箔等の金属箔5とを、ワックスまたはポリオ
レフィン系樹脂よりなる接着剤層6を使用して接着した
多層積層シートが利用されており、容器からキャップを
取り外したときには、第2図に示されるように、前記多
層積層シートにおける接着剤層6の中間で引きちぎられ
て、キャップTの内側には板紙2をに体とするりシール
層8が残り、他方の金属箔5をも 1ミ体とするシール層9が容器口部10に残り、容器内
部に内填されている内填物を湿気から防止する機能を果
している。
尚、第1,2図において、符号11で表示される部分は
金属箔5の表面に設けられている印刷用アンカーコート
層であり、符号12で表示される部分は、該アンカーコ
ート層11面にプリントされている印刷模様部分である
前述の構成から成る従来のインナーシール材1が内填さ
れている容器は、消費者の手でキャップが取り外された
後では、容器口部10からシール層9が取り除かれるの
で、容器口部10に再びキャップ7を冠着すると、容器
口部10には板紙2を主体とするりシール層8のみが残
ることとなり、以降の防湿機能が十分に果されないばか
りか、かかる構成のインナーシール材1をワンタッチ式
のキャップを有する容器に適用した場合には、キャップ
内面に残るべきリシー少層と容器口部に残るべきシール
層との間の剥離強度が、開栓に要するキャップの回転角
度によって加えられる強度に比較して大きすぎるので、
ワンタッチ式によるキャップの開栓の際には、インナー
シール材1の接着剤層6での剥離が生じず、リシール層
8がシール層9に一体となったま一容器口部に残ってし
ま′う欠点があった。特にこの後者の欠点を除去すべく
、接着剤層6での剥離強度を弱いものにし、該層での剥
離性を大きくすると、容器口部にインナーシール材を適
用する前に、リシール層とシール層との間で一部剥離が
生じたり、史には両層が分離してしまったり、皺が発生
する等の不備が生じていた。
本発明は特許請求の範囲第1,2番目の構成とすること
により−E述のごとき欠点を伴うことなく、防湿性、密
封性、剥離性等に優れた性質を有する容器口部密封用イ
ンナーシール材を、また、特許請求の範囲第3.4.5
番目の構成とすることにより、特許請求の範囲第1+2
’6F目の構成を具備する容器口部密封用インナーシー
ル材を確実、かつ容易に製造する方法を提供し得たもの
である。
以下、本発明の容器口部密封用インナーシール材の構成
及び製造方法の構成を図面に基づいて説明する。
第3図は特許請求の範囲第1番目の発明のインナーシー
ル材の1例を示す部分断面図であり、容器口部密封用イ
ンナーシール材31は、ポリオレフィン系樹脂の発泡シ
ート層32と、該発泡シート層32の片面に形成されて
いるポリオレフィンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合
体よりなる樹脂コート層33とからなるリシール層34
と、表面に、前記リシール層34における樹脂コート層
33に対して親和性の無い透明な合成樹脂によって構成
されている離形性層35を有し、裏面に、ポリオレフィ
ン系樹脂の押し出しコート層36を介してグラシン紙3
1が積層されている金属箔38からなるシール層主体3
9とが、シール層主体39の離形性層35面に、前記リ
シール層34における樹脂コート層33に対して親和性
を有する合成樹脂により、予め、該ヰし形性層面の5〜
15%の面積範囲内でスポット状に形成されている部分
接着剤層40により、前記リシール層34における樹脂
コート層33面が部分接着剤層40と接するようにして
接着された多層構成から成るものである。
尚、第3図に示される容器[1部密封月jインジ−シー
ル材31においては、シール層主体39として金属箔3
8の表面に印刷用アンカーゴ1−ト層41を設け、その
表面に印刷模様部分42が形成された構成が示されてい
るが、こわらの印刷用アンカーコート層41と印刷模様
部分42との構成は必ずしも必要とされるものではない
、。
第4図は特許請求の範囲第2番1」の発明のインナーシ
ール材の1例を示す部分断面図であり、容器口部密封用
インナーシール材51は、ポ1」オレフィン系樹脂の発
泡シート層52と、該発泡シート層52の表面にワック
スまたはポリオレフィン系樹脂よりなる接着剤層53を
介して積層されている2、板紙54と、該発泡シート層
52の裏面に積層されているポリオレフィンまたはエチ
レン−酢酸ビニル共重合体よりなる樹脂コート層55と
からなるリシール層56と、表面に、前記リシール層5
6における樹脂コート層55に対して親和性の無い透明
な合成樹脂によって構成されている離形性層57を有し
、裏面に、ポリオレフィン系樹脂の押し出しコート層5
8を介してグラシン紙59が積層されている金属箔60
からなるシール層主体61とが1シ一ル層主体61の離
形性層57面に、前記リシール層56における樹脂コー
ト層55に対して親和性を有する合成樹脂により、予め
、該離形性層面の5〜15%の品枯範囲内でスポット状
に形成されている部分接着剤層62により、前記リシー
ル層56における樹脂コート層55而が部分接着剤層6
2と接するようにして接着された多層構成から成るもの
である。
尚、第LLlfflに示される容器口部密封用インナー
シール材51においては、シール層主体61として、金
属箔60の表面に印刷用アンカーフート層63を設け、
その表面に印刷模様部分64が形成された構成が示され
ているが、これらの印刷用アンカーコート層63と印刷
模様部分64との構成は必ずしも必要とされるものでは
ない。
北述の通りの構成から成る特許請求の範囲第1番目、第
2番目の発明のインナーシール材において1.金属箔3
8.60は、シール層に防湿性を具備せしめる作用を果
すものであり、グラシン紙37.59は、金属箔38.
60のみによっては具備せしめることの出来ない耐引裂
強度、耐突き差し強度等の物理的強度を具備せしめ、か
つインナーシール材を容器口部に接着する際の水溶性接
着剤等の乗りを良好にし、しかも容器口部に接着された
インナーシール材の接着剤層中の水分の蒸発を可能なら
しめる等の作用を果すものである。
金属箔38.60とグラシン紙37.59との間のポリ
オレフィン系樹脂の押し出しコート層36.!;8は、
金属箔とグラシン紙とを接着するための接着剤層である
離形性層35.57は、シール層主体39゜61に離形
性能を付与するものであり、リシール層における樹脂コ
ート層33.55を構成しているポリオレフィンまたは
エチレン−酢酸ビニル共重合体に対して親和性を有さな
い、すなわち離形性を示す合成樹脂、例えばニトロセル
ロース系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、ゴ
ム系樹脂、ポリエステル系樹脂)ポリウレタン系樹脂、
またはポリ塩化ビニル系樹脂、あるいはそれらの混合物
よりなる透明離形樹脂層、または前記樹脂単体または混
合物にシリコ−ン樹脂を添加した組成物よりなる透明離
形樹脂等を以って構成せしめることができる。特に、後
者のシリコーン樹脂を添加した樹脂を利用した場合には
、ポリオレフィンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体
よりなる樹脂コート層33゜55に対して、離形性層3
5.57の離形Pl:能が、該層中のシリコーン樹脂に
よって高めらねるので、リシール層とシール層との間の
剥離が極めて容易な取り扱い易いインナーシール材たら
しめることが出来る。
部分接着剤層40.62は、例えば取り外しに要するキ
ャップの回転角度が小さいワンタッチ式キャンプのよう
なキャップを具備するW a&のキャップの取り外し操
作においても、シ・−ル層とリシール層とが容易に帆離
する程度の接イj強度をシール層に付与せしめるもので
あり、リシール層における樹脂コート層33.55に対
して親和性を有し、熱接着性能をも有する例えば塩素化
ポリノロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ある
いはこれらの混合樹脂等で構成せしめられる。
リシール層における発泡シート層32.52は、容器口
部を密閉するのに十分なりッション性と、キャンプ内部
にリシール層が支持されるのに必要な剛性とを1、リシ
ール層に付与せしめるものであり、また、ポリオレフィ
ンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体よりなる樹脂コ
ート層33.55は、シール層に対する接着性をリシー
ル層に具備せしめると共に、リシール層に防湿性能を付
与する作用を果すものである。
また、特許請求の範囲第2番目の発明の構成からなるイ
ンナーシール材における板紙54は、発泡シートJ9I
I52によって与えられるクッション性と剛性とを更に
高める作用を果すものであり、接着剤層53は板紙54
と発泡シート層52とを積層するためのものである。
以上の構成から成るインナーシール材は、インスタント
コーヒーやクリーム粉末等の内偵物が内填されている容
器口部にインナーシール村のグラシン紙側が接するよう
にして、例えばポバール等の接着剤で貼り合わされ、容
rr11部を密封するものである。このインナーシール
材σ)上、外方において、容器口部に施蓋されているキ
ャンプを容器口部から取り去ると、インナーシール材は
シール層主体と部分接着剤層とからなるシール層と、残
部のりシール層とに分離され、前者は取り外されたキャ
ップから離れて容器口部に残り、容器内の内填物を密封
し、後にはキャップ内面に内填された状態でキャップと
共に取り外される。
かかる機構を第5図を以って説明する。
第5図は、…■記第3図に示した構成のインナーシ−ル
材31を容器口部70に接着剤で貼り合わせである容器
から、キャップ71を取り外した場合を示すものである
。使用されているインナーシール材は、シール材中の離
形性M35と樹脂コート層33との間の直接接着部分が
約29/30mm程度の極〈弱小の接着強度とされてお
り、両者の間の主たる接着が、全接着面積中の5〜15
%という小面積部分を形成している部分接着剤層40に
よって達成される構造とされているので、離形性層35
及び部分接着剤J曽40と、樹脂フー′ト層33との間
の接着は、簡屯には分離しないまでも剥離が容易に行わ
れ得る構成とされている。従って、インナーシール材の
」二、外方に施蓋されているスクリュ一式キャップ、ツ
イストキャップ、ワンタッチ式キャンプ等のキャップ7
1を回転させ、容器口部TOから取り去ると、インナー
シール材は、シール層主体39と部分接着剤層40とか
ら成るシール層と、ポリオレフィン系樹脂の発泡シート
層32と樹脂コート層33とからなるリシール層34と
に分離する。従って、その後はシール層が容器口部70
を密封し、リシール層はキャップ71の内面に内填され
た状態で容器[1部70から分離する。
かくして、消費者の手によって、シール層が剥がされ、
容器内の内填物の1部が消費された後では、リシール層
が容器内の内填物を密封する作用を果すものである。
特許請求の範囲第3番目の発明は、特許a「7求の範囲
第1番目の発明の構成を有する容器11部密封用インナ
ーシール材の製造方法であり、先ずグラシン紙と金属箔
とを、両者の間に押し出しポリオレフィン系樹脂層を介
装させつつ貼合して積層シートを作製する。続いて、得
られた積層シートの金属箔側に、(後工程で、ポリオレ
フィン系樹脂の発泡シートをシール層と貼り合わせる際
に利用するポリオレフィンまたはエチレン−酢酸ビニル
共重合体よりなる押し出し樹脂に対して親和性を示さな
い透明な合成樹脂を塗布し、離形性層を形成する。以上
の工程にお゛ いては、グラシン紙と積層する金属箔と
して、予め、金属箔の表面に印刷用アンカーコート層を
介してプリント模様部分が形成されているシリンド模様
付金属箔を使用し、この金属箔の裏面側にグラシン紙を
貼合するようにするか、あるいはグラシン紙と金属箔と
を含む積層シートの金属箔側に離形性層を形成する前に
、金属箔に印刷用アンカーフート層を介してプリント模
様部分を形成する工程を付加することもできる。
次いで、得られた積層シートの離形性層面に、後工程で
、ポリオレフィン系樹脂の発泡シートをシール層と貼り
合わせる際に利用するポリオレフィンまたは工1チレン
ー酢酸ビニル共重合体よりなる押し出し樹脂に対して親
和性を有する合成樹脂を、該離形性層面の5〜15%の
面積範囲内にスポット状に塗布12、部分接着剤層を形
成し、第3@において符号39で表示されるシール層主
体の離形性層35表面に部分接着剤層40が形成された
構成に相応するシール層を得る。
しかる後に、前記得られたシール層の部分接着剤層面と
、別製のポリオレフィン系樹脂の発泡シートとを、両者
の間にポリオレフィンまたはエチレン−酢酸ビニル共重
合体よりなる押し出し樹脂を介装させつつ接着し、[1
的のインナーシール材を得るものである。
特許請求の範囲第ヰ番目の発明は、特許41’l求の範
囲第2番目の発明の構成を有する容器[1部密封用イン
ナーシール材の製造方法であり、先ずグラシン紙と金属
箔とを、両者の間に押し出しポリオレフィン系樹脂層を
介装させつつ貼合して積層シートを作製する。続いて、
得ら第1だ前記積層シートの金属箔側に、後工程で、得
られたシール層と、表面にワックスまたはポリオレフィ
ン系樹脂よりなる接着層を介して板紙力(積層されてい
るポリオレフィン系樹脂の発泡シートとを貼り合わせる
際に利用するポリオレフィンまたはエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体よりなる押し出し樹脂に対して親和性を示さ
ない透明な合成樹脂を塗布し、離形性層を形成する。
以上の工程においては、グラシン紙と積層する金属箔と
して予め、金属箔の表面に印刷用アンカーコート層を介
してプリント模様部分が形成されているシリンド模様付
金属箔を使用し、この金属箔の裏面側にグラシン紙を貼
合するようにするか、あるいはグラシン紙と金属箔とを
含む積層シートの金属箔側に離形性層を形成させる前に
、金属箔に印刷用アンカーコート層を介してプリント模
様部分を形成する工程を付加することもできる。
次いで、得られた積層シートの離形性層面に、後工程で
得られたシール層と、表面にワックスまたはポリオレフ
ィン系樹脂よりなる接着層を介して板紙が積層されてい
るポリオレフィン系樹脂の発泡シートとを貼り合わせる
際に利用するポリオレフィンまたはエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体よりなる押し出し樹脂に対して親和性を有す
る合成樹脂を、該離形性層面の5〜15%の面積範囲内
にスポット状に塗布し、部分接着剤層を形成し、第1+
図において符号61で示されるシール層主体の離形性層
57表面に部分接着剤層62が形成された構成に相応す
るシール層を得る。
しかる後に、前記シール層の部分接着剤層面と、別製の
、表面にワックスまたはポリオレフィン系樹脂よりなる
接着剤層を介して板紙が積層されているポリオレフィン
系樹脂の発泡シートの裏面とを、両者の間にポリオレフ
ィンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体よりなる押し
出し樹脂を介装させつつ接着し、目的のインナーシール
材を得るものである。
更に、特許請求の範囲第5番目の発明も、特許請求の範
囲第4番目の発明と同様に、特許請求の範囲第2番目の
発明の構成を有する容器口部密封用インナーシール材の
製造方法であり、先ず、グラシン紙と金属箔とを、両者
の間に押し出しポリオレフィン系樹脂層を介装させつつ
貼合して積層シートを作製する。続いて、得られた前記
積層シートの金属箔面に、後工程で、得られたシール層
と、ポリオレフィン系樹脂の発泡シートとを貼り合わせ
る際に利用するポリオレフィンまたはエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体よりなる押し出し樹脂に対して親和性を示
さない透明な合成樹脂を塗布し、離形性層を形°成する
。以上の工程においては、グラシン紙と積層する金属箔
として予め、金属箔の表面に印刷用アンカーコート層を
介してプリント模様部分が形成されているプリント模様
付金属箔を使用し、この金属箔の裏面側にグラシン紙を
貼合するようにするか、あるいはグラシン紙と金属箔と
を含む積層・シートの金属箔側に離形性層を形成させる
前に、金属箔に印刷用アンカーコート層を介してプリン
ト模様部分を形成するr程を付加することもできる。
次いで、得られた積層シートの離形性層面に、後工程で
、得られたシール層と、ポリオレフィン系樹脂の発泡シ
ートとを貼り合わせる際に利用するポリオレフィンまた
はエチレン−酢酸ビニル共重合体よりなる押し出し樹脂
に対して親和性を有する合成樹脂を、該離形性層面の5
〜15%の面積範囲内にスポット状に塗布し、部分接着
剤層を形成し、第1+図において、符号61で示される
シール層主体の離形性層57表面に部分接着剤層62が
形成された構成に相応するシール層を得る。
しかる後に、前記シール層の部分接着剤層面と、別製の
、ポリオレフィン系樹脂の発泡シートとを、両者の間に
ポリオレフィンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体よ
りなる押し出し樹脂を介装させつつ接着し、第1+図に
おいて、シール層主体61と部分接着剤層62とからな
るシール層が、樹脂コート層55を介して発泡シート層
52と積層された構成に相応する積層シートを得る。
続いて、得られた積層シートの発泡シート面にワックス
またはポリオレフィン系樹脂を塗布して接着剤層を形成
し、この接着剤層面に板紙を接着し、目的のインナーシ
ール材を得るものである。
本発明の容器口部密封用インナーシール材及びその製造
方法は以上の通りの構成から成るものであり、インナー
シール材は、該インナーシール材におけるシール層とり
シール層との間の接着強度が強すぎることもなく、また
弱すぎることもないので、インナーシール材をキャップ
内部に装填させる工程中に両層が分離してしまうような
こともなく、また、キャップを取り外す際に要する一キ
ャップの回転角度の小さいワンタッチ式キャップの取り
外し操作でもシール層とりシール層との間で十分に剥離
するので、キャップを容器口部から取り外した後で、リ
シール層がシール層と一体となったま一容′ctI■部
に残るようなことが無く、インナーシール材としての本
来の機能を果し、かつ取り扱い性が容易である等の作用
、効果を奏する。
ま7こ、本発明のインナーシール材は、リシール層中に
ポリオレフィン系樹脂の発泡シート層を具備しているの
で、リシール層には十分なりッション性と剛性とが具備
せしめられ、また、該層における樹脂コート層によって
はI′分なる防湿性が具備せしめられるので、消費者の
千−ぐシール層が取り外された後でも、リキャツffG
には、依然として優れた密封作用と防湿作用とが果され
るという作用、効果を奏する。
特に特許請求の範囲第2番目の発明のインナーシール材
においては、板紙とポリオレフィン系樹脂の発泡シート
層との両者で、リシール層にクッション性と剛性とが具
備せしめられるので、リシール層による密封作用がより
高度なものが得られる。
更に、本発明の容器口部密封用インナーシール材の製造
方法は、前述の各作用、効果を奏する構成のインナーシ
ール材を確実、かつ容易に製造することが出来るという
作用、効果を奏する。
以下本発明の容器口部密封用インナーシール材及びその
製造方法の具体例を実施例を以って説明する。
(実施例〕 30、597m’のグラシン紙の片面にグラビア印刷法
にて印刷を行い、この印刷面と、厚さ10μのアルミニ
ウム箔とを、ポリエチレン樹脂を用いたエクストルージ
ョンラミネーション方式で貼り合わせ、積層シートを得
た。
得られた積層シートのアルミニウム箔面に、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体による印刷用アンカーコート層を
形成し、しかる後に、ゴム系グラビアインキを用いたグ
ラビア印11i11法にて前記アンカーコート層面絵柄
模様の印刷を施した後、この印刷面に、ポリアミド系樹
脂トニトロセルロース系樹脂とシリコーン樹脂とを樹脂
成分とするコーティング剤を塗布し、離形性層を形成し
、シール層−1:、体を得た。
次いで、得られたシール層主体の離形性層表面に、塩素
化ポリプロピレンとエチレン−酢酸ビニル共重合体とを
樹脂成分とするコーティング剤を用いて、グラビア印刷
法により、点在II+ll11のスポット群を、全面積
の10%相当となるように略均−に塗布して部分接着剤
層を形成することによりシール層を得た。
かくして得られたシール層の部分接着剤層面と、別製の
厚さ1 amの発泡ポリエチレンシート(5倍発泡)と
を、エチレン−酢酸ビニル共重合体を用いてエクストル
ージョンラミネーション方式で貼り合わせ、本発明のイ
ンナーシール材(A)を得た。
得られたインナーシール打釦の発泡ポリ−〇チレンシー
ト面に、ワックスを介して板紙を貼り合わせ、本発明の
別のインナーシール材(B)を作製した。
更に、前記インナーシール打れ)および(I3)の製造
方法において、厚さ1朋の発泡ポリエチレンシート(5
倍発泡)の代りに、厚さ075mmの発泡ポリエチレン
シート(5倍発泡)を使用し、本発明の別のインナーシ
ール材C)。
(D)を、また厚さQ、 7 mmの発泡ポリエチレン
シート(β、5倍発泡)を使用し、本発明の別のインナ
ーシール材[F])、CF)を、また厚さl mmの発
泡ポリエチレンシート(10倍発発泡を使用し、更に本
発明の別のインナーシール材旬、■を得た。
以上の方法によって得られた8種のインナーシール材(
4)〜(財)の各20個について、谷インナーシール材
のグラシン紙側をワンタッチ式キャップを有するガラス
製ピンの[1部cζポバール水溶液を利用して接着し、
これCでキャップを嵌着し、しかる後にキャップをワン
タッチ式で取り外してインナーシール材のシール層とり
シール層との剥離状態をテストした結果、いずれもシー
ル層はビン口部に残り、リシール層はキャップ内面に内
填され、II’17 nの剥離は円滑であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のインナーシール材の部分断面図、第2図
は第1図に示されるインナーシール材を容器口部に適用
し、しかる後にキャップを取り外した状態を示す部分断
面図、第3図は特許請求の範囲第1番目の発明のインナ
ーシール材の1例を示す部分断面図、第4[ffiは特
許請求の範囲第2番目の発明のインナーシール材の1例
を示す部分断面図、第5図は第3図に示されるインナー
シール材を容器口部に適用し、しかる後にキャップを取
り外した状態を示す部分断面図である。 31.51 :リシール材、32.52:ポリオレフィ
ン系樹脂の発泡シート層、33.55:ポリオレフィン
またはエチレン−酢酸ビニル共重合体よりなる樹脂コー
ト層、53:ワックスまたはポリオレフィン系樹脂より
なる接着剤層、54:板紙、34.56:リシール層、
35.57:離形性層、36.58:ポリオレフィン系
樹脂の押し出しコート層、37.59:グラシン紙、3
8,60:金属箔、39,61:\シール層主体。 特許出願人 大日本印刷株式会社 ソシエテ デ グロデュイ 不ツスル ソシエテ アノニム 代理人 市  川   理  If 第2図 ア 第3図 3I 第4図 1 第5図 I 408

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリオレフィン系樹脂の発泡シート層と、該発泡シ
    ート層の片面に形成されているポリオレフィンまたはエ
    チレン−酢酸ビニル共重合体よりなる樹脂コート層とか
    らなるリシール層の前記樹脂コート層面と、表面に1前
    記、リシール層における樹脂コート層に対して親和性を
    有さない透明な合成樹脂によって構成されている離形性
    層を有し、裏面に、ポリオレフィン系樹脂の押し出しコ
    ート層を介してグラシン紙が積層されている金属箔から
    なるシール層主体の前記離形性層面とが、+>tJ記シ
    ール層主体の離形性層面に、前記リシール層における樹
    脂コート層に対して親和性をイ1する合成樹脂により、
    該離形性層面の5〜15%の面積範囲内でスポット状に
    形成されている部分接着剤層により接着されていること
    を特徴とする容器口部密封用インナーシール材。 2、表面に、ワックスまたはポリオレフィン系樹脂より
    なる接着剤層を介して板紙が積層され、裏面にポリオレ
    フィンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体よりなる樹
    脂コート層を有するポリオレフィン系樹脂の発泡シート
    層からなるリシール層の前記樹脂コート層面と、表面に
    、前記リシール層における樹脂コート層に対して親和性
    を有さない透明な合成樹脂によって構成されている離形
    性層を有し、裏面に、ポリオレフィン系樹脂の押し出し
    コート層を介してグラシン紙が積層されている金属箔か
    らなるシール層主体の前記離形性層面とが、前記シール
    層主体の離形性層面に、11η記リシ一ル層における樹
    脂コート層に対して親和性を有する合成樹脂により、該
    i4杉外層面の5〜15%の面積範囲内でスポット状に
    形成されている部分接着剤層により接イ′rさねている
    ことを特徴とする容器rJ部密封用インナーシール材。 3、グラシン紙と金属箔とを押し出しポリオレフィン系
    樹脂層を介して貼合し、得られた(C1層レートの金属
    箔側に、後工程で使用するポリオレフィンまたはエチレ
    ン−酢酸ビニルj(重合体よりなる押し出し樹脂に対し
    て親和性を有さない透明な合成樹脂を塗布して離形性層
    を形成し、しかる後に、該離形性層面に、後工程で使用
    するポリオレフィンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合
    体よりなる押し出し樹脂に対して親和性を有する合成樹
    脂を、該離形性層面の5〜15%の面積範囲内にスポッ
    ト状に塗布して部分接着剤層を設けることによりシール
    層を形成し、得られたシール層の前記部分接着剤層面と
    、別製のポリオレフィン系樹脂の発泡シートとを、両者
    の間にポIJ オレフィンまたはエチレン−酢酸ビニル
    共重合体よりなる押し出し樹脂を介装させつつ接着する
    ことを特徴とする容器口部密封用インナーシール材の製
    造方法。 4、グラシン紙と金属箔とを押し出しポリオレフィン系
    樹脂層を介して貼合し、得られた積層シートの金属箔側
    に、後工程で使用するポリオレフィンまたはエチレン−
    酢酸ビニル共重合体よりなる押し出し樹脂に対して親和
    性を有さない透明な合成樹脂を塗布して離形性層を形成
    し、しかる後に、該離形性層面に、後工程で使用するポ
    リオレフィンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体より
    なる押し出し樹脂に対して親和性を有する合成樹脂を、
    該離形性層面の5〜15%の面積範囲内にスポット状に
    塗布して部分接着剤層を設けることによりシール層を形
    成し、得られたシール層の前記部分接着剤層面と、別製
    め、表面にワックスまたはポリオレフィン系樹脂tりな
    る接着剤層を介して板紙が積層されているポリオレフィ
    ン系樹脂の発泡シートの裏面とを、両者の間にポリオレ
    フィンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体よりなる押
    し出し樹脂を介装させつつ接着することを特徴とする容
    liiロ部密封用インナーシール材の製造方法。 5、グラシン紙と金属箔とを押し出しポリオレフィン系
    樹脂層を介して貼合し、得られた積層シートの金属箔側
    に、後工程で使用するポリオレフィンまたはエチレン−
    酢酸ビニル共重合体よりなる押し出し樹脂に対して親和
    性を有さない透明な合成樹脂を塗布して離形性層を形成
    し、しかる後に、該離形性層面に、後■程で使用するポ
    リオレフィンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体より
    なる押し出し樹脂に対して親和性を有する怪成樹脂を、
    該離形性層面の5〜15%の面積範囲内にスポット状に
    塗布して部分接着剤層を設けることによりシール層を形
    成し、得られたシール層の前記部分接着剤層面と、別製
    のポリオレフィン系樹脂の発泡シーtと傘71、両者の
    間にポリオレフィンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合
    体よりなる押し出し樹脂を介装させつつ接着し、次いで
    、前記ポリオレフィン系樹脂の発泡シート面に、ワック
    スまたはポリオレフィン系樹脂よりなる接着剤層を形成
    し、該接着剤層に板紙を接着することを特徴とする容器
    口部密封用インナーシール材の製造方法。
JP56160339A 1981-10-09 1981-10-09 容器口部密封用インナーシール材 Granted JPS5864955A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56160339A JPS5864955A (ja) 1981-10-09 1981-10-09 容器口部密封用インナーシール材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56160339A JPS5864955A (ja) 1981-10-09 1981-10-09 容器口部密封用インナーシール材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5864955A true JPS5864955A (ja) 1983-04-18
JPH0323429B2 JPH0323429B2 (ja) 1991-03-28

Family

ID=15712836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56160339A Granted JPS5864955A (ja) 1981-10-09 1981-10-09 容器口部密封用インナーシール材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5864955A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01240458A (ja) * 1988-03-22 1989-09-26 Dainippon Printing Co Ltd タツクシール性を有する容器口部密封用インナーシール材及びその製造方法
JPH01240457A (ja) * 1988-03-22 1989-09-26 Dainippon Printing Co Ltd 内填物取り出し孔を有する容器口部密封用インナーシール材及びその製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5521977U (ja) * 1978-07-31 1980-02-13
JPS55116561A (en) * 1979-02-27 1980-09-08 Toppan Printing Co Ltd Inner seal member and method of producing same
JPS5656754U (ja) * 1980-09-01 1981-05-16

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5173254A (ja) * 1974-12-20 1976-06-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Riidosuitsuchi

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5521977U (ja) * 1978-07-31 1980-02-13
JPS55116561A (en) * 1979-02-27 1980-09-08 Toppan Printing Co Ltd Inner seal member and method of producing same
JPS5656754U (ja) * 1980-09-01 1981-05-16

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01240458A (ja) * 1988-03-22 1989-09-26 Dainippon Printing Co Ltd タツクシール性を有する容器口部密封用インナーシール材及びその製造方法
JPH01240457A (ja) * 1988-03-22 1989-09-26 Dainippon Printing Co Ltd 内填物取り出し孔を有する容器口部密封用インナーシール材及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0323429B2 (ja) 1991-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5458851B2 (ja) シール蓋
JP4686055B2 (ja) 容器口部密封用インナーシール材
JPS5864955A (ja) 容器口部密封用インナーシール材
JPH11292140A (ja) 易開封性ヒートシール包装体およびその製造方法
JPS5836685Y2 (ja) 容器口部密封用インナ−シ−ル材
JPS5922046Y2 (ja) 容器口部密封用インナ−シ−ル
JPH0414380Y2 (ja)
JP4489204B2 (ja) 蓋材
JPH0213319Y2 (ja)
JPS6132759Y2 (ja)
JP2682315B2 (ja) インナーシール材
JPH01139353A (ja) インナーシール材及びその製造方法
JPH079805Y2 (ja) 容器口部密封用インナーシール材
JP3230093U (ja) Ptp用の包装シートと包装体
JPH0420786Y2 (ja)
JP3058631U (ja) 容器の蓋、及び該蓋でシールした容器
JP2611941B2 (ja) 押出しチューブ容器
JPS5836684Y2 (ja) 容器口部密封用インナ−シ−ル材
JPS5820539Y2 (ja) 蓋材
JPH0716627Y2 (ja) 容器口部密封用インナーシール材
JPH022585Y2 (ja)
JPS6346382Y2 (ja)
JPH08198311A (ja) インナーシール材
JPS6028583Y2 (ja) 容器
JPH066060Y2 (ja) 容器口部密封用インナーシール材